JPH03223795A - 電子楽器のパラメータ設定装置 - Google Patents

電子楽器のパラメータ設定装置

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JPH03223795A
JPH03223795A JP2018742A JP1874290A JPH03223795A JP H03223795 A JPH03223795 A JP H03223795A JP 2018742 A JP2018742 A JP 2018742A JP 1874290 A JP1874290 A JP 1874290A JP H03223795 A JPH03223795 A JP H03223795A
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Shinya Konishi
小西 ▲慎▼哉
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子楽器が発生する楽音を制御するための各
種パラメータを設定する電子楽器のパラメータ設定装置
に関する。
〔従来の技術〕
一般に、シンセサイザ等の電子楽器が発生する楽音の音
色、音量、音高、効果等は、設定された各パラメータに
応じてその制御がなされるように構成されている。そし
て各パラメータの設定に際しては、パラメータ設定装置
が用いられる。
従来のパラメータ設定装置は、楽音をi#J御するだめ
の各種パラメータに関するパラメータデータ群を一組と
するプリセットデータが複数種類(複数組)記憶された
プリセットメモリを有し、使用者によりその複数種類の
プリセットデータの中から特定の種類のプリセットデー
タが選択されると、その選択されたプリセットデータを
プリセットメモリから読み出してワークメモリにセット
するように構成されている。そしてこのワークメモリに
セットされたプリセットデータを構成する各パラメータ
データは楽音形成回路に供給され、楽音形成回路は、こ
の供給された各データに基づいて楽音データを形成し、
その楽音データをスピーカを含む楽音発生部に送出する
一方、この種のパラメータ設定装置には、使用者の好み
に応じてプリセットデータの内容を変更することができ
るデータ編集機能が設けられている。
この機能を用いてデータの編集を行う際には、使用者は
まずプリセットデータを選択するための操作子を操作し
て適当なプリセットデータをワークメモリ上に呼び出す
。そして操作子の操作により、変更すべきパラメータの
種類と値を指定するすると、それに応じてワークメモリ
上のプリセットデータの対応するパラメータデータが書
き換えられる。これによって使用者は、所望の音色、効
果等を有する楽音を得ることができる。
なお、上述のようにしてデータの編集が行われたワーク
メモリ上のパラメータデータ群は、必要に応じてプリセ
ットメモリにプリセットデータとして一括して格納する
ことができるように構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の従来のパラメータ設定装置においては、上記デー
タ編集機能を用いてデータの編集が行われたパラメータ
データ群がワークメモリ上にセットされているときに、
プリセットメモリから新たなプリセットデータが選択さ
れてワークメモリ上に呼び出されると、ワークメモリの
内容がその呼び出されたプリセットデータに書き換えら
れてしまう。このため使用者は、新たなプリセットデー
タの選択を行った後に再度現在の編集データを使用した
い場合には、その編集データを一旦ブリセットメモリに
格納させておく必要がある。
しかしながら、操作子の操作ミス、操作のし忘れ等によ
り誤って編集データをプリセットメモリに格納させない
まま新たなプリセットデータの選択を行ってしまったよ
うな場合には、編集データがそのプリセットデータに置
き換えられてしまうため、それ以降その編集データを使
用することができなくなる。このような場合には、使用
者は再度その編集データを再現するための作業を余儀な
くされ、その上、再現作業も容易ではないため大変不便
であった。
このような欠点を除去することができるものとして、特
開昭59−126595号公報に開示された装置が知ら
れている。この装置においては、ワークメモリとは別の
もう一つのパラメータデータ記憶用のバックアップメモ
リを設け、そのバンクアップメモリの内容を常にワーク
メモリの内容と同一になるように書き換えることにより
、ワークメモリ上の編集データが誤って他のプリセット
データに置き換えられてしまった場合でも、そのバック
アップメモリの内容をワークメモリ上に呼び出すことに
より容易に編集データの再現を行うことができるように
構成されている。
しかしながら、この装置によれば、ワークメモリ上のプ
リセットデータの各データの変更を行う毎にバンクアッ
プメモリの内容の書き換えを行う必要があるため、デー
タの変更処理に時間がかがるという問題がある。また、
設定すべきパラメータ数が増えると、各パラメータを設
定するための各々の操作子の操作に応じてバックアップ
メモリの内容を書き換えるための処理も増えるため、そ
れに応じてデータ処理装置(CPU)が実行すべき処理
の量が増加する。このため、データ処理装置(CPU)
として処理能力が高い高価なものを用いなければならな
くなり、またその実行プログラムも複雑化するという問
題がある。
そこで本発明は、容易かつ確実に編集データのバックア
ップを行うことができ、また、パラメータデータの変更
処理に要する時間を短縮することができると共に、設定
すべきパラメータ数が増えてもデータ処理装置が実行す
べき処理の量の増加を必要最小限に止めることができる
ような構成の電子楽器のパラメータ設定装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、楽音を制御する
ための各種パラメータを設定する電子楽器のパラメータ
設定装置において、複数の操作子と、前記各種パラメー
タに関するパラメータデータ群を一組とするプリセット
データを複数組記憶するプリセットデータ記憶手段と、
楽音形成回路に供給すべきパラメータデータがセットさ
れる供給データ記憶手段であって、前記楽音形成回路に
供給すべきパラメータデータとして前記プリセットデー
タ記憶手段に記憶された前記プリセットデータを選択的
にセットすることが可能でありかつセットされた前記プ
リセットデータを構成する各パラメータデータを前記操
作子の操作に応じて変更することが可能な供給データ記
憶手段と、前記供給データ記憶手段にセットされた前記
パラメータデータを前記楽音形成回路に供給するデータ
供給手段と、前記供給データ記憶手段にセットされた前
記プリセットデータを構成する各パラメータデータの個
別的な変更を可能にする編集モードを選択するためのモ
ード選択手段と、前記モード選択手段により前記編集モ
ードが選択された状態で前記操作子の操作が行われたと
き、前記供給データ記憶手段にセットされている前記プ
リセットデータのうちの対応するパラメータデータを前
記操作子の操作に応じて変更するデータ変更手段と、前
記編集モードの解除時に、前記供給データ記憶手段にセ
ットされている各パラメータデータを一括して記憶する
リコールデータ記憶手段と、前記操作子の操作に応じて
、前記リコールデータ記憶手段に記憶された各パラメー
タデータを一括して前記供給データ記憶手段にセ・7ト
する制御手段とを設けたものである。
また、前記データ変更手段による前記変更が行われたと
きに、前記変更が行われたことを示す変更情報を記憶す
る変更情報記憶手段と、前記変更情報記憶手段に前記変
更情報が記憶されているときにのみ、前記リコールデー
タ記憶手段による前記記憶を行わせる記憶制御手段とを
更に設けるようにしてもよい。
〔作 用〕
本発明のパラメータ設定装置によりデータの編集を行う
際には、まずプリセットデータ記憶手段に記憶されてい
る複数組のプリセットデータのうちから一組のプリセッ
トデータを選択して供給データ記憶手段にセットすると
共に、モード選択手段により編集モードを遺灰する。そ
して操作子の操作を行ってプリセットデータ中の所望の
パラメータデータの変更を行う。そして編集途中あるい
は編集終了後、編集モードを解除すると、そのとき供給
データ記憶手段にセットされている編集データが一括し
てリコールデータ記憶手段に自動的に記憶される。
従って、編集モードの解除後、供給データ記憶手段への
プリセントデータの新たなセント動作が行われ、供給デ
ータ記憶手段にそれまでセットされていた編集データが
そのプリセットデータにより置き換えられてしまった場
合でも、使用者は、操作子の操作によりリコールデータ
記憶手段に記憶された編集データを呼び出すことにより
、容易に編集データを再現させることができる。
また、上述の変更情報記憶手段と記憶制御手段を設けた
場合には、編集モードが選択、設定された場合でも、そ
の編集モードにおいて、供給データ記憶手段にセットさ
れているプリセットデータのデータの変更が行われなか
った場合には、その編集モードの解除時に、リコールデ
ータ記憶手段へのデータの記憶動作が行われない。
従って、編集モードにおける編集データの作成を完了し
てその編集モードを解除した後、誤って再度編集モード
を設定してしまったような場合には、もとのモードに戻
すための操作を行ってその編集モードを解除することに
なるが、この場合に、この2度目の編集モード選択時に
供給データ記憶手段に呼び出されたプリセットデータに
よって、前の1度目の編集モードにおいて作成されてリ
コールデータ記憶手段に記憶された編集データがそのプ
リセットデータにより置き換えられてしまうのを防止す
ることができる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は、本発明のパラメータ設定装置が実施されたシ
ンセサイザ等の電子楽器の概略構成を説明するためのブ
ロック図である。
同図において、鍵盤部I、操作パネル部2、CPU3、
タイマ4、プログラム/データROM5、データ/ワー
クRAM6及び楽音形成回路7はそれぞれデータバス、
アドレスバス等のパスライン8に接続されて、相互にデ
ータの送受信が行われるように構成されている。
鍵盤部1は、複数のキーが配列された鍵盤(図示せず)
及び鍵盤の各キーからの信号が入力されるインタフェー
ス(図示せず)等から構成されている。
操作パネル部2には、楽音制御用、演奏制御用の各種の
操作子と、各操作子からの信号が入力されるインタフェ
ース(図示せず)及び各種の情報を表示するための表示
器30等が配置されている。
上記各種の操作子は、データ/ワークRAM6の後述す
るプリセットメモリPM(1)〜PM(5)に記憶され
た5種類(5組)のプリセントデータの選択を行うため
の操作子PI−P5、上記プリセットデータを構成する
各パラメータデータの変更を行う編集モードを選択する
ための(上記プリセットデータの編集を可能にする編集
可能状態を設定するための)操作子21、変更を行うべ
きパラメータデータを選択するための操作子22、パラ
メータデータの変更を行うための数値増減用操作子23
、編集済の(データの変更が行われた)パラメータデー
タ群を一括して後述するプリセットメモリPM(1)〜
PM (5)の何れかにプリセントデータとして記憶さ
せるための操作子24、最新の編集モードにおいて編集
された最後の編集データを再現させるためのリコール用
操作子25及び編集データを消去するためのクリア操作
子26等を含んでいる。
CPU3は、上記鍵盤部1の各キーのスキャン処理及び
上記操作パネル部2の各操作子のスキャン処理を行い、
鍵盤部1の各キー又は操作パネル部2の各操作子の操作
に応じて、プログラム/データROM5に格納されたプ
ログラムに従って楽音発生のための各種処理を実行する
タイマ4は、各種要求信号及びタイミング信号を各部に
供給する。
プログラム/データROM5には、CPU3の作業プロ
グラム、楽音波形データ、上記表示器30用の表示デー
タ、上記プリセットデータ用のイニシャルデータ等が格
納されている。
データ/ワークRAM6は、バッテリーバックアップさ
れたRAM或いは不揮発性RAMからなり、その記憶領
域は第2図に示すように構成されている。すなわち、プ
リセットメモリPM(1)〜PM(5)には、プログラ
ム/データROM5から読み出されたイニシャルデータ
又は使用者により作成された編集データがプリセットデ
ータとして5種類(5組)記憶されるように構成されて
いる。各プリセットメモリPM(1)〜PM(5)に記
憶される各プリセットデータは、この電子楽器が発生す
る楽音の音色、音量、音高、効果、リズム等を設定、制
御するため各種パラメータに関するパラメータデータ群
を一組としたものである。
ワークメモリWMは、楽音形成回路7に供給すべきパラ
メータデータ群がセットされるものであって、ここにセ
ットされたパラメータデータ群によって現在発音中の楽
音が制御される。そしてそのパラメータデータ群として
上記各プリセットメモリPM(1)〜PM(5)に記憶
された各プリセットデータを選択的にセットすることが
できるようになされている。また、このワークメモリW
Mには、編集モードを選択してデータの編集を行う際に
、編集の対象となるプリセントデータがセットされ、そ
のセットされたプリセットデータを構成する各パラメー
タデータを操作パネル部2の操作子22.23の操作に
応じて個別に変更することができるように構成されてい
る。
リコールデータメモリRMは、編集モードにおいてワー
クメモリWM上で編集を行ったパラメータデータ群を一
括して記憶し、編集データのバックアップを図るための
ものである。すなわちこのリコールデータメモリRMは
、編集モードの解除時に、そのときワークメモリWM上
にある編集データを一括して記憶し、その後ワークメモ
リWM上の編集データが上記プリセットデータに置き換
えられてしまうなどして編集データが不測に消去されて
しまったような場合に、このリコールデータメモリRM
の内容をワークメモリWM上に呼ヒ出すことにより容易
かつ確実に編集データの再現を行うことができるように
するためのものである。
なお、このリコールデータメモリRMへのワークメモリ
WMの内容の書き込みは、編集モードの解除時にのみ行
われ、編集モードの途中では、各データの変更が行われ
てもその書き込みは行われない。また、−旦編集モード
が設定された場合でも、その編集モードにおいてデータ
の変更が行われなかった場合には、その編集モードの解
除時にワークメモリWMの内容の書き込みは行われない
このデータ/ワークRAM6には、その他に各種のレジ
スタが設けられている。すなわち、キーワークレジスタ
KEYは、上記鍵盤部1の各キーの操作状態を検出する
のに必要な情報を記憶するためのものである。また、パ
ネルワークレジスタPNLは、操作パネル部2の各操作
子の操作状態を検出するのに必要な情報を記憶するため
のものである。表示データレジスタLSAVは、必要に
応して操作パネル部2の表示器30の表示内容を表わす
データを記憶する。ステータスレジスタ5TRGは、各
種要求信号を示すステータス情報を記憶するためのもの
である。プリセットナンバーレジスタPNOは、操作パ
ネル部2の操作子P1〜P5の操作により選択されたブ
リセントメモリPM(1)〜PM(5)の番号(1〜5
)を記憶するためのものである。SETフラグレジスタ
5FLGは、編集モードが選択、設定されたときにSE
Tフラグが立てられるレジスタである。変更フラグレジ
スタCFLGは、編集モードにおいてワークメモリWM
にセットされているパラメータデータの変更が行われた
ときに変更フラグが立てられるレジスタである。
楽音形成回路7は、CPU3による上述のキースキャン
処理、操作子のスキャン処理により得られる各キー及び
各操作子の操作状態を表すデータと、CPU3によりデ
ータ/ワークRAM6のワークメモリWMから供給され
る各パラメータデータとに基づいて楽音データを形成す
る。この楽音形成回路7で形成された楽音データはD/
A変換器9でアナログの楽音信号に変換される。そして
この楽音信号は増幅器10で増幅された後、スピーカ1
1に加えられることにより楽音が発生される。
第3図は、CPU3により実行されるメイン処理の処理
手順を示すフローチャートである。
まず、この電子楽器の電源が投入されると、CPU3は
、ステップS1で第4A図又は第4B図に示すイニシャ
ル処理を行う。
次にステップS2で、鍵盤部1の全てのキーの操作状態
を順次調べるキースキャン処理を行う。
そしてステップS3で、操作されたキーがあることを検
出すると、ステップS4に進んでその操作されたキーに
対応するキー情報の楽音形成回路7への送出等を行うキ
ー処理を行う。
次に、ステップS5において、操作パネル部2の全ての
操作子の操作状態を順次調べるパネルスキャン処理を行
う。そしてステップS6で、操作された操作子があるこ
とを検出すると、ステップS7に進んでその操作された
操作子に対応する処理を行った後、ステップS8で必要
に応じて他のメイン処理を実行し、ステップS2に戻る
第4A図、第4B図は、第3図のメイン処理におけるイ
ニシャル処理(ステップSt)のサブルーチンを示した
ものであり、第4A図はリコール用操作子25を操作す
ることなく電子楽器の電源を投入した場合に実行される
イニシャル処理を示したものであり、第4B図は、リコ
ール用操作子25を操作しながら電子楽器の電源を投入
した場合に実行されるイニシャル処理を示したものであ
る。
第4A図に示すイニシャル処理においては、まず電子楽
器の電源が投入されると、CPU3は、図示しないトー
ンジェネレータ(音源)の初期化(ステップS1)、デ
ータ/ワークRAM6のキーワークレジスタKEY及び
パネルワークレジスタPNLのクリア(ステップS2、
ステップS3)を順次行った後、ステップS4に進んで
データのバックアップを行っても良いか否かの判断を行
う。
このステップS4の判断は、各部の誤動作等があった場
合には、ワークメモリWM上の各データがつぶれていた
り、各データの内容が狂ってしまっている可能性がある
ので、その場合にはワークメモリWM上にある各データ
のバックアップを行わないようにするために行うもので
ある。従って、このステップS4のおいてデータのバッ
クアップを行うべきでないと判定した場合には、ワーク
メモリWMの内容の初期化を行うべく、ステップS6に
おいてプリセットメモリPM(1)のプリセットデータ
をワークメモリWM上に読み出し、そのプリセントデー
タによってワークメモリWM上のデータを置き換えた後
、ステップS7においてそのワークメモリWM上にセッ
トされたプリセットデータをリコールデータメモリRM
に記憶させ、第3図のメイン処理にリターンする。
一方、上記ステップS4においてデータのバックアップ
を行っても良いと判定した場合には、ステップS5に進
んでクリア操作子26のON操作がなされたか否かの判
断を行う。そしてクリア操作子26のON操作がなされ
たと判定した場合には、ワークメモリWM上にある編集
データをクリアすべく上述のステップS6、S7に進む
。また、ステップS5においてクリア操作子26のON
操作がなされていないと判定した場合には、ワークメモ
リWM上の編集データのバックアップを行うべくステッ
プS8に進む。
ステップS8では、編集モードが設定されたときにSE
Tフラグレジスタ5FLGに立てられる後述のSETフ
ラグが立っているか否かの判断を行う。そしてこのフラ
グが立っていない場合には、電子楽器の前回の使用時に
編集された編集データのバックアップ(リコールデータ
メモリRMへの記憶)が完了しているかワークメモリW
M上に編集データがセットされていないということであ
るので、編集データのバックアップを行う必要がなく、
従ってこの場合には直ちに第3図のメイン処理にリター
ンする。
また、このフラグが立っていることを検出した場合には
、ワークメモリWM上にある前回の使用時に編集された
編集データのバックアップを行うべくステップS9に進
んでワークメモリWM上にある編集データ(パラメータ
データ群)を−括してリコールメモリRMに記憶させる
。なおこのとき、ワークメモリWM上には依然としてそ
の編集データがセットされたままになっている。そして
ステップS10において上述のSETフラグをクリアし
た後、第3図のメイン処理にリターンする。
このイニシャル処理において、このステップS8、S9
の処理を行う必要があるのは、後述のようにこの実施例
においては、編集モードの解除時にのみワークメモリW
Mの内容をリコールデータメモリRMに記憶させるよう
に構成しているので、例えば、前回の使用時に編集モー
ドを選択してデータの編集を行っていた場合に、編集モ
ードを解除することなく電源を切ってしまったような場
合には、未だその編集データはリコールデータメモIJ
RMに記憶されていないことになる。従って、今回の使
用開始に際してその編集データをリコールデータメモリ
RMに記憶させるようにして、前回の使用時に作成され
た編集データのバックアップを図るようにしたものであ
る。
次に、リコール用操作子25のON操作を行った状態で
電子楽器の電源を投入した場合に実行されるイニシャル
処理を第4B図に基づき説明する。
この処理が第4A図のイニシャル処理と異なるのは、ス
テップS8〜SlOの処理であり、他の処理(ステップ
31〜57)は第4A図の各処理(ステップ51〜37
)と同一である。
このイニシャル処理においては、CPU3は、ステップ
S5でクリア操作子26のON操作がないことを検出す
ると、次にステップS8でリコール用操作子25のON
操作の検出を行う。そしてこのリコール用操作子25の
ON操作を検出すると、ステップS9に進み、ワークメ
モリWM上にある編集データをリコールデータメモリR
Mに記憶させる。ここでリコールデータメモリRMにワ
ークメモリWM上の編集データを記憶させる理由は、上
述の第4A図のステップS9の説明で述べたのと同様な
理由による。
そしてCPU3は、ステップ510においてプリセット
メモリPM(1)のプリセットデータを読み出してワー
クメモリWM上の編集データをその読み出したプリセッ
トデータで置き換えた後、第3図のメイン処理にリター
ンスル。
このステップS10の処理と、第4A図のステップSI
Oの処理を比較すると明らかなように、リコール用操作
子25のON操作を行った状態で電子楽器の電源を投入
した場合には、イニシャル処理において、ワークメモリ
WMの内容がプリセットメモリPM(1)の内容に置き
換えられて後続の処理が実行されるようになされている
が、リコール用操作子25のON操作を行うことなく電
子楽器の電源を投入した場合には、電源投入時にワーク
メモリWM上にある編集データがそのままワークメモリ
WMにセットされた状態で後続の処理が実行されるよう
になされている。
従って使用者は、前回の使用時に編集した編集データを
そのまま用いて楽音の制御を行わせたい場合には、リコ
ール用操作子25のON操作を行うことなく電子楽器の
電源を投入し、また、プリセットデータを用いて楽音の
制御を行わせたい場合には、リコール用操作子25のO
N操作を行いながら電子楽器の電源を投入すれば良い。
なお、この何れの場合にも、イニシャル処理の実行後、
リコール用操作子25を操作すればいつでもワークメモ
リWM上に前回の編集モードで作成された編集データを
リコールデータメモリRMから呼び出してその再現を行
うことができる。
第5図は、第3図に示したメイン処理におけるステップ
S7のパネル処理のサブルーチンを示したものである。
この処理においては、CPU3はまずステップSlにお
いて、操作があった操作子の操作がON操作(イベント
)であるか否かの判断を行い、ON操作でないと判定し
た場合にはそのまま第3図のメイン処理にリターンし、
ON操作であると判定した場合には、次にそのON操作
された操作子の種類の検出に移る。そしてON操作され
た操作子がリコール用操作子25であることを検出した
場合(ステップ32)には、ステップS3でSETフラ
グレジスタ5FLCにSETフラグを立てた後(SET
フラグを“1”にセットした後)、ステップS4でリコ
ールデータメモリRMに記憶されている編集データを一
括してワークメモリWM上に読み出してそのときワーク
メモリWM上にセットされているパラメータデータ群と
置き換え、ワークメモリWM上に編集データを再現させ
る。
なお、このワークメモリWM上に再現された編集データ
は、CPU3により楽音形成回路7に供給され、その編
集データを構成する各パラメータデータによって現在発
音中の楽音の音色等が制御される。また、このリコール
用操作子25のON操作がなされたときには、自動的に
編集モードが設定されるので(ステップS3参照)、編
集データの再現後引き続きその編集データの編集を行う
ことが可能である。
一方、ON操作された操作子が、編集モード選択用の操
作子21であることを検出した場合(ステップS5)に
は、ステップS6に進んでSETフラグレジスタ5FL
Gに編集モードが選択、設定されたことを示すSETフ
ラグを立てた後、メイン処理にリターンする。なお、操
作子21のON操作によって編集モードが選択、設定さ
れると、操作子P1〜P5の操作により選択されてワー
クメモリWM上にセットされたプリセットデータ又は前
回の編集モード選択時に編集された編集データであって
現在ワークメモリWM上にセットされている編集データ
を構成する各パラメータデータの個別的な変更を行って
編集データを作成することが可能となる。
また、編集モードの選択、設定時に、変更を行うべきパ
ラメータデータを選択するための操作子22のON操作
が行われたことを検出した場合(ステップS7)には、
ステップS8に進んで、現在ワークメモリWMにセット
されているパラメータデータ群(プリセットデータ又は
編集データ)を構成する各パラメータデータのうちの上
記操作子22の操作により選択されたパラメータデータ
を、数値増減用操作子23の操作により指定された内容
を有するデータに変更するためのパラメータデータ変更
処理を行う。そしてステップS9において、変更フラグ
レジスタCFLGにパラメータデータの変更が行われた
ことを示す変更フラグを立てた後(変更フラグをII 
I IIにセットした後)、メイン処理にリターンする
さらに、ON操作された操作子が編集モードを解除する
だめの図示しない編集モードOFF用スイッチ(編集モ
ードを解除可能な操作子)であることを検出しくステッ
プ5lo)、その後ステップSll、ステップS12で
SETフラグ及び変更フラグが立てられていること(両
フラグが°“l゛にセントされていること)を検出する
と、これは今まで編集モードが設定されており、その編
集モードにおいてパラメータデータの変更がおこなわれ
たことを意味するので、その場合にはステップS13で
現在ワークメモリWMにセットされている編集データを
構成する各パラメータデータを一括してリコールデータ
メモリRMに記憶させる。そしてステップS14でSE
TフラグをO゛′にクリアして編集モードを解除した後
ステップS15に進む。
なお、上記ステップS12で変更フラグが立っていない
ことを検出した場合には、これはその編集モードにおい
てデータの変更が行われなかったことを意味するので、
ワークメモリWMの内容のリコールデータメモリRMへ
の記憶を行わせることなく、ステップS14でSETフ
ラグを“0′”シこクリアしたのちステップ315に進
む。
そしてステップS15では、プリセットデータ選択用の
操作子PI−P5が操作されたか否かの判断を行い、そ
の何れかの操作子が操作されたと判断した場合には、プ
リセットナンバーレジスタPNOに記憶されているその
操作された操作子を示す番号情報に基づいてその番号の
プリセントメモリPM (PNO)からプリセットデー
タを読み出してワークメモリWMにセットする(ステッ
プ316)。これによって、それまでワークメモリWM
上に保持されていた編集データがその読み出されたプリ
セットデータに置き換えられてその編集データが消えて
しまうため、上述のステップS13における処理が必要
になる。
なお、このようにしてワークメモリWM上にセ・ントさ
れたプリセットデータを構成する各パラメータデータは
、CPU3によって楽音形成回路7に供給され、その供
給データに基づいて現在発音中の楽音が制御される。ま
た、このプリセットデータの選択を行う前に、ワークメ
モリWM上の編集データをブリセントメモリPM(1)
〜PM(5)の何れかにプリセットデータとして記憶さ
せるための繰作子24を操作すれば、編集データのバッ
クアップを行うことができるが、この操作は忘れられる
ことが多いので、上述のステップS13における処理が
、編集データの不測な消去から編集データを守るために
必要となる。
一方、上述のステップS2、S5、S7及びS10にお
いて、いずれの操作子も操作されていないと判断した場
合、或いはステップS15においてプリセットデータ選
択用の操作子P1〜P5が操作されていないと判断した
場合には、ステップ317でその他のパネル処理を行っ
た後、第3図のメイン処理にリターンする。
以上のように上述の実施例によれば、編集モードにおい
て作成されたワークメモリWM上の編集データが、編集
モードの解除時(第5図のステップS13参照)に自動
的にリコールデータメモリRMに記憶されるように構成
されているので(第5図のステップS13参照)、編集
モード解除後に新たなプリセットデータの選択(第5図
のステップS15.316参照)等を行ってワークメモ
リWMにセットされている上記編集データがそのプリセ
ットデータに不測に置き換えられてしまった場合でも、
上記リコールデータメモリRMに記憶されているデータ
をワークメモリWM上に呼び出すことにより(第5図の
ステップ82〜S4参照)、容易かつ確実に編集データ
の再現を行うことができる。そして、リコールデータメ
モリRMへのデータの記憶は、編集モードの解除時にの
み行われるので、ワークメモリWMにセットされたプリ
セットデータを構成する各データの変更の度毎にリコー
ルデータメモリRMの内容を書き換えるようにする場合
に比べてデータの変更処理に要する時間を短縮でき、ま
た、設定すべきパラメータ数が増えた場合でも、それら
に関するデータの各々の変更をリコールデータメモリR
Mに記憶させるための処理を増やす必要がないので、C
PU3が実行すべき処理数を増加させる必要がなく、C
PU3が実行すべき処理数の低減化およびプログラム/
データROM5に格納される実行プログラムの簡素化を
図ることができる。
また、−旦編集モードが選択、設定された場合でも、そ
の編集モードにおいてワークメモリWMにセットされて
いるプリセットデータ(編集データ)のデータの変更が
行われなかった場合には、その編集モードの解除時に、
リコールデータメモリRMへのデータの記憶動作が行わ
れないように構成されているので(第5図のステップS
12.13.14参照)、例えば、編集モードにおいで
あるプリセットデータをワークメモリWM上に呼び出し
てその編集を行っているときに、別のプリセットデータ
を呼び出してそのプリセットデータに基づいて制御され
て発生される楽音を聞くために、−旦その編集モードを
解除してその別のプリセットデータをワークメモリWM
上に呼び出した後、再度もとの編集データの呼び出しを
行うためにリコール用操作子25を操作すべきところ、
誤って編集モード選択用の繰作子21の操作を行ってし
まったような場合には、もとのモードに戻すためにその
編集モードを解除する必要があるが、その解除時に上記
の別のプリセットデータによって、リコールデータメモ
リRMに記憶されている編集データが置き換えられてし
まうのが防止される。
従って使用者は、間違いに気付いた後その編集モードを
解除して操作子の操作をやり直すことにより、編集デー
タを再びワークメモリWM上に呼び出すことができる。
なお、上述の実施例では編集モードの解除時にのみリコ
ールデータメモリRMへの編集データの記憶動作を行う
ように構成したため、編集モードにおいであるプリセン
トデータの編集を行っている際に、別のプリセットデー
タを誤ってワークメモリWM上に呼び出してしまったよ
うな場合には、その編集途中の編集データのリコールデ
ータメモリRMによるバックアップがなされないことに
なるが、これを防止するために上述の実施例では、編集
モードの解除後でなければ別のプリセットデータのワー
クメモリWM上への呼び出しができないように構成され
ている(第5図のステップs11〜16参照)。
以上本発明の一実施例につき説明したが、本発明は上述
の実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に
基づき各種の有効な変更が可能である。例えば、上述の
実施例では1つのパラメータデータ変更用の操作子22
により、変更を行うべきパラメータデータの選択を行う
例につき説明したが、各パラメータを設定するための対
応する操作子が各々設けられている場合には、その各々
の操作子の操作により対応するパラメータデータを変更
するように構成してもよい。
また、本発明のパラメータ設定装置は、シンセサイザに
限らず、電子キーボード、電子ピアノ等の各種の電子楽
器のパラメータ設定装置として用いることができ、また
、電子楽器と一体に設けられたものに限らず、電子楽器
と別体に設けられたものであっでも良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、編集モードにおいて作成された供給デ
ータ記憶手段上の編集データが、編集モードの解除時に
自動的にリコールデータ記憶手段に記憶されるように構
成されているので、編集モード解除後に新たなプリセッ
トデータの選択等を行って供給データ記憶手段にセット
されている上記編集データがそのプリセットデータに不
測に置き換えられてしまった場合でも、上記リコールデ
ータ記憶手段に記憶されているデータを供給データ記憶
手段上に呼び出すことにより、容易かつ確実に編集デー
タの再現を行うことができる。そして、リコールデータ
記憶手段へのデータの記憶は、編集モードの解除時にの
み行われるので、供給データ記憶手段にセットされたプ
リセットデータの各データの変更の度毎にリコールデー
タ記憶手段の内容を書き換えるようにする場合に比べて
データの変更処理の時間を短縮でき、また、設定すべき
パラメータ数が増えた場合でも、それらに関するデータ
の各々の変更をリコールデータ記憶手段に記憶させるた
めの処理を増やす必要がないので、データ処理装置が実
行すべき処理の量を増加させる必要がなく、データ処理
装置が実行すべき処理数の低減化および実行プログラム
の簡素化を図ることができる。
また、変更情報記憶手段と記憶制御手段を設けて、編集
モードが選択、設定された場合でもその編集モードにお
いて供給データ記憶手段にセットされているプリセット
データのデータの変更が行われなかった場合には、その
編集モードの解除時に、リコールデータ記憶手段へのデ
ータの記憶動作が行われないように構成した場合には、
誤って編集モードを選択してしまったときに、もとのモ
ートに戻すための操作を行ってその編集モードを解除し
た場合でも、その編集モード選択時に供給データ記憶手
段に呼び出されたプリセットデータによってリコールデ
ータ記憶手段に記憶されている編集データが置き換えら
れてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のパラメータ設定装置が実施された電子
楽器の構成例を示すブロック図、第2図はワークメモリ
の構成を説明するための説明図、第3図はCPUにより
実行されるメイン処理の処理手順を示すフローチャート
、第4A図、第4B図はCPUにより実行されるイニシ
ャル処理の処理手順を示すフローチャート、第5図はC
PUにより実行されるパネル処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。 なお、図面に用いた符号において、 2・・・・・・操作パネル部 3・・・・・・cpu (データ供給手段、データ変更
手段、制御手段、記憶制御手段) 5・・・・・・プログラム/データROM6・・・・・
・データ/ワークRAM 7・・・・・・楽音形成回路 PM(1)〜PM (5) ・・−・・・プリセットメモリ (プリセットデータ記
憶手段) WM・・・・・・ワークメモリ(供給データ記憶手段) RM・・・・・・リコールデータメモリ (リコールデ
ータ記憶手段) PL−P5.21〜26 ・・・・・・繰作子(モード選択手段)CFLG・・・
・・・変更フラグレジスタ情報記憶手段) (変更 である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)楽音を制御するための各種パラメータを設定する
    電子楽器のパラメータ設定装置において、複数の操作子
    と、 前記各種パラメータに関するパラメータデータ群を一組
    とするプリセットデータを複数組記憶するプリセットデ
    ータ記憶手段と、 楽音形成回路に供給すべきパラメータデータがセットさ
    れる供給データ記憶手段であって、前記楽音形成回路に
    供給すべきパラメータデータとして前記プリセットデー
    タ記憶手段に記憶された前記プリセットデータを選択的
    にセットすることが可能でありかつセットされた前記プ
    リセットデータを構成する各パラメータデータを前記操
    作子の操作に応じて変更することが可能な供給データ記
    憶手段と、 前記供給データ記憶手段にセットされた前記パラメータ
    データを前記楽音形成回路に供給するデータ供給手段と
    、 前記供給データ記憶手段にセットされた前記プリセット
    データを構成する各パラメータデータの個別的な変更を
    可能にする編集モードを選択するためのモード選択手段
    と、 前記モード選択手段により前記編集モードが選択された
    状態で前記操作子の操作が行われたとき、前記供給デー
    タ記憶手段にセットされている前記プリセットデータの
    うちの対応するパラメータデータを前記操作子の操作に
    応じて変更するデータ変更手段と、 前記編集モードの解除時に、前記供給データ記憶手段に
    セットされている各パラメータデータを一括して記憶す
    るリコールデータ記憶手段と、前記操作子の操作に応じ
    て、前記リコールデータ記憶手段に記憶された各パラメ
    ータデータを一括して前記供給データ記憶手段にセット
    する制御手段とを設けたことを特徴とする電子楽器のパ
    ラメータ設定装置。
  2. (2)前記データ変更手段による前記変更が行われたと
    きに、前記変更が行われたことを示す変更情報を記憶す
    る変更情報記憶手段と、 前記変更情報記憶手段に前記変更情報が記憶されている
    ときにのみ、前記リコールデータ記憶手段による前記記
    憶を行わせる記憶制御手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の電子楽器のパラメータ設定装置。
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