JPH0683484B2 - くし形フイルタ - Google Patents

くし形フイルタ

Info

Publication number
JPH0683484B2
JPH0683484B2 JP60089217A JP8921785A JPH0683484B2 JP H0683484 B2 JPH0683484 B2 JP H0683484B2 JP 60089217 A JP60089217 A JP 60089217A JP 8921785 A JP8921785 A JP 8921785A JP H0683484 B2 JPH0683484 B2 JP H0683484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
comb filter
coefficient
feedback
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60089217A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61247194A (ja
Inventor
正博 本城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP60089217A priority Critical patent/JPH0683484B2/ja
Priority to US06/810,689 priority patent/US4703343A/en
Priority to KR1019850009755A priority patent/KR900000128B1/ko
Priority to DE8585309488T priority patent/DE3587106T2/de
Priority to EP85309488A priority patent/EP0186514B1/en
Publication of JPS61247194A publication Critical patent/JPS61247194A/ja
Publication of JPH0683484B2 publication Critical patent/JPH0683484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、VTRの色信号処理回路等で用いられるくし形
フィルタに関するものである。
従来の技術 近年、VTRの色信号処理に帰還形くし形フィルタが用い
られ始めている。
まず、従来の帰還形くし形フィルタの代表的な例を第3
図に示す。この例は、本発明者により、特願昭59−2771
67号において提案されたものである。以下、その動作
を、図面を参照しながら説明する。
第3図は、従来例のブロック図を示すものである。第3
図において、21は入力端子、22,24,27はそれぞれ第1,2,
3の合成器、23は1H遅延回路、25はリミッタ回路、26,28
は信号の係数を示す係数回路であり、29は出力端子であ
る。
入力端子21より入力された信号は、合成器22,24,27へ送
られる。合成器22の出力は1H遅延回路23を通り、1H遅延
された後合成器24へ送られる。合成器24の出力はリミッ
タ回路25へ送られると同時に帰還量Kをもつ係数回路28
を通して合成器22へ送られる。リミッタ回路25で振幅制
限を受けた信号は係数回路26を通り合成器27へ送られ入
力信号と合成された後出力端子29へ出力される。
以上のように構成されたくし形フィルタについて、以下
第3図,第4図,第5図を用いてその動作を説明する。
まず、色信号の垂直相関が大なる場合を考える。この
時、合成器24の出力は、小信号成分だけになり、リミッ
タ回路25の影響を全く受けないことになる。そして、こ
の時のくし形フィルタの伝達関数Gは、 G=(1−Z)(1−K)/{2×(1+KZ)} 但し Z=e−jwt で表わされる。
この時の周波数特性は第4図に示す如く帰還量Kにより
変化する。
K=0の時、通常のくし形フィルタの特性を示し(第4
図a)、この時のS/N改善効果は、約3dBである。K=0.
5の時(第4図b)、S/N改善効果は約6dBとなり、K=
0.8の時(第4図c)、S/N改善効果は約10dBとなる。
つまり、通常のくし形フィルタではS/N改善効果が3dBに
対し、例えばK=0.8の場合10dBとなり、大幅に改善さ
れるわけである。また、この場合、垂直相関が大なの
で、垂直方向への色にじみが全く目立たない。
次に、色信号の垂直相関が非常に小なる場合を考える。
この時、合成器24の出力は大となりリミッタ回路25でほ
とんどの成分がリミットされることになり、合成器27へ
はほとんど信号は送られない。この時のくし形フィルタ
の伝達関数Gは G≒1 となり、入力信号はそのまま出力され、垂直方向への色
にじみはほとんど発生しない。
また、次のように説明することもできる。
第5図は、第3図に示すくし形フィルタの周波数特性
を、入力信号レベルを考慮して示したものである。
つまり、ノイズが多く存在する小信号レベルでは第5図
dに示す如く帰還形くし形フィルタの効果によりS/Nを
改善し、また垂直方向の色にじみはあるものの小信号の
ためほとんど目立たない。そして、S/Nのよい大信号レ
ベルでは、第5図aに示す如くS/N改善効果もないが垂
直方向の色にじみは発生しないことがわかる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成を、アナログ回路で実
際に構成した場合、リミッタ回路や係数回路で、わずか
な時間遅れが発生するために合成器27の出力の伝達関数
Gが、正確に G=(1−Z)(1−K)/{2×(1+KZ)} にならずくし形フィルタの特性が劣化するという問題が
あった。
本発明は上記問題点に鑑み、より垂直方向の色にじみの
改善効果の高い帰還形くし形フィルタを用いた場合、こ
の帰還形くし形フィルタ内部のリミッタ回路や係数回路
でわずかな時間遅れが発生した場合でも、特性を補償す
るくし形フィルタを提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明のくし形フィルタ
は、入力信号から帰還信号を減算する第1の減算器と、
前記第1の減算器の出力を1水平周期期間遅延させる第
1の遅延回路と、前記第1の遅延回路の出力と前記入力
信号とを加算する合成器と、前記合成器の出力の振幅を
制限するリミッタ回路と、前記リミッタ回路の出力に係
数kをかけ前記帰還信号とする第1の係数回路と、前記
リミッタ回路の出力に係数(1+k)/2をかける第2の
係数回路とを有し、前記係数kは0.5〜0.8の範囲内の一
定数とし、前記リミッタ回路のリミッタレベルを前記合
成器の出力の最大振幅の10%〜30%の範囲とした帰還形
くし形フィルタと、前記帰還形くし形フィルタ内での時
間遅れに対応する遅延時間で前記入力信号に遅延を施す
第2の遅延回路と、前記第2の遅延回路の出力信号から
前記帰還形くし形フィルタの出力を減算する第2の減算
器とからなる構成である。
作用 本発明は、上記した構成によって、帰還形くし形フィル
タ内部のリミッタ回路や係数回路でわずかな時間遅れが
発生した場合でも、入力信号を、その時間遅れ分だけ遅
延した後に合成器で合成することにより、くし形フィル
タの特性を補償し、より垂直方向の色にじみの改善効果
の高いくし形フィルタを実現するものである。
実施例 以下、本発明の一実施例のくし形フィルタについて、図
面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の実施例のブロック図を示すものであ
る。第1図において、1は入力端子、2は帰還形くし形
フィルタ、3は遅延回路、4,6,8はそれぞれ第1,2,3の合
成器、7は1H遅延回路、9はリミッタ回路、10,11は信
号の係数を示す係数回路であり、5は出力端子である。
入力端子1より入力された信号は遅延回路3へ送られる
と同時に帰還形くし形フィルタ2へ送られる。帰還形く
し形フィルタ2の出力信号と遅延回路3の出力信号は、
合成器4で合成され端子5へ出力される。
次に、帰還形くし形フィルタ2の動作を述べる。入力信
号は、合成器6,8へ送られる。合成器6の出力は1H遅延
回路7を通り1H遅延された後、合成器8へ送られる。合
成器8の出力はリミッタ回路9へ送られる。リミッタ回
路9で振幅制限を受けた信号は帰還量Kをもつ係数回路
11を通して合成器6へ送られると同時に、帰還量(1+
K)/2をもつ係数回路10を通り出力され、合成器4で遅
延回路3の出力信号と合成された後出力端子5へ出力さ
れる。
以上のように構成されたくし形フィルタにおいて、以下
第1図,第2図を用いてその動作を説明する。
今、帰還形くし形フィルタの内部の系、例えばリミッタ
回路9もしくは係数回路10で時間t1なる遅れを生じると
する。この時、遅延回路3での遅れがないものとする
と、くし形フィルタの出力の伝達関数Gは、 G=1−D×(1+Z)(1+K)/(2×(1+K
Z)) 但しD=e−jwt1 となり、その時の周波数特性は、例えば第2図aのよう
になり、くし形フィルタの谷の位置がずれていることが
わかる。
ここで、遅延回路の遅延時間をt1とすることにより、帰
還形くし形フィルタ内部のリミッタ回路や係数回路で発
生した時間遅れt1をキャンセルすることができる。つま
り、伝達関数Gは、 G=D×(1−(1+Z)(1+K)/(2×(1+K
Z)) 但しD=e−jwt1 となり、信号全体がt1遅れる事になるが、その時の周波
数特性は、例えば第2図bのようになり、くし形フィル
タの谷の位置がn×fhとなるように補償されているのが
わかる。ここで、fhは水平周波数、nは整数を示してい
る。
つまり、くし形フィルタが正常に動作することになり、
従来例に対しS/N改善効果は大幅に改善されるわけであ
る。
なお、上記のような構成を、ディジタル回路で構成した
場合、リミッタ回路や係数回路で数クロックの時間遅れ
が発生した場合も、本発明に示す如く遅延回路を挿入す
ることで同様の問題は解決でき、その場合の遅延回路
は、シフトレジスタ等で構成されることになる。
なお、上述した実施例の第1図において、帰還量を示す
係数回路11の係数Kは、任意に選べるが、0.5〜0.8が望
ましい。またリミッタ回路9のリミッタレベルも、任意
に選べるが、合成器8の出力の最大振幅の10%〜30%程
度が望ましい。また、記録再生モード(VHS−VTRの場
合、2時間モードと6時間モード)等によてKの値やリ
ミッタレベルの切り換えを可能にしてもよい。
発明の効果 以上のように本発明のくし形フィルタは、入力信号から
帰還信号を減算する第1の減算器と、前記第1の減算器
の出力を1水平周期期間遅延させる第1の遅延回路と、
前記第1の遅延回路の出力と前記入力信号とを加算する
合成器と、前記合成器の出力の振幅を制限するリミッタ
回路と、前記リミッタ回路の出力に係数kをかけ前記帰
還信号とする第1の係数回路と、前記リミッタ回路の出
力に係数(1+k)/2をかける第2の係数回路とを有
し、前記係数kは0.5〜0.8の範囲内の一定数とし、前記
リミッタ回路のリミッタレベルを前記合成器の出力の最
大振幅の10%〜30%の範囲とした帰還形くし形フィルタ
と、前記帰還形くし形フィルタ内での時間遅れに対応す
る遅延時間で前記入力信号に遅延を施す第2の遅延回路
と、前記第2の遅延回路の出力信号から前記帰還形くし
形フィルタの出力を減算する第2の減算器とからなる構
成としたことにより、前記帰還形くし形フィルタ内部の
リミッタ回路や係数回路でわずかな時間遅れが発生した
場合でも、入力信号をその時間遅れ分だけ遅延した後に
第2の減算器で演算することによって、くし形フィルタ
の特性は補償され、くし形フィルタが正常に動作するこ
とになり、S/N改善効果は大幅に改善され、より垂直方
向の色にじみの改善効果の高いくし形フィルタを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるくし形フィルタのブ
ロック図、第2図はその周波数特性図、第3図は従来の
くし形フィルタのブロック図、第4図,第5図はその周
波数特性図である。 2……帰還形くし形フィルタ、3……遅延回路、4,6,8
……合成器、7……1H遅延回路、9……リミッタ回路、
10,11……係数回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号から帰還信号を減算する第1の減
    算器と、前記第1の減算器の出力を1水平周期期間遅延
    させる第1の遅延回路と、前記第1の遅延回路の出力と
    前記入力信号とを加算する合成器と、前記合成器の出力
    の振幅を制限するリミッタ回路と、前記リミッタ回路の
    出力に係数kをかけ前記帰還信号とする第1の係数回路
    と、前記リミッタ回路の出力に係数(1+k)/2をかけ
    る第2の係数回路とを有し、前記係数kは0.5〜0.8の範
    囲内の一定数とし、前記リミッタ回路のリミッタレベル
    を前記合成器の出力の最大振幅の10%〜30%の範囲とし
    た帰還形くし形フィルタと、 前記帰還形くし形フィルタ内での時間遅れに対応する遅
    延時間で前記入力信号に遅延を施す第2の遅延回路と、 前記第2の遅延回路の出力信号から前記帰還形くし形フ
    ィルタの出力を減算する第2の減算器とからなるくし形
    フィルタ。
JP60089217A 1984-12-25 1985-04-25 くし形フイルタ Expired - Lifetime JPH0683484B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60089217A JPH0683484B2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25 くし形フイルタ
US06/810,689 US4703343A (en) 1984-12-25 1985-12-18 Noise reduction feedback type comb filter
KR1019850009755A KR900000128B1 (ko) 1984-12-25 1985-12-24 빗살형 필터
DE8585309488T DE3587106T2 (de) 1984-12-25 1985-12-24 Kammfilter.
EP85309488A EP0186514B1 (en) 1984-12-25 1985-12-24 Comb filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60089217A JPH0683484B2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25 くし形フイルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61247194A JPS61247194A (ja) 1986-11-04
JPH0683484B2 true JPH0683484B2 (ja) 1994-10-19

Family

ID=13964551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60089217A Expired - Lifetime JPH0683484B2 (ja) 1984-12-25 1985-04-25 くし形フイルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0683484B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636612B2 (ja) * 1986-11-06 1994-05-11 株式会社日立製作所 色度信号のドロツプアウト補償回路
JPS6425611A (en) * 1987-07-22 1989-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Feedback type comb line filter
US4930005A (en) * 1987-12-18 1990-05-29 Victor Company Of Japan, Ltd. Circuit for removing crosstalk components in a carrier chrominance signal

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61247194A (ja) 1986-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4737862A (en) Video signal record/playback device
JPH0253997B2 (ja)
KR900000128B1 (ko) 빗살형 필터
JPH0683484B2 (ja) くし形フイルタ
KR950007310B1 (ko) 디지탈 비선형 프리-엠퍼시스/디-엠퍼시스
JP2570717B2 (ja) くし形フイルタ
JPH0683483B2 (ja) くし形フイルタ
JPH0250649B2 (ja)
JPH0533874B2 (ja)
KR100236135B1 (ko) 영상 신호 재생 장치
KR900003078B1 (ko) 영상신호의 잡음저감회로
JPS6167385A (ja) 色信号処理装置
JP2547050B2 (ja) 輝度信号処理回路
JP2516118Y2 (ja) 半導体装置
JP3021194B2 (ja) 映像機器におけるクシ型フィルタ
JPS62137995A (ja) 色線順次tci信号の垂直エンファシス回路並びに垂直エンファシス及びディエンファシス回路
JPS62135079A (ja) 輝度信号処理回路
JPH0683428B2 (ja) 映像信号処理装置
JPS61174809A (ja) 信号遅延回路
JPH0681269B2 (ja) 映像信号処理装置
JPS61150514A (ja) くし形フイルタ
JPH0320196B2 (ja)
JPH01318485A (ja) くし形フィルタ
JPH0418755B2 (ja)
JPH05219475A (ja) エンファシス回路

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term