JPH0340668A - 映像信号処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気録画再生装置の再生系等の輪郭強調に用
いられる映像信号処理装置に関するものである。

従来の技術 近年、ビデオテープレコーダ（以下、ＶＴＲと略す。）
の再生系にかいて、再生信号の輪郭強調に、画面の水平
方向だけでなく、垂直方向の輪郭強調も行われるように
なっている。

第２図は、従来の映像信号処理装置の一例を示すブロッ
ク図である。

第２図に釦いて、入力端子１に加えられた入力信号は、
第１のＩＨ遅延素子２（Ｈは水平周期）と第１の減衰器
３とに供給され、第１のＩＨ遅延素子２の出力は第２の
１Ｈ遅延素子４と第１の加算器６の一方の入力端子と第
１の減算器６の加算側の入力端子とに供給される。第１
の減算器６の減算側の入力端子には、第１の減衰器３の
出力と第２の１Ｈ遅延素子４の出力を第２の減衰器７を
介した出力とが供給される。第１の減算器６の出力は、
第１のレベル調整回路８を介して第１の加算器６の他方
の入力端子に供給される。第１の加算器５の出力は、第
１の遅延素子９と第３の減衰器１ｏに供給され、第１の
遅延素子９の出力は第２の遅延素子１１と第２の加算器
１２の一方の入力端子と第２の減算器１３の加算側の入
力端子とに供給される。第２の減算器１３の減算側の入
力端子には、第３の減衰１８１０の出力と、第２の遅延
素子９の出力を第４の減衰器１４を介した出力とが供給
される。第２の減算器１３の出力は、第２のレベル調整
回路１６を介して第２の加算器１２の他方の入力端子に
供給され、その出力は出力端子１６より出力される。

以上のように構成された従来の映像信号処理装置につい
て、以下その動作について説明する。第３図はそれぞれ
第２図図示ブロック系統中の動作説明用信号波形図であ
る。

１ず、入力端子１に第３図ａで示される輝度信号（以下
、Ｙ信号と略す。）が入力されると、第１の１Ｈ遅延素
子２の出力と第２の１Ｈ遅延素子４の出力はそれぞれ第
３図す、ｃのように、入力に対して１Ｈ，２Ｈ遅れたＹ
信号が出力される。

１Ｈ遅れたＹ信号すから入力Ｙ信号＆と２Ｈ遅れたＹ信
号Ｃとを減衰器を通して減算し、Ｙ信号の低域成分が０
になるよう減衰器３．７を調整すると、第１の減算器６
の出力からは第３図ｄのように水平走査線毎の輝度差信
号が出力される。出力された輝度差信号ｄを一定のレベ
ルでＩＨ遅れたＹ信号すと加算することにより、第１の
加算器６の出力からは第３図ｇのように垂直方向の輪郭
が強調されたＹ信号が出力される。

次に、垂直方向の輪郭が強調されたＹ信号ｅが第１の遅
延素子９に入力されると、第１の遅延素子９の出力と第
２の遅延素子１１の出力はそれぞれ第３図ｇ、ｈのよう
に第３図ｆで示される第１の加算器５の出力に対してＪ
Ｔ、２ＪＴ遅れたＹ信号が出力される。ＪＴ遅れたＹ信
号ｇから、第１の加算器５の出力Ｙ信号ｆと２ＪＴ遅れ
たＹ信号りを減衰器を通して減算し、Ｙ信号の低域成分
がＯになるよう減衰１１１０．１４を調整すると、第２
の減算１９１３（７；）出力からは第３図ｇのように水
平方向の輝度差信号が出力される。出力された輝度差信
号ｉを一定のレベルでＪＴ遅れたＹ信号ｇと加算するこ
とにより、第２の力比算器１２の出力からは第３図ｊの
ように水平方向の輪郭が強調されたＹ信号が出力される
。すなわち出力端子１６には垂直方向と水平方向の両方
の輪郭が強調された！信号が出力される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、入力されるＹ信号
に対して常に一定量の輪郭を強調している。そのため、
暗い画面では輪郭を強調しすぎ、Ｓ／Ｎが劣化するとい
う問題があった。

本発明は上記問題点に鑑み、入力されるＹ信号のレベル
を検出し、そのＹ信号レベルに応じて水平方向と垂直方
向の両方の輪郭補正量を変えることにより、暗い画面で
のＳ／Ｈの劣化が軽減できるようにした優れた映像信号
処理装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の映像信号処理装置
は、入力輝度信号を１水平走査期間遅延して第１の遅延
信号として出力する第１の遅延手段と、前記第１の遅延
信号を、１水平走査期間遅延して第２の遅延信号として
出力する第２の遅延手段と、前記入力輝度信号を減衰さ
せる第１の減衰諸と、前記第２の遅延信号を減衰させる
第２の減衰器と、前記第１の遅延信号から前記第１の減
衰器の出力と前記第２の減衰器の出力とを減算して第１
の差信号どして出力する第１の減算手段と、前記第１の
差信号をレベル調整する第１のレベル調整回路と、前記
第１の遅延信号と前記第１のレベル調整回路の出力とを
加算して第１の加算信号として出力する第１の加算手段
と、前記第１の加算信号を所定の時間だけ遅延して第３
の遅延信号として出力する第３の遅延手段と、前記第３
の遅延信号を所定の時間だけ遅延して第４の遅延信号と
して出力する第４の遅延手段と、前記第１の加算信号を
減衰させる第３の減衰器と、前記第４の遅延信号を減衰
させる第４の減衰器と、前記第３の遅延信号から前記第
３の減衰器の出力と前記第４の減衰器の出力とを減算し
て第２の差信号として出力する第２の減算手段と、前記
第２の差信号をレベル調整する第２のレベル調整回路と
、前記第３の遅延信号と前記第２のレベル調整回路の出
力とを加算して出力端子に供給する第２の加算手段と、
前記入力輝度信号の輝度レベルを検出して前記第１のレ
ベル調整回路と前記第２のレベル調整回路を制御する制
御信号を発生するレベル検出手段とを具備したものであ
る。

作用 本発明は上述したような構成によって、入力されるＹ信
号レベルに応じて、垂直方向と水平方向の両方の輪郭強
調量を変化させることができ、比較的暗い画面の時には
輪郭強調量を小さく抑えることによってＳ／Ｈの劣化を
軽減できることとなる。

実施例 以下、本発明における映像信号処理装置の一実″′施例
について、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の実施例を示すブロック図であり、第２
図と同一部分については同一符号を付している。

第１図に示す本発明実施例の第２図従来例との構成上の
差異は、レベル検出回路１７を新たに付設した点である
。

このレベル検出回路１７は、入力輝度信号のレベルを検
出し、その検出値に応じた制御信号を発生して、第１．
第２のレベル調整回路８．１５に供給しレベル制御する
。

以下、本実施例の全体動作を説明する。

入力端子１にＹ信号が入力された時、第１の減算器６の
出力においてＹ信号の低域成分がＯになるよう第１の減
衰器３と第２の減衰ｆ？ｓ７を調整すると、第１のレベ
ル調整回路８の入力に水平走査線毎の輝度差信号が供給
される。また第１のレベル調整回路８の制御端子には、
レベル検出回路１７に入力されたＹ信号のレベルを検出
して、検出値に応じた制御信号が供給される。よって、
第１のレベル調整回路８に訃いて、入力されたＹ信号の
レベルに応じて垂直方向の輪郭補正量を変えることがで
き、第１の加算器６で１Ｈ遅れた入力Ｙ信号と加算する
ことによシ、垂直方向の輪郭が強調される。

さらに、垂直方向の輪郭が強調されたＹ信号が第１の遅
延素子９に入力された時、第２の減算器１３の出力にお
いてＹ信号の低域成分が０になるよう第３の減衰器１０
と第４の減衰器１４を調整すると、第２のレベル調整回
路１５の入力に水平方向の輝度差信号が供給される。ま
た、第２のレベル調整回路１６の制御端子には、レベル
検出回路１７に入力されたＹ信号のレベルを検出して、
検出値に応じた制御信号が供給される。よって、第２の
レベル調整回路１６にかいて、入力されたＹ信号のレベ
ルに応じて水平方向の輪郭補正量を変えることができ、
第２の加算器１２でＪＴ遅れたＹ信号と加算することに
より、水平方向の輪郭が強調される。故に、出力端子１
６には垂直方向と水平方向の両方の輪郭が強調されたＹ
信号が出力される。

今、入力されたＹ信号のレベルが小さい時、すなわち、
暗い画面の時は、第１のレベル調整回路８と第２のレベ
ル調整回路１５で垂直方向と水平方向の両方の輪郭補正
量を小さくして、出力での輪郭強調を小さく抑えてＳ／
Ｎの劣化を軽減する。

また、入力されたＹ信号のレベルが大きい時、すなわち
、明るい画面の時は、第１のレベル調整回路８と第２の
レベル調整回路１６で垂直方向と水平方向の両方の輪郭
補正量を犬きくして、出力での輪郭強調を太きくしてエ
ツジ部の鮮鋭化したメリハリのある画面が出力される。

発明の効果 以上のように本発明によれば、入力されるＹ信号のレベ
ルに応じて、垂直方向と水平方向の両方の輪郭強調量を
変化させることができ、比較的暗い画面の時は輪郭強調
量を小さく抑えることによりＳ／Ｈの劣化を軽減し、明
るい画面の時は輪郭強調量を大きくしてエツジ部に鮮鋭
感をもたせ、メリハリをきかせるといった優れた効果を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における映像信号処理装置の一実施例を
示すプロソク図、第２図は従来の映像信号処理装置の例
を示すブロック図、第３図は第２図の動作説明に供する
信号波形図である。 １・・・・・・入力端子、２．４・・・・・・１Ｈ遅延
素子、１２・・・・・・加 ３．７，１０．１４・・・・・・減衰器、５算器、６，
１３・・・・・・減算器、８，１６・・・・・・レベル
調整回路、９，１１・・・・・・遅延素子、１６・・・
・・・出力端子、１７・・・・・・レベル検出回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力輝度信号を１水平走査期間遅延して第１の遅延信号
   として出力する第１の遅延手段と、前記第１の遅延信号
   を１水平走査期間遅延して第２の遅延信号として出力す
   る第２の遅延手段と、前記入力輝度信号を減衰させる第
   １の減衰器と、前記第２の遅延信号を減衰させる第２の
   減衰器と、前記第１の遅延信号から前記第１の減衰器の
   出力と前記第２の減衰器の出力とを減算して第１の差信
   号として出力する第１の減算手段と、前記第１の差信号
   をレベル調整する第１のレベル調整回路と、前記第１の
   遅延信号と前記第１のレベル調整回路の出力とを加算し
   て第１の加算信号として出力する第１の加算手段と、前
   記第１の加算信号を所定の時間だけ遅延して第３の遅延
   信号として出力する第３の遅延手段と、前記第３の遅延
   信号を所定の時間だけ遅延して第４の遅延信号として出
   力する第４の遅延手段と、前記第１の加算信号を減衰さ
   せる第３の減衰器と、前記第４の遅延信号を減衰させる
   第４の減衰器と前記第３の遅延信号から前記第３の減衰
   器の出力と前記第４の減衰器の出力とを減算して第２の
   差信号として出力する第２の減算手段と、前記第２の差
   信号をレベル調整する第２のレベル調整回路と、前記第
   ３の遅延信号と前記第２のレベル調整回路の出力とを加
   算して出力端子に供給する第２の加算手段と、前記入力
   輝度信号の輝度レベルを検出して前記第１のレベル調整
   回路と前記第２のレベル調整回路を制御する制御信号を
   発生するレベル検出手段とを具備したことを特徴とする
   映像信号処理装置。