JP3125837B2 - Fm等化回路を備えた磁気記録再生装置 - Google Patents

Fm等化回路を備えた磁気記録再生装置

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JP3125837B2 JP06317946A JP31794694A JP3125837B2 JP 3125837 B2 JP3125837 B2 JP 3125837B2 JP 06317946 A JP06317946 A JP 06317946A JP 31794694 A JP31794694 A JP 31794694A JP 3125837 B2 JP3125837 B2 JP 3125837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテ−プレコ−ダ
の映像信号処理に係り、特に再生FM信号の周波数特性
を補正するFM等化回路を備えた磁気記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】家庭用のビデオテ−プレコ−ダ(以下V
TRと称す)においては、FM変調した輝度信号と低域
変換した色信号とを周波数多重して磁気テ−プに記録す
るようにしており、再生時には、磁気ヘッドから再生さ
れた信号からFM輝度信号と低域変換色信号とに分離し
た後、それぞれ処理され出力される。
【0003】再生FM輝度信号は、記録再生の過程で生
じる下側帯波の強調効果によりサイドバンドが上下でア
ンバランスになるため、これを補正するためのFM等化
回路が必要となる。FM等化回路には、コンデンサ、コ
イル、抵抗で構成されるパッシブ型のものと、遅延素子
を用いたコサインフィルタのものとがある。コサインフ
ィルタを用いたFM等化回路の代表的なものとしては、
例えば特開昭62−248108号公報に示されている
ものがある。これによれば、再生時の信号の状態を検出
してFM等化の周波数特性を変化させることで波形再現
性の良好な再生画像を得ることができる。
【0004】また、磁気テ−プの減磁やスペ−シングロ
スなどにより再生FM輝度信号が低下した場合、キャリ
ア成分及び上側帯波成分が下側帯波成分にたいし低下し
て反転現象(やぶれ現象)が生じる。こうした反転現象
を防止するために、特開平1−158813号公報に示
されるような反転防止回路が考案されている。特開平1
−158813号公報に示される技術は、コサインフィ
ルタを用いたFM等化回路+反転防止回路から構成され
るものであり、反転現象を防止した状態でFM復調回路
においてビデオ信号に復調できるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来例で示さ
れるコサインフィルタの構成では、FM等化特性に対し
て特性を変化させる自由度が少ない欠点がある。コサイ
ンフィルタは、遅延素子の遅延時間をτとするとピ−ク
周波数が1/2τ、出力ゼロとなる周波数が0、1/τ
となり、ピ−ク周波数にたいし上下対称の特性となる。
これに対し、VTRで用いられるFM等化特性として
は、VHS(登録商標)規格や8ミリビデオ規格のよう
に規格のことなるVTRによってピ−ク量や周波数特性
が異なるため、周波数特性に対し自由度が大きくないと
両者に対応できないという問題がある。特開昭62−2
48108号公報に示されているものは、ピ−ク量の変
化に対してはある程度の自由度を持っているが、ピ−ク
周波数特性に対する自由度は持っていない。特開平1−
158813号公報に示される従来技術においても同様
に、FM等化回路においてピ−ク周波数特性に対する自
由度は持っていない。
【0006】また、VHS規格、8ミリビデオ規格など
の家庭用VTRにおいては、記録に際して輝度信号帯域
を色副搬送波周波数以下の信号帯域とする標準モ−ド
と、輝度信号帯域を色副搬送波周波数以上の信号帯域と
する広帯域モ−ドとがある。標準モ−ドと広帯域モ−ド
では、FM輝度信号の搬送周波数が異なるため、FM等
化特性も標準モ−ドと広帯域モ−ドの各々に最適な特性
にする必要がある。つまり、FM輝度信号の搬送周波数
が高い広帯域モ−ドでは、FM等化特性のピ−ク周波数
を標準モ−ドよりも高く設定しなければならない。しか
し、上記従来技術においては考慮されておらず、対応で
きないという問題がある。
【0007】また、コサインフィルタを用いて上記した
種々の規格に対応するためには、遅延素子の遅延時間を
大きく変化できるように構成する必要があるが、遅延時
間が異なる遅延素子を2組備えたり、LSIに集積化し
た場合には使用素子数が増大してしまい、コストが上が
ってしまうという問題がある。例えば、低コストを狙っ
たVHS方式のVTRでは、上記したLSIを使用した
場合にコストが上がってしまうという問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
種々のVTRに対応でき、コストパフォ−マンスが良く
LSIに適した再生FM等化回路を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、FM輝度信号と低域変換色信号との周波
数多重信号を磁気テ−プに記録再生するヘリカルスキャ
ン方式の磁気記録再生装置において、再生FM輝度信号
を第一の信号成分と第二の信号成分に周波数分割する周
波数分割手段と、前記周波数分割手段によりえられた第
一の信号成分を第一の係数回路を介して前記周波数分割
手段の入力に帰還する手段と、前記周波数分割手段によ
り得られた第一の信号成分を第二の係数回路と帯域制限
回路を介して前記周波数分割手段によりえられた第二の
信号成分に加算する手段を有したFM等化回路を備えた
磁気記録再生装置であって、前記周波数分割手段により
FM等化回路における周波数特性に対する自由度を向上
させると共に、第一の係数回路と前記第二の係数回路と
を制御してFM等化回路におけるピ−ク量の変化に対す
る自由度を向上させることで、再生FM輝度信号の周波
数特性を所定の特性にするように構成したものである。
【0010】また、再生のテ−プ送り速度を判別する手
段を有し、テ−プ送り速度を判別した信号を用いて第一
の係数回路と前記第二の係数回路の少なくとも一方を制
御することで、テ−プ送り速度に応じて再生FM輝度信
号の周波数特性を所定の特性にするように構成したもの
である。
【0011】また、再生FM輝度信号のレベルを検出す
る検出手段を有し、レベルを検出した信号を用いて第一
の係数回路と前記第二の係数回路の少なくとも一方を制
御することで反転防止回路を構成し、再生FM輝度信号
の周波数特性を所定の特性にするように構成したもので
ある。
【0012】また、前記第一の信号成分を第一の係数回
路を介して前記周波数分割手段の入力に帰還する手段に
振幅を制限するリミッタ回路を設けることで反転防止回
路を構成し、再生FM輝度信号の周波数特性を所定の特
性にするように構成したものである。
【0013】また、標準モ−ドと広帯域モ−ドを有して
FM輝度信号と低域変換色信号との周波数多重信号を磁
気テ−プに記録再生するヘリカルスキャン方式の磁気記
録再生装置において、再生FM輝度信号の搬送周波数の
違いから記録時のモ−ドを判別する手段を有し、前記記
録時のモ−ドを判別する手段を用い、前記周波数分割手
段と第一の係数回路と前記第二の係数回路と帯域制限回
路の少なくとも一つを制御する構成とし、再生FM輝度
信号の周波数特性を所定の特性にするように構成したも
のである。
【0014】さらには、記録されている信号が例えばN
TSC方式の信号であるかPAL方式の信号であるか等
の記録モ−ドを判別する手段を有し、前記記録時のモ−
ドを判別する手段を用い、前記周波数分割手段と第一の
係数回路と前記第二の係数回路と帯域制限回路の少なく
とも一つを制御する構成とし、再生FM輝度信号の周波
数特性を所定の特性にするように構成したものである。
【0015】
【作用】本発明は、上記した構成によって、再生FM輝
度信号が記録再生の過程で生じる下側帯波の強調効果に
よりサイドバンドが上下でアンバランスになる現象を補
正するように作用し、反転現象が減少し、良好な再生信
号を得ることができる。
【0016】また、再生のテ−プ送り速度を判別する手
段を有し、テ−プ送り速度を判別した信号を用いて第一
の係数回路と前記第二の係数回路の少なくとも一方を制
御する構成にすることで、再生FM輝度信号のレベルに
応じて最適なFM等化特性にするように作用し、再生F
M輝度信号の周波数特性を所定の特性にするように動作
する。
【0017】また、再生FM輝度信号のレベルを検出す
る検出手段を有し、レベルを検出した信号を用いて第一
の係数回路と前記第二の係数回路の少なくとも一方を制
御する構成にすることで、再生FM輝度信号のレベルに
応じて最適なFM等化特性にするように作用し、再生F
M輝度信号の周波数特性を所定の特性にするように動作
する。
【0018】また、前記第一の信号成分を第一の係数回
路を介して前記周波数分割手段の入力に帰還する手段に
振幅を制限するリミッタ回路を設ける構成にすることで
も、再生FM輝度信号のレベルに応じて最適のFM等化
特性にするように作用し、再生FM輝度信号の周波数特
性を所定の特性にするように動作する。
【0019】さらには、標準モ−ドと広帯域モ−ドを有
してFM輝度信号と低域変換色信号との周波数多重信号
を磁気テ−プに記録再生するヘリカルスキャン方式の磁
気記録再生装置において、再生FM輝度信号の搬送周波
数の違いから記録時のモ−ドを判別して、標準モ−ドと
広帯域モ−ドの各々に最適のFM等化特性に設定するよ
う作用し、再生FM輝度信号の周波数特性を所定の特性
にするように動作する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0021】図1は本発明によるFM等化回路の第1の
実施例を示すブロック図であって、本実施例では再生F
M輝度信号を第一の信号成分と第二の信号成分に周波数
分割する周波数分割手段として、トラップ4と減算器5
で構成するものである。1は再生FM輝度信号の入力端
子、2はFM等化回路の出力端子、3,5は減算器、4
はトラップ、6,7は係数回路、8はLPF(ロ−パス
フィルタ)、9は加算器である。入力端子1から入力さ
れた再生FM輝度信号は減算器3を介してトラップ4と
減算器5に供給される。トラップ4の共振周波数をf0
とすると、減算器5の出力は中心周波数がf0のBPF
(バンドパスフィルタ)の特性となり加算器9を介して
FM等化回路の出力端子2に出力される。一方、トラッ
プ4の出力は、係数回路6を介して減算器3に帰還され
ると共に、係数回路7、LPF8を介して加算器9に供
給される。
【0022】係数回路6で得られる特性を図2を用いて
説明する。図2は係数回路6の係数K1の値に対して減
算器5の出力で得られる特性例を示したものでありる。
入力された信号に対して減算器3を用いて負帰還を構成
することにより、係数回路6の係数K1を大きくするに
従い図2に示すように狭帯域の特性を得ることができ
る。このように、係数回路6の係数K1を増加すること
で狭帯域特性を実現するものである。
【0023】次に、係数回路7で得られる特性を図3を
用いて説明する。図3は係数回路7の係数K2の値に対
して加算器9の出力で得られる特性を示したものであ
り、一例として、係数回路6の係数K1が0の時の特性
を示している。LPF8で低周波成分のみを加算する構
成にすることにより、係数回路7の係数K2の変化に伴
い中心周波数f0の低周波成分の応答が変化し、FM等
化回路の周波数特性として自由度を広げることができ
る。
【0024】また、中心周波数f0に対し低周波成分の
みを持ち上げることができるため、FM復調後の周波数
特性を確保した状態で、キャリアリ−クの原因となるF
Mキャリアの二次歪成分を抑圧することができる。
【0025】以上説明したように、係数回路6,7の係
数K1、K2を変化させることでFM等化回路の特性を
自由に設定できるので、同一のFM等化回路回路を用い
て、例えば、規格の異なるVHS方式の磁気記録再生装
置と、8ミリ方式の磁気記録再生装置の両方に対応する
ことができる。従って、FM等化回路回路をLSIに集
積化した場合に上記した両方式の磁気記録再生装置に採
用することができるため、量産効果によりLSIのコス
トを低減できる。
【0026】図4は本発明によるFM等化回路の第2の
実施例を示すブロック図であって、本実施例では再生F
M輝度信号を第一の信号成分と第二の信号成分に周波数
分割する周波数分割手段として、BPF10と減算器1
1で構成するものである。図1に示す実施例と同一部分
には同一符号を記している。入力端子1から入力された
再生FM輝度信号は減算器3を介してBPF10と減算
器11に供給され、BPF10の中心周波数をf0とす
ると、減算器11の出力は共振周波数がf0のトラップ
の特性となる。このため、係数回路6,7及び加算器9
に供給される信号は、図1に示した実施例の構成と同じ
特性を得ることができる。このように、再生FM輝度信
号を第一の信号成分と第二の信号成分に周波数分割する
周波数分割手段として、BPF10と減算器11で構成
しても第一の実施例と同様のFM等化回路の特性を得る
ことができる。
【0027】次に、本発明の第3の実施例を図5に示
す。家庭用VTRのテ−プ送り速度には、標準記録モ−
ド(以下SPモ−ドとよぶ)と長時間記録モ−ド(以下
LPモ−ドとよぶ)とがあり、図1の実施例に対し、帰
還の係数及び加算の係数をVTRにおける再生のテ−プ
送り速度により切り換える構成になっている。12、1
3が帰還の係数回路、15、16が加算の係数回路、1
4、17がスイッチ回路、18がSPモ−ド/LPモ−
ドのモ−ド判別信号が入力される入力端子であり、他は
図1の実施例と同一であり同一符号を記す。一般に再生
速度の遅いLPモ−ドでは記録密度が低下して再生S/
Nが低下することで反転余裕がSPモ−ドに比べ小さく
なる。入力端子18からSPモ−ド/LPモ−ドのモ−
ド判別信号が入力される。そこでSPモ−ドにおける帰
還の係数K1(係数回路12で与えられる)とLPモ−
ドにおける帰還の係数K1´(係数回路13で与えられ
る)との関係をK1≦K1´に選びLPモ−ドにおいて
より狭帯域な特性とし反転余裕を増加するものである。
また、SPモ−ドにおける加算の係数K2(係数回路1
5で与えられる)とLPモ−ドにおける加算の係数K2
´(係数回路16で与えられる)との関係をK2≧K2
´に選びSPモ−ドにおいてより低周波を持ち上げるこ
とにより、下側帯波を強調してFM復調後の周波数特性
を改善できる。
【0028】以上説明したように、本実施例によればV
TRにおける再生のテ−プ送り速度に応じて帰還の係数
値および加算の係数値を設定することができるので、各
々のモ−ドに最適なFM等化特性を実現することができ
る。
【0029】次に、本発明の第4の実施例を図6を用い
て説明する。図6に示す実施例は帰還の係数及び加算の
係数の設定に自由度を持たせる構成であって、電圧制御
増幅器21、22、制御信号入力端子23、24以外は
図1に示す実施例と同一であり同符号を記す。帰還の係
数及び加算の係数を電圧制御増幅器21,22により変
化させるものである。例えば、制御信号入力端子23か
ら入力される制御電圧が高くなるにしたがい電圧制御増
幅器21のゲインが増加して帰還の係数が大きくなり狭
帯域な特性が実現できる。また、制御信号入力端子24
から入力される制御電圧が高くなるにしたがい電圧制御
増幅器22のゲインが増加して加算係数が大きくなり低
周波の通過帯域を伸ばすことができる。
【0030】以上説明したように、本実施例によれば帰
還の係数回路および加算の係数回路を電圧制御増幅器で
構成することにより、FM等化特性の自由度を大幅に向
上させることが出来る。
【0031】次に、本発明の第5の実施例を図7を用い
て説明する。図1の実施例における帰還の係数回路6の
部分を振幅を制限するリミッタ回路32と減衰器31で
置き換えたものである。リミッタ回路32を帰還ル−プ
に挿入したことで大振幅入力時には帰還の係数が小さく
なり広帯域な特性を実現し、小振幅入力時には帰還係数
が大きくなり狭帯域な特性を実現する。即ち、磁気テ−
プの減磁やスペ−シングロスなどにより再生FM輝度信
号が低下した場合に生じる反転現象を抑えるように働
く。図7で示した実施例の特性例を図8に示す。入力信
号が0dB,−10dB,−20dB,−30dBと小
さくなるに従い狭帯域な特性を示し、−30dB以下で
は一定の特性となる。
【0032】以上説明したように、本実施例によれば帰
還の係数回路にリミッタを設ける構成にすることで、V
TRの再生時の反転余裕を向上させることが出来る。
【0033】次に、本発明の第6の実施例を図9を用い
て説明する。図9は、図6に示したFM等化回路を組み
入れたVTRの再生輝度信号処理回路を示したものであ
る。40が磁気テ−プ、41が磁気ヘッド、42が再生
増幅器、34がFM等化回路、43がAGC回路(auto
gain controller)、44がFM復調回路、45が再生
の輝度信号処理回路、46が輝度信号出力端子、35が
再生FM輝度信号のエンベロ−プ検出回路であり、36
が全波整流回路、37が検波回路、38、39が電圧変
換回路、である。本実施例は、再生FM信号のエンベロ
−プを検出して、エンベロ−プが大きい場合にはFM等
化回路が広帯域な特性になるように制御し、エンベロ−
プが小さい場合にはFM等化回路が狭帯域な特性になる
ように制御することで、反転余裕を拡大するものであ
る。即ち電圧変換回路38の出力信号が端子23に入力
されることにより帰還の係数を制御し、電圧変換回路3
9の出力信号が端子24に入力されることにより加算の
係数を制御する。FM輝度信号の再生信号レベルに対す
る電圧変換回路38の特性を図10の47に示し、電圧
変換回路39の特性を図10の48に示す。図10の4
7に示すように、再生信号レベルが低下した場合に電圧
変換回路38の出力電圧は高くなり、図6に示した電圧
制御増幅器21のゲインを増加させFM等化回路34を
狭帯域な特性に制御する。また、図10の48に示すよ
うに、再生信号レベルが増加した場合に電圧変換回路3
9の出力電圧は高くなり、図6に示した電圧制御増幅器
22のゲインを増加させFM等化回路34を広帯域な特
性に制御するものである。
【0034】以上説明したように、本実施例によれば再
生FM信号のエンベロ−プを検出して、帰還の係数およ
び加算の係数を制御する構成にすることで、VTRの再
生時の反転余裕を向上させることが出来る。
【0035】次に、本発明の第7の実施例を図11、図
12、図13を用いて説明する。一般に、VHS規格、
8ミリビデオ規格などの家庭用VTRにおいては、記録
に際して輝度信号帯域を色副搬送波周波数以下の信号帯
域とする標準モ−ドと、輝度信号帯域を色副搬送波周波
数以上の信号帯域とする広帯域モ−ドとがある。磁気テ
−プに記録されるFM輝度信号の周波数スペクトラム
は、図12に示すように、標準モ−ドでは周波数スペク
トラム52であり、広帯域モ−ドでは周波数スペクトラ
ム53であって、標準モ−ドよりも広帯域モ−ドの方が
搬送周波数が高く設定されている。なお、FM輝度信号
の周波数スペクトラム52の搬送周波数fAS、fAWは各
々、輝度信号での同期信号先端、100%白レベルでの
搬送周波数であり、同じく周波数スペクトラム53の搬
送周波数fBS、fBWは各々、輝度信号での同期信号先
端、100%白レベルでの搬送周波数である。例えば、
標準モ−ドでの搬送周波数fASは3.4MHz、fAW
4.4MHzであり、広帯域モ−ドでの搬送周波数fBS
は5.4MHz、fBWは7.0MHzである。このよう
に、標準モ−ドと広帯域モ−ドではFM輝度信号の搬送
周波数が異なるため、標準モ−ドではFM等化特性を5
4に示す特性に、また広帯域モ−ドではFM等化特性を
55に示す特性にする必要がある。
【0036】図11は、上記した標準モ−ドと広帯域モ
−ドに対応した本発明によるFM等化回路の一実施例を
示すブロック図であり、本実施例ではFM等化回路にお
けるピ−ク周波数の設定にも自由度を持たせる構成であ
って、トラップ50、電圧制御増幅器21、22、制御
信号入力端子51、23、24以外は図1に示す実施例
と同一であり同符号を記す。ピ−ク周波数と帰還の係数
及び加算の係数を、それぞれ、制御信号入力端子51、
23、24からの制御信号により変化させるものであ
る。例えば、制御信号入力端子51から入力される制御
電圧が高くなるに従い、トラップの共振周波数が高くな
り、FM等化特性のピ−ク周波数を高くすることができ
る。また、制御信号入力端子23から入力される制御電
圧が高くなるにしたがい電圧制御増幅器21のゲインが
増加して帰還の係数が大きくなり狭帯域な特性が実現で
きる。さらには、制御信号入力端子24から入力される
制御電圧が高くなるにしたがい電圧制御増幅器22のゲ
インが増加して加算係数が大きくなり低周波の通過帯域
を伸ばすことができる。
【0037】図13は、図11に示したFM等化回路を
組み入れたVTRの再生輝度信号処理回路を示したもの
である。40が磁気テ−プ、41が磁気ヘッド、42が
再生増幅器、56がFM等化回路、43がAGC回路、
44がFM復調回路、45が再生の輝度信号処理回路、
46が輝度信号出力端子、57が記録モ−ド判別回路、
58、59、60が電圧変換回路である。本実施例は、
記録モ−ド判別回路57により、再生FM輝度信号の搬
送周波数の違いから標準モ−ドか広帯域モ−ドかを判別
して、標準モ−ドと広帯域モ−ドでFM等化回路の特性
を切り換える構成にしている。広帯域モ−ドの場合に電
圧変換回路59から出力される電圧を広帯域モ−ドの場
合に電圧変換回路59から出力される電圧より高く設定
することで、FM等化特性のピ−ク周波数を高くするこ
とができる。また、標準モ−ドと広帯域モ−ドで電圧変
換回路58から出力される電圧を各々設定することで、
電圧制御増幅器21のゲインを最適に、つまり帰還の係
数を最適に設定することができる。さらには、標準モ−
ドと広帯域モ−ドで電圧変換回路60から出力される電
圧を各々設定することで、電圧制御増幅器22のゲイン
を最適に、つまり加算の係数を最適に設定することがで
きる。
【0038】なお、上記説明では、記録モ−ド判別回路
57は再生FM輝度信号の搬送周波数の違いから標準モ
−ドか広帯域モ−ドかを判別するものであるが、記録モ
−ド判別回路57をNTSC方式のテレビ信号もしくは
PAL方式のテレビ信号などのテレビ信号方式を判別す
る構成とし、テレビ信号方式に応じてFM等化回路の特
性を切り換える構成にしてもよい。
【0039】以上説明したように、本実施例によれば記
録モ−ドを判別して、FM等化回路のピ−ク周波数と帰
還の係数及び加算の係数を制御する構成とすることで、
標準モ−ドと広帯域モ−ドの各々に最適なFM等化特性
にすることができる。
【0040】次に、本発明の第8の実施例を図14を用
いて説明する。図14に示す実施例は、図11に示した
FM等化回路を組み入れたVTRの再生輝度信号処理回
路を示したものであって、標準モ−ドもしくは広帯域モ
−ドを判別する記録モ−ド判別信号と、再生のテ−プ送
り速度判別信号を用いてFM等化回路を制御する構成で
ある。40が磁気テ−プ、41が磁気ヘッド、42が再
生増幅器、56がFM等化回路、43がAGC回路、4
4がFM復調回路、45が再生の輝度信号処理回路、4
6が輝度信号出力端子、57が記録モ−ド判別回路、6
1がテ−プ送り速度判別回路、62、63、64が電圧
変換回路である。記録モ−ド判別回路57により、再生
FM輝度信号の搬送周波数の違いから標準モ−ドか広帯
域モ−ドかを判別して、標準モ−ドと広帯域モ−ドでF
M等化回路の特性を切り換える。広帯域モ−ドの場合に
電圧変換回路59から出力される電圧を広帯域モ−ドの
場合に電圧変換回路59から出力される電圧より高く設
定することで、FM等化特性のピ−ク周波数を高くする
ことができる。また、標準モ−ドと広帯域モ−ドおよび
SPモ−ドとLPモ−ドで電圧変換回路62から出力さ
れる電圧を各々設定することで、電圧制御増幅器21の
ゲインを最適に、つまり帰還の係数を最適に設定するこ
とができる。さらには、標準モ−ドと広帯域モ−ドおよ
びSPモ−ドとLPモ−ドで電圧変換回路64から出力
される電圧を各々設定することで、電圧制御増幅器22
のゲインを最適に、つまり加算の係数を最適に設定する
ことができる。
【0041】以上説明したように、本実施例によれば記
録モ−ドとテ−プ送り速度を判別して、FM等化回路の
ピ−ク周波数と帰還の係数及び加算の係数を制御する構
成とすることで、標準モ−ドと広帯域モ−ドのSPモ−
ドとLPモ−ドで各々に最適なFM等化特性にすること
ができる。
【0042】次に、本発明の第9の実施例を図15を用
いて説明する。図15に示す実施例は、図11に示した
FM等化回路をLSIに集積化する場合の一構成例を示
すものである。図15において、70はLSI、71、
72、73はLSIのピン、74はインダクタ、75、
76はコンデンサ、68、69、77〜82は抵抗、8
3〜85はスイッチ、86は制御信号入力端子である。
インダクタ74とコンデンサ75およびコンデンサ75
でトラップを構成しており、必要に応じて設けられる制
御信号入力端子86の制御信号とスイッチ84とでトラ
ップの共振周波数を切り替えることができる。また、抵
抗77、78と電圧制御増幅器21で帰還の係数値を設
定しており、必要に応じて設けられる制御信号入力端子
86の制御信号とスイッチ83とで帰還の係数値切り替
えることができる。また、抵抗80、81と電圧制御増
幅器22で加算の係数値を設定しており、必要に応じて
設けられる制御信号入力端子86の制御信号とスイッチ
85とで加算の係数値切り替えることができる。例え
ば、標準モ−ドと広帯域モ−ドを有するVTRにおいて
は、制御信号入力端子86の制御信号として記録モ−ド
判別回路の出力信号を用いることで、標準モ−ドと広帯
域モ−ドで各々最適なFM等化特性にすることができ
る。なお、標準モ−ドのみを有するVTRにおいては、
LSIの72ピンのみにインダクタ74とコンデンサ7
5を配置するだけで所望のFM等化特性にすることがで
きる。
【0043】次に、図15に示した実施例において、ト
ラップの共振のQに対する特性例を図16に示す。図1
5に示すように、トラップを外付けする場合、抵抗6
9、インダクタ74、コンデンサ75、76で構成され
るトラップ単体のQはFM等化回路の総合特性に大きな
影響を与える。すなわち、トラップのQを高くしすぎる
と電圧制御増幅器21の増幅度を最少(即ちK1=0)
にしても回路のQが高くなり、所望の特性に対し電圧制
御増幅器21で合わせ込むことが不可能になる。また、
逆にトラップのQを小さくしすぎると電圧制御増幅器2
1の増幅度を最大(通常の設定の2倍)にしたとしても
回路のQが所望のQよりも低すぎ、やはり電圧制御増幅
器21で合わせ込むことが不可能になる。図16は、帰
還の係数回路の係数K1の値を0.5、加算の係数回路
の係数K2の値を0.5にして、トラップの共振のQを
0.5、1、2、3にした場合の特性である。発明者等
は、現行のVHS規格VTRと8ミリ規格VTRにおい
て、再生のFM等化特性を調べた結果、図15に示した
構成の電圧制御増幅器21、22で所望の特性を得るに
は、トラップ(抵抗69、インダクタ74、コンデンサ
75、76で構成)単体のQとしては、0.5≦Q≦2
の間に設定すれば良いことが分かった。図15の外付け
トラップ構成に対し、図11に示す如くLSIにトラッ
プ50を内臓する場合、あらかじめある特性に固定する
必要があり、トラップのQを0.5≦Q≦2の範囲に設
定すれば良い。図11、図15等に示した実施例におい
て、理想的にはトラップのQを1前後の値に設定すると
電圧制御増幅器21、22で特性を設定する上で自由度
が広がる。
【0044】以上説明したように、トラップの共振のQ
を0.5から2の間に設定し、帰還の係数回路の係数K
1の値と加算の係数回路の係数K2の値を必要な特性に
応じて設定することで、所望のFM等化特性にすること
ができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本実施例によれば
LSIに集積する回路規模を最小限にしつつ、LSIの
周辺部品でFM等化特性を自由に設定することができ
る。
【0046】また、SPモ−ド/LPモ−ドなどのテ−
プ送り速度や、輝度信号の信号帯域として標準モ−ドお
よび広帯域モ−ドや、NTSC方式/PAL方式などの
テレビ信号方式等の複数のモ−ドを有するVTRにおい
ても、FM等化特性として、ピ−ク周波数、帰還の係数
及び加算の係数をモ−ドに応じて設定することができる
ので、各モ−ドで最適のFM等化特性を得ることがで
き、S/Nが良く波形再現性の良い再生信号を得ること
ができる。
【0047】さらには、同一のFM等化回路回路を用い
て、例えば、規格の異なるVHS方式の磁気記録再生装
置と、8ミリ方式の磁気記録再生装置の両方に対応する
ことができる。従って、FM等化回路回路をLSIに集
積化した場合に上記した両方式の磁気記録再生装置に採
用することができるため、量産効果によりLSIコスト
もさらに低減することができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すFM等化回路のブロッ
ク図。
【図2】本発明に係るFM等化回路の周波数特性を示す
特性図。
【図3】本発明に係るFM等化回路の周波数特性を示す
特性図。
【図4】本発明の一実施例を示すFM等化回路のブロッ
ク図。
【図5】本発明の一実施例を示すFM等化回路のブロッ
ク図。
【図6】本発明の一実施例を示すFM等化回路のブロッ
ク図。
【図7】本発明の一実施例を示すFM等化回路のブロッ
ク図。
【図8】本発明に係るFM等化回路の周波数特性を示す
特性図。
【図9】本発明の一実施例を示すFM等化回路を備えた
磁気記録再生装置の再生輝度信号処理のブロック図。
【図10】本発明に係るエンベロ−プ検出特性を示す特
性図。
【図11】本発明の一実施例を示すFM等化回路のブロ
ック図。
【図12】本発明に係る標準モ−ドと広帯域モ−ドのF
M輝度信号の周波数特性を示す図。
【図13】本発明の他の実施例を示すFM等化回路を備
えた磁気記録再生装置の再生輝度信号処理のブロック
図。
【図14】本発明のさらに他の実施例を示すFM等化回
路を備えた磁気記録再生装置の再生輝度信号処理のブロ
ック図。
【図15】本発明の一実施例を示すFM等化回路のブロ
ック図。
【図16】本発明に係るFM等化回路の周波数特性を示
す特性図。
【符号の説明】
3、5、11・・・減算器、9・・・加算器、4・・・トラッ
プ、6、7、12、13、15、16・・・係数回路、8・
・・ロ−パスフィルタ、10・・・バンドパスフィルタ 21、22・・・電圧制御増幅器、31・・・減衰器、32・・
・リミッタ、35・・・エンベロ−プ検出回路、36・・・全
波整流回路、37・・・検波回路、38、39、58、5
9、60、62、63、64・・・電圧変換回路、57・・・
記録モ−ド判別回路、61・・・テ−プ送り速度判別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 等 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事 業部内 (72)発明者 植木 幸也 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 西島 英男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−248108(JP,A) 特開 平1−158813(JP,A) 特開 平4−357784(JP,A) 実開 昭63−85979(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/79 - 9/898 H04N 5/91 - 5/956

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生FM輝度信号を第一の信号成分と第二
    の信号成分に周波数分割する周波数分割手段と、前記周
    波数分割手段によりえられた第一の信号成分を第一の係
    数回路を介して前記周波数分割手段の入力に帰還する手
    段と、前記周波数分割手段により得られた第一の信号成
    分を第二の係数回路と帯域制限回路を介して前記周波数
    分割手段によりえられた第二の信号成分に加算して出力
    信号を取り出す構成とすることで、再生FM輝度信号の
    周波数特性を所定の特性にすることを特徴とするFM等
    化回路を備えた磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】FM輝度信号と低域変換色信号との周波数
    多重信号を磁気テ−プに記録再生するヘリカルスキャン
    方式の磁気記録再生装置において、再生のテ−プ送り速
    度を判別するテ−プ送り速度判別回路と、再生FM輝度
    信号を第一の信号成分と第二の信号成分に周波数分割す
    る周波数分割手段と、前記周波数分割手段によりえられ
    た第一の信号成分を第一の係数回路を介して前記周波数
    分割手段の入力に帰還する手段と、前記周波数分割手段
    により得られた第一の信号成分を第二の係数回路と帯域
    制限回路を介して前記周波数分割手段によりえられた第
    二の信号成分に加算する手段を有し、前記テ−プ送り速
    度判別回路の出力を用い、第一の係数回路と前記第二の
    係数回路の少なくとも一方を制御することにより、再生
    FM輝度信号の周波数特性を所定の特性にすることを特
    徴とするFM等化回路を備えた磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】FM輝度信号と低域変換色信号との周波数
    多重信号を磁気テ−プに記録再生するヘリカルスキャン
    方式の磁気記録再生装置において、再生FM輝度信号の
    レベルを検出する検出回路と、再生FM輝度信号を第一
    の信号成分と第二の信号成分に周波数分割する周波数分
    割手段と、前記周波数分割手段によりえられた第一の信
    号成分を第一の係数回路を介して前記周波数分割手段の
    入力に帰還する手段と、前記周波数分割手段により得ら
    れた第一の信号成分を第二の係数回路と帯域制限回路を
    介して前記周波数分割手段によりえられた第二の信号成
    分に加算する手段を有し、前記再生FM輝度信号のレベ
    ルを検出する検出回路の出力を用い、第一の係数回路と
    前記第二の係数回路の少なくとも一方を制御することに
    より、再生FM輝度信号の周波数特性を所定の特性にす
    ることを特徴とするFM等化回路を備えた磁気記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】FM輝度信号と低域変換色信号との周波数
    多重信号を、輝度信号の搬送周波数帯域を色副搬送周波
    数以下の信号帯域とする標準モ−ドと、輝度信号の搬送
    周波数帯域を色副搬送周波数以上の信号帯域とする広帯
    域モ−ドとのいずれかの記録モ−ドにより、磁気テ−プ
    に記録再生するヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
    置において、再生FM輝度信号の搬送周波数の違いから
    記録時のモ−ドを判別する手段と、再生FM輝度信号を
    第一の信号成分と第二の信号成分に周波数分割する周波
    数分割手段と、前記周波数分割手段によりえられた第一
    の信号成分を第一の係数回路を介して前記周波数分割手
    段の入力に帰還する手段と、前記周波数分割手段により
    得られた第一の信号成分を第二の係数回路と帯域制限回
    路を介して前記周波数分割手段によりえられた第二の信
    号成分に加算する手段を有し、前記記録時のモ−ドを判
    別する手段を用い、前記周波数分割手段と第一の係数回
    路と前記第二の係数回路と帯域制限回路の少なくとも一
    つを制御することで、再生FM輝度信号の周波数特性を
    所定の特性にすることを特徴とするFM等化回路を備え
    た磁気記録再生装置。ことを特徴とするFM等化回路を
    備えた磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、 前記周波数分割手段は、トラップと減算回路により構成
    され、再生FM輝度信号を前記トラップに入力し、トラ
    ップの出力信号を前記第一の信号成分とすると共に、前
    記トラップの出力信号である第一の信号成分を再生FM
    輝度信号から前記減算回路により減算することで前記第
    二の信号成分を得るようにすることを特徴とするFM等
    化回路を備えた磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3または4において、 前記周波数分割手段は、バンドパスフィルタと減算回路
    により構成され、再生FM輝度信号を前記バンドパスフ
    ィルタに入力し、バンドパスフィルタの出力信号を前記
    第二の信号成分とすると共に、前記バンドパスフィルタ
    の出力信号である第ニの信号成分を再生FM輝度信号か
    ら前記減算回路により減算することで前記第一の信号成
    分を得るようにすることを特徴とするFM等化回路を備
    えた磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3または4において、 前記第一の係数回路の係数を少なくとも2通りの値に切
    り替える第一の切り替え手段と、前記第二の係数回路の
    係数を少なくとも2通りの値に切り替える第二の切り替
    え手段とを具備したことを特徴とするFM等化回路を備
    えた磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3または4において、 前記第一の係数回路の係数を第一の電圧制御増幅器で構
    成し、前記第二の係数回路を第二の電圧制御増幅器で構
    成したことを特徴とするFM等化回路を備えた磁気記録
    再生装置。
  9. 【請求項9】請求項3において、 前記第一の係数回路の係数を第一の電圧制御増幅器で構
    成し、前記第二の係数回路を第二の電圧制御増幅器で構
    成し、前記検出回路の出力レベルが低下するに従い前記
    第一の電圧制御増幅器の利得をあげ前記第二の電圧制御
    増幅器の利得を下げるように制御することを特徴とする
    FM等化回路を備えた磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2または4において、 前記第一の係数回路をリミッタ回路と減衰器で構成した
    ことを特徴とするFM等化回路を備えた磁気記録再生装
    置。
  11. 【請求項11】請求項1,2,3または4において、 前記周波数分割手段は、トラップと減算回路により構成
    され、再生FM輝度信号を前記トラップに入力し、トラ
    ップの出力信号を前記第一の信号成分とすると共に、前
    記トラップの出力信号である第一の信号成分を再生FM
    輝度信号から前記減算回路により減算することで前記第
    二の信号成分を得るようにし、前記トラップの共振のQ
    を、0.5から2の間に設定し、前記第一の係数回路の
    係数および前記第二の係数回路の係数を0から1の間に
    設定するように構成したことを特徴とするFM等化回路
    を備えた磁気記録再生装置。
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