JPH0481389B2 - - Google Patents

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JPH0481389B2
JPH0481389B2 JP60223161A JP22316185A JPH0481389B2 JP H0481389 B2 JPH0481389 B2 JP H0481389B2 JP 60223161 A JP60223161 A JP 60223161A JP 22316185 A JP22316185 A JP 22316185A JP H0481389 B2 JPH0481389 B2 JP H0481389B2
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Japan
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circuit
luminance signal
delay
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JP60223161A
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JPS6282786A (ja
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Koichi Kido
Yasutoshi Matsuo
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Priority to US06/915,816 priority patent/US4750037A/en
Priority to EP86307726A priority patent/EP0221684B1/en
Priority to DE198686307726T priority patent/DE221684T1/de
Priority to DE8686307726T priority patent/DE3679027D1/de
Publication of JPS6282786A publication Critical patent/JPS6282786A/ja
Publication of JPH0481389B2 publication Critical patent/JPH0481389B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は輝度信号記録再生装置に係り、特に輝
度信号をプリエンフアシスして磁気記録媒体に記
録し、再生時は再生輝度信号をデイエンフアシス
して画面垂直方向又は斜め方向の輝度信号の高域
ノイズを低減する輝度信号再生装置に関する。
従来の技術 従来より、高域周波数のS/N改善のために輝
度信号記録系及び再生系にプリエンフアシス回路
及びデイエンフアシス回路を各々設けて、記録時
は輝度信号にプリエンフアシスを行なつて、その
高域周波数成分を強調して磁気記録媒体に記録
し、再生時は再生輝度信号にプリエンフアシス特
性とは相補的なデイエンフアシス特性を付与する
輝度信号記録再生装置がある。かかるプリエンフ
アシス回路及びデイエンフアシス回路として所謂
トランスバーサルフイルタ等が用いられている。
上記トランスバーサルフイルタは、遅延回路、
乗算器及び加算器等で構成されており、画面上の
画素情報信号に対し、同じ水平走査線上の少しず
つ位置的に遅れた複数の信号を差し引いたり、又
は加算したりして、1水平走査線内の信号間でプ
リエンフアシス又はデイエンフアシスを行なつて
いた(これを便宜上、「水平エンフアシス」とい
うものとする)。このため、画面水平方向の高周
波数の雑音を低減できるのであつた。
そこで、画面垂直方向の高周波数の雑音を低減
するため、1水平走査期間(1H)遅延する1H遅
延回路及び乗算器及び演算器等で構成されたプリ
エンフアシス回路及びデイエンフアシス回路が設
けられた他の輝度信号記録再生装置が従来より提
案されていた(例えば、本出願人が先に提案した
特開昭60−30285号公報)。かかるプリエンフアシ
ス回路及びデイエンフアシス回路では、第11図
に示す画面上のP点の信号に対し、同図中P′及び
P″点等の1Hの整数倍前の複数の信号を差し引い
たり又は加算したりして、画面上の垂直方向上の
信号間でプリエンフアシス及びデイエンフアシス
を行なつていた(これを便宜上、「垂直エンフア
シス」というものとする)。
発明が解決しようとする問題点 一般に、VTRのノイズ低減回路はノイズをラ
ンダムノイズと考えて論理的解析が行なわれてい
る。しかしながらVTRにより記録されたビデオ
信号には、画面上横方向、縦方向あるいはフレー
ム方向に強い相関性がある。従つて、ノイズにも
相関性があると考えられる。
このため、上記垂直エンフアシスを行なうと、
前記第11図に示す如く画素間の縦方向の相関性
のため、回路構成上、ノイズが縦方向に並び、視
聴者にあたかも画面に雨がふるような印象を与え
てしまう。また、ふだんからモニタ画面の横引き
ノイズは見慣れているが、縦方向のノイズは目新
しいため目立つてしまう等の問題点があつた。
そこで、本発明は前記1H遅延回路に代えて、
1水平走査期間よりも一定時間長い第1の遅延時
間と1水平走査期間よりも一定時間短い第2の遅
延時間をその入力信号に別々に付与した後加算す
る構成とされた遅延回路を用いて、輝度信号のプ
リエンフアシス及びデイエンフアシスを画面垂直
方向に対し所要の角度傾斜した方向に行なうよう
構成することにより、上記問題点を解決した輝度
信号記録再生装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明になる輝度信号記録再生装置は、プリエ
ンフアシス回路及びデイエンフアシス回路を夫々
遅延回路を有する巡回形フイルタで構成すると共
に、遅延回路を1水平走査期間よりもΔt(但し、
Δtは1水平走査期間よりも小なる一定時間)長
い第1の遅延時間と1水平走査期間よりもΔt短
い第2の遅延時間を入力信号に別々に付与した後
加算する構成とされている。また、上記第1及び
第2の遅延時間に加えて1水平走査期間に等しい
第3の遅延時間を入力信号に別々に付与した後加
算するよう上記遅延回路を構成してもよい。
作 用 上記遅延回路は、その入力信号に第1の遅延時
間(1H+Δt)、第2の遅延時間(1H−Δt)及び
第3の遅延時間1Hを別々に付与した後加算する
ため、前記1H遅延回路を用いた垂直エンフアシ
スに比べて、そのエンフアシスの方向がΔt分左
右に傾斜する。すなわち、本発明装置により、画
面垂直方向に対し角度θ(但し、0°≦θ≦90°)傾
斜した方向に輝度信号のプリエンフアシス及びデ
イエンフアシスが行なわれる。
これにより、前記ノイズの相関性も画面の縦方
向に対し上記角度θ傾斜した方向に発生して、ノ
イズの相関方向が拡散されて、結局略ノイズ相関
性のない再生画像が得られる。
実施例 第1図は、本発明になる輝度信号記録再生装置
の第1実施例のブロツク系統図を示す。この第1
実施例は前記プリエンフアシス回路及びデイエン
フアシス回路の両回路機能を共用できる構成とな
つている。この第1実施例の動作について第2図
に示す信号波形図と共に説明する。まず、プリエ
ンフアシス回路として動作する場合について説明
するに、入力端子1に入来する第2図Aに示す如
き輝度信号a(説明の便宜上、1垂直走査期間
(1V)の信号として表現した。)は演算器2を通
して遅延回路3に供給される。
第3図は第1図図示ブロツク系統中本発明装置
の主要部である遅延回路3の第1実施例の詳細な
ブロツク系統図を示す。ここで、上記演算器2を
通して供給される輝度信号aは遅延線4に供給さ
れる。遅延線4は1水平走査期間tH及び微少時間
Δtからなる(tH−Δt)の遅延時間特性を有して
おり、入来する輝度信号aを上記時間(tH−Δt)
遅延させた後、遅延時間2×Δtを有する遅延線
5及び加算器6の一方の入力端子へ夫々供給す
る。遅延線5は入来する信号を時間2×Δt遅延
させた後、加算器6の他方の入力端子へ供給し、
ここで遅延線4よりの信号と加算する。
従つて、例えば第4図に示す画面上P1点の信
号は、上記時間(tH−Δt)前のP2点の信号と、
P2点の信号よりもさらに時間2×Δt前、すなわ
ち、上記P1点の信号に対して時間(TH+Δt)前
のP3点の信号とを加算した信号となつている。
再び第1図に戻つて説明するに、演算器7は前
記入力端子1よりの輝度信号aから上記加算器6
の出力輝度信号を差し引いて、第2図Bに示す如
き信号bとし、係数k1(例えば0.5)を乗ずる係数
回路8を介して演算器2へ供給する。演算器2は
入力端子1よりの輝度信号aから上記係数回路8
から供給される信号を差し引いて得た信号を再び
遅延回路3に供給する。
一方、係数回路9は前記演算器7の出力信号b
に係数k2(例えば、0.65)を乗じて加算器10へ
供給し、ここで前記入力端子1よりの輝度信号a
と加算して得た第2図Cに示す如き信号cを出力
端子11へ出力する。
この出力端子11へ出力される輝度信号cは、
前記第4図に示す画面上の例えば画面最上部の水
平走査線から数えてn番目の水平走査線上のP1
点の信号に対して、その1H前の(n−1)番目
の水平走査線上の信号中、前記時間(tH−Δt)前
のP2点及び時間(tH+Δt)前のP3点の夫々の信
号を少しずつ加算し、さらに、2H前の(n−2)
番目の水平走査線上の信号中では、P4,P5及び
P6点の信号を少しずつ加算し、同様に、3H,
4H,…,nH前の水平走査線上の所定の点の信号
を少しずつ加算して得た信号である。このように
して、画面の垂直方向及び斜め方向の空間周波数
の高域成分が低域成分に比しレベル増強されたプ
リエンフアシス特性が前記入力端子1に入来する
輝度信号aに付与された輝度信号cが得られる。
ところで、同じフイールドの相隣る2本の水平走
査線の画面上での垂直方向の距離(間隔)だけ水
平方向に走査するのに要する時間は180nsであり、
1H(=63.5μs)に比し僅かな時間である。ここ
で、前記微小時間Δtを例えば200nsに設定する
と、第4図図示の画面垂直方向に対するプリエン
フアシスの行なわれる傾斜角度θは50°程度とな
る。
次に、第1図図示ブロツク系統がデイエンフア
シス回路として動作する場合につき説明するに、
上記演算器7の出力信号bは計数k2/(k2+1)
(例えば、0.65/(0.65+1)≒0.394)を乗ずる
係数回路12を介して演算器13に供給される。
演算器13は、入力端子1より入来する前記輝度
信号aから係数回路12の出力信号を差し引いて
得た第2図Dに示す如き輝度信号dを出力端子1
4へ出力する。
この出力端子14へ出力される輝度信号dは、
前記と同様に、その1H,2H,…,nH前の水平
走査線上の所定の信号を少しずつ減算して得た信
号である。このようにして、画面の垂直方向及び
斜め方向の空間周波数の高域成分が低域成分に比
しレベル減衰されたデイエンフアシス特性を有す
る輝度信号dが得られる。
上記輝度信号c及びdは第2図に示す如く互い
に相補的な特性を有している。従つて、再生時に
第1図において、入力端子1にプリエンフアシス
特性が付与された輝度信号cを供給すると、出力
端子14より、デイエンフアシス特性が付与され
て、元の特性に再現された第2図Aに示す如き輝
度信号aが得られる。このようにして、本発明装
置により、前記第4図に示すn番目の水平走査線
上のP1点の信号は、同図中、P2〜P6点等に示す
如き1Hの整数倍前の水平走査線上の所定の点の
信号と夫々加算又は減算されるプリエンフアシス
とデイエンフアシスを行なわれる(以下、これを
便宜上、「拡散垂直エンフアシス」というものと
する)。これにより、第4図に示す如く情報の流
れが拡散され、前記第11図に示す如きノイズの
縦方向の相関性が軽減される。
また、上記拡散垂直エンフアシスを行なうと、
例えば前記(n−2)番目の水平走査線上のP5
点の信号は、その画面垂直方向2H後のP1点の信
号に影響が与えられる如く、例えばnライン目の
情報は(n+2),(n+4),…等のライン目に
効果が表われるので、上記のプリエンフアシス及
びデイエンフアシスをオープンループの回路構成
としたときの相補性の悪さにも効果がある。
また上記拡散垂直エンフアシスによるS/Nの
改善効果は前記係数k1及びk2の如きエンフアシス
の設定定数が同一である限り前記垂直エンフアシ
スと同一である。しかしながら、実際に拡散垂直
エンフアシスを行なつた画面はノイズが目立たず
視覚的にすばらしくS/Nが良く、今まで見たこ
とのない印象の画面となつた。すなわち、拡散垂
直エンフアシスは視覚的又はデータ的にノイズを
低減し、S/Nを向上させるのに非常に有効な手
段と言える。
第5図は第1図図示ブロツク系統中遅延回路3
の第2実施例の詳細なブロツク系統図を示す。同
図中、遅延線15は前記遅延線4と同様に(tH
Δt)の遅延時間特性を有し、また、1H遅延線1
6はtHの遅延時間特性を有し、さらに遅延線17
は前記遅延線5と同様に2×Δtの遅延時間特性
を有している。ここで、遅延線15は入来する前
記輝度信号aを時間(tH−Δt)遅延させた後、遅
延線17及び加算器18へ夫々供給する遅延線1
7は入来する信号を時間2×Δt遅延させた後、
加算器18へ出力する。一方、1H遅延線16は
入来する上記輝度信号aを時間tH遅延させた後、
加算器18へ出力する。加算器18は入来する上
記の3入力信号を夫々加算出力する。上記加算器
18の出力加算信号は、前記加算器6の出力信号
に1H遅延線16の出力信号を加えた信号である
ため、この出力加算信号を第1図に示す演算器7
に供給して、前記と同様にプリエンフアシス及び
デイエンフアシスを行なうと、その再生画面は第
6図に示す如く、前記第4図に示す拡散垂直エン
フアシスによる画面に、更に前記第11図に示し
た垂直エンフアシスによる画面を加えたような再
生画面となる。このようにして、前記ノイズの相
関性が複雑に拡散された再生画面が得られる。
次に本発明装置の第2〜第5実施例を第7図〜
第10図と共に説明する。これらの実施例は前記
本発明装置の第1実施例と同様に、前記プリエン
フアシス回路及びデイエンフアシス回路の両回路
機能を共用できる構成となつており、その主要部
である遅延回路3の構成を前記第3図及び第5図
に示す如き構成とすることにより、前記第4図及
び第6図に示す如き拡散垂直エンフアシスが行な
われた再生画面を得ることができる。なお、第7
図〜第10図中第1図と同一構成部分には同一の
符号を付しその説明を適宜省略する。
第7図及び第8図は夫々本発明装置の第2及び
第3実施例のブロツク系統図を示す。この第2及
び第3実施例は前記プリエンフアシス回路及びデ
イエンフアシス回路の一方を任意に選択する切換
スイツチ19を設けた点に特徴を有する。従つ
て、回路の大部分はプリエンフアシス回路とデイ
エンフアシス回路に共用できる。
いま、第7図図示ブロツク系統をプリエンフア
シス回路として動作させる場合、上記切換スイツ
チ19を端子19a側に接続する。ここで、入力
端子20に入来する入力輝度信号は演算器21及
び遅延回路3を介して演算器22へ供給される。
演算器22は上記入力輝度信号から上記遅延回路
3の出力信号を差し引いて得た信号に係数k3,k4
を夫々乗ずる係数回路23及び24を並列に介し
て切換スイツチ19の端子19a及び19bに
夫々供給する。上記切換スイツチ19は端子19
a側に接続されているので、係数回路23の出力
信号が切換スイツチ19の端子19aを介して演
算器21へ供給される。演算器21は上記入力輝
度信号から上記係数回路23の出力信号を差し引
いて得た信号を再び遅延回路3へ供給する。
一方、係数回路25は演算器22の出力信号に
係数k5を乗算して得た信号を加算器26に供給
し、ここで上記入力輝度信号と加算し、出力端子
27へ出力する。
次に上記第2実施例をデイエンフアシス回路と
して動作させる場合、上記切換スイツチ19を端
子19b側に接続する。これにより、前記演算器
21は端子20に供給される入力再生輝度信号か
ら係数回路24の出力信号を差し引いて得た信号
を前記遅延回路3に供給する。この場合、係数回
路25の出力信号は演算器28へ供給され、ここ
で上記入力再生輝度信号と夫々減算された後、出
力端子29へ出力される。
上記の如く、出力端子27及び29から、プリ
エンフアシス特性が付与された輝度信号及びデイ
エンフアシス特性が付与された再生輝度信号が
夫々得らる。
次に、第3実施例について説明するに、第8図
中、上記第7図と同一構成部分には同一の符号を
付し、その説明を適宜省略する。この第3実施例
は第2実施例に比べて、前記係数回路23,24
及び25を係数k6,k7及びk8を夫々有する係数回
路30,31及び32とし、さらに、前記演算器
22と加算器26との間に係数k9を有する係数回
路33を新たに設けて、加算器6が入力輝度信号
と係数回路33の出力信号とを加算するよう構成
している点において異なる。
すなわち、上記第3実施例がプリエンフアシス
回路として動作する場合、演算器22の出力信号
は係数回路30及び切換スイツチ19の端子19
aを介して演算器21へ供給される一方、係数回
路33を介して加算器26へ供給されて、ここで
入力輝度信号と加算された後、プリエンフアシス
特性が付与された輝度信号として出力端子27へ
出力される。次に、上記第3実施例がデイエンフ
アシス回路として動作する場合、演算器22の出
力信号は係数回路31及び切換スイツチ19の端
子19bを介して演算器21へ供給される一方、
係数回路32を介して演算器28に供給され、こ
こで入力再生輝度信号と夫々減算が行なわれた
後、デイエンフアシス特性が付与された再生輝度
信号として出力端子29へ出力される。
第9図及び第10図は夫々本発明装置の第4及
び第5実施例のブロツク系統図を示す。この第4
及び第5実施例は前記プリエンフアシス回路及び
デイエンフアシス回路としての機能切換用開閉成
スイツチ(以下、「スイツチ」と称す)34を設
けたことに特徴を有し、前記第2及び第3実施例
に比べてスイツチの接点数が少なく簡素な構成と
なつている。
いま、第9図図示ブロツク系統をプリエンフア
シス回路として動作させる場合、上記スイツチ3
4をオンとする。ここで、入力端子35に入来す
る入力輝度信号は加算器36及び演算器37を通
して前記遅延回路3に供給され、前記の如く1H
及びその近傍の所定時間遅延された後演算器38
に供給される。演算器38は、加算器36の出力
信号から遅延回路3の出力信号を差し引いて得た
信号を係数k10を乗ずる係数回路39を介して演
算器37に供給する。演算器37は加算器36の
出力信号から上記係数回路39の出力信号を差し
引いて得た信号を再び遅延回路3に供給する。一
方、上記演算器38の出力信号は係数k11を乗ず
る係数回路40及びスイツチ34を夫々介して加
算器36に供給される。加算器36は前記入力輝
度信号と上記係数回路40の出力信号とを夫々加
算して得た加算出力信号を再び演算器37及び3
8に夫々供給すると共に、出力端子41へ出力す
る。このようにして、プリエンフアシスが行なわ
れた輝度信号が出力端子41より得られる。
次に、第4実施例をデイエンフアシス回路とし
て動作させる場合は、上記スイツチ34をオフと
し、これにより、加算器36は上記のような加算
動作を行なわない。この場合、入力端子35に入
来する入力再生輝度信号は加算器36を通して演
算器37,38及び42に夫々供給される。演算
器42は、入力再生輝度信号から係数回路40の
出力信号を差し引いて得た信号を出力端子43に
出力する。このようにして、デイエンフアシスが
行なわれた再生輝度信号が出力端子43より得ら
れる。
次に第5実施例について説明するに、第10図
中上記第9図と同一構成部分には同一の符号を付
し、その説明を適宜省略する。この第5実施例は
第4実施例において使用した係数回路40に代え
て係数k12を乗ずる係数回路44を用い、更に、
係数回路39を上記演算器38の出力端から演算
器37への帰還路に設けず、演算器38と上記係
数回路44との間に配したことに特徴を有する。
ここで、演算器38の出力信号は、係数回路39
を介して演算器37に供給される一方、係数回路
39及び44を直列に介して演算器42に供給さ
れる。上記係数回路44の乗ずる係数はk12
(k11/k10)なので、係数回路44出力信号は演
算器38の出力信号をk10×k12=k11倍した信号
となり、結局、第5実施例の機能は前記第4実施
例と同一となる。
なお、前記遅延回路3の構成は前記第3図及び
第5図図示の構成に限定されるものではなく、ま
た、本発明装置の構成も上記第1実施例〜第5実
施例に限定されず、係数回路、演算器及び加算器
の組合せを変えることにより種々の構成をとりう
る。従つて、上記の本発明装置の実施例では、拡
散の方向が左、右であるが、前記角度θは0°〜
90°の範囲で任意でよく、また前記第6図に示す
如き左右方向+縦方向の組合せ、縦方向+左右方
向どちらか一方向の組合せ等の構成も可能であ
る。
発明の効果 上述の如く、本発明によれば、拡散垂直エンフ
アシスを行なつているので、従来の垂直エンフア
シスによる再生画面上縦方向のノイズを低減で
き、かつ、ノイズの横及び縦方向の相関性が拡散
されるため、視覚的にS/Nを大幅に向上するこ
とができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる輝度信号記録再生装置の
第1実施例を示すブロツク系統図、第2図は第1
図図示ブロツク系統の動作説明用信号波形図、第
3図及び第5図は夫々本発明装置の主要部になる
遅延回路の第1及び第2実施例を示すブロツク系
統図、第4図及び第6図は夫々本発明装置による
拡散垂直エンフアシスの方法の一例を示す図、第
7図〜第10図は各々本発明装置の第2実施例〜
第5実施例を示すブロツク系統図、第11図は従
来の垂直エンフアシスの方法の一例を示す図であ
る。 1,20,35……輝度信号又は再生輝度信号
入力端子、2,7,13,21,22,28,3
7,38,42……演算器、3……遅延回路、
4,5,15,17……遅延線、6,10,1
8,26,36……加算器、8,9,12,23
〜25,30〜33,39,40,44……係数
回路、11,27,41……輝度信号出力端子、
14,29,43……再生輝度信号出力端子、1
6……1H遅延線、19……切換スイツチ、34
……開閉成スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プリエンフアシス回路を通した輝度信号を周
    波数変調して得た被変調波を記録媒体に記録し、
    該記録媒体から再生した被変調波をFM復調した
    後デイエンフアシス回路を通して再生輝度信号を
    得る輝度信号記録再生装置において、該プリエン
    フアシス回路及び該デイエンフアシス回路を夫々
    遅延回路を有する巡回形フイルタで構成すると共
    に、該遅延回路を1水平走査期間よりもΔt(但
    し、Δtは1水平走査期間よりも小なる一定時間)
    長い第1の遅延時間と1水平走査期間よりもΔt
    短い第2の遅延時間を入力信号に別々に付与した
    後加算する構成としたことを特徴とする輝度信号
    記録再生装置。 2 プリエンフアシス回路を通した輝度信号を周
    波数変調して得た被変調波を記録媒体に記録し、
    該記録媒体から再生した被変調波をFM復調した
    後デイエンフアシス回路を通して再生輝度信号を
    得る輝度信号記録再生装置において、該プリエン
    フアシス回路及び該デイエンフアシス回路を夫々
    遅延回路を有する巡回形フイルタで構成すると共
    に、該遅延回路を1水平走査期間よりもΔt(但
    し、Δtは1水平走査期間よりも小なる一定時間)
    長い第1の遅延時間と1水平走査期間よりもΔt
    短い第2の遅延時間と1水平走査期間に等しい第
    3の遅延時間とを入力信号に別々に付与した後加
    算する構成としたことを特徴とする輝度信号記録
    再生装置。
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