JPH048169Y2 - - Google Patents

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JPH048169Y2
JPH048169Y2 JP14426786U JP14426786U JPH048169Y2 JP H048169 Y2 JPH048169 Y2 JP H048169Y2 JP 14426786 U JP14426786 U JP 14426786U JP 14426786 U JP14426786 U JP 14426786U JP H048169 Y2 JPH048169 Y2 JP H048169Y2
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plate
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plates
fitting
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は断熱構造の屋根において、折版結合部
に使用する断熱支持具に関している。
(従来の技術) 断熱屋根の折版を結合するための支持具は、実
開昭59−51916号公報(第1先行例)、実開昭59−
51917号公報(第2先行例)、実開昭59−147816号
公報(第3先行例)などで知られている。
上記第1、第2先行例は、折版を結合する吊り
子がプラスチツク製の断熱体内にインサートされ
ており、断熱体を支持具本体で挟持するか(第1
先行例)、支持具本体も吊り子と共に断熱体にイ
ンサートするものである(第2先行例)。
又、第3先行例は吊り子と下部屋根の結合部と
をプラスチツク製の固定具で挟持してボルト締め
するものである。
第1、第2先行例は、断熱支持具が吊り子付の
断熱体と、これを支持する支持具本体より構成さ
れ、これを組立施工する時は、まず支持具本体を
母屋に固定された受金具に第1折版を介して取付
け、次に吊り子付断熱体を以下の行程で支持具本
体に組み付ける。すなわち、吊り子付断熱体は一
方より施工されてきた折版屋根の馳締縁に係止し
た後、適宜時計方向に少し回転させ、さらに僅か
に平行移動させて支持具本体に嵌合し、ボルト締
めによつて固定する。このため、これら先行技術
は作業性が悪いといつた技術的な問題が残されて
いる。
又、第3先行例では、第1折版と第2折版がプ
ラスチツク製の断熱材のみによつて接続されてい
るので、強度上の問題があり、ことに火災の場合
には構成部分が分離してしまうなどの問題があ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、組立て作業の作業性がよく、又、火
災などが生じた場合で構成部品が分離しないよう
にした断熱屋根の支持具を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本考案において課題を解決するための手段は、
板材を折曲げて底板および底板の上方に立上り板
を形成した下部支持金具、板材を折曲げて天板お
よび天板の下方に垂下板を形成した上部支持金具
前記下部支持金具の立上り板と前記上部支持金具
の垂下板との間に介在し立上り板と垂下板とが直
接接触しないように重合した2枚のプラスチツク
製の断熱板、前記立上り板と断熱板と垂下板とを
連結固定するポルトを具備し、下部支持金具の底
板を下部折版の結合部と締結し、上部支持金具の
天板を上部折版の結合部と締結するようにしたも
のである。
(実施例) 支持具本体1は、下部支持金具2と上部支持金
具3とが2枚のプラスチツク製の断熱板4,4を
介して接合され、接合部分はボルト5で結合され
ている。
前記下部支持金具2は板材を折曲げ成形したも
のであつて、底板21、立上り板22,22、な
らびに底板21と立上り板22,22との間に空
洞部23が形成されると共に、立上り板22,2
2にボルト穴24,24が設けられている。ま
た、前記上部支持金具3も板材を折曲げ成形した
もので、天板31、垂下板32,32、ならびに
天板31と垂下板32,32との間に空洞部33
が形成されている。なお、垂下板32,32には
下部支持金具2の立上り板22,22に穿孔した
ボルト穴よりも大径なボルト穴34,34が設け
られている。
なお、前記下部支持金具2の立上り板22,2
2は隙間が形成されているが、上部支持金具3の
垂下板32,32は隙間なく形成されている。
また、前記断熱板4,4は方形の板材で、下部
支持金具2、上部支持金具3との間に介装される
もので、2枚の部材は何れも同じ構造である。断
熱板4は、表側、内側の両面に縁部41,42を
設けて凹所が形成され、表側の縁部41は下方を
削除して表側挿入口43が、内側の縁部42は上
方を削除して内側挿入口44が形成されていると
共に、断熱板4の正面中央部にボルト穴45が設
けられている。なお、断熱板の内側にはボルト穴
45の周囲にリング状の突出胴46が設けられて
いる。
この他、前記下部支持金具2の底板21にはボ
ルトを挿通するための透孔が設けられていると共
に、空洞部23側に向つてナツト6が熔接されて
いる。又、上部支持金具3の天板31には支持ボ
ルト7が設けられている。
支持具本体1を組立てるには、まず、上部支持
金具3の垂下板32,32の前後に断熱板4,4
を係合する。垂下板32,32は断熱板4の内側
挿入口44,44から突出させると共に、ボルト
穴34,34を突出胴46,46に嵌合させて断
熱板4,4の突出胴46,46は先端を互いに接
合し、次いで断熱板4,4の表側に下部支持金具
2の立上り板22,22を係合し、これら3つの
部材をボルト5で固定する。これにより、金属製
である立上り板22,22ボルト5、垂下板3
2,32は互いに接触することなく組立てられる
ので、上部支持金具3の熱を下部支持金具2へ伝
えることがなく、所謂ヒートブリツジ作用を遮断
できる。また、上部支持金具3と下部支持金具2
とは断熱板4,4を介して金属製のボルト5で結
合されているので、火災等による断熱板4,4の
消失があつても、これら部材の連結状態は保持さ
れているので、事故後に風などによつて屋根が飛
ばされることがない。
次に本考案の支持具を使用した屋根構造につい
て説明する。50はタイトフレームで適当な間隔
で山形形状が繰り返される構造であつて、図面は
山形の頂部のみを表わしている。51はタイトフ
レーム50の頂部に突設した支持ボルトで、熔接
ないしはかしめ付けされている。52は断面コ字
状の接続吊り子で、自由端が外側に折返されて接
続部53,53に形成されており、溝形の開口部
を上方に向けて前記タイトフレーム50の頂部に
接合されている。又、前記支持ボルト51には連
結部材54のねじ穴55が結合されると共に、連
結部材54の上端には連結ボルト56が形成され
ている。
下部折版57,57はタイトフレーム50に沿
つて張設されるもので、端部に形成した結合部5
8,58が前記接続吊り子52の接続部53,5
3と締結されると共に、吊り子部分の上方からは
覆板59が被せられている。なお、覆板59の両
端側縁に形成した結合部60,60は接続吊り子
52の接続部53,53の下部に係着される。
また、上部支持金具3には下部支持金具2と同
様に折版を敷設する。すなわち、天板31の上方
に断面コ字状の接続吊り子61を溝形の開口部を
上方にして載置し、接続吊り子61は天板31か
ら突出させた支持ボルト7にナツト締にて固定
し、該接続吊り子61の両側自由端に形成した接
続部62,62に上部折版63,63の結合部6
4,64が締結されており、さらに、吊り子部分
の上方から覆板65が装着されている。66,6
6は覆板65の両側縁部に形成された係合部で接
続吊り子61の接続部62,62の下部に係着さ
れる。
次に断熱屋根の組立工程を説明する。タイトフ
レーム50上に下部折版57,57が接続吊り子
52、覆板59によつて結合され、覆板59から
突出している連結ボルト56を上方に突出させて
タイトフレームに跨がる形状の架台67をパツキ
ン68を介して載置する。次いで支持具本体1の
下部支持金具2のナツト6と前記連結ボルト56
とを螺合して支持具本体1を架台67の上にセツ
トする。続いて下部折版57,57上にグラスウ
ール等の断熱材(図示しない)を敷設し、さらに
続いて上部支持金具3の天板31に接続吊り子6
1を固定する。その後、断熱板の上に上部折版6
3,63を重合して上部折版63,63と接続吊
り子61とを係着し、当該吊り子に覆板65を係
着して断熱屋根を構成する。
実施例は下部折版と上部折版との間にグラスウ
ール党の断熱材を敷設する構造で説明したが、下
部折版を設けずに上部折版のみとし、上部折版の
下面に断熱資材を吹付けて断熱材層を形成して断
熱屋根を構成することもできる。
(考案の効果) 本考案は、下部折版と上部折版とを連結する支
持具本体を予め組立てておき、支持具本体は作業
現場において下部折版を結合する吊り子部分に設
けた連結ボルトにねじ込むことにより屋根上に取
付けられるので、作業性がよいものである。
また、本考案は支持具本体は下部支持金具と上
部支持金具が2枚のプラスチクツ製の断熱板を介
して重合され、さらにこれらを固定するボルトは
金属部品である2つの支持金具と直接接触させな
いで結合しているので、支持具に発生する所謂ヒ
ートブリツジ作用を遮断し、断熱効果をより充分
に保持することができる。
この他、本考案は支持具本体の下部支持金具と
上部支持金具とに金属ボルトが挿通されて両者が
連結されているので、仮に火災等により断熱板が
燒失した場合でも、下部支持金具と上部支持金具
とは連結状態を保持しているので強度、保安上も
確保された支持具となつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は断熱屋根に組立てた断面図、第2図は
同正面図、第3図は支持具本体の部品図で、Aは
上部支持金具、Bは断熱材、Cは下部支持金具で
ある。 1……支持具本体、2……下部支持金具、21
……底板、22……立上がり板、23……空洞
部、24……ボルト穴、3……上部支持金具、3
1……天板、32……垂下板、33……空洞部、
34……ボルト穴、4……断熱板、5……ボル
ト、6……ナツト、7……支持ボルト、50……
タイトフレーム、51……支持ボルト、52……
接続吊り子、53……接続部、54……連結部
材、55……ねじ穴、56……連結ボルト、57
……下部折版、58……結合部、59……覆板、
60……係合部、61……接続吊り子、62……
接続部、63……上部折版、64……結合部、6
5……覆板、67……架台、68……パツキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板材を折曲げて底板および底板の上方に立上り
    板を形成した下部支持金具、板材を折曲げて天板
    および天板に下方に垂下板を形成した上部支持金
    具、前記下部支持金具の立上り板と前記上部支持
    金具の垂下板との間に介在し立上り板と垂下板と
    が直接接触しないように重合した2枚のプラスチ
    ツク製の断熱板、前記立上り板と断熱板と垂下板
    とを連結固定するボルトを具備し、下部支持金具
    の底板を下部折版の結合部と締結し、上部支持金
    具の天板を上部折版の結合部と締結する断熱屋根
    の支持具。
JP14426786U 1986-09-20 1986-09-20 Expired JPH048169Y2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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JP2580538Y2 (ja) * 1991-01-14 1998-09-10 三晃金属工業株式会社 断熱支持具
JP5691479B2 (ja) * 2010-12-15 2015-04-01 スワロー工業株式会社 太陽電池モジュールパネルの取付装置

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JPS6351023U (ja) 1988-04-06

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