JP2987897B2 - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JP2987897B2 JP2213859A JP21385990A JP2987897B2 JP 2987897 B2 JP2987897 B2 JP 2987897B2 JP 2213859 A JP2213859 A JP 2213859A JP 21385990 A JP21385990 A JP 21385990A JP 2987897 B2 JP2987897 B2 JP 2987897B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば家庭用映像磁気記録再生装置(以下
家庭用VTRという)における映像信号処理回路に関し、
特に記録時にエンファシス処理の施された輝度信号の再
生時の再現性の向上に関する。
〔従来の技術〕
従来、家庭用VTRの映像信号処理は、例えば第4図に
示す様な構成により行われている。図において、記録時
には、記録する映像信号を記録系処理回路31で所定の処
理を施した後、セレクタ33によりR側を選択し、磁気ヘ
ッド34を介して磁気テープ35に書き込む。一方、再生時
には、磁気テープ35から磁気ヘッド34によって読み出さ
れた信号が、セレクタ33でP側を選択して再生系処理回
路32に入力される。この再生系処理回路32に入力された
信号は、所定の処理により映像信号に復元され、再生映
像信号として出力される。
記録系処理回路31においては、例えば映像輝度信号の
処理として、AGC処理、エンファシス処理、ホワイト/
ダーククリップ処理、FM変調処理等が行なわれ、再生系
処理回路32においては、FM復調処理、ディエンファシス
処理、ノイズ除去処理、輝度信号/色信号合成処理等が
行なわれる。この記録時のエンファシス処理は、その後
処理過程においてFM信号に重畳するノイズが周波数依存
性、すなわち、高周波領域になるに従ってノイズ成分が
多くなる性質を有するため、再生時の信号対雑音比、す
なわちS/N比を改善する目的で行なわれる。具体的に
は、FM変調する前に、記録する映像輝度信号の高域成分
の強調を行っている。これに対し再生時にFM復調した後
でこのエンファシス処理回路と逆特性を有するディエン
ファシス処理で高域成分の抑圧を行い、元の映像輝度信
号に戻す事により、高周波領域におけるノイズ成分を抑
圧している。
第5図は従来の再生系処理回路32の構成例のブロック
図を示す。図において、磁気テープに記録されたFM信号
を読み出し、所定量増幅した再生FM信号をリミッタ回路
1を介してFM復調回路2に入力し、映像信号に復元す
る。このFM復調回路2からの出力映像信号は、ローパス
フィルタ3により、FM搬送波信号成分を除去した後、メ
インディエンファシス回路4、及びノンリニアディエン
ファシス回路5に入力され、記録時に、予めエンファシ
ス処理によって高域成分が強調されている映像信号に対
してエンファシス処理と逆特性となる様に高域成分の抑
圧処理を行い、後段の再生信号処理回路13へ出力する。
第6図は第5図の従来の記録時のエンファシス処理、
及び再生系処理回路のディエンファシス処理の動作波形
図を示す。第6図(a)は記録時の映像輝度信号、第6
図(b)は記録時のFM変調処理の前にエンファシス処理
の施された映像輝度信号を示す。記録時、更にFM変調処
理が行なわれ、磁気テープに記録されたFM信号をリミッ
タ回路1、FM復調回路2およびローパスフィルタ3によ
り復調し、第6図(b)に示したエンファシス処理のか
かった映像輝度信号を得、更にメインディエンファシス
回路4、ノンリニアディエンファシス回路5により、元
の映像輝度信号を復元している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来例においては、ディエンファシス処理を
行うメインディエンファシス回路4およびノンリニアデ
ィエンファシス回路5に対して、記録時のエンファシス
処理特性と逆特性を持たせる事により、第6図(a)の
記録映像輝度信号に対して、この記録映像輝度信号と同
一の信号を再現する事を目的としているが、例えば記録
時のエンファシス処理の後段にあるホワイト/ダークク
リップ処理の様な非線形回路の影響やローパスフィルタ
3による位相遅延等により、実際には、第6図(c)に
示す様な映像輝度信号が復元されエッジ成分等高域成分
に対する再現性が損なわれるという欠点がある。
本発明の目的は、このような欠点を除き、ディエンフ
ァシス処理の前後の各々の高域成分を抽出し、それらの
差分出力を反転して、ディエンファシス処理出力映像輝
度信号に重畳する事によって、非線形回路や、ローパス
フィルタによる位相遅延等の影響を受けたディエンファ
シス処理出力に補正処理をかけ、良好な映像輝度信号を
再現できるようにした映像信号処理回路を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の映像信号処理回路の構成は、予めエンファシ
ス処理が施された後にFM変調された映像信号を復調する
FM復調手段と、このFM復調手段からの出力信号中からFM
搬送波成分を除去するローパスフィルタと、このローパ
スフィルタの出力にディエンファシス処理を行うディエ
ンファシス処理手段と、前記ローパスフィルタの出力か
ら直流成分を除去する第1のハイパスフィルタと、この
第1のハイパスフィルタの出力に所定レベルの振幅制限
を行うリミッタ回路と、前記ディエンファシス処理手段
の出力から直流成分を除去する第2のハイパスフィルタ
と、この第2のハイパスフィルタの出力を前記減算入力
とし前記リミッタ回路の出力を被減算入力とした減算器
と、前記ディエンファシス処理手段の出力を一方の加算
入力とし前記減算器の出力は反転器を介して他方の加算
入力に接続しこの加算出力を映像信号として出力する加
算器とを備える事を特徴とする。
本発明において、第1,第2のハイパスフィルタがコン
デンサからなり、減算器および加算器がそれぞれ差動増
幅器からなるものであることができる。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の映像輝度信号再生系回路
のブロック図であり、第5図の従来例と同一機能を有す
るものは同一番号を付してある。本実施例では、ローパ
スフィルタ3の出力をメインディエンファシス回路4に
接続すると共に、ハイパスフィルタ6の入力に接続し、
このハイパスフィルタ6の出力は、リミッタ回路7を介
して減算器9の被減算入力に接続される。また、ノンリ
ニアディエンファシス回路5の出力は、ハイパスフィル
タ8の入力及び加算器11の一方の入力に接続され、この
ハイパスフィルタ8の出力は減算器9の減算入力に接続
され、減算器9の出力は反転器10を介して加算器11の他
方の入力に接続され、加算器11の出力が再生信号処理回
路13に接続されている。
第2図(a)〜(g)は第1図の回路動作波形図を示
す。第2図(a)に示す様な映像輝度信号が、記録時に
記録系処理に入力され、第2図(b)に示す様にエンフ
ァシス処理が施された後、FM変調され、磁気テープに記
録されている。一方、再生時にミリッタ回路1,FM復調回
路2,及びローパスフィルタ3によりFM復調された後、メ
インディエンファシス回路4,及びノンリニアディエンフ
ァシス回路5により、第2図(c)に示す出力がノンリ
ニアディエンファシス回路5の出力点に出力される。こ
こで、FM復調され、かつディエンファシス処理のされて
いない映像輝度信号をローパスフィルタ3の出力よりハ
イパスフィルタ6に入力し、直流成分を除去した後、リ
ミッタ回路7により、予め定められたVL1,VL2なりレベ
ルで振幅制限を行う(第2図(d))。また、ノンリニ
アディエンファシス回路5の出力をハイパスフィルタ8
に入力し、直流成分を除去する(第2図(e))。リミ
ッタ回路7,及びハイパスフィルタ8の各々の出力を減算
器9により、第2図(f)に示す様な差分出力を得た
後、反転器10でレベル反転してノンリニアディエンファ
シス回路5の出力と加算器11により合成する事により、
第2図(g)に示す様に、従来例において波形再現性が
損なわれていたノンリニアディエンファシス回路5の出
力(第6図(c))に対し補正がかかり、良好な映像輝
度信号を復元することが出来る。
第3図は第1図の実施例における主要部分を半導体集
積回路による具体トランジスタ回路により構成した回路
図を示す。図において、ハイパスフィルタ6,8をコンデ
ンサC1,C2で構成し、またそれぞれ差動増幅構成による
リミッタ回路7,減算器9,合成回路10を構成している。
リミッタ回路7は、トランジスタQ1,Q2、抵抗R1
R5、定電流源I1、バイアス回路B1の差動増幅器と、トラ
ンジスタQ3,Q4とバイアス回路B2,B3とからなるリミッタ
部と、エミッタフォロワQ5から構成され、減算器9は、
トランジスタQ6,Q7の差動増幅器およびエミッタフォロ
ワQ8から構成され、合成回路12は、反転器10のトランジ
スタQ9とトランジスタQ10の差動増幅器(加算器11に相
当)およびエミッタフォロワQ11から構成される。
本実施例に示す如く、この回路は半導体集積回路30に
より構成出来、例えばメインディエンファシス回路、ノ
ンリニアディエンファシス回路等機能と同一半導体集積
回路上に実現出来るため、集積回路化により効果的であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明した様に本発明は、ディエンファシス処理の
前後の各々の高域成分を抽出し、それらの差分出力を反
転してディエンファシス処理出力映像輝度信号に重畳す
る事によって、非線形回路や、ローパスフィルタによる
位相遅延等の影響を受けたディエンファシス処理出力に
補正処理をかけ、良好な映像輝度信号を再現する事が出
来、高画質化が要求される家庭用VTR等に好適であり、
また集積回路化も容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図
(a)〜(g)は第1図の回路動作を示す信号波形図、
第3図は第1図の具体例を示す回路図、第4図は家庭用
VTRの映像信号処理を示すブロック図、第5図は従来例
を示すブロック図、第6図(a)〜(c)は第5図の回
路動作を示す信号波形図である。 1,7……リミッタ回路、2……FM復調回路、3……LPF、
4……メインディエンファシス回路、5……ノンリニア
ディエンファシス回路、6,8……HPF、9……減算器、10
……反転器、11……加算器、12……合成回路、13……再
生信号処理回路、16,17……時定数回路、18〜21……端
子、30……半導体集積回路、31……記録系処理回路、32
……再生系処理回路、33……セレクタ、34……磁気ヘッ
ド、35……磁気テープ、B1〜B5……バイアス回路、C1
C3……コンデンサ、I1〜I6……定電流源、Q1〜Q11……
トランジスタ、R1〜R15……抵抗。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予めエンファシス処理が施された後にFM変
    調された映像信号を復調するFM復調手段と、このFM復調
    手段からの出力信号中からFM搬送波成分を除去するロー
    パスフィルタと、このローパスフィルタの出力にディエ
    ンファシス処理を行うディエンファシス処理手段と、前
    記ローパスフィルタの出力から直流成分を除去する第1
    のハイパスフィルタと、この第1のハイパスフィルタの
    出力に所定レベルの振幅制限を行うリミッタ回路と、前
    記ディエンファシス処理手段の出力から直流成分を除去
    する第2のハイパスフィルタと、この第2のハイパスフ
    ィルタの出力を前記減算入力とし前記リミッタ回路の出
    力を被減算入力とした減算器と、前記ディエンファシス
    処理手段の出力を一方の加算入力とし前記減算器の出力
    は反転器を介して他方の加算入力に接続しこの加算出力
    を映像信号として出力する加算器とを備える事を特徴と
    する映像信号処理回路。
  2. 【請求項2】第1,第2のハイパスフィルタがコンデンサ
    からなり、減算器および加算器がそれぞれ差動増幅器か
    らなるものである請求項1記載の映像信号処理回路。
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