JP2831996B2 - 信号記録装置 - Google Patents

信号記録装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、他の装置より入力される入力信号の所定の
周波数成分を所定の増幅特性に従って増幅し、記録媒体
に記録する信号記録装置に関するものである。 〔従来の技術〕 従来より情報信号を送信し、これを受信したり、ある
いは記録媒体に記録し、これを再生したりする事により
情報信号を伝送する装置が多種存在する。 例えば従来より静止画像信号を磁気デイスクの様な記
録媒体に磁気ヘツドにより記録し、これを再生する通称
スチルビデオ装置があるが、ビデオテープレコーダ(VT
R)等の他の装置の高画質化に伴ない、近年、該スチル
ビデオ装置の高画質化が強く望まれて来ている。現行の
スチルビデオ装置における記録信号の周波数配置は第9
図(a)に示す様に同期信号を含む輝度信号は高域周波
数帯域側にFM変調し(図中のYN)、色信号は周知の色差
線順次信号として低域周波数帯域側にFM変調し(図中の
C)、両者は周波数多重される事により記録信号を形成
している。尚、輝度信号についてはシンクチツプ部の周
波数f1が6.0MHz、ホワイトピーク部の周波数f2が7.5MHz
になる様にFM変調されている。 これに対し、高画質化の一方式として、FM変調輝度信
号のキヤリア周波数を上げる所謂ハイバンド方式が考え
られており、その記録信号の周波数配置は第9図(b)
に示す様に従来より高域まで帯域が伸びたものとなる。
尚、第9図(b)に示す様にハイバンド方式では輝度信
号をシンクチツプ部の周波数f3が8.0MHz、ホワイドピー
ク部の周波数f4が9.5MHzとなる様にFM変調されている
(図中YH)。 しかしながら上述のハイバンド方式による記録信号を
従来と同一の磁気ヘツド及び磁気デイスクを使用して記
録しようとした場合には、電磁変換特性により高域周波
数になるにしたがって記録される信号レベルが下がり劣
化するので、再生信号のS/Nを改善する為、従来より行
われている輝度信号に対するエンフアシスの量を増強す
る必要が出てくる。 第2図は上述のハイバンド方式に基づく静止画像信号
記録再生装置の概略構成を示した図である。 第2図において、入力端子1に入力された同期信号を
含む輝度信号はクランプ回路2によって例えばシンクチ
ツプ部においてクランプされノンリニアエンフアシス回
路3に入力されノンリニアエンフアシスが加えられる。
さらにリニアエンフアシス回路4でエンフアシス量は増
強される。つづいてFM変調器5でFM変調され記録アンプ
6、スイツチ7を通って磁気ヘツド8を介して磁気デイ
スク9に記録される。このとき磁気デイスクはモータ10
によってフイールド周期で回転しているので1円周トラ
ツクに1フイールド分の静止画信号が記録される。 また、磁気ヘツド8は磁気デイスク9の半径方向に移
動可能であるため、磁気デイスクには数十枚のフイール
ド静止画信号を記録することができる。 また、再生時には磁気ヘツド8より再生された微少な
再生信号はスイツチ7を通りプリアンプ11で十分増幅さ
れ、FM復調器12でFM復調される。つづいて前記リニアエ
ンフアシス回路4に対して逆特性を持つリニアデイエン
フアシス回路13を通る事により、記録時にリニアエンフ
アシス回路4により増強された分が抑圧され、さらに前
記ノンリニアエンフアシス回路3に対して逆特性を持つ
ノンリニアエンフアデイシス回路14によって記録時にノ
ンリニアエンフアシス回路3により増強された分が抑圧
され、出力端子15より再生輝度信号が出力される。 第3図は第2図のノンリニアエンフアシス回路3の構
成の一例である。入力端子に入力された輝度信号は一方
はそのまま加算器18に入力され、他方はハイパスフイル
タ(HPF)15でノンリニア特性を取りたい高域周波数帯
域を抜き出し、圧縮回路16で入力レベルに応じて圧縮に
重みをかけ、係数乗算回路17でこのノンリニア特性に重
みが加えられて加算器18に入力される事によりノンリニ
アエンフアシスが施される。尚、このノリニアエンフア
シスの特性は第5図に示す様に大レベル時と小レベル時
にエンフアシス量が変化する。 第4図はエンフアシス回路の回路例である。 入力端子にはたとえば同期信号のシンクチツプ部でク
ランプが加えられた輝度信号が入力され、C4,R12からな
るハイパスフイルタ通り、Q5のベース接地型アンプによ
り増幅される。Q5のコレクタにはD1,D2,R16,R17,R18,R1
9,R20からなるソフトリミツタ回路がC5介して接続され
ている。このソフトリミツタ回路の電圧(V)−電流
(I)特性を第6図に示す。小レベルにおいてはr1=R1
8=R19で決定され、大レベルにおいてはr2=R20=R16//
R17で特性が決定される。一般にr1≫r2にしておくこの
特性の変化は であり、VDはD1,D2のオン電圧の値である。 ここでR22,R23でV2−V1の値を決定し、R20/R22=2に
選ぶと、D1,D2のVDの温度ドリフトを打ち消すことがで
きる。このソフトリミツタ回路によってR15との間で小
レベルと大レベルの時の利得が変化し、圧縮回路17が構
成される。入力信号はつづいてQ4のエミツタホロワ、Q
3,R10を介してQ3のエミツタに入力される。一方Q3には
入力端子の輝度信号がR9を介して入力され、Q3のベース
接地型アンプで増幅され、Q2のエミツタを介してC1,R2,
R3からなるリニアエンフアシス回路4を通り、Q1のエミ
ツタホロワを介して出力端子に出力される。 ところで第3図の係数回路17のKの値は第14図におい
ては、R12,R15,r1,r2,R10などによって決定される。 第7図はノンリニアデイエンフアシス回路14の構成の
一例を示す。 この時、第3図の入力端子のレベルと第7図の出力端
子のレベルを等しくすれば圧縮回路の伝達関数が等しく
なり、もし差動増幅器20の開ループゲインが十分大きい
時、このノンリニアデイエンフアシス回路14の伝達関数
はノンリニアエンフアシス回路3の伝達関数の逆数に等
しいと言える。 第8図は第7図のノンリニアデイエンフアシス回路を
含むデイエンフアシス回路の回路例である。 Q7のベースにはFM復調器11の出力の再生輝度信号が入
力され、まずR26,R27,C7からなるリニアエンフアシス特
性の逆特性を持つリニアデイエンフアシス回路を通り、
Q9増幅器によってノンリニアデイエンフアシスがほどこ
されてQ10のエミツタに輝度信号が再生される。Q10エミ
ツタには第3図のエンフアシス回路とまったく等しいハ
イパスフイルターと圧縮回路が接続されてQ4のエミツタ
にノンリニアエンフアシス特性を持った信号性分が出力
される。 この信号はQ12の反転アンプによってQ11のエミツタに
出力され、R35を介してQ9のエミツタに入力され、ノン
リニアエンファンシス部の負帰還ループが構成される。
R37,R38,R35などによって帰還係数値をノンリニアエン
フアシス回路内の値“K"と等しくする。 尚、ハイバンド方式に基づく記録を行う場合において
は前述の様にエンフアシス量が増強されるわけである
が、周知の反転現象など過変調を考慮に入れるとノンリ
ニアエンフアシス量を増強するのが一般的である。 さらにノンリニアエンフアシス量を増強する場合に
は、係数乗算回路18の係数Kをより大きな値に設定する
のが簡単な手法である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前述の磁気ヘツド、磁気デイスク等の
電磁変換系等の高域周波数成分側の劣化が発生し易い様
なS/N比の悪い系において、ノンリニアエンエアシスの
係数Kを大きな値に設定した場合には、記録あるいは再
生時に発生するランダムノイズの影響によりノンリニア
デイエンフアシス回路14において誤動作が発生し易くな
り、復元された信号は時間的に不安定な波形歪が発生し
易くなる為、係数Kの値が制限され、ノンリニアエンフ
アシスによるS/Nの改善効果がそれ程期待出来ないとい
う欠点がある。 このノンリニアエンフアシス回路3内の誤動作につい
て第10図を用いて説明する。 第10図(a)はノンリニアエンフアシス回路3の入力
信号すなわち、タビング時に入力されるS/Nの悪い輝度
信号の波形図で、ここでは該波形は階段状の波形信号と
するが、すでにランダムノイズが乗っているものとす
る。(b)はノンリニアエンフアシス回路3内の圧縮回
路17の出力信号の波形図である。また、(c)はノンリ
ニアエンフアシス回路3の出力信号の波形図である。 第10図(a)に示した様な波形信号がノンリニアエン
フアシス回路3に入力されるとノンリニアエンフアシス
回路3内の圧縮回路17からは微分パルス波形信号が出力
され、第10図(b)に示す様に図中の所定期間Tに発生
する微分パルスのレベルは本来等しくなるべきものがラ
ンダムノイズの影響により等しくならない。 すなわち、第3図のHPF16に供給される入力信号には
ランダムノイズが乗っている為、該HPF16より出力され
る微分パルス波形はある所ではノイズ成分によりレベル
が増加あるいは減少し、またある所ではノイズ成分が発
生せずノイズ成分によるレベルの増加あるいは減少がな
い様な信号となる。そしてこの信号を圧縮回路17を通す
事により非線形処理を行い、所定の信号レベルよりも小
さい入力信号はそのまま通過させ、該所定の信号レベル
よりも大きい入力信号に対しては抑圧する処理を行うと
いった入力信号のレベルに応じて非線形のレベル抑圧処
理を行っている為、前述の様なランダムノイズにより、
該圧縮回路17の入力信号である微分パルス信号にレベル
変動が生じると出力される微分パルスのレベルにもレベ
ル変動が発生する事になる。 また、第3図に示す様にノンリニアエンフアシス回路
3は加算器19の一方の入力端子には入力輝度信号が供給
され、もう一方の入力端子には圧縮回路17の出力信号が
係数乗算回路18により係数Kが乗算され供給されてお
り、この両者を加算し出力する事によりノンリニアエン
フアシスを行っている。 上述の様なノンリニアエンフアシス回路において、前
述の様にランダムノイズにより圧縮回路17より出力され
る高域周波数成分信号にレベル変動が生じている場合に
は、加算器19における入力輝度信号との加算の過程で該
レベル変動により誤差が生じ、第10図(c)に示す様に
ノンリニアエンフアシスされた波形に歪が生じ、ヒゲ状
のパルスのレベルは必要以上に大きくなったり、また、
波形の一部がなまったりする。 上記ランダムノイズによるノンリニアエンフアシス時
の入力輝度信号の劣化の度合は係数乗算回路18における
係数Kの大きさに依存しており、係数Kの値が大きい
程、ランダムノイズが発生した時の入力輝度信号の劣化
は大きい。 以上の理由により従来のエンフアシス回路においては
係数乗算回路で乗算される係数Kの値を上げる事、すな
わちノンリニアエンフアシス量を上げる事が出来ず、S/
Nを向上させるのが困難であった。 また、前述の様な静止画像信号記録再生装置において
はダビングという動作が不可欠な機能となっているが、
該ダビングの際には少なくともすでに1回は記録媒体に
記録された画像信号が再生され、再び記録媒体に記録さ
れることになり、記録あるいは再生時に発生するランダ
ムノイズによってダビング時の受け側の静止画像信号記
録再生装置におけるノンリニアエンフアシス回路の圧縮
回路内で誤動作が発生し、記録媒体に記録される信号は
波形歪を生じたまま記録されてしまう為、1回のダビン
グを行う毎に画像信号は著しく劣化してしまう事にな
る。 本発明の目的は、他の装置より入力される入力信号に
含まれるノイズ成分による影響を、ダビング時か否ダビ
ング時かに応じて低減し、前記入力信号の所定の周波数
成分を所定の増幅特性に従って正確に増幅し、記録媒体
に記録することが出来る信号記録装置を提供する処にあ
る。 〔問題を解決する為の手段〕 本発明の信号記録装置は、他の装置より入力される入
力信号の所定の周波数成分を所定の増幅特性に従って増
幅し、記録媒体に記録する装置であって、他の装置より
入力される入力信号より前記所定の周波数成分を分離す
る第1の分離手段と、前記他の装置より入力される入力
信号より前記所定の周波数成分を分離する第2の分離手
段と、前記所定の増幅特性に対応した第1の圧縮特性を
有し、前記第1の分離手段によって分離された信号を前
記第1の圧縮特性に従って圧縮し、出力する第1の圧縮
手段と、前記所定の増幅特性に対応した第2の圧縮特性
を有し、前記第2の分離手段によって分離された信号を
前記第2の圧縮特性に従って圧縮し、出力する第2の圧
縮手段と、前記第1の圧縮手段より出力される信号と前
記第2の圧縮手段より出力される信号とを入力し、ダビ
ング時には入力された前記第1の圧縮手段より出力され
る信号と前記第2の圧縮手段より出力される信号に対し
て2個の係数乗算器により夫々所定の係数を乗算するこ
とにより形成される信号をダビング時の強調信号として
出力し、否ダビング時には入力された前記第1の圧縮手
段より出力される信号に対して前記2個の係数乗算器に
より前記所定の係数を乗算することにより形成される信
号を否ダビング時の強調信号として出力する強調信号出
力手段と、前記他の装置より入力される入力信号に前記
強調信号出力手段より出力される強調信号を加算するこ
とにより、前記所定の増幅特性に従って増幅された増幅
信号を形成し、形成された前記増幅信号を前記記録媒体
に記録する記録手段とを具備したものである。 〔作用〕 上述の構成により、他の装置より入力される入力信号
に含まれるノイズ成分による影響を、ダビング時か否ダ
ビング時かに応じて低減し、前記入力信号の所定の周波
数成分を所定の増幅特性に従って正確に増幅し、記録媒
体に記録することが出来るものである。 〔実施例〕 以下、本実明を本発明の実施例に基づき説明する。 第1図は本発明の一実施例としてのノンリニアエンフ
アシス回路の概略構成を示した図である。 第1図において、入力端子には外部より輝度信号が入
力される。すなわち、通常記録時にはビデオカメラ部や
ビデオチユーナー部等から比較的S/Nの良い輝度信号が
供給され、またダビング記録時には他の再生装置によっ
て再生されたS/Nの悪い輝度信号が供給され、不図示の
システムコントローラは切換スイツチ24を通常記録時に
はa側に、ダビング記録時にはb側に接続する。 まず、ダビング記録時における本実施例のノンリニア
エンフアシス回路の動作について説明する。 入力端子より入力された比較的S/N比の悪い輝度信号
は加算器21及びHPF22a,22bに供給される。 ここでHPF22a、22bは共に前記第3図のHPF16と同じ回
路定数を有し、入力輝度信号の高域周波数成分信号を抽
出し、圧縮回路23a、23bに供給する。 尚、圧縮回路23a,23bの回路構成は前記第3図の圧縮
回路17と同等のもので、その具体的な回路構成は第4図
に示したものと同等である。そして、この圧縮回路23a,
23bにより夫々非線形処理が施された高域周波数成分信
号は係数乗算回路25a,25bに出力される。この時、前述
の様に切換スイツチ24は図中のb側に接続されている
為、圧縮回路23aの出力は係数乗算回路25aに、圧縮回路
23bの出力は切換スイツチ24を介して係数乗算回路25bに
供給される。 係数乗算回路25a,25bは夫々、入力された信号に係数K
/2を乗算する回路で高域周波数成分信号は、この回路25
a,25bにより係数K/2が乗算された後、夫々加算器21に供
給される。 そして、加算器21においては、すでに供給されている
入力輝度信号に、非線形処理及び係数乗算処理が施され
た高域周波数成分信号を加算する事によりノンリニアエ
ンフアシスが施された輝度信号が出力される。 ところで、前記圧縮回路23a,23bの圧縮特性は第4図
に示すソフトリミツタ回路のダイオードD1,D2の両端に
加わる直流バイアスレベル(図中のV2−V1)により決定
されるもので該ソフトリミツタ回路のV−I特性は前述
第6図に示す様になる。 第6図において、ダビング記録時に入力される輝度信
号の様にS/Nが悪く多くのランダムノイズを含んでいる
場合、該ランダムノイズにより圧縮回路の出力信号であ
る微分パルス波形信号のレベルが変動し易い所は図中の
A及びBの位置であるが、ここの特性は前述の直流バイ
アスレベルに応じて電圧軸方向にずらす事が出来る。 そこで、本実施例に示したノンリニアエンフアシス回
路では前述の構成の如く、2個の圧縮回路23a,23bを設
け、これら圧縮回路23a,23bのダイオードD1、D2に対す
る直流バイアスレベルを夫々適宜設定し、互いに異なる
圧縮特性を持たせる様にする。 上述の様に互いに異なる圧縮特性を持った圧縮回路23
a,23bを用いると、HPF22a,22bより供給される高域周波
数成分信号において同様のランダムノイズが発生してい
るとしても、互いに圧縮特性が異なる関係上よほど大き
なレベルのランダムノイズでない限り、圧縮回路23a,23
bより出力される非線形処理された高域周波数成分信号
のレベルは異なる。 更にこれらの信号は係数乗算回路25a,25bにより係数K
/2が乗算され、加算器21において、入力輝度信号と加算
される事により、各圧縮回路23a,23bにおいて、ランダ
ムノイズにより発生させる非線形処理及び係数乗算処理
された高域周波数成分信号のレベルは低くなる為、正確
なノンリニアエンフアシスが行われる事になる。 また、HPF22a,22bより供給されている高域周波数成分
信号にレベルの大きなランダムノイズが発生した場合に
は、圧縮回路23a,23bより出力される非線形処理された
高域周波数成分信号のレベルはほぼ等しくなる為、ラン
ダムノイズにより発生される非線形処理及び係数乗算処
理された高域周波数成分信号のレベルは従来とほぼ等し
くなり、少なくとも従来と同等のノンリニアエンフアシ
スを行う事が出来る。 一方、通常記録時における本発明のノンリニアエンフ
アシス回路の動作について説明する。 通常記録時には前述の様に不図示のシステムコントロ
ーラにより切換スイツチ24は図中のa側に接続され、比
較的S/Nの良い入力輝度信号が加算器21、HPF22aに供給
され、HPF22aにより前述と同様に抽出された高域周波数
成分信号は圧縮回路23aにより非線形処理された後、図
中のa側に接続されている切換スイツチ24を介して係数
乗算回路25a,25bに供給される。該係数乗算回路25a,25b
は共に係数K/2を乗算する回路であり、これらの回路に
より夫々係数が乗算された後、加算器21より入力輝度信
号に加算される。 尚、通常記録時の場合、係数乗算回路25a,25bは共に
係数K/2を乗算する様になっている為、実質的に第3図
に示した従来の回路と同等の構成である。すなわち通常
記録時には従来と同様のノンリニアエンフアシスが施さ
れた輝度信号が出力される事になる。 以上の様に本実施例においては、互いに圧縮特性の異
なる2個の圧縮回路を設け、ノンリニアエンフアシスを
施す際に、ダビング記録時には2個の圧縮回路を用いる
事によりランダムノイズ等による圧縮回路の誤動作の発
生を低減し、安定したノンリニアエンフアシスを施す事
によりダビング記録により輝度信号の劣化を抑制し、通
常記録時には単一の圧縮回路を用いる事により従来と同
等のノンリニアエンフアシスを施す事が出来る。 また、本実施例においてはランダムノイズによる圧縮
回路の誤動作が減少する為、ノンリニアエンフアシスに
おける乗算係数Kを増大させエンフアシス量を増す事が
出来る。 また、本実施例においては2個の圧縮回路を用いて入
力信号にノンリニアエンフアシスを施す様にしたが、2
個以上の圧縮回路を用いる事により本発明の効果は更に
高くなる。 また、本実施例では輝度信号の記録再生装置における
ノンリニアエンフアシス回路を例に説明して来たが、本
発明は輝度信号に限らず、色差信号等の他の情報信号の
処理回路にも適用する事が出来、同様の効果が得られ
る。 〔発明の効果〕 以上説明した来た様に、本発明により、他の装置より
入力される入力信号に含まれるノイズ成分による影響
を、ダビング時か否ダビング時かに応じて低減し、前記
入力信号の所定の周波数成分を所定の増幅特性に従って
正確に増幅し、記録媒体に記録することが出来る信号記
録装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例としてのノンリニアエンフア
シス回路の概略構成図である。 第2図は従来の磁気記録再生装置の概略構成図である。 第3図は従来のノンリニアエンフアシス回路の概略構成
図である。 第4図は従来のエンフアシス回路の具体的な回路の一例
である。 第5図は従来のノンリニアエンフアシス回路の特性例を
示した図である。 第6図は従来のソフトリミツタ回路の特性例を示した図
である。 第7図は従来のノンリニアデイエンフアシス回路の概略
構成図である。 第8図は従来のノンリニアデイエンフアシス回路の具体
的な回路の一例である。 第9図(a)は現行のスチルビデオ装置における記録信
号の周波数配置、(b)はハイバンド方式における記録
信号の周波数配置を示した図である。 第10図(a),(b),(c)は従来のノンリニアエン
フアシス回路の誤動作を説明する為の波形図である。 21……加算器、 22a,22b……ハイパスフイルタ、 23a,23b……圧縮回路、 24……切換スイツチ、 25a,25b……係数乗算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03G 7/00 H04B 1/62 H04N 5/92 G11B 20/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.他の装置より入力される入力信号の所定の周波数成
    分を所定の増幅特性に従って増幅し、記録媒体に記録す
    る装置であって、 他の装置より入力される入力信号より前記所定の周波数
    成分を分離する第1の分離手段と、 前記他の装置より入力される入力信号より前記所定の周
    波数成分を分離する第2の分離手段と、 前記所定の増幅特性に対応した第1の圧縮特性を有し、
    前記第1の分離手段によって分離された信号を前記第1
    の圧縮特性に従って圧縮し、出力する第1の圧縮手段
    と、 前記所定の増幅特性に対応した第2の圧縮特性を有し、
    前記第2の分離手段によって分離された信号を前記第2
    の圧縮特性に従って圧縮し、出力する第2の圧縮手段
    と、 前記第1の圧縮手段より出力される信号と前記第2の圧
    縮手段より出力される信号とを入力し、ダビング時には
    入力された前記第1の圧縮手段より出力される信号と前
    記第2の圧縮手段より出力される信号に対して2個の係
    数乗算器により夫々所定の係数を乗算することにより形
    成される信号をダビング時の強調信号として出力し、否
    ダビング時には入力された前記第1の圧縮手段より出力
    される信号に対して前記2個の係数乗算器により前記所
    定の係数を乗算することにより形成される信号を否ダビ
    ング時の強調信号として出力する強調信号出力手段と、 前記他の装置より入力される入力信号に前記強調信号出
    力手段より出力される強調信号を加算することにより、
    前記所定の増幅特性に従って増幅された増幅信号を形成
    し、形成された前記増幅信号を前記記録媒体に記録する
    記録手段とを具備した事を特徴とする信号記録装置。
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