JPH0476599A - 電子楽器のパラメータ設定装置 - Google Patents

電子楽器のパラメータ設定装置

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JPH0476599A
JPH0476599A JP2190172A JP19017290A JPH0476599A JP H0476599 A JPH0476599 A JP H0476599A JP 2190172 A JP2190172 A JP 2190172A JP 19017290 A JP19017290 A JP 19017290A JP H0476599 A JPH0476599 A JP H0476599A
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子楽器が発生する楽音を制御するための各
種パラメータを設定する電子楽器のパラメータ設定装置
に関する。
〔従来の技術〕
一般に、シンセサイザ等の電子楽器が発生する楽音の音
色、音量、音高、効果等は、設定された各パラメータに
応してその制御がなされるように構成されている。そし
て各パラメータの設定に際しては、パラメータ設定装置
が用いられる。
従来のパラメータ設定装置は、楽音を制御するための各
種パラメータに関するパラメータデータ群を一組とする
プリセットデータが複数種類(複数組)記憶されたプリ
セットメモリを有し、使用者によりその複数種類のプリ
セントデータの中から特定の種類のプリセットデータが
選択されると、その選択されたプリセットデータをプリ
セットメモリから読み出してワークメモリにセットする
ように構成されている。そしてこのワークメモリにセッ
トされたプリセットデータを構成する各パラメータデー
タは楽音発生部に供給され、楽音発生部は、この供給さ
れた各データに基づいて楽音データを形成し、その楽音
データをスピーカを含む楽音発音部に送出する。
一方、この種のパラメータ設定装置には、使用者の好み
に応じてプリセットデータの内容を変更することができ
るデータ編集機能が設けられている。
この機能を用いてデータの編集を行う際には、使用者は
まずプリセットデータを選択するための操作子を操作し
て適当なプリセットデータをワークメモリ上に呼び出す
。そして操作子の操作により、変更すべきパラメータの
種類と値を指定するすると、それに応じてワークメモリ
上のプリセットデータの対応するパラメータデータが書
き換えられる。これによって使用者は、所望の音色、効
果等を有する楽音を得ることができる。
なお、上述のようにしてデータの編集が行われたワーク
メモリ上のパラメータデータ群は、必要に応じてプリセ
ットメモリにプリセットデータとして一括して格納する
ことができるように構成されている。
(発明が解決しようとする課題〕 上述の従来のパラメータ設定装置においては、上記デー
タ編集機能を用いてデータの編集が行われたパラメータ
データ群がワークメモリ上にセットされているときに、
プリセットメモリから新たなプリセットデータが選択さ
れてワークメモリ上に呼び出されると、ワークメモリの
内容がその呼び出されたプリセットデータに書き換えら
れてしまう。このため使用者は、新たなプリセットデー
タの選択を行った後に再度現在の編集データを使用した
い場合には、その編集データを一旦プリセットメモリに
格納させておく必要がある。
しかしながら、操作子の操作ミス、操作のし忘れ等によ
り誤って編集データをプリセットメモリに格納させない
まま新たなプリセットデータの選択を行ってしまったよ
うな場合には、編集データがそのプリセットデータに置
き換えられてしまうため、それ以鋒その編集データを使
用することができなくなる。このような場合には、使用
者は再度その編集データを再現するための作業を余儀な
くされ、その上、再現作業も容易ではないため大変不便
であった。
このような欠点を除去することができるものとして、特
開昭59−126595号公報に開示された装置が知ら
れている。この装置においては、ワークメモリとは別の
もう一つのパラメータデータ記憶用のバックアップメモ
リを設け、そのバックアップメモリの内容を常にワーク
メモリの内容と同一になるように書き換えることにより
、ワークメモリ上の編集データが誤って他のプリセット
データに置き換えられてしまった場合でも、そのバック
アップメモリの内容をワークメモリ上に呼び出すことに
より容易に編集データの再現を行うことができるように
構成されている。
しかしながら、この装置によれば、ワークメモリ上のプ
リセットデータの各データの変更を行う毎にバックアッ
プメモリの内容の書き換えを行う必要があるため、デー
タの変更処理に時間がかかるという問題がある。また、
設定すべきパラメータ数が増えると、各パラメータを設
定するための各々の操作子の操作に応じてバックアップ
メモリの内容を書き換えるための処理も増えるため、そ
れに応じてデータ処理装置(CPU)が実行すべき処理
の量が増加する。このため、データ処理装置(CPU)
として処理能力が高い高価なものを用いなければならな
くなり、またその実行プログラムも複雑化するという問
題がある。
一方、データの編集時には、編集データと、プリセット
メモリに記憶されている編集前の元のプリセットデータ
や他のプリセットデータとの比較を行いながら(各デー
タに基づき発音される楽音を聞き比べながら)データの
編集を行うことが良く行われる。この場合従来は、その
ときワークメモリにセントされている編集データを一旦
プリセットメモリに格納させた後、そのプリセットメモ
リから比較すべきプリセットデータをワークメモリ上に
呼び出す必要があった。そのため、ワークメモリ上の編
集データを格納させるべきプリセットメモリの記憶領域
を指定し、その記憶領域への編集データの格納を指示す
るための操作と、比較すべきプリセットデータを選択し
、ワークメモリ上に呼び出すための操作とが必要になり
、操作子の操作が煩雑となってデータの比較を迅速かつ
簡便に行うことができないという問題があった。このよ
うな問題をなくすためには、操作子の操作によりデータ
の比較が指示された場合には、ワークメモリ上にある編
集データが自動的に専用のメモリに取り込まれるように
すれば良いが、このようにすると、メモリが1つ余分に
必要になる。
そこで本発明は、データの処理量、処理時間等を増加さ
せることなく確実に編集データのバックアップを行うこ
とができると共に、編集データとプリセットデータとの
比較を迅速かつ簡便に行うことができ、かつ編集データ
のバックアップ用のメモリと上記データの比較を行う際
に編集データを取り込むメモリとを1つのメモリで兼用
させてメモリ数の節減(記憶領域のi減)を図ることが
できる電子楽器のパラメータ設定装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、楽音を制御する
ための各種パラメータを設定する電子楽器のパラメータ
設定装置において、複数の操作子と、前記各種パラメー
タに関するパラメータデータ群を一組とするプリセット
データを複数組記憶するプリセットデータ記憶手段と、
楽音発生部に供給すべきパラメータデータがセットされ
る供給データ記憶手段であって、前記楽音発生部に供給
すべきパラメータデータとして前記プリセットデータ記
憶手段に記憶された前記プリセットデータを選択的にセ
ットすることが可能でありがっセットされた前記プリセ
ットデータを構成する各パラメータデータを前記操作子
の操作に応じて変更することが可能な供給データ記憶手
段と、前記供給データ記憶手段にセットされた前記パラ
メータデータを前記楽音発生部に供給するデータ供給手
段と、前記供給データ記憶手段にセットされた前記プリ
セットデータを構成する各パラメータデータの個別的な
変更を可能にする編集モードを選択するためのモード選
択手段と、前記モード選択手段により前記編集モードが
選択された状態で前記操作子の操作が行われたとき、前
記供給データ記憶手段にセットされている前記プリセッ
トデータのうちの対応するパラメータデータを前記操作
子の操作に応じて変更するデータ変更手段と、前記編集
モードの解除時に、前記供給データ記憶手段にセットさ
れている各パラメータデータを一括して記憶するリコー
ルデータ記憶手段と、前記編集モードが選択された状態
で前記操作子の操作によりそのとき前記供給データ記憶
手段にセットされているパラメータデータと前記プリセ
ットデータ記憶手段に記憶されている何れかのプリセッ
トデータとの比較を行うための比較状態の設定が指示さ
れたとき、そのとき供給データ記憶手段にセットされて
いる各パラメータデータを一括して前記リコールデータ
記憶手段に記憶させた後、指定された前記プリセットデ
ータを前記供給データ記憶手段にセットする制御手段と
、前記操作子の操作に応じて、前記リコールデータ記憶
手段に記憶された各パラメータデータを一括して前記供
給データ記憶手段にセットするリコールデータセット手
段とを設けたものである。
また、前記編集モードの解除時に、前記比較状態の設定
がなされているか否かを判定する判定手段と、前記判定
手段により前記比較状態の設定がなされていると判定さ
れたときに、前記編集モードの解除時にリコールデータ
記憶手段への前記供給データ記憶手段にセットされてい
る各パラメータデータの記憶を行わせないようにする制
御手段とを更に設けるようにしても良い。
〔作 用〕
本発明のパラメータ設定装置を用いてデータの編集を行
う際には、まずプリセットデータ記憶手段に記憶されて
いる複数組のプリセットデータのうちから一組のプリセ
ットデータを選択して供給データ記憶手段にセットする
と共に、モード選択手段により編集モードを選択する。
そして操作子の操作を行ってプリセットデータ中の所望
のパラメータデータの変更を行う。そして編集途中ある
いは編集終了後、編集モードを解除すると、そのとき供
給データ記憶手段にセットされている編集データが一括
してリコールデータ記憶手段に自動的に記憶される。
従って、編集モードの解除後、供給データ記憶手段への
プリセットデータの新たなセット動作が行われ、供給デ
ータ記憶手段にそれまでセットされていた編集データが
そのプリセットデータにより置き換えられてしまった場
合でも、使用者は、操作子の操作によりリコールデータ
記憶手段に記憶された編集データを呼び出すことにより
、容易番二編集データを再現させることができる。
また、データの編集中に編集データとプリセットデータ
との比較を行う際には、操作子の操作により比較状態の
設定を指示すると、そのとき供給データ記憶手段にセッ
トされている各パラメータデータが一括してリコールデ
ータ記憶手段に自動的に記憶され、その後、指定された
プリセットデータが供給データ記憶手段にセットされる
。そしてこのようにして供給データ記憶手段にセットさ
れたプリセットデータに基づき発音される楽音を聞く等
して編集データとプリセットデータとの比較を終えた場
合には、操作子を操作してリコールデータ記憶手段に記
憶されている編集データを再度供給データ記憶手段上に
呼び出すことにより、データの編集作業を続行すること
ができる。
また、上記判定手段とその判定手段の判定結果に応じた
制御を行う上記制御手段とを設けた場合には、編集モー
ドの解除時にその判定手段により上記比較状態の設定が
なされていると判定されると、編集モードが解除された
場合でも、リコールデータ記憶手段への供給データ記憶
手段上のデータの記憶は行われない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は、本発明のパラメータ設定装置が実施されたシ
ンセサイザ等の電子楽器の概略構成を説明するためのブ
ロック図である。
同図において、キーボード部l、操作パネル部2、CP
U3、ROM4、RAM5及び楽音発生部6はそれぞれ
データバス、アドレスバス等のハスライン11に接続さ
れて、相互にデータの送受信が行われるように構成され
ている。
キーボード部1は、複数の鍵とその鍵の各々に対応して
設けられた鍵スィッチを含む1つ又は複数の鍵盤から成
っている。上記鍵スィッチは、押鍵、離鍵を検出すると
共に、鍵の動作スピードも検出することができるように
構成されている。
操作パネル部2には、第2図に示すように、各種の操作
子と、各種の情報を表示するためのLCDから成る表示
器50等が配置されている。
上記各種の操作子のうち、EDITスイッチ20は、後
述するプリセットデータを構成する各パラメータデータ
の変更を可能にする(プリセットデータの編集を可能に
する)編集モードと、この編集モードが解除されたとき
に設定されるモードであってプリセットデータの選択(
音色の選択)等が行われるプレイモードとの切り換えを
行うための操作子であり、このスイッチ20が押される
毎に編集モードとプレイモードとが交互に設定されるよ
うになされている。
R/Cスイッチ21は、プレイモードが設定されている
状態でこのスイッチが押されると編集データのリコール
が指示され、編集モードが設定されている状態でこのス
イッチが押されるとデータの比較状態の設定が指示され
るようになされている。編集データのリコールは、最新
の編集モードにおいて編集された最後の編集データを後
述するワークメモリ32上に再現する機能であり、デー
タの比較状態の設定は、データの編集中にそのデータの
編集前の元のプリセットデータや他のプリセットデータ
を後述するワークメモリ32上に呼び出して、その呼び
出されたデータと編集データとの比較を行うことができ
るようにする機能である。
WRITEスイッチ22は、編集済の(データの変更が
行われた)パラメータデータ群を一括して後述するプリ
セットメモリ31にプリセットデータとして記憶させる
ためのWRITEモードの設定とそのWRITEモード
の解除を指示するための操作子である。
値変更スイッチ群23は、10単位で値を増減させるた
めの+10、−10スイツチと1単位で値を増減させる
ための+1、−1スイツチの4つの操作子から構成され
ている。そしてこれらのスイッチは、プレイモード時に
はプリセットデータを指定する番号nを設定するための
操作子となり、編集モード時には各パラメータデータの
値を変更するための操作子となる。なお、上述の+1ス
イツチはrYESJの応答、−1スイツチは「NO」の
応答をするための操作子としても利用されるようになさ
れている。
スイッチ群24は、P1〜P20の20個のスイッチか
らなり、これらのスイッチは、プレイモード時には後述
するプリセットメモリ31のP1〜P20の記憶領域に
記憶された20種類のプリセットデータを選択するため
のプリセットデータ選択用の操作子として機能する。ま
た、編集モード時には、P1〜PIOスイッチは、その
各スイッチの下部に表示されたN1〜NIOの表示にし
たがって、例えば各プリセットデータが10個のパラメ
ータデータからなる場合に、そのパラメータデータ群の
中からデータ内容の変更を行うべきパラメータデータを
選択するための操作子として機能する。そして上記表示
(N1〜NIO)がなされていないFil〜F20スイ
ッチは、編集モード時に編集モードの解除を指示するた
めの操作子として機能する。
CPU3は、ROM4に格納されたプログラムに従って
上記キーボード部1の各鍵スィッチのスキャン処理及び
上記操作パネル部2の各操作子のスキャン処理を行って
キーボード部1の各鍵の操作状態(押鍵、離鍵、操作さ
れた鍵のキーナンバー、鍵の動作スピードに関するベロ
シティ等)及び操作パネル部2の各操作子の操作状態を
検出し、各鍵又は操作子の操作に応じて後述する各処理
を実行する他、次のような処理を行う。
すなわちCPU3は、操作パネル部2の各操作子の操作
に応じた処理に関する各種情報を使用者に知らせるため
に、それらの情報を表示させるための表示データを表示
器50に送出し、表示器50にそれらの情報を視覚的に
表示させる。また、キーボード部1、操作パネル部2の
各鍵及び操作子の操作に応じた楽音を発生させるために
、ROM4のデータとRAM5に格納されている鍵及び
操作子の操作に関する情報に基づいて対応するデータを
生成し、その生成データを楽音発生部6に送出する。
ROM4には、CPU3の作業プログラム、楽音波形デ
ータ、上記表示器50用の表示データ、上記プリセット
データ用のイニシャルデータ等が格納されている。
RAM5は、バッテリーバックアップされたRAM或い
は不揮発性RAMからなり、CPU3の各種処理の実行
過程において各種の情報を一時的に記憶したり、各種処
理の結果得られた情報を記憶したりする記憶領域の他、
第3図に示すような記憶領域を有する。
プリセット番号保持エリア30は、プリセントメモリ3
1のP1〜P20の記憶領域に記憶されているプリセッ
トデータを指定する番号nが保持されるエリアであり、
操作パネル部2のプリセットデータ選択用スイッチP1
〜P20が操作されてプリセットデータ(音色)の選択
がなされると、その操作されたスイッチに対応する番号
(1〜20)がこのエリア30に記憶される。
プリセットメモリ31には、ROM4から読み出された
イニシャルデータ又は使用者により作成された編集デー
タがプリセットデータとして20種類(20組)記憶さ
れるように構成されている。
このプリセットメモリ31の各記憶領域P1〜P20に
記憶される各プリセットデータは、この電子楽器が発生
する楽音の音色、音量、音高、効果、リズム等を設定、
制御するため各種パラメータに関する例えば10個のパ
ラメータデータからなるパラメータデータ群を一組とし
たものである。
ワークメモリ32は、楽音発生部6に供給すべきパラメ
ータデータ群がセットされるものであって、ここにセン
トされたパラメータデータ群によって現在発音中の楽音
の音色等が制御される。そしてそのパラメータデータ群
として上記プリセットメモリ31に記憶された各プリセ
ットデータを選択的にセットすることができるようにな
されている。また、このワークメモリ32には、編集モ
ードを選択してデータの編集を行う際に、編集の対象と
なるプリセットデータがセットされ、そのセットされた
プリセットデータを構成する各パラメータデータを、操
作パネル部2のP1〜F20スイッチ及び値変更スイッ
チ23の操作に応じて個別に変更することができるよう
に構成されている。
なお、このワークメモリ32から楽音発生部6に各パラ
メータデータを供給するに際しては、各パラメータデー
タを楽音発生部6におけるデータ処理に適したデータ形
式に変換してから供給したり、変更のあったパラメータ
データのみを供給するようにしても良い。
アドバンスメモリ33は、編集モードにおいてワークメ
モリ32上で編集を行ったパラメータデータ群を一括し
て記憶し、編集データのバックアップを図るためのもの
である。すなわちこのアドバンスメモリ33は、編集モ
ードの解除時に、そのときワークメモリ32上にある編
集データを一括して記憶し、その後ワークメモリ32上
の編集データが上記プリセットデータに置き換えられて
しまうなどして編集データが不測に消去されてしまった
ような場合に、このアドバンスメモリ33の内容をワー
クメモリ32上に呼び出すことにより容易かつ確実に編
集データの再現を行うことができるようにするためのも
のである。
また、このアドバンスメモリ33は、編集モードにおい
て操作パネル部2のスイッチ21の操作によりデータの
比較状態の設定が指示されたときに、プリセットメモリ
31から新たに選択されたプリセットデータがワークメ
モリ32上に読み出される前に、そのときワークメモリ
32上にある編集データを構成する各パラメータデータ
を一括して記憶し、編集データとプリセットデータとの
比較を可能にする。これによって使用者は、データの編
集中に他のプリセットデータをワークメモリ32上に呼
び出してそのプリセットデータに基づき発音される楽音
を聞くことにより、編集中のデータと他のプリセットデ
ータとの比較を行えるようになり、比較が終了したらア
ドバンスメモリ33の内容をワークメモリ32上に再度
呼び出すことにより、データの編集を続行することがで
きるようになる。
なお、データのバックアップのためのアドバンスメモリ
33へのワークメモリ32の内容の書き込みは、編集モ
ードの解除時にのみ行われ、編集モードの途中では、各
データの変更が行われてもその書き込みは行われない。
また、−旦編集モードが設定された場合でも、その編集
モードにおいてデータの変更が行われなかった場合には
、その編集モードの解除時にワークメモリ32の内容の
アドバンスメモリ33への書き込みは行われない。
さらに、編集モードの解除時に、編集データと他のプリ
セットデータとの上記比較状態の設定がなされている場
合にも、アドバンスメモリ33へのワークメモリ32の
内容の書き込みは行われない。
パラメータデータ番号保持エリア34は、ワークメモリ
32にセットされているパラメータデータのうちで、変
更を行うべきパラメータデータを指定する番号mが保持
されるエリアであり、操作パネル部2のスイッチP1〜
PIOが操作されて変更を行うべきパラメータデータの
選択がなされると、その操作された操作子の下部に表示
されたN1〜N10に対応する番号m(1−10)がこ
のエリア34に記憶される。
楽音発生部6は、複数の楽音発生チャンネルを備え、同
時に複数の楽音を発生可能なように構成されている。そ
してこの楽音発生部6は、CPU3から送られてくる各
鍵及び各操作子の操作状態を表すデータと、CPU3に
よりRAM5のワークメモリ32から供給される各パラ
メータデータとに基づいてディジタルデータ形式の楽音
データを形成する。なお、この楽音発生部6には、ディ
ジタルフィルタ、ディジタル効果付加回路等も含まれて
いる。
この楽音発生部6で生成された楽音データはD/A変換
器7でアナログの楽音信号に変換される。
そしてこの楽音信号は、アナログフィルタ、アナログミ
キシング等のアナログ回路からなるアナログ信号処理部
8において所定の信号処理がなされた後、増幅器9で増
幅されてスピーカ10に加えられる。
第4図は、CPU5により実行されるメイン処理の処理
手順を示すフローチャートである。
まず、この電子楽器の電源が投入されると、CPU3は
、ステップS1でイニシャル処理を行い、トーンジェネ
レータ(音源)の初期化、RAM5のクリア等を行う。
次にステップS2で、キーボード部1の全ての鍵の操作
状態を順次調べるキースキャン処理を行う。そしてステ
ップS3で、操作された鍵があることを検出すると、ス
テップS4に進んでその鍵操作に対応する処理を行う。
次に、ステップS5において、操作パネル部2の全ての
操作子の操作状態を順次調べるパネルスキャン処理を行
う。そしてステップS6で、操作された操作子があるこ
とを検出すると、ステップS7に進んでその操作子の操
作に対応する処理を行った後、ステップS8で必要に応
じて他の処理を実行し、ステップS2に戻る。
第5図〜第9図は、第4図に示L7だメイン処理におけ
るステップS7のパネル処理のサブルーチンとして実行
される処理の詳細を示したものであり、第5図は、操作
パネル部2のEDITスイッチ20が操作された場合に
CPU3により実行される処理を示したものである。
この第5図の処理においては、CPU3はまずステップ
310において、現在編集モードが設定されているか否
かの判断を行い、編集モードが設定されていなければス
テップSllに進んで編集モードを設定した後、次の処
理に移行する。また、既に編集モードが設定されている
場合には、ステップSI2以降の処理を行って編集モー
ドを解除する。ステップS12では、現在、データの比
較状態の設定がなされているか否か(編集中のデータが
アドバンスメモリ33に取り込まれ、比較対象となるプ
リセットデータがワークメモリ32上に呼び出されてい
る状態にあるか否か)の判断を行う。そして比較状態が
設定されている場合にはそのまま次の処理に移行し、比
較状態が設定されていない場合にはステップS13に進
み、編集モード中にパラメータデータの変更がなされた
か否かの判断を行う。そして現在ワークメモリ32にセ
ットされているパラメータデータ群のうちの何れのパラ
メータデータの変更もなされていないと判定した場合に
は次の処理に移行し、何れかのパラメータデータの変更
があった場合には、ステップ314に進む。
そしてステップ314で編集モードの解除に伴う編集デ
ータのバックアップのために、現在ワークメモリ32に
セットされている編集データを構成する各パラメータデ
ータを一括してアドバンスメモリ33に記憶させた後、
ステップS15に進む。ステップS15では、プリセッ
ト番号保持エリア30に保持されている番号nに対応す
るプリセットメモリ31の記憶領域からプリセットデー
タを読み出してワークメモリ32にセットし、ステップ
S16でそのセットされたプリセットデータを楽音発生
部6に送出する。これによって、スピーカ10からは、
そのプリセットデータに対応する音色、効果等を有する
楽音が発音される。
第6図は、操作パネル部2のR/Cスイッチ21が操作
された場合にCPU3により実行される処理を示したも
のである。
この処理ではまず、ステップs20で現在編集モードが
設定されているか否がの判断を行い、編集モードが設定
されていなければ、すなわちプレイモードが設定されて
いればワークメモリ32上に前回の編集モードで作成さ
れた編集データを再現(リコール)すべくステップS2
2の処理に進む。そしてステップ322でアドバンスメ
モリ33に記憶されている編集データをワークメモリ3
2上に呼び出して編集データの再現を行った後、ステッ
プ323に進んで、ワークメモリ32上に呼び出した編
集データを楽音発生部6に供給する。
一方、上記ステップS20で現在編集モードが設定され
ていると判定した場合には、ステップS21に進んで現
在データの比較状態が設定されているか否かの判断を行
い、すでに比較状態が設定されていれば比較状態の設定
を解除して、比較中アドバンスメモリ33に一旦退避さ
せられていた編集データをワークメモリ上32に呼び出
すべく上記ステップS22.23の処理に移行する。
また、上記ステップS21で、現在比較状態が設定され
ていないと判定した場合には、データの比較状態を設定
するためにステップS24に進む。
そしてステップS24で現在ワークメモリ32上にある
編集データをアドバンスメモリ33に退避させてステッ
プ325でその退避させた編集データと比較すべきプリ
セットデータをプリセットメモリ31からワークメモリ
32上に呼び出す。これによって、データの比較状態が
設定される。なお、ステップS25においてプリセット
メモリ31から呼び出されるプリセントデータは、その
ときプリセット番号保持エリア30に保持されている番
号に対応する記憶領域に記憶されているデータである。
そしてこのようにしてワークメモリ32上に呼び出され
たプリセットデータはステップS23で楽音発生部6に
供給され、これによってスピーカ10からそのプリセッ
トデータに基づく楽音が発音される。従って使用者は、
今までワークメモリ32上にあった編集データに基づい
て発音されていた楽音と、今回呼び出されたプリセット
データに基づき発音される楽音とを聞き比べることによ
り、データの比較を行うことが可能になる。
第7図は、操作パネル部2のWRITEスイッチ22が
操作された場合にCPU3によって実行される処理を示
したものである。
この処理ではまず、ステップ330で現在WRITEモ
ードが設定されているか否かの判断を行い、WRITE
モードが設定されていなければステップ531でWRI
TEモードを設定し、またすでにWRITEモードが設
定されている場合にはステップS32でWRITEモー
ドを解除して次の処理に移行する。
第8図は、操作パネル部2のプリセットデータ選択用の
スイッチ群24(PI〜F20スイッチ)が操作された
場合にCPU3によって実行される処理を示したもので
ある。
この処理ではまず、ステップS40において現在WRI
TEモードが設定されているか否かの判断を行い、WR
ITEモードが設定されていると判定した場合には、現
在ワークメモリ32上にある編集データを記憶させるべ
きプリセットメモリ31の記憶領域の番号を設定すべく
ステップS41の処理に進み、ここで、操作されたスイ
ッチP1〜P20に対応する番号nをRAM5のプリセ
ット番号保持エリア30に保持させて次の処理に移行す
る。また現在WRITEモードが設定されていないと判
定した場合にはステップS42に進み、現在編集モード
が設定されているか否かの判断を行い、編集モードが設
定されていなければ、すなわち現在プレイモードである
場合には通常のプリセットデータの選択処理を行うべく
ステップS43に進む。そしてステップS43で、今回
操作された操作子P1〜P20に対応する番号nをプリ
セット番号保持エリア30に保持させ、その保持させた
番号に基づいてステップ344でプリセットメモリ31
の上記番号に対応する記憶領域からプリセットデータを
読み出してワークメモリ32にセットし、ステップS4
5でそのワークメモリ32にセットされたプリセットデ
ータを楽音発生部6に供給した後、次の処理に移行する
一方、上記ステップS42で現在編集モードが設定され
ていると判定した場合にはステップS46に進んで、今
回操作されたスイッチがP1〜P10であるか否かの判
断を行う。そして操作されたスイッチがP1〜P10で
ある場合にはステップS47に進み、今回操作されたス
イッチの下部に表示されているN1〜NIOの表示に対
応する番号mをRAM5のパラメータデータ番号保持エ
リア34に保持させた後、次の処理に移行する。
これによって、変更を行うべきパラメータデータが指定
されたことになる。
上記ステップS46で、今回操作されたスイッチがP1
〜PIOではない、すなわち今回操作されたスイッチが
pH〜F20であった場合には、ステップ348以降の
処理を行って編集モードを解除する。すなわち、まずス
テップS48で現在データの比較状態が設定されている
か否かの判断を行い、データの比較状態が設定されてい
ると判定した場合には、編集モードの解除に当たって現
在ワークメモリ32上にあるデータをアドバンスメモリ
33に取り込むようにすると、比較状態の設定によって
そのときアドバンスメモリ33に退避させられている編
集データがそのときワークメモリ32上にあるプリセッ
トデータによって置き換えられてしまうので、この場合
にはアドバンスメモリ33へのデータの取り込みを行う
ことなくステップ351に進む。また、現在データの比
較状態が設定されていないと判定した場合には、ステッ
プS49で今回の編集モードにおいてパラメータデータ
の変更がなされたか否かの判断を行い、変更が行われて
いなければデータのバックアップを行わずに(ステップ
S50の処理を行わずに)ステップ351に進む。
一方、今回の編集モードにおいてパラメータデータの変
更が行われたと判定した場合には、編集モードの解除に
際してこの編集されたデータのバックアップを行う必要
があるので、ステップS50で現在ワークメモリ32上
にある編集データを構成する各パラメータデータをアド
バンスメモリ33に一括して記憶させた後、ステップ3
51に進んでプリセット番号保持エリア30に保持され
ている番号nにより指示されるプリセットメモリ31の
対応する記憶領域からプリセットデータを読み出してワ
ークメモリ32にセットする。そしてステップ352で
この新たにセットされたプリセットデータを楽音発生部
6に送出し、次の処理に移行する。
第9図は、操作パネル部2の値変更スイッチ23が操作
された場合にCPU3により実行される処理を示したも
のである。
この処理では、ステップ360.61で現在WRITE
モードが設定されているか否か、編集モードが設定され
ているか否かの判断を順次行い、WRITEモードも編
集モードも設定されていない、すなわち現在プレイモー
ドが設定されていることを検出した場合にはステップS
62に進んでプリセットデータ指定用の番号nの値の増
減を行う。すなわち、今回操作されたスイッチが+10
、−10、+1、−1の何れのスイッチであるかに応じ
て、そのときプリセット番号保持エリア30に記憶され
ている番号nの値を増減し、新たな番号を設定する。な
お、本実施例の場合には、選択の対象となる番号n(プ
リセットメモリ31の記憶領域の数)は、1≦n≦20
であるので、上記の値の増減の結果新たに求められた番
号が上記範囲外の番号になった場合には、1及び20を
リミットとして上記範囲外の番号が選択されないように
するか、1又は20で数値が折り返すように構成する。
上記ステップS62の処理を終えると、通常のプリセッ
トデータの選択処理を行うべくステップ367に進む。
そして上記のように新たに設定された番号nに基づいて
ステップS67でプリセットメモリ3Iの上記番号に対
応する記憶領域からプリセントデータを読み出してワー
クメモリ32にセットし、ステップ36Bでそのワーク
メモリ32にセットされたプリセットデータを楽音発生
部6に供給した後、次の処理に移行する。
一方、上記ステップS60.61による判断の結果、現
在WRITEモードが設定されていす、編集モードが設
定されていると判定した場合にはステップS63に進ん
で、現在ワークメモリ32上にあるパラメータデータ群
のうちで、そのときパラメータデータ番号保持エリア3
4に保持されてい名番号mにより指定されるパラメータ
データが表す値に対して、今回操作されたスイッチに応
じて+10.−10.+1、−1の演算を行って該当す
るパラメータデータの値を増減する。そしてステップS
64で、その値の変更がなされたパラメータデータを楽
音発生部6に送出する。
また、上記ステップS60の判断により、現在WRI 
TEモードが設定されていると判定した場合には、ステ
ップS65に進む。そしてステ・ノブS65で今回操作
されたスイッチが、+1スイ・ソチ或いは一1スイッチ
であるか否かの判断を行い、操作されたスイッチがこれ
らのスイッチ以外のスイッチ、すなわち+10スイツチ
、−10スイ・ノチである場合にはステップ366の書
き込み処理を行うことなく次の処理に移行する。また、
操作されたスイッチが+1スイッチ或いは一1スイッチ
であった場合にはステップ366に進む。そして操作さ
れたスイッチが+1スイツチである場合には書き込み処
理を行う。この書き込み処理においてCPU3は、その
ときワークメモリ32上にある編集データを、プリセッ
トメモリ31における第8図のステップS41で指定さ
れた番号nに対応する記憶領域に書き込む。これによっ
て、今回編集されたデータがプリセットデータとしてプ
リセットメモリ31に記憶される。また、操作されたス
イッチが一1スイッチであった場合には、現在設定され
ているWRITEモードを解除して次の処理に移行する
以上のように上述の実施例によれば、編集モードにおい
て作成されたワークメモリ32上の編集データが、編集
モードの解除時(第5図のステップ312〜ステツプ3
16及び第8図のステップ348〜ステツプ352参照
)に自動的にアドバンスメモリ33に記憶されるように
構成されているので(第5図のステップ514及び第8
図のステップ350参照)、編集モード解除後に新たな
プリセントデータの選択(第8図のステップS43、S
44参照)等を行ってワークメモリ32にセットされて
いる上記編集データがそのプリセントデータに不測に置
き換えられてしまった場合でも、上記アドバンスメモリ
33に記憶されているデータをワークメモリ32上に呼
び出すことにより(第6図のステップS20、S22参
照)、容易かつ確実に編集データの再現を行うことがで
きる。そして、編集データのバックアップのためのアド
バンスメモリ33へのデータの記憶は、編集モードの解
除時にのみ行われるので、ワークメモリ32にセットさ
れたプリセットデータを構成する各データの変更の度毎
にアドバンスメモリ33の内容を書き換えるようにする
場合に比べてデータの変更処理に要する時間を短縮でき
、また1、設定すべきパラメータ数が増えた場合でも、
それらに関するデータの各々の変更をアドバンスメモリ
33に記憶させるための処理を増やす必要がないので、
CPU3が実行すべき処理数を増加させる必要がなく、
CPU3が実行すべき処理数の低減化およびROM4に
格納される実行プログラムの簡素化を図ることができる
また、−旦編集モードが選択、設定された場合でも、そ
の編集モードにおいてワークメモリ32にセットされて
いるプリセットデータ(編集データ)のデータの変更が
行われなかった場合には、その編集モードの解除時に、
アドバンスメモリ33へのデータの記憶動作が行われな
いように構成されているので(第5図のステップS13
、S14及び第8図のステップ349、S50参照)、
例えば、編集モードにおいであるプリセットデータをワ
ークメモリ32上に呼び出してその編集を行っていると
きに、−旦その編集モードを解除してプレイモードにし
、再度データの編集を続行するためにR/Cスイッチ2
1を操作してワークメモリ32上に編集データを再現さ
せてから(リコールしてから)wi集モードを再度設定
すべき所をR/Cスイッチ21の操作をすることなく編
集モードを設定してしまった場合や、操作子の操作ミス
により間違えて編集モードを設定してしまったような場
合には、もとのプレイモードに戻すためにその編集モー
ドを解除する必要があるが、その解除時に、そのときワ
ークメモリ32上にあるプリセットデータによって、ア
ドバンスメモリ33に記憶されている編集データが置き
換えられてしまうのが防止される。従って、使用者が間
違いに気付いてその編集モードを解除してプレイモード
に戻した場合でも、アドバンスメモリ33の編集データ
は他のプリセットデータに置き換えられることなく保護
される。
また、編集モードが選択されているときにR/Cスイッ
チ21が操作されてワークメモリ32にセットされてい
る編集データとプリセットメモリ31に記憶されている
プリセットデータとの比較状態の設定が指示されると(
第6図参照)、そのときワークメモリ32上にある編集
データが自動的にアドバンスメモリ33に記憶された後
、指定されたプリセットデータのワークメモリ32への
呼び出°しが行われて両データの比較状態が設定される
ようになされているので(第6図のステップS24.2
5参照)、その比較状態を設定するための操作子の操作
が簡略化され、編集データとプリセットデータとの比較
を迅速かつ簡便に行うことができるようになる。その上
、この比較時に編集データを記憶させるための記憶手段
としてアドバンスメモリ33を利用するようにして、操
作子の操作のし忘れ等から編集データを保護するための
バックアップ用のメモリと上記比較時に編集データを一
時的に取り込んで比較状態を設定するためのメモリとを
1つのアドバンスメモリ33で兼用させるようにしたの
で、メモリ数の節m(記憶領域の節K)を図ることがで
きる。
また、編集データとプリセットデータとの比較状態の設
定が編集モードでのみ設定可能なように構成されている
ので(第6図のステップs2o、21.24.25参照
)、編集モードの解除時にアドバンスメモリ33に記憶
されたバックアップ用のデータが、編集モードの解除後
に行われるデータの比較によって不測に消去されてぃま
うのが防止される。
さらに、編集モードの解除時に上記データの比較状態の
設定がなされていると判定された場合には、アドバンス
メモリ33へのワークメモリ32上のデータの記憶を行
わせないように構成されているので(第5図のステップ
S12及び第8図のステップ348参照)、上記比較状
態の設定に伴ってアドバンスメモリ33に記憶された編
集データが、編集モードの解除時に、上記比較のために
ワークメモリ32上に呼び出されているプリセットデー
タによって置き換えられて消去されてしまうのが防止さ
れる。
以上本発明の一実施例につき説明したが、本発明は上述
の実施例に限定されることな(、本発明の技術的思想に
基づき各種の有効な変更が可能である。例えば、上述の
実施例では1組のプリセットデータが10個のパラメー
タデータからなっている例につき説明したが、1組のプ
リセットデータを構成するパラメータデータ数は10個
に限定されるものではなく、また、プリセットデータを
構成する各パラメータデータは、例えば楽音の音色のみ
を特徴付けるデータからなるものであっても良い。
また、上述の実施例のプリセットメモリ31は20組の
プリセットデータを記憶可能なように構成されているが
、プリセットメモリ31に記憶可能なプリセットデータ
の組数はこれに限定されるものではない。
さらに、データの比較状態の設定の指示はR/Cスイッ
チ21によって行うのではなく、編集モードにおいてプ
リセットデータの選択がなされると自動的にデータの比
較状態の設定の指示がなされるように構成しても良い。
また、本発明のパラメータ設定装置は、シンセサイザに
限らず、電子キーボード、電子ピアノ等の各種の電子楽
器のパラメータ設定装置として用いることができ、また
、電子楽器と一体に設けられたものに限らず、電子楽器
と別体に設けられたものであっても良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、編集モードにおいて作成された供給デ
ータ記憶手段上の編集データが、編集モードの解除時に
自動的にリコールデータ記憶手段に記憶されるように構
成されているので、編集モード解除後に新たなプリセッ
トデータの選択等を行って供給データ記憶手段にセット
されている上記編集データがそのプリセットデータに不
測に置き換えられてしまった場合でも、上記リコールデ
ータ記憶手段に記憶されているデータを供給データ記憶
手段上に呼び出すことにより、容易かつ確実に編集デー
タの再現を行うことができる。そして、リコールデータ
記憶手段へのデータの記憶は、編集モードの解除時にの
み行われるので、供給データ記憶手段にセットされたプ
リセットデータの各データの変更の度毎にリコールデー
タ記憶手段の内容を書き換えるようにする場合に比べて
データの変更処理の時間を短縮でき、また、設定すべき
パラメータ数が増えた場合でも、それらに関するデータ
の各々の変更をリコールデータ記憶手段に記憶させるた
めの処理を増やす必要がないので、データ処理装置が実
行すべき処理の量を増加させる必要がなく、データ処理
装置が実行すべき処理数の低減化および実行プログラム
の簡素化を図ることができる。
また、データの編集中に操作子の操作により供給データ
記憶手段にセットされている編集データとプリセットデ
ータ記憶手段に記憶されているプリセットデータとの比
較状態の設定が指示されると、そのとき供給データ記憶
手段上にある編集データが自動的にリコールデータ記憶
手段に記憶された後、指定されたブリセントデータの供
給データ記憶手段上への呼び出しが行われて両データの
比較状態が設定されるようになされているので、その比
較状態を設定するための操作子の操作が簡略化され、編
集データとプリセットデータとの比較を迅速かつ簡便に
行うことができるようになる。
その上、この比較時に編集データを記憶させるための記
憶手段としてリコールデータ記憶手段を用いるようにし
て、操作子の操作のし忘れ等から編集データを保護する
ためのバックアップ用のメモリと上記比較時に編集デー
タを一時的に取り込んで比較状態を設定するためのメモ
リとを1つのリコールデータ記憶手段で兼用させるよう
にしたので、メモリ数の節fIIi(記憶領域の節減)
を図ることができる。
さらに、編集モードの解除時に上記比較状態の設定がな
されていると判定された場合に、リコールデータ記憶手
段への供給データ記憶手段上のデータの記憶を行わせな
いように構成した場合には、上記比較状態の設定に伴っ
てリコールデータ記憶手段に記憶された編集データが、
編集モードの解除時に、上記比較のために供給データ記
憶手段上に呼び出されているプリセットデータによって
置き換えられて消去されてしまうのが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のパラメータ設定装置が実施された電子
楽器の構成例を示すブロック図、第2図は操作パネル部
の構成を説明するための図、第3図はRAMの構成を説
明するための図、第4図はCPUにより実行されるメイ
ン処理の処理手順を示すフローチャート、第5図はCP
Uにより実行されるEDITスイッチ処理の処理手順を
示すフローチャート、第6図はCPUにより実行される
R/Cスイッチ処理の処理手順を示すフローチャート、
第7図はCPUにより実行されるWRITEスイッチ処
理の処理手順を示すフローチャート、第8図はCPUに
より実行されるプリセットデータ選択スイッチ処理の処
理手順を示すフローチャート、第9図はCPUにより実
行される値変更スイッチ処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。 なお、図面に用いた符号において、 2・・・・・・操作パネル部 3・・・・・・CPU 4・・・・・・ROM 5・・・・・・RAM 6・・・・・・楽音発生部 20・・・・・・EDITスイッチ 21・・・・・・R/Cスイッチ 23・・・・・・値変更スイッチ群 24(Pi〜P20)・・・・・・プリセットデータ選
択用スイッチ 31・・・・・・プリセットメモリ 32・・・・・・ワークメモリ 33・・・・・・アドバンスメモリ(リコールデータ記
憶手段) である。 出願人 株式会社河合楽器、C製作所 代理人 弁理士 國 分 孝 悦 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)楽音を制御するための各種パラメータを設定する
    電子楽器のパラメータ設定装置において、複数の操作子
    と、 前記各種パラメータに関するパラメータデータ群を一組
    とするプリセットデータを複数組記憶するプリセットデ
    ータ記憶手段と、 楽音発生部に供給すべきパラメータデータがセットされ
    る供給データ記憶手段であって、前記楽音発生部に供給
    すべきパラメータデータとして前記プリセットデータ記
    憶手段に記憶された前記プリセットデータを選択的にセ
    ットすることが可能でありかつセットされた前記プリセ
    ットデータを構成する各パラメータデータを前記操作子
    の操作に応じて変更することが可能な供給データ記憶手
    段と、 前記供給データ記憶手段にセットされた前記パラメータ
    データを前記楽音発生部に供給するデータ供給手段と、 前記供給データ記憶手段にセットされた前記プリセット
    データを構成する各パラメータデータの個別的な変更を
    可能にする編集モードを選択するためのモード選択手段
    と、 前記モード選択手段により前記編集モードが選択された
    状態で前記操作子の操作が行われたとき、前記供給デー
    タ記憶手段にセットされている前記プリセットデータの
    うちの対応するパラメータデータを前記操作子の操作に
    応じて変更するデータ変更手段と、 前記編集モードの解除時に、前記供給データ記憶手段に
    セットされている各パラメータデータを一括して記憶す
    るリコールデータ記憶手段と、前記編集モードが選択さ
    れた状態で前記操作子の操作によりそのとき前記供給デ
    ータ記憶手段にセットされているパラメータデータと前
    記プリセットデータ記憶手段に記憶されている何れかの
    プリセットデータとの比較を行うための比較状態の設定
    が指示されたとき、そのとき供給データ記憶手段にセッ
    トされている各パラメータデータを一括して前記リコー
    ルデータ記憶手段に記憶させた後、指定された前記プリ
    セットデータを前記供給データ記憶手段にセットする制
    御手段と、前記操作子の操作に応じて、前記リコールデ
    ータ記憶手段に記憶された各パラメータデータを一括し
    て前記供給データ記憶手段にセットするリコールデータ
    セット手段とを設けたことを特徴とする電子楽器のパラ
    メータ設定装置。
  2. (2)前記編集モードの解除時に、前記比較状態の設定
    がなされているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により前記比較状態の設定がなされている
    と判定されたときに、前記編集モードの解除時にリコー
    ルデータ記憶手段への前記供給データ記憶手段にセット
    されている各パラメータデータの記憶を行わせないよう
    にする制御手段とを更に設けたことを特徴とする請求項
    1記載の電子楽器のパラメータ設定装置。
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