JPH0438196B2 - - Google Patents

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JPH0438196B2
JPH0438196B2 JP59206866A JP20686684A JPH0438196B2 JP H0438196 B2 JPH0438196 B2 JP H0438196B2 JP 59206866 A JP59206866 A JP 59206866A JP 20686684 A JP20686684 A JP 20686684A JP H0438196 B2 JPH0438196 B2 JP H0438196B2
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Japan
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circuit
signal
carrier color
coefficient
output signal
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Yasutoshi Matsuo
Takechika Shibayama
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は搬送色信号の記録再生装置に係り、特
に再生搬送色信号中の雑音をくし形フイルタを用
いて好適に低減できるように、搬送色信号を記録
し、再生する装置に関する。
従来の技術 従来よりアジマス記録再生方式のVTRでは、
低域変換された搬送色信号と被周波数変調輝度信
号との周波数分割多重信号を、回転ヘツドにより
磁気テープ上に記録するに際し、相隣るビデオト
ラツクを記録再生する2個の回転ヘツドが、互い
にアジマス角度を異ならしめられてガードバンド
無く、又は極めて僅小なガードバンドを形成して
ビデオトラツクをを順次記録形成するが、アジマ
ス損失効果が低域周波数に対して十分でないこと
から、再生信号中に隣接トラツクの低域変換搬送
色信号がクロストーク成分として混入されてしま
う。そのため、上記のVTRでは記録時に低域変
換搬送色信号の色副搬送波の位相を1水平走査期
間(1H)毎に90°ずつ位相推移させて記録し、再
生時は再生時再生低域変換搬送色信号をもとの帯
域に戻す際に、記録時と実質的に逆方向に、1H
毎に90°ずつ再生搬送色信号の色副搬送波の位相
を推移させた後、くし形フイルタを用いてクロス
トーク成分の除去された再生搬送色信号を得る、
いわゆるフエーズ・シフト方式を採用しているこ
とは周知の通りである(必要とあらば、本出願人
の提案になる特公昭56−9073号公報、特公昭55−
32273号公報を参照されたい。)。また、上記の位
相推移の代りに、相隣る2本のビデオトラツクの
うち、一方のビデオトラツクに記録された低域変
換搬送色信号の色副搬送波の位相を1H毎に反転
させて記録し、再生時には上記と同様に位相及び
帯域がもとに戻された再生搬送色信号をくし形フ
イルタに通すことによつても、クロストーク成分
を除去することができる(いわゆるフエーズ・イ
ンバート方式)。
発明が解決しようとする問題点 上記のくし形フイルタは、搬送色信号のライン
相関性を利用した非帰還形のものであり、ライン
相関性を本来有しないノイズを抑圧する効果も有
する。しかるに、このくし形フイルタでは再生搬
送色信号中に混入している前記クロストーク成分
以外のノイズに対しては3dB程度しか低域するこ
とができなかつた。また、第11図に示す如く、
入力端子64に入来した再生搬送色信号を減算回
路65を通して1H遅延回路66に供給し、その
1H遅延再生搬送色信号を係数回路67及び減算
回路65を夫々通して1H遅延回路66に帰還入
力する一方、出力端子68へ出力する、いわゆる
帰還形くし形フイルタが知られている。この帰還
形くし形フイルタによれば、上記のノイズ低減効
果は非帰還形の上記くし形フイルタよりもある
が、特にライン相関性のない搬送色信号に対して
は垂直解像度の劣化が著しいという問題点があつ
た。
そこで、本発明は帰還形くし形フイルタの帰還
ループ内にリミツタを設けることにより垂直解像
度の劣化を抑圧しつつノイズ低減効果を得、また
記録系にも再生系の上記帰還形くし形フイルタの
周波数特性と相補的な周波数特性の帰還形くし形
フイルタを設けることにより、垂直解像度の劣化
をより改善し、上記の問題点を解決した搬送色信
号の記録再生装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 特許請求の範囲第1項記載の搬送色信号の記録
再生装置は、帰還ループ内に係数回路とこの係数
回路の出力側に設けたリミツタを有する帰還形く
し形フイルタを少なくとも再生搬送色信号の伝送
系に設けたものである。また、特許請求の範囲第
3項記載の搬送色信号の記録再生装置は、搬送色
信号の記録系にも、搬送色信号の再生系の第1の
帰還くし形フイルタと同様に帰還ループに係数回
路と、この係数回路の出力側のリミツタとを有
し、かつ、第1の帰還形くし形フイルタの周波数
特性と相補的な周波数特性の第2の帰還形くし形
フイルタを設けたものである。
作 用 上記の帰還形くし形フイルタはいずれも、帰還
ループ内にリミツタを有しているから、入力搬送
色信号中の垂直方向の空間周波数の高域成分は大
振幅入力時に振幅制限されるから、振幅制限しな
い場合に比し、垂直解像度の劣化が少なくなる。
また、特許請求の範囲第3項記載の発明では、記
録系及び再生系の両方に、互いに相補的な周波数
特性を有する帰還形くし形フイルタを用いたの
で、再生搬送色信号の波形の復元性が改善され、
より一層垂直解像度の劣化を抑圧できる。以下、
本発明の各実施例について図面と共に説明する。
実施例 第1図A,Bは夫々本発明装置の第1、第2実
施例のブロツク系統図を示す。第1図Aに示す第
1実施例において、入力端子1に入来した例えば
NTSC方式のカラー映像信号は、低域フイルタ2
に供給されて輝度信号を分離濾波される一方、帯
域フイルタ3に供給されて搬送色信号を分離濾波
される。輝度信号は記録輝度信号処理回路4に供
給され、ここで例えば周波数変調(FM)等の所
定の信号処理を受ける。一方、搬送色信号は本発
明の要部をなす帰還形くし形フイルタ5に供給さ
れ、ここで後に詳細に説明する如く、画面上、垂
直方向に現われる1水平走査期間(1H)間隔の
信号成分毎にプリエンフアシスを行なわれ、垂直
方向の空間周波数の高域成分が低域成分に比し相
対的にレベル増強せしめられる特性が付与された
後、記録搬送色信号処理回路6に供給され、ここ
で例えば低域へ周波数変換され、かつ、前記した
位相推移処理が施される等の磁気記録再生に適し
た所定の信号形態に変換される。記録輝度信号処
理回路4及び記録搬送色信号処理回路6により
夫々所定の信号形態に変換されて取り出された輝
度信号及び搬送色信号は、記録増幅器7に供給さ
れ、ここで夫々混合及び増幅された後、記録用回
転ヘツド8により磁気テープ9に記録される。
一方、再生時には再生用回転ヘツド10により
磁気テープ9上の既記録信号が再生され、その再
生信号は前置増幅器11を通して高域フイルタ1
2、低域フイルタ13に夫々供給される。高域フ
イルタ12により例えばFM輝度信号が分離濾波
されて再生輝度信号処理回路14によりもとの帯
域の輝度信号に復調される。一方、低域フイルタ
13により例えば低域変換されて記録されていた
搬送色信号が、再生信号中より分離濾波され、こ
の搬送色信号は再生搬送色信号処理回路15に供
給され、ここで前記した公知の記録時の位相推移
を打消すための位相推移処理ともとの帯域に戻す
ための周波数変換処理とを行なわれて、もとの信
号形態に戻されて再生搬送色信号となる。再生搬
送色信号は本発明の要部をなす帰還形くし形フイ
ルタ16に供給され、ここで垂直方向の空間周波
数の高域成分が低域成分に比し相対的にレベル減
衰された特性であつて、帰還形くし形フイルタ5
の周波数特性と相補的な周波数特性を付与され
る。
すなわち、帰還形くし形フイルタ5は水平走査
周波数fHの1/2の偶数倍の周波数に通過域をもち、
fH/2の奇数倍の周波数に減衰域をもつ周波数特
性であるのに対し、帰還形くし形フイルタ16は
fH/2の偶数倍の周波数に減衰域をもち、fH/2
の奇数倍の周波数に通過域をもつ周波数特性を有
する。なお、帰還形くし形フイルタ5はfH/2の
偶数倍の周波数はレベル増強して出力し、fH/2
の奇数倍の周波数はそのままのレベルで出力す
る。一方、帰還形くし形フイルタ16はfH/2の
奇数倍の周波数をそのままのレベルで出力する。
ここで、再生搬送色信号中に含まれるノイズ
は、一般に垂直方向の空間周波数の高域成分が多
いため、この高域成分をレベル減衰させる、上記
の帰還形くし形フイルタ16によつてノイズが低
減される。また、このとき、前記した隣接トラツ
クからのクロストーク成分も帰還形くし形フイル
タ16によつて、公知の原理に基づき除去され
る。
帰還形くし形フイルタ5及び16については後
に詳細に説明するが、その帰還ループ中にリミツ
タを有することを特徴としており、これにより垂
直解像度の劣化の軽減を図つている。帰還形くし
形フイルタ16の出力再生搬送色信号は、混合回
路17に供給され、ここで再生輝度信号処理回路
14よりの再生輝度信号と混合されて再生カラー
映像信号とされた後、出力端子18へ出力され
る。
このようにして、再生搬送色信号のSN比を改
善することができ、また帰還形くし形フイルタ1
6によつて劣化する垂直方向の空間周波数対レベ
ル特性(垂直解像度)は予め帰還形くし形フイル
タ5によつて強調されて記録されているから、出
力端子18にはSN比が改善され、かつ、垂直解
像度の劣化が十分に抑圧された再生カラー映像信
号を得ることができる。
第1図Aに示した実施例は特許請求の範囲第3
項記載の発明に関する実施例であり、この実施例
中の帰還形くし形フイルタ5を有しない記録再生
装置が特許請求の範囲第1項記載の発明の実施例
に相当する。すなわち、帰還形くし形フイルタ5
が存在しなくても、帰還形くし形フイルタ16に
よつて再生搬送色信号のSN比を改善することが
でき、また帰還ループ中にリミツタを有している
から、従来の帰還形くし形フイルタよりも垂直解
像度の劣化を軽減することができるからである。
次に特許請求の範囲第4項記載の発明の実施例
について、第1図Bに示すブロツク系統図と共に
説明する。同図中、第1図Aと同一構成部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。本実施例
は記録系及び再生系の夫々に設けられた帰還形く
し形フイルタを共用した点に特徴を有する。すな
わち、記録時はスイツチ回路19は端子R側に接
続され、帯域フイルタ3より取り出された記録さ
れるべき搬送色信号を帰還形くし形フイルタ20
へ選択出力する。一方、再生時にはスイツチ回路
19は端子P側に接続され、再生搬送色信号処理
回路15より取り出された再生搬送色信号を帰還
形くし形フイルタ20へ選択出力する。
帰還形くし形フイルタ20は後述する各実施例
に示すが、一の入力端子と記録用搬送色信号用出
力端子と再生搬送色信号用出力端子とを有してお
り、帰還ループ内にリミツタを有している。これ
により、帰還形くし形フイルタ20は記録時には
垂直方向の空間周波数の高域成分が増強された記
録用搬送色信号を記録搬送色信号処理回路6へ供
給し、他方、再生時には垂直方向の空間周波数の
高域成分が減衰された再生搬送色信号を混合回路
17へ供給する。本実施例によれば、帰還形くし
形フイルタ20が単一なので、回路構成が簡単か
つ安価にできる。
次に帰還形くし形フイルタ16,20の各実施
例について説明する。第2図は帰還形くし形フイ
ルタ16の一実施例のブロツク系統図を示す。同
図中、入力端子21に入来した搬送色信号処理回
路15よりの再生搬送色信号は、第1の減算回路
22を通して1H遅延回路23に供給され、ここ
で1水平走査期間(1H)遅延された後、加算回
路24に供給される。加算回路24より取り出さ
れた、入力再生搬送色信号と1H遅延回路23の
出力信号との加算信号は、係数回路25により係
数k1(ただし、k1<1で、例えば0.75)と乗算さ
れた後リミツタ26に供給され、ここで大振幅部
分は所定のリミツテイングレベルに振幅制限さ
れ、リミツテイングレベル以下の小振幅部分は振
幅制限されることなくそのまま通過して減算回路
22に供給される。
減算回路22は入力再生搬送色信号からリミツ
タ26の出力信号を差し引く減算動作を行なつて
得た信号を1H遅延回路23及び第2の減算回路
27に夫々供給する。減算回路22、1H遅延回
路23、加算回路24、係数回路25及びリミツ
タ26よりなる一巡の回路は、帰還形くし形フイ
ルタを構成しており、その帰還ループにはリミツ
タ26が設けられている。また1H遅延回路23
の入力信号は1H遅延回路23の出力信号と減算
回路27で減算されるが、この1H遅延回路23
と減算回路27とは、非帰還形のくし形フイルタ
を構成しており、減算回路27より取り出された
再生搬送色信号が出力端子28へ出力される。
ここで、加算回路24の出力端子には入力再生
搬送色信号に含まれる垂直方向の空間周波数の高
域成分が現われ、一般にノイズは垂直方向の空間
周波数の高域成分が多いため、信号の垂直方向の
空間周波数が低いとき(例えば垂直方向に変化の
ない絵柄のとき)などは、ノイズのみが現われ
る。このノイズ成分が減算回路22において、入
力再生搬送色信号と減算されるから、減算回路2
2の出力端には十分にノイズが低減された再生搬
送色信号が取り出される。このノイズ低減の程度
は、係数回路25の係数k1によつて定まり、ノイ
ズは√(1−1)・(1+1)に抑圧される。例
えば、係数k1が0.75のときには、ノイズは0.38倍
となり、SN比は約8.5dB改善される。
従つて、減算回路27の出力端には、上記の
SN比の改善された再生搬送色信号に、更に非帰
還形のくし形フイルタの特性を付与された再生搬
送色信号が現われることになる。この結果、記録
時に前記したクロストーク対策のための位相推移
処理(又は位相反転処理)を受けて搬送色信号が
記録されていた場合は、再生搬送色信号中に含ま
れる垂直方向の空間周波数の高域に集中したクロ
ストーク成分を十分に除去でき、しかも、係数k1
を0.75とすると、SN比は約9dB改善される。
また、加算回路24の出力端には、入力再生搬
送色信号の垂直方向の空間周波数の高域成分が現
われるので、係数回路25の出力信号をそのまま
減算回路22に供給したのでは垂直解像度の劣化
をまねく。そこで、リミツタ26により係数回路
25の出力信号が大振幅のときにこれを振幅制限
して、帰還量を実質的に小とし、これにより帰還
系の低域フイルタ特性の遮断周波数を高くして、
入力再生搬送色信号に対する応答を速くする。こ
れにより、垂直解像度の劣化は軽減される。
なお、第2図において、減算回路22の出力端
に出力端子を接続してもよく、この場合はSN比
が前記約8.5dB程度改善された再生搬送色信号を
得ることができる。
次に帰還形くし形フイルタ20の各実施例につ
き説明するに、第3図は帰還形くし形フイルタ2
0の第1実施例のブロツク系統図を示す。同図
中、入力端子30に入来した、スイツチ回路19
よりの記録されるべき搬送色信号又は再生搬送色
信号は第1の減算回路31、1H遅延回路32を
夫々通して第1の加算回路33に供給される一
方、加算回路33に直接供給され、ここで加算さ
れた後リミツタ34を通してスイツチ35及び係
数回路36に夫々供給される。スイツチ35は記
録時には接点R側に、また再生時には接点P側に
切換接続される。これにより、記録時にはリミツ
タ34の出力信号はスイツチ35を通して係数回
路37に供給され、ここで係数k1を乗じられた後
減算回路31に供給される。また再生時にはリミ
ツタ34の出力信号はスイツチ35を通して係数
回路38に供給され、ここで係数k3を乗じられた
後減算回路31に供給される。
以上の減算回路31、1H遅延回路32、加算
回路33、リミツタ34、スイツチ35及び係数
回路37(又は38)よりなる回路部は第2図と
共に説明したように、帰還形くし形フイルタを構
成しており、加算回路33の出力端には入力搬送
色信号の垂直方向の高域成分が現われる。この高
域成分はリミツタ34を通して係数回路36に供
給され、ここで係数k2と乗算された後、第2の加
算回路39及び第2の減算回路41に夫々供給さ
れる。記録時には入力端子30に入来した搬送色
信号と係数回路38の出力信号とが加算回路39
にて加算合成された後、第2の出力端子40へ記
録用搬送色信号として出力される。一方、再生時
には入力端子30へ入来した再生搬送色信号は減
算回路41にて係数回路36の出力信号と減算さ
れた後、第1の出力端子42へ再生搬送色信号と
して出力される。
いま、入力端子30の搬送色信号の振幅が第4
図Aに示す如きステツプ波形であつたものとする
と(なお、第4図では水平同期信号の図示は便宜
上省略してある。)、減算回路31の出力信号は同
図Bに示す如く、最初の1Hでは振幅が上記ステ
ツプ波形の振幅Aからs・k1(ただし、sはリミ
ツタ34のリミツテイングレベル、k1は係数回路
37の係数。なお再生時はs・k2)を差し引いた
振幅となり、以後1H毎にAからs・k1 2,s・k1
、…を差し引いた振幅となり、最終的にAに収
束する。また、加算回路33の出力信号は、第4
図Cに示す如く、最初の1Hでは振幅がAで、漸
次1H毎に記録時はs・k1,s・k1 2,s・k1 3
…なる振幅変化をする減衰波形となる。リミツタ
34は第4図C中、一点鎖線で示すリミツテイン
グレベルより大なる振幅の加算回路33の出力信
号を振幅制限するから、リミツタ34の出力信号
の振幅波形は第4図Dに示す如くになる。そし
て、出力端子40には第4図Eに示す如く、最初
の1Hでは振幅がA+s・k2(ただし、k2は係数回
路36の係数値)で、以後i番目のH期間(但
し、最初のH期間を0番目のH期間とする)では
A+s・ki 1・k2なる振幅となる、記録用搬送色信
号が取り出される。この記録用搬送色信号は垂直
方向の空間周波数の高域成分がレベル増強された
信号である。
一方、再生時には、入力再生搬送色信号が第4
図Aに示す如き波形のときには、出力端子42の
出力再生搬送色信号波形は第4図Fに示す如く、
最初の1H(入力再生搬送色信号が立上つた直後の
1H)はA−s・k2で示され、以後i番目のH期
間ではA−s・ki 3・k2(ただし、k3は係数回路3
8の係数値)で表わされる振幅の波形となる。こ
の再生搬送色信号は垂直方向の空間周波数の高域
成分が減衰された波形を示している。
なお、第3図中、係数回路37,38の各係数
k1・k3が等しいときは、係数回路37及び38の
一方を省略することができることは明らかであ
る。また、減算回路31の出力端に出力端子42
を接続してもよく、この場合は上記よりもSN比
改善量は少なくなるが、約8dB程度の実用上十分
なSN比の改善された再生搬送色信号を減算回路
31より取り出すことができる。
次に帰還形くし形フイルタ20の第2実施例に
ついて第5図のブロツク系統図と共に説明する。
同図中、第3図と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。まず、記録時には加算
回路33の出力信号は係数回路44により、1よ
り小なる係数k1を乗じられた後、リミツタ34を
通して減算回路31及び係数回路45に夫々供給
される。係数回路45により係数k2(例えば約1.0
程度)を乗じられたリミツタ34の出力信号は、
加算回路39へ供給される。記録時に入力端子3
0に入来した搬送色信号中の垂直方向の空間周波
数の高域成分は大振幅部分を抑圧されてリミツタ
34の出力端に現われるから、この信号を係数回
路45で重み付けして得た信号と入力搬送色信号
とを加算回路39により加算することにより、出
力端子40には垂直方向の空間周波数の高域成分
が非直線的に増強された搬送色信号が得られる。
一方、再生時には減算回路46により、1H遅
延回路32の入力信号から1H遅延信号を差し引
いて得た信号が、再生搬送色信号として取り出さ
れる。この再生時の回路構成は第2図に示した帰
還形くし形フイルタ6と同一構成となる。
次に帰還形くし形フイルタ20の第3実施例に
ついて第6図のブロツク系統図と共に説明する。
同図中、第3図及び第5図と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。本実施例は
第2実施例における記録時の補正の設定を、再生
時の設定に拘束されることなく任意とすることに
より、記録時の周波数特性と再生時の周波数特性
との相補性をより改善させることを特徴とする。
加算回路33の出力信号は係数回路44,48及
び50に夫々供給され、ここで係数k1(例えば約
0.75),k3(例えば約0.7)及びk4(例えば約1.5)と
乗算される。記録時には接点R側に接続されるス
イツチ49を通して係数回路48の出力信号が減
算回路31に供給される。また、記録時には係数
回路50の出力信号がリミツタ51を通して加算
回路39に供給され、ここで入力搬送色信号と加
算合成される。
一方、再生時には接点P側に切換接続されたス
イツチ49により、リミツタ34の出力信号が減
算回路31へ選択出力される。このように、記録
時と再生時とで、帰還ループ内の係数回路48,
44を、スイツチ49により切換えることによ
り、記録時と再生時とで全く別の設定を行なえ
る。
次に帰還形くし形フイルタ20の第4実施例に
ついて第7図のブロツク系統図と共に説明する。
同図中、第6図と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。本実施例は第3実施例
のリミツタ34と51とを共用したものであり、
これにより記録時と再生時とで同一の非直線特性
が得られるので、リミツタ通過レベル内での前記
相補性が改善される。加算回路33の出力信号は
係数回路44,48及び53に夫々供給される。
係数回路53は入力信号に係数k5(例えば約1.5)
を乗算し、これにより得られた信号をスイツチ5
4の接点Rに供給する。記録時にはスイツチ54
は49と同様に接点R側に接続されるため、スイ
ツチ54からは係数回路53の出力信号が選択出
力されてリミツタ34に供給され、ここで大振幅
部分を振幅制限される。リミツタ34の出力信号
は加算回路39に供給され、ここで入力搬送色信
号と加算合成されて記録用搬送色信号とされる。
他方、再生時にはスイツチ49及び54が夫々
接点P側に切換接続されるため、スイツチ54か
らは係数回路44の出力信号が選択出力されてリ
ミツタ34に供給される。すなわち、再生時に
は、第6図と同一構成の帰還形くし形フイルタが
構成される。
次に帰還形くし形フイルタ20の第5実施例に
ついて第8図のブロツク系統図と共に説明する。
同図中、第3図と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。本実施例は減算回路4
1と共に再生系の帰還形くし形フイルタを構成す
る減算回路31より係数回路36に到る回路部
を、加算回路56を含むループ内に入れることに
より、記録時の帰還形くし形フイルタの周波数特
性と再生時の帰還形くし形フイルタの周波数特性
とを夫々完全な逆特性として相補性を改善した点
に特徴を有する。第8図において、入力端子30
に入来した搬送色信号は加算回路56を通して減
算回路31に供給され、ここでリミツタ34の出
力信号に所定の係数を乗じて得られた係数回路5
7の出力信号と減算される。また、係数回路36
の出力信号は記録時に接点R側に接続されるスイ
ツチ58を介して加算回路56に供給され、再生
時はスイツチ58が接点P側に切換接続されるた
め、加算回路56への伝送がスイツチ58により
阻止される。
すなわち、再生時には本実施例回路は第3図に
示した再生時の帰還形くし形フイルタと同一構成
となり、減算回路31から係数回路36に到るま
での回路部を61とすると、第9図に示す如き構
成と等価となる。ここで、回路部61の伝達関数
をG(s)とすると、第9図に示す再生時のくし
形フイルタの入力端子30から出力端子42まで
の伝達関数は1−G(s)で示される。一方、記
録時の帰還形くし形フイルタは、係数回路36の
出力信号がスイツチ58により加算回路56へ帰
還されるから、第10図に示す回路構成と等価に
なる。この第10図に示す回路の入力端子30よ
り出力端子40までの伝達関数は、1/(1−G
(s))となり、上記再生時の第9図に示す回路の
伝達関数1−G(s)と完全な逆特性となる。従
つて、第8図に示す第5実施例によれば、記録時
と再生時とで完全に相補的な周波数特性が得られ
る。
なお、本発明は上記の各実施例に限定されるも
のではなく、例えば前記フエーズ・シフト方式に
よる位相推移処理を受けた低域変換搬送色信号を
入力端子に供給される帰還形くし形フイルタの場
合は、1H遅延回路23,32,66の代りに2H
遅延回路を使用することにより、本発明を低域変
換搬送色信号にも適用でき、またPAL方式の搬
送色信号にも、1H遅延回路23,32,66を
2H遅延回路とすることにより適用することがで
きる。
また、リミツタ26,34と係数回路25,4
4との接続順序は第2図、第5図と逆でもよく、
更にスイツチ35,49,54は実施例とは異な
り、係数回路37,38の出力側、係数回路4
4,48又は53の入力側に設けてもよく、要は
係数回路37,38,44,48又は53の出力
信号を、記録時と再生時とで実質的に選択出力し
て減算回路31へ供給する構成であればよい。ま
た、アジマス記録再生方式以外のVTRにも適用
することができる。
発明の効果 上述の如く、本発明によれば、帰還形くし形フ
イルタの帰還ループ内に係数回路と、その係数回
路の出力側にリミツタとを設けたので、画質上重
要な要素である帰還係数と高域成分の最大振幅と
を全く独立して設定することができ、また記録系
にも再生系と相補的な特性の帰還形くし形フイル
タを設けたので、再生系の帰還形くし形フイルタ
による垂直解像度の劣化をより一層抑圧すること
ができ、従来の非帰還形くし形フイルタを用いた
程度の垂直解像度の再生画像を得ることができ、
また記録系と再生系の両帰還形くし形フイルタを
共用した場合は、部品点数を削減できるから、簡
単かつ安価に回路を構成することができると共
に、記録時と再生時とで完全に相補的な周波数特
性が得られるので記録再生信号の周波数特性の劣
化がない等の数々の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは夫々本発明装置の各実施例を示
すブロツク系統図、第2図は第1図Aに示すブロ
ツク系統中の要部の一実施例のブロツク系統図、
第3図、第5図、第6図、第7図及び第8図は
夫々第1図Bに示すブロツク系統中の帰還形くし
形フイルタの各実施例を示すブロツク系統図、第
4図は第3図図示ブロツク系統の動作説明用信号
波形図、第9図及び第10図は夫々第8図図示ブ
ロツク系統の再生時、記録時の等価回路図、第1
1図は従来の帰還形くし形フイルタの一例を示す
ブロツク系統図である。 1……カラー映像信号入力端子、4……記録輝
度信号処理回路、5,16,20……帰還形くし
形フイルタ、6……記録搬送色信号処理回路、9
……磁気テープ、14……再生輝度信号処理回
路、15……再生搬送色信号処理回路、18……
再生カラー映像信号出力端子、19……スイツチ
回路、21……再生搬送色信号出力端子、22,
27,31,41,46,65……減算回路、2
3,32,66……1H遅延回路、24,33,
39,56……加算回路、25,36〜38,4
4,48,50,53,57,67……係数回
路、26,51……リミツタ、28……再生搬送
色信号出力端子、30……入力端子、35,4
9,54,58……スイツチ、40……記録用搬
送色信号出力端子、42……再生搬送色信号出力
端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 搬送色信号を所定の信号形態に変換した後、
    記録媒体に記録し、再生時には該記録媒体から再
    生された再生信号の信号処理を行つてもとの信号
    形態の再生搬送色信号を得る搬送色信号の記録再
    生装置において、帰還ループ内に係数回路と該係
    数回路の出力側に設けたリミツタを有する帰還形
    くし形フイルタを少なくとも上記再生搬送色信号
    の伝送系に設けたことを特徴とする搬送色信号の
    記録再生装置。 2 該帰還形くし形フイルタは一の端子が入力端
    子に接続された減算回路と、該減算回路の出力信
    号を1又は2水平走査期間遅延する遅延回路と、
    該遅延回路の出力信号と該入力端子よりの該もと
    の信号形態又は所定の信号形態の再生搬送色信号
    とを夫々加算する加算回路と、該加算回路の出力
    信号に所定の係数を乗ずる該係数回路と、該係数
    回路の出力信号を振幅制限してその出力信号を該
    減算回路の他の端子に供給する該帰還ループ内の
    該リミツタとよりなり、該減算回路の出力端より
    再生搬送色信号を出力することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の搬送色信号の記録再生装
    置。 3 該帰還形くし形フイルタは一の端子が入力端
    子に接続された第1の減算回路と、該第1の減算
    回路の出力信号を1又は2水平走査期間遅延する
    遅延回路と、該遅延回路の出力信号と該入力端子
    よりの該もとの信号形態又は所定の信号形態の再
    生搬送色信号とを夫々加算する加算回路と、該加
    算回路の出力信号に所定の係数を乗ずる該係数回
    路と、該係数回路の出力信号を振幅制限してその
    出力信号を該第1の減算回路の他の端子に供給す
    る該帰還ループ内の該リミツタと、該遅延回路の
    入力信号と出力信号をとを夫々減算して出力端子
    へ再生搬送色信号を出力する第2の減算回路とよ
    りなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の搬送色信号の記録再生装置。 4 搬送色信号を所定の信号形態に変換した後記
    録媒体に記録し、再生時には該記録媒体から再生
    された再生信号の信号処理を行なつてもとの信号
    形態の再生搬送色信号を得る搬送色信号の記録再
    生装置において、帰還ループ内に第1の係数回路
    と該第1の係数回路の出力側に設けた第1のリミ
    ツタを有し、かつ、垂直方向の空間周波数成分が
    減衰された特性の第1の帰還形くし形フイルタを
    上記再生搬送色信号の伝送系に設け、帰還ループ
    内に第2の係数回路と該第2の係数回路の出力側
    に設けた第2のリミツタを有しており、かつ、該
    第1の帰還形くし形フイルタの周波数特性と相補
    的な周波数特性を有し、垂直方向の空間周波数成
    分が増強された特性の第2の帰還形くし形フイル
    タを記録されるべき搬送色信号の伝送系に設けこ
    たことを特徴とする搬送色信号の記録再生装置。 5 該第1及び第2の帰還形くし形フイルタを共
    用し、該共用した一の帰還形くし形フイルタに対
    し、記録時は該記録されるべき搬送色信号を供給
    し、再生時は該再生搬送色信号を供給するスイツ
    チ回路手段を設けたことを特徴とする特許請求の
    範囲第4項記載の搬送色信号の記録再生装置。 6 該共用した一の帰還形くし形フイルタは、一
    の端子が入力端子に接続された第1の減算回路
    と、該第1の減算回路の出力信号を1又は2水平
    走査期間遅延する遅延回路と、該遅延回路の出力
    信号と該入力端子よりの該記録されるべき搬送色
    信号又は該再生搬送色信号とを夫々加算する加算
    回路と、該加算回路の出力信号を振幅制限するリ
    ミツタと、該リミツタの出力信号に対し記録時は
    第1の係数を乗じた信号を選択出力し、再生時は
    第2の係数を乗じた信号を選択出力して該第1の
    減算回路の他の端子へ供給する手段と、該リミツ
    タの出力信号に第3の係数を乗じて出力する係数
    回路と、該係数回路の出力信号と該入力端子より
    の該再生搬送色信号とを夫々減算して再生搬送色
    信号を出力する第2の減算回路と、該係数回路の
    出力信号と該入力端子よりの該記録されるべき搬
    送色信号とを夫々加算する第2の加算回路とより
    なり、該第1又は第2の減算回路より第1の出力
    端子へ再生搬送色信号を取り出し、該第2の加算
    回路より第2の出力端子へ記録用搬送色信号を出
    力することを特徴とるす特許請求の範囲第5項記
    載の搬送色信号の記録再生装置。 7 該共用した一の期間形くし形フイルタは、一
    の端子が入力端子に接続された第1の減算回路
    と、該第1の減算回路の出力信号を1又は2水平
    水平走査期間遅延する遅延回路と、該遅延回路の
    出力信号と該入力端子よりの該記録されるべき搬
    送色信号又は該再生搬送色信号とを夫々加算する
    第1の加算回路と、該第1の加算回路の出力信号
    に第1の係数を乗ずると共に振幅制限してその出
    力信号を該第1の減算回路の他の端子に供給する
    該帰還ループ内のリミツタ及び第1の係数回路
    と、該遅延回路の入力信号と出力信号とを夫々減
    算して第1の出力端子へ再生搬送色信号を出力す
    る第2の減算回路と、該リミツタ及び第1の係数
    回路の出力信号に第2の係数を乗ずる第2の係数
    回路と、該第2の係数回路の出力信号と該入力端
    子よりの該記録されるべき搬送色信号とを夫々加
    算して第2の出力端子へ記録用搬送色信号を出力
    する第2の加算回路とよりなることを特徴とする
    特許請求の範囲第5項記載の搬送色信号の記録再
    生装置。 8 該共用した一の帰還形くし形フイルタは、一
    の端子が入力端子に接続された第1の減算回路
    と、該第1の減算回路の出力信号を1又は2水平
    走査期間遅延する遅延回路と、該遅延回路の出力
    信号と該入力端子よりの該記録されるべき搬送色
    信号又は該再生搬送色信号とを夫々加算する加算
    回路と、該第1の加算回路の出力信号に第1の係
    数を乗ずる係数回路と、該第1の加算回路の出力
    信号に第2の係数を乗ずると共に振幅制限する第
    1の振幅制御手段と、該第1の加算回路の出力信
    号に第3の係数を乗ずると共に振幅制限する第2
    の振幅制御手段と、記録時は該係数回路の出力信
    号を実質的に選択出力し、再生時は該第1の振幅
    制御手段の出力信号を実質的に選択出力して該第
    1の減算回路へ供給するスイツチと、該第1の遅
    延回路の入力信号と出力信号とを夫々減算して第
    1の出力端子へ再生搬送色信号を出力する第2の
    減算回路と、該第2の振幅制御手段の出力信号と
    該入力端子よりの該記録されるべき搬送色信号と
    を夫々加算して第2の出力端子へ記録用搬送色信
    号を出力する第2の加算回路とよりなることを特
    徴とする特許請求の範囲第5項記載の搬送色信号
    の記録再生装置。 9 該共用した一の帰還形くし形フイルタは、一
    の端子が入力端子に接続された第1の減算回路
    と、該第1の減算回路の出力信号を1又は2水平
    走査期間遅延する遅延回路と、該遅延回路の出力
    信号と該入力端子よりの該記録されるべき搬送色
    信号又は該再生搬送色信号とを夫々加算する加算
    回路と、該第1の加算回路の出力信号に第1乃至
    第3の係数を別々に乗ずる第1乃至第3の係数回
    路と、記録時は該第1の係数回路の出力信号を実
    質的に選択出力し、再生時には該第2の係数回路
    の出力信号を実質的に選択出力する第1のスイツ
    チと、該第1のスイツチの出力信号を振幅制限す
    るリミツタと、記録時は該第3の係数回路の出力
    信号を実質的に選択出力し、再生時は該リミツタ
    の出力信号を実質的に選択出力して該第1の減算
    回路へ供給する第2のスイツチと、該遅延回路の
    入力信号と出力信号とを夫々減算して第1の出力
    端子へ再生搬送色信号を出力する第2の減算回路
    と、該リミツタの出力信号と該入力端子よりの該
    記録されるべき再生搬送色信号とを夫々減算して
    第1の出力端子へ記録用搬送色信号を出力する第
    2の減算回路とよりなることを特徴とする特許請
    求の範囲第5項記載の搬送色信号の記録再生装
    置。 10 該共用した一の帰還形くし形フイルタは、
    一の端子が入力端子に接続された第1の加算回路
    と、該第1の加算回路の出力信号が一端に供給さ
    れる第1の減算回路と、該第1の減算回路の出力
    信号を1又は2水平走査期間遅延する遅延回路
    と、該遅延回路の出力信号と該第1の加算回路の
    出力信号とを夫々加算する第2の加算回路と、該
    第2の加算回路の出力信号を振幅制限するリミツ
    タと、該リミツタの出力信号に第1及び第2の係
    数を別々に乗じて出力する第1及び第2の係数回
    路と、記録時にのみ該第2の係数回路の出力信号
    を該第1の加算回路へ帰還入力するスイツチと、
    該第1の係数回路の出力信号を該第1の減算回路
    の他の端子に供給する該帰還ループ内のリミツタ
    と、該第2の係数回路の出力信号と該第1の加算
    回路の出力信号とを夫々減算して第1の出力端子
    へ再生搬送色信号を出力する第2の減算回路と、
    該第1の加算回路より記録用搬送色信号を取り出
    す第2の出力端子よりなることを特徴とする特許
    請求の範囲第5項記載の搬送色信号の記録再生装
    置。
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