JPS6184985A

JPS6184985A - 搬送色信号の記録再生装置

Info

Publication number: JPS6184985A
Application number: JP20686684A
Authority: JP
Inventors: Yasutoshi Matsuo; 泰俊松尾; Takechika Shibayama; 柴山　健爾
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1984-10-02
Filing date: 1984-10-02
Publication date: 1986-04-30
Also published as: JPH0438196B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明【よ搬送色信号の記録再生装置に係り、特に再生
搬送色信号中の雑音をくし形フィルタを用いて好適に低
減できるように、搬送色信号を記録し、再生する装置に
関する。

従来の技術従来よりアジマス記録再生方式のＶＴＲでは、低域変換
された搬送色信号と被周波教変調輝旋信号との周波数分
割多重信号を、回転ヘッドにより磁気テープ上に記録す
るに際し、相隣るビデＡ　＋＝ニラツク記録再生する２
個の回転ヘッドが、互いにアジマス角度を異ならしめら
れてガートバンド無く、又は極めて優生なガートバンド
を形成してビデオトラックをを順次記録形成するが、ア
ジマス屓失効果が低域周波数に対して十分でないことか
ら、再生信号中に隣接トラックの低域変換搬送色信号が
クロストーク成分として混入されてしまう。そのため、
上記のＶＴＲでは記録時に低域変換搬送色信号の色副搬
送波の位相を１水平走査期間（１日）毎に９０°ずつ位
相推移させて記録し、再生時は再生時再生低域変換搬送
色信号をもとの帯域に戻り際に、記録時と実質的に逆方
向に、１１−１毎に９０°ずつ再生搬送色信号の色、ｆ
ｉ’ｌ殿込波の位相を推移させた後、くし形フィルタを
用いＣクロストーク成分の除去された再生搬送色信号を
ｊｑる、いわゆるフェーズ・シフト方式を採用している
ことは周知の通りである（必要とあらば、本出願人の提
案になる特公昭ｂ　６、−９０７３号公報。

特公昭５５−３２２７３号公報を参照されたい。）。ま
た、上記の位相推移の代りに、相隣る２本のビデオトラ
ックのうち、一方のビデオトラックに記録された低域変
換搬送色信号の色Ｈ１ｉｌｌ送波の位相を１日毎に反転
させて記録し、再生時には上記と同様に位相及び帯域が
ちとに戻された再生搬送色信号をくし形フィルタに通す
ことによっても、クロストーク成分を除去することがで
きる（いわゆるフェーズ・インバート方式）。

発明が解決しようとする問題点上記のくし形フィルタは、搬送色信号のライン相関性を
利用した非帰還形のものであり、ライン相関性を本来有
しないノイズを抑圧する効果も有する。しかるに、この
くし形フィルタでは再生搬送色信号中に混入している前
記クロストーク成分以外のノイズに対しては３ｃＥ程度
しか低減することができなかった。また、第１１図に示
１如く、入力端子６４に入来した再生搬送色信号を減算
回路６５を通して１日遅延回路６６に供給し、その１８
Ｍ延再生搬送色信号を係数回路６７及び減算回路６５を
夫々通して１日遅延回路６６に帰還入力する一方、出力
端子６８へ出ノＪ７Ｊる、いわゆる帰還形くし形フィル
タが知られている。この帰還形くし形フィルタによれば
、上記のノイズｆＩｔ減’ＡＪ果は非帰還形の上記くし
形フィルタよりもあるが、特にライン相関性のない搬送
色信号に対しては垂直解像度の劣化が著しいという問題
点があった。

そこで、本発明は帰還形くし形フィルタの帰還ループ内
にリミッタを設けることにより垂＠解像度の劣化を抑圧
しつつノイズ低減効果を得、また記録系にも再生系の上
記帰還形くし形フィルタの周波数特性と相補的な周波数
特性の帰還形くし形フィルタを設けることにより、垂直
解像度の劣化をより改善し、上記の問題点を解決した搬
送色信号の記録再生装置を提供することを目的とηる。

問題点を解決するための手段特許請求の範囲第１項記載の搬送色信号の記録再生装置
は、帰還ループ内にリミッタを有する帰還形くし形フィ
ルタを少なくとも再生搬送色信号の伝送系に設けたもの
である。また、特許請求の範囲第３項記載の搬送色信号
の記録再生装置は、搬送色信号の記録系にも、搬送色信
号の再生系の第１の帰還くし形フィルタと同様に帰還ル
ープにリミッタを有し、かつ、第１の帰還形くし形フィ
ルタの周波数特性と相補的な周波数特性の第２の帰還形
くし形フィルタを設けたものである。

作用上記の帰還形くし形フィルタはいずれも、帰還ループ内
にリミッタを有しているから、入力搬送色信号中の垂直
方向の空間周波数の高域成分は大振幅入力時に振幅制限
されるから、振幅制限しない場合に比し、垂直解像度の
劣化が少なくなる。

また、特許請求の範囲第３項記載の発明では、記録系及
び再生系の両方に、互いに相補的な周波数特性を有する
帰還形くし形フィルタを用いたので、再生搬送色信号の
波形の復元−性が改善され、より一層垂直解像度の劣化
を抑圧できる。以下、本発明の各実施例について図面と
共に説明する。

実施例第１図（Ａ＞、（Ｂ）は夫々本発明装置の第１゜第２実
施例のブロック系統図を示す。第１図（Ａ）に示す第１
実施例において、入力端子１に入来した例えばＮＴＳＣ
方式のカラー映像信号は、低域フィルタ２に供給されて
輝度信号を分離−波される一方、帯域フィルタ３に供給
されて搬送色信号を分１ＩＩＦ波される。輝度信号は記
録輝度信号処理回路４に供給され、ここで例えば周波数
変調（ＦＭ）等の所定の信号処理を受ける。一方、搬送
色信号は本発明の要部をなす帰還形くし形フィルタ５に
供給され、ここで後に詳細に説明する如く、画面上、垂
直方向に現われる１水平走査期間（１日）間隔の信号成
分毎にプリエンファシスを行なわれ、垂直方向の空間周
波数の高域成分が低域成分に比し相対的にレベル増強せ
しめられる１４性が付与された後、記録搬送色信号処理
回路６に供給され、ここで例えば低域へ周波数変換され
、かつ、前記した位相推移処理が施される等の磁気記録
再生に適した所定の信号形態に変換される。記録輝度信
号処理回路４及び記録搬送色信号処理回路６により夫々
所定の信号形態に変換されて取り出された輝度信号及び
搬送色信号は、記録増幅器７に供給され、ここで夫々混
合及び増幅された後、記録用回転ヘッド８により磁気テ
ープ９に記録される。

一方、再生時には再生用回転ヘッド１０により磁気テー
プ９上の既記緑信号が再生され、その再生信号は前置増
幅器１１を通して高域フィルタ１２、低域フィルタ１３
に夫々供給される。高域フィルタ１２により例えばＦＭ
輝度信号が分ａｌｆＦ波されて再生輝度信号処理回路１
４によりもとの帯域の輝度信号に復調される。一方、低
域フィルタ１３により例えば低域変換されて記録されて
いた搬送色信号が、再生信号中より分離Ｐ波され、この
搬送色信号は再生搬送色信号処理回路１５に供給され、
ここで前記した公知の記録時の位相推移を打消すための
位相推移処理ともとの帯域に戻づための周波数変換処理
とを行なわれて、もとの信号形態に戻されて再生搬送色
信号となる。再生搬送色信号は本発明の要部をなり帰還
形くし形フィルタ１６に供給され、ここで型内り向の空
間周波数の高域成分が低域成分に比し相対的にレベル減
衰された特性であって、帰還形くし形フィルタ５の周波
数特性と相補的な周波数特性を付与される。

すなわち、帰還形くし形フィルタ５は水平走査周波数ｆ
Ｈの１／２の偶数倍の周波数に通過域をもち、ｂ＋７２
の奇数倍の周波数に減衰域をもつ周波数特性であるのに
対し、帰還形くし形フィルタ１６はｆ＋／２の偶数倍の
周波数に減衰域をもち、ＩＨ／２の奇数倍の周波数に通
過域をもつ周波数特性を有する。なお、９Ｉ運形くし形
フィルタ５はｒＨ／２の偶数倍の周波数はレベル増強し
て出力し、「Ｈ／２の奇数倍の周波数はそのままのレベ
ルで出力する。一方、帰還形くし形フィルタ１６はｉ−
＋／２の奇数倍の周波数をそのままのレベルで出力する
。

ここで、再生搬送色信号中に含まれるノイズは、一般に
垂直方向の空間周波数の高域成分が多いため、この高域
成分をレベル減衰させる、上、記の帰還形くし形フィル
タ１６によってノイズが低減される。また、このとき、
前記した隣接トラックからのクロストーク成分も帰還形
くし形フィルタ１６によって、公知の原理に基づき除去
される。

帰還形くし形フィルタ５及び１６については後に詳細に
説明するが、その帰還ループ中にリミッタを有すること
を特徴としており、これにより垂直解像度の劣化の軽減
を図っている。帰還形くし形フィルタ１６の出力再生搬
送色信号は、混合回路１７に供給され、ここで再生輝度
信号処理回路１４よりの再生輝度信号と混合されて再生
カラー映像信号とされた後、出力端子１８へ出力される
。

このようにして、再生搬送色信号のＳＮ比を改善するこ
とができ、また帰還形くし形フィルタ１６によって劣化
する垂直方向の空間周波数対レベル特性（垂直解像度）
は予め帰還形くし形フィルタ５によって強調されて記録
されているから、出力端子１８にはＳＮ比が改善され、
かつ、垂直解像度の劣化が十分に抑圧された再生カラー
映像信号を得ることができる。

第１図（Ａ）に示した実施例は特ｉ’を請求の範囲第３
項記載の発明に関する実施例であり、この実施例中の帰
還形くし形フィルタ５を有しない記録再生装置が特許請
求の範囲第１項記載の発明の実施例に相当する。すなわ
ち、帰還形くし形フィルタ５が存在しなくても、帰還形
くし形フィルタ１６によって再生搬送色信号の・ＳＮ比
を改善することができ、また帰還ループ中にリミッタを
有しているから、従来の帰還形くし形フィルタよりも垂
直解像度の劣化を軽減することができるからである。

次に特許請求の範囲第４項記載の発明の実施例について
、第１図（Ｂ）に示ケブロック系統図と共に説明する。

同図中、第１図（Ａ）と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。

本実施例は記録系及び再生系の人々に設番プられた帰還
形くし形フィルタを共用した点に特徴を有する。すなわ
ち、記録時はスイッチ回路１９は端子Ｒ側に接続され、
帯域フィルタ３より取り出された記録されるべき搬送色
信号を帰還形くし形フィルタ２０へ選択出力する。一方
、再生時にはスイッチ回路１つは端子Ｐ側に接続され、
再生搬送色信号処理回路１５より取り出された再生搬送
色信号を帰還形くし形フィルタ２０へ選択出力する。

帰還形くし形フィルタ２０は後述する各実施例に示すが
、一の入力端子と記録用搬送色信号用出力端子と再生搬
送色信号用出力端子とを有しており、帰還ループ内にリ
ミッタを有している。これにより、帰還形くし形フィル
タ２０は記録時には垂直方向の空間周波数の高域成分が
増強された記録用搬送色信号を記録搬送色信号処理回路
６へ供給し、他方、再生時には垂直方向の空間周波数の
高域成分が減衰された再生搬送色信号を混合回路１７へ
供給する。本実施例によれば、帰還形くし形フィルタ２
０が単一なので、回路構成が簡単かつ安価にできる。

次に＠連形くし形フィルタ１６．２０の各実施例につい
て説明する。第２図は帰還形くし形フィルタ１６の一実
施例のブロック系統図を示す。同図中、入力端子２１に
入来した搬送的信号処理回路１５よりのＮ１１殿送（！
、　（ｆｉ　＠は、第１の減算回路２２を通して１１−
１遅延回路２３に供給され、ここで１水平走査期間（Ｉ
Ｈ）Ｎ延された後、加算回路２４に供給される。加算回
路２４より取り出された、入力再生搬送色信号と１ト１
遅延回路２３の出力信号との加算信号は、係数回路２５
により係数に１　（ただし、Ｋ１く１で、例えば０．７
５　）と乗韓された後リミッタ２６に供給され、ここで
大振幅部分は所定のリミッティングレベルに脹幅１１１
１限され、リミッティングレベル以下の小振幅部分は振
幅制限されることなくそのまま通過して減ｑ回路２２に
供給される。

減算回路２２は入力再生搬送色信号からリミッタ２６の
出力信号を差し引く減偉動作を行なって得た信号をＩＨ
ｉｌ！延回路２３及び第２の減算回路２７に夫々供、給
する。減算回路２２．ＩＨｉ＃延回路２３．加惇回路２
４．係数回路２５及びリミッタ２６よりなる一巡の回路
は、ｒＲ’Ｊ形くし形フィルタを構成しており、その帰
還ループにはリミッタ２６が設けられている。またＩＨ
Ｍ延回路２３の入力信号は１日遅延回路２３の出力信号
と減算回路２７で減算されるが、この１日遅延回路２３
と減詐回路２７とは、非帰還形のくし形フィルタを構成
しており、減詐回路２７より取り出された再生搬送色信
号が出力端子２８へ出力される。

ここで、加算回路２４の出力端子には入力再生搬送色信
号に含まれる垂直方向の空間周波数の高域成分が現われ
、一般にノイズは垂直方向の空間周波数の高域成分が多
いため、信号の垂直方向の空間周波数が低いとき（例え
ば垂直方向に変化のない絵柄のとき）などは、ノイズの
みが現われる。

このノイズ成分が減算回路２２において、入力再生搬送
色信号と減算されるから、減算回路２２の出力端には十
分にノイズが低減された再生搬送色信号が取り出される
。このノイズ低減算程度は、係数回路２５の係数に１に
よって定まり、ノイズ例えば、係数に１が０．１５のと
きには、ノイズは０．３８倍となり、ＳＮ比は約８．５
出改善される。

従って、減算回路２７の出力端には、上記のＳＮ比の改
善された再生搬送色信号に、更に非帰ｉマ形のくし形フ
ィルタの特性を付与された再生搬送色信号が現われるこ
とになる。この結果、記録時に前記したクロストーク対
策のための位相推移処理（又は位相反転処理）を受けて
搬送色信号が記録されていた場合は、再生搬送色信号中
に含まれる垂直方向の空間周波数の高域に集中したクロ
ストーク成分を十分に除去できミしかも、係数に１を０
．１５とすると、ＳＮ比は約９」改善される。

また、加算回路２４の出力端には、入力可−［搬送色信
号の垂直方向の空間周波数のＩＳＳ酸成分現われるので
、係数回路２５の出力信号をそのまま減算回路２２に供
給したのでは垂直解ｌ！Ｊ１度の劣化をまねく。そこで
、リミッタ２６により係数回路２５の出力信号が大振幅
のときにこれを振幅制限して、帰還量を実質的に小とし
、これにより帰還系の低域フィルタ特性の遮断周波数を
高＜Ｌ、Ｕ、入力再生搬送色信号に対する応答を速くす
る。これにより、垂直解像度の劣化は軽減される。

なお、第２図において、減算回路２２の出力端に出力端
子を接続してもよく、この場合はＳＮ比が前記約８．５
出程度改善された再生搬送色信号を得ることができる。

次に帰還形くし形フィルタ２０の各実施例につき説明す
るに、第３図は帰還形くし形フィルタ２０の第１実施例
のブロック系統図を承り。同図中、入力端子３０に入来
した、スイッチ回路１９よりの記録されるべき搬送色信
号又は再生搬送色信号は第１の減算回路３１．ＩＨｉ［
延回路３２を夫々通して第１の加算回路３３に供給され
る一方、ＩＪＵ　１１回路３３に直接供給され、ここで
加惇された後リミッタ３４を通してスイッチ３５及び係
数回路３６に夫々供給される。スイッチ３５は記録時に
は接点Ｒ側に、また再生時には接点Ｐ側に切換接続され
る。これにより、記録時にはリミッタ３４の出力信号は
スイッチ３５を通して係数回路３７に供給され、ここで
係数に１を乗じられた後減痺回路３１に供給される。ま
た再生時にはリミッタ３４の出力信号はスイッチ３５を
通して係数回路３８に供給され、ここで係数に３を乗じ
られたｔａ減算回路３１に供給される。

以上の減算回路３１．１Ｈ［延回路３２．加停回路３３
．リミッタ３４．スイッチ３５及び係数回路３７（又は
３８）よりなる回路部は第２図と共に説明したように、
帰還形くし形フィルタを構成しており、加算回路３３の
出力端には入力搬送色信号の垂直方向の高域成分が現わ
れる。この高域成分はリミッタ３４を通して係数回路３
６に供給され、ここで係数に２と乗算された後、第２の
加算回路３９及び第２の加算回路４１に人々供給される
。記録時には入力端子３０に入来した搬送色信号と係数
回路３８の出力信号とが加算回路３９にて加算合成され
た後、第２の出力端子４０へ記録用搬送色信号として出
力される。一方、再生時には入力端子３０へ入来した再
生ｌｌｌ退色信号は減算回路４１にて係数回路３６の出
力信号と減算された後、第１の出力端子４２へ再生搬送
色信号として出力きれる。

いま、入力端子３０の搬送色信号が第４図（Ａ）に示す
如きステップ波形であったものとするとくなお、第４図
では水平同期信号の図示は便宜上省略しである。）、加
算回路３１の出力信号は同図（Ｂ）に示す如く、最初の
１Ｈでは振幅が上記ステップ波形の振幅△からＳ−に１
（ただし、Ｓはリミッタ３４のリミツテングレベル、に
１は係数回路３７の係数。なお再生時はｓ−に２）を差
し引いた振幅となり、以後１Ｈ毎にＡからｓ−ｋ、２．
　　、ｓ−ｋ、３．・・・を差し引いた振幅となり、最
終的にＡに収束する。また、加算回路３３の出力信号は
、第４図（Ｃ）に示す如く、最初の１ト１では振幅がＡ
で、瀬次１１」毎に記録１１．′ｌは５−ｋｌ、Ｓ−に
１２．ｓ−に１３．・・・なる振幅変化をする減衰波形
となる。リミッタ３４は第４図（Ｃ）中、一点鎖線で示
すリミッティングレベル上り大１．Ｉ−る振幅の加算回
路３３の出力信号をＩｌ＋ｖ幅制限するから、リミッタ
３４の出力信号波形は第４図−（Ｄ）に承り如くになる
。そして、出力端子４０には第４図（Ｅ）に示す如く、
最初のＩ　Ｈでは振幅がＡ＋　Ｓ−Ｌ　　（ただし、ｋ
ｌは係数回路３６の係＠値）で、以後ｉ番目のＨ期間で
はＡ＋　Ｓ−ｋ、　　・　ｋｌなる振幅となる、記録用
搬送色信号が取り出される。この記録用搬送色信号は垂
直方向の空間周波数の高域成分がレベル増強された信号
である。

一方、再生時には、入力再生搬送色信号が第４図（Ａ）
に示す如き波形のときには、出力端子４２の出力再生搬
送色信号波形は第４図（Ｆ）に示す如く、最初のＩＨ（
入力再生搬送色信号が立上った直後のＩＨ）はＡ　−３
７ｋｌで示され、以り後１番目のＨ期間ではＡ−Ｓ−ｋ３　　・　ｋｌ（ただ
し、ｋ３は係数回路３８の係数（１０）で表わされる振
幅の波形となる。この再生搬送色信号は垂直り向の空間
周波数の高域成分が減衰された波形を示している。

なＪｊ、第３図中、係数回路３７．３８の各係数１、に
３が等しいときは、係数回路３７及び３８の一方を省略
することができることは明らかである。また、減算回路
３１の出力端に出力端子４２を接続してもよく、この場
合は上記よりもＳＮ比改善ｍは少なくなるが、約８ｃＥ
Ｐｉ！度の実用土十分なＳＮ比の改善された再生搬送色
信号を減鈴回路３１より取り出すことができる。

次に帰還形くし形フィルタ２０の第２実施例について第
５図のブロック系統図と共に説明する。

同図中、第３図と同一構成部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。まず、記録時には加Ｑ回路３３の出
力信号は係数回路４４により、１より小なる係数に１を
乗じられた後、リミッタ３４を通して減算回路３１及び
係数回路４５に夫々供給される。係数回路４５により係
数に２　　（例えば約１．０程度）を乗じられたリミッ
タ３４の出力信号は、加算回路３９へ供給される。記録
時に入力端子３０に入来した搬送色信号中の垂直方向の
空間周波数の高域成分は大振幅部分を抑圧されてリミッ
タ３４の出力端に現われるから、この信号を係数回路４
５で重み付けして得た信号と入力搬送色信号とを加算回
路３９により加算することにより、出力端子４０には垂
直方向の空間周波数の高域成分が非直線的に増強された
搬送色信号が得られる。

一方、再生時には減算回路４６により、１１１ｆｆ延回
路３２の入力信号から１Ｈ８運上号を差し引いて得た信
号が、再生搬送色信号として取り出される。この再生時
の回路構成は第２図に示した帰還形くし形フィルタ６と
同一構成となる。

次に帰還形くし形“ノイルタ２０の第３実施例について
第６図のブロック系統図と共に説明する。

同図中、第３図及び第５図と同一構成部分には同一符号
を付し、イの説明を省略する。本実施例は第２実施例に
おける記録時の補正の設定を、再ケ時の設定に拘束され
ることなく任意とすることにより、記録時の周波数特性
と再生時の周波数特性との相補性をより改善させること
を特徴とする。

加算回路３３の出力信号は係数回路４４．４８及び５０
に夫々供給され、ここで係数に＋　　（例えば約０．７
５　）　、　Ｋ３　　（例えば約０．７）及びに４　　
（例えば約１．５）と乗樟される。記録時には接点Ｒ側
に接続されるスイッチ４９を通して係数回路４８の出力
信号が減算回路３１に供給される。また、記録時には係
数回路５０の出力信号がリミッタ５１を通して加弊回路
３９に供給され、ここで入力搬送色信号と加算合成され
る。

一方、再生時には接点Ｐ側に切換接続されたスイッチ４
９により、リミッタ３４の出力信号が減算回路３１へ選
択出力される。このように、記録時と再生時とで、帰還
ループ内の係数回路４８゜４４を、スイッチ４９により
切換えることにより、記録時と再生時とで全く別の設定
を行なえる。

次に帰還形くし形フィルタ２０の第４実施例について第
７図のブロック系統図と共に説明する。

同図中、第６図と同一構成部分には同一符号を１１し、
その説明を省略する。本実施例は第３実施例のリミッタ
３４と５１とを共用したものであり、これにより記録時
と再生時とで同一の非直線特例が得られるので、リミッ
タ通過レベル内での前記相補性が改善される。加鈴回路
３３の出力信号は係数回路４４．４８及び５３に夫々供
給される。

係数回路５３は入力信号に係数Ｋｓ　　（例えば約１．
５）を乗痒し、これにより得られた信号をスイッチ５４
の接点Ｒに供給する。記録時にはスイッチ５４は４９と
同様に接点Ｒ側に接続されるため、スイッチ５４からは
係数回路５３の出力ｆ３号が選択出力されてリミッタ３
４に供給され、ここで大振幅部分を振幅制限される。リ
ミッタ３４の出／Ｊ信号は加算回路３９に供給され、こ
こで入力搬送色信号と加算合成されて記録用搬送色１５
号とされる。

他方、再生時にはスイッチ４９及び５４が人々接点Ｐ側
に切換接続されるため、スイッチ５４からは係数回路４
４の出力信号が選択出力されＣリミッタ３４に供給され
る。すなわら、再生時には、第６図と同一構成の帰還形
くし形フィルタが構成される。

次に帰還形くし形フィルタ２０の第５実施例について第
８図のブロック系統図と共に説明するっ同図中、第３図
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。本実ｍ　Ｖｌｌは減伸回路４１と共に再生系の帰還
形くし形フィルタを構成する減算回路３１より係数回路
３６に到る回路部を、ｍｔｖ回路５６を含むループ内に
入れることにより、記録時の帰還形くし形フィルタの周
波数特性と再生時の帰還形くし形フィルタの周波数特性
とを夫々完全な逆特性として相補性を改善した魚に特徴
を有する。第８図において、入力端子３０に入来した搬
送色信号は加算回路５６を通して減算回路３１に供給さ
れ、ここでリミッタ３４の出力信号に所定の係数を乗じ
て冑られた係数回路５７の出力信号と減綽される。また
、係数回路３６の出力信号は記録時に接点Ｒ側に接続さ
れるスイッチ５８を介して加ｐ回路５６に供給され、再
生時はスイッチ′Ｊ８が接点Ｐ側に切換接続されるため
、加算回路５６への伝送がスイッチ５８により阻止され
る。

すなわち、再生時には本実施例回路は第３図に示した再
生時の帰還、形くし形フィルタと同一構成となり、減口
回路３１から係数回路３６に到るまでの回路部を６１と
すると、第９図に示す如き構成と等価となる。ここで、
回路部６１の伝達関数をＧ（Ｓ）とすると、第９図に示
す再生時のくし形フィルタの入力端子３０から出力端子
４２よ（・の伝達関数は１−Ｇ（ｓ）で示される。−Ｉ
フ、ｈｄ録時の帰還形くし形フィルタは、係数回路３６
の出力信号がスイッチ５８により加偉回路５６へ帰還さ
れるから、第１０図に示す回路構成と等価になる。この
第１０図に示す回路の入力端子３０より出力端子４０ま
ｒの伝達関数は、１　／　＜　１〜Ｇ（Ｓ））となり、
上記再生時の第９図に示１回路の伝達関数１−Ｇ（Ｓ）
と完全な逆特性となる。

従って、第８図に示す第５実施例によれば、記録時と再
生時とで完全に相補的な周波数特性が１！１られる。

なお、本発明は上記の各実施例に限定されるしのではな
く、例え−ば前記フェーズ・シフト方式による位相推移
処理を受けた低域変換搬送色ｆｉ号を入力端子に供給さ
れる帰還形くし形フィルタの場合は、１日遅延回路２３
．３２．６６の代りに２１−（ｉｆ！延回路を使用する
ことにより、本発明を低域変換搬送色信号にも適用でき
、またＰＡＬ方式の搬送色信号にも、ＩＨｉ！！延回路
２３．３３．６６を１Ｈｌ延回路とすることにより適用
することができる。

また、リミッタ２６．３４と係数回路２５゜４４との接
続順序は第２図、第５図と逆でｂよく、更にスイッチ３
５．４９．５４は実施例とは異なり、係数回路３７．３
８の出力側、係数回路４４゜４８又は５３の入力側に設
けてもよく、要は係数回路３７．３８．４４．４８又は
５３の出力信号を、記録時と再生時とで実質的に選択出
力して減舜回路３１へ供給するｈ１成であればよい。ま
た、アジマス記録再生方式以外のＶＴＲにも適用Ｊるご
とがぐきる。

発明の効果、ト述の如り、本発明によれば、帰還形くし形フィルタ
の帰還ループ内にリミッタを設けたので、垂直解像度の
劣化を実用−Ｌ十分に抑圧して、再生搬送色信号のＳＮ
比を改善することができ、また記録系にも再生系と相補
的な特性の帰ｊＨ形くし形フィルタを設けたので、再生
系の帰還形くし形フィルタによる垂直解像度の劣化をよ
り一層抑圧することがひき、従来の非帰還形くし形フィ
ルタを用いた程度の垂直解像度の再生画像を得ることが
でき、また記録系と再生系の自帰還形くし形ノイルタを
共用した場合は、部品点数を削減Ｃきるから、簡単かつ
安価に回路を構成することかぐ３る等の数々の特長を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）、（Ｂ）は夫々本発明装置の各夫′施例を
示すブロック系統図、第２図は第１図（Ａ）に示すブロ
ック系統中の低部の一実施例のブロック系統図、第３図
、第５図、第６図、第７図及び第８図は夫々第１図（Ｂ
）に示づブロック系統中の帰還形くし形フィルタの各実
施例を示Ｊブロック系統図、第４図は第３図図示ブロッ
ク系統の動作説明用信号波形図、第９図及び第１０図は
人々第８図図示ブロック系統の再生時、記録時の′：！
Ｆｌ＋Ｉｌｉ回路図、第１１図は従来の帰還形くし形フ
ィルタの一例を示すブ［ｌツク系統図である。１・・・カラー映！＆信号入力端子、４・・・記録輝度
伝号処理回路、５，１６．２０・・・帰還形くし形フイ
ルタ、６・・・記録搬送色信号処理回路、９・・・…気
１゛　　−１，１４・・・再生輝度信号処理回路、１５
・・・再生搬送色信号処理回路、１８・・・再生カラー
映像信号出力端子、１９・・・スイッチ回路、２１・・
・再生搬送色信号出力端子、２２，２７，３１，４１，
４６゜６５・・・減算回路、２３，３２．６６・・・Ｉ
Ｈｉ［延回路、２４．３３．３９．５６・・・加算回路
、２５゜３６〜３８．４４，４８．５０．５３．５７゜
６７・・・係数回路、２６．５１・・・リミッタ、２８
・・・再生搬送色信号出力端子、３０・・・入力端子、
３５゜４９．５４．５８・・・スイッチ、４０・・・記
録用搬送色信号出力端子、４２・・・再生搬送色信号出
力端子。特許出願人　日本ビクター株式会社第１図第２しｌ　　ＩＧ第３図第４　図第（ｉし１第９図手続ネｉｔｉ正ｐ４昭和６０年１２月２４日メｌｉ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）搬送色信号を所定の信号形態に変換した後、記録
媒体に記録し、再生時には該記録媒体から再生された再
生信号の信号処理を行なってもとの信号形態の再生搬送
色信号を得る搬送色信号の記録再生装置において、帰還
ループ内にリミッタを有する帰還形くし形フィルタを少
なくとも上記再生搬送色信号の伝送系に設けたことを特
徴とする搬送色信号の記録再生装置。
（２）該帰還形くし形フィルタは一の端子が入力端子に
接続された減算回路と、該減算回路の出力信号を１又は
２水平走査期間遅延する遅延回路と、該遅延回路の出力
信号と該入力端子よりの該もとの信号形態又は所定の信
号形態の再生搬送色信号とを夫々加算する加算回路と、
該加算回路の出力信号に、所定の係数を乗ずると共に振
幅制限してその出力信号を該減算回路の他の端子に供給
する該帰還ループ内のリミッタ及び係数回路とよりなり
、該減算回路の出力端より再生搬送色信号を出力するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の搬送色信号
の記録再生装置。
（３）該帰還形くし形フィルタは一の端子が入力端子に
接続された第１の減算回路と、該第１の減算回路の出力
信号を１又は２水平走査期間遅延する遅延回路と、該遅
延回路の出力信号と該入力端子よりの該もとの信号形態
又は所定の信号形態の再生搬送色信号とを夫々加算する
加算回路と、該加算回路の出力信号に所定の係数を乗ず
ると共に振幅制限してその出力信号を該第１の減算回路
の他の端子に供給する該帰還ループ内のリミッタ及び係
数回路と、該遅延回路の入力信号と出力信号とを夫々減
算して出力端子へ再生搬送色信号を出力する第２の減算
回路とよりなることを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の搬送色信号の記録再生装置。
（４）搬送色信号を所定の信号形態に変換した後記録媒
体に記録し、再生時には該記録媒体から再生された再生
信号の信号処理を行なってもとの信号形態の再生搬送色
信号を得る搬送色信号の記録再生装置において、帰還ル
ープ内にリミッタを有する第１の帰還形くし形フィルタ
を上記再生搬送色信号の伝送系に設け、帰還ループにリ
ミッタを有しており、かつ、該第１の帰還形くし形フィ
ルタの周波数特性と相補的な周波数特性を有する第２の
帰還形くし形フィルタを記録されるべき搬送色信号の伝
送系に設けたことを特徴とする搬送色信号の記録再生装
置。
（５）該第１及び第２の帰還形くし形フィルタを共用し
、該共用した一の帰還形くし形フィルタに対し、記録時
は該記録されるべき搬送色信号を供給し、再生時は該再
生搬送色信号を供給するスイッチ回路手段を設けたこと
を特徴とする特許請求の範囲第４項記載の搬送色信号の
記録再生装置。
（６）該共用した一の帰還形くし形フィルタは、一の端
子が入力端子に接続された第１の減算回路と、該第１の
減算回路の出力信号を１又は２水平走査期間遅延する遅
延回路と、該遅延回路の出力信号と該入力端子よりの該
記録されるべき搬送色信号又は該再生搬送色信号とを夫
々加算する加算回路と、該加算回路の出力信号を振幅制
限するリミッタと、該リミッタの出力信号に対し記録時
は第１の係数を乗じた信号を選択出力し、再生時は第２
の係数を乗じた信号を選択出力して該第１の減算回路の
他の端子へ供給する手段と、該リミッタの出力信号に第
３の係数を乗じて出力する係数回路と、該係数回路の出
力信号と該入力端子よりの該再生搬送色信号とを夫々減
算して再生搬送色信号を出力する第２の減算回路と、該
係数回路の出力信号と該入力端子よりの該記録されるべ
き搬送色信号とを夫々加算する第２の加算回路とよりな
り、該第１又は第２の減算回路より第１の出力端子へ再
生搬送色信号を取り出し、該第２の加算回路より第２の
出力端子へ記録用搬送色信号を出力することを特徴とす
る特許請求の範囲第５項記載の搬送色信号の記録再生装
置。
（７）該共用した一の帰還形くし形フィルタは、−の端
子が入力端子に接続された第１の減算回路と、該第１の
減算回路の出力信号を１又は２水平走査期間遅延する遅
延回路と、該遅延回路の出力信号と該入力端子よりの該
記録されるべき搬送色信号又は該再生搬送色信号とを夫
々加算する第１の加算回路と、該第１の加算回路の出力
信号に第１の係数を乗すると共に振幅制限してその出力
信号を該第１の減算回路の他の端子に供給する該帰還ル
ープ内のリミッタ及び第１の係数回路と、該遅延回路の
入力信号と出力信号とを夫々減算して第１の出力端子へ
再生搬送色信号を出力する第２の減算回路と、該リミッ
タ及び第１の係数回路の出力信号に第２の係数を乗ずる
第２の係数回路と、該第２の係数回路の出力信号と該入
力端子よりの該記録されるべき搬送色信号とを夫々加算
して第２の出力端子へ記録用搬送色信号を出力する第２
の加算回路とよりなることを特徴とする特許請求の範囲
第５項記載の搬送色信号の記録再生装置。
（８）該共用した一の帰還形くし形フィルタは、一の端
子が入力端子に接続された第１の減算回路と、該第１の
減算回路の出力信号を１又は２水平走査期間遅延する遅
延回路と、該遅延回路の出力信号と該入力端子よりの該
記録されるべき搬送色信号又は該再生搬送色信号とを夫
々加算する加算回路と、該第１の加算回路の出力信号に
第１の係数を乗ずる係数回路と、該第１の加算回路の出
力信号に第２の係数を乗ずると共に振幅制限する第１の
振幅制御手段と、該第１の加算回路の出力信号に第３の
係数を乗ずると共に振幅制限する第２の振幅制御手段と
、記録時は該係数回路の出力信号を実質的に選択出力し
、再生時は該第１の振幅制御手段の出力信号を実質的に
選択出力して該第１の減算回路へ供給するスイッチと、
該第１の遅延回路の入力信号と出力信号とを夫々減算し
て第１の出力端子へ再生搬送色信号を出力する第２の減
算回路と、該第２の振幅制御手段の出力信号と該入力端
子よりの該記録されるべき搬送色信号とを夫々加算して
第２の出力端子へ記録用搬送色信号を出力する第２の加
算回路とよりなることを特徴とする特許請求の範囲第５
項記載の搬送色信号の記録再生装置。
（９）該共用した−の帰還形くし形フィルタは、−の端
子が入力端子に接続された第１の減算回路と、該第１の
減算回路の出力信号を１又は２水平走査期間遅延する遅
延回路と、該遅延回路の出力信号と該入力端子よりの該
記録されるべき搬送色信号又は該再生搬送色信号とを夫
々加算する加算回路と、該第１の加算回路の出力信号に
第１乃至第３の係数を別々に乗ずる第１乃至第３の係数
回路と、記録時は該第１の係数回路の出力信号を実質的
に選択出力し、再生時には該第２の係数回路の出力信号
を実質的に選択出力する第１のスイッチと、該第１のス
イッチの出力信号を振幅制限するリミッタと、記録時は
該第３の係数回路の出力信号を実質的に選択出力し、再
生時は該リミッタの出力信号を実質的に選択出力して該
第１の減算回路へ供給する第２のスイッチと、該遅延回
路の入力信号と出力信号とを夫々減算して第１の出力端
子へ再生搬送色信号を出力する第２の減算回路と、該リ
ミッタの出力信号と該入力端子よりの該記録されるべき
再生搬送色信号とを夫々減算して第１の出力端子へ記録
用搬送色信号を出力する第２の減算回路とよりなること
を特徴とする特許請求の範囲第５項記載の搬送色信号の
記録再生装置。
（１０）該共用した−の帰還形くし形フィルタは、−の
端子が入力端子に接続された第１の加算回路と、該第１
の加算回路の出力信号が一端に供給される第１の減算回
路と、該第１の減算回路の出力信号を１又は２水平走査
期間遅延する遅延回路と、該遅延回路の出力信号と該第
１の加算回路の出力信号とを夫々加算する第２の加算回
路と、該第２の加算回路の出力信号を振幅制限するリミ
ッタと、該リミッタの出力信号に第１及び第２の係数を
別々に乗じて出力する第１及び第２の係数回路と、記録
時にのみ該第２の係数回路の出力信号を該第１の加算回
路へ帰還入力するスイッチと、該第１の係数回路の出力
信号を該第１の減算回路の他の端子に供給する該帰還ル
ープ内のリミッタと、該第２の係数回路の出力信号と該
第１の加算回路の出力信号とを夫々減算して第１の出力
端子へ再生搬送色信号を出力する第２の減算回路と、該
第１の加算回路より記録用搬送色信号を取り出す第２の
出力端子とよりなることを特徴とする特許請求の範囲第
５項記載の搬送色信号の記録再生装置。