JP3006105B2 - フィールド変換装置 - Google Patents

フィールド変換装置

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JP3006105B2
JP3006105B2 JP3021802A JP2180291A JP3006105B2 JP 3006105 B2 JP3006105 B2 JP 3006105B2 JP 3021802 A JP3021802 A JP 3021802A JP 2180291 A JP2180291 A JP 2180291A JP 3006105 B2 JP3006105 B2 JP 3006105B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気録画再生装置(以
下、VTRと略記する。)等の特殊再生時に、任意のフ
ィールドナンバーのフィールドデータより、フィールド
ナンバーの異なるフィールドデータを作り出すフィール
ド変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等に記録された映像信号を再生す
る際、再生時間の調整のため、あるいはスローモーショ
ン、静止画、倍速再生などの特殊効果を出すために、画
面を間引いたり、同一画面を繰り返して映出する特殊再
生を行なうことがある。この時、映像信号のインターレ
ース条件や、サブキャリアの連続性の条件を満足するよ
うに、即ち、フィールドナンバーの連続性を保つため
に、再生映像信号からフィ−ルドナンバ−の異なるフィ
ールドの映像信号を作成する特殊再生時の画像の重心の
移動の防止、及び垂直解像度の低下を軽減するために、
内挿フィルタの技術を用いる。この様な内挿フィルタ装
置の1例が特開平2−132984号公報に示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4は特開平2−13
2984号公報に示されている内挿フィルタ装置であ
る。図4で401、402は映像信号の入力端子、及
び、出力端子、411は1水平走査期間(以下、1Hと
略す。)の遅延線、412、413はそれぞれ2H、3
Hの遅延線、421、428は(−α/4)の係数値を
持つ係数器、422、427は(1/4−α/4)の係
数値を持つ係数器、423、426は(3/4+5α/
4)の係数値を持つ係数器、424、425は(−3α
/4)の係数値を持つ係数器、431、432は加算
器、441はスイッチである。この装置では、コンポジ
ット信号を輝度信号と色信号に分離するY/C分離回路
により分離された輝度信号が入力端子401より遅延線
411、412、413などに入力される。係数器42
1、422、423、424及び、425、426、4
27、428には入力端子401からの入力信号、遅延
線411、412、413の出力がそれぞれ入力され、
係数器421、422、423、424の出力は加算器
431に、また、係数器425、426、427、42
8の出力は加算器432に入力される。加算器431、
432の出力はスイッチ441に入力されており、スイ
ッチ441は再生映像信号と出力映像信号のフィールド
ナンバーの奇数偶数が一致する場合はH側の加算器43
2の出力を選択し、不一致の場合にはL側の加算器43
1の出力を選択する。加算器431から出力される信号
と加算器432から出力される信号では周波数特性が同
じであるため、特殊再生時、フィールド単位でスイッチ
が切り替わる場合でも垂直解像度に差がなく、良好な画
像が得られる。
【0004】ところが、上記従来技術には述べられてい
ないが、垂直方向に輝度信号のレベルが急激に変化する
垂直の輝度エッジ部分で絵柄にガタつきを生じるという
問題がある。図5を用いて説明する。図5<A>の
(a)から(e)は時間的に連続するフィ−ルドのデ−
タであり、511〜513、521〜523、531〜
533、541〜543、551〜553は輝度の明る
い画素、514、515、524、525、534、5
35、544、545、554、555は輝度の暗い画
素とする。図5<B>は同図<A>のフィ−ルド(c)
が間引かれたデ−タを内挿フィルタ処理を行なわずに映
出した場合の映像信号である。特に、図5<B>のフィ
−ルド(d)と(e)は有効デ−タのスタ−トラインを
はじめ、すべてのデ−タが本来の位置より0.5H上に
ずれて現われるため、画面全体が重心移動を起こす。こ
の重心移動を防ぐため、図5<B>の各フィ−ルドのデ
−タは図4に示す内挿フィルタ装置の映像入力端子40
1に入力されて、内挿フィルタ処理を行なう。図5<C
>は図4に示す内挿フィルタ装置を用いてフィールド変
換をした場合の変換後のデータを示しており、特に、図
5<C>のフィ−ルド(a)、(b)は再生映像信号と
出力映像信号のフィールドナンバーの奇数偶数が一致し
ている場合の例で、図4の加算器432より出力される
データである。例えば、図5のデータ563はデータ5
11、512、513、514から演算で得られる。ま
た、図5<C>のフィ−ルド(d)、(e)は再生映像
信号と出力映像信号のフィールドナンバーの奇数偶数が
不一致の場合の例で、図4の加算器431より出力され
るデータである。この場合は、図5のデータ583がデ
ータ541、542、543、544から先ほどとは異
なる演算で得られる。通常再生時には輝度のレベルの大
きく変わる部分(以下、輝度エッジと呼ぶ)は図5<A
>に示すデータ523、543とデ−タ514、53
4、554の間になるが、特殊再生時、従来の内挿フィ
ルタを用いてフィ−ルド変換を行なった場合、再生映像
信号と出力映像信号のフィールドナンバーの奇数偶数が
一致した、図5<C>のフィ−ルド(a)、(b)に示
す場合には、輝度エッジはデータ564とデータ574
の間であり、不一致となる図5<C>のフィ−ルド
(c)、(d)に示す場合では、データ584とデータ
593の間となる。従って、この回路では、図4の映像
入力端子401に図5<A>の様な映像信号の特殊再生
デ−タ<B>が入力された場合、再生映像信号と出力映
像信号のフィールドナンバーの奇数偶数が一致して、図
4のスイッチ441がH側を選択している間は図5<C
>のフィ−ルド(a)、(b)の様な映像信号が出力さ
れ、再生映像信号と出力映像信号のフィールドナンバー
の奇数偶数が不一致となり図4のスイッチ441がL側
を選択している場合には図5<C>のフィ−ルド
(d)、(e)の様な信号を出力する。このため、静止
画、または動きのほとんどない画像を特殊再生した場
合、このスイッチが切り替わると、輝度エッジの部分が
垂直方向のガタつきとなってしまう。特に、わずかに再
生速度を調整したような場合で、数フィ−ルドごとにス
イッチが切り替わると、視覚的に垂直方向のガタつきが
目につきやすく、著しい画質劣化となる。
【0005】本発明の目的は、特殊再生時にも解像度の
変化がほとんどなく、かつ、輝度エッジのガタつきも解
消することの可能なフィールド変換装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ではフィールド間の信号、即ち、変換を行な
おうとするフィ−ルドのデ−タと、そのフィ−ルドのデ
−タとインタ−レ−スするフィ−ルドのデ−タを利用し
た内挿フィルタ手段を用いる。
【0007】再生された映像信号を輝度信号Yと搬送色
信号Cに分離するY/C分離回路によりY/C分離し、
分離された輝度信号Yを適宜遅延させるラインメモリ手
段とフィールドメモリ手段に記憶させ、色信号Cをライ
ンメモリ手段に記憶させる。輝度信号を記憶させたフィ
ールドメモリの出力と分離された輝度信号から画像の
動、静を識別する動き検出手段により、再生映像信号を
静止画と判断した場合にはフィールド間の信号を用いた
内挿フィルタ信号の出力を選択し、動画と識別した場合
にはライン間の信号を用いた内挿フィルタ信号の出力を
切り替え選択する。動き検出手段に使用する信号と、フ
ィ−ルド間の信号を用いる内挿フィルタに使用する信号
は変換を行なおうとする再生映像信号の付近のフィ−ル
ドの連続性に応じて切り換える。一方、分離された色信
号Cはラインメモリ手段により一定時間遅延した後、出
力フィールドの搬送色信号の連続性を満足させるよう
に、色信号の符号反転の有無を制御し、処理を終えた色
信号を内挿フィルタ処理した輝度信号に加算して出力す
る。
【0008】
【作用】再生されたコンポジット信号はY/C分離回路
により輝度信号Yと搬送色信号Cに分離され、輝度信号
Yはラインメモリ手段とフィールドメモリ手段にそれぞ
れ記憶される。フィールド間の信号を用いた内挿フィル
タではフィールド変換を行おうとしているデータ、およ
びそのフィ−ルドとインターレースするデータが入力さ
れるため、輝度信号の垂直エッジ部分のガタつきのない
フィールド変換を行う。また、ライン間の信号を用いる
内挿フィルタには、フィールド変換を行おうとしている
データとその前後の数ライン分のデータが入力され、再
生映像データが動画の時に残像が残らないようなフィー
ルド変換を行う。
【0009】動き検出手段では、1フレ−ム毎に色信号
の符号が反転していることを考慮して、1フレーム前後
の輝度信号デ−タ、あるいは2フレ−ム前後のコンポジ
ット信号、または輝度信号データを比較して、データに
差が無いか、差が小さければ再生画像は静止画と見な
し、フィールド間の信号を用いる内挿フィルタを、差が
大きければ再生画像は動画と見なして、ライン間の信号
を用いる内挿フィルタを選択してフィールド変換を行
う。これにより、動画部分では残像もなく、また静止し
ている部分では輝度垂直エッジ部分でのガタつきをなく
すことができる。
【0010】また、特殊再生時、フィールドデータの間
引き、あるいは繰り返しにより再生映像データの連続性
に狂いを生じた場合には、動き検出手段では、再生映像
が間引かれた場合には、1フィ−ルド前後のデ−タ(間
引き処理を考慮すると1フレ−ム前後に相当)、あるい
は3フィ−ルド前後のデ−タ(同、2フレ−ム前後に相
当)などを、また、再生映像が繰り返された場合には、
3フィ−ルド前後のデ−タ(繰り返し処理を考慮すると
1フレ−ム前後に相当)などを用いて動き検出を行な
い、同様にフィ−ルド間のデ−タを用いる内挿フィルタ
では、再生映像が間引き、あるいは繰り返された場合、
2フィ−ルド前後のデ−タ(間引き処理を考慮すると3
フィ−ルド前後に、繰り返し処理を考慮すると1フィ−
ルド前後に相当し、フィ−ルド間変換に必要な、変換を
行なおうとするフィ−ルドのデ−タとそのフィ−ルドと
インタ−レ−スするフィ−ルドのデ−タとなる)などを
用いて内挿フィルタ処理を行なう。これにより、特殊再
生時にもフィ−ルドデ−タの間引き、繰り返しの有無に
よらず、動き検出、及びフィ−ルド間のデ−タを用いる
変換でそれぞれの処理に必要なデ−タ、つまり、動き検
出ではフィ−ルド変換を行なおうとするデ−タとその5
25H前のデ−タ、フィ−ルド間変換ではフィ−ルド変
換を行なおうとするデ−タとそのフィ−ルドとインタ−
レ−スするフィ−ルドのデ−タ、で処理を行なうことが
でき、再生画像が動画の場合でも静止画の場合でも画質
劣化を防ぐことができる。
【0011】また、分離された色信号Cはラインメモリ
で遅延するか、あるいは輝度信号と同様の補間処理をす
ることで、補間処理された輝度信号と重心を合わせるこ
とができ、また、符号反転処理の有無により、サブキャ
リアの連続性を保つことができる。
【0012】これらの信号処理の行われた輝度信号と色
信号を加算することで、残像も、輝度エッジにおけるガ
タつきもなくすことができ、さらには、サブキャリアの
連続性を保ったフィールド変換が実現できる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1、図2、及び図3に
示す。図1において、101は再生映像信号の入力端
子、102はフィールド変換を終えた映像信号の出力端
子、100は特殊再生時、再生映像信号と出力映像信号
のフィ−ルドナンバ−に応じて有効デ−タのスタ−トラ
インを変更する信号出力タイミング変換器、109は再
生映像信号のフィ−ルドナンバ−の入力端子、111〜
119は1水平走査期間(以下、1Hと記す。)の遅延
線、121は260H、122、123は261Hの遅
延線、103は1つのフィールド内のデータのみを使用
し、解像度の変化によるフリッカを生じないフィールド
変換を行なうフィールド変換回路(フィールド内変換回
路)、104は複数のフィールドのデータを使用するこ
とにより輝度エッジにガタつきを生じないフィールド変
換を行なうフィールド変換回路(フィールド間変換回
路)、105は動き検出回路、106、107は再生映
像信号の間引き、繰り返しの有無を調べるトラックジャ
ンプ検出回路、108はコンポジット信号を輝度信号Y
と色信号Cに分離するY/C分離回路、131、13
2、133はフィ−ルド間変換に使用するデ−タをトラ
ックジャンプ検出回路106の出力に従って選択するス
イッチ、134は動き検出に使用するデ−タをトラック
ジャンプ検出回路107の出力に従って選択するスイッ
チ、135はフィールド内変換回路103の出力と、フ
ィールド間変換回路104の出力を動き判定回路105
の出力に従って切り替えるスイッチ、136は分離され
た色信号Cを1H遅延させた信号と、前記の信号をさら
に1H遅延させた信号を選択するスイッチ、137は符
号反転処理をした色信号と符号反転処理をしていない色
信号を選択するスイッチ、141は入力された色信号の
正負の符号を反転させる符号反転回路、142はフィー
ルド変換処理をした輝度信号と色信号とを加算する加算
器である。
【0014】図2は本発明による一実施例を示す第1図
のフィールド間変換回路104の詳細なブロック図であ
る。ここで、211〜215は再生映像信号をY/C分
離した後の輝度信号の入力端子で、211は第1図に示
すY/C分離回路108の出力信号から1H遅延したデ
ータが、また、212には同じく、2H遅延したデータ
が、213には263H遅延したデータ、あるいはそれ
に相当するスイッチ131の出力が、214には264
H遅延したデータ、あるいはそれに相当するスイッチ1
32の出力が、215には265H遅延したデータ、あ
るいはそれに相当するスイッチ133の出力がそれぞれ
入力される。222、223、226、227はmの係
数値を持つ係数器、221、224、225、228は
nの係数値を持つ係数器であり、係数mとnは2(m+
n)=1の関係を持つ。また、231、232は加算
器、241は加算器231と232の出力を切り替える
スイッチ、251はフィールド間変換を行ったデータの
出力端子で、第1図のスイッチ135に入力される。
【0015】図3は本発明による一実施例を示す第1図
の動き検出回路105の1例の詳細なブロック図であ
る。ここで、301、302は再生映像信号をY/C分
離した後の輝度信号の入力端子で、301は第1図に示
すY/C分離回路108の出力信号から1H遅延したデ
ータが、また、302には同じく、526H遅延したデ
ータ、あるいはそれに相当するスイッチ134の出力が
入力される。303は本動き検出回路によって検出され
た動きの大きさを出力する出力端子である。311、3
12は映像信号をサブキャリアの4倍の周波数でサンプ
リングしたときの1クロック分の遅延線、313は1H
の、314は262Hの遅延線、321、322はαの
係数値を持つ係数器、323はβの係数値を持つ係数
器、331、332、333は入力された複数のデ−タ
のうち最も大きいものを出力するスイッチ、341は減
算器、351は任意の周波数よりも低い周波数領域の信
号のみを通過させるロ−パスフィルタ(以下、LPFと
する)、361は入力されたデ−タの絶対値を出力する
絶対値回路、371は8ビットのデ−タを4ビットに変
換する変換器である。
【0016】第1図の再生信号入力端子101から入力
された再生コンポジット信号は、まず信号出力タイミン
グ変換器100に入力される。例えば、D2ディジタル
VTRの場合、各フィ−ルドごとの有効デ−タのスタ−
トラインは規格により表1に示すように決められてお
り、通常再生時は、この信号出力タイミング変換器10
0は表1に従って信号を出力する。また特殊再生時は、
この信号出力タイミング変換器100は再生映像信号と
出力映像信号のフィ−ルドナンバ−の関係に応じて、有
効デ−タのスタ−トラインを出力映像信号のインタ−レ
−ス条件を満たすように変更して出力するが、表2にそ
の変換方法の1例を示す。例えばフィ−ルドナンバ−1
の再生信号をフィ−ルドナンバ−2に変換して出力する
場合、有効デ−タのスタ−トラインは9ライン目からと
なり、本来10ライン目であるはずのデ−タが9ライン
目のデ−タとして出力される。
【0017】信号出力タイミング変換器100から出力
されたデ−タはY/C分離回路108に入力され、輝度
信号と色信号に分離された後、輝度信号は遅延線111
〜117、および121〜123で順次遅延される。フ
ィールド内変換回路103には、Y/C分離回路108
の出力輝度信号と、遅延線111、112、113の出
力、つまり、Y/C分離回路108から出力される輝度
信号の1H遅延データ、2H遅延データ、3H遅延デー
タが入力され、入力された4種の輝度信号データより、
例えば、特開平2−132984号公報に記載されてい
る内挿フィルタ装置により、変換されるフィールドに必
要なデ−タが作成され、その出力データがスイッチ13
5に入力される。
【0018】スイッチ131には遅延線121と122
の出力、つまり、Y/C分離回路108から出力される
輝度信号の263H遅延データ、526H遅延データが
入力され、トラックジャンプ検出回路106がフィ−ル
ド変換を行なおうとしているデ−タを含むフィ−ルドの
直前で、フィ−ルドデ−タの間引き、繰り返しが行なわ
れていないと判断した場合には、このスイッチは遅延線
121の出力デ−タを選択して出力し、トラックジャン
プ検出回路106がフィ−ルド変換を行なおうとしてい
るデ−タを含むフィ−ルドの直前で、フィ−ルドデ−タ
の間引き、繰り返しが行なわれたと判断した場合には、
遅延線122の出力デ−タを選択して出力する。
【0019】トラックジャンプ検出回路106の1例を
図8に示す。図8で801は図1の再生映像信号のフィ
−ルドナンバ−入力端子109より入力された再生映像
信号のフィ−ルドナンバ−の下位ビットを入力する端
子、802は検出結果を出力する端子、811は1垂直
走査期間(以下、1FLDとする)の遅延線、821は
EORゲ−トである。通常再生時、映像信号のフィ−ル
ドナンバ−は、例えばNTSC方式の場合、1、2、
3、4(あるいは0、1、2、3)の繰り返しであり、
このフィ−ルドナンバ−を2進符号に直した場合の下位
ビットはLレベルとHレベルの繰り返しとなる。従っ
て、この例では入力端子801より入力された、フィ−
ルド変換を行なおうとする再生映像信号のフィ−ルドナ
ンバ−の下位ビットと、遅延線811に記憶させておい
た1フィ−ルド前のフィ−ルドナンバ−の下位ビットと
をEORゲ−ト821で比較して、異なっていればフィ
−ルド変換するフィ−ルドの直前で間引き、繰り返しが
されておらず、同じならば間引き、繰り返しがされたと
して、結果を出力端子802より出力する。トラックジ
ャンプ検出回路107も同様の回路で、フィ−ルドデ−
タの間引き、繰り返しの有無を検出する。ただし、動き
検出回路105では、フィ−ルド変換を行なおうとして
いるフィ−ルドのデ−タとそのフィ−ルドの2フィ−ル
ド前のフィ−ルドのデ−タを使用して動き検出をしてい
るため、フィ−ルド変換を行なおうとするデ−タを含む
フィ−ルドの直前で間引き、繰り返しが行なわれた場合
だけでなく、フィ−ルド変換を行なおうとするデ−タを
含むフィ−ルドのひとつ前のフィ−ルドの直前で間引
き、繰り返しが行なわれた場合も使用するデ−タを切り
換える必要が有る。従って、トラックジャンプ検出回路
107ではトラックジャンプ検出回路106の回路の出
力とその出力を1フィ−ルド遅延させたものと論理和を
取って出力する必要がある。
【0020】スイッチ131と同様に、スイッチ132
には遅延線114、122、116の出力、つまり、Y
/C分離回路108から出力される輝度信号の264H
遅延データ、526H遅延データ、527H遅延デ−タ
が入力され、トラックジャンプ検出回路106がフィ−
ルド変換を行なおうとしているデ−タを含むフィ−ルド
の直前で、フィ−ルドデ−タの間引き、繰り返しが行な
われていないと判断した場合には、このスイッチは遅延
線114の出力デ−タを選択して出力し、トラックジャ
ンプ検出回路106がフィ−ルド変換を行なおうとして
いるデ−タを含むフィ−ルドの直前で、フィ−ルドデ−
タの間引き、繰り返しが行なわれたと判断した場合で、
トラックジャンプ前では再生映像信号と出力映像信号の
フィ−ルドナンバ−の奇数偶数が一致しており、トラッ
クジャンプ後に不一致となる場合には遅延線122の出
力デ−タを、その逆の場合には遅延線116の出力デ−
タを選択して出力する。また、スイッチ133には遅延
線115と116の出力、つまり、Y/C分離回路10
8から出力される輝度信号の265H遅延データ、52
7H遅延データが入力され、トラックジャンプ検出回路
106がフィ−ルド変換を行なおうとしているデ−タを
含むフィ−ルドの直前で、フィ−ルドデ−タの間引き、
繰り返しが行なわれていないと判断した場合には、この
スイッチは遅延線115の出力デ−タを選択して出力
し、トラックジャンプ検出回路106がフィ−ルド変換
を行なおうとしているデ−タを含むフィ−ルドの直前
で、フィ−ルドデ−タの間引き、繰り返しが行なわれた
と判断した場合には、遅延線116の出力デ−タを選択
して出力する。
【0021】フィールド間変換回路104には、遅延線
111、112の出力、つまり、Y/C分離回路108
から出力される輝度信号の1H遅延データ、2H遅延デ
ータと263H遅延データ、264H遅延データ、26
5H遅延データに相当するスイッチ131、132、1
33の出力デ−タがそれぞれ図2の入力端子211、2
12、213、214、215に入力される。入力端子
213、214、215に入力されるデータは図1のス
イッチ131、132、133でフィ−ルドデ−タの間
引き、繰り返しの有無を考慮して選択されているので、
入力端子211、212のデータを含むフィ−ルドに対
してインタ−レ−スするフィ−ルドのデ−タとなる。前
記した様に、特殊再生時の各フィ−ルドの有効デ−タス
タ−トラインの変換規則を表2に示すように定めると、
再生映像信号と出力映像信号のフィ−ルドナンバ−の奇
数偶数が不一致となるフィ−ルドの場合、デ−タは本来
の位置より0.5H上にずれて現われる事になるが、図
1のトラックジャンプ検出回路106とスイッチ131
〜133でフィ−ルドデ−タの間引き、繰り返しを考慮
してデ−タを選択することにより、図2の各入力端子2
11〜215に入力されたデ−タをフィ−ルド間変換処
理する過程においては、フィ−ルドデ−タの間引き、繰
り返しを考慮せずに常に同じ処理でフィ−ルド変換処理
を行なうことができるようになる。特殊再生時の変換規
則を再生映像信号と出力映像信号のフィ−ルドナンバ−
の奇数偶数が不一致となるフィ−ルドでデ−タが0.5
H下にずれるように定めた場合も同様に処理する事がで
きる。
【0022】図2のフィ−ルド間変換回路で、入力端子
211から入力された輝度信号は係数器222と225
に、入力端子212から入力された信号は係数器22
4、227に、入力端子213から入力された信号は係
数器221に、入力端子214から入力された信号は係
数器223、226に、入力端子215から入力された
信号は係数器228に、それぞれ入力される。ここで、
各係数器の値、m、nは、前記のように2(m+n)=
1であり、このm、nの値を変えることによってフィー
ルド間変換回路のフィルタの周波数特性を変えることが
できる。この実施例では、m=5/8、n=−1/8と
しており、当然ながら、再生映像信号と出力映像信号の
フィールドナンバーの奇数偶数が一致しているときに選
択されるフィルタ、つまり、係数器221、222、2
23、224からなるフィルタの周波数特性と、不一致
のときに選択されるフィルタ、つまり、係数器225、
226、227、228からなるフィルタの周波数特性
は同じである。また、各係数器の値を変えて例えば、m
=1/2、n=0、にした場合も再生映像信号と出力映
像信号のフィールドナンバーの奇数偶数が一致している
ときに選択されるフィルタの周波数特性と不一致のとき
に選択されるフィルタの周波数特性は同じであり、さら
にこの場合は、入力端子213、215と係数器22
1、224、225、228などが不要となり、加算器
231、232もより簡単な回路にすることができるの
で、回路規模を小さくできるという利点がある。係数器
221、222、223、224の出力は加算器231
に入力され、再生映像信号と出力映像信号のフィールド
ナンバーの奇数偶数が一致しているときのフィールド変
換データを、また係数器225、226、227、22
8の出力は加算器232に入力され、再生映像信号と出
力映像信号のフィールドナンバーの奇数偶数が不一致の
時のフィールド変換データを、それぞれ作成する。
【0023】図5において、<D>は上記の図1に示す
フィ−ルド間変換回路104を用いてフィ−ルド変換を
行なった後のデ−タで、特に、フィ−ルド(a)、
(b)は再生信号と出力信号のフィールドナンバーの奇
数偶数が一致した場合のフィールド変換後のデータであ
り、例えば<D>のデータ1573は<B>のデータ5
13、514、522、523が図2の入力端子21
4、213、212、211に(入力端子215に入力
されるデ−タは使用しない)それぞれ入力されて、スイ
ッチ241がH側を選択したときに出力されるデータで
ある。また、図5<D>のフィ−ルド(d)、(e)は
再生信号と出力信号のフィールドナンバーの奇数偶数が
不一致の場合のフィールド変換後のデータであり、例え
ば<D>のデータ1593は<B>のデータ542、5
43、553、554が図2の入力端子215、21
4、212、211に(入力端子213に入力されるデ
−タは使用しない)入力されて、スイッチ241がL側
を選択した場合に出力されるデータである。また、フィ
−ルドデ−タが間引き、繰り返しされた直後の場合、例
えば、フィ−ルド(c)のデ−タが間引きされた直後
で、再生映像信号と出力映像信号のフィ−ルドナンバ−
の奇数偶数が一致している状態から不一致の状態へ変わ
った、図5<D>のフィ−ルド(d)のデ−タ1584
をフィ−ルド間変換で作る場合、図2の入力端子21
2、211には同じように図5<B>のデ−タ543、
544が入力される。一方、図2の入力端子215、2
14、213にはフィ−ルド(c)が間引きされたこと
を考慮しなければフィ−ルド(b)のデ−タ522、5
23、524が入力されるが、本来、フィ−ルド(b)
のデ−タはフィ−ルド(d)のデ−タをフィ−ルド変換
するために必要なフィ−ルドのデ−タ、つまりフィ−ル
ド(d)とインタ−レ−スするフィ−ルドのデ−タでは
ないので、図2の入力端子215、214、213には
図1のトラックジャンプ検出回路106の出力に従って
フィ−ルド(d)とインタ−レ−スするフィ−ルドであ
るフィ−ルド(a)のデ−タを選択したスイッチ13
3、132、131の出力が入力され、図2の係数器2
25〜228によりフィ−ルド変換された、加算器23
2の出力が出力端子251より出力され図1のスイッチ
135に入力される。フィ−ルドデ−タが間引きされた
直後で、再生映像信号と出力映像信号のフィ−ルドナン
バ−の奇数偶数が不一致の状態から一致の状態へ変わっ
た場合、またフィ−ルドデ−タが繰り返された場合もこ
のフィ−ルド間変換回路は同様に動作する。このフィー
ルド間変換回路により作成されたデータは再生信号と出
力信号のフィールドナンバーの奇数偶数が一致の場合で
も不一致の場合でもその周波数特性が同じであるだけで
なく、輝度エッジも図5<D>に示すとおり同じ所にな
り、フィールド変換処理による垂直エッジのガタつきを
なくすことができる。図2の加算器231、232の出
力はスイッチ241に入力され、このスイッチは、再生
映像信号と、出力映像信号のフィールドナンバーの奇数
偶数が一致している場合にはH側に接続されている加算
器の出力を選択し、不一致の場合にはL側の加算器の出
力を選択する。このスイッチ241の出力は図1のスイ
ッチ135に入力される。
【0024】また、スイッチ134には遅延線122、
123、117の出力、つまりY/C分離回路108よ
り出力された輝度信号の526H遅延デ−タ、788H
遅延デ−タ、789H遅延デ−タが入力され、トラック
ジャンプ検出回路107がフィ−ルド変換を行なおうと
しているデ−タを含むフィ−ルドの直前、あるいはフィ
−ルド変換を行なおうとしているデ−タを含むフィ−ル
ドの1つ前のフィ−ルドの直前で、フィ−ルドデ−タの
間引き、繰り返しが行なわれていないと判断した場合に
は、このスイッチは遅延線122の出力デ−タを選択し
て出力し、トラックジャンプ検出回路107がフィ−ル
ド変換を行なおうとしているデ−タを含むフィ−ルドの
直前、またはその1つ前のフィ−ルドの直前で、フィ−
ルドデ−タの間引き、繰り返しが行なわれたと判断した
場合で、トラックジャンプ前では再生映像信号と出力映
像信号のフィ−ルドナンバ−の奇数偶数が一致してお
り、トラックジャンプ後に不一致となる場合には遅延線
123の出力デ−タを、その逆の場合には遅延線117
の出力デ−タを選択して出力する。遅延線111の出力
デ−タ、つまりY/C分離回路108より出力された輝
度信号の1H遅延デ−タでフィールド変換を行おうとし
ているデータと、スイッチ134の出力デ−タ、つまり
フィールド変換を行おうとしているデータの525H遅
延デ−タ、あるいはフィ−ルドデ−タの間引き、繰り返
しを考慮に入れた場合に525H遅延に相当するデ−タ
は、動き検出回路105の入力端子である図3の入力端
子301、302にそれぞれ入力される。入力端子30
1、302より入力されたデ−タは減算器341で減算
処理を行ない、減算器341の出力はLPF351で、
図1のY/C分離回路108で完全に分離できずに輝度
信号の中に残った色信号成分がある場合はそれを除去
し、絶対値回路361でその絶対値がとられ、変換器3
71で4ビットの正の数に変換してスイッチ331に入
力される。このスイッチ331に入力されるデ−タはフ
ィ−ルド変換を行なおうとしている映像信号デ−タの動
きの大きさを表し、このスイッチの他方の入力端子に
は、約1FLD前にこのスイッチ331より出力された
デ−タを係数器321で任意の係数値をかけたデ−タ
と、スイッチ331より出力されたデ−タを遅延線31
1で遅延させたデ−タと、スイッチ331より出力され
たデ−タを遅延線311、312で遅延させ、係数器3
22で任意の係数値をかけたデ−タの3種類のデ−タか
らスイッチ332により選択された最大のデ−タと、さ
らにそのデ−タを遅延線313で1H遅延させたデ−タ
のうち大きい方のデ−タをスイッチ333で選択し、そ
の出力に係数器323で任意の係数値をかけて遅延線3
14で262H遅らせたデ−タ、つまり遅延線311、
312、313、314などに記憶されていた、フィ−
ルド変換を行なおうとしているデ−タの画面上で周辺と
なるデ−タの動きの大きさに係数器321、322、3
23などの係数値をかけてある程度減衰させたデ−タか
ら、スイッチ332、333で選ばれた最大のデ−タが
入力され、さらに変換器371の出力と比較して、より
大きい方のデ−タをフィ−ルド変換を行なおうとしてい
るデ−タの動きの大きさとして出力することにより、検
出漏れを減らし、さらに静止画処理と動画処理の切り替
わりを時間的、空間的に滑らかにして、処理の切り換え
を目立ちにくくすることができる。スイッチ331から
出力されたデ−タはその数値が大きいほどフィ−ルド変
換を行なおうとしているデ−タの周辺で動きが大きいと
いう事であり、このデ−タは出力端子303より出力さ
れ、図1のスイッチ135に入力される。
【0025】スイッチ135では動き検出回路105の
出力に従って、フィ−ルド内変換回路103の出力と、
フィ−ルド間変換回路104の出力を、例えば、k対
(1−k)の割合で加算して出力する。ここで、kは動
き検出回路105で検出された動きの大きさに応じて0
から1の間で任意の段階に変化する係数で、完全な静止
画なら0、また完全な動画なら1、その他動きの大きさ
に応じた数値をとる。このようにスイッチ135をソフ
トスイッチにすることにより、動きの程度により上記両
信号の加算比を変えることができるので、雑音などによ
る誤動作の影響を低減できる。また、この係数kを、動
き検出回路105で検出した動きが予め決めておいた任
意の数値より小さければ静止画とみなして0、大きけれ
ば動画とみなして1とする2値のみを取る係数としても
良く、この場合はスイッチ135をソフトスイッチにし
た場合よりも簡単な回路で構成することができる。
【0026】一方、Y/C分離回路108で分離された
色信号は遅延線118により1H遅延され、遅延線11
9でさらに1H遅延されたデータと共にスイッチ136
に入力されて、一方が選択される。輝度信号はフィール
ド内補間回路103、またはフィールド間補間回路10
4で補間処理されるが、この補間処理にともない遅延が
生じる。遅延線118、119はその遅延を補償するも
のである。補間処理後に出力端子102より出力される
輝度信号の遅延は、入力端子101より入力される再生
映像信号のフィールドナンバーと出力端子102より出
力される信号のフィールドナンバーの奇数偶数が一致す
る場合には、入力端子101より入力される映像信号に
対し1.25Hとなるため、色信号は遅延線118で1
Hだけ遅延した信号をスイッチ136より出力する。フ
ィールドナンバーの奇数偶数が不一致の場合には、補間
処理後の輝度信号の遅延は端子101より入力される映
像信号に対し1.75Hとなるため、色信号は遅延線1
18、119で合計2H遅延した信号をスイッチ136
より出力する。さらに、スイッチ136の出力色信号を
符号反転回路141で符号反転した色信号と、スイッチ
136の出力色信号はスイッチ137に入力され、出力
映像映像信号のフィールドナンバーに合う符号の色信号
が選択されて出力される。具体的には、例えば第1フィ
ールドから第2フィールドまたは第3フィールドに変換
される場合には符号反転回路141で符号反転された色
信号が選択され、第1フィールドから第4フィールドま
たは第1フィールドに変換される場合には符号反転され
ることなくスイッチ136の出力が選択される。前記の
色信号処理回路は簡易的なものであり、回路規模が小さ
いという利点があるが、輝度信号と色信号の遅延時間は
完全には一致しない。従って、色信号を上記のような信
号処理とせずに輝度信号と同じフィ−ルド変換処理を行
い、その後、出力映像信号のサブキャリアの連続性を満
足するように色信号反転処理の有無の制御をおこなえ
ば、輝度信号と遅延量の差を全く生じない色信号の処理
が可能となる。
【0027】加算器142では、スイッチ135から出
力されるフィ−ルド変換を終えた輝度信号と、スイッチ
137から出力されるサブキャリアの連続性を満足する
ように符号反転処理の有無を制御した色信号とを加算し
てコンポジット信号にして出力する。この結果、信号出
力端子102からは、再生映像信号として入力端子10
1にどの様な画像が入力された場合でも、動きの多い画
像ではライン間のデータを用いるフィールド内変換回路
を使用してフィールド変換を行い、動きの少ない画像で
は、複数フィールドのデータを使って輝度エッジのガタ
つきをなくした出力画像が得られるフィールド間変換回
路を使用してフィールド変換を行い、目的のフィールド
ナンバーの映像データを良好の状態で出力することがで
きる。
【0028】上記した本発明の1実施例を示す図1のフ
ィールド変換装置の性能は図1に示すY/C分離回路1
08の分離性能に依存する。図6はY/C分離回路の1
例であり、601はコンポジット信号の入力端子、60
2は分離された輝度信号Yの出力端子、603は同じく
搬送色信号Cの出力端子、611は特定の周波数帯域の
信号のみを通過させるバンドパスフィルタ(以下、BP
Fとする。)、621は1Hの遅延線、641、642
は減算器、631は振幅を1/2にする減衰回路であ
る。入力端子601から入力されたコンポジット信号は
BPF611に入力され、BPF611の出力と、その
信号を遅延線621により1H遅延させた信号とを減算
器641に入力して減算処理を行い、減衰回路631で
振幅を1/2にしてC信号を分離して、色信号出力端子
603より出力する。一方、入力端子601からの入力
コンポジット信号と減衰回路631から出力されるC信
号とを減算器642に入力して減算処理を行いY信号を
分離すして、輝度信号出力端子602より出力する。
【0029】図7は再生映像信号の波形図の1例であ
る。図7<A>は図6のY/C分離回路に入力されるコ
ンポジット信号の波形図で、711、712は色のつい
た信号、713、714は色のついていない信号であ
る。また、図7<B>、<C>はそれぞれ、図6のY/
C分離回路により分離されて出力端子602と603よ
り出力された色信号Cと輝度信号Yで、例えば、コンポ
ジット信号711は色信号721と輝度信号731に分
離される。図6に示したような固定型のY/C分離回路
を用いた場合、垂直方向に色がなくなる部分、図7<A
>の713で色信号723、輝度信号733のようなY
/C分離の誤動作をする。この様な色信号の輝度信号へ
の漏れはフィ−ルド変換処理、および動き検出処理の誤
動作につながる。そのため図6に示すY/C分離回路と
は別の、絵柄に応じて適応的に分離処理を変える適応形
のY/C分離回路、例えば、特願平2−201533号
公報に述べられているY/C分離回路を用いれば、上記
した色信号の垂直エッジ部分でも誤分離することがな
い。しかし、上記公報に記されたY/C分離回路はライ
ン遅延線を用いて構成したものであり、ライン遅延線を
用いて構成したY/C分離回路では、本質的に輝度信号
の斜め線と色信号を区別することができず、斜め線をす
べて色信号としてしまう。これを避けるためにはフレー
ムメモリを用いた3次元くし形フィルタを用いる必要が
ある。従って、図1のY/C分離回路108は、ライン
Y/C分離、フレームY/C分離などを再生映像信号の
動、静に応じて適応的に切り替える方式の、いわゆる3
次元Y/C分離回路とすることが望ましい。この場合、
フレームY/C分離を選択するか、ラインY/C分離を
選択するかを決めるために動き検出回路が必要になる
が、これはフィールド変換回路でフィールド内変換回路
とフィールド間変換回路の選択に使用している動き検出
回路と同様の回路が利用できる。また、VTRの特殊再
生時、あるフィールドが間引き、あるいは繰り返しをさ
れてフィールドナンバーの連続性が狂った場合の処理も
フィ−ルド変換回路の動き検出回路と同じである。図1
のY/C分離回路108を適応型のY/C分離回路とす
ることで、再生画像が図7<A>の様にあるラインから
急に色がなくなるような場所でも、輝度信号と色信号を
正しく分離することができ、その結果フィールド変換回
路においてもフィールド内変換回路、フィールド間変換
回路のうちから再生映像信号に適した回路を選択して、
フィールド変換を行うことができる。さらに、Y/C分
離回路108を、3次元Y/C分離回路とすることによ
り、斜め線の部分でも誤分離がなくなり、斜め線での画
質劣化を除くことができる。
【0030】次に本発明に関する他の実施例を図9に示
す。図中、図1と同一部分には同一番号を付し、詳細説
明は省略する。また、901、902は3ライン分のデ
−タを入力して、映像信号の状態に応じて処理を変え
る、第1、および第2の適応型Y/C分離回路、903
は第1の実施例と同様のフィ−ルド内変換回路、904
は第1の実施例と同様のフィ−ルド間変換回路、911
〜918はそれぞれ1Hの遅延線、921は261H
の、922、923は262Hの遅延線である。
【0031】図9の再生映像信号入力端子101から入
力された再生コンポジット信号は、遅延線911で1H
遅延された信号、および遅延線912でさらに1H遅延
された信号と共にY/C分離回路901に入力され、輝
度信号Yと色信号Cに分離される。Y/C分離回路90
1、および902は入力される映像信号に応じて処理を
変える適応型のY/C分離回路であり、例えば、図7<
A>でコンポジット信号712より上はすべて色の付い
た信号、713から下はすべて色の無い信号とすると、
コンポジット信号711より上の信号、あるいはコンポ
ジット信号713より下の信号をY/C分離するとき
は、分離しようとする信号とその上下の信号の3ライン
を使用するくし形フィルタを、コンポジット信号712
をY/C分離するときは分離しようとする信号とその上
の信号の2ラインを使用するくし形フィルタを、コンポ
ジット信号713をY/C分離するときは分離しようと
する信号とその下の信号の2ラインを使用するくし形フ
ィルタを選択してY/C分離処理を行なう事により、誤
分離をすることの無い適応型のY/C分離回路である。
Y/C分離回路901で分離された輝度信号Yと色信号
Cは遅延線915、916でそれぞれ1H遅延された輝
度信号、色信号と共にフィ−ルド内変換回路903に入
力される。
【0032】図10はこの実施例で使用するフィ−ルド
内変換回路903の1例の詳細なブロック図であり、1
001、1003は図1のY/C分離回路901で分離
された輝度信号Yと色信号Cの入力端子、1002、1
004は図1のY/C分離回路901で分離された輝度
信号Yと色信号Cを遅延線916、915でそれぞれ1
H遅延した信号の入力端子、1011、1014、10
15、1018はrの係数値を、1012、1013、
1016、1017はsの係数値を持つ係数器、102
1〜1025は加算器、1031、1032は再生映像
信号と出力映像信号のフィ−ルドナンバ−の奇数偶数が
一致するときはH側を、不一致のときはL側を選択する
スイッチ、1041は色信号の符号を反転させる符号反
転回路、1033は符号反転処理を行なった色信号と符
号反転処理を行なっていない色信号とを選択するスイッ
チ、1005は映像信号の出力端子である。図1のY/
C分離回路901で分離された輝度信号Yと色信号Cは
それぞれ入力端子1001、1003に、また図1のY
/C分離回路901で分離された輝度信号Yと色信号C
をそれぞれ遅延線916、915で遅延した輝度信号と
色信号は入力端子1002、1004に入力される。入
力端子1001より入力された信号は係数器1011と
1013に、また入力端子1002より入力された信号
は係数器1012と1014に入力され、係数器101
1と1012の出力は加算器1021で加算され、係数
器1013と1014の出力は加算器1022で加算さ
れる。スイッチ1031には加算器1021と、102
2の出力が入力され、再生映像信号と出力映像信号のフ
ィ−ルドナンバ−の奇数偶数が一致するときはH側の加
算器1021の出力を、不一致のときはL側の加算器1
022の出力を選択して出力する。ここで、各係数器の
値rとsはr+s=1の関係を持ち、この実施例ではr
=3/4、s=1/4であり、係数器1011、101
2からなるフィルタの周波数特性と、係数器1013、
1014からなるフィルタの周波数特性は同じとなるの
で、フィ−ルド単位でスイッチ1031が切り替わって
も垂直解像度の変化に伴うフリッカを生じることは無
い。
【0033】一方、色信号も入力端子1003、100
4に入力された色信号はスイッチ1032の出力までは
輝度信号と全く同じ処理を行なう。即ち、再生映像信号
と出力映像信号のフィ−ルドナンバ−の奇数偶数が一致
するときはスイッチ1032はH側の、加算器102
3、係数器1015、1016からなるフィルタの出力
を、不一致のときはL側の、加算器1024、係数器1
017、1018からなるフィルタの出力を選択して出
力する。スイッチ1032の出力は符号反転回路104
1で符号反転処理をした信号と共にスイッチ1033に
入力され、スイッチ1033からはサブキャリアの連続
性を満足するように符号反転処理の有無を制御した色信
号が出力される。加算器1025ではスイッチ1031
より出力されたフィ−ルド変換処理を行なった輝度信号
とスイッチ1033より出力されたフィ−ルド変換処理
を行なって符号反転処理の有無を制御した色信号が加算
されて出力端子1005より出力され、図9のスイッチ
135に入力される。
【0034】また、スイッチ132にはコンポジット信
号入力端子101より入力された信号を遅延線911、
912、921で遅延した信号、及びその信号をさらに
遅延線922で遅延した信号、及びその信号をさらに遅
延線913で遅延した信号の3種の信号、つまり入力端
子101より入力されたコンポジット信号の263H遅
延信号、525H遅延信号、526H遅延信号が入力さ
れ、トラックジャンプ検出回路106がフィ−ルド変換
を行なおうとしているデ−タを含むフィ−ルドの直前
で、フィ−ルドデ−タの間引き、繰り返しが行なわれて
いないと判断した場合には、このスイッチは遅延線92
1の出力信号を選択し、トラックジャンプ検出回路10
6がフィ−ルド変換を行なおうとしているデ−タを含む
フィ−ルドの直前で、フィ−ルドデ−タの間引き、繰り
返しが行なわれたと判断した場合で、トラックジャンプ
前では再生映像信号と出力映像信号のフィ−ルドナンバ
−の奇数偶数が一致しており、トラックジャンプ後に不
一致となる場合には遅延線922の出力信号を、その逆
の場合には遅延線913の出力信号を選択して出力す
る。スイッチ132より出力されたコンポジット信号は
遅延線917で1H遅延した信号と、遅延線918でさ
らに1H遅延した信号と共に、適応型Y/C分離回路9
02に入力されて輝度信号Yと色信号Cに分離され、適
応型Y/C分離回路902から出力された輝度信号Yと
色信号Cは適応型Y/C分離回路901から出力された
輝度信号Y、色信号C、および適応型Y/C分離回路9
01から出力された輝度信号Y、色信号Cを遅延線91
6、915でそれぞれ1H遅延したデ−タと共にフィ−
ルド間変換回路904に入力される。
【0035】図11は本実施例のフィ−ルド間変換回路
904のブロック図であり、1101〜1103は輝度
信号の入力端子、1104〜1106は色信号の入力端
子、1107はフィ−ルド間変換処理を行なった後の映
像信号の出力端子、1111〜1116はmの係数値を
持つ係数器、1121〜1125は加算器、1131、
1132は再生映像信号と出力映像信号のフィ−ルドナ
ンバ−の奇数偶数が一致するときはH側を、不一致のと
きはL側を選択するスイッチ、1141は色信号の符号
を反転させる符号反転回路、1133は符号反転処理を
行なった色信号と符号反転処理を行なっていない色信号
とを選択するスイッチである。入力端子1101〜11
03には図1のY/C分離回路901から出力された輝
度信号Yとその信号を遅延線916で1H遅延した信
号、Y/C分離回路902から出力された輝度信号Yが
それぞれ入力され、入力されたそれぞれの輝度信号は係
数器1111、1113、112に入力される。加算器
1121には係数器1111と1112の出力が、また
加算器1122には係数器1112と1113の出力が
入力されて加算処理を行なった後、加算器1121、1
122の出力信号はスイッチ1131に入力される。ス
イッチ1131は再生映像信号と出力映像信号のフィ−
ルドナンバ−の奇数偶数が一致するときはH側の加算器
1121の出力を、不一致のときはL側の加算器112
2の出力を選択して出力する。ここでも当然ながら、係
数器1111と1112からなるフィルタの周波数特性
と係数器1112と1113からなるフィルタの周波数
特性は同じであり、フィ−ルド単位でスイッチ1131
が切り替わっても垂直解像度の変化に伴うフリッカを生
じることは無い。
【0036】一方、入力端子1104〜1106には図
1のY/C分離回路901から出力された色信号Cとそ
の信号を遅延線915で1H遅延した信号、Y/C分離
回路902から出力された色信号Cが入力され、スイッ
チ1132の出力までは輝度信号と全く同じ処理を行な
う。即ち、再生映像信号と出力映像信号のフィ−ルドナ
ンバ−の奇数偶数が一致するときはスイッチ1132は
H側の、加算器1123、係数器1114、1115か
らなるフィルタの出力を、不一致のときはL側の、加算
器1124、係数器1115、1116からなるフィル
タの出力を選択して出力する。スイッチ1132の出力
は符号反転回路1141で符号反転処理をした信号と共
にスイッチ1133に入力され、スイッチ1133から
はサブキャリアの連続性を満足するように符号反転処理
の有無を制御した色信号が出力される。加算器1125
ではスイッチ1131より出力されたフィ−ルド変換を
行なった輝度信号と、スイッチ1133より出力された
フィ−ルド変換を行なって符号反転処理の有無を制御し
た色信号が加算されて出力端子1107より出力され、
図9のスイッチ135に入力される。入力端子110
3、1106は第1の実施例で述べているフィ−ルド間
変換回路、図2の入力端子214に相当するものであ
り、また第1の実施例で記載したフィ−ルド間変換回路
をその係数値m=1/2、n=0として係数器221、
224、225、228と入力端子213、215を除
去して、輝度信号、色信号のそれぞれの処理に用い、色
信号の処理ではさらに符号反転処理の有無を制御したも
のである。
【0037】また、スイッチ134には遅延線913の
出力信号、およびその信号を遅延線923でさらに遅延
した信号、およびその信号を遅延線914でさらに遅延
した信号の3種の信号、つまりコンポジット信号入力端
子101より入力された再生映像信号の526H遅延信
号、788H遅延信号、789H遅延信号が入力され、
トラックジャンプ検出回路107がフィ−ルド変換を行
なおうとしているデ−タを含むフィ−ルドの直前、また
はその1つ前のフィ−ルドの直前でフィ−ルドデ−タの
間引き、繰り返しが行なわれていないと判断した場合は
遅延線913の出力を、トラックジャンプ検出回路10
7がフィ−ルド変換を行なおうとしているフィ−ルドの
直前、またはその1つ前のフィ−ルドの直前でフィ−ル
ドデ−タの間引き、繰り返しが行なわれたと判断した場
合で、トラックジャンプ前では再生映像信号と出力映像
信号のフィ−ルドナンバ−の奇数偶数が一致しており、
トラックジャンプ後に不一致となる場合には遅延線92
3の出力を、その逆の場合には遅延線914の出力を選
択して出力し、スイッチ134の出力信号は動き検出回
路105に、遅延線911の出力信号と共に入力され
る。スイッチ134からの出力信号は、遅延線911の
出力、つまりフィ−ルド変換を行なおうとしている信号
から525H遅延した信号、あるいはフィ−ルドの間引
き、繰り返しを考慮して525H遅延信号に相当する信
号である。動き検出回路105では遅延線911の出力
信号とスイッチ134の出力信号が入力され、第1の実
施例と同様の回路で動き検出を行なうが、この実施例で
は動き検出回路105に入力される信号、つまり遅延線
911の出力信号、スイッチ134の出力信号はコンポ
ジット信号であり、動き検出は2フィ−ルド前後、ある
いはそれに相当する信号を使用して行なっている、つま
り再生映像信号の輝度信号のみを用いて行なっているた
め、動き検出回路105の入力端子の直後には色信号を
除去するLPFが必ず必要になる。この動き検出回路を
4フィ−ルド前後、あるいはそれに相当する信号を使用
して行なえば、このLPFは不必要となる。
【0038】スイッチ135はフィ−ルド内変換回路9
03、およびフィ−ルド間変換回路904の出力が入力
され、動き検出回路105の出力に従って一方を選択す
る、あるいは動き検出回路105の出力に従ってフィ−
ルド内変換回路903の出力とフィ−ルド間変換回路9
04の出力を任意の割合で加算して出力する、第1の実
施例で延べているものと同じスイッチで、このスイッチ
135の出力をフィ−ルド変換デ−タとして出力端子1
02より出力する。
【0039】この実施例でも、フィ−ルド変換装置の性
能は第1の実施例と同様にY/C分離回路901、90
2の分離性能に依存しており、これらのY/C分離回路
を図9の動き検出回路105と同様の動き検出回路を備
えた3次元のY/C分離回路として、フィ−ルド間で動
きのある場合はラインY/C分離を、またフィ−ルド間
で動きのない場合はフレ−ムY/C分離を選択して用い
ることで、斜め解像度の劣化無くフィ−ルド変換処理を
実現することができる。
【0040】この第2の実施例で述べたような回路構成
とすることにより、輝度信号だけでなく色信号でも垂直
方向のガタ付きを無くすことができ、かつメモリの使用
数を低減できるという利点がある。
【0041】また、第2の実施例で述べた図9中のフィ
−ルド内変換回路903、フィ−ルド間変換回路904
を図1に示す実施例にも適用することができる。この場
合にもメモリの使用数を低減することができる。
【0042】また、第1の実施例で述べた図1中のフィ
−ルド内変換回路103、フィ−ルド間変換回路104
を図1に示す実施例の回路にも適用することができ、こ
の場合には垂直の解像度低下を防止することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の装置によれば、VTRなどの特
殊再生時において、再生映像信号の動きの有無によら
ず、また再生映像信号のサブキャリアの連続性によら
ず、解像度変化がほとんどなく、かつ、静止画でも輝度
エッジにガタつきを起こす事もないので、常に良好な映
像信号を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の中のフィールド間変換回路の部分のブロ
ック図である。
【図3】図1の中の動き検出回路の部分のブロック図で
ある。
【図4】従来例のブロック図である。
【図5】フィールド内変換回路、及びフィールド間変換
回路の特性を説明するための波形図である。
【図6】入力信号に応じて処理を変えない固定型Y/C
分離回路のブロック図である。
【図7】図6のY/C分離回路による色信号の輝度信号
への漏れを説明するための波形図である。
【図8】図1の中のトラックジャンプ検出回路のブロッ
ク図である。
【図9】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図10】図9の中のフィールド内変換回路のブロック
図である。
【図11】図9の中のフィールド間変換回路のブロック
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉越 美代子 横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社 日立製作所 家電研究所内 (56)参考文献 特開 平2−132984(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビ信号の任意のフィ−ルドナンバ−の
    フィ−ルドのデ−タから同一、あるいは別のフィ−ルド
    ナンバ−のフィ−ルドのデ−タを作り出すフィ−ルド変
    換装置において、上記のフィ−ルド変換を行なおうとす
    るフィ−ルド内のデ−タのみを使用して同一、あるいは
    別のフィ−ルドナンバ−のフィ−ルドのデ−タを作り出
    すフィ−ルド内変換回路と、上記のフィ−ルド変換を行
    なおうとするフィ−ルドのデ−タを含む複数のフィ−ル
    ドのデ−タを使用して、上記同一、あるいは別のフィ−
    ルドナンバ−のデ−タを作り出すフィ−ルド間変換回路
    と、上記のフィ−ルド間変換装置に使用するデ−タを、
    上記のフィ−ルド変換を行なおうとするフィ−ルドの付
    近のフィ−ルドの連続性に応じて切り換えるスイッチ
    と、上記のフィ−ルド変換を行なおうとするデ−タの周
    辺の動きの有無を検出する動き検出回路と、上記のフィ
    −ルド内変換回路の出力と、上記のフィ−ルド間変換回
    路の出力とを入力し、上記の動き検出回路の出力に従っ
    て両信号の加算比を可変して出力するソフトスイッチ
    と、を有し、上記のソフトスイッチ回路の出力デ−タを
    変換デ−タとして出力することを特徴とするフィ−ルド
    変換装置。
  2. 【請求項2】上記のフィ−ルド間変換回路は、フィ−ル
    ド変換を行なおうとするフィ−ルド内のデ−タ(a点と
    する)をm倍する第1の係数器と、同デ−タをn倍する
    第2の係数器と、a点より1水平走査期間(以下、1H
    とする。)前のデ−タをm倍する第3の係数器と、同デ
    −タをn倍する第4の係数器と、a点より262H前、
    あるいはそれと同等のデ−タをn倍する第5の係数器
    と、a点より263H前、あるいはそれと同等のデ−タ
    をm倍する第6の係数器と、a点より264H前、ある
    いはそれと同等のデ−タをn倍する第7の係数器と、前
    記第1、4、5、6の係数器の出力を加算する第1の加
    算器と、前記第2、3、6、7の係数器の出力を加算す
    る第2の加算器と、前記第1及び第2の加算器の出力を
    与えられ、再生映像信号と出力映像信号のフィ−ルドナ
    ンバ−に従って切り換えるスイッチと、を有し、再生映
    像信号と出力映像信号のフィ−ルドナンバ−の奇数偶数
    が一致するときは第1の加算器の出力を、不一致のとき
    は第2の加算器の出力を選択する構成である請求項1に
    記載のフィ−ルド変換装置。
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