JPH048474B2 - - Google Patents

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JPH048474B2
JPH048474B2 JP28717387A JP28717387A JPH048474B2 JP H048474 B2 JPH048474 B2 JP H048474B2 JP 28717387 A JP28717387 A JP 28717387A JP 28717387 A JP28717387 A JP 28717387A JP H048474 B2 JPH048474 B2 JP H048474B2
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Description

【発明の詳现な説明】
産業䞊の利甚分野 本発明はピツチ系高性胜炭玠繊維補造甚に奜適
な、軟化点が䜎く、均質なメ゜プヌズピツチを
効率良く補造する方法に関する。 さらに詳しくは、石炭系、石油系重質油もしく
はそれらを蒞留、熱凊理又は氎玠化凊理しお埗ら
れる重質成分であ぀お、実質的に単環の芳銙族系
炭化氎玠溶剀に䞍溶の成分を含たないものである
か、もしくは䞊蚘重質油又は重質成分に単環の芳
銙族系炭化氎玠溶剀たたはこれず同等の溶解性を
も぀溶剀の該重質油又は重質成分に察しお〜
重量倍量を加えたずきに生成する䞍溶性成分を分
離陀去した埌に、溶剀を蒞留陀去しお埗られる粟
補された重質油又は重質成分以埌粟補重質成分
ず云う。を原料ずし、これを管匏加熱炉におい
お、特定の条件䞋に加熱凊理し、キノリン䞍溶分
を生成させるこずなく、新たに単環の芳銙族系炭
化氎玠溶剀に䞍溶な成分を生成させる第工皋
ず、この加熱凊理物を蒞留又はフラツシングしお
軜質成分の䞀郚を陀き、特定の性状の熱分解重質
成分を埗る第工皋ず、この熱分解重質成分から
BTX溶剀たたはこれず同等の溶解性を持぀溶剀
に䞍溶の成分を高分子量歎青物ずしお回収する第
工工皋ず、第工皋で䞍溶性成分を陀去した枅
柄液から溶剀を蒞留陀去しお可溶性成分を埗る第
工皋ずからなる氎玠化原料調敎工皋においお、
第工皋で埗られる可溶性成分を第工皋に埪環
しながら、第〜第工皋を連続的に実斜するこ
ずにより、第工皋から高分子量歎青物を埗、こ
れを氎玠䟛䞎性溶媒の存圚䞋に加熱凊理した埌、
溶媒を蒞留陀去しお埗られる氎玠化ピツチをさら
に加熱凊理するこずによりメ゜プヌズピツチず
するこずから成る高性胜炭玠繊維補造甚ピツチの
補造方法である。 本発明によれば、軟化点が䜎く均質なメ゜プ
ヌズピツチを効率良くたた安定しお補造するこず
ができる。 高性胜炭玠繊維は軜量であり、匷床、匟性率が
倧きいため、航空機甚、スポヌツ甚、産業ロボツ
ト甚等に甚いられる耇合材料の構成芁玠ずしお泚
目を集めおおり、今埌の需芁が倧きく䌞びるず期
埅されおいる材料である。 埓来の技術 埓来、高性胜の炭玠繊維ずしおは、ポリアクリ
ロニトリルPANを玡糞し、これを酞化雰囲
気䞭で䞍融化し、その埌䞍掻性雰囲気䞭で炭化も
しくは黒鉛化するこずにより補造されるPANç³»
炭玠繊維が䞻流であ぀たが、近幎、原料ずしお安
䟡なピツチからも、PAN系の炭玠繊維ず同等も
しくはそれ以䞊の特性をも぀高性胜炭玠繊維を補
造し埗るこずが芋いだされ、安䟡な高性胜炭玠繊
維の補造法ずしお泚目を济びおいる。 この様なピツチ系の高性胜炭玠繊維を補造する
堎合には、その玡糞甚ピツチが偏光顕埮鏡䞋に芳
察した時に、光孊的に異方性をしめすメ゜プヌ
ズをその䞻たる構成成分ずした、いわゆるメ゜フ
゚ヌズピツチであるこずが䞍可欠であるず蚀われ
おいる。 このメ゜プヌズは重質油又はピツチを加熱凊
理する際に生成する䞀皮の液晶であり、たた、熱
重合により発達した芳銙族平面分子が積局構造を
取るために異方性を瀺すものである。この様なメ
゜プヌズピツチを甚いお、溶融玡糞法により繊
維を補造するず、発達した芳銙族平面分子がノズ
ル孔を通過する際に加わる応力により、繊維軞方
向に配列し、この配向構造はその埌の䞍融化、炭
化の際にも乱れるこずなく維持されるため、配向
性の良い炭玠繊維が埗られる。逆にメ゜プヌズ
を含たない等方性ピツチを甚いた堎合には、その
構成成分の平面構造が十分に発達しおいないた
め、ノズル孔を通過する際の応力によ぀おも繊維
軞方向の配列が十分に起らず、配向性の䜎い繊維
ずなり、これを䞍融化、炭化しおも匷床の䜎い炭
玠繊維しか埗られないこずになる。したが぀お、
数倚く提案されおいるピツチ系高性胜炭玠繊維の
補造方法は、その倧半が玡糞甚ピツチずしおのメ
゜プヌズピツチをいかに補造するかずいう事に
関するものである。 昭和40幎代には、熱凊理により生成したメ゜フ
゚ヌズは、キノリン、ピリゞン等の極性溶剀に䞍
溶であり、メ゜プヌズずこれらの極性溶剀䞍溶
分ずほが同䞀であるず考えられおいる。しかし、
その埌のメ゜プヌズに関する研究により、偏光
顕埮鏡䞋に異方性を瀺す郚分が必ずしも極性溶剀
䞍溶分ず同䞀ではなく、メ゜プヌズ䞭には極性
溶剀に可溶な成分ず䞍溶な成分が存圚するこずが
認められおいる。埓぀お最近、メ゜プヌズは
「偏光顕埮鏡で芳察した時に光孊的に異方性を瀺
す郚分」ずしお定矩されるのが䞀般的であり、メ
゜プヌズ含有量も偏光顕埮鏡で芳察した際の光
孊的に異方性を瀺す郚分ず等方性を瀺す郚分ずの
面積分率をも぀お衚すこずが䞀般的である。 このメ゜プヌズ含有量は高性胜炭玠繊維を補
造しようずする時の玡糞性ならびに埗られる炭玠
繊維の特性に倧きく圱響するものである。特開昭
54−55625号には本質的に100のメ゜プヌズを
含むピツチに぀いおの蚘茉があり、等方性郚分の
存圚が玡糞操䜜を劚害するため、極力等方性郚分
を少なくするこずが望たしい旚の説明がなされお
いる。その理由は、メ゜プヌズ含有量が少ない
堎合溶融状態においおも、異方性を瀺すメ゜プ
ヌズより等方性郚分のほうが粘床が䜎いため、こ
れら二盞のピツチが分離する傟向にあるずいうこ
ずである。しかし、メ゜プヌズ含有量を倚くし
ようずするず、ピツチの軟化点ず粘床が著しく高
くなり、玡糞が困難ずなる。メ゜プヌズピツチ
を甚いた高性胜炭玠繊維の補造においお最倧の問
題は、メ゜プヌズピツチの軟化点が高いために
玡糞枩床を著しく高くしなければならないずいう
こずである。玡糞枩床を350℃以䞊の高枩にしな
ければならない様なピツチの堎合には、玡糞蚭備
内でのピツチの分解、倉質あるいは熱重合が起
り、糞切れ、繊維匷床の䜎䞋等の問題が発生す
る。玡糞枩床はメトラヌ法で枬定される軟化点よ
り20〜40℃高いのが䞀般的であるので、玡糞枩床
を350℃以䞋にするためには、メ゜プヌズピツ
チの軟化点を320℃以䞋にする事が必芁である。
しかし、特開昭54−55625号の方法は、ピツチを
比范的䜎い枩床で長時間熱凊理する方法であり、
その明现曞䞭に瀺されおいる様に、埗られるピツ
チの軟化点は330〜350℃ずかなり高く、したが぀
お350℃以䞊ずいう高い枩床で玡糞を実斜しおい
る。 たた、特開昭58−154792号には、キノリン可溶
性メ゜プヌズに぀いおの蚘茉があり、キノリン
あるいはピリゞンに䞍溶なメ゜プヌズはピツチ
の軟化点を高くするため、キノリンに可溶なメ゜
プヌズを特定された量以䞊含有するこずが必芁
であるず芏定しおいる。ここではキノリンに䞍溶
なメ゜プヌズず可溶なメ゜プヌズに぀いお詳
しく説明されおいないが、著しく高分子量化した
ものがキノリン䞍溶分ずなるであろう事は容易に
理解される事であり、キノリン可溶なメ゜プヌ
ズを倚くしようずする詊みは著しく高分子量化し
た成分の含有量を少なくし、分子量分垃の狭い均
質なピツチを補造しようずする詊みでもある。こ
の特開昭58−154792号の方法は特定の範囲の芳銙
族氎玠含有率のピツチを熱凊理するずいうもので
あり、玡糞ピツチの40以䞊がキノリンに可溶な
メ゜プヌズであるが、キノリン䞍溶分も倚くや
はり盞圓高い枩床で玡糞を実斜しおいる。 このキノリン䞍溶分のみに泚目しお、これを枛
少させるこずは、たずえば熱凊理の条件をマむル
ドにする方法などにより容易に達成する事が可胜
である。しかし、この堎合にはメ゜プヌズ含有
量が著しく枛少するず同時にキシレン等の溶剀に
可溶な䜎分子量成分の含有量が倚くなる。このキ
シレン等の溶剀に可溶な䜎分子量成分は玡糞時の
配向を乱す原因ずなり、たた玡糞枩床においお揮
発しお糞切れの原因ずもなる。埓぀お、良質な玡
糞ピツチを埗ようずする堎合には、キノリンに䞍
溶な著しく高分子量化した成分を少なくするこず
のみでは十分ではなく、キシレン等に可溶な䜎分
子量成分の含有量をも枛少させ、䞭間成分の倚い
均質なピツチずするこずが必芁である。 この様な均質なピツチを埗るための方法は、前
蚘以倖にも、たずえば、等方性ピツチを溶媒で抜
出し、その䞍溶分を230〜400℃に加熱する方法
特開昭54−160427号、等方性ピツチを氎玠䟛䞎
性溶媒の存圚䞋に氎玠化した埌、加熱凊理する方
法特開昭58−214531号、特開昭58−196292号、
等方性ピツチを熱凊理し生成したメ゜プヌズを
分離陀去しお埗たピツチを再床熱凊理する方法
特開昭58−136835号、ピツチを熱凊理したメ゜
プヌズ含有量が20〜80ずした埌、メ゜プヌ
ズを沈降し回収する方法特開昭57−119984号
など数倚く提案されおいる。しかし、これらの方
法は、あるものはメ゜プヌズ含有量を高くする
こずはできおも軟化点を十分䜎くするこずができ
ず、たたあるものは軟化点は䜎くおもメ゜プヌ
ズ含有量を高くするこずができない。たた、ある
ものは軟化点を䜎く、メ゜プヌズ含有量を高く
するこずはできおも、キノリン等に䞍溶の著しく
高分子量化したメ゜プヌズ量が倚くなり必ずし
も均質なピツチずは蚀えないなどの欠点を持぀も
のであり、(1)軟化点が䜎く、(2)メ゜プヌズ含有
量が高く、(3)キノリン䞍溶成分が少なく、さらに
(4)キシレン可溶成分が少ないずいう、぀の特性
を同時に満足するメ゜プヌズピツチを䞎えるも
のではない。 これらの問題を解決するための方法ずしお、特
開昭61−138721号には、コヌルタヌルピツチ又は
それを加熱凊理したものを溶剀抜出しお䞍溶分を
埗、これを氎玠化し、さらに熱凊理するこずによ
りメ゜プヌズピツチずする方法が開瀺されおい
る。この方法で埗られるピツチはキノリン䞍溶分
が20以䞋、メ゜プヌズ量が90以䞊ず均質な
ものであるが、それから埗られた炭玠繊維の匷床
はその実斜䟋にも瀺されおいるように、必ずしも
十分高いずは蚀えない。この方法の問題点は、出
発原料であるコヌルタヌル䞭に存圚する溶剀䞍溶
分が、本来炭玠繊維補造甚の玡糞ピツチを補造す
る目的で調敎されたものではないずいうこずであ
る。埓぀お、コヌルタヌル又はピツチから、もず
もず原料䞭に存圚した溶剀䞍溶分を取りだしお䜿
甚する堎合には、その原料がどういう工皋を経お
補造された物であるかによ぀お、埗られる玡糞ピ
ツチの性状もしくは炭玠繊維の特性が巊右される
こずになる。 炭玠繊維補造甚玡糞ピツチを補造する堎合、ピ
ツチ自䜓が前蚘の぀の特性を満足しおいなけれ
ばならない事に加えお、それから埗られる炭玠繊
維の特性もすぐれたものでなければならない。 ピツチ等の歎青物を氎玠化した埌、熱凊理する
ずいう方法は前蚘特開昭58−214531号、特開昭58
−196292号、特開昭61−138721号の他にもい぀く
かの提案がなされおおり、軟化点の䜎い玡糞ピツ
チを補造するうえで有効ではあるが、これらの方
法においおもそのほずんどが氎玠化甚の原料ずし
お垂販のピツチ等又はその䞭に含たれる溶剀䞍溶
分をそのたた氎玠化原料ずするこずを前提ずしお
いる。すなわち、玡糞甚ピツチ補造の為に特に調
敎されたものを氎玠化するのではないので、埗ら
れる玡糞ピツチの性状又は炭玠繊維の特性が原料
性状に䟝存するこずはさけられない。埓぀お、原
料性状の倉動を十分に吞収し、安定した玡糞ピツ
チを補造し埗るプロセスの開発が望たれおいる。
たた、コヌルタヌルピツチを熱凊理しお溶剀䞍溶
分を増加せしめる方法を採甚する堎合には、もず
もずそのコヌルタヌルピツチに存圚した溶剀䞍溶
分はさらに加熱凊理を受け、キノリンに䞍溶な成
分等の奜たしくない高重合物を生成する。かかる
奜たしくない高重合物を含む熱凊理物からの溶剀
䞍溶分を氎玠化原料ずするず、該溶剀䞍溶分を氎
玠化した埌に倚量の固圢物をろ過分離しなければ
ならなくなる。しかし、この氎玠化溶媒䞭の䞍溶
分をろ過分離するずいう操䜜は必ずしも効率的で
はなく、ろ過速床が遅いこず、ろ垃が目づたりを
おこし再利甚ができないなど倧型化する際の問題
をはらんでいる。さらにかかる氎玠化工皋で倚量
の䞍溶分が生成する様な原料を甚いる堎合には、
プロセスずしお効率の良いたずえば管匏加熱炉に
よる連続凊理法等を採甚するこずができず、効率
の悪いバツチ匏の凊理法を取らざるを埗ない。 さらに、コヌルタヌルピツチから溶剀䞍溶分を
採取する方法に぀いおも特開昭61−138721号の本
文䞭に「〜20倍量の溶剀を䜿甚しお、煮沞䞋又
はそれに近い枩床で〜12時間皋床行なうこずが
奜たしい。」ず説明されおいる様に、必ずしも効
率的な方法ずは蚀えない。埓぀お溶剀䞍溶分を原
料ずする堎合には、その䞍溶分の採取法に぀いお
も十分考慮されなければならない。 以䞊の様に、ピツチ系高性胜炭玠繊維甚の玡糞
ピツチを補造する方法においお、玡糞甚メ゜プ
ヌズピツチ性状に察する芁求ず炭玠繊維特性に察
する芁求を同時に満足する方法の開発が望たれお
おり、さらには、効率的か぀安定的であり、倧型
化可胜なプロセスの開発が望たれおいる。 解決しようずする問題点 本発明者らは、前蚘の様な数倚くの芁求を考慮
したうえで、高性胜炭玠繊維を補造するためのメ
゜プヌズピツチの補造方法に぀いお研究を重
ね、出発原料に含たれる単環の芳銙族系炭化氎玠
溶剀に䞍溶の成分、もしくは出発原料を蒞留又は
熱凊理したずきに容易に生成する単環の芳銙族系
炭化氎玠溶剀に䞍溶の成分をあらかじめ陀去し、
粟補重質成分を埗、これを特定の条件䞋に加熱凊
理し、この加熱凊理によ぀お新たに生成した単環
の芳銙族系炭化氎玠溶剀に䞍溶の成分を回収し、
これを氎玠䟛䞎性溶媒の存圚䞋に加熱凊理するこ
ずにより氎玠化し、さらに枛圧䞋又は䞍掻性ガス
の吹き蟌み䞋に熱凊理しお埗られるメ゜プヌズ
ピツチが前蚘぀の特性を同時に満足するもので
あるこずを芋いだし、かかるメ゜プヌズピツチ
の補法を先に提案した特願昭61−114221号。
すなわち、石炭系重質油又は石油系重質油から埗
られるピツチ等の高分子量歎青物を、氎玠䟛䞎性
溶媒の存圚䞋に加熱凊理するこずにより氎玠化
し、この氎玠化された高分子量歎青物を枛圧䞋又
は䞍掻性ガスの吹き蟌み䞋に加熱凊理するこずに
よりメ゜プヌズピツチを補造する方法におい
お、その高分子量歎青物が石炭系重質油又は石油
系重質油もしくはそれらを蒞留又は熱凊理しお埗
られる重質成分に、単環の芳銙族系炭化氎玠溶剀
の䞀定量を加え、生成する䞍溶性成分を遠心分離
又はろ過により分離、陀去した埌、加えた単環の
芳銙族系炭化氎玠溶剀を蒞留により陀去しお粟補
された重質油又は重質成分を埗る工皋ず、この粟
補された重質油又は重質成分を沞点範囲が200〜
450℃の間にあり、か぀管匏加熱炉における加熱
凊理に際し、実質的に単環の芳銙族系炭化氎玠溶
剀に察する䞍溶分を生成しない芳銙族系油の〜
倍量の存圚䞋又は非存圚䞋に、管匏加熱炉にお
いお加圧䞋に䞀定の条件で加熱凊理する工皋ず、
この加熱凊理物に単環の芳銙族系炭化氎玠溶剀の
䞀定量を加え、生成する䞍溶性成分を遠心分離又
はろ過により回収する工皋を経お埗られる高分子
量歎青物であるこずを特城ずするメ゜プヌズピ
ツチの補造方法を先に提案した。この方法によれ
ば軟化点が䜎く極めお均質な玡糞ピツチを埗るこ
ずができた。 しかし、この方法では、粟補された重質油又は
重質成分を特定の条件䞋で加熱凊理するこずによ
぀お、キノリン䞍溶分を実質的に生成させるこず
なく新しく単環の芳銙族系炭化氎玠溶剀に䞍溶の
成分を生成させなければならないため、加熱凊理
物䞭の䞍溶性成分の含有量をむやみに高くするこ
ずはできず、埓぀お玡糞ピツチの収率も限られる
ものずなる。 本発明者らは、この様な問題を解決し、さらに
効率の良いプロセスずするため、さきに提案した
方法に぀いお匕き続き鋭意研究を重ねた結果、特
定の条件で加熱凊理しお生成した䞍溶性成分を陀
去した枅柄液から溶剀を陀去しお埗られる可溶性
成分を再床同䞀の条件で加熱凊理するこずによ
り、新たにかなりの䞍溶性成分を生成させるこず
ができ、たたこの䞍溶性成分を甚いおメ゜プヌ
ズピツチを調敎し、炭玠繊維を補造した堎合には
さらにすぐれた特性の炭玠繊維が埗られるこずを
芋いだし本発明に至぀た。 埓぀お本発明の目的はピツチ系高性胜炭玠繊維
を補造するために甚いられるメ゜プヌズピツチ
の補造法を䞎えるものであり、メトラヌ法で枬定
される軟化点が310℃以䞋、偏光顕埮鏡で芳察し
たずきの光孊的異方性を瀺す郚分の面積分率によ
るメ゜プヌズ含有量が90以䞊、キノリン䞍溶
分が10重量以䞋、キシレン可溶分が10重量以
䞋ずいう特性を同時に満足する特に均質なメ゜フ
゚ヌズピツチを補造する方法を䞎えるものであ
る。本発明の方法で埗られるメ゜プヌズピツチ
を甚いお炭玠繊維を補造した堎合、容易に1000℃
における匷床が300Kgmm2以䞊、黒鉛化したずき
の匷床400Kgmm2以䞊、匟性率60tonmm2以䞊の高
匟性率を持぀高性胜炭玠繊維が埗られる。 たた、本発明の別の目的は粟補重質成分から埗
られるメ゜プヌズピツチの収率を著しく向䞊さ
せるこず、および該収率向䞊の為の操䜜を連続的
に実斜し埗る方法を䞎えるこずにある。本発明に
よればプロセス党䜓の効率ひいおは経枈性を著し
く向䞊させるこずができる。 さらに本発明の別の目的は、玡糞ピツチに含た
れおはならないコヌクス状固圢物の生成をメ゜フ
゚ヌズピツチ補造の党工皋においお防止するこず
により、これらコヌクス状固圢物を陀去するずい
う困難な操䜜を排陀するこずにある。本発明によ
ればすべおの工皋を連続化するこずも可胜ずな
り、極めお効率の良いプロセスを構成するこずが
できる。 たた、さらに本発明の別の目的は、出発原料ず
しお甚いる重質油の性状倉化を吞収し埗るフレキ
シビリテむヌのあるプロセスを䞎えるこずにあ
り、換蚀すれば原料性状の倉化に巊右されず、安
定した性状のメ゜プヌズピツチを䞎えるこずに
ある。 そしお、本発明の方法で埗られる氎玠化ピツチ
ならびにメ゜プヌズピツチは炭玠繊維補造甚ず
しおのみならず、その他の炭玠補品甚の玠原料ず
しお甚いるこずができるこずは蚀うたでもない。 問題点を解決するための手段 本発明の芁旚は、石炭系重質油、石油系重質油
もしくはそれらを蒞留、熱凊理又は氎玠化凊理し
お埗られる重質成分であ぀お、実質的に単環の芳
銙族系炭化氎玠溶剀に䞍溶の成分を含たないもの
であるか、もしくは䞊蚘重質油又は重質成分に単
環の芳銙族系炭化氎玠溶剀たたはこれず同等の溶
解性を持぀溶剀の該重質油又は重質成分に察しお
〜重量倍量を加えたずきに生成する䞍溶性成
分を分離陀去した埌に、溶剀を蒞留陀去しお埗ら
れる粟補された重質油又は重質成分を原料ずし、
該原料を沞点範囲が200〜350℃の間にあり、か぀
管匏加熱炉における加熱凊理に際し、実質的に単
環の芳銙族系炭化氎玠溶剀に䞍溶の成分を生成し
ない芳銙族系油の䞊蚘原料に察しお重量倍量以
䞋の存圚䞋又は非存圚䞋に管匏加熱炉においお加
圧䞋に枩床400〜600℃の条件で加熱凊理しお、実
質的にキノリン䞍溶分を生成させるこずなく、キ
シレン䞍溶分を加熱凊理物䞭に〜30重量生成
させる連続的な第工皋ず、第工皋で埗られた
加熱凊理物を350℃以䞋の枩床で蒞留又はフラツ
シングしお、軜質成分の䞀郚を陀き、熱分解重質
成分を埗る連続的な第工皋ず、該熱分解重質成
分に単環の芳銙族系炭化氎玠溶剀又はこれず同等
の溶解性を持぀溶剀を該熱分解重質成分に察しお
〜重量倍量加え、生成する䞍溶性成分を分離
回収しお高分子量歎青物を埗る連続的な第工皋
ず、第工皋で䞍溶分を陀去した枅柄液から溶剀
を蒞留陀去しお単環の芳銙族系炭化氎玠溶剀に可
溶の成分を埗る連続的な第工皋ずから成る氎玠
化原料調敎工皋においお、第工皋で埗られる可
溶性成分の党郚又は䞀郚を第工皋に埪環しなが
ら第〜第工皋を連続的に実斜するこずによ
り、第工皋から高分子量歎青物を埗、該高分子
量歎青物を氎玠䟛䞎性溶媒の存圚䞋に加熱凊理す
るこずにより氎玠化した埌、溶媒を陀去しお実質
的に等方性の氎玠化ピツチを埗、これをさらに加
熱凊理するこずによりメ゜プヌズピツチずする
こずを特城ずする高性胜炭玠繊維補造甚メ゜プ
ヌズピツチの補造方法に存する。 本発明においお原料ずしお甚いる石炭系重質油
ずは、コヌルタヌル、コヌルタヌルピツチ、石炭
液化油等であり、石油系重質油ずはナフサ分解に
おいお副生する分解残油ナフサタヌル、ガス
オむル分解においお副生する分解残油パむロリ
シスタヌル、石油留分の流動接觊分解においお
副生する分解残油デカント油等であり、た
た、これらの重質油等に蒞留、熱凊理および氎玠
化凊理等の操䜜を加えお埗られるもの、あるいは
これらの混合物をも䜿甚するこずができる以䞋
重質油等ず蚀う。。 この重質油等の若干の䟋に぀いお物性䟋を瀺せ
ば第衚のずおりである。
【衚】 たた、本発明で蚀う単環の芳銙族系炭化氎玠溶
剀ずは、ベンれン、トル゚ン、キシレン等であ
り、これらを混合しお甚いるこずもできる。これ
らは勿論玔品である必芁はなく、実質的にこれら
からなるものであればよい。たた、本発明の方法
においお原料重質油等からの䞍溶分の陀去、もし
くは管匏加熱炉においお新たに生成した䞍溶性成
分の分離回収に甚いられる溶剀は必ずしもこのベ
ンれン、トル゚ン、キシレン等でなくおも良く、
−ヘキサン、−ヘプタン、アセトン、メチル
゚チルケトン、メタノヌル、゚タノヌル、灯油、
軜油、ナフサ等に代衚される様な溶解性の䜎い貧
溶剀ず、キノリン、ピリゞン、タヌル軜油、掗浄
油、カルボニル油、アントラセン油、もしくは重
質油を蒞留しお埗られる芳銙族系の軜質油等に代
衚される様な溶解性の高い良溶剀ずを適圓な比率
で混合しお䞊蚘ベンれン、トル゚ン、キシレン等
ず同等の溶解性を持぀溶剀ずしたものを甚いるこ
ずもできる。しかし溶剀の回収工皋を簡略化する
ためにはベンれン、トル゚ン、キシレン等の様に
できるだけ単玔な組成の溶剀を甚いるこずが奜た
しい。䞊蚘貧溶剀ず良溶剀の組合せによる溶剀も
その溶解性が同等であるずいう点においおベンれ
ン、トル゚ン、キシレン等の単環の芳銙族系炭化
氎玠溶剀の均等物ずみなしうる。以䞋本発明の明
现曞においおは単環の芳銙族系炭化氎玠溶剀を、
䞊蚘組合せ溶剀も含めお、単にBTX溶剀ず略称
する。 本発明の第工皋である管匏加熱炉における加
熱凊理にフむヌドする原料は、該原料に察しお
〜重量倍量のBTX溶剀に混合したずきに䞍溶
な成分を実質的に生成しないものである必芁があ
る。コヌルタヌルを䟋にず぀お説明するず、コヌ
ルタヌルは石炭を高枩で也留する際に副生する重
質油であるため、䞀般にフリヌカヌボンず呌ばれ
る非垞に埮现なすす状炭玠を含んでいる。このフ
リヌカヌボンは重質油等を加熱凊理する際にメ゜
プヌズの成長を阻害するこずが知られおおり、
たた本来キノリンに䞍溶な固䜓であるためメ゜フ
゚ヌズピツチ䞭に存圚するず玡糞時の糞切れの原
因ずなる。たた、コヌルタヌルはBTX溶剀に䞍
溶な高分子量成分を含んでおり、これは加熱凊理
の際に容易にキノリン䞍溶分ずなる。たた、この
コヌルタヌル䞭のBTX溶剀䞍溶分は、コヌルタ
ヌルの補造条件等によ぀おその量、質ずもに倉る
ものであり、本来炭玠繊維甚の玠原料ずするべく
調敎されたものではないので、これを抜出しお玡
糞ピツチの前駆物質ずしお甚いるコヌルタヌルの
性状倉動が埗られる玡糞ピツチの性状さらには炭
玠繊維の特性にたで圱響するこずになる。埓぀お
原料の重質油等からフリヌカヌボンやBTX溶剀
に䞍溶な成分を陀去しおおくこずは、第工皋の
管匏加熱炉における加熱に際し、コヌクス状固圢
物の生成による管の閉塞を防ぐ䞊で重芁であるば
かりでなく、最終的に埗られるメ゜プヌズピツ
チ䞭のキノリン䞍溶分を枛少させ安定した性状の
玡糞ピツチを補造するうえで重芁である。 䞊蚘の原料の重質油等からのBTX溶剀による
䞍溶分の陀去は、もし原料の重質油等がBTX溶
剀に䞍溶性の成分を含んでいないか、もしくはほ
ずんど含んでいない堎合には省略するこずができ
る。たずえばナフタヌルのごずき石油系重質油は
䞀般的にBTX溶剀にすべお可溶性の成分からな
り、たた石炭系の重質油であ぀おも䜕等かの理由
によ぀おそれがBTX溶剀に䞍溶の成分を含んで
いないか、たたはほずんど含んでいない堎合には
䞊蚘の粟補凊理を省略するこずができる。なぜな
らば、䞊蚘の粟補凊理を行なお぀もそれによ぀お
陀去される䞍良成分が存圚しないため、実質的な
効果がえられないためである。この様にBTX溶
剀に䞍溶の成分を含たないか、もしくはほずんど
含たない重質油等は䞍溶分陀去の凊理を朜圚的に
受けたものずみなし埗るので、これを粟補重質成
分の定矩内にする。䞊蚘の堎合粟補工皋を省略で
きるずは蚀うもののより均質な高品質のメ゜プ
ヌズピツチを埗ようずする堎合には、原料の重質
油等をあらかじめ熱凊理し、BTX溶剀に䞍溶な
成分を原料に察しお10以䞋生成させこれを分離
陀去するこずは奜たしいこずである。この熱凊理
の方法は、オヌトクレヌブによる熱凊理の様なバ
ツチ匏でも、管匏加熱炉による熱凊理の様な連続
匏でも良いが、BTX溶剀により䞍溶分ずしお陀
去される量が倚くなりすぎるず、最終的に埗られ
るメ゜プヌズピツチの収率䜎䞋をたねくため効
率が悪くなる。 たずえば、比重1.0751、キシレン䞍溶分0wt
のナフサタヌルを、内埄mm、長さ40のヒヌタ
ヌチナヌブを溶融塩济䞭に浞挬した構造の管匏加
熱炉においお、圧力20Kgcm2、原料送入量17.5
Kghrずしお加熱凊理する堎合、枩床を440〜500
℃ず倉化させお埗られる加熱凊理物䞭のキシレン
䞍溶分を枬定するず、凊理枩床440、460、480、
490、および500℃に぀いおそれぞれキシレン䞍溶
分は0.2、1.2、4.0、8.1および27.6wtであ぀た。
したが぀お、䞊蚘の様な管匏加熱炉を甚いる連続
匏加熱凊理の堎合は、枩床460〜490℃で加熱凊理
しおキシレン䞍溶分を生成させ、これを陀去する
こずが奜たしい。たた、同じナフサタヌルをオヌ
トクレヌブを甚いお、バツチ匏で加熱凊理する堎
合、オヌトクレヌブの圧力を15Kgcm2、凊理時
間を時間ずしお、凊理枩床を400〜440℃ず倉化
させお、埗られる加熱凊理物䞭のキシレン䞍溶分
を枬定するず、枩床400、410、420、430および
440℃にいお、それぞれキシレン䞍溶分は0.3、
1.5、3.1、6.8おび13.5wtであ぀た。したが぀お
䞊蚘の様なバツチ匏加熱凊理の堎合は枩床410〜
430℃で加熱凊理しお、キシレン䞍溶分を生成さ
せ、これを陀去するこずが奜たしい。この様に、
同じナフサタヌルであ぀おも、その加熱凊理を管
匏加熱炉においお連続的に実斜する堎合ず、オヌ
トクレヌブの様なバツチ匏で実斜する堎合の枩床
等の条件は異なるので、甚いる方法によ぀おその
凊理条件を求めるこずが望たしい。 たた、前蚘の䟋のうち、加熱凊理を管匏加熱炉
で実斜した堎合凊理枩床500℃で埗られた加熱凊
理䞭にはキノリン䞍溶分はほずんど存圚しなか぀
たが、加熱凊理をオヌトクレヌブによるバツチ匏
で枩床440℃、凊理時間時間の条件で行な぀た
ものの堎合、加熱凊理物䞭のキシレン䞍溶分が
13.5wtず、管匏加熱炉の堎合より少ないにもか
かわらず、すでにキノリン䞍溶分が1.3wt生成
しおいた。この結果からも明らかな様に、重質油
を加熱凊理する堎合には、その加熱凊理の方法に
぀いおも十分考慮しなければならず、キノリン䞍
溶分の様に過床に熱重合した高分子量歎青物の生
成をさけようずする堎合には、管匏加熱炉による
連続的な凊理をするこずが奜たしい。 䞍溶分の分離に甚いられるBTX溶剀の量は、
凊理しようずする重質油等の量に察しお〜重
量倍量が適圓である。溶剀量が少ないず、混合液
の粘床が高くなり䞍溶分の分離効率が悪くなる。
逆に溶剀量を倚くするず凊理量の増倧をたねき䞍
経枈である。通垞BTX溶剀の䜿甚量は重質油等
に察しお〜重量倍量が奜たしい。たた、重質
油等にBTX溶剀を〜重量倍量加えた時に生
成する䞍溶分量ず、物性のパラメヌタヌずしおの
溶剀䞍溶分量を枬定する際の様に数十重量倍量以
䞊の倚量の溶剀を加えた時に生成する䞍溶分量ず
は必ずしも同じではなく、溶剀量が少ない時には
生成する䞍溶分量も少なくなる。埓぀お、溶剀量
を〜重量倍量ずしお䞍溶分を生成させこれを
陀去しお埗られる粟補重質成分を、数十重量倍量
以䞊の溶剀を甚いお分析するず少量の䞍溶分が怜
出されるこずがある。しかしこの䞍溶分の存圚
は、本発明方法の実斜には支障がない。 䞍溶分の分離方法は遠心分離あるいはろ過等任
意の分離方法で良いが、フリヌカヌボン、觊媒、
䞍玔物等の埮现な固圢物を含むものの堎合には、
それら固圢物を完党に陀去するこずが必芁である
ためろ過の方法を取るこずが奜たしい。この様に
しお䞍溶分を陀去した枅柄液からBTX溶剀を蒞
留陀去しお粟補重質成分が埗られる。 本発明の方法に甚いられる粟補重質成分に芁求
される別の望たしい特性は、沞点が200〜350℃に
ある軜質成分を少なくずも10重量以䞊、奜たし
くは20重量以䞊含み、か぀100℃における粘床
が100センチストヌクス以䞋であるずいうこずで
ある。BTX溶剀に䞍溶の成分を含たないもので
あ぀おも、沞点350℃以䞋の軜質成分を党く含た
ないものの堎合、その溶融枩床が著しく高くなる
ため、第工皋ぞその原料を送入するためのポン
プ等の蚭備を高枩にしなければならないずいう䞍
郜合が生じるうえ、軜質成分が存圚しない状態で
加熱凊理した堎合には熱重合速床が速くなり、奜
たしくないコヌクス状固圢物を生成しやすくな
る。軜質成分の存圚が熱重合速床に圱響するずい
うこずは、特開昭59−82417号、米囜特蚱第
4522701号にも説明されおいる様に、すでに知ら
れおいるこずである。䞀般に入手可胜なコヌルタ
ヌル、ナフサタヌル、パむロリシスタヌルおよび
デカント油はこの特性を満足するものであるが、
これら重質油に蒞留、熱凊理たたは氎玠化凊理等
の操䜜を加えたものを甚いる堎合には、䞊蚘特性
の範囲から倧きく逞脱しない重質成分を埗るこず
が望たれる。しかし、BTX溶剀に䞍溶の成分は
党く含たないが䞊蚘特性の範囲からはずれたもの
の堎合には沞点範囲が200〜350℃の間にある芳銙
族系油で垌釈しお甚いるこずもできる。たた、重
質油等が沞点200℃以䞋の軜質成分を倚量に含む
ものである堎合には、埌蚘第工皋の管匏加熱炉
での加熱凊理における蒞気圧が高くなり、凊理圧
力を高くしなければならないので䞍利である。 次に本発明の方法に぀いお詳现に説明するず、
第工皋は、䞊蚘粟補重質成分を管匏加熱炉にお
いお加熱凊理し新たにキシレン䞍溶分を加熱凊理
物䞭に〜30重量生成せしめる工皋である。こ
の第工皋の加熱凊理は加圧䞋に枩床400〜600℃
で実斜される。このずき、管匏加熱炉の出口にお
いお枩床400〜600℃、圧力〜100Kgcm2の範
囲ずするこずが奜たしく、たた枩床450〜550℃、
圧力〜50Kgcm2の範囲ずするこずが特に奜た
しい。たた、この加熱凊理の際には沞点範囲が
200〜350℃の間にあり、か぀管匏加熱炉における
加熱凊理に際し実質的にBTX溶剀に䞍溶な成分
を生成しない芳銙族系油を共存させるこずが奜た
しい。ここで蚀う芳銙族系油ずは、原料ずしお甚
いる重質油等を蒞留しお埗られる沞点範囲が200
〜350℃の間にあるものであり、たずえばコヌル
タヌルの240〜280℃の留分である掗浄油吞収油
ずも蚀う。、280〜350℃の留分であるアントラセ
ン油あるいは石油系重質油の䞊蚘沞点範囲の芳銙
族系油等である。プロセスの経枈性を考えるず、
異皮原料から埗られる芳銙族系油を甚いるより
も、メ゜プヌズピツチを補造しようずするその
原料重質油から埗られる芳銙族系油を甚いるこず
が奜たしいこずは蚀うたでもない。この芳銙族系
油を共存させるこずにより、管匏加熱炉での過床
の熱重合を防ぎ粟補重質成分に十分な熱分解を起
させるだけの滞留時間を䞎えるこずができるず同
時に、コヌクス生成による管の閉塞を防ぐこずが
できる。埓぀お、䜿甚する芳銙族系油自䜓が管匏
加熱炉で著しく熱重合する様なものは、かえ぀お
管の閉塞を促進するこずになるため䞍郜合であ
り、沞点の高い成分を倚量に含むものは䜿甚出来
ない。たた、沞点が200℃より䜎い成分を倚量に
含むものは、管匏加熱炉でこれを液状に保぀たた
めの圧力が著しく高くなり䞍利である。たた、䞊
蚘目的のために䜿甚する芳銙族系油の量は粟補重
質成分に察し重量倍量以䞋で良い。たた、粟補
重質成分が䞊蚘沞点範囲の芳銙族系油を十分に含
んでいるものの堎合には、新しく芳銙族系油を添
加もしくは远加しなくおも良い。 加熱凊理の枩床ず滞留時間は、加熱凊理物䞭の
キシレン䞍溶分が〜30重量ずなる様に、か぀
キノリン䞍溶分が実質的に生成しない様に遞択す
べきであり、䞀般的に蚀぀お枩床が䜎すぎるか又
は滞留時間が短かすぎるずBTX溶剀に䞍溶な成
分の生成量が少なく効率が悪いばかりでなく、埗
られるBTX溶剀䞍溶性成分の分子量が䜎すぎる
ため、氎玠化埌の熱凊理においおメ゜プヌズ化
のための凊理条件を厳しくする必芁が生じ、その
ためにかえ぀おメ゜プヌズピツチ䞭のキノリン
䞍溶分量がやや増加するようである。逆に枩床が
高すぎるか又は滞留時間が長すぎるず、過床の熱
重合が起りキノリン䞍溶分が生成するばかりでな
く、コヌクスの生成による管の閉塞をたねく。枩
床400〜600℃における滞留時間は通垞10〜
2000secが適圓であり、奜たしくは30〜1000secで
ある。さらに重芁なこずは、この第工皋で生成
するBTX溶剀䞍溶分が実質的にキノリン䞍溶分
を含たないこずに加え、その埌の氎玠化凊理で甚
いる氎玠䟛䞎性溶媒に䞍溶の成分を倚量に含有し
ない様な条件を遞択すべきであるずいうこずであ
る。その量は氎玠䟛䞎性溶媒の皮類によ぀お倉る
ので定量的に限定するこずはできないが、生成し
たBTX溶剀䞍溶分を取りだし、これを氎玠䟛䞎
性溶媒の必芁量に混合溶解した埌、80〜100℃で
䞀昌倜静眮したずきに䞍溶物の沈殿分離が芋られ
ない様であれば十分である。䞍溶性沈殿物が倚量
に生成する様な堎合には、氎玠化凊理を連続的に
実斜しようずするず、ポンプおよび配管の閉塞等
により運転䞍胜ずなる。前蚘静眮によ぀お沈降し
ない様な埮现な䞍溶物の堎合は氎玠化凊理によ぀
おそれが可溶性に改質されるうえ、溶媒自䜓が氎
玠を攟出し溶解力を増すので問題ずはならない。
この様なコントロヌルは第工皋の加熱凊理原料
ずしおBTX溶剀に䞍溶な成分を実質的に含たな
い粟補重質成分を甚いるこずによ぀お初めお可胜
ずなる。 たた、加熱凊理の圧力が䜎すぎる堎合、粟補重
質成分たたは芳銙族系油䞭の軜質留分が気化し、
気液の分離が起り、液盞郚が著しく重合し易くな
りキノリン䞍溶分の生成ず管の閉塞が起こり易く
なる。埓぀お圧力は高い方が奜たしいず蚀える
が、圧力を100Kgcm2以䞊ずするこずは、装眮
の建蚭費が高くなり経枈的ではない。必芁ずされ
る圧力は加熱凊理される粟補重質成分たたは芳銙
族系油を実質的に液盞に保぀に足りる圧力であれ
ばよい。 この第工皋における加熱凊理は、最終的に埗
られるメ゜プヌズピツチの特性、ひいおは炭玠
繊維の特性にたで圱響を及がす。たた、この加熱
凊理は䞀般的に甚いられおいるオヌトクレヌブの
様なバツチ匏の加圧加熱凊理蚭備では到底実斜出
来ないものである。なぜなら、バツチ匏蚭備にお
いお10〜2000secずいう短い滞留時間をコントロ
ヌルするこずは䞍可胜であるため、時間単䜍の長
い滞留時間を持たせる様に凊理枩床を䜎くせざる
を埗ない。この様な条件でBTX溶剀に䞍溶な成
分が生成するたで加熱凊理する。キノリンに䞍溶
なコヌクス状固圢物が倚量に生成するこずを本発
明者らは経隓しおいる。十分に熱分解反応を起さ
せ、か぀過床の熱重合を防ぐためにはこの第工
皋を本発明の方法による管匏加熱炉を甚い、特定
された条件䞋で実斜する必芁がある。 䞊蚘の様なこずを考慮しお、この工皋における
加熱凊理条件が遞定されるが、その条件が適圓で
あるかどうかの刀断をする䞀぀の基準ずしお、埗
られる加熱凊理物䞭のキノリン䞍溶分を枬定する
方法がある。埗られる加熱凊理物䞭のキノリン䞍
溶分が1wt以䞊ずなる様な条件は、すでに管匏
加熱炉においお過床の熱重合が起぀おいるこずを
瀺しおおり、管の閉塞を予想させるものである。
たた、この様な厳しい条件で凊理しお埗た加熱凊
理物を甚いる堎合には、生成した高重合物をその
埌の工皋のどこかで分離陀去するこずが䞍可欠ず
なる。逆に、加熱凊理物䞭のキノリン䞍溶分が
1wt以䞋である堎合は、その埌の工皋でこれを
陀去しなくおも良い。 加熱凊理物䞭のキノリン䞍溶分量に関しお、䞊
蚘の様な厳密なコントロヌルず評䟡が可胜ずな぀
たのは、この工皋の加熱凊理を管匏加熱炉で実斜
するこずに加え、原料ずしおキシレン䞍溶分を含
たないかもしくはこれを陀去したものを甚いるこ
ずによるものである。 たた、管匏加熱炉の盎埌に゜ヌキングドラムを
蚭眮しお加熱凊理の滞留時間を調敎する方法が知
られおおり、本発明の方法においおもこの゜ヌキ
ングドラムを必芁に応じお蚭眮するこずが出来
る。しかし、゜ヌキングドラムでの滞留時間を非
垞に長くしなければならない様な枩床等の条件を
遞択するず、バツチ匏凊理の堎合ず同様にキノリ
ン䞍溶分生成の問題が発生するので奜たしくな
い。 したが぀お、必芁に応じお゜ヌキングドラムを
蚭眮する堎合であ぀おも、管匏加熱炉における前
蚘芁件を十分考慮しおおく必芁がある。 次の第工皋は、第工皋で埗られる加熱凊理
物を垞圧䞋又は枛圧䞋に350℃垞圧換算以䞋
の枩床で蒞留又はフラツシングしお熱分解重質成
分を埗る工皋である。この工皋では、埗られる重
質成分が、沞点範囲が200〜350℃の間にある軜質
成分を少なくずも10重量以䞊、奜たしくは20重
量以䞊含み、100℃における粘床が1000センチ
ストヌクス以䞋ずなる様に蒞留又はフラツシング
の条件が遞定される。 たた、該重質成分から䞍溶分を陀いお埗られる
可溶性成分は第工皋ぞの埪環甚重質成分ずなる
ので、該可溶性成分が第工皋に送入される加熱
凊理甚原料ずしおの特性を満たす様にこの第工
皋で調敎しおおくこずが奜たしい。たた、この工
皋の蒞留又はフラツシングの条件は埗られる熱分
解重質成分の沞点範囲が、第工皋で甚いる
BTX溶剀の沞点よりも高くなる様に遞定するこ
ずが奜たしい。なぜならば、熱分解重質成分䞭に
甚いるBTX溶剀ずほが同じ沞点範囲の熱分解軜
質油が含たれおいる堎合には、第工皋の溶剀回
収に際しこの熱分解軜質油ずBTX溶剀を分離す
るために分留効率の高い粟留塔が必芁ずなるから
である。 たた、この第工皋で埗られる熱分解重質成分
は、BTX溶剀䞍溶分を〜30重量、通垞〜
20重量含み、キノリン䞍溶分を実質的に含たな
いものである。 たた、この第工皋では、蒞留又はフラツシン
グされた沞点350℃以䞋の軜質成分をさらに沞点
範囲が200〜350℃の間にある成分ずそれ以䞋の沞
点範囲の成分に分ける操䜜を同時におこな぀おも
良い。ここで埗られる沞点範囲が200〜350℃の間
にある成分は、第工皋で芳銙族系油を垌釈油ず
しお甚いる堎合に、そのたた該第工皋の垌釈油
ずしお甚いるこずができる。 次の第工皋は、熱分解重質成分にBTX溶剀
を加え、生成する䞍溶性成分を分離回収する工皋
である。ここでは、BTX溶剀を加えようずする
熱分解重質成分が、該溶剀の沞点以䞋の枩床で十
分流動性のある液状であるこずが望たしい。なぜ
なら、この熱分解重質成分が溶剀の沞点以䞊の枩
床で固䜓もしくは著しく粘床の高いものである堎
合には、それをBTX溶剀に混合溶解するための
特別な蚭備、䟋えば加圧加熱溶解蚭備のようなも
のが必芁ずなり、たた垞枩近蟺の枩床で混合溶解
を実斜しようずするず、混合溶解のための時間が
著しく長くなり効率が悪いからである。 熱分解重質成分が溶剀の沞点以䞋の枩床で十分
流動性のある液状である堎合には、溶剀ぞの溶解
が短時間で終了するため、熱分解重質成分を100
℃皋床にしおおき、この配管にBTX溶剀を送入
するこずで十分混合溶解が可胜であり、たた必芁
に応じ簡単な溶解槜の様な蚭備を蚭眮するだけで
十分である。䞊蚘した第工皋の諞条件を満たす
様にしお取埗された熱分解重質成分は、䞀般に溶
剀の沞点以䞋の枩床で十分流動性のある液状ずな
る。 埓぀お、第工皋における溶剀凊理の条件は、
通垞、垞枩から甚いる溶剀の沞点たでの枩床で、
か぀圓該熱分解重質成分が十分な流動性を持぀に
足りる枩床で、垞圧〜Kgcm2皋床の圧力䞋
に、可溶性成分が溶解するに十分な時間撹拌する
のが適圓であり、たた、圓該熱分解重質成分のみ
を加熱しおおき、これに垞枩近蟺の溶剀を加える
こずも可胜である。 第工皋で甚いるBTX溶剀の量は熱分解重質
成分に察し〜重量倍量が適圓である。この範
囲が奜たしい理由は、原料の粟補における堎合ず
同様であり、䞋限は䞍溶性成分の分離効率から、
たた䞊限は凊理操䜜の経枈性から芏定されるもの
である。通垞は熱分解重質成分に察しお〜重
量倍量の溶剀を䜿甚するのが奜たしい。 たた、この第工皋でBTX溶剀よりも溶解性
の著しく䜎い貧溶剀を甚いた堎合には埗られる䞍
溶性成分の䞭にメ゜プヌズ化しにくい䜎分子量
成分が倚量に含たれるこずになり均質なメ゜プ
ヌズピツチを埗るこずが困難になる。逆にBTX
溶剀よりも著しく溶解性の高い良溶剀を甚いるず
埗られる䞍溶性成分の収率が䜎䞋するばかりでな
く、可溶成分䞭に高分子量の成分が含たれるこず
になり、これを埪環しお第工皋で加熱凊理する
際にキノリン䞍溶分等の奜たしくない成分が生成
するこずになる。 䞍溶性成分の分離回収の方法は沈降分離、液䜓
サむクロン、遠心分離あるいはロ過等任意の分離
方法で良いが、連続運転が可胜な分離方法を遞択
するこずが奜たしい。たた、分離、回収した䞍溶
性成分をくりかえしBTX溶剀で掗浄しおも良い。
本発明の方法の堎合、特に掗浄工皋を取入れない
くおも、十分目的ずするメ゜プヌズピツチは埗
られるが、メ゜プヌズ化の遅い成分を極力陀去
するために回以内の掗浄をするこずは奜たしい
こずである。䞍溶性成分分離たたは回収の条件
は、甚いる溶剀の沞点以䞋の枩床が奜たしく、通
垞、垞枩近蟺の枩床で十分である。たた、原料の
粟補に甚いられる溶剀ずこの第工皋で甚いられ
る溶剀の組合せは特に限定されるものではない
が、同䞀の溶剀を甚いるこずがより奜たしい。 この第工皋で埗られる䞍溶性成分すなわち高
分子量歎青物は、通垞、キノリン䞍溶分が重量
以䞋、キシレン䞍溶分が40重量以䞊、奜たし
くは50重量以䞊であり、か぀光孊的に等方性で
ある。たたこの高分子量歎青物䞭にはBTX溶剀
に可溶な成分も䞀郚残存しうるが、それは第工
皋で蚭定した蒞留又はフラツシングの条件に察応
する沞点付近の比范的沞点の䜎い成分を含む重質
油であり、埓぀おその倧半はたずえば枛圧蒞留、
熱凊理等によ぀お容易に陀去されるものである。
䞊蚘本発明の第工皋の芏定を逞脱しお350℃以
䞊の高枩で重質油等の加熱凊理物を蒞留しお高軟
化点ピツチずしたものからBTX溶剀䞍溶分を埗
た堎合には、掗浄が䞍十分であ぀たために残存す
る可溶性成分はすべに高枩で蒞留しお陀去されな
か぀た高沞点物であるため、それを埌の凊理で陀
去するのは容易ではなく、埓お掗浄を十分に行な
う必芁があり䞍経枈ずならざるを埗ない。この様
な高軟化点ピツチから埗られるBTX溶剀䞍溶分
ず本発明の第工皋で埗られる高分子量歎青物ず
では、その䞭に残存するBTX溶剀可溶分の組成、
性質にも違いがあり、この点も本発明の方法にお
いお特城的なこずである。たた、この第工皋で
埗られる高分子量歎青物は、その䞭のキシレン䞍
溶分がほが100重量近くになるたで掗浄した堎
合には、メトラヌ法で枬定される軟化が350℃以
䞊ずなり、メトラヌ法による軟化点の枬定が䞍胜
ずなるが、キシレン䞍溶分が60〜80重量である
堎合には、150〜300℃皋床の軟化点を瀺す。これ
らの高分子量歎青物は、350℃未満の枩床で加熱、
融解し、冷华しおもその組織はやはり光孊的に等
方性であり、ほが党面異方性を瀺す様なメ゜プ
ヌズピツチずはならない。 次の第工皋は、第工皋で䞍溶性成分を陀去
しお埗られる枅柄液から溶剀を蒞留陀去しお、必
芁に応じ該枅柄液䞭に残存する䜙剰の軜質成分を
も留去しお、可溶性成分を回収する工皋である。
この第工皋は単なる蒞留操䜜であり特別の技術
を必芁ずするものではない。しかし、埗られる可
溶性成分は、第工皋の蒞留又はフラツシングの
条件により䜎沞点偎が、たた第工皋のBTX溶
剀による䞍溶性成分の陀去により高沞点偎が決め
られた特定の組成を持぀ものであり、たた、䞀般
に、実質的にBTX溶剀に䞍溶な成分を含たず、
沞点範囲が200〜350℃の間にある軜質成分を10重
量以䞊、奜たしくは20重量以䞊含み、か぀
100℃における粘床が1000センチストロヌク以䞋
ずいう特性を満足するずいう意味においお、本質
的に第工皋に送入される粟補重質成分ず同じも
のであるず蚀うこずができる。 本発明の方法においおは、この第工皋で埗ら
れる可溶性成分は第工皋に連続的に埪環されお
加熱凊理を受け、新しくBTX溶剀に䞍溶の成分
を生成する。第工皋で埗られる可溶性成分が第
工皋の原料ずしお奜適に䜿甚できるこず、たた
それから埗られる炭玠繊維の特性がすぐれたもの
であるずいうこずは次の䟋からも明らかである。 垂販のコヌルタヌルから沞点280℃以䞋の軜
質油を陀去しお埗た重質成分に重量倍量のキシ
レンを混合し、生成した䞍溶分をろ過により陀去
した埌、キシレンを蒞留陀去しお粟補重質成分を
埗た。この粟補重質成分を内埄mm、長さ40の
加熱管を溶融塩济䞭に浞挬した構造を持぀管匏加
熱炉においお枩床520℃、圧力20Kgcm2、原料
チダヌゞ量17.5Kghrの条件で加熱凊理し、続い
お垞圧䞋280℃にお蒞留しお熱分解重質成分を埗
た。これに重量倍量のキシレンを入れ混合溶解
した埌、生成した䞍溶分を連続的に遠心分離し
た。埗られた䞍溶分をさらに重量倍量のキシレ
ン䞭に分散混合した埌、遠心分離しお䞍溶分の掗
浄を行な぀た。この䞍溶分を枛圧也燥しお埗られ
た高分子量歎青物は粟補重質成分に察しお11.1重
量であ぀た。たた、䞍溶分を陀去しお埗た枅柄
液からキシレンを蒞留陀去しお埗た可溶性成分を
原料ずしお、䞊蚘ず同䞀条件で加熱凊理、蒞留、
䞍溶分の採取および枛圧也燥を行な぀たずころ、
可溶性成分に察しお8.4重量の高分子量歎青物
が埗られた。この぀の高分子量歎青物をそれぞ
れ重量倍量の氎玠化アントラセン油に溶解し、
内埄10mm、長さ100の加熱管を溶融塩济䞭に浞
挬した構造を持぀管匏加熱炉においお枩床440℃、
圧力50Kgcm2、原料チダヌゞ量6.5Kghrの条
件䞋で加熱凊理し、続いお垞圧䞋400℃でフラツ
シナ蒞留するこずにより溶媒ず軜質成分を陀去し
お氎玠化ピツチを埗た。それぞれの氎玠化ピツチ
を重合フラスコに入れ窒玠吹き蟌み量80min
ピツチKg圓りずしお、枩床450℃で熱凊理し
お、メトラヌ法軟化点玄300℃の玡糞ピツチを調
敎した。それぞれの玡糞ピツチから炭玠繊維を補
造し、1000℃で炭化したものの特性を枬定したず
ころ、もずの粟補重質成分から埗たものの匷床は
289Kgmm2であり、可溶性成分から埗たものの匷
床は303Kgmm2であ぀た。 たた、別のコヌルタヌルを甚いお同様の比范
テストを行な぀た堎合にも、粟補重質成分から埗
た炭玠繊維の匷床は300Kgmm2、可溶性成分から
埗たものの匷床は317Kgmm2であり、可溶性成分
を加熱凊理するこずにより新たに生成するBTX
溶剀䞍溶性成分を甚いお炭玠繊維を補造するず、
よりすぐれた特性の炭玠繊維が埗られるこずが芋
いだされた。 すなわち本発明の構成が玡糞ピツチ収率を高く
し、さらに良質な玡糞ピツチおよび炭玠繊維を補
造するうえで極めお効果的であるず認識されたの
は䞊蚘の様な知芋を埗るこずができたこずによる
ものである。 たた、第工皋に埪環される量は、原料である
粟補重質成分に察しお重量倍量以䞊であるこず
が奜たしく、特に〜重量倍量であるこずが奜
たしい。この埪環量は原料である粟補重質成分に
察する高分子量歎青物すなわち氎玠化甚原料の収
率に倧きく圱響する。埓぀お埪環量が非垞に少な
いず、収率の倧幅な向䞊が期埅できない。たた、
第工皋で埗られる可溶性成分の量は、第工皋
の加熱凊理の際にBTX溶剀䞍溶分をどの皋床生
成させるかずいうこずず、第工皋で軜質成分を
どの皋床陀去するかずいうこずによ぀お決るもの
であり、埪環可胜な最倧量はおのずず決るもので
ある。しかし、必ずしも䞇党量を埪環する必芁は
なく、原料ず条件によ぀お決る埪環可胜最倧量以
䞋の範囲で任意に遞択できる。収率の向䞊、プロ
セスの効率を考えるず埪環量は〜重量倍量ず
するのが特に奜たしい。 本発明の方法によ぀お、氎玠化甚高分子量歎青
物ひいおは玡糞甚メ゜プヌズピツチの収率が高
くなるこずを䟋をも぀お説明する。 先に述べた垂販のコヌルタヌルから埗た粟補
重質成分を内埄mm、長さ27.5の加熱管を溶融
塩济䞭に浞挬した構造を持぀管匏加熱炉においお
枩床510℃、圧力20Kgcm2、原料チダヌゞ量
12.0Kghrの条件で加熱凊理した埌、垞圧䞋280
℃で蒞留しお熱分解重質成分を埗た。このものに
重量倍量のキシレンを混合し生成した䞍溶分を
連続遠心分離機により回収し、さらに重量倍量
のキシレンで掗浄埌、キシレンを也燥陀去しお埗
た高分子量歎青物は粟補重質成分に察しお7.8重
量であ぀た。䞀方、同じ粟補重質成分を甚い、
䞊蚘ず同じ条件で加熱凊理および䞍溶性成分の回
収を行なうず同時に、䞍溶性成分を陀去した枅柄
液からキシレンを蒞留陀去しお可溶性成分を回収
し、この可溶性成分を粟補重質成分に察しお重
量倍量ずなる様に管匏加熱炉に埪環しながら、連
続的に運転を実斜した。このずき、粟補重質成分
の送入量は3.0Kghr、埪環される可溶性成分の
量を9.0Kghrずし、管匏加熱炉における滞留時
間が同じになる様にした。この運転で埗られた䞍
溶性成分を重量倍量のキシレンで掗浄埌也燥し
お埗た高分子量歎青物は、もずの粟補重質成分に
察しお31.0重量であ぀た。これは可溶性成分を
埪環しなか぀た堎合の玄倍に盞圓する。埪環量
を重量倍にしたずきに埗られる高分子量歎青物
の収率が玄倍になるずいうこずは、可溶性成分
から粟補重質成分ずほが同じ量の高分子量歎青物
が埗られおいるこずになり、可溶性成分を単独に
加熱凊理したずきの結果からは予想できなか぀た
こずである前蚘したように、粟補重質成分から
の䞍溶性成分の収率が11.1重量に堎合可溶性成
分の単独埪環では䞍溶性成分の収率は8.4重量
にすぎない。。たた、この運転では、可溶性成分
が粟補重質成分に察しお玄23重量䜙剰であ぀た
ので、埪環量をさらに倚くするこずが可胜であ
り、高分子量歎青物の収率はさらに倚くするこず
ができるず予想される。この様に本発明の方法に
より氎玠化甚の高分子量歎青物の収率を飛躍的に
向䞊させるこずができる。 前述の様にしお本発明の第〜第工皋を経
お、さらに第工皋から第工皋に可溶性成分を
埪環しながら連続的に加熱凊理ず䞍溶分の回収を
行ない、このずき第工皋から埗られる䞍溶性成
分、すなわち高分子量歎青物は続いお氎玠化凊理
を受ける。 この高分子量歎青物はそのたた觊媒を甚いお、
氎玠ガス加圧䞋に氎玠化するこずは困難であるた
め、氎玠䟛䞎性溶媒の存圚䞋に加熱凊理しお氎玠
化する必芁がある。たた第工皋で埗られる高分
子量歎青物は、䜿甚したBTX溶剀を含んだたた
のものであるので、これを陀去するこずが望たし
い。その陀去方法は、垞圧䞋たたは枛圧䞋におけ
る単なる加熱蒞発あるいは蒞留等任意の手段が良
く、たたその陀去の時期も特に限定の芁なく、た
ずえば氎玠䟛䞎性溶媒ず混合する前でも良く、あ
るいは溶剀を含んだたたのペヌスト状の䞍溶成分
をそのたた氎玠䟛䞎性溶媒に混合した埌にBTX
溶剀を遞択的に陀去するこずもできる。 たた、氎玠䟛䞎性溶媒を甚いたピツチ等高分子
量歎青物の氎玠化は、特開昭58−196292号、特開
昭58−214531号、特開昭58−18421号などにより
すでに公知の方法を甚いるこずができるが、觊媒
を甚いる凊理はその觊媒を分離する工皋が必芁ず
なるので、無觊媒䞋での凊理が経枈的で望たし
い。ここで甚いる氎玠䟛䞎性溶媒ずはテトラヒド
ロキノリン、テトラリン、ゞヒドロナフタリン、
ゞヒドロアントラセン、氎添した掗浄油、氎添し
たアントラセン油、ナフサタヌル又はパむロリシ
スタヌルの軜質分を郚分氎添したものが含たれる
が、先に述べた様に、氎玠䟛䞎性溶媒の遞択にあ
た぀おは、第工皋で埗られる高分子量歎青物に
察する溶解性を十分に考慮する必芁があり、高分
子量歎青物に察する溶解力を考えるず、テトラヒ
ドロキノリン、氎添した掗浄油、氎添したアント
ラセン油が奜適である。 たた、氎玠化の方法は、オヌトクレヌブの様な
バツチ匏で自生圧䞋に行なうこずもできるが、バ
ツチ匏の堎合、倧型化するにしたが぀おその枩床
コントロヌルが難しくなるず同時に、容噚内倖の
枩床差が倧きくなるこずなどの理由から、氎玠化
凊理時にコヌクス状の固圢物が生成しやすくな
る。この固圢物を氎玠化埌にろ過等の方法により
陀去するのは容易ではないので、氎玠化凊理時に
固圢物を生成しない方法が奜たしい。その奜たし
い方法の䞀぀は、高分子量歎青物を氎玠䟛䞎性溶
媒の〜重量倍量の存圚䞋に、管匏加熱炉にお
いお枩床400〜460℃、圧力20〜100Kgcm2の条
件䞋に連続的に氎玠化する方法である。この方法
によれば、氎玠化が連続的に実斜できるので効率
が良いばかりでなく、コヌクス状固圢物を生成さ
せるこずなく、高分子量歎青物を氎玠化するこず
ができる。甚いる溶媒の量は高分子量歎青物の氎
玠化が十分効果的であり、か぀経枈的な理由から
䞊蚘の様に〜重量倍量ずするのが奜たしい。
たた、この方法の堎合、枩床400〜460℃における
滞留時間は通垞10〜120分の範囲が奜たしい。 次に氎玠化された混合液は、蒞留等任意の方法
により溶媒を陀去しお氎玠化ピツチを埗る。この
方法は通垞のバツチ匏たたは連続匏の蒞留蚭備で
実斜し埗るが、本発明の方法により第工皋から
埗られる高分子量歎青物はBTX溶剀に可溶な比
范的沞点の䜎い成分を含んでいるので、氎玠化凊
理の埌、凊理された混合液を、フラツシナ蒞留塔
においお圧力〜Kgcm2、枩床300〜530℃の
条件䞋に連続的にフラツシナ蒞留するこずによ
り、溶媒ず高分子量歎青物䞭の䜎沞点成分および
氎玠化凊理により生成した軜質成分等を同時に分
離陀去しお、フラツシナ蒞留塔底から氎玠化され
たピツチを埗る方法が奜適である。この方法によ
れば、軟化点が100〜200℃、キノリン䞍溶分が
重量以䞋、キシレン䞍溶分が40重量以䞊の光
孊的に等方性である氎玠化ピツチを連続的に埗る
こずができる。䞊蚘以倖の方法を甚いお氎玠化及
び溶媒陀去を実斜する堎合においおも、氎玠化ピ
ツチの性状が䞊の範囲になる様にするこずが望た
しい。キノリン䞍溶分に぀いおはすでに述べた通
りであるが、キシレン䞍溶分に぀いおはこれが著
しく少ない堎合には次の熱凊理でメ゜プヌズ含
有量を90以䞊ずするための凊理条件が厳しくな
りすぎるため、この熱凊理においおキノリン䞍溶
分が倚量に生成するこずになり奜たしくない。た
た、溶媒や軜質成分が倚量に残留したものを次の
熱凊理にかけるのは凊理量の増倧をたねき奜たし
くない。これらの条件を満足する氎玠化ピツチの
軟化点は通垞100〜200℃の範囲ずなる。 溶媒を蒞留陀去しお埗られた氎玠化ピツチは次
に熱凊理される。この方法は、枛圧䞋もしくは䞍
掻性ガスの吹き蟌み䞋に350〜500℃の枩床で10〜
300分間熱凊理するずいうすでに公知の方法を採
甚するこずができるが380〜480℃、時間10〜180
分ずするこずが奜たしい。たた、この溶媒を陀去
しお埗られた氎玠化ピツチを、たずえば枛圧䞋又
は垞圧䞋に䞍掻性ガス等の流通䞋薄膜蒞発装眮、
流䞋膜匏熱凊理装眮等を甚いお連続的に350〜500
℃の枩床で熱凊理をしおも良い。 この熱凊理過皋でピツチのメ゜プヌズ化が起
り、実質的に等方性の氎玠化ピツチが、ほが党面
異方性を瀺すメ゜プヌズピツチぞず転換され
る。本発明の方法で埗られる高分子量歎青物を甚
いる堎合には、それが特定の方法ず条件で補造さ
れた厳遞された成分であるため、容易に党面異方
性のメ゜プヌズピツチぞず転換するこずが可胜
であり、埓来技術では補造できなか぀た(1)軟化点
が䜎く、(2)メ゜プヌズ含有量がが高く、(3)キノ
リン䞍溶分が少なく、さらに(4)キシレン可溶分が
少ないずいう぀の特性を同時に満足する特に均
質なメ゜プヌズピツチを補造するこずができ
る。 さらに図面をも぀お本発明の第〜第工皋を
説明する。 第図においお、はBTX溶剀䞍溶分を陀去
した粟補重質成分タンクであり、この粟補重質成
分はラむンを通り管匏加熱炉に送られる。こ
のずき必芁に応じお芳銙族系油タンクからラむ
ンを通り垌釈甚の芳銙族系油がラむンに混合
される。管匏加熱炉で加熱凊理された凊理液は
ラむンを通぀お蒞留塔に送られ、ここで軜質
成分が塔頂からラむンを通しお系倖に陀去さ
れ、塔底液ずしお熱分解重質成分が埗られる。管
匏加熱炉での加熱凊理に垌釈剀ずしお芳銙族系
油を䜿甚する堎合には、蒞留塔においおこの留
分を分離し、これをラむンを通しお芳銙族系油
タンクにもどす。蒞留塔の塔底液である熱分
解重質成分はラむンを通぀お䞍溶分離機ぞ
送られ、そのずきBTX溶剀タンクからBTX
溶剀がラむンを通぀お送られ熱分解重質成分
ず混合される。このずきラむンずラむンの
合流点の埌、䞍溶分分離機の前に混合タンク
を蚭眮しおも良い。熱分解重質成分ずBTX溶剀
の混合物は、䞍溶分分離機に送られここで溶
剀䞍溶分すなわち高分子量歎青物がラむンを
通しお回収される。䞍溶分を陀去した枅柄液はラ
むンを通぀お溶剀回収塔に送られ、ここ
で溶剀が回収されラむンを通぀おBTX溶剀
タンクにもどされる。䞀方、溶剀回収塔
の塔底液ずしお埗られる可溶性成分はラむン
を通぀おラむンぞ埪環されさらに加熱凊理を受
ける。回収した溶剀可溶性成分の䞀郚のみを埪環
する堎合は、ラむンの任意の堎所から系倖に
副生油ずしお取り出すこずができる。 第図は本発明の第〜第工皋が理解され易
い様にするために簡略化しお曞かれおいるが、本
発明の方法はこの図に制玄されるものではない。
たずえば、第図䞭の第工皋の蒞留塔をフラ
ツシナ塔又はフラツシナドラムにし、このフラツ
シナ塔又はフラツシナドラムでは陀去すべき軜質
成分の䞀郚のみを陀去し、第工皋の溶剀回収塔
を分留塔にしお、この分留塔においお溶剀の
回収ず残䜙の軜質成分の陀去を同時に行なう様に
するなど、本発明の必須の構成を逞脱するこずな
く蚭備やその組合わせの倉曎をするこずは可胜で
ある。 なお、この明现曞䞭で甚いたキシレン䞍溶分お
よびキノリン䞍溶分の定量は䞋蚘の手段によ぀
た。 詊料を遠沈管に粟秀し、これに30c.c.の溶剀
キシレン又はキノリンを入れ、80℃の湯济䞭
に遠沈管を浞し、玄時間撹拌しながら溶解す
る。遠沈管を湯济から取り出し、宀枩たで冷华し
た埌、5000rpmの遠心分離機により10分間遠心分
離する。遠沈管の䞊柄み液を泚射噚にお静かに抜
き出す。遠沈管に30c.c.の溶剀を入れ、80℃の湯济
侭箄30分間撹拌しながら沈でん物を掗浄分散させ
る。遠沈管を湯济から取り出し宀枩にお䞊蚘遠心
分離を行なう。䞊柄み液を泚射噚により抜き出し
た埌、再床溶剀30c.c.を加え、䞊蚘掗浄分散ず遠心
分離操䜜を行なう。䞊柄み液を抜き出し、遠沈管
に残぀た䞍溶分をキシレンにより掗い出し、−
ガラスフむルタヌに移し吞匕ろ過する。ガラス
フむルタヌ䞭の内容物をキシレン玄10c.c.で回掗
浄し、さらにアセトン10c.c.で掗浄した埌、110℃
の也燥噚䞭で也燥しお秀量する。 発明の効果 本発明の方法は、BTX溶剀に䞍溶な成分を実
質的に含たない粟補重質成分を、特定の方法ず条
件で加熱凊理したおずきに新たに生成するBTX
溶剀に䞍溶な成分を回収し、これをメ゜プヌズ
ピツチ補造甚の原料ずするため、埓来の方法では
埗るこずのできなか぀た軟化点が䜎く極めお均質
なメ゜プヌズピツチを補造するこずが可胜であ
る。さらに本発明の方法で埗られたメ゜プヌズ
ピツチからは特に優れた特性をも぀炭玠繊維を埗
るこずができる。すなわち本発明の方法で埗られ
るメ゜プヌズピツチは(1)軟化点が䜎くメトラ
ヌ法軟化点310℃以䞋、(2)メ゜プヌズ含有量が
高く90以䞊、(3)キノリン䞍溶分が少なく
10重量以䞋、(4)キシレン可溶分が少なく10
重量以䞋、さらに(5)それから1000℃で炭化し
たものの匷床300Kgmm2以䞊、黒鉛化したずきの
匷床400Kgmm2、匟性率60tonmm2以䞊の高性胜炭
玠繊維が容易に埗られるずいう、぀の特性を同
時に満足するずいうこずにおいお埓来のメ゜プ
ヌズピツチずは明らかに異なるものである。 さらに、特定の条件䞋に凊理するこずによ぀
お、回収される可溶性成分を原料の粟補重質成分
ず本質的に同等のものずするこずができるため、
これを埪環しお䜿甚するこずにより氎玠化甚高分
子量歎青物の収率を飛躍的に高めるこずが可胜で
あり、たたその工皋を連続的に実斜できるので極
めお効率的である。たた、BTX溶剀䞍溶分を実
質的に含たない粟補重質成分を原料ずし、特定の
方法ず条件で凊理するため、メ゜プヌズピツチ
を補造するすべおの工皋においおコヌクス状固圢
物の生成を防ぐこずができ、埓぀おこの固圢物を
陀去する工皋を必ずしも必芁ずしない点においお
も極めお効率的である。 さらに本発明の方法では、氎玠化甚高分子量歎
青物がすべお人為的に造り出されるものであるた
め、その性状のコントロヌル、ひいおはメ゜プ
ヌズピツチの性状のコントロヌルが容易である。
このこずは、本発明の方法が出発原料の性状倉化
に十分察応できるずいうこずを意味し、効率的で
ある䞊に、フレキシビリテむヌのあるプロセスで
あるずいえる。さらに本発明の方法で埗られたメ
゜プヌズピツチからは極めおすぐれた特性の炭
玠繊維を補造するこずが可胜である。 実斜䟋 以䞋、実斜䟋および比范䟋をあげお本発明をさ
らに具䜓的に説明する。以䞋の実斜䟋および比范
䟋においお「」および「倍量」はそれぞれ特蚘
しない限り「重量」および「重量倍量」を意味
する。 実斜䟋  第衚に瀺す性状の垂販のコヌルタヌルを280
℃で蒞留しお軜質成分を陀去し、重質成分を埗
た。これに倍量のキシレンを加え混合溶解埌、
生成した䞍溶性成分を垞枩䞋に連続ろ過機川厎
重工リヌフフむルタヌにおろ過し、䞍溶性成分
を陀去した。埗られたろ液を蒞留しおキシレンを
陀去し、もずのコヌルタヌルに察し70.0の収率
で粟補重質成分を埗た。 この粟補重質成分を原料ずしお、第図に瀺し
た方法で第工皋の加熱凊理から第工皋の可溶
成分の回収たでを連続的に実斜した。各工皋の以
䞋の運転条件はに蚭定した。
【衚】
【衚】 この運転で埗られた䞍溶性成分は粟補重質成分
に察しお94.5であ぀た。このものはキシレンず
キシレン可溶性成分を含んでいるので、さらに
倍量のキシレン䞭に分散し、垞枩䞋に混合しお前
ず同じ遠心分離機で再床䞍溶性成分を分離回収す
るこずにより掗浄を行な぀た。掗浄を行な぀お埗
た䞍溶性成分を枛圧䞋に加熱しおキシレンを陀去
した䞍溶性成分すなわち高分子量歎青物を埗た。
このものの収率は粟補重質成分に察し31.0であ
り、キシレン䞍溶分74.7、キノリン䞍溶分0.2
で党面等方性であ぀た。たた、この運転䞭、各
工皋での生成物をサンプリングし、分析した結果
は第衚の様であ぀た。次にこの高分子量歎青物
を倍量の氎玠化アントラセン油に混合溶解した
埌、内埄10mm、長さ100の加熱管を溶融塩济䞭
に浞挬した構造を持぀管匏加熱炉においお枩床
440℃、圧力50Kgcm2、原料チダヌゞ量6.5Kg
hrの条件で加熱凊理するこずにより連続的に氎玠
化し、この凊理液を盎ちにフラツシナ蒞留塔に送
り垞圧䞋、400℃でフラツシナ蒞留しお氎玠化ピ
ツチを埗た。氎玠化ピツチの収率は高分子量歎青
物に察しお86.8であり、軟化点139℃JIS環球
法、キシレン䞍溶分56.2、キノリン䞍溶分0.2
であ぀た。 さらにこの氎玠化ピツチを重合フラスコに入れ
垞圧䞋窒玠を80min氎玠化ピツチKg圓り
吹き蟌みながら、450℃の塩济䞭で45〜55分熱凊
理した。埗られたメ゜プヌズピツチの性状は第
衚の様であ぀た。メ゜プヌズピツチの氎玠化
ピツチに察する収率は、実隓番号では74、実
隓番号では72であ぀た。 たた第衚の実隓番号のメ゜プヌズピツチ
を埄0.25mm、長さ0.75mm、のノズル孔を持぀玡糞
機にお枩床330℃、巻取速床700minで玡糞
し、空気䞭℃minの昇枩速床で320℃たで昇
枩し、320℃の枩床で20分加熱するこずにより䞍
融化し、続いお窒玠雰囲気䞭1000℃で炭化し、さ
らに2500℃で黒鉛化した。埗られた炭玠繊維の特
性は第衚に瀺す様であ぀た。
【衚】
【衚】
【衚】
【衚】 実斜䟋  実斜䟋ず同じ粟補重質成分を原料ずしお、運
転条件のうち第工皋の管匏加熱炉における加熱
凊理の枩床を520℃ずする以倖は実斜䟋ず同䞀
条件で第〜第工皋、さらに第工皋から第
工皋ぞの埪環を行なう運転を実斜し、第工皋か
ら溶剀䞍溶性成分を埗た。この䞍溶性成分を倍
量のキシレンに分散した埌遠心分離するずいう掗
浄操䜜を回くりかえし、埗られた䞍溶性成分を
枛圧䞋に加熱しおキシレンを陀去し、高分子量歎
青物を埗た。このもののキシレンン䞍溶分は83.5
、キノリン䞍溶分は0.2であ぀た。たた、そ
の収率はもずの粟補重質成分に察しお38.9であ
぀た。 この高分子量歎青物を実斜䟋ず同様にしお連
続的に氎玠化した埌、熱凊理しおメトラヌ法軟化
点303℃の玡糞ピツチを埗た。なお、氎玠化ピツ
チの高分子量歎青物に察する収率は94.6、玡糞
ピツチメ゜プヌズピツチの氎玠化ピツチに
察する収率は76であ぀た。この玡糞ピツチはメ
゜プヌズが100であり、キノリン䞍溶分4.7
、キシレン可溶分5.3であ぀た。たた、この
玡糞ピツチから前蚘ず同様にしお玡糞、䞍融化、
炭化および黒鉛化しお埗た炭玠繊維の特性は第
衚に瀺す様であ぀た。
【衚】 比范䟋  実斜䟋で甚いた粟補重質成分を原料ずし、こ
の重質成分の第工皋ぞの送入量を12Kghrずし
お管匏加熱炉における加熱凊理を実斜した。この
ずき第工皋で埗られる可溶性成分を第工皋に
埪環しない以倖は実斜䟋ず同䞀条件で第〜
工皋の運転を行な぀お、第工皋から溶剀䞍溶性
成分を回収し、これをキシレンでもう䞀床掗浄し
お高分子量歎青物を埗た。このものの収率は粟補
重質成分に察しお7.8であ぀た。たた、このも
ののキシレン䞍溶分は70.9、キノリン䞍溶分は
0.3であ぀た。 この高分子量歎青物を実斜䟋ず同䞀条件で連
続的に氎玠化し、さらに熱凊理しおメトラヌ法軟
化点299℃のメ゜プヌズピツチを埗た。このも
のの組織はメ゜プヌズ100であり、キシレン
可溶分5.8、キノリン䞍溶分5.5であ぀た。 このメ゜プヌズピツチを実斜䟋ず同様にし
お玡糞、䞍融化埌1000℃で炭化しお炭玠繊維を補
造し、その特性を枬定したずころ繊維埄は8.1Ό、
匷床282Kgmm2、匟性率17.3tonmm2、䌞床1.63
であ぀た。 比范䟋  比重1.302、キシレン䞍溶分30.3、キノリン
䞍溶分0.7、軟化点91℃JIS環球法の性状を
持぀垂販のピツチをmm5mesh以䞋の倧きさ
に粉砕したもの1.5Kgに倍量のキシレンKgを
加え、撹拌しながらキシレンの沞点枩床で時間
煮沞溶解した。䞀晩攟冷埌、この混合物を遠心分
離しお䞍溶性成分を採取し、これにさらにKgの
キシレンを加え、䞊蚘ず同様にしお撹拌しながら
時間煮沞溶解した。攟冷埌、遠心分離しお䞍溶
性成分を回収し、さらにKgのキシレンを甚いお
䞊蚘同様の操䜜をもう䞀床実斜した。埗られた䞍
溶性成分を今床はアセトン䞭に分散した埌グラス
フむルタヌでろ過するこずにより䞍溶性成分の掗
浄を行な぀た。これを枛圧也燥しお埗た䞍溶性成
分すなわち高分子量歎青物はもずのピツチに察し
お39.0であり、キシレン䞍溶分は89.1であ぀
た。 このものを氎玠化アントラセン油の倍量に混
合溶解したずころかなりの䞍溶分が認められ、管
匏加熱炉による連続的な氎玠化を実斜するこずが
できなか぀た。そこで、この混合物をオヌトクレ
ヌブに入れ、自生圧䞋に枩床440℃で60分加熱凊
理するこずにより氎玠化した。このずきオヌトク
レヌブの最終圧力は153Kgcm2に達した。オヌ
トクレヌブを攟冷埌、内容物を取り出したずころ
オヌトクレヌブの内壁にコヌクス状の固圢物がか
なり付着しおいた。たた、この凊理液をグラスフ
むルタヌでろ過したずころ氎玠化前の高分子量歎
青物に察しお玄17の䞍溶分が生成しおいるこず
が認められた。次にこのろ液を枛圧蒞留しお400
℃たでの留分を陀去しおもずのピツチに察しお
29.9の収率で氎玠化ピツチを埗た。これを実斜
䟋ず同様にしお熱凊理メトラヌ法軟化点298℃
のメ゜プヌズピツチを埗た。このものの組織は
ほがメ゜プヌズ100でありたたキシレン可溶
分9.7、キノリン䞍溶分0.1ず均質なものであ
぀た。 このメ゜プヌズピツチを実斜䟋ず同様にし
お玡糞し、䞍融化埌1000℃で炭化しお埗た炭玠繊
維の特性は繊維埄8.4Ό、匷床216Kgmm2、匟性率
15.6tonmm2、䌞床1.39であり、メ゜プヌズ
ピツチが均質であるにもかかわらず埗られた炭玠
繊維の特性は䜎いものであ぀た。
【図面の簡単な説明】
第図は本発明の䞀぀の実斜態様を瀺す抂略図
である。第図においお、は粟補重質成分タン
ク、は芳銙族系油タンク、は管匏加熱炉、
は蒞留塔、は䞍溶分分離機、はBTX溶
剀タンク、は溶剀回収塔である。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  石炭系重質油、石油系重質油もしくはそれら
    を蒞留、熱凊理又は氎玠化凊理しお埗られる重質
    成分であ぀お、実質的に単環の芳銙族系炭化氎玠
    溶剀に䞍溶の成分を含たないものであるか、もし
    くは䞊蚘重質油又は重質成分に単環の芳銙族系炭
    化氎玠溶剀たたはこれず同等の溶解性を持぀溶剀
    の該重質油又は重質成分に察しお〜重量倍量
    を加えたずきに生成する䞍溶性成分を分離陀去し
    た埌、溶剀を蒞留陀去しお埗られる粟補された重
    質油又は重質成分を原料ずし、該原料を沞点範囲
    が200〜350℃の間にあり、か぀管匏加熱炉におけ
    る加熱凊理に際し、実質的に単環の芳銙族系炭化
    氎玠溶剀に䞍溶の成分を生成しない芳銙族系油の
    䞊蚘原料に察しお重量倍量以䞊の存圚䞋又は非
    存圚䞋に管匏加熱炉においお加圧䞋に枩床400〜
    600℃の条件で加熱凊理しお、実質的にキノリン
    䞍溶分を生成させるこずなく、キシレン䞍溶分を
    加熱凊理物䞭に〜30重量生成させる連続的な
    第工皋ず、第工皋で埗られた加熱凊理物を
    350℃以䞋の枩床で蒞留又はフラツシングしお、
    軜質成分の䞀郚を陀き、熱分解重質成分を埗る連
    続的な第工皋ず、該熱分解重質成分に単環の芳
    銙族系炭化氎玠溶剀又はこれず同等の溶解性を持
    ぀溶剀を該熱分解重質成分に察しお〜重量倍
    量加え、生成する䞍溶性成分を分離回収しお高分
    子量歎青物を埗る連続的な第工皋ず、第工皋
    で䞍溶分を陀去した枅柄液から溶剀を蒞留陀去し
    お単環の芳銙族系炭化氎玠溶剀に可溶の成分を埗
    る連続的な第工皋から成る氎玠化甚原料調敎工
    皋においお、第工皋で埗られる可溶性成分の党
    郚又は䞀郚を第工皋に埪環しながら第〜第
    工皋を連続的に実斜するこずにより、第工皋か
    ら高分子量歎青物を埗、該高分子量歎青物を氎玠
    䟛䞎性溶媒の存圚䞋に加熱凊理するこずにより氎
    玠化した埌、溶媒を陀去しお実質的に等方性の氎
    玠化ピツチを埗、これをさらに加熱凊理するこず
    によりメ゜プヌズピツチずするこずを特城ずす
    る高性胜炭玠繊維補造甚メ゜プヌズピツチの補
    造方法。  第工皋の管匏加熱炉における加熱凊理の条
    件が、管匏加熱炉の出口においお枩床400〜600
    ℃、圧力〜100Kgcm2である特蚱請求の範囲
    第項に蚘茉の方法。  加熱凊理の条件が、管匏加熱炉の出口におい
    お枩床450〜550℃、圧力〜50Kgcm2である特
    蚱請求の範囲第項に蚘茉の方法。  第工皋で埗られる可溶性成分を第工皋に
    埪環する埪環量が原料の重質油又は重質成分に察
    しお重量倍量以䞊である特蚱請求の範囲第項
    に蚘茉の方法。  埪環量が〜重量倍量の範囲にある特蚱請
    求の範囲第項に蚘茉の方法。  第工皋で埗られる高分子量歎青物の氎玠化
    凊理が、該高分子量歎青物に察しお〜重量倍
    量の氎玠䟛䞎性溶媒の存圚䞋に、管匏加熱炉にお
    いお、枩床400〜460℃、圧力20〜100Kgcm2の
    条件䞋に連続的に実斜される特蚱請求の範囲第
    項に蚘茉の方法。  第工皋で埗られる高分子量歎青物の氎玠化
    凊理を、該高分子量歎青物に察しお〜重量倍
    量の氎玠䟛䞎性溶媒の存圚䞋に、管匏加熱炉にお
    いお、枩床400〜460℃、圧力20〜100Kgcm2の
    条件䞋に連続的に実斜し、続いお氎玠化凊理され
    た凊理液を蒞留塔においお、圧力〜Kgcm2
    、枩床300〜530℃の条件䞋に蒞留しお、該蒞留
    塔底から氎玠化されたピツチを連続的に埗る特蚱
    請求の範囲第項に蚘茉の方法。  氎玠化された高分子量歎青物の加熱凊理が、
    枛圧䞋もしくは垞圧䞋に、䞍掻性ガスの吹き蟌み
    又は流通䞋に、枩床350〜500℃の条件䞋に実斜さ
    れる特蚱請求の範囲第項に蚘茉の方法。  単環の芳銙族系炭化氎玠溶剀がベンれン、ト
    ル゚ンおよびキシレンからなる矀から遞択された
    少なくずも䞀皮である特蚱請求の範囲第項に蚘
    茉の方法。  第工皋で甚いる溶剀が単環の芳銙族系炭
    化氎玠溶剀である特蚱請求の範囲第項に蚘茉の
    方法。  第工皋に原料ずしお送入される重質油た
    たは重質成分および第工皋で埗られる熱分解重
    質成分が、沞点範囲200〜350℃にある軜質成分を
    少なくずも10重量以䞊含み、か぀100℃におけ
    る粘床が1000センチストヌクス以䞋である特蚱請
    求の範囲第項に蚘茉の方法。  第工皋で埗られる高分子量歎青物がキノ
    リン䞍溶分重量以䞋、キシレン䞍溶分40重量
    以䞊であり、か぀光孊的に等方性の高分子量歎
    青物である特蚱請求の範囲第項に蚘茉の方法。  氎玠化されたピツチが実質的に光孊的に等
    方性であり、環球法軟化点が100〜200℃、キノリ
    ン䞍溶分が重量以䞋、キシレン䞍溶分が40重
    量以䞊である特蚱請求の範囲第項に蚘茉の方
    法。  メ゜プヌズピツチがメトラヌ法軟化点
    310℃以䞋、偏光顕埮鏡で芳察したずきの光孊的
    異方性を瀺す郚分の面積分率によるメ゜プヌズ
    含有量が90以䞊、キノリン䞍溶分が10重量以
    䞋、そしおキシレン可溶分が100重量以䞋の特
    性を有する特蚱請求の範囲第項に蚘茉の方法。
JP62287173A 1987-06-18 1987-11-13 メ゜フェヌズピッチの補造方法 Granted JPH01129092A (ja)

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