JP2635647B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

Info

Publication number
JP2635647B2
JP2635647B2 JP63014572A JP1457288A JP2635647B2 JP 2635647 B2 JP2635647 B2 JP 2635647B2 JP 63014572 A JP63014572 A JP 63014572A JP 1457288 A JP1457288 A JP 1457288A JP 2635647 B2 JP2635647 B2 JP 2635647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
luminance signal
circuit
input
luminance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63014572A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01191587A (ja
Inventor
彰文 田畑
滋行 伊藤
由純 綿谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Image Information Systems Inc, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Image Information Systems Inc
Priority to JP63014572A priority Critical patent/JP2635647B2/ja
Publication of JPH01191587A publication Critical patent/JPH01191587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2635647B2 publication Critical patent/JP2635647B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、映像信号の記録再生装置に係わり、特に、
輝度信号の垂直方向の輪郭部強調処理などに関する。
〔従来の技術〕
従来、たとえば磁気記録再生装置においては、再生画
像の鮮鋭度を向上させるために、垂直輪郭強調回路が設
けられている。これは、輝度信号の垂直方向の輪郭部に
オーバーシユート,プリシユートを付加するものであ
り、従来の垂直輪郭強調回路では、たとえば特公昭59−
40350号公報に開示されるように、2個の1H遅延回路
(但し、1Hは1水平走査期間)が用いられる。かかる従
来技術では、入力輝度信号とこれを第1の1H遅延回路で
遅延した輝度信号との減算処理からプリシユート成分を
形成し、さらに、このプリシユート成分を第2の1H遅延
回路で遅延し反転してオーバーシユート成分を形成し、
これらプリシユート成分とオーバーシユート成分とを第
1の1H遅延回路からの輝度信号に付加している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来の垂直輪郭強調回路は主としてテ
レビジヨン受像機に用いられるものであり、磁気記録再
生装置にも適用が可能であるが、1H遅延回路を2個も用
いる構成がとられていることは、たとえば、カメラ一体
形VTRなどのように、磁気記録再生装置の小形,軽量,
低電力化をはかる上で問題となる。
すなわち、1H遅延回路としては超音波遅延線を用いた
ものやCCDによるものなどがあるが、いずれにしてもか
なりのサイズと重量とを有し、しかも消費される電力も
かなり多い。しかも、磁気記録再生装置においては、1H
遅延回路を用いる信号処理回路として、ほかにくし形フ
イルタ回路、ドロツプアウト補償回路、ラインノイズキ
ヤンセル回路、クロマデイスプレイスメント補償回路な
どが通常設けられており、使用される1H遅延回路の数は
非常に多いものである。このことから、垂直輪郭強調回
路1つに2個の1H遅延回路を用いることは問題である。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、1個の1H遅
延回路を用いるだけで輝度信号の垂直方向輪郭部の強調
などを可能とした映像信号記録再生装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、記録すべき映
像信号と記録媒体から再生された輝度信号とを選択する
スイツチ回路と、該スイツチ回路の出力信号を1水平走
査期間遅延する遅延回路と、該スイツチ回路と該遅延回
路との出力信号を処理し少なくとも記録モード時には記
録のための輝度信号と、再生モード時には垂直方向の輪
郭部を強調した再生輝度信号とを夫々出力する処理手段
を設ける。
〔作用〕
処理手段では、スイツチ回路と遅延回路との出力信号
から垂直方向の輪郭部でのオーバーシユート成分(もし
くはプリシユート成分)が生成され、これが少なくとも
再生輝度信号に付加されることにより、該再生輝度信号
の垂直方向の輪郭部が強調される。
また、記録モード時にも、記録すべき輝度信号にオー
バーシユート成分(もしくはプリシユート成分)を付加
するようにすることができ、この場合には、再生輝度信
号にプリシユート成分(もしくはオーバーシユート成
分)が付加される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明による映像信号記録再生装置の一実施
例を示すブロツク図であつて、1〜3は入力端子、4は
スイツチ回路、5はBPF(バンドパスフイルタ)、6はA
CC(自動クロマ制御)回路、7はくし形フイルタ、8は
クロマ処理回路、9は周波数変換回路、10はLPF(ロー
パスフイルタ)、11はスイツチ回路、12はAGC(自動利
得制御)回路、14,15はスイツチ回路、16は1H遅延回
路、17,18はスイツチ回路、19はラインノイズ抽出回
路、20は垂直輪郭強調回路、21はくし形フイルタ、22は
相関検出回路、23は混合回路、24はスイツチ回路、25は
LPF、26はプリエンフアシス回路、27はFM変調回路、28
はHPF(ハイパスフイルタ)、29は混合回路、30は記録
増幅回路、31はビデオヘツド、32は磁気テープ、33はビ
デオヘツド、34は再生増幅回路、35はLPF、36はACC回
路、37は周波数変換回路、38はBPF、39はくし形フイル
タ、40はクロマ処理回路、41はHPF、42はドロツプアウ
ト検出回路、43はFM復調回路、44はLPF、45はデイエン
フアシス回路、46はノイズキヤンセル回路、47,48はス
イツチ回路、49は混合回路、50はスイツチ回路、51〜53
はバツフア増幅回路、54〜56は出力端子である。
同図において、この実施例では、ビデオカメラの出力
信号と受信されたNTSC方式などのカラー映像信号との記
録再生が可能に構成されている。
まず、ビデオカメラの出力信号を記録する場合につい
て説明する。この場合には、ベースバンドの輝度信号と
副搬送波で変調されたクロマ信号とが別々に供給され、
輝度信号は入力端子2から、クロマ信号は入力端子1か
ら夫々入力される。また、スイツチ回路4,11,24はA側
に、スイツチ回路14,17,18,47,48はREC側に、スイツチ
回路15はN側に、スイツチ回路50はD側に夫々閉じてい
る。
入力端子1から入力されたクロマ信号は、スイツチ回
路4を介してクロマ処理回路8に供給され、バーストエ
ンフアシス,クロマエンフアシスなどの記録のための処
理がなされる。クロマ処理回路8から出力されるクロマ
信号は、周波数変換回路9で低域変換され、LPF10で不
要成分が除去されて混合回路29に供給される。
一方、入力端子2から入力された輝度信号は、スイツ
チ回路11を介してAGC回路12に供給され、そのレベルが
規定レベルとなるようにレベル制御される。AGC回路12
から出力される輝度信号は、スイツチ回路14,15を介
し、一方では、さらにスイツチ回路17を介してラインノ
イズ抽出回路19,垂直輪郭強調回路20,くし形フイルタ21
および相関検出回路22に供給され、他方では、1H遅延回
路16で遅延された後,スイツチ回路18を介して上記夫々
の回路19〜22に供給される。したがつて、ラインノイズ
抽出回路19,垂直輪郭強調回路20,くし形フイルタ21,相
関検出回路22には、夫々スイツチ回路14,15を通つた輝
度信号とこれを1H遅延回路16で遅延した輝度信号とが供
給される。
記録モードでは、垂直輪郭強調回路20は、入力された
輝度信号に対してオーバーシユート成分(もしくはプリ
シユート成分)が付加された輝度信号を生成する。この
輝度信号は、スイツチ回路24を通り、LPF25で不要成分
が除去されてプリエンフアシス回路26でプリエンフアシ
スされた後、FM変調回路27でFM変調される。FM変調され
た輝度信号(以下、FM輝度信号という)は、HPF28で不
要成分が除去された後、混合回路29でLPF10から出力さ
れる低域変換されたクロマ信号(以下、低域変換クロマ
信号という)と周波数分割で混合される。混合回路29の
出力信号は記録増幅回路30で増幅されてビデオヘツド31
に供給され、磁気テープ32に記録される。
なお、くし形フイルタ21は輝度信号のみを通過させる
くし形フイルタ特性を有しており、輝度信号を出力する
が、この輝度信号はスイツチ回路24によつて記録信号と
しては遮断される。また、ラインノイズ抽出回路19も抽
出動作し、その出力信号が垂直輪郭強調回路20,くし形
フイルタ21から出力される輝度信号と混合回路23で混合
されるが、この混合回路23の出力信号はREC側に閉じて
いるスイツチ回路47によつて遮断されて使用されない。
記録信号には通常ノイズは含まれないから、記録モード
時にラインノイズキヤンセル回路19を用いる必要はな
い。さらに、相関検出回路22からは、輝度信号に垂直方
向の相関性がないときこれを表わす信号が出力される
が、これは再生モード時にくし形フイルタ39を制御する
ために用いられるものであり、記録モード時では使用さ
れない。
以上のようにして、輝度信号はオーバーシユート成分
(もしくはプリシユート成分)が付加されて記録され
る。
さらに、この記録モード時では、スイツチ回路4を通
つたクロマ信号は、また、スイツチ回路48を通り、一方
では、混合回路49に供給され、他方では、バツフア増幅
回路53で増幅されて出力端子56から出力される。スイツ
チ回路24から出力される輝度信号は、また、スイツチ回
路47を通り、一方では、混合回路49に供給され、スイツ
チ回路48からのクロマ信号と混合されてカラー映像信号
が生成され、他方では、バツフア増幅回路51で増幅され
て出力端子54から出力される。混合回路49で生成された
カラー映像信号は、スイツチ回路50を通り、バツフア増
幅回路52で増幅されて出力端子55から出力される。出力
端子54から出力される輝度信号と出力端子56から出力さ
れるクロマ信号、もしくは出力端子55から出力されるカ
ラー映像信号はモニタなどに供される。
次に、入力端子3からカラー映像信号が入力される場
合について説明する。この場合には、スイツチ回路4,1
1,24がB側に、スイツチ回路50がC側に夫々閉じ、残り
のスイツチ回路14,15,17,18,47,48は上記の状態に保た
れる。
入力端子3から入力されたカラー映像信号はBPF5に供
給され、クロマ信号の含む帯域の成分が抽出される。こ
の成分は、ACC回路6でバースト信号のレベルが規定レ
ベルとなるようにレベル制御された後、クロマ信号のみ
を通過させるくし形フイルタ特性を有するくし形フイル
タ7に供給されてクロマ信号のみが抽出される。このク
ロマ信号はスイツチ回路4を通り、上記と同様に、クロ
マ処理回路8,周波数変換回路9,LPF10で処理されて低域
変換クロマ信号が生成される。
また、入力端子3から入力されたカラー映像信号は、
上記と同様に、スイツチ回路11,AGC回路12,スイツチ回
路14,15を通り、一方では、スイツチ回路17を通つてラ
インノイズ抽出回路19,垂直輪郭強調回路20,くし形フイ
ルタ21および相関検出回路22に供給され、他方では、1H
遅延回路16で遅延され、スイツチ回路18を介してこれら
回路19〜22に供給される。
くし形フイルタ21は供給された2つのカラー映像信号
を処理してベースバンドの輝度信号のみを抽出する。こ
の輝度信号の周波数スペクトルは、カラー映像信号から
クロマ信号の周波数スペクトル成分が除かれたものであ
り、クロマ信号と等しい周波数帯域の成分も含まれてい
る。この輝度信号は、スイツチ回路24を通り、LPF25,プ
リエンフアシス回路26,FM変調回路27,HPF28で処理され
てFM輝度信号が生成される。このFM輝度信号とLPF10か
ら出力される低域変換クロマ信号とは混合回路29で混合
され、上記と同様に磁気テープ32に記録される。
このように、カラー映像信号が供給されたときには、
ビデオカメラの出力信号が供給された場合と異なり、く
し形フイルタ21から出力される輝度信号が記録されるこ
とになる。この場合の混合回路23や相関検出回路22の出
力信号が使用されないことは、ビデオカメラの出力信号
が供給された場合と同様である。
一方、AGC回路12から出力されるカラー映像信号は、
スイツチ回路50を通り、バツフア増幅回路52で増幅され
て出力端子55から出力される。また、ビデオカメラの出
力信号が供給された場合と同様に、出力端子54から輝度
信号が、出力端子56からクロマ信号が夫々出力される。
以上、信号の記録について説明したが、次に、磁気テ
ープ32からの信号再生について説明する。なお、再生モ
ードでは、スイツチ回路14,17,18,47,48はPB側に閉じ、
スイツチ回路50はD側に閉じる。スイツチ回路4,11,24
は再生には関係なく、A,Bいずれ側に閉じていてもよ
い。
磁気テープ32からの信号再生はビデオヘツド33によつ
て行なわれるが、記録、通常再生用ビデオヘツドのほか
に特殊再生用のビデオヘツドが別個に設けられる場合も
あるから、このビデオヘツド33はビデオヘツド31と同一
であつても、異なつてもよい。ビデオヘツド33で再生さ
れたFM輝度信号と低域変換クロマ信号との混合信号は、
再生増幅回路34で増幅された後、LPF35に供給されて低
域変換クロマ信号が、また、HPF41に供給されてFM輝度
信号が夫々抽出される。
LPF35から出力される低域変換クロマ信号は、ACC回路
36でバースト信号が規定レベルとなるようにレベル制御
された後、周波数変換器38に供給されて元の帯域のクロ
マ信号となる。このクロマ信号は、BPF38で不要成分が
除かれた後、クロマ信号のみを通過させるくし形フイル
タ特性を有するくし形フイルタ39でビデオヘツド33によ
る再生に際しての隣接トラツクからのクロストーク成分
が除去され、さらに、クロマ処理回路40でバーストデイ
エンフアンス,クロマデイエンフアシスなどの処理がな
される。クロマ処理回路40から出力されるクロマ信号
は、スイツチ回路48を通り、一方では、混合回路49に供
給され、他方では、バツフア増幅器53で増幅されて出力
端子56から出力される。
一方、HPF41から出力されるFM輝度信号は、ドロツプ
アウト検出回路42とFM復調回路43とに供給される。ドロ
ツプアウト検出回路42はFM輝度信号の振幅低下からドロ
ツプアウトを検出する。FM復調回路43では、FM輝度信号
が復調されてベースバンドの輝度信号が出力される。こ
の輝度信号は、LPF44で不要成分が除去された後、デイ
エンフアシス回路45でデイエンフアシス処理され、さら
にノイズキヤンセル回路46で輝度信号帯域内のノイズ成
分の低域処理がなされる。
このように処理された輝度信号は、スイツチ回路14を
通り、さらに、ドロツプアウト検出回路42の検出出力信
号によつて制御されるスイツチ回路15がN側に閉じてい
るとき、このスイツチ回路15を通り、さらに、一方で
は、スイツチ回路18を通つてラインノイズ抽出回路19,
垂直輪郭強調回路20,くし形フイルタ21および相関検出
回路22に供給され、他方では、1H遅延回路16で遅延さ
れ、スイツチ回路17を通つてこれら回路19〜22に供給さ
れる。
ラインノイズ抽出回路19では、供給されたこれら輝度
信号から輝度信号帯域内のライン相関性がないラインノ
イズが抽出される。垂直輪郭強調回路20では、記録モー
ド時とは異なり、プリシユート成分(もしくはオーバー
シユート成分)が生成されて出力される。すなわち、こ
の垂直輪郭強調回路20は、記録モード時オーバーシユー
ト成分が付加された輝度信号を出力すれば、再生モード
時にはプリシユート成分を出し、逆に、記録モード時プ
リシユート成分が付加された輝度信号を出力すれば、再
生モード時にはオーバーシユート成分を出力する。くし
形フイルタ21は、上記のように、高域成分も含む広帯域
の輝度信号を出力する。相関検出回路22は、輝度信号の
垂直方向の相関性を検出し、この相関性がないときに検
出信号を出力する。
混合回路23では、くし形フイルタ21の出力輝度信号に
所定の極性でラインノイズ抽出回路19から出力されるラ
インノイズと垂直輪郭強調回路20から出力されるプリシ
ユート成分(もしくはオーバーシユート成分)とが混合
され、ラインノイズが除去され、垂直方向の輪郭部が強
調された輝度信号が得られる。この輝度信号は、スイツ
チ回路47を通り、バツフア増幅器51で増幅されて出力端
子54から出力されるとともに、混合回路49でクロマ信号
とインターリーブ混合されてカラー映像信号となり、ス
イツチ回路50を通り、バツフア増幅回路52で増幅されて
出力端子55から出力される。出力端子54から出力される
輝度信号と出力端子56から出力されるクロマ信号、もし
くは出力端子55から出力されるカラー映像信号はモニタ
などに供される。
ドロツプアウト検出回路42でドロツプアウトが検出さ
れると、スイツチ回路15はDO側に切換わり、1H遅延回路
16で遅延された輝度信号がスイツチ回路15,18を通り、
ラインノイズ抽出回路19,垂直輪郭強調回路20,くし形フ
イルタ21,相関検出回路22に供給される。これにより、
輝度信号のドロツプアウトが補償される。また、垂直方
向の輪郭部では、1H前後のクロマ信号が大きく異なり、
この部分では、くし形フイルタ39の作用によつて再生画
面に色にじみが生ずる。これを防止するために、相関検
出回路22で垂直相関性がないとが検出されると、くし形
フイルタ39はその特性が変化され、BPF38の出力クロマ
信号を単に通過させる。
なお、再生モード時には、垂直輪郭強調回路20から出
力されるプリシユート成分(もしくはオーバーシユート
成分)、またくし形フイルタ21から出力される輝度信号
がスイツチ回路24を通り、スイツチ回路47のREC側やLPF
25以降の処理回路に供給されるが、スイツチ回路47はPB
側に閉じており、また、ビデオヘツド31は図示しないス
イツチ回路によつて記録増幅回路30から切りはなされる
から、問題は生じない。
以上のように、この実施例によると、1個の1H遅延回
路16を用いて輝度信号にオーバーシユート成分やプリシ
ユート成分を付加することができ、従来技術に比べて輝
度信号の垂直輪郭強調のための1H遅延回路の数を削減で
きる。NTSC方式などのカラー映像信号を記録,再生する
場合には、再生時のみオーバーシユート成分もしくはプ
リシユート成分が付加されるが、これでも垂直輪郭が強
調されて再生画像の鮮鋭度が向上するが、ビデオカメラ
の出力信号の記録,再生の場合には、記録モード時オー
バーシユート成分,プリシユート成分のいずれか一方が
付加され、再生モード時他方が付加されるから、再生さ
れた輝度信号にはオーバーシユート成分とプリシユート
成分とが付加されることになり、鮮鋭度がさらに向上す
ることになる。
また、1H遅延回路16はドロツプアウト補償回路,ライ
ンノイズ抽出回路19,くし形フイルタ21,相関検出回路22
にも兼用され、従来これら回路の夫々について1H遅延回
路が用いられていたことからすると、この実施例に用い
られる1H遅延回路の数は大幅に削減されたことになる。
第2図は第1図における垂直輪郭強調回路20の一具体
例を示すブロツク図であつて、71,72は入力端子、73は
減算回路、74は加算回路、75はレベル調整回路、76はLP
F、77はスイツチ回路、78は出力端子である。
同図において、スイツチ回路77は、記録モード時REC
側に閉じ、再生モード時PB側に閉じる。また、記録モー
ド時には、入力端子71にスイツチ回路14,15,17(第1
図)を通つたビデオカメラからの輝度信号が、入力端子
72はこれが1H遅延回路16(第1図)で遅延された輝度信
号が夫々入力される。カラー映像信号が入力される場合
もあるが、第1図で説明したように、この場合には、垂
直輪郭強調信号20の出力信号は使用されないので、説明
しない。再生モード時には、入力端子72に再生された輝
度信号が入力され、入力端子71にこれが1H遅延回路16で
遅延された輝度信号が入力される。
次に、この具体例の記録モード時の動作を第3図
(a)によつて説明する。なお、第3図(a)におい
て、第2図に対応する信号には同一符号をつけている。
入力端子71,72に入力された輝度信号A,Bは減算回路73
に供給され、(A−B)の減算処理がなされる。減算回
路73から出力される差信号はレベル調整回路75でレベル
がk1倍されて適切なレベルに調整され、LPF76で不要成
分が除去される。入力端子71,72に上記のような輝度信
号A,Bが入力された場合、LPF76の出力信号Cはオーバー
シユート成分となる。このオーバーシユート成分Cは、
加算回路74において、入力端子71に入力された輝度信号
Aに付加される。加算回路74から出力される輝度信号D
はスイツチ回路77を通り、出力端子78からスイツチ回路
24(第1図)のA側に供給される。
再生モード時には、スイツチ回路77はPB側に閉じ、同
様に動作するが、入力端子72に再生された輝度信号B
が、入力端子71にこれを1H遅延した輝度信号Aが夫々入
力されるから、第3図(b)に示すように、振幅が大き
い負,正のプリシユート成分Cが生ずる。なお、このプ
リシユート成分に含まれる振幅が小さい正,負の信号
P1,P2は、輝度信号A,Bにオーバーシユート成分が付加さ
れていることによるものであり、NTSC方式のようなカラ
ー映像信号を記録する場合には、輝度信号にオーバーシ
ユート成分が付加されないから、再生時第3図(b)に
おけるプリシユート成分Cに信号P1,P2は生じない。ま
た、信号P1,P2を含むプリシユート成分Cを再生輝度信
号に付加した場合には、これら信号P1,P2はオーバーシ
ユート信号としてさらにこの再生輝度信号に付加され
る。
なお、以上の説明から明らかであるが、記録モード
時、入力端子72に入力輝度信号を、入力端子71にこれを
1H遅延した輝度信号を夫々入力することにより、出力端
子78には、プリシユート成分が付加された輝度信号が得
られる。この場合には、再生モード時、入力端子71に再
生輝度信号を、入力端子72にこれを1H遅延した輝度信号
を夫々入力するようにして、出力端子78にオーバーシユ
ート成分が得られるようにする。
また、レベル調整回路75の係数k1を可変とすることに
より、オーバーシユート成分,プリシユート成分のレベ
ルを任意に設定できる。
第4図は第1図におけるくし形フイルタ21の一具体例
を示すブロツク図であつて、61,62は入力端子、63は加
算回路、64は減算回路、65は位相等化回路、66はLPF、6
7は加算回路、68は出力端子である。
第5図は第4図の各部の信号を示すものであつて、第
4図に対応する信号には同一符号をつけている。
第4図および第5図において、記録モード時には、入
力端子61にカラー映像信号Aが、入力端子62にこれを1H
遅延回路16(第1図)で遅延したカラー映像信号Bが夫
々入力される。これらカラー映像信号A,Bは増幅度が略1
/2の加算回路63で加算,増幅され、カラー映像信号にお
ける輝度信号の周波数スペクトル成分の間の成分が除去
される。これにより、カラー映像信号中のクロマ信号が
除かれるが、輝度信号の低域での各周波数スペクトル成
分の一部も除かれる。加算回路63で抽出された輝度信号
Cは位相等化回路65を介して加算回路67に供給される。
一方、これらカラー映像信号A,Bは増幅度が略1/2の減
算回路64で減算,増幅処理され、加算回路63から出力さ
れる輝度信号とは相補的な周波数スペクトルを有する差
信号Dが得られる。したがつて、この差信号は、加算回
路63で失われた輝度信号の低域成分とクロマ信号とな
り、LPF66でこの低域成分Eのみが抽出される。この低
域成分Eは位相等化回路65からの輝度信号Cと加算さ
れ、出力端子68から第1図のスイツチ回路24のB側に供
給される。
このようにして、出力端子68に得られる輝度信号F
は、供給されたカラー映像信号Aからクロマ信号のみが
除かれたものとなり、低域成分をほぼ完全に含んだもの
となる。すなわち、このくし形フイルタ21は、輝度信号
の低域がそのまま通過し、高域では、クロマ信号の各周
波数スペクトル成分のみを阻止するくし形フイルタ特性
をもつことになる。この特性を第6図に示す。
また、第5図では、Yが輝度信号のレベルを表わし、
斜線でハツチングしてクロマ信号を表わしているが、入
力されるカラー映像信号Aの輝度信号がレベル零からレ
ベルYに変化したとき、加算回路63の増幅度が略1/2で
ある(これは、出力輝度信号Cがカラー映像信号A中の
輝度信号と同じレベルにするため)から、この加算回路
63から出力される輝度信号Cのレベルは、零から一度1/
2YとなつてYとなる。このために、輝度信号Cによる垂
直方向の輪郭部は鮮鋭度が失われる。しかしながら、減
算回路64の差信号Dにはこれを補うY/2のレベルの輝度
信号が含まれており、加算回路67でこれが輝度信号Cに
加算されることにより、鮮鋭度が失われるのを防止され
る。
次に、第7図および第8図により、第1図におけるラ
インノイズ抽出回路19,垂直輪郭強調回路20,くし形フイ
ルタ21の再生モード時の動作を説明する。なお、第7図
において、81,82は入力端子、83はリミツタ増幅回路、8
4はレベル調整回路、85は出力端子であり、第1図,第
2図および第4図に対応する部分には同一符号をつけて
いる。また、第8図は第7図における各部の信号を示
し、第7図に対応する信号には同一符号をつけている。
入力端子82には、ラインノイズ成分が含まれる再生輝
度信号Bが入力され、入力端子81には、これを1H遅延回
路16(第1図)で遅延した輝度信号Aが入力される。
これら輝度信号A,Bはラインノイズ抽出回路19のリミ
ツタ増幅回路83に供給され、減算処理とリミツタ作用に
より、ライン相関性のない小振幅の成分、すなわちライ
ンノイズ成分が分離される。このラインノイズ成分はレ
ベル調整回路84でk2倍の最適レベルに調整される。
一方、垂直輪郭強調回路20では、第2図および第3図
(b)で説明したようにして、輝度信号A,Bからプリシ
ユート成分Dが生成され、スイツチ回路77を介して出力
される。また、くし形フイルタ21からは、第4図で説明
したように、輝度信号が出力される。
なお、くし形フイルタ21では、減算回路64は、輝度信
号A,Bに対して、記録モード時とは逆の1H遅延された輝
度信号Aから遅延されない輝度信号Bを減算する処理を
行ない、これによる差信号の輝度成分と加算回路63から
の輝度信号Eとが加算回路67で加算される。これによる
と、くし形フイルタ21の出力輝度信号Gは再生輝度信号
Bよりも1H遅れる。また、垂直輪郭強調回路20から出力
されるプリシユート成分Dは、第8図のタイミング関係
から明らかなように、1H遅延された輝度信号の垂直方向
輪郭部をなす2つの隣り合う水平走査期間の先行する水
平走査期間とタイミングが一致する。
混合回路23では、くし形フイルタ21の出力輝度信号G
に垂直輪郭強調回路20から出力されるプリシユート成分
Dが加算され、ラインノイズ抽出回路19から出力される
ラインノイズ成分Cが減算される。輝度信号Gとプリシ
ユート成分Dとが上記のタイミング関係にあるから、混
合回路23の出力輝度信号Hにはプリシユート成分Dが正
しく付加され、また、輝度信号Gに含まれるラインノイ
ズ成分はラインノイズ抽出回路19からのラインノイズ成
分Cによつて相殺される。
なお、プリシユート成分Dにもラインノイズ成分が当
然含まれるが、これはプリシユート成分Dよりも充分に
低レベルであり、かつ、レベル調整回路75によつてプリ
シユート成分Dのレベルが最適となるように、レベル調
整回路75によつて減算回路73の差信号が減衰されるか
ら、プリシユート成分Dに含まれるラインノイズ成分の
レベルは充分小さい。また、このラインノイズ成分は、
ラインノイズ抽出回路19のレベル調整回路84によつて、
ラインノイズ成分Cのレベルを適宜設定することによ
り、混合回路23でさらに充分減衰され得る。
第9図は本発明による映像信号記録再生装置の他の実
施例を示すブロツク図であつて、第1図に対応する部分
には同一符号をつけている。
第2図で説明したように、垂直輪郭強調回路20では、
オーバーシユート成分(もしくはプリシユート成分)が
形成され、これが輝度信号に付加されるものであつた。
第9図に示すこの実施例では、このオーバーシユート成
分(もしくはプリシユート成分)を、記録モード時で
も、くし形フイルタ21に供給し、ここで抽出される輝度
信号に付加するものである。くし形フイルタ21の出力輝
度信号はスイツチ回路24のB側と混合回路23とに供給さ
れる。他の部分の構成,動作は第1図に示した実施例と
同様である。
これによると、NTSC方式などのカラー映像信号を記録
する場合も、くし形フイルタ21でオーバーシユート成分
(もしくはプリシユート成分)が付加された輝度信号が
得られて磁気テープ32に記録される。再生モード時で
は、くし形フイルタ21で必ず再生輝度信号にプリシユー
ト成分(もしくはオーバーシユート成分)が付加される
から、カラー映像信号の記録,再生に際しては、再生モ
ード時にのみ輝度信号にプリシユート成分(もしくはオ
ーバーシユート成分)しか付加されない第1図に示した
実施例に対し、第9図の実施例では、ビデオカメラの出
力信号,NTSC方式などのカラー映像信号のいずれの記
録,再生に際しても、オーバーシユート成分とプリシユ
ート成分とが付加されることになる。
第10図は第9図におけるラインノイズ抽出回路、垂直
輪郭強調回路20、くし形フイルタ21の一具体例を示すブ
ロツク図であつて、91は加算回路であり、第7図,第9
図に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、ビデオカメラの出力信号を記録すると
きには、この具体例の動作は第1図で説明した実施例と
同様であるので、説明を省略する。
NTSC方式などカラー映像信号を記録する場合には、第
4図で説明したように、位相等化回路65の出力信号とLP
F66の出力信号とを加算回路91で加算することにより、
このカラー映像信号の輝度信号が得られる。
また、垂直輪郭強調回路20においては、減算回路73で
入力端子81からのカラー映像信号と入力端子82からのこ
れを1H遅延したカラー映像信号との減算処理がなされ
る。この場合、1H遅延回路16(第9図)とこの減算回路
73とで輝度信号の周波数スペクトル成分間の信号成分の
みを通過させるくし形フイルタが構成され、このため
に、減算回路73の差信号は主としてオーバーシユート成
分(もしくはプリシユート成分)とクロマ信号とからな
るが、この差信号は、レベル調整回路75でレベル調整さ
れた後、LPF76に供給されてオーバーシユート成分(も
しくはプリシユート成分)が分離される。くし形フイル
タ21の加算回路91では、LPF76からのオーバーシユート
成分(もしくはプリシユート成分)がさらに加算され、
これによつてオーバーシユート成分(もしくはプリシユ
ート成分)が付加された輝度信号が得られることにな
る。この輝度信号がB側に閉じているスイツチ回路24を
介して記録されることになる。
再生モードでは、再生輝度信号にプリシユート成分
(もしくはオーバーシユート成分)が加算回路91で加算
されるものであり、混合回路23では、くし形フイルタ21
の出力輝度信号でのラインノイズ成分の除去が行なわれ
る。
この実施例によると、NTSC方式などのカラー映像信号
を記録,再生する場合の垂直方向輪郭部の鮮鋭度がさら
に向上することになる。
第11図は本発明による映像信号記録再生装置のさらに
他の実施例を示すブロツク図であつて、第9図に対応す
る部分には同一符号をつけている。
第4図に示したくし形フイルタ21では、減算増幅回路
64の出力信号は、NTSC方式などのカラー映像信号の記録
に際しては、クロマ信号が含まれる。したがつて、この
出力信号をクロマ信号帯域の通過特性を有するBPFに供
給することにより、クロマ信号を抽出することができ
る。
第11図においては、入力端子3にカラー映像信号が入
力されたとき、上記のようにして、くし形フイルタ21か
らこのカラー映像信号中のクロマ信号が出力されるよう
にし、このクロマ信号をスイツチ回路4のB側に供給す
るようにしている。
これにより、第9図におけるBPF5,ACC回路6,くし形フ
イルタ7からなるクロマ信号の分離手段を省略すること
ができ、回路構成がより簡略される。但し、くし形フイ
ルタ21とスイツチ回路4のB側との間にACC回路を設け
た方が、より好ましいことはいうまでもない。
なお、第11図の他の部分の構成,動作については、第
9図に示した実施例と同様である。
また、第1図においても、第11図と同様に、くし形フ
イルタ21からカラー映像信号のクロマ信号を出力するよ
うにし、これをスイツチ回路4のB側に供給するように
構成することもできる。
さらに、上記夫々の実施例では、再生モード時、第7
図,第8図で説明したように、くし形フイルタ21から出
力される輝度信号は磁気テープ32から再生される輝度信
号よりも1H遅れている。また、再生クロマ信号はくし形
フイルタ39で1H遅延される。したがつて、出力端子54か
ら出力される輝度信号と出力端子56が出力されるクロマ
信号との間や出力端子55から出力されるカラー映像信号
中の輝度信号とクロマ信号との間に時間的なずれがな
く、クロマデイスプレイスメントも補償される。
さらにまた、本発明は、磁気テープを記録媒体とする
記録再生装置のみに限定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、1H遅延回路の
数を削減して垂直方向の輪郭強調などの画質向上のため
の処理を行なうことができ、再生画像の鮮鋭度の向上と
小型,軽量,低電力化を同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による映像信号記録再生装置の一実施例
を示すブロツク図、第2図は第1図における垂直輪郭強
調回路の一具体例を示すブロツク図、第3図は第2図に
おける各部の信号を示す波形図、第4図は第1図におけ
るくし形フイルタの一具体例を示すブロツク図、第5図
は第4図における各部の信号を示す波形図、第6図は第
4図に示したくし形フイルタの特性図、第7図は第1図
におけるラインノイズ抽出回路,垂直輪郭強調回路およ
びくし形フイルタの再生時の動作を説明するための図、
第8図は第7図における各部の信号を示す波形図、第9
図は本発明による映像信号記録再生装置の他の実施例を
示すブロツク図、第10図は第9図における垂直輪郭強調
回路およびくし形フイルタの一具体例を示すブロツク
図、第11図は本発明による映像信号記録再生装置のさら
に他の実施例を示すブロツク図である。 1……クロマ信号の入力端子、2……輝度信号の入力端
子、3……カラー映像信号の入力端子、4……スイツチ
回路、5……バンドパスフイルタ、7……くし形フイル
タ、9……周波数変換回路、11,14,15……スイツチ回
路、16……1H遅延回路、17,18……スイツチ回路、19…
…ラインノイズ抽出回路、20……垂直輪郭強調回路、21
……くし形フイルタ、22……相関検出回路、23……混合
回路、24……スイツチ回路、27……FM変調回路、29……
混合回路、31……ビデオヘツド、32……磁気テープ、33
……ビデオヘツド、35……ローパスフイルタ、37……周
波数変換回路、39……くし形フイルタ、41……ハイパス
フイルタ、42……ドロツプアウト検出回路、43……FM復
調回路、47,48……スイツチ回路、54……輝度信号の出
力端子、55……カラー映像信号の出力端子、56……クロ
マ信号の出力端子。
フロントページの続き (72)発明者 綿谷 由純 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−72605(JP,A) 特開 昭62−264771(JP,A) 実開 昭62−169571(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー映像信号と、分離されている輝度信
    号と色信号とを夫々入力信号とする記録再生装置におい
    て、 記録モード時では、該入力信号を、また、再生モード時
    では、記録媒体からの再生輝度信号を夫々1水平走査期
    間遅延する単一の遅延回路と、 該カラー映像信号を入力信号とする記録モード時、該入
    力信号を主信号とし、該入力信号とこれを該遅延回路で
    遅延して得られる遅延信号とを用いてY/C分離するくし
    形フィルタと、 該分離されている輝度信号と色信号とを入力信号とする
    記録モード時、該入力輝度信号を主信号とし、該入力輝
    度信号とこれを該遅延回路で遅延して得られる遅延輝度
    信号とを用いて、オーバーシュートが付加されて垂直輪
    郭強調された輝度信号を生成する第1の垂直輪郭強調手
    段と、 記録モード時、該くし形フィルタから出力される輝度信
    号と該第1の垂直輪郭強調手段で生成される輝度信号と
    のいずれかを選択して記録用の輝度信号とする選択手段
    と、 再生モード時、該再生輝度信号を該遅延回路で遅延して
    得られる遅延再生輝度信号を主信号とし、該再生輝度信
    号と該遅延再生輝度信号とを用いて、プリシュートが付
    加されて垂直輪郭強調された輝度信号を生成する第2の
    垂直輪郭強調手段と を有することを特徴とする映像信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】カラー映像信号と、分離されている輝度信
    号と色信号とを夫々入力信号とする記録再生装置におい
    て、 記録モード時では、該入力信号を、また、再生モード時
    では、記録媒体からの再生輝度信号を夫々1水平走査期
    間遅延する単一の遅延回路と、 該カラー映像信号を入力信号とする記録モード時、該入
    力信号を該遅延回路で遅延して得られる遅延信号を主信
    号とし、該入力信号と該遅延信号とを用いてY/C分離す
    るくし形フィルタと、 該分離されている輝度信号と色信号とを入力信号とする
    記録モード時、該入力輝度信号を該遅延回路で遅延して
    得られる遅延輝度信号を主信号とし、該入力輝度信号と
    該遅延輝度信号とを用いて、プリシュートが付加されて
    垂直輪郭強調された輝度信号を生成する第1の垂直輪郭
    強調手段と、 記録モード時、該くし形フィルタから出力される輝度信
    号と該第1の垂直輪郭強調手段で生成される輝度信号と
    のいずれかを選択して記録用の輝度信号とする選択手段
    と、 再生モード時、該再生輝度信号を主信号とし、該再生輝
    度信号とこれを該遅延回路で遅延して得られる遅延再生
    輝度信号とを用いて、オーバーシュートが付加されて垂
    直輪郭強調された輝度信号を生成する第2の垂直輪郭強
    調手段と を有することを特徴とする映像信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 再生モード時、前記再生輝度信号と前記遅延再生輝度信
    号とを用いて相関性のないノイズ成分を抽出し、該ノイ
    ズ成分を用いて前記第2の垂直輪郭強調手段で生成され
    る前記輝度信号のノイズ低減するノイズ低減手段と、 再生モード時、前記再生輝度信号のドロップアウト期間
    を前記遅延再生輝度信号で補償するドロップアウト補償
    手段と を設けたことを特徴とする映像信号記録再生装置。
JP63014572A 1988-01-27 1988-01-27 映像信号記録再生装置 Expired - Lifetime JP2635647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63014572A JP2635647B2 (ja) 1988-01-27 1988-01-27 映像信号記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63014572A JP2635647B2 (ja) 1988-01-27 1988-01-27 映像信号記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01191587A JPH01191587A (ja) 1989-08-01
JP2635647B2 true JP2635647B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=11864877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63014572A Expired - Lifetime JP2635647B2 (ja) 1988-01-27 1988-01-27 映像信号記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2635647B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5972605A (ja) * 1982-10-20 1984-04-24 Toshiba Corp ノイズキヤンセル装置
JPH0824347B2 (ja) * 1986-05-12 1996-03-06 松下電器産業株式会社 カラーテレビジョンカメラ用輪郭補正器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01191587A (ja) 1989-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4513311A (en) Video signal processing unit
JPH039679B2 (ja)
US5446539A (en) Magnetic recording and reproducing device with selective line noise canceling
JP2635647B2 (ja) 映像信号記録再生装置
KR0178382B1 (ko) 콤필터를 사용한 휘도신호/칼라신호 분리회로 및 잡음 감소회로
JP2584439B2 (ja) 映像信号処理装置
KR19980014334A (ko) 필터의 지연시간 및 흑백 반전을 개선한 비디오 기록매체 복사장치
US5287174A (en) Vertical resolution correcting circuit for video signal
JPH0526868Y2 (ja)
JP3125837B2 (ja) Fm等化回路を備えた磁気記録再生装置
JP3089127B2 (ja) 映像再生装置
JPS6141285A (ja) 磁気記録再生装置
EP0698997B1 (en) System for deemphasis and reemphasis of high frequencies in a video signal
JPH0545116B2 (ja)
JP2744121B2 (ja) 記録再生装置の信号処理回路
JPH05344533A (ja) 色ガンマ補償回路
JPS6234488A (ja) 搬送色信号処理回路
JPH0347037B2 (ja)
JPH0799863B2 (ja) 雑音低減回路
JPH088699B2 (ja) 再生映像信号処理回路
JPH059993B2 (ja)
JPH09200699A (ja) Fm信号処理回路
JPH07231459A (ja) 磁気記録再生装置の信号処理回路
JPH0370438B2 (ja)
JPS6070884A (ja) エツジノイズ抑圧回路