JP3666344B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、動作条件の設定状態をバックアップする方法を改良した電子楽器などの電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子楽器等の電子機器においては、「パネル設定」と呼ばれる設定操作により機器動作条件を設定した場合、設定された動作条件を実行するために、設定変更の度に、内部では設定変更の保持を行うと共に、同時に、当該電子機器について設定した各種設定情報を保存するようにしていた。このような設定情報の保持や保存のためには、例えば、システム内のDRAM(Dynamic Random Access Memory)に設定情報を記憶すると共に、「SRAM(Static Random Access Memory )+電源」により設定情報のバックアップを行なっていた。これは、DRAMのみに設定情報を記録保持するだけでは、電子機器が作動中に設定されたことは電源が切られたときに全てクリアされてしまい、電源投入時にはまた最初から設定を新たにやり直さなければならなくなるためである。
【0003】
このような方式をとった場合、SRAMという記憶素子の特性上、ランダムに任意の書き込み及び読み出しが可能であることから、常に最後の書き込みを保存しておくことが可能であった。しかしながら、SRAM自体は、少々コストが高く、また、電源を必要とすることから更に電子機器のコスト高を招いていた。また、設定変更の度に同時に自動的にメモリの書換え記録を行うものでは、メモリの書換えのために時間をとることが多々あり、予期しない待ち時間のためにユーザがいらいらすることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような不都合に鑑み、機器の動作条件を簡単に設定することができ、設定された機器設定情報を安価な情報保存手段を用いて確実に保存・再現することができ、しかも、保存動作にタイムラグを感じないようにした電子機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、設定された複数の動作条件に基づいて動作する電子機器において、設定されるべき動作条件を表わす機器設定情報を入力する入力手段と、2つの記憶ブロックを有する電源の非供給時にも記憶内容の維持が可能なバックアップメモリと、機器設定情報が入力される度に、入力された機器設定情報を、順次、バックアップメモリの両記憶ブロックに追加的に記憶させる順次記憶手段と、特定のタイミングにおいて、バックアップメモリに記憶された機器設定情報に基づき、複数の動作条件を表わす最新の機器設定情報を生成する設定情報処理手段であって、特定のタイミングにおいて、バックアップメモリの一方の記憶ブロックに記憶された機器設定情報を動作条件毎に整理して読出すことにより複数の動作条件を表わす最新の機器設定情報を生成する手順と、バックアップメモリの他方の記憶ブロックの記憶内容を消去し、最新の機器設定情報を他方の記憶ブロックに記憶させる手順と、一方の記憶ブロックの記憶内容を消去し、最新の機器設定情報を一方の記憶ブロックに記憶させる手順とを順次実行するものとを具備する電子機器が提供される(請求項1)。
【0006】
この発明による電子機器は、電子楽器であり、設定情報処理手段は、電源のオフ操作又はオン操作時或いは外部からの指示がある時に、バックアップメモリに記憶された機器設定情報を整理することにより、最新の機器設定情報を生成するように構成することができる(請求項2)。
【0011】
〔作用〕
この発明では、フラッシュメモリ(flash memory。「フラッシュROM」ともいう。)のように、電源の非供給時にも記憶の維持が可能なバックアップメモリを使って、機器の動作条件の設定状態をバックアップする。この場合、機器設定情報を入力する手段には、パネルの設定操作子等の操作により機器の動作条件を設定するようなものの外に、記憶装置から読み出した動作条件設定情報を用いたり、外部に接続した機器からの操作や情報により設定するものが含まれる。このような設定入力手段により、動作条件の設定入力が行われると、この設定入力により変更された動作条件を含む新たな動作条件が設定される。
【0012】
ここで、この発明の主たる特徴によると、フラッシュメモリのような電源の非供給時にも記憶の維持が可能なバックアップメモリを使って動作条件設定状態をバックアップするに際して、2つの記憶ブロックを有するバックアップメモリを用い、機器設定情報が入力される度に、入力された機器設定情報を、順次、バックアップメモリの2つの記憶ブロック(の順次記憶領域)に、履歴データとして追加的に記憶(追記)しておき、電源投入時や電源のオフ操作や再オン操作時といった特定タイミングで、バックアップメモリに順次記憶された機器設定情報の何れかから最終(最新)の機器設定状態(実態データ)を再現するように構成している。
【0013】
セーブ指示を入力するためのパネルの動作指示操作子(セットスイッチ)等が操作されないまま電源がオフされたときは、その時点のバックアップがされることがないので、再度電源を投入した時には、機器の設定状態は、前回セットスイッチ等を押した時点での設定に戻ってしまう。また、セットスイッチ等を押したとき、ユーザはバックアップメモリへの書き込みが完了するまで機器の操作を行なうことができないので、余儀なく設定及び思考を中断させられてしまい、設定操作がやりにくいということになる。
【0014】
そこで、この発明では、上述した構成により、同一の動作条件を順次バックアップメモリの2つの記憶ブロックに比較的高速で追記していくので、ユーザに待ち時間を感じさせないだけでなく、電源投入時のような特定タイミングにおいて、何れかの記憶ブロックから読み出したデータから、最新の動作条件設定状態を確実に再現することができる。
【0015】
さらに、特定のタイミングにおける機器設定状態の再現に当っては、バックアップメモリの一方の記憶ブロックに記憶された機器設定情報を動作条件毎に整理して読出すことにより複数の動作条件を表わす最新の機器設定情報(実態データ)を生成する手順と、バックアップメモリの他方の記憶ブロックの記憶内容を消去し、生成された最新の機器設定情報(実態データ)を他方の記憶ブロックに記憶させる手順と、一方の記憶ブロックの記憶内容を消去し、当該最新の機器設定情報(実態データ)を一方の記憶ブロックに記憶させる手順とを順次実行して、最新の同一機器設定情報(実態データ)をバックアップメモリの両記憶ブロックに記憶させるように構成している。
【0016】
従って、バックアップメモリは、両記憶ブロック共に、特定のタイミングで、整理された最新の機器設定情報(実態データ)に書き換えられて記憶量が低減されることになり、次に機器設定情報が随時入力されていっても、入力された機器設定情報は、バックアップメモリ内の両記憶ブロックにおいて、最新機器設定情報(実態データ)の記憶領域に続く順次記憶領域に余裕をもって、履歴データとして追記していくことができる。
【0017】
また、同一の機器設定情報がバックアップメモリの2つの記憶ブロックに記憶されるように構成しているので、一方の記憶ブロックについて記憶内容を消去し最新の機器設定情報を書き込んでいる処理の途中で電源がオフされてしまった場合に、この記憶ブロックの情報が使えなくなってしまっても、もう片方の記憶ブロックには最新の機器設定情報(或いは最新の機器設定情報を生成可能な情報)が保存されているので、この情報を利用することが可能となり、書換え中に電源が供給されなくなってしまったときにも、機器設定情報が完全に消去されてしまうことを防ぎ、書換え時の電源オフによるデータの損害を最小限に押さえることができる。
【0018】
従って、電源のオフ操作又はオン操作や、最新の機器設定情報をセーブする旨の指示等に応じて、同一の最新機器設定情報をバックアップメモリの2つの記憶ブロックに記憶させることにより、ユーザの意図する任意の時期に同一の最新機器設定情報を確実に保存しておくことができる。
【0019】
この発明の電子機器としては、特に、電子楽器に適用するのが好適である(請求項2)。電子楽器においては、実演奏の外、演奏データの編集や自動演奏等、種々に設定されるモードの下で、パネル設定と呼ばれる多種多様な機器の動作条件について所要の設定をしなければならない。この発明(請求項2)によると、このような電子楽器での設定に当って、ユーザは、機器設定情報の保存について格別の考慮を払うことなく簡単に所望の操作を行うことができる。さらに、バックアップメモリに記憶された機器設定情報から最新の機器設定情報を生成するのは、電子楽器電源のオフ操作又はオン操作時或いは外部から指示を与えた時とする構成にしているので、ユーザには、予期しない待ち時間を感じさせない。
【0020】
なお、順次記憶手段により機器設定情報が入力される度に、入力された各機器設定情報(履歴データ)に続いて書込み完了情報をバックアップメモリに書き込むようにすれば、履歴データの1つ毎に書込み完了データを書きこむことにより、履歴データ書き込み時に電源がオフした場合におけるデータの損害を最小限に押さえることができる。
【0021】
また、バックアップメモリをフラッシュメモリで構成すれば、ランダムな読出しは可能であるが、書込みがランダムにできずシーケンシャルとなり、書換えを記憶ブロックのクリア後順番に書き込んでいかなければならないというフラッシュメモリの特性にも拘わらず、追記は高速に行うことが可能となり、記録保持のための電源が不要となって、SRAMより安価であるというフラッシュメモリの特長を十分に活かすことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例について詳述する。なお、以下の実施例では、電子機器として電子楽器が用いられ、そのパネル設定について説明されるが、これは単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0024】
〔ハードウエア構成〕
図1には、この発明の一実施例による電子楽器システムのハードウエア構成のブロック図が示されている。この例では、電子楽器システムは、中央処理装置(CPU)1、読出専用メモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3、バックアップメモリ4、外部記憶装置5、設定操作子装置6、演奏操作子装置7、表示装置8、音源9、ディジタル信号処理装置(DSP)10、サウンドシステム11、インターフェイス12等を備え、これらの装置1〜12は、バス13を介して互いに接続されている。
【0025】
システム全体を制御するCPU1は、所定のプログラムに従って、電子楽器としての演奏情報処理を行うとともに、この発明による初期化処理やパネル設定処理を遂行する。ROM2には、このシステムを制御するための所定の制御プログラムが記憶されており、これらの制御プログラムには、基本的な演奏情報処理プログラムの外、この発明による初期化プログラムやパネル設定プログラム等が含まれる。RAM3は、一般的に使用されているDRAM等で構成された記憶部であり、システムの電源がオンの時に有効となり、電子楽器の設定や動作の処理のために、制御プログラムや電子楽器の設定状態や演奏等に関する各種データを保持するのに使用される記憶領域である。
【0026】
バックアップメモリ4は、電子機器について初期の設定状態から変更された機能設定状態(機器設定情報)を記憶するためのメモリであり、電子楽器本体の電源を落しても、記憶した情報を保持し残しておく機能を有し、例えば、フラッシュメモリで構成される。このフラッシュメモリは、周知のように、電気的に消去(書換え)が可能なROMであって、記憶されたデータは電源を切っても消えないのでバックアップ電源が不要であり、DRAMに比べて安価である。フラッシュメモリは、また、ランダムに読出しを行うことができるが、ブロック(バンク)単位で消去/書込みが可能でシーケンシャルにデータを書き込まれなければならないという特性がある。
【0027】
この実施例では、バックアップメモリ4には、機器設定情報をバックアップするために、少なくとも2つの記憶ブロック(バンク)が用いられる(各記憶ブロックは、それぞれ、バックアップメモリ部A及びバックアップメモリ部Bと呼ぶものとする。)。各バックアップメモリ部A,Bは、機器の動作条件(動作パラメータ)の設定操作に応じて、設定内容の変更情報を順次記憶することができ、これらの順次変更情報から成る履歴データを含む機器設定情報を二重記憶するための記憶ブロックである。各バックアップメモリ部A,Bに記憶された機器設定情報は、特定のタイミングで、或いは、所定の操作に応じて、最新の設定状態を表わす機器設定情報に書き換えることができる。
【0028】
外部記憶装置5は、ハードディスクドライブ(HDD)、フロッピィディスクドライブ(FDD)、CD−ROMドライブ等から成り、演奏情報(楽曲データ)や、設定操作子装置6により設定された電子楽器の機能設定情報(以下、「機器設定情報」という。)の読出しまたは読書き可能な記憶装置である。
【0029】
パネル操作子装置6は、電子楽器の操作パネル上或いは他の箇所に設けられたスイッチやつまみ類の操作子を備えパネル操作情報入力部である。これらのパネル操作子には、再生、早送りやセーブ等の動作指示を行う動作指示操作子等の外に、この電子楽器システムに対して音色や効果等の各種機能の設定(パネル設定と呼ばれる)を行うための「設定操作子」が含まれる。従って、この設定操作子を操作することにより、各種機能の設定状態を表わす機器設定情報を任意に変更してシステムに入力することができる。また、動作指示操作子には、設定操作子により入力されてきた現状の機器設定情報を確定し、最新の設定状態のセーブを指示するための「セットスイッチ」と呼ばれる設定確定用操作子が含まれる。
【0030】
演奏操作子装置7は、鍵盤等の演奏用操作子の操作により演奏操作情報を入力するための演奏操作情報入力部である。表示装置8は、機器の設定情報や演奏上の各種情報を表示するための表示器や各種インジケータを備えた表示部である。表示器には液晶ディスプレイ等が用いられ、ディスプレイやインジケータは、操作パネル上のパネル操作子に並置することができる。
【0031】
音源9及びDSP10は、演奏情報処理により得られる演奏データを所望の音情報に変換及び加工し、サウンドシステム11を介してアナログ信号にし増幅してスピーカにて放音させる。また、入/出力インターフェイス12には別の外部機器14が接続可能であり、インターフェイス12を介して、この電子楽器システムと外部機器14との間で楽音データ(MIDI等)や機器設定情報等の送受信を行なうことができる。
【0032】
〔バックアップメモリでのデータ整理〕
この発明による一実施例では、設定操作子による機器動作条件の設定操作に応じて、機器の動作条件が設定変更されると共に、バックアップメモリの少なくとも2つの記憶ブロック(バンク)には、最新の機器設定情報に加えて、その後設定変更された内容を表わす変更分(差分、変化分)情報が順次追加的に記憶(追記)される。このように、何度も追記されることによって、バックアップメモリには、新たに記憶し得る容量が徐々に減ってくる。そこで、電源の立下げ又は立上げ時や、設定確定用操作子の操作時等に、各記憶ブロックは、クリアして新たな最新機器設定情報(ミラー)を再度書き込み直し、記憶内容がデータ量の少ない最新機器設定情報に書き換えられる。図2は、この発明の一実施例による電子機器のバックアップメモリにおける最新の機器設定情報の再現態様を説明するための図である。
【0033】
この発明の一実施例による電子機器システムにおける動作を図2を用いて端的に説明すると、機器の動作条件を表わす機器設定情報を保存するのに、フラッシュメモリのような電源の非供給時にも記憶内容の維持が可能なバックアップメモリ4が使用され、バックアップメモリ4は、独立して消去・書込みが可能な記憶ブロック(前述のように、「バックアップメモリ部」と呼ぶ。)を少なくとも2つ備えている。いま、図2(左側)において、2つの記憶ブロック(バックアップメモリ部)A,Bには、工場出荷時に初期設定されていた状態から前回の機器使用までに変更された機器設定情報を既に整理した機器設定情報SD0が、実態データとして、既に記憶されているものとする。
【0034】
ここで、パネル操作子4内の設定操作子等の操作により機器の動作条件の設定入力を行うと、バックアップメモリ部A,B内の実態データSD0の記憶領域に続く順次記憶領域に、この設定入力毎に、設定変更された設定情報SD1,SD2,SD3,…が、履歴データとして、順次、追記される(図2左)。バックアップメモリ部A,Bに記憶された機器設定情報(図2左)は、電源立上げなどの特定のタイミングで、或いは、セーブ指示等に応じて、整理され、新たな実態データSD0(図2右)に書き換えられる。以下に、その詳細を説明しよう。
【0035】
バックアップメモリ4は、図示のように、複数の記憶ブロック(バンク)A,B,C,D,…を有し、システムの電源を立ち上げた後では、左側に示すように、バックアップメモリ部A,Bには、設定設定項目a〜nについて既に整理された機器設定情報SD0が記憶されており、この機器設定情報SD0は、その後機器の動作条件を設定変更しない間は、この電子楽器システムの設定変更可能な動作条件について実態的な設定データ(実態データ)を提供する。
【0036】
パネル操作子6内の設定操作子を操作して或る動作条件について設定値の変更(例えば、設定項目b→設定項目b1)を行うと、機器の動作条件が設定変更されるとともに、各バックアップメモリ部A,Bに、設定変更された内容を表わす変更分情報(例えば、設定項目b1)SD1が比較的高速で追加的に記憶(追記)される。このような追記は、図2の左側に変更分情報(例えば、設定項目d1,b2,…)SD2,SD3,…で示すように、設定操作子の設定操作毎にシーケンシャルに行われ、しかも、各バックアップメモリ部A,Bに対して順次(例えば、A→Bの順で)同じ情報が追記される。
【0037】
この追記処理に当っては、各バックアップメモリ部A,Bに対して履歴データとして追記されていく各変更分情報SD1,SD2,SD3,…には、書込み完了データ(FE)が含まれる。各変更分情報は、例えば、4バイト構成とし、第1バイトに音色、効果等のパラメータ情報(設定項目情報)が、第2及び第3バイトに設定値データが、そして、第4バイトに書込み完了データ(FE)が割り当てられる。
【0038】
このように、履歴データSD1,SD2,SD3,…の1つ毎に、書込み完了データ(FE)を書き込むようにすると、例えば、変更分情報SD3を書き込んでいる最中に電源がオフしてしまった場合には、書込み完了データ(FE)を検出することにより、書込み完了データ(FE)が書き込まれた最後の変更分情報SD2までは、完全なデータであることを確認することができるので、履歴データの損害を最小限に押さえることができる。例えば、完全なデータではないと確認された場合は、それ以前にある同種パラメータに関する変更分情報情報を最新データとする。或いは、他方のバックアップメモリ部の対応する箇所を確認してそれが正常であると認識されれば、そのデータを使用することとしてもよい。
【0039】
なお、第3及び第4の記憶ブロック(バックアップメモリ部)C,Dは、バックアップメモリ部A,Bへの変更分情報の記憶量が増大して容量不足となった場合に、変更分情報を記憶するために補足的に使用される。
【0040】
次に、電源の立上げ(又は立下げ)を行った時や、パネル操作子6内のセットスイッチを操作子の操作した時等には、各バックアップメモリ部A,B(場合によっては、更にバックアップメモリ部C,D)に記憶されている元の機器設定情報(実態データ)SD0及び変更分情報SD1,SD2,SD3,…(履歴データ)を整理した最新の機器設定情報(実態データ)SD0が新たに生成され、各バックアップメモリ部A,Bは、逐次的に(例えば、A→Bの順で)、図2の右側に示すように、新たな最新の機器設定情報(実態データ)SD0に書き換えられる。なお、図3〜図5を用いて説明する以下の実施例では、この書換えが電源の立上げ時に自動的に行われる。
【0041】
ここで、各バックアップメモリ部A,Bを、逐次的に(順次)、同一の情報を記憶する理由について説明すると、例えば、一方のバックアップメモリ部Aにおいて、図2の左側の記憶内容を消去して最新の機器設定情報を書き込む書換え処理(このような書換え処理は、比較的低速であり、フラッシュメモリの場合、数百ms〜数秒程度の処理時間を要する。)の途中で、電源がオフされてしまうと、バックアップメモリ部Aの情報は利用不能になってしまうおそれがある。しかしながら、このような場合、他方のバックアップメモリ部Bには、(例えば、B→Aの順で書き換えている場合には)図示右下側の最新の機器設定情報(実態データ)SD0が既に再現されており、或いは、(例えば、A→Bの順で書き換えている場合には)図示右下側の最新機器設定情報(実態データ)SD0に再現可能な図示左下側の情報SD0,SD1,SD2,…が未だ保存されているので、この情報を利用することにより、機器の動作条件を設定し、或いは、新たに最新の機器設定情報(実態データ)SD0を再現させることができる。
【0042】
〔メイン処理〕
図3は、この発明の一実施例による電子楽器のメイン処理を表わすフローチャートである。電子楽器の電源を投入することによりこの処理フローがスタートすると、ステップR1でシステムの初期化が行われ、電源を入れてから演奏が可能となるまでの機器の設定が、自動的に行なわれる。例えば、制御プログラムを読み込み、また、機器設定情報をバックアップメモリ4から読み出してこの電子楽器システムに設定する。ここで設定される機器設定情報は、各種ユーザが設定変更した内容、つまり、電源を落したときの電子楽器の設定状態を表わす。
【0043】
次のステップR2では、パネル操作子6の操作に応じたモードやパラメータ等の機能設定や動作指示に基づく処理を実行するパネル設定処理が行われ、パネル操作子6から操作入力があった際に、具体的にフローが動くようになっている。パネル操作子6中の設定操作子の操作入力によって電子楽器の各種機能の設定変更を行うことができる。このステップR2での「設定」には、楽曲演奏データの各種編集(エディット)作業における種々の設定が含まれる。
【0044】
続くステップR3では、実演奏時には、演奏操作子7から演奏操作入力があったかどうかを検知したり、或いは、自動演奏時等には、外部記憶装置5から読み出した演奏情報(楽曲データを自動演奏する)や、外部機器から送信されてきた演奏情報(MIDI等)を検知する。
【0045】
この後、ステップR4では、ステップR3で検知した入力情報を基にして楽音情報処理を行い音信号として発音させる処理が行われる。つまり、楽音情報処理による楽音データで音源9を駆動し、DSP10を通して音信号に加工し、そして、これをサウンドシステム11により増幅して出力する。そして、ステップR2〜S4での処理が繰り返し実行される。
【0046】
〔初期化処理〕
図4には、図3のステップR1における初期化処理ルーチンの一例が示されている。この初期化ルーチンの第1ステップS1では、ROM2から各種制御プログラムを読み込んでこれを実行し、先ず、初期設定のプログラムによりこの電子楽器システムを動作可能な状態まで機器を設定する。なお、機器の各種動作条件設定のパラメータについては、工場出荷時に初期設定された初期パラメータ値を用いる。
【0047】
次のステップS2においては、バックアップメモリ(フラッシュメモリ)4を調べ、2つのバックアップメモリ部A,Bのどちらが適正であるかを判定する。この判定には、メモリ部A,Bの追記順序〔パネル設定ルーチンR2(図5)のステップT4にて詳述〕の理由から、一方のメモリ部、例えば、バックアツプメモリ部Aを優先するが、バックアップメモリの書換え中に電源がオフされたりしてバックアップメモリ部Aに異常をきたすというような事態を考慮する。このため、ステップS2では、例えば、バックアツプメモリ部Aについて、記録されているデータが壊れていることはなく、また、バックアップメモリ部Bより記録が少ないことはないかをみて、メモリ部の適正を判定する。
【0048】
ステップS2での判定の結果、バックアップメモリ部Aが正常である(YES)と判断すると、ステップS3〜S7の処理に進んで、バックアップメモリ部Aを使用して設定変更を行う(ステップS3)。この場合.バックアップメモリ部Aが正常であるということが分っているから、バックアップメモリ部Bから先に書き直しを行なう(ステップS4,S5)。そうではなく、バックアップメモリ部Aに異常があることが分った場合(NO)は、ステップS8〜S12の処理に進んで、バックアップメモリ部Bの記録内容に基づく設定処理を行なう。
【0049】
ステップS3においては、バックアップメモリ部Aに記録された履歴を古いものから読み出し、設定を変更する。バックアップメモリ4のバックアップメモリ部A,Bには、それぞれ、機器設定情報として、前回の最新機器設定情報(実態データ)SD0に加えて、機能設定の変更を記録した変更分の機器設定情報(履歴データ)SD1,SD2,SD3,…が既に格納されている(図2左)。そこで、ステップS3に進んだ場合は、バックアップメモリ部Aから、実態データ及び機器設定の変更を記録した履歴データを順次読み出し、この電子楽器システムの機能設定にフィードバックしていく。このようにして、履歴データを古い設定項目から順に一つ一つ設定し、最終的に、変更した過去の最新設定状態を再現させる。なお、機器を新規に購入した時点では、ステップS1で述べたパラメータ値が設定されているため、特に、ここの処理では、変更はされない。また、読み出すデータについては、前述したように、正常なもののみ設定変更をしていき、異常と見られるデータについては設定変更を行なわない。
【0050】
次いで、ステップS4では、他方のバックアップメモリ部Bの記憶内容を消去し、ステップS5では、このバックアップメモリ部Bに、RAM(DRAM)3に記憶されている現設定状態を記録する。つまり、ステップS3で設定項目を順次更新することにより最新データとして整理され再現された最終状態がバックアップメモリ4に記録される。これは、逆にいえば、バックアップメモリ部Aは、次のバックアップに備えて消去(次のステップS6)が必要なので、バックアップメモリ部Bに現在のRAM3の設定実態がコピーされるということである。
【0051】
続いて、ステップS6ではバックアップメモリ部A自身の記憶内容を消去し、ステップS7において、バックアップメモリ部Aに、ステップS5におけるバックアップメモリ部Bと同様に、RAM(DRAM)3の現設定状態を最新の実態データSD0(図2右)として記録してリターンする。
【0052】
これに対して、ステップS2からステップS8〜S12の処理に進んだ場合は、ステップS3〜S7においてバックアップメモリ部A,Bに対して実行された各処理と同様の処理が、それぞれ、バックアップメモリ部B,Aに対して実行される。
【0053】
つまり、ステップS8では、ステップS3と同様に、バックアップメモリ部Bに記録された実態データSD0及び履歴データSD1,SD2,SD3,…(図2左)を古いものから順次読み出して設定を変更し、ステップS9では、ステップS4と同様に、他方のバックアップメモリ部Aの記憶内容を消去し、ステップS10では、ステップS5と同様に、バックアップメモリ部Aに、RAM(DRAM)3に記憶されている現設定状態を記録する。次いで、ステップS11では、ステップS6と同様に、バックアップメモリ部B自身の記憶内容を消去し、ステップS12において、ステップS7と同様に、バックアップメモリ部BにRAM(DRAM)3の現設定状態を最新の実態データSD0(図2右)として記録した上リターンする。
【0054】
〔パネル設定処理〕
図5には、図3のステップR2におけるパネル設定処理ルーチンの一例が示されている。このパネル設定ルーチンの第1ステップT1では、パネル操作子装置6のパネル操作子の操作等によりパネル操作等による入力(各種機能設定入力やその他の入力)に変化があったかをチェックし、変化があればステップT2の処理にいき、そうでなければリターンする。ステップT2では、さらに、ステップT1での入力の内容がシステムの各種機能(動作条件)の設定に関する入力であるか否かを判断し、機能設定の場合はステップT3,T4の処理へ行き、そうでない場合にはステップT5に進む。
【0055】
ステップT3では、この電子楽器システムに対して機能設定を実行し、変更設定に対応するRAM(DRAM)3の記憶箇所のデータを書き換える。続くステップT4では、変更した内容、つまり、変更設定した変更分(差分)機器設定情報を、順次、バックアップメモリ4内の2つのバックアップメモリ部A,Bに逐次的に、追記することにより、機器の機能設定が変更された際のバックアップを行う。このバックアップ(変更分機器設定情報の追記)は.通常、逐次的に行われ、例えば、先ず、バックアップメモリ部Aに書き込み、そして、バックアップメモリ部Bに書き込むというような手順になる(なお、コンピュータのような常用の逐次情報処理ではなく、同時処理が可能な技術下であれば、同時に行なってもよい)。
【0056】
ここで、各メモリ部A,Bに対して例示の順(A→B)でデータの書込みが行われるとすれば、バックアップ中に電源断が生じる可能性を考慮すると、バックアップメモリ部Aには、バックアップメモリ部Bと同じ記録データのところまで書込みが進んでいるか、または、少なくともバックアップメモリ部Bの記録データ以上の書込みが完了していることになる。従って、初期化ルーチンR1のステップS2では、これに応じて、バックアップメモリ部Aを判定基準とし、通常であれば、メモリ部Aの記録内容が電源再投入時の初期設定とされる。
【0057】
なお、バックアップメモリ部A,Bの容量が残りわずかの場合には、別の記憶ブロックとして用意されたバックアップメモリ部C,D(図2参照)に、履歴データが追記される。
【0058】
一方、ステップT2で機能設定の入力ではないと判断されてステップT5に進んだ場合は、ユーザによる「セットスイッチ」等の操作によって、現在の設定状態を記録すべき旨を指示する確定入力があったか否かを判定する。ここで、機能設定について確定入力があればステップT6に進み、RAM(DRAM)3から抽出した現在の設定状態を表わす機器設定情報に基づき、各バックアップメモリ部A,Bを逐次書き換えて、現在設定されている機器設定情報を記憶する。すなわち、図2の整理時や図4のステップS4〜S7(又はS9〜S12)と同様に、各バックアップメモリ部A,Bに対して、順次、記憶内容を消去して現状の機器設定情報を書き込む処理を行う。
【0059】
ステップT5で確定入力がないと判定されたときは、ステップT7に進み、その他入力のあった事項を実行する。つまり、このステップT7では、例えば、自動演奏の再生指示や早送り等、その時点で行われる一時的な動作指示のように、この電子楽器システムの機能設定に属さない事項について処理を実行し、これらの事項のバックアップ記憶は行わない。
【0060】
〔種々の実施態様〕
なお、上述の実施例では、ユーザにより操作される設定操作子(パネル操作子6内)を用いて動作条件を設定するようにしているが、動作条件を設定するための入力手段には、電子楽器等の電子機器内で自動的に或いはユーザ操作に連動して機能設定を変更するようにしたもの(自動設定、連動設定)や、外部機器からの指示に基づいてが機能設定を変更するようにしたもの(外部指示設定)が含まれる。
【0061】
また、機器設定情報を自動的に整理するタイミングについては、電源の立上げや立下げ時としたが、特定の処理を行う時でもよい。例えば、電源投入時に毎回バックアップ用記憶ブロック(バンク)のデータをクリアするのではなく、バックアップ用記憶ブロックの残り記憶容量が或る限度以下になったときに、優先順位の低いジョブにおいて、現在の機能設定情報のバックアップを別の記憶ブロック(バンク)にとり、その後、バックアップ用記憶ブロックのデータを消去するように構成することができる。さらに、この自動整理タイミングは、何れかに固定せず、電源立上げ時、電源立下げ時、特定処理開始時、特定処理終了時等を用意しておき、これらの中からユーザが選択的に指定することができるようにしてもよい。
【0062】
上述の実施例では、バックアップを二重に管理するため、第1のバックアップ用記憶ブロックに追記してから第2のバックアップ用記憶ブロックに追記する(ステップT4)というように、2つの記憶ブロックに、逐次、同一の変更データを記録しているが、追記された第1のバックアップ用記憶ブロックを設定変更(ステップS3)に用いた後、その消去が必要になって、第2のバックアップ用記憶ブロックに現在のDRAMの設定をコピーし、その後、第1のバックアップ用記憶ブロックを消去しコピーを行う(ステップS4〜S7)と、それ以降の設定変更の履歴は第2のバックアップ用記憶ブロックに追記し、第2のバックアップ用記憶ブロックを次の設定変更(ステップS8)に用いるというように、2つの記憶ブロックを交互に追記に用いるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、フラッシュメモリのような電源の非供給時にも記憶の維持が可能なバックアップメモリを使って動作条件設定状態をバックアップするに際して、2つの記憶ブロックを有するバックアップメモリを用い、機器設定情報が入力される度に、入力された機器設定情報を、順次、バックアップメモリの両記憶ブロックに履歴データとして追加的に記憶(追記)しておき、電源投入時や電源のオフ操作や再オン操作時といった特定タイミングで、バックアップメモリに順次記憶された機器設定情報の何れかで最終(最新)の機器設定状態(実態データ)を再現するように構成しているので、動作条件をバックアップメモリの2つの記憶ブロックに比較的高速で追記してユーザに待ち時間を感じさせないだけでなく、電源投入時のような特定タイミングでは、何れかの記憶ブロックから読み出したデータで最新の動作条件設定状態を確実に再現することができる。
【0064】
しかも、特定のタイミングにおける機器設定状態の再現に当っては、バックアップメモリの一方の記憶ブロックに記憶された機器設定情報を動作条件毎に整理して読出すことにより複数の動作条件を表わす最新の機器設定情報(実態データ)を生成する手順と、バックアップメモリの他方の記憶ブロックの記憶内容を消去し、最新の機器設定情報(実態データ)を他方の記憶ブロックに記憶させる手順と、一方の記憶ブロックの記憶内容を消去し、最新の機器設定情報(実態データ)を一方の記憶ブロックに記憶させる手順とを順次実行するように構成しているので、バックアップメモリは、両記憶ブロック共に、特定のタイミングで、整理された最新の機器設定情報(実態データ)に書き換えられて記憶量が低減され、次に機器設定情報が随時入力されていっても、入力された機器設定情報は、バックアップメモリ内の両記憶ブロックにおいて、最新機器設定情報(実態データ)の記憶領域に続く順次記憶領域に余裕をもって、履歴データとして追記していくことができる。
【0065】
また、同一の機器設定情報がバックアップメモリの2つの記憶ブロックに記憶されるように構成しているので、一方の記憶ブロックについて記憶内容を消去し最新の機器設定情報を書き込んでいる処理の途中で電源がオフされてしまった場合にも、他方の記憶ブロックに保存されている最新の機器設定情報(或いは最新の機器設定情報を生成可能な情報)を利用することが可能となり、書換え中に電源が供給されなくなってしまったときにも、機器設定情報が完全に消去されてしまうことを防ぐことができる。
【0066】
この発明(請求項2)によれば、さらに、電子機器として電子楽器を適用し、しかも、バックアップメモリに記憶された機器設定情報から最新の機器設定情報を生成するのは、電源のオフ操作又はオン操作時或いは外部からの指示がある時とする構成にしているので、ユーザは、実演奏、演奏データ編集、自動演奏等の種々のモード下で、多種多様な動作条件を設定するに当り、機器設定情報のことを格別気にせずに所望の操作を行うことができ、しかも、ユーザには予期しない待ち時間を感じさせない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による電子機器のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による電子機器のバックアップメモリにおける最新の機器設定情報の再現態様を説明するための図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例による電子機器におけるメイン処理のフローチャートである。
【図4】図4は、この発明の一実施例によるパネル設定処理ルーチンを示す図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による初期化処理ルーチンを示す図である。
【符号の説明】
4 フラッシュROMを用いたバックアップメモリ。
A,B,C,D 記憶ブロック(バックアップメモリ部)、
DP0 前回までの最新機器設定情報(実態データ)、
DP1,DP2,DP3,… 追記分(差分、変更分)機器設定情報(履歴データ)。
Claims (2)
- 設定された複数の動作条件に基づいて動作する電子機器において、
設定されるべき動作条件を表わす機器設定情報を入力する入力手段と、
2つの記憶ブロックを有する電源の非供給時にも記憶内容の維持が可能なバックアップメモリと、
機器設定情報が入力される度に、入力された機器設定情報を、順次、上記バックアップメモリの両記憶ブロックに追加的に記憶させる順次記憶手段と、
特定のタイミングにおいて、上記バックアップメモリに記憶された機器設定情報に基づき、複数の動作条件を表わす最新の機器設定情報を生成する設定情報処理手段であって、上記特定のタイミングにおいて、上記バックアップメモリの一方の記憶ブロックに記憶された機器設定情報を動作条件毎に整理して読出すことにより複数の動作条件を表わす最新の機器設定情報を生成する手順と、上記バックアップメモリの他方の記憶ブロックの記憶内容を消去し、上記最新の機器設定情報を他方の記憶ブロックに記憶させる手順と、一方の記憶ブロックの記憶内容を消去し、上記最新の機器設定情報を一方の記憶ブロックに記憶させる手順とを順次実行するものと
を具備することを特徴とする電子機器。 - 前記電子機器は電子楽器であり、
前記設定情報処理手段は、電源のオフ操作又はオン操作時或いは外部からの指示がある時に、前記バックアップメモリに記憶された機器設定情報を整理することにより、最新の機器設定情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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