JPH047709A - 加工ヘッドの干渉防止方式 - Google Patents

加工ヘッドの干渉防止方式

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパンチプレス加工とレーザ加工を行う複合加工
機における加工ヘッドとワークホルダの干渉を防止する
加工ヘッドの干渉防止方式に関する。
〔従来の技術〕
パンチプレス機ではパンチヘッドとワークホルダの干渉
を防止するために、ワークホルダを保護するための干渉
領域を設けている。パンチヘッドはプログラム指令によ
って加工位置に位置決めされてからワークの加工を行っ
ている。テーブル上のワークはテーブルの移動によりパ
ンチヘッドとの相対的な位置関係が数値制御装置によっ
て制御されている。パンチヘッドが干渉領域に侵入しよ
うとするとパンチプレス加工を禁止し、併せてアラーム
を発生する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、近年パンチプレス機とレーザ加工機の複合型の
加工機が多くなってきた。この複合機はパンチプレス機
とレーザ加工機の長所を併用した機械で、1回の取付け
で、パンチング、リブニング、フォーミング、レーザ切
断などを自由に選択し、ワークに任意形状の穴あけ、中
抜き、輪郭切断などを行う。従って、パンチプレス加工
中のパンチヘッドとワークホルダの干渉及びレーザ加工
中のレーザヘッドとワークホルダの干渉をそれぞれ防止
することが要求される。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、パ
ンチプレス加工とレーザ加工の状態に応じてそれぞれの
加工ヘッドとワークホルダとの干渉を防止する加工ヘッ
ドの干渉防止方式を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では上記課題を解決するために、パンチプレス加
工とレーザ加工を行う複合機のパンチヘッドとワークホ
ルダの干渉及びレーザヘッドと前記ワークホルダの干渉
を防止する加工ヘッドの干渉防止方式において、前記パ
ンチヘッドと前記レーザヘッドが前記ワークホルダと水
平方向で干渉する水平方向干渉領域を設定し、前記レー
ザヘッドが前記ワークホルダと垂直方向で干渉する垂直
方向干渉領域を設定し、前記パンチヘッドが前記水平方
向干渉領域に侵入しようとすると事前にパンチプレス加
工を禁止してアラームを発生し、前記レーザヘッドが前
記垂直方向干渉領域まで降下し、なお前記水平方向干渉
領域に侵入したときアラームを発生することを特徴とす
る加工ヘッドの干渉防止方式が、提供される。
〔作用〕
複合機において、パンチプレス加工またはレーザ加工が
選択される。パンチプレス加工が選択されると、パンチ
ヘッドがワークホルダと水平方向で干渉する水平方向干
渉領域に侵入しようとしているかどうかがチエツクされ
る。パンチヘッドが水平方向干渉領域に侵入しようとす
ると事前にパンチプレス加工を禁止し、併せてアラーム
を発生する。
レーザ加工が選択されると、レーザヘッドがワークホル
ダと垂直方向で干渉する垂直方向干渉領域まで降下する
と、レーザヘッドの位置は監視される。レーザヘッドが
水平方向干渉領域に侵入したときアラームを発生する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図(a)は複合機の加工ヘッドとワークホルダとの
水平方向の位置関係の概略を示す図である。図において
、パンチヘッド11とレーザヘッド12はワーク13に
パンチング、リブニンク、フォーミング、レーザ切断な
どの加工を行う。ワーク13を保持するワークホルダ1
4a、14bはテーブル部材15aに取付けられている
。また、ワーク13のコーナにXY軸の原点0が設けら
れている。
図ではパンチへラド11とレーザヘッド12がワークホ
ルダ14a、14bと水平方向で干渉する領域が水平方
向干渉領域16a、16bである。
すなわち、ワークホルダ14a、14bがワーク13を
保持している部分が水平方向干渉領域16a、16bで
あり、図で斜線を施した2か所である。
水平方向干渉領域16a、16bは原点0からのX軸と
Y軸の数値によって定まり、数値制御装置(図示されて
いない)のメモリに格納されている。同様にパンチヘッ
ド11とレーザヘッド12の工具領域もX軸とY軸の数
値で数値制御装置のメモリに格納されている。パンチヘ
ッド11とし−ザヘッド12の工具領域は水平方向干渉
領域16a、16bと干渉する範囲である。プログラム
指令によってテーブル(図示されていない)は移動し、
パンチへラド11とレーザヘッド12はテーブル上のワ
ーク13との相対位置を数値制御装置によって制御され
ている。
パンチプレス加工モードはプログラム上のMコードによ
って選択される。パンチヘッド11が水平方向干渉領域
16a、16bに侵入するかどうかがチエツクされる。
パンチへラド11がこれらの水平方向干渉領域16a、
16bにプログラム上で位置決めされた位置として侵入
しようとすると、事前にパンチプレス加工を禁止し、併
せてアラームを発生する。
第2図(b)は複合機の加工ヘッドとワークホルダとの
垂直方向の位置関係の概略を示す図である。なお、第2
図(a)と同一符号を付したものはそれぞれ同一の要素
を示しており、説明を省略する。また、図にはテーブル
部材15aも省略しである。
図ではレーザヘッド12がワークホルダ14a、14b
と垂直方向で干渉する領域が垂直方向干渉領域17であ
る。ずなわち、ワーク13の表面からワークホルダ14
a、14bの高さhまでの領域であり、図では斜線を施
した部分である。ワーク13の表面からワークホルダ1
4a、14bの高さhは数値制御装置のメモリに格納さ
れている。
レーザ加工モードはプログラム上のMコードによって選
択される。レーザヘッド12が垂直方向干渉領域17ま
で降下するとレーザヘッド12の位置の監視が開始され
る。
続いて、レーザヘッド12が水平方向干渉領域16a、
16bに侵入したかどうかが監視される。
レーザヘッド12が水平方向干渉領域16a、16bに
侵入したときアラームを発生する。
また、レーザヘッド12が先に水平方向干渉領域16a
S 16bに侵入した後に、垂直方向干渉領域17まで
降下しようとした場合でも事前に降下を禁止し、併せて
アラームを発生する。
第1図は本発明の加工ヘッドの干渉防止方式のフローチ
ャートである。図において、Sに続く数値はステップ番
号を示す。
〔S1〕プログラム上のMコードにより、パンチプレス
加工モードとレーザ加工モードの何れかが選択される。
レーザ加工モードであればS2ヘパンチプレス加工モー
ドであればS6へ進む。
〔S2〕レーザヘツド12が垂直方向干渉領域まで降下
したかどうかがチエツクされ、降下していればS3へ、
降下していなければS5へ進む。
〔S3〕レーザヘツド12が水平方向干渉領域に侵入し
たかどうかが監視され、侵入したときはS4へ、してい
ないときはS5へ進む。
〔S4〕レーザヘツド12のアラームを発生する。
〔S5〕レーザ加工を行う。
〔S6〕パンチへラド11が水平方向干渉領域に侵入し
ようとしているかどうかがチエツクされ、侵入しようと
していればS7へ、していなければS8へ進む。
〔Sマ〕パンチヘッド11のパンチプレス加工を事前に
禁止し、併せてアラームを発生する。
〔S8〕パンチプレス加工を行う。
第3図は本発明を実施するための数値制御装置(CNC
)のハードウェアのブロフク図である。
図において、20は数値制御装置(CNC)である。プ
ロセッサ21は数値制御装置(CNC)20全体の制御
の中心とにるプロセッサであり、ハス32を介して、R
OM22に格納されたシステムプログラムを読み出し、
このシステムブロクラムに従って、数値制御装置(CN
C)20全体の制御を実行する。RAM23には一時的
な計算データ、表示データ等が格納される。RAM23
にはSRAMが使用される。CMO524には工具補正
量、パンチへラド11の工具領域、レーザヘッド12の
工具領域、パンチへラド11とレーザヘッド12の平方
向干渉領域16a、16b、レーザヘッド12の垂直方
向干渉領域17、ピッチ誤差補正量、加ニブログラム及
びパラメータ等が格納される。CMO524は、図示さ
れていないバッテリでバックアップされ、数値制御装置
(CNC)20の電源がオフされても不揮発性メモリと
なっているので、それらのデータはそのまま保持される
インタフェース25は外部機器用のインタフニスであり
、紙テープリーダ、紙テープパンチャ、紙テープリーダ
・パンチャー等の外部機器41が接続される。紙テープ
リーダからは加ニブログラムが読み込まれ、また、数値
制御装置(CNC)20内で編集された加ニブログラム
を紙テープパンチャーに出力することができる。
PMC(7’ログラマブル・マシン・コントローラ)2
6はCNC20に内蔵され、ラダー形式で作成されたシ
ーケンスプログラムで機械を制御する。すなわち、加ニ
ブログラムで指令された、M機能、S機能及びT機能に
従って、これらをシーケンスプログラムで機械側で必要
な信号に変換し、I10ユニット27から機械側に出力
する。この出力信号は機械側のマグネット等を駆動し、
油圧バルブ、空圧バルブ、電気アクチュエイタ及びパン
チヘッド11等を作動させる。また、機械側のリミット
スイッチ及び機械操作盤のスイッチ等の信号を受けて、
必要な処理をして、プロセッサ21に渡す。
グラフィック制御回路28は各軸の現在位置、アラーム
、パラメータ、画像データ等のディジタルデータを画像
信号に変換して出力する。この画像信号はCRT/MD
Iユニット35の表示装置36に送られ、表示装置36
に表示される。インタフェース29はCRT/MDIユ
ニット35内のキーボード37からのデータを受けて、
プロセッサ21に渡す。
インタフェース30は手動パルス発生器42に接続され
、手動パルス発生器42からのパルスを受ける。手動パ
ルス発生器42は機械操作盤に実装され、手動で機械稼
働部を精密に位置決めするのに使用される。
軸制御回路51〜53はプロセッサ21からの各軸の移
動指令を受けて、各軸の指令をサーボアンプ61〜63
に出力する。サーボアンプ61はZ軸制御回路51から
の移動指令を受けて、レーザヘッド12をZ軸方向に移
動させる。サーボアンプ62はX軸制御回路52からの
移動指令を受けて、テーブル15をX軸方向に移動させ
る。サーボアンプ63はY軸制御回路53からの移動指
令を受けて、テーブル15をY軸方向に移動させる。
〔発肋の効果〕
以上説明したように、本発明では複合機における加工ヘ
ッドの水平方向干渉領域と垂直方向干渉領域を設定し、
パンチヘッドが水平方向干渉領域に侵入しようとすると
事前にパンチプレス加工を禁止し、併せてアラームを発
生し、また、レーザヘッドが垂直方向干渉領域まで降下
し、水平方向干渉領域に侵入したときアラームを発生す
るようにしたので、複合機における異なる種類の加工ヘ
ッドとワークホルダとの干渉を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の加工ヘッドの干渉防止方式のフローチ
ャート、 第2図(a)は複合機の加工ヘッドとワークホルダとの
水平方向の位置関係の概略を示す図、第2図(b)は複
合機の加工ヘッドとワークホルダとの垂直方向の位置関
係の概略を示す図、第3図は本発明を実施するた狛の数
値制御装置(CNC)のハードウェアのブロック図であ
る。 14a、  14b 5a 16a、16b パンチへラド レーザへラド ワーク ワークホルダ テーブル テーブル部材 水平方向干渉領域 垂直方向干渉領域 プロセッサ OM AM MO5 1〜53 1〜63 インタフェース PMC(プログラマブル・マ シン・コントローラ) I10ユニット グラフィック制御回路 インタフェース インタフェース インタフェース ノイス 手動パルス発生器 軸制御回路 サーボアンプ レーザ発振装置 特許出願人 ファナック株式会社 代理人   弁理士  服部毅巖

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パンチプレス加工とレーザ加工を行う複合機のパ
    ンチヘッドとワークホルダの干渉及びレーザヘッドと前
    記ワークホルダの干渉を防止する加工ヘッドの干渉防止
    方式において、 前記パンチヘッドと前記レーザヘッドが前記ワークホル
    ダと水平方向で干渉する水平方向干渉領域を設定し、 前記レーザヘッドが前記ワークホルダと垂直方向で干渉
    する垂直方向干渉領域を設定し、前記パンチヘッドが前
    記水平方向干渉領域に侵入しようとすると事前にパンチ
    プレス加工を禁止してアラームを発生し、 前記レーザヘッドが前記垂直方向干渉領域まで降下し、
    なお前記水平方向干渉領域に侵入したときアラームを発
    生することを特徴とする加工ヘッドの干渉防止方式。
  2. (2)前記レーザヘッドが前記水平方向干渉領域に侵入
    し、なお前記垂直方向干渉領域まで降下しようとすると
    事前に前記垂直方向干渉領域への降下を禁止してアラー
    ムを発生することを特徴とする請求項1記載の加工ヘッ
    ドの干渉防止方式。
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