JP3021194B2 - 映像機器におけるクシ型フィルタ - Google Patents

映像機器におけるクシ型フィルタ

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JP3021194B2
JP3021194B2 JP4201197A JP20119792A JP3021194B2 JP 3021194 B2 JP3021194 B2 JP 3021194B2 JP 4201197 A JP4201197 A JP 4201197A JP 20119792 A JP20119792 A JP 20119792A JP 3021194 B2 JP3021194 B2 JP 3021194B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像機器,例えばVT
Rのクロマ信号処理回路において用いられるクシ型フィ
ルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のVTRにおいて一般的に用いられ
ているクシ型フィルタの構成は図3に示すようになって
いる。このクシ型フィルタはVTRのクロマ信号処理回
路において用いられている帰還型のものである。端子1
に入力された再生入力クロマ信号Cinは、合成器(加算
器)2に供給される。この合成器2からの出力C1は、
1H遅延回路3と合成器(減算器)4と合成器(加算
器)5にそれぞれ供給される。合成器4では、合成器2
の出力C1から1H遅延回路3の出力Cd が差し引か
れ、出力クロマ信号Cout として端子6に出力される。
また合成器5では、出力C1と出力Cdとが加算され、
その和の出力C2は帰還回路7によって出力C3とされ
てクシ型フィルタの入力段の合成器2に供給される。な
お1H遅延回路3とは、入力した信号を正確に1H(1
水平走査期間)だけ遅延させて出力する回路である。
【0003】このように構成されているクシ型フィルタ
の特性は図2に示すとおりである。つまり、帰還回路7
からの帰還量である出力C3が0の場合には、曲線aで
示されているような通常の特性を有することになるが、
その帰還量が大きくなるにつれて曲線b,曲線cのよう
な特性を呈するようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の帰還型のクシ型フィルタにあっては、帰還量
が大きく図2の曲線Cのような特性を呈している場合に
はクロマ信号処理回路での比較的彩度の高い信号に対し
ては、クロストーク除去効果が上がりS/N改善度は良
好となるが、比較的彩度の低い信号に対しては、クロス
トーク成分も少ないため、曲線aに比べて大差はなく、
むしろクロマ信号の解像度を低下させるばかりである。
本発明は、このような問題を解消するためになされたも
のであり、クロマ信号のレベルの大小に応じて、S/N
比と解像度との関係を最適化させる帰還型クシ型フィル
タの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
本発明は、第1入力信号のレベルの大きさを判別す
るピーク検波回路と、第2入力信号を遅延して出力する
遅延回路と、第2入力信号から遅延回路通過した遅延
信号を減算して出力する第1合成器と、第2入力信号と
遅延回路を通過した遅延信号とを加算して出力する第2
合成器と、第2合成器からの出力信号を遅延回路の入力
側に帰還信号として所定量帰還する帰還回路と、第1入
力信号から帰還信号を減算して第2入力信号を生成する
第3合成器とを備え、前記帰還回路は、前記ピーク検波
回路の出力信号により帰還量が制御されることを特徴と
する。
【0006】
【作用】以上のように構成されたクシ型フィルタにおい
ては、帰還回路にピーク検波回路から帰還量を調整する
ための制御信号が入力されているため、第3合成器に帰
還する信号は入力クロマ信号のレベルによって変化する
ことになる。つまり、入力信号レベルが大きい程、帰還
回路から出力される帰還量も大きくなり、クシ型フィル
タ特性も図2の曲線がaからcへと変化していくことに
なる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明にかかるクシ型フィルタの構成を示
す回路図である。なおここで図3に示す従来例と同一部
分には同一符号を付記している。端子1に入力された再
生クロマ信号Cinは、合成器2とピーク検波回路8にに
供給される。この合成器2から出力された信号C1 は3
分岐され、1つは合成器4に、また1つは1H遅延回路
3に、さらにもう1つは合成器5にそれぞれ供給され
る。合成器4においては合成器2からの出力信号C1 か
ら1H遅延回路3からの信号Cd が減算され、クロマ信
号Cout が端子6から出力される。合成器5においては
合成器2からの出力信号C1 に1H遅延回路3からの信
号Cd が加算されて信号C2を得る。この信号C2が帰
還信号として合成器2に帰還されるのであるが、実際は
この信号C2は帰還回路7においてピーク検波回路8の
出力信号Cp により帰還量が制御された信号C3に変換
されて合成器2に供給されるのである。ここでピーク検
波回路8は再生クロマ信号Cinのレベルの大きさを検出
するために設けているもので、そのレベル量に応じた出
力信号Cp を帰還回路7に供給し、そこで帰還量を調整
して信号C3を得た後、合成器2に供給する。
【0008】以上のような構成を有する帰還型クシ型フ
ィルタの周波数特性を図2に基づいて説明する。前記し
たように、クシ型特性はその帰還量によって同図の各曲
線a,b,cのように変化する。帰還量が大きくなるほ
ど曲線aの特性から曲線cの特性へと移行していく。ク
シ型特性が帰還量が大きい特性曲線Cのようになってい
る場合には、クロマS/N比の改善度は良好となるが、
反面クロマ解像度が低下する。しかしこのS/N比の改
善は、クロストーク成分が多くなる彩度の高い信号すな
わちクロマレベルの大きい信号にしか効果が現れて来な
いと言えるため、なるべく曲線aのような特性にしてお
いて解像度の低下を抑えたいところである。そこで本発
明においては、クロマ信号レベルが小さい場合には帰還
量を小さくしてクシ型特性を曲線aに近付けるようにし
て、解像度の低下を抑えるように働かせている。
【0009】尚、この帰還量の設定については種々の方
法があり、ビデオカメラの撮影時の特殊な画面でのカメ
ラ記録信号には、クロマレベルが通常レベルを一段と越
える場合があるが、そのような信号の再生時のために、
ある一定レベルまでは帰還量を0にしておき、それを越
えると帰還量を増やしていくという方法等が考えられ
る。
【0010】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、再生入力クロマ信号レベルの大きさにより
帰還型クシ型フィルタの帰還量を変化させることができ
るので、これをVTRのクロマ信号処理回路で使用すれ
ば、クロマS/N比と解像度の最適化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる映像機器におけるクシ型フィル
タの概要構成を示す回路図である。
【図2】帰還型のクシ型フィルタの帰還量の相違による
特性の変化状態を示した図である。
【図3】従来のクシ型フィルタの概要構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 入力端子 2,4,5 合成器 3 1H遅延回路 6 出力端子 7 帰還回路 8 ピーク検波回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1入力信号のレベルの大きさを判別す
    るピーク検波回路と、 第2入力信号を遅延して出力する遅延回路と、 第2入力信号から遅延回路通過した遅延信号を減算し
    て出力する第1合成器と、 第2入力信号と遅延回路を通過した遅延信号とを加算し
    て出力する第2合成器と、 第2合成器からの出力信号を遅延回路の入力側に帰還信
    号として所定量帰還する帰還回路と、 第1入力信号から帰還信号を減算して第2入力信号を生
    成する第3合成器とを備え、 前記帰還回路は、前記ピーク検波回路の出力信号により
    帰還量が制御される ことを特徴とする映像機器における
    クシ型フィルタ。
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