JP2580538Y2 - 断熱支持具 - Google Patents
断熱支持具Info
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- JP2580538Y2 JP2580538Y2 JP1991004425U JP442591U JP2580538Y2 JP 2580538 Y2 JP2580538 Y2 JP 2580538Y2 JP 1991004425 U JP1991004425 U JP 1991004425U JP 442591 U JP442591 U JP 442591U JP 2580538 Y2 JP2580538 Y2 JP 2580538Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、断熱二重嵌合外囲体を
簡易且つ迅速に施工でき、さらに施工後においては上部
側嵌合外囲体の熱伸縮に極めて良好に対応することがで
きる断熱支持具に関する。
簡易且つ迅速に施工でき、さらに施工後においては上部
側嵌合外囲体の熱伸縮に極めて良好に対応することがで
きる断熱支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、屋根,壁等の断熱二重嵌合外
囲体の下部側嵌合外囲体と上部側嵌合外囲体との相互を
支持する断熱支持具として種々の構造のものが存在して
おり、外気温に接する上部側嵌合外囲体より下部側嵌合
外囲体への熱伝導を遮断するように構成されている。
囲体の下部側嵌合外囲体と上部側嵌合外囲体との相互を
支持する断熱支持具として種々の構造のものが存在して
おり、外気温に接する上部側嵌合外囲体より下部側嵌合
外囲体への熱伝導を遮断するように構成されている。
【0003】しかし、上部側嵌合外囲体は外気温によっ
て熱伸縮するものであるが、そのような熱伸縮に対し
て、断熱性能を保持しつつ、さらに上部側嵌合外囲体の
熱伸縮に対応することができるものは少ない。
て熱伸縮するものであるが、そのような熱伸縮に対し
て、断熱性能を保持しつつ、さらに上部側嵌合外囲体の
熱伸縮に対応することができるものは少ない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】断熱性を有し、且つ熱
伸縮にも対応することができる断熱支持具は構造が複雑
であり、高価なものとなっている。
伸縮にも対応することができる断熱支持具は構造が複雑
であり、高価なものとなっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで考案者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その考案
を、二つの立上り側部を略平行に設けた断面U字形の固
定体と、略門形状の上部支持体と断熱体とからなり、そ
の上部支持体は固定体上に設け、該固定体の両立上り側
部と上部支持体の両垂下状側部との間に断熱体をそれぞ
れ設けて固定体と上部支持体とを離間し、固定用軸杆を
前記両立上り側部、両断熱体及び両垂下状側部に貫通し
て固定体と上部支持体とを連結し、且つ上部支持体と固
定用軸杆とは前記断熱体にて離間し、下部の嵌合建築用
板の被嵌合部取付箇所上に載置固定するための下部支持
板の下面に内螺子部,その上面に螺子杆をそれぞれ設け
た下部支持体の螺子杆と前記固定体とを被連結用内螺子
にて螺合固定してなる断熱支持具としたり、或いは、長
手方向が略水平方向となる長孔状のガイド孔を形成した
二つの立上り側部を略平行に設けた断面U字形の固定体
と、略門形状の上部支持体と断熱体とからなり、その上
部支持体は固定体上に設け、該固定体の両立上り側部と
上部支持体の両垂下状側部との間に断熱体をそれぞれ設
けて固定体と上部支持体とを離間し、固定用軸杆を前記
両ガイド孔及び両断熱体、両垂下状側部に貫通して固定
体上に対し上部支持体をスライド可能に連結し、且つ上
部支持体と固定用軸杆とは前記断熱体にて離間し、下部
の嵌合建築用板の被嵌合部取付箇所上に載置固定するた
めの下部支持板の下面に内螺子部,その上面に螺子杆を
それぞれ設けた下部支持体の螺子杆と前記固定体とを被
連結用内螺子にて螺合固定してなる断熱支持具としたこ
とにより、断熱性を有しつつ、且つ上部側嵌合外囲体の
熱伸縮にも良好に対応することができるものとして、前
記課題を解決したものである。
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その考案
を、二つの立上り側部を略平行に設けた断面U字形の固
定体と、略門形状の上部支持体と断熱体とからなり、そ
の上部支持体は固定体上に設け、該固定体の両立上り側
部と上部支持体の両垂下状側部との間に断熱体をそれぞ
れ設けて固定体と上部支持体とを離間し、固定用軸杆を
前記両立上り側部、両断熱体及び両垂下状側部に貫通し
て固定体と上部支持体とを連結し、且つ上部支持体と固
定用軸杆とは前記断熱体にて離間し、下部の嵌合建築用
板の被嵌合部取付箇所上に載置固定するための下部支持
板の下面に内螺子部,その上面に螺子杆をそれぞれ設け
た下部支持体の螺子杆と前記固定体とを被連結用内螺子
にて螺合固定してなる断熱支持具としたり、或いは、長
手方向が略水平方向となる長孔状のガイド孔を形成した
二つの立上り側部を略平行に設けた断面U字形の固定体
と、略門形状の上部支持体と断熱体とからなり、その上
部支持体は固定体上に設け、該固定体の両立上り側部と
上部支持体の両垂下状側部との間に断熱体をそれぞれ設
けて固定体と上部支持体とを離間し、固定用軸杆を前記
両ガイド孔及び両断熱体、両垂下状側部に貫通して固定
体上に対し上部支持体をスライド可能に連結し、且つ上
部支持体と固定用軸杆とは前記断熱体にて離間し、下部
の嵌合建築用板の被嵌合部取付箇所上に載置固定するた
めの下部支持板の下面に内螺子部,その上面に螺子杆を
それぞれ設けた下部支持体の螺子杆と前記固定体とを被
連結用内螺子にて螺合固定してなる断熱支持具としたこ
とにより、断熱性を有しつつ、且つ上部側嵌合外囲体の
熱伸縮にも良好に対応することができるものとして、前
記課題を解決したものである。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図7に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0007】Aが本考案の断熱支持具であって、主に固
定体A1及び上部支持体A2とから構成されている。
定体A1及び上部支持体A2とから構成されている。
【0008】その固定体A1は、金属製で図1,図2に
示すように逆門形状に形成されており、底部1の幅方向
両側より略平行となるように立上り側部2,2が形成さ
れている。立上り側部2,2の高さ方向の略中央箇所に
はガイド孔3,3が形成されており、後述する上部支持
体A2を固定用軸杆9にて連結するものである。
示すように逆門形状に形成されており、底部1の幅方向
両側より略平行となるように立上り側部2,2が形成さ
れている。立上り側部2,2の高さ方向の略中央箇所に
はガイド孔3,3が形成されており、後述する上部支持
体A2を固定用軸杆9にて連結するものである。
【0009】ガイド孔3,3は、図2に示すように水平
方向に長手方向が一致するように長孔状に形成された
り、或いは円形状に形成される実施例が存在する。
方向に長手方向が一致するように長孔状に形成された
り、或いは円形状に形成される実施例が存在する。
【0010】上部支持体A2は、金属製で、門形状に形
成され、上面部4の幅方向両側より垂下状側部5,5が
形成されており、該垂下状側部5,5が前記立上り側部
2,2に略平行に固定用軸杆9にて立上り側部2,2と
連結するものである。
成され、上面部4の幅方向両側より垂下状側部5,5が
形成されており、該垂下状側部5,5が前記立上り側部
2,2に略平行に固定用軸杆9にて立上り側部2,2と
連結するものである。
【0011】さらに垂下状側部5,5には比較的大径の
断熱孔6,6が穿設されており、後述の断熱体8の突起
部8bが挿入可能に構成されている(図2,図3参
照)。
断熱孔6,6が穿設されており、後述の断熱体8の突起
部8bが挿入可能に構成されている(図2,図3参
照)。
【0012】上部支持体A2の上面部4には螺子杆7が
形成されており、後述する断熱二重嵌合外囲体Bの上部
側嵌合外囲体を支持するものである。
形成されており、後述する断熱二重嵌合外囲体Bの上部
側嵌合外囲体を支持するものである。
【0013】断熱体8は合成樹脂等の断熱性を有する材
質からなり、平坦な被挟持部8a面上に円形状の突起部
8bが形成され、該突起部8bの中心上に貫通孔8cが
形成されている。
質からなり、平坦な被挟持部8a面上に円形状の突起部
8bが形成され、該突起部8bの中心上に貫通孔8cが
形成されている。
【0014】その被挟持部8aの下端には係止突片8d
が形成され、垂下状側部5の下端に係止するようになっ
ている。被挟持部8aは前述した固定体A1の立上り側
部2,2と上部支持体A2の垂下状側部5,5との間に
設けられるものであって、立上り側部2,2と垂下状側
部5,5とを離間することによって、固定体A1と上部
支持体A2とを非接触状態にして熱の伝達が生じない構
成としている。
が形成され、垂下状側部5の下端に係止するようになっ
ている。被挟持部8aは前述した固定体A1の立上り側
部2,2と上部支持体A2の垂下状側部5,5との間に
設けられるものであって、立上り側部2,2と垂下状側
部5,5とを離間することによって、固定体A1と上部
支持体A2とを非接触状態にして熱の伝達が生じない構
成としている。
【0015】固定用軸杆9は、金属製で、連結軸9aに
螺子部9bが形成されたものであり、実際にはボルト,
ナットが使用されることが多い。その固定用軸杆9にて
固定体A1の立上り側部2,2及び上部支持体A2の垂
下状側部5,5を貫通し、連結するものであって、具体
的には断熱体8の貫通孔8cと固定体A1のガイド孔
3,3に貫通している。固定用軸杆9は断熱体8の貫通
孔8cに貫通しており、固定用軸杆9と上部支持体A2
とが直接接触していない非接触状態である。
螺子部9bが形成されたものであり、実際にはボルト,
ナットが使用されることが多い。その固定用軸杆9にて
固定体A1の立上り側部2,2及び上部支持体A2の垂
下状側部5,5を貫通し、連結するものであって、具体
的には断熱体8の貫通孔8cと固定体A1のガイド孔
3,3に貫通している。固定用軸杆9は断熱体8の貫通
孔8cに貫通しており、固定用軸杆9と上部支持体A2
とが直接接触していない非接触状態である。
【0016】A3は下部支持体であって、下部の嵌合建
築用板B1の被嵌合部16取付箇所上に載置固定するた
めの下部支持板10の下面中央(略中央も含む)に内螺
子部12,その上面中央(略中央も含む)に螺子杆11
をそれぞれ設けられている。
築用板B1の被嵌合部16取付箇所上に載置固定するた
めの下部支持板10の下面中央(略中央も含む)に内螺
子部12,その上面中央(略中央も含む)に螺子杆11
をそれぞれ設けられている。
【0017】前記固定体A1の底部1には前記下部支持
体A3の螺子杆11に螺合する被連結用内螺子1aが形
成され、具体的にはナットが使用される。
体A3の螺子杆11に螺合する被連結用内螺子1aが形
成され、具体的にはナットが使用される。
【0018】上部支持体A2の垂下状側部5,5間には
カラー13が設けられており、両垂下状側部5,5が必
要以上に狭まらないようにしている。
カラー13が設けられており、両垂下状側部5,5が必
要以上に狭まらないようにしている。
【0019】固定体A1に形成されるガイド孔3,3
は、長孔として形成されている場合には上部支持体A2
は固定体A1上をスライドするものである。またガイド
孔3,3が円形状の場合には上部支持体A2が固定体A
1上を揺動することになる。
は、長孔として形成されている場合には上部支持体A2
は固定体A1上をスライドするものである。またガイド
孔3,3が円形状の場合には上部支持体A2が固定体A
1上を揺動することになる。
【0020】Bは二層に葺成された断熱二重嵌合外囲体
であって、B1はその断熱二重嵌合外囲体Bを構成する
単位の金属製の嵌合建築用板である。この嵌合建築用板
B1は主板14の両側より外方上向きに傾斜状部15,
15が形成され、この傾斜状部15,15の上端より被
嵌合部16,16が形成されている。
であって、B1はその断熱二重嵌合外囲体Bを構成する
単位の金属製の嵌合建築用板である。この嵌合建築用板
B1は主板14の両側より外方上向きに傾斜状部15,
15が形成され、この傾斜状部15,15の上端より被
嵌合部16,16が形成されている。
【0021】17は金属製のキャップ材であって、台形
山形状の冠状部17aの両下端に嵌合部17b,17b
が形成されたものである。18は構造材,19は下部側
嵌合外囲体の嵌合建築用板B1の下部受金具,20は吊
子,21はカップ状の座金である。
山形状の冠状部17aの両下端に嵌合部17b,17b
が形成されたものである。18は構造材,19は下部側
嵌合外囲体の嵌合建築用板B1の下部受金具,20は吊
子,21はカップ状の座金である。
【0022】
【作用】まず、下部側嵌合外囲体なる嵌合建築用板B1
の吊子20及び座金21上より突出した螺子杆19aに
下部支持体A3の下部支持板10をその内螺子部12を
利用して固着し、且つ前記下部支持板10を下部の嵌合
建築用板B1の被嵌合部16取付箇所上に載置固定す
る。
の吊子20及び座金21上より突出した螺子杆19aに
下部支持体A3の下部支持板10をその内螺子部12を
利用して固着し、且つ前記下部支持板10を下部の嵌合
建築用板B1の被嵌合部16取付箇所上に載置固定す
る。
【0023】次に、前記下部支持体A3上にキャップ材
17を重合載置しつつ、該キャップ材17を嵌合建築用
板B1の被嵌合部16に嵌合し、該キャップ材17上よ
り突出した下部支持体A3の螺子杆11上に固定体A1
箇所を固着して断熱支持具を取り付け、その後に上部側
嵌合外囲体を施工するものである。
17を重合載置しつつ、該キャップ材17を嵌合建築用
板B1の被嵌合部16に嵌合し、該キャップ材17上よ
り突出した下部支持体A3の螺子杆11上に固定体A1
箇所を固着して断熱支持具を取り付け、その後に上部側
嵌合外囲体を施工するものである。
【0024】
【考案の効果】請求項1においては、二つの立上り側部
2,2を略平行に設けた断面U字形の固定体A1と、略
門形状の上部支持体A2と断熱体8とからなり、その上
部支持体A2は固定体A1上に設け、該固定体A1の両
立上り側部2,2と上部支持体A2の両垂下状側部5,
5との間に断熱体8をそれぞれ設けて固定体A1と上部
支持体A2とを離間し、固定用軸杆9を前記両立上り側
部2,2、両断熱体8,8及び両垂下状側部5,5に貫
通して固定体A1と上部支持体A2とを連結し、且つ上
部支持体A2と固定用軸杆9とは前記断熱体8にて離間
し、下部の嵌合建築用板B1の被嵌合部16取付箇所上
に載置固定するための下部支持板10の下面に内螺子部
12,その上面に螺子杆11をそれぞれ設けた下部支持
体A3の螺子杆11と前記固定体A1とを被連結用内螺
子1aにて螺合固定してなる断熱支持具としたことによ
り、まず第1に取付施工が簡易かつ迅速にできるし、第
2に極めて良好な、断熱効果を有しつつ上部側嵌合外囲
体の熱伸縮に対応することができ、第3に下部外囲体で
ある下部屋根への取付も強固にできる等の効果を奏す
る。
2,2を略平行に設けた断面U字形の固定体A1と、略
門形状の上部支持体A2と断熱体8とからなり、その上
部支持体A2は固定体A1上に設け、該固定体A1の両
立上り側部2,2と上部支持体A2の両垂下状側部5,
5との間に断熱体8をそれぞれ設けて固定体A1と上部
支持体A2とを離間し、固定用軸杆9を前記両立上り側
部2,2、両断熱体8,8及び両垂下状側部5,5に貫
通して固定体A1と上部支持体A2とを連結し、且つ上
部支持体A2と固定用軸杆9とは前記断熱体8にて離間
し、下部の嵌合建築用板B1の被嵌合部16取付箇所上
に載置固定するための下部支持板10の下面に内螺子部
12,その上面に螺子杆11をそれぞれ設けた下部支持
体A3の螺子杆11と前記固定体A1とを被連結用内螺
子1aにて螺合固定してなる断熱支持具としたことによ
り、まず第1に取付施工が簡易かつ迅速にできるし、第
2に極めて良好な、断熱効果を有しつつ上部側嵌合外囲
体の熱伸縮に対応することができ、第3に下部外囲体で
ある下部屋根への取付も強固にできる等の効果を奏す
る。
【0025】これらの効果について詳述すると、本考案
では固定体A1と上部支持体A2とが断熱体8によって
離間しており、且つ固定用軸杆9にて固定体A1と上部
支持体A2とを連結しているので、固定体A1と上部支
持体A2とは直接に接触してないことから、熱伝導を防
止できる。これによって、断熱二重嵌合外囲体Bに使用
し、冷橋,熱橋作用が生じたとしても、その冷気,熱の
遮断が可能である。特に、前記固定体A1は断面U字形
をなし、且つ、上部支持体A2は略門形状をなし、さら
に、固定体A1の両立上り側部2,2と上部支持体A2
の両垂下状側部5,5との間に断熱体8をそれぞれ設け
て固定体A1と上部支持体A2とを離間しているため、
外気に影響される上部の嵌合建築用板B1の上部支持体
A2の両垂下状側部5,5は、断熱体8と空気層とで接
触状態となっており、空気層が断熱効果も高く、且つ断
熱体8を介しての断熱支持具であり、極めて大きな断熱
効果を得ることができる利点がある。
では固定体A1と上部支持体A2とが断熱体8によって
離間しており、且つ固定用軸杆9にて固定体A1と上部
支持体A2とを連結しているので、固定体A1と上部支
持体A2とは直接に接触してないことから、熱伝導を防
止できる。これによって、断熱二重嵌合外囲体Bに使用
し、冷橋,熱橋作用が生じたとしても、その冷気,熱の
遮断が可能である。特に、前記固定体A1は断面U字形
をなし、且つ、上部支持体A2は略門形状をなし、さら
に、固定体A1の両立上り側部2,2と上部支持体A2
の両垂下状側部5,5との間に断熱体8をそれぞれ設け
て固定体A1と上部支持体A2とを離間しているため、
外気に影響される上部の嵌合建築用板B1の上部支持体
A2の両垂下状側部5,5は、断熱体8と空気層とで接
触状態となっており、空気層が断熱効果も高く、且つ断
熱体8を介しての断熱支持具であり、極めて大きな断熱
効果を得ることができる利点がある。
【0026】また、台風のように強風下では、広い面積
を持つ上部(表面側)の嵌合建築用板B1には極めて大
きな力が加わるが、このとき、本考案の断熱支持具で
は、下部の嵌合建築用板B1の被嵌合部16取付箇所上
に載置固定するための下部支持板10の下面に内螺子部
12,その上面に螺子杆11をそれぞれ設けた下部支持
体A3の螺子杆11と前記固定体A1とを被連結用内螺
子1aにて螺合固定したこ構成としたことにより、その
上部の外力は断熱支持具及び下部の嵌合建築用板B1の
被嵌合部16取付箇所上に伝わって吸収できる構成とな
り、外力は局部に集中されることなく、分布荷重として
支持できるものであり、強固なる取付が可能な断熱二重
嵌合外囲体B(屋根)用の断熱支持具を提供できる。
を持つ上部(表面側)の嵌合建築用板B1には極めて大
きな力が加わるが、このとき、本考案の断熱支持具で
は、下部の嵌合建築用板B1の被嵌合部16取付箇所上
に載置固定するための下部支持板10の下面に内螺子部
12,その上面に螺子杆11をそれぞれ設けた下部支持
体A3の螺子杆11と前記固定体A1とを被連結用内螺
子1aにて螺合固定したこ構成としたことにより、その
上部の外力は断熱支持具及び下部の嵌合建築用板B1の
被嵌合部16取付箇所上に伝わって吸収できる構成とな
り、外力は局部に集中されることなく、分布荷重として
支持できるものであり、強固なる取付が可能な断熱二重
嵌合外囲体B(屋根)用の断熱支持具を提供できる。
【0027】また、固定体A1と上部支持体A2とは固
定用軸杆9にて連結しているので、該固定用軸杆9箇所
で上部支持体A2は揺動することができ、上部支持体A
2にて支持されている断熱二重嵌合外囲体Bの上部側嵌
合外囲体の熱伸縮を吸収することができる。
定用軸杆9にて連結しているので、該固定用軸杆9箇所
で上部支持体A2は揺動することができ、上部支持体A
2にて支持されている断熱二重嵌合外囲体Bの上部側嵌
合外囲体の熱伸縮を吸収することができる。
【0028】次に請求項2においては、長手方向が略水
平方向となる長孔状のガイド孔3を形成した二つの立上
り側部2,2を略平行に設けた断面U字形の固定体A1
と、略門形状の上部支持体A2と断熱体8とからなり、
その上部支持体A2は固定体A1上に設け、該固定体A
1の両立上り側部2,2と上部支持体A2の両垂下状側
部5,5との間に断熱体8をそれぞれ設けて固定体A1
と上部支持体A2とを離間し、固定用軸杆9を前記両ガ
イド孔3,3及び両断熱体8,8、両垂下状側部5,5
に貫通して固定体A1上に対し上部支持体A2をスライ
ド可能に連結し、且つ上部支持体A2と固定用軸杆9と
は前記断熱体8にて離間し、下部の嵌合建築用板B1の
被嵌合部16取付箇所上に載置固定するための下部支持
板10の下面に内螺子部12,その上面に螺子杆11を
それぞれ設けた下部支持体A3の螺子杆11と前記固定
体A1とを被連結用内螺子1aにて螺合固定してなる断
熱支持具としたことにより、これを断熱二重嵌合外囲体
Bに使用し、その上部側嵌合外囲体が外気にて大きく熱
伸縮しても、上部支持体A2がガイド孔3,3に沿って
スライド移動することで、前記請求項1の効果と相乗的
に作用し、その熱伸縮に良好に対応でき、歪,破損等を
防止できる利点がある。他の構成は請求項1の考案と同
様であり、同様の効果を発揮しうる。
平方向となる長孔状のガイド孔3を形成した二つの立上
り側部2,2を略平行に設けた断面U字形の固定体A1
と、略門形状の上部支持体A2と断熱体8とからなり、
その上部支持体A2は固定体A1上に設け、該固定体A
1の両立上り側部2,2と上部支持体A2の両垂下状側
部5,5との間に断熱体8をそれぞれ設けて固定体A1
と上部支持体A2とを離間し、固定用軸杆9を前記両ガ
イド孔3,3及び両断熱体8,8、両垂下状側部5,5
に貫通して固定体A1上に対し上部支持体A2をスライ
ド可能に連結し、且つ上部支持体A2と固定用軸杆9と
は前記断熱体8にて離間し、下部の嵌合建築用板B1の
被嵌合部16取付箇所上に載置固定するための下部支持
板10の下面に内螺子部12,その上面に螺子杆11を
それぞれ設けた下部支持体A3の螺子杆11と前記固定
体A1とを被連結用内螺子1aにて螺合固定してなる断
熱支持具としたことにより、これを断熱二重嵌合外囲体
Bに使用し、その上部側嵌合外囲体が外気にて大きく熱
伸縮しても、上部支持体A2がガイド孔3,3に沿って
スライド移動することで、前記請求項1の効果と相乗的
に作用し、その熱伸縮に良好に対応でき、歪,破損等を
防止できる利点がある。他の構成は請求項1の考案と同
様であり、同様の効果を発揮しうる。
【図1】本考案の使用して施工した断熱二重嵌合外囲体
の縦断正面図
の縦断正面図
【図2】本考案の一部切除した斜視図
【図3】本考案の要部分解斜視図
【図4】本考案の取付状態を示す断面図
【図5】本考案の取付状態を示す断面図
【図6】本考案を使用して施工した断熱二重嵌合外囲体
の縦断側面図
の縦断側面図
【図7】本考案を使用して施工した断熱二重嵌合外囲体
の縦断側面図
の縦断側面図
A1…固定体 A2…上部支持体 A3…下部支持体 B1…嵌合建築用板 1a…被連結用内螺子 2…立上り側部 3…ガイド孔 5…垂下状側部 8…断熱体 9…固定用軸杆 10…下部支持板 11…螺子杆11 12…内螺子部 16…被嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平松 明 東京都中央区京橋2丁目9番地2号 三 晃金属 工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 3/36
Claims (2)
- 【請求項1】 二つの立上り側部を略平行に設けた断面
U字形の固定体と、略門形状の上部支持体と断熱体とか
らなり、その上部支持体は固定体上に設け、該固定体の
両立上り側部と上部支持体の両垂下状側部との間に断熱
体をそれぞれ設けて固定体と上部支持体とを離間し、固
定用軸杆を前記両立上り側部、両断熱体及び両垂下状側
部に貫通して固定体と上部支持体とを連結し、且つ上部
支持体と固定用軸杆とは前記断熱体にて離間し、下部の
嵌合建築用板の被嵌合部取付箇所上に載置固定するため
の下部支持板の下面に内螺子部,その上面に螺子杆をそ
れぞれ設けた下部支持体の螺子杆と前記固定体とを被連
結用内螺子にて螺合固定してなることを特徴とした断熱
支持具。 - 【請求項2】 長手方向が略水平方向となる長孔状のガ
イド孔を形成した二つの立上り側部を略平行に設けた断
面U字形の固定体と、略門形状の上部支持体と断熱体と
からなり、その上部支持体は固定体上に設け、該固定体
の両立上り側部と上部支持体の両垂下状側部との間に断
熱体をそれぞれ設けて固定体と上部支持体とを離間し、
固定用軸杆を前記両ガイド孔及び両断熱体、両垂下状側
部に貫通して固定体上に対し上部支持体をスライド可能
に連結し、且つ上部支持体と固定用軸杆とは前記断熱体
にて離間し、下部の嵌合建築用板の被嵌合部取付箇所上
に載置固定するための下部支持板の下面に内螺子部,そ
の上面に螺子杆をそれぞれ設けた下部支持体の螺子杆と
前記固定体とを被連結用内螺子にて螺合固定してなるこ
とを特徴とした断熱支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991004425U JP2580538Y2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 断熱支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991004425U JP2580538Y2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 断熱支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682235U JPH0682235U (ja) | 1994-11-25 |
JP2580538Y2 true JP2580538Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=11583907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991004425U Expired - Lifetime JP2580538Y2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 断熱支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580538Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005299199A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 折板屋根における板鳴り防止構造 |
JP2006336244A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Takenaka Komuten Co Ltd | 折板屋根構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6351023B2 (ja) * | 1982-07-22 | 1988-10-12 | Terumo Corp |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0334418Y2 (ja) * | 1985-10-15 | 1991-07-22 | ||
JPH048169Y2 (ja) * | 1986-09-20 | 1992-03-02 |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP1991004425U patent/JP2580538Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6351023B2 (ja) * | 1982-07-22 | 1988-10-12 | Terumo Corp |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682235U (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
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