JPH0535669Y2 - - Google Patents

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JPH0535669Y2
JPH0535669Y2 JP18442286U JP18442286U JPH0535669Y2 JP H0535669 Y2 JPH0535669 Y2 JP H0535669Y2 JP 18442286 U JP18442286 U JP 18442286U JP 18442286 U JP18442286 U JP 18442286U JP H0535669 Y2 JPH0535669 Y2 JP H0535669Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案はイコライザ回路に関し、例えば高品位
ビデオテープレコーダ(HD−VTR)において
再生信号の特性補償を行う再生イコライザ回路に
適用して好適なものである。
B 考案の概要 本考案はイコライザ回路において、第1及び第
2の遅延信号を出力する遅延線と、その遅延線の
入力信号、第1及び第2の遅延信号に基づいて第
1及び第2のコサイン特性を得ると共にその第1
及び第2のコサイン特性を合成する合成回路とを
用いることによつて、簡易な構成で整合調整を容
易になし得るイコライザ回路を実現し得る。
C 従来の技術 従来高品位ビデオテープレコーダ(HD−
VTR)においては、ビデオ信号を中心周波数が
約25〔MHz〕の搬送波信号を用いて周波数変調
(FM変調)し、このFM信号を磁気テープ上に記
録するようになされている。なお、このとき磁気
テープ上の記録情報の劣化を防止するため、FM
信号の搬送波(キヤリア)の上及び下側に含まれ
る両側帯波(サブキヤリア)の振幅のレベルを持
ち上げるようになされている。
このため磁気テープ上の記録情報を再生する際
には、再生ヘツドにおいて得られたFM信号を復
調する前に、このFM信号の位相をずらすことな
くキヤリアの上及び下側に含まれるサブキヤリア
の振幅のレベルを下げるという特性補償を行う必
要がある。
またHD−VTRの磁気記録においても、通常
のビデオテープレコーダ(VTR)と同様に、上
側のサブキヤリアの振幅のレベルが下側のサブキ
ヤリアの振幅のレベルより大きなレベルとなつて
再生ヘツド出力に表れる。このため上述と同様に
FM信号の位相をずらすことなく、キヤリアの上
及び下側に含まれるサブキヤリアの振幅のレベル
を、キヤリアを中心として同じレベルになるよう
に特性補償を行う必要がある。
このような特性補償を行うため従来は、第3図
に示すように位相歪を生ずることなく振幅特性を
補償し得るコサインイコライザを2段使用した再
生イコライザ回路1が提案されている。
すなわち、再生イコライザ回路1は、FM信号
のキヤリアを中心にして上及び下側のサブキヤリ
アの振幅のレベルが同じレベルとなるように特性
補償する第1のコサインイコライザ2と、キヤリ
アの振幅のレベルは下げずに上及び下側のサブキ
ヤリアの振幅のレベルを下げるように特性補償す
る第2のコサインイコライザ3とにより構成され
ている。
第1のコサインイコライザ2は、磁気ヘツド
(図示せず)より出力されたFM信号でなる入力
信号S1(第6図)を駆動増幅回路21に受け、
その出力が半固定抵抗TR1を介して、一端が接
地された半固定コンデンサTC1の他端に入力さ
れ、さらに、第1の遅延線23の入力端に入力さ
れる。なお、半固定抵抗TR1及び半固定コンデ
ンサTC1は積分回路構成に接続され、入力信号
S1を遅延線23に入力する際の整合調整を行う
ためのマツチング回路22となされている。
ここで第1の遅延線23は、例えばコイル及び
コンデンサを含む分布定数型でなり、入力信号を
例えば10〔ns〕遅延させ、この遅延出力を第1の
減算回路25に与える。
さらにこれに加えて、第1の遅延線の終端抵抗
が開放されていることにより、第1の遅延線内で
全反射が生ずるようになされ、入力端において
は、入力信号及び29〔ns〕遅延した反射信号を得、
これを第1の増幅回路24を介して減算回路25
に与える。
これにより遅延出力から、入力信号及び反射信
号を減算することにより、第4図に示すようにキ
ヤリアの2倍の周波数50〔MHz〕にピークがある
第1のコサイン特性T1を得るようになされてい
る。
かくして第1の増幅回路24の増幅率を所定の
値に選定することにより、FM信号でなる入力信
号S1の位相をずらすことなくキヤリアfC1の振
幅レベルを動かさずに上側サブキヤリアfSCU1の振
幅のレベルを持ち上げると共に下側サブキヤリア
fSCL1の振幅のレベルを持ち下げ、第7図に示すよ
うにキヤリアfC2に対して上及び下側サブキヤリ
アfSCU2及びfSCL2の振幅のレベルが同じFM信号S
2を得るようになされている。
第2図のコサインイコライザ3は、第1のコサ
インイコライザ2と同様に構成されてなり、第2
の遅延線の遅延時間が20〔ns〕に選定されること
により第5図に示すようにキヤリアの周波数25
〔MHz〕にピークがある第2のコサイン特性T2
を得るようになされている。
かくして第2の増幅回路34の増幅率を所定の
値に選定することにより第1のコサインイコライ
ザ2の出力信号S2の位相をずらすことなくキヤ
リアfC2の振幅のレベルを動かさずに、上及び下
側サブキヤリアfSCU2及びfSCL2の振幅を持ち下げ、
これにより良好にFM復調をなし得る出力信号S
3(第8図)を得るようになされている。
D 考案が解決しようとする問題点 ところがこのような構成の再生イコライザ回路
1においては、遅延線23及び33を用いたコサ
インイコライザ2段より構成されているため、各
コサインイコライザ2,3を駆動する駆動増幅回
路21,31及び整合調整を行うマツチング回路
22、32を各別に設ける必要があり回路構成の
大型化及び煩雑化を避け得ない。
さらにこれに加えて各コサインイコライザ2,
3ごとにマツチング回路22,32の半固定抵抗
TR1,TR2及び半固定コンデンサTC1,TC
2を用いて整合調整を行う必要があり、また再生
イコライザ回路全体として遅延時間が30〔ns〕と
長いため完全な整合調整を行うことが困難である
という問題がある。
このために整合がとれていない場合には、出力
信号の振幅特性や、群遅延特性にリツプルが生じ
結局再生画像において画質の劣化を生ずるおそれ
があつた。
本考案は以上の問題点を考慮してなされたもの
で、従来のイコライザ回路の問題を一挙に解決し
て簡易な構成で容易に整合調整をなし得るイコラ
イザ回路を提案しようとするものである。
E 問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本考案において
は、入力信号S11に対して第1の遅延時間だけ
遅延した第1の遅延信号S12及びその第1の遅
延時間より短い第2の遅延時間だけ遅延した第2
の遅延信号S13を出力し、終端抵抗が開放され
た遅延線13と、その第1及び第2の遅延信号S
12,S13に基づいて第1の周波数にピークを
有する第1のコサイン特性T11を得、入力信号
S11及び第1の遅延信号S12に基づいて第1
の周波数より低い第2の周波数にピークを有する
第2のコサイン特性T12を得、第1及び第2の
コサイン特性T11及びT12を合成する合成回
路18とを具えるようにする。
F 作用 遅延線13の第1及び第2の遅延信号S12及
びS13に基づいて得られる第1の周波数にピー
クを有する第1のコサイン特性T11と、入力信
号S11及び第1の遅延信号S12に基づいて得
られる第1の周波数より低い第2の周波数にピー
クを有する第2のコサイン特性T12とを合成す
れば、第1の遅延時間でなる遅延線13を用いた
コサインイコライザと、第1の遅延時間より第2
の遅延時間を減算した遅延時間でなる遅延線13
Bを用いたコサインイコライザとを2段用いたイ
コライザ回路の補償特性と等しく、かつ簡易な構
成で整合調整の容易なイコライザ回路を実現し得
る。G 実施例 以下図面について、本考案の一実施例を詳述す
る。
第1図において、10は全体として再生イコラ
イザ回路を示し、遅延線13を駆動する駆動増幅
回路11、半固定抵抗TR10及び半固定コンデ
ンサTC10を積分回路構成に接続してなる整合
調整用のマツチング回路12、遅延線13及び第
1及び第2の増幅回路15,16、反転増幅回路
14及び加算回路17でなる合成回路18により
構成されている。
遅延線13は、例えば中間タツプ付の遅延線で
なり全体として入力端aに与えられる入力信号S
11に対して20〔ns〕の遅延時間を有する第1の
遅延出力S12を第1の出力端bに得、かつ入力
信号S11に対して10〔ns〕の遅延時間を有する
第2の遅延出力S13を中間タツプに設けられた
第2の出力端cに得るようになされている。
遅延線13の入力端aは、磁気ヘツド(図示せ
ず)により再生されたFM信号でなる入力信号S
1が駆動増幅回路11及びマツチング回路12を
介して入力されると共に、第1の増幅回路15を
介して加算回路17に接続され、また第1の出力
端bは反転増幅回路14を介して加算回路17に
接続され、さらに第2の出力端cは第2の増幅回
路16を介して加算回路17に接続されている。
また遅延線13の終端抵抗は開放されており、
例えば第1の出力端bに得られる第1の遅延信号
S12を基準とすれば(すなわち遅延時間を0
〔ns〕と想定する)、遅延線13内において全反射
が生じ、これにより第2の出力端cには第1の遅
延信号S12に対して±10〔ns〕の遅延時間を有
する第2の遅延信号S13を得、入力端aにおい
ても同様に第1の遅延信号S12に対して±20
〔ns〕の遅延時間を有する入力信号S11を得る
ようになされている。
かくして、第2の出力端cに得られた第2の遅
延信号S13を所定の増幅率を有する第2の増幅
回路16を介して加算回路17に入力し、第1の
遅延信号S12の反転信号と加算することによ
り、FM信号のキヤリアの2倍の周波数50〔MHz〕
にピークがある第1のコサイン特性T11を有す
るコサインイコライザが構成される。
また入力端aの入力信号S11を所定の増幅率
を有する第1の増幅回路15を介して加算回路1
7に入力し、第1の遅延信号S12の反転信号と
加算することにより、FM信号のキヤリアと同じ
周波数25〔MHz〕にピークがある第2のコサイン
特性T12を有するコサインイコライザが構成さ
れる。
これにより、合成回路18の出力には、第1の
コサイン特性T11及び第2のコサイン特性T1
2を合成したイコライズ特性を得るようになされ
ている。
以上の構成において、再生イコライザ回路10
に入力される入力信号S1すなわち磁気ヘルド
(図示せず)より得られる再生FM信号の周波数
スペクトラムは、第6図に示すように下側サブキ
ヤリアfSCL1の振幅のレベルが、上側サブキヤリア
fSCU1の振幅レベルと比較して大きく、かつ上及び
下側サブキヤリアfSCU1及びfSCL1の振幅のレベルが
キヤリアfC1の振幅レベルに比して共に高いレベ
ルを示すようになされている。
この入力信号S1を、第1及び第2のコサイン
特性T11及びT12を合成したイコライズ特性
でなる再生イコライザ回路10によつて、特性補
償することにより第8図に示すように上及び下側
サブキヤリアfSCU3及びfSCL3の振幅のレベルが等し
く、かつキヤリアfC3の振幅のレベルに対して低
いレベルとなされ、かくして良好にFM復調をな
し得る出力信号S3を得ることができるようにな
されている。
以上の構成によれば、遅延線13の第1及び第
2の遅延信号S12及び13に基づいて得られる
第1の周波数にピークを有する第1のコサイン特
性T11と、入力信号S11及び第1の遅延信号
S12に基づいて得られる第1の周波数より低い
第2の周波数にピークを有する第2のコサイン特
性T12とを合成回路18によつて合成すること
により、第1の遅延時間でなる遅延線13を用い
たコサインイコライザと、第1の遅延時間より第
2の遅延時間を減算した遅延時間でなる遅延線1
3Bを用いたコサインイコライザとを2段用いた
従来のイコライザ回路の補償特性と等しく、かつ
簡易な構成のイコライザ回路を実現し得る。
さらに遅延線13を駆動する駆動増幅回路11
及び整合調整用のマツチング回路12が各1段で
構成され、かつ全体としての遅延時間が従来と比
較してより短縮し得ることにより、より整合調整
が容易なイコライザ回路10を実現できる。
なお上述の実施例においては、中間タツプ付の
遅延線を用いたが、これに代えて2つの遅延線を
直列に接続し、接続中点より第2の遅延出力を得
るようにしても同様の効果を得ることができる。
さらに上述の実施例においては、合成回路とし
て第1及び第2の増幅回路、反転回路及び加算回
路を用いて構成したが、回路の組合せはこれに限
らず、他の回路構成により第1及び第2のコサイ
ン特性を得、これを合成するようにしても同様の
効果を得ることができる。
また上述の実施例においては、本考案によるイ
コライザ回路をHD−VTRの再生回路に適用し
た一実施例について述べたが、本考案はこれに限
らず他の電子機器等に広く適用し得るものであ
る。
H 考案の効果 以上のように本考案によれば、第1及び第2の
遅延信号を出力する遅延線と、その遅延線の入力
信号、第1及び第2の遅延信号に基づいて第1及
び第2のコサイン特性を得ると共にその第1及び
第2のコサイン特性を合成する合成回路とを用い
ることによつて、全体としての遅延時間を短くし
得、かくして簡易な構成で容易に整合調整をなし
得るイコライザ回路を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による再生イコライザ回路の一
実施例を示す接続図、第2図はそのコサインイコ
ライザ回路の特性を示す特性曲線図、第3図は従
来の再生イコライザ回路を示す接続図、第4図及
び第5図はその第1及び第2のコサインイコライ
ザの特性を示す特性曲線図、第6図〜第8図は再
生イコライザ回路の各信号の周波数スペクトラム
を示す分布図である。 10……再生イコライザ回路、11……駆動増
幅回路、12……マツチング回路、13……遅延
線、14……反転増幅回路、15,16……増幅
回路、17……加算回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力信号に対して第1の遅延時間だけ遅延した
    第1の遅延信号及び当該第1の遅延時間より短い
    第2の遅延時間だけ遅延した第2の遅延信号を出
    力し、終端抵抗が開放された遅延線と、 上記第1及び第2の遅延信号に基づいて第1の
    周波数にピークを有する第1のコサイン特性を
    得、上記入力信号及び上記第1の遅延信号に基づ
    いて上記第1の周波数より低い第2の周波数にピ
    ークを有する第2のコサイン特性を得、上記第1
    及び第2のコサイン特性を合成する合成回路と を具えることを特徴とするイコライザ回路。
JP18442286U 1986-11-28 1986-11-28 Expired - Lifetime JPH0535669Y2 (ja)

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