JPH0683428B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents
映像信号処理装置Info
- Publication number
- JPH0683428B2 JPH0683428B2 JP60260086A JP26008685A JPH0683428B2 JP H0683428 B2 JPH0683428 B2 JP H0683428B2 JP 60260086 A JP60260086 A JP 60260086A JP 26008685 A JP26008685 A JP 26008685A JP H0683428 B2 JPH0683428 B2 JP H0683428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- delay time
- delay
- video signal
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Picture Signal Circuits (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録再生装置(以下、VTRと略す)等にお
いて映像信号の雑音低減手段等に利用される映像信号処
理装置に関するものである。
いて映像信号の雑音低減手段等に利用される映像信号処
理装置に関するものである。
従来の技術 従来より、例えばVTRの輝度信号再生系においてFM復調
後の再生輝度信号中の雑音を低減するために、映像信号
のライン相関性を利用した雑音低減回路が設けられてい
る。第3図は、従来回路の一例のブロック図を示す。
後の再生輝度信号中の雑音を低減するために、映像信号
のライン相関性を利用した雑音低減回路が設けられてい
る。第3図は、従来回路の一例のブロック図を示す。
第3図において、入力端子11に入来した映像信号(例え
ば再生輝度信号)は、加算回路12を通して1水平走査
(1H)遅延回路13に供給され、ここで1H遅延された後加
算回路14に供給される。加算回路14により入力映像信号
と1H遅延回路13の出力信号とを加算して、入力映像信号
から雑音が低減されてライン相関性のある映像信号成分
が取り出され、出力端子15に供給されるとともに係数回
路16により所定の係数が付与された後加算回路12に帰還
される。この従来回路は第4図に示すような周波数特性
を有し、水平走査周波数fHの整数倍の周波数を通過域
とするくし形フィルタ特性を有する。
ば再生輝度信号)は、加算回路12を通して1水平走査
(1H)遅延回路13に供給され、ここで1H遅延された後加
算回路14に供給される。加算回路14により入力映像信号
と1H遅延回路13の出力信号とを加算して、入力映像信号
から雑音が低減されてライン相関性のある映像信号成分
が取り出され、出力端子15に供給されるとともに係数回
路16により所定の係数が付与された後加算回路12に帰還
される。この従来回路は第4図に示すような周波数特性
を有し、水平走査周波数fHの整数倍の周波数を通過域
とするくし形フィルタ特性を有する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、加算回路12の出力信号が1H遅延回路13と
加算回路14と係数回路15とを通して加算回路12に帰還さ
れるので、加算回路14と係数回路15における遅延時間が
存在するために加算回路12に帰還される信号の遅延時間
が1Hよりも長くなり、特に高周波帯域でのくし形フィル
タ特性が劣化して所望のS/N改善効果が得られないとい
う問題点があった。
加算回路14と係数回路15とを通して加算回路12に帰還さ
れるので、加算回路14と係数回路15における遅延時間が
存在するために加算回路12に帰還される信号の遅延時間
が1Hよりも長くなり、特に高周波帯域でのくし形フィル
タ特性が劣化して所望のS/N改善効果が得られないとい
う問題点があった。
問題点を解決するための手段 本発明は、入力映像信号を第1の遅延時間だけ遅延する
第1の遅延回路と、該第1の遅延回路の出力信号を一方
の入力とし第2の遅延時間を有する第1の加算回路と、
該第1の加算回路の出力信号を入力とし第1の遅延時間
と第2の遅延時間との和が1又は2水平走査期間又は1
フィールド期間又は1フレーム期間となるような第3の
遅延時間を有する第2の遅延回路と、該入力映像信号と
該第2の遅延回路の出力信号とを加算し第4の遅延時間
を有する第2の加算回路と、該第2の加算回路の出力信
号を前記第1の加算回路の他方の入力に所定の割合で帰
還し第4の遅延時間との和が第1の遅延時間と等しいよ
うな第5の遅延時間を有する係数回路とより構成したも
のである。
第1の遅延回路と、該第1の遅延回路の出力信号を一方
の入力とし第2の遅延時間を有する第1の加算回路と、
該第1の加算回路の出力信号を入力とし第1の遅延時間
と第2の遅延時間との和が1又は2水平走査期間又は1
フィールド期間又は1フレーム期間となるような第3の
遅延時間を有する第2の遅延回路と、該入力映像信号と
該第2の遅延回路の出力信号とを加算し第4の遅延時間
を有する第2の加算回路と、該第2の加算回路の出力信
号を前記第1の加算回路の他方の入力に所定の割合で帰
還し第4の遅延時間との和が第1の遅延時間と等しいよ
うな第5の遅延時間を有する係数回路とより構成したも
のである。
作用 本発明は前述したような構成によって、第1の加算回路
と第2の加算回路のいずれにおいても、入力される2つ
の信号の時間差が正確に1H又は2H又は1フィールド期間
又は1フレーム期間となるので、減衰度の大きい理想的
なくし形フィルタ特性を得ることができる。
と第2の加算回路のいずれにおいても、入力される2つ
の信号の時間差が正確に1H又は2H又は1フィールド期間
又は1フレーム期間となるので、減衰度の大きい理想的
なくし形フィルタ特性を得ることができる。
実施例 以下、本発明によるる映像信号処理装置の一実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。
いて図面を参照しながら説明する。
第1図は同実施例のブロック図を示す。第1図におい
て、入力端子1に入来した映像信号(例えばVTRの再生
輝度信号)は第1の遅延回路2及び第1の加算回路3を
通して第2の遅延回路4に供給され、ここで1Hよりやや
短時間遅延された後第2の加算回路5に供給される。第
2の加算回路5により入力映像信号と第2の遅延回路4
の出力信号とを加算して得られた映像信号は、出力端子
6へ出力されるとともに係数回路7により所定の係数を
付与された後第1の加算回路3に帰還される。
て、入力端子1に入来した映像信号(例えばVTRの再生
輝度信号)は第1の遅延回路2及び第1の加算回路3を
通して第2の遅延回路4に供給され、ここで1Hよりやや
短時間遅延された後第2の加算回路5に供給される。第
2の加算回路5により入力映像信号と第2の遅延回路4
の出力信号とを加算して得られた映像信号は、出力端子
6へ出力されるとともに係数回路7により所定の係数を
付与された後第1の加算回路3に帰還される。
ここで第1の遅延回路2,第1の加算回路3,第2の加算回
路5,係数回路7における遅延時間をそれぞれT2,T3,T5,T
7とし、第2の遅延回路4の遅延時間を(1H−a)と
し、 T2+T3+(1H−a)=1H ……(1) T5+T7=T2 ……(2) の2つの式を満足するような構成とした場合を考える。
すなわち入力映像信号が第1の遅延回路2及び第1の加
算回路3及び第2の遅延回路4を通して第2の加算回路
5に入力されるまでの遅延時間が(1)式のように丁度
1Hであり、入力映像信号が第2の加算回路5及び係数回
路7を通して第1の加算回路に入力されるまでの遅延時
間が(2)式のように第1の遅延回路2における遅延時
間T2と等しくなるように構成されている。
路5,係数回路7における遅延時間をそれぞれT2,T3,T5,T
7とし、第2の遅延回路4の遅延時間を(1H−a)と
し、 T2+T3+(1H−a)=1H ……(1) T5+T7=T2 ……(2) の2つの式を満足するような構成とした場合を考える。
すなわち入力映像信号が第1の遅延回路2及び第1の加
算回路3及び第2の遅延回路4を通して第2の加算回路
5に入力されるまでの遅延時間が(1)式のように丁度
1Hであり、入力映像信号が第2の加算回路5及び係数回
路7を通して第1の加算回路に入力されるまでの遅延時
間が(2)式のように第1の遅延回路2における遅延時
間T2と等しくなるように構成されている。
このとき、第1の加算回路3の一方の入力である入力映
像信号が第1の遅延回路2でT2だけ遅延された信号に対
して、第1の加算回路3の出力信号が第2の遅延回路4
及び第2の加算回路5及び係数回路7を通して第1の加
算回路3の他方の入力に帰還された信号の遅延時間TD
は次式のようになる。
像信号が第1の遅延回路2でT2だけ遅延された信号に対
して、第1の加算回路3の出力信号が第2の遅延回路4
及び第2の加算回路5及び係数回路7を通して第1の加
算回路3の他方の入力に帰還された信号の遅延時間TD
は次式のようになる。
TD=T3+(1H−a)+T5+T7 ……(3) (1)式と(2)式を(3)式に代入すると、 TD1H ……(4) となる。すなわち、本実施例によれば、第1の加算回路
3と第2の加算回路5のいずれにおいても、入力される
2つの信号の時間差を正確に1Hとすることができるの
で、理想的な帰還型くし形フィルタを実現できる。
3と第2の加算回路5のいずれにおいても、入力される
2つの信号の時間差を正確に1Hとすることができるの
で、理想的な帰還型くし形フィルタを実現できる。
次に本発明による映像信号処理装置の他の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。
て図面を参照しながら説明する。
第2図は同実施例のブロック図を示すものであり、第1
図と同一構成部分については同一符号を付し、その説明
を省略する。第2図において、第2の加算回路5の出力
信号は、出力端子6へ出力されるとともに振幅制限器8
に供給される。振幅制限器8で例えば入力信号中の雑音
のピーク・トウ・ピークレベル程度に振幅制限された信
号は係数回路9により所定の係数を付与された後算1の
加算回路3に帰還される。すなわち出力端子6に出力さ
れる信号が比較的大レベルのときは帰還率が抑えられる
ので、実質的に雑音除去効果を第1図の例と同程度に保
ちながら信号成分の欠落量を低減できる。このような場
合においても、第1の遅延回路2の遅延時間を、第2の
加算回路5と振幅制限器8と係数回路の遅延時間の和と
等しくなるように構成することによって第1図の実施例
と全く同様な効果を実現できる。
図と同一構成部分については同一符号を付し、その説明
を省略する。第2図において、第2の加算回路5の出力
信号は、出力端子6へ出力されるとともに振幅制限器8
に供給される。振幅制限器8で例えば入力信号中の雑音
のピーク・トウ・ピークレベル程度に振幅制限された信
号は係数回路9により所定の係数を付与された後算1の
加算回路3に帰還される。すなわち出力端子6に出力さ
れる信号が比較的大レベルのときは帰還率が抑えられる
ので、実質的に雑音除去効果を第1図の例と同程度に保
ちながら信号成分の欠落量を低減できる。このような場
合においても、第1の遅延回路2の遅延時間を、第2の
加算回路5と振幅制限器8と係数回路の遅延時間の和と
等しくなるように構成することによって第1図の実施例
と全く同様な効果を実現できる。
本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、例
えば第1の加算回路3と第2の遅延回路の間からあるい
は振幅制限器8と係数回路9の間から出力信号を取り出
すような構成としてもよい。
えば第1の加算回路3と第2の遅延回路の間からあるい
は振幅制限器8と係数回路9の間から出力信号を取り出
すような構成としてもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、帰還型くし形フィルタの
帰還信号を一方の入力とする加算回路の他方の入力と入
力端子との間に適切な遅延時間を有する遅延回路を挿入
し、2つの加算回路のいずれにおいても入力される2つ
の信号の時間差を正確に1H又は2H又は1フィールド期間
又は1フレーム期間とするようにしたので、減衰度の大
きい理想的なくし形フィルタ特性を有する映像信号処理
装置を実現できる。
帰還信号を一方の入力とする加算回路の他方の入力と入
力端子との間に適切な遅延時間を有する遅延回路を挿入
し、2つの加算回路のいずれにおいても入力される2つ
の信号の時間差を正確に1H又は2H又は1フィールド期間
又は1フレーム期間とするようにしたので、減衰度の大
きい理想的なくし形フィルタ特性を有する映像信号処理
装置を実現できる。
第1図は本発明による映像信号処理装置の一実施例を示
すブロック図、第2図は本発明による映像信号処理装置
の他の実施例を示すブロック図、第3図は従来の映像信
号処理装置の一例を示すブロック図、第4図は第3図図
示装置の周波数特性を示す図である。 1……入力端子、2,4……遅延回路、3,5……加算回路、
6……出力端子、7,9……係数回路、8……振幅制限
器。
すブロック図、第2図は本発明による映像信号処理装置
の他の実施例を示すブロック図、第3図は従来の映像信
号処理装置の一例を示すブロック図、第4図は第3図図
示装置の周波数特性を示す図である。 1……入力端子、2,4……遅延回路、3,5……加算回路、
6……出力端子、7,9……係数回路、8……振幅制限
器。
Claims (2)
- 【請求項1】入力映像信号を第1の遅延時間だけ遅延す
る第1の遅延回路と、該第1の遅延回路の出力信号を一
方の入力とし第2の遅延時間を有する第1の加算回路
と、前記第1の加算回路の出力信号を入力とし第1の遅
延時間と第2の遅延時間との和が1又は2水平走査期間
又は1フィールド期間又は1フレーム期間となるような
第3の遅延時間を有する第2の遅延回路と、前記入力映
像信号と該第2の遅延回路の出力信号とを加算し第4の
遅延時間を有する第2の加算回路と、該第2の加算回路
の出力信号を前記第1の加算回路の他方の入力に所定の
割合で帰還し第4の遅延時間との和が第1の遅延時間と
等しいような第5の遅延時間を有する係数回路を具備し
てなることを特徴とする映像信号処理装置。 - 【請求項2】係数回路は、振幅制限手段と周波数帯域制
限手段の少なくとも一方を有することを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の映像信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60260086A JPH0683428B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 映像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60260086A JPH0683428B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 映像信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62120176A JPS62120176A (ja) | 1987-06-01 |
JPH0683428B2 true JPH0683428B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=17343104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60260086A Expired - Lifetime JPH0683428B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 映像信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683428B2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP60260086A patent/JPH0683428B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62120176A (ja) | 1987-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |