JPH0636612B2 - 色度信号のドロツプアウト補償回路 - Google Patents

色度信号のドロツプアウト補償回路

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JPH0636612B2
JPH0636612B2 JP61262640A JP26264086A JPH0636612B2 JP H0636612 B2 JPH0636612 B2 JP H0636612B2 JP 61262640 A JP61262640 A JP 61262640A JP 26264086 A JP26264086 A JP 26264086A JP H0636612 B2 JPH0636612 B2 JP H0636612B2
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誠 塩見
邦昭 三浦
美智雄 増田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気録画再生装置(以下VTRと略記する)
に係り、特に家庭用VTRの再生カラー信号系に用いら
れる隣接クロストーク除去用クシ形フィルタ回路を利用
した色度信号のドロップアウト補償回路に関する。
〔従来の技術〕
VTRにおいては、磁気テープの傷,瞬時的なヘッドタ
ッチ不良による再生信号の欠落(以下ドロップアウトと
称す)を補償するために、ドロップアウト補償回路を備
えている。これは公知の技術であって、たとえばテレビ
ジョン学会編の書物,「画像の記録と再生」(昭和53
年コロナ社)pp223−225などで詳しく述べられて
いる。
すなわち再生信号を1H(水平帰還)遅延線へ入力し、
ヘッドからの再生FM信号レベルがある値(通常再生レ
ベルの−15〜−20dB)以下となったとき1H前の再
生信号と置換する操作を行なうことで、信号の欠落を防
ぐ。
放送用VTRの多くで用いられているコンポジット信号
ダイレクトFM記録方式のものでは、この方法で輝度信
号,色度信号ともドロップアウト補償ができる。
一方、家庭用VTRで用いられる輝度FM変調,色度低
減変換記録方式のものでは、この方法では輝度信号しか
ドロップアウト補償ができない。かりに色度信号に対し
て同様の補償回路をつけたとしても、再生輝度FM信号
がレベル低下したときは1H前の置換する色度信号も既
に減衰しているため、テレビジョンで色を再現するには
至らない。また色度副搬送波周波数は1H毎にバースト
信号の位相が反転するよう選ばれているので、単純に1
H前の信号と置換すると副搬送波の位相飛びを生じ、テ
レビジョンのAPC系の誤動作をひきこおこす。
このため従来、家庭用VTRにおいては色度信号に対す
るドロップアウト補償は行なわれていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし本来は家庭用VTRにおいても色度信号のドロッ
プアウト補償を行なうことが望ましい。特に最近は、サ
ーチ再生時に多数(たとえば4個)のヘッドを使用し、
そのうち最大の再生出力を得たヘッド信号をつなぎ合わ
せる方法を用いるものが多いが、この場合ヘッド切換に
対応してテレビ画面上にスキューを生じ、この附近の色
相が不安定になることがある。これもドロップアウトと
見做して補償することができれば、色相の安定化をはか
れるのであるが、その実現手段がないという問題があっ
た。
本発明の目的は、上記した問題に鑑み、負帰還ループを
有するクシ形フィルタを用いて色度信号のドロップアウ
ト補償を実現する手段を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、再生カラー信号系に次に述べ
る構成のくし形フィルタ回路を設ける。
再生カラー信号を第1のスイッチ回路を介して第1の減
算回路の正入力端子に供給する。第1の減算回路の出力
は三系統に分かれ、一つは第2のスイッチ回路を介して
加算回路に供給され、他の一つは1H遅延線に供給さ
れ、残る一つは第2の減算回路の正入力端子に供給され
る。1H遅延線の出力は二系統に分かれ、一つはさきの
加算回路に供給され、残る一つは第2の減算回路の負入
力端子に供給される。さきの加算回路の出力はレベル調
整回路を介して、第1の減算回路の負入力端子へ供給さ
れる。第2の減算回路の出力を、このクシ形フィルタ回
路の出力とする。
このように2つのスイッチ回路を有する負帰還形のクシ
形フィルタを設けることで所期の動作は達成される。
〔作用〕
上記した2つのスイッチ回路がON状態のとき、通過帯
域の狭いクシ形フィルタとして動作し、再生カラー信号
のS/N改善と隣接クロストークの除去を行なう。2つ
のスイッチ回路がOFF状態のとき、OFFとなった瞬
間より前1H分の信号が無限循環し、しかも1回循環す
る毎位相を反転される。通常はスイッチ回路をONする
ことで、公知の隣接クロストーク除去用クシ形フィルタ
として動作し、ドロップアウト発生時などにスイッチ回
路をOFFすることで、色度信号のドロップアウト補償
回路として動作する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、1
は再生カラー信号の入力端子、2A,2Bはそれぞれス
イッチ、3はドロップアウト検知信号の入力端子、4は
第1の減算回路、5は1H遅延線、6は第2の減算回
路、7は加算回路、8はレベル調整器、9はカラー信号
の出力端子である。
入力端子1からの再生カラー信号はスイッチ2Aを介し
て第1の減算回路4の正入力端子へ加わる。その出力は
三系統に分かれ、一つはスイッチ2Bを介して加算回路
7へ、他の一つは1H遅延線5へ、残る一つは第2の減
算回路6の正入力端子へ供給される。1H遅延線5の出
力は加算回路7と、第2の減算回路6の負入力端子へ加
わる。加算回路7の出力はレベル調整器8を介して、さ
きの第1の減算回路4の負入力端子へ負帰還される。ま
た第2の減算回路6の出力は、出力端子9へ供給され、
目的とした処理を行なわれた後のカラー信号となる。
通常動作時はスイッチ2A,2Bは図示する如くON状
態である。レベル調整器8の利得Kが0のとき、入力端
子1と出力端子9の間の伝達関数Zは、1H遅延線5の
遅延時間をτとおくと Z=1−e−sτ と表わされ、従来一般に用いられてきたクシ形フィルタ
特性を示す。Sはラプラス演算子を示す。具体的にその
周波数特性を示せば第2の実線のようになる。(同図で
scは色度副搬送波周波数,fは水平同期周波数)こ
のためカラー信号のS/N改善と隣接クロストーク除去
が可能なことは公知である。レベル調整器8の利得Kに
対し、Zは一般に と表わされ、Kを0より大きくすれば、第2図の破線の
ような特性を示す。即ちクシ形特性が狭帯域となり、S
/N改善,隣接クロストーク除去効果はいっそう大きく
なる。但しこれに伴い垂直方向の解像度が劣化し、色の
にじみを生じるので、画像の垂直方向の相関が少ない場
合はKを小さくする操作を行なうことが望ましい。
次に入力端子3よりドロップアウト検知信号が入力され
たとき、スイッチ2A,2BはOFFとなり、入力端子
1からの入力信号と、加算回路7への入力の一方が切断
される。この時、第一の減算回路4の出力は、1H遅延
線5→加算回路7→レベル調整器8→第1の減算回路4
のループで無限循環する。しかも一巡する毎に第1の減
算回路4の負入力端子へ入力されて、位相を反転するた
めバースト信号の位相を連続正も保たれ、APCの誤動
作をひきおこすこともない。また出力端子9へは1H遅
延線5の入出力間の差信号が出力されるため、ドロップ
アウト補償期間中も、S/N改善,隣接クロストーク除
去の作用を期待できる。なおスイッチ2A,2BをOF
Fとするタイミングは水平ブランキング期間のバースト
信号の前とすることが望ましい。
第1図の構成ではレベル調整器8の利得Kは、通常動作
時のクシ形フィルタ特性を優先して決められるため、ド
ロップアウト補償時には無限循環ループ内で信号が異常
に増大したり、減衰したりすることがある。これを改善
した例を第3図,第4図に示す。双方とも第1図と同一
の構成要素は同一の符号で示し、説明を省略する。
第3図においては利得K′を有するレベル調整器10と
スイッチ2Cを設け、通常動作時は8の、ドロップアウ
ト補償時は10の出力信号を、第1の減算回路4の負入
力端子へ与える。
第4図においては、レベル調整器を抵抗R〜Rで構
成し、スイッチ2Dを設けて、通常動作時とドロップア
ウト補償時で、第1の減算回路4の負入力端子へ与える
信号レベルを切換える。
いずれの場合でも、通常動作時の負帰還量と、ドロップ
アウト補償時の循環利得を別個に設定でき、さきに述べ
た不都合を解消できる。
以上あげた例においては、前述したサーチ再生時のヘッ
ド切換え点での色相安定化のための補償には効果を有す
るが、テープの傷によって生じるドロップアウトに対し
ては、ドロップアウトを検知した段階で既に信号が大幅
に減衰しており、上述した補償をしてもあまり効果のな
い場合がある。これを改善した例を第5図,第6図に示
す。
第5図は第1図の例に対し改善をしたものであって、レ
ベル調整器8の出力を増幅器11を介してから、第1の
減算回路4の負入力端子へ与える。この増幅器11の利
得をドロップアウト補償時には上げるようにすれば良
い。
第6図は第3図に例に対し改善をしたものであって、レ
ベル調整器10の出力を増幅器12にて、さきの信号減
衰分に応じて増幅すれば良い。(もちろん、8と12を
合わせて、一つのレベル調整器とみても良い。) このようにすれば、テープの傷などによる予測不能なド
ロップアウトに対しても、充分なカラー信号のドロップ
アウト補償性能を確保できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来家庭用VTRでは行なわれなかっ
たカラー信号に対するドロップアウト補償を簡単な構成
で実現できる。
あわせてて再生S/Nの向上,隣接クロストーク除去効
果の向上も期待できる。
またドロップアウト補償時にもカラーバースト信号の位
相連続性は補償されるため、テレビジョンのAPC誤動
作などの不都合も解消できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図の回路の周波数特性を示した特性図、第3図乃至
第6図はそれぞれ本発明の他の実施例を示すブロック
図、である。 符号の説明 2…スイッチ、5…1H遅延線、8,10…レベル調整
器、11,12…増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 邦昭 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 増田 美智雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 河越 尚司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日 立ビデオエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−84985(JP,A) 特開 昭61−67385(JP,A) 実開 昭59−81173 (JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常時はオンしていて、入力される再生カラ
    ー信号を第1の減算回路の正入力端子へ出力して与える
    第1のスイッチ回路と、該第1の減算回路の出力を3分
    岐したうちの一つを入力されて出力する1H遅延回路
    (但し、1Hは1水平期間を示す)と、常時はオンして
    いて、前記3分岐したうちの他の一つを入力されて出力
    する第2のスイッチと、該第2のスイッチの出力を一方
    の正入力端子へ、前記1H遅延回路の出力を2分岐した
    うちの一つを他方の正入力端子へ、それぞれ与えられて
    加算を行う加算回路と、該加算回路の出力を入力されレ
    ベル調整を行った後、前記第1の減算回路の負入力端子
    へ負帰還信号として供給するレベル調整器と、該レベル
    調整器の調整利得を切り換え得る調整利得切換手段と、
    前記第1の減算回路の出力の3分岐されたうちの残りの
    一つを正の入力端子へ、前記1H遅延回路の出力の2分
    岐されたうちの残りの一つを負の入力端子へ、それぞれ
    与えられて減算を行う第2の減算回路と、から成り、 ドロップアウトが検知されたとき、前記調整利得切換手
    段により前記レベル調整器の調整利得を切り換えると共
    に、前記第1および第2の各スイッチをオフに転じるこ
    とにより、前記第2の減算回路の出力として、色度信号
    のドロップアウト補償出力を得るようにしたことを特徴
    とする色度信号のドロップアウト補償回路。
JP61262640A 1986-11-06 1986-11-06 色度信号のドロツプアウト補償回路 Expired - Lifetime JPH0636612B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5981173U (ja) * 1982-11-24 1984-06-01 松下電器産業株式会社 ビデオテ−プレコ−ダ
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