JPH0476068A - 被覆用組成物 - Google Patents

被覆用組成物

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JPH0476068A
JPH0476068A JP18868290A JP18868290A JPH0476068A JP H0476068 A JPH0476068 A JP H0476068A JP 18868290 A JP18868290 A JP 18868290A JP 18868290 A JP18868290 A JP 18868290A JP H0476068 A JPH0476068 A JP H0476068A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面に重合性基を存するシリカ分散体表面に
各種(メタ)アクリル系モノマー、ビニル系千ツマ−を
グラフト共重合させることにより得られる、有機/無機
複合樹脂状物に関する。さらに詳しくは、優れた耐溶剤
性、耐候性2機械的特性を有する被膜を形成し、また塗
料に応用した場合各種基材に対して良好な密着性を有す
る被覆用組成物に関する。
〔従来の技術〕
近年、三次元架橋したポリマー微粒子の表面に重合性基
等の官能基を導入した反応性ミクロゲルを用いた塗工剤
の開発が行われている。反応性ミクロゲルを用いると、
塗膜中にいわゆる「海島構造」が形成され、塗膜の機械
的特性が改善されることが知られている。このような反
応性ミクロゲルの合成方法としては、ジビニルベンゼン
等の多官能モノマーを併用した乳化重合法によるものが
多数報告されている。これらの例のように、多官能性モ
ノマーを用いて乳化重合を行った場合には、粒子内が三
次元架橋したいわゆるゲル粒子を得ることができるばか
りではなく、立体障害等に起因して丁−重結合の一部が
粒子表面に残存したいわゆる反応性ミクロゲル粒子が直
接合成できるものである。しかしながら、これらの方法
では、粒子表面の二重結合濃度を高くしようとすると、
分散安定性が著しく劣ってしまったり、粒子内架橋密度
と表面に残存する二重結合δ−度のバランスを適当に保
つことが、11常に困難であるとい、った欠点を有する
ものであり、粒子表面に高濃度で重結合が存在する反応
性ミクロゲルの合成は非常に困難なものである。また、
このような方法で得られる表面残存二重結合は、元来、
反応性に劣った環境にあったために重合にあずからずに
残っているため、反応性の高い表面残存二重結合を得る
ことは困難であると考えられる。このような難点を解決
した反応性ミクロゲルとして、特開平2−64138号
公報に開示された重合性シリカ分散体は、非常に有用な
ものと考えられるが、このようなものを用いて、よ/)
簡便な操作により硬化物を得る事ができる組成物が求め
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、内部に微視的不均一構造を有する良好な透明
性を有し、優れた耐溶剤性、耐候性5機械的特性を有す
る被膜を形成し、また各種基材に対して良好な密着性を
存する被覆用組成物を得ようとするものであり、表面に
十分な濃度で二重結合を有する反応性ミクロゲルを用い
、連続相/分散相界面に共有結合による相互作用を強固
に持たせることにより、前述した諸物性が改善された被
覆用組成物を提供しようとするものである。
(発明の構成) 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、上記目的を達成するために鋭意研究を行った
結果、水を分散媒とするSiO□微粒子表面のシラノー
ル基に、分子内に脂肪族α、β−不飽和二重結合を有す
る化合物を反応させるごとにより得られる、ラジカルに
より共重合可能な疎水性シリカ分散体の存在下で各種モ
ノマーをラジカル21i合することにより、耐溶剤性、
耐候性性2機械的特性等が向上された硬化物が得られる
ことを見いだし、本発明を完成するに至ったものである
即ち本発明は、(A)水分散型コロイド状シリカ更に好
ましくはp+47.5以」−のアルカリ性水分散型コロ
イド状シリカ表面のシラノール基に、重合性不飽和二重
結合を有するアルコキシシラン化合物を反応させてなる
重合性シリカ分散体(重合性シリカゾル)、および(B
)分子内に脂肪族α、β−不飽和二重結合を少なくども
1個以上有する単量体を共重合して得られる樹脂状物を
含む被覆用組成物に関する。
本発明中で用いられる水分散型コロイド状シリカとは、
水ガラスの脱ナトリウム(イオン交換法、酸分解法、解
膠法)によって製造され、−次粒子径が5〜100μm
で、通常水性分散体として供給されている。該コロイダ
ルシリカは、水分散液の状態で酸性側、塩基性側のいず
れであっても使用出来、酸性側のコロイダルシリカ、例
えば商品名スノーテックスOまたはスノーテックスOL
(日産化学工業(株)製)で市販されている非安定化シ
リカ(p +−+2〜4)が利用できる。一方、塩基性
コロイダルシリカとしては、微量のアルカリ金属イオン
、アルミニウムイオン、アンモニウムイオンまたはアミ
ンの添加によって安定化したコロイダルシリカ(p I
−184〜10)があり、商品名スノーテックス20、
スノーテックスC、スノーテックスN(日産化学工業(
株)製)などをあげることができる。また、これらコロ
イダルシリカの内、pH7,5以上のアルカリ性タイプ
で、低ナトリウム分含有タイプのものを用いる事により
、凝集物の非常に少ない重合性シリカゾルを得る事がで
き、より好ましい。
重合性コロイド状シリカは、粒子表面に脂肪族α、β不
飽和二重結合を有する共重合可能なシリカ分散体であり
、水分散型コロイド状シリカと、例えば以下に列記する
ようなアルコキシシラン化合物を反応させることにより
得ることが出来る。この様なアルコキシシラン化合物と
しては、たとえば、ビニルトリフ1〜キシシラン、ビニ
ルI・リエトキシシラン ビニルトリプロポキシシラン
、ビニルトリブトキシシラン、ビニルメチルジメトキシ
シラン ビニルメチルジェトキシシラン、ビニルメチル
ジプロポキシシラン、ビニルメチルジブトキシシラン 
ビニルジメチルモノメトキシシラン ビニルジメチルモ
ノエトキシシラン、ビニルジメチルモノプロポキシシラ
ンビニルジメチルモノブトキシシラン、γ−アクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、T−アクリロキシプロ
ピルトリエトキシシラン γ−アクリロキシブロビルト
リプロボキシシラン、γ−アクリロキシプロピルl−リ
ブトキシシラン、T−アクリロキシプロピルメチルジメ
トキシシラン1 γ−アクリロキシブロピルメチルジエ
トキシシラン、T−アクリロキシプロピルメチルジプロ
ポキシシラン、γ−アクリロギシプロビルメチルジブト
キシシラン、T−メククリロキシプロビルトリメトキシ
シラン、T−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン1 T−メタクリロキシプロピルトリプロポキシシラ
ン、γ−メタクリリキシプロピルトリブトキシシラン、
T−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、
γメタクリロキシプロビルメチルジエI・キシシラン。
T−メタクリロキシプロピルメチルジプロポキシシラン
、γ−メタクリロキシプロピルメチルジブトキシシラン
、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリプロポキシシラン、ビニルトリブトキシ
シラン、ビニルフエニルジメトキシシラン、ビニルフエ
ニルジエトキシシラン ビニルフエニルジプロポキシシ
ラン ビニルフエニルジブトキシシラン ビニルジフェ
ニルモノメトキシシラン、ビニルジフェニルモノエトキ
シシラン ビニルジフェニルモノエトキシシラン、ビニ
ルジフェニルモノエトキシシラン、T−アクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、T−アクリロキシプロピル
1−リエトキシシラン T−アクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アクリロキシプロビルトリブI−
キシシラン、T−アクリロキシプロピルフエニルジメト
キシシラン、T−アクリロキシプロピルフエニルジエト
キシシラン、T−アクリロキシプロピルフエニルジプロ
ポキシシラン、T−アクリロキシプロピルフエニルジブ
トキシシラン、T−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、T−メタクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、T−メタクリロキシプロピルトリプロポキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリブトキシシラン、
γ−メタクリロキシプロピルフエニルジメトキシシラン
、Tメタクリロキシプロピルフエニルジエトキシシラン
、7−メタクリロキシプロピルフエニルジブトキシシラ
ン、T−メタクリロキシプロピルフエニルジブトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン ビニルトリエトキシ
シラン、ビニルトリプロポキシシラン、ビニルドリフト
キシシラン ビニルメチルダメl−キシシラン、ビニル
メチルジェトキシシランビニルメチルジプロボキシシラ
ン ビニルメチルジブトキシシラン、ビニルジメチルモ
ノエトキシシラン、ビニルジメチルモノエトキシシラン
 ビニルジメチルモノプロポキシンラン、ビニルジメチ
ルモノフl□ キシ’yラン、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニフ ルトリエトキシシラン ン.ビニルトリブトキシシラン、ビニルフエニルジメト
キシシラン、ビニルフェニルジエトキシシランビニルフ
ェニルジプロボキシシラン ビニルフエニルジブトキシ
シラン、ビニルジフェニルモノエトキシシラン、ビニル
ジフェニルモノエトキシシランビニルジフェニルモノブ
トキシシラン等を挙げることが出来るが、これらに限定
されるものではない。
これらのアルコキシシラン化合物は1種類以上で使用す
ることが出来る。
これらのアルコキシシラン化合物は、水分散型コロイド
状シリカの固形分100重量部に対し5〜50重量部の
範囲で用いることが望ましい。シリカ固形分に対してア
ルコキシシラン化合物が少なすぎると硬化物の耐擦傷性
、耐溶剤性などが劣り、また、アルコキシシラン化合物
が多すぎると凝集物が生じ使用できない。また、有機溶
媒分散型コロイド状シリカを用いた場合には、粒子表面
がアルコキシル化しているため前記例示したアルコキシ
シラン化合物との反応性が劣り、硬化物の耐擦傷性、耐
溶剤性などが劣る。
水分散型コロイド状シリカと」二重アルコキンシラン化
合物との反応方法は特に制限されないが通常室温で1〜
24時間行われる。また、必要に応して表面に脂肪族α
、β−不飽和二重結合を持つシリカ分散体組成物に有機
溶媒を加え、共沸脱水などの方法を用い実質的に系から
水を除く事により共重合可能な有機溶媒分散型シリカゾ
ルを得ることも出来る。
この様な有機溶媒としては、特に制限はないが、比較的
低い温度で水と共沸出来るものがより好ましい。
例えば、メタノール、エタノール、イソプロパツル、n
−ブタノール及びイソブタノールなどが好適である。重
合性シリカゾルは、(A)、  (B)の合計量100
重量部に対して固形分として好ましくは80重量部未満
配合することが出来る。固形骨中重合性シリカゾルが8
0重量部より多いと機械的特性。
透明性,造膜性が劣る様になることがあり、好ましくな
い。
本発明組成物中(B)成分の、分子内に脂肪族αβ−不
飽和二重結合を少なくとも1個以上有する弔量体として
は、例えば以下に列挙するものが使用できるが、通常、
物性.用途面からそれらの混合物が使用される。
アクリル酸のアルキル(炭素数1〜22)エステル類:
例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
ブヂルアクリレート、イソブチルアクリ1ノート 2−
エチルへキシルアクリレート、ラウリルアクリレ−1・
等。
アクリル酸のアルキル(炭素数1〜22)エステル類:
例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレ−l−
、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、2−エチルへキシルメタクリレート、ラウリルメタ
クリレート等。
その他のアクリル系単量体二N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミド、Nジメチロー
ルメタクリルアミド、N−n−ブトキシメチルアクリル
アミド、N−n−ブトキシメチルメタクリルアミド、N
−エトキシメチルアクリルアミド N−エトキシメチル
メタクリルアミド、Nメトキシメチルアクリルアミド、
N−メトキシメチルメタクリルアミド、T−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシ
プロピルメチルジメI・キシイシラン等。
水酸基含有ビニル単量体類:例えばヒドロキシエチルノ
タクリレ−1〜、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシプロピルメタクリレ−1・ ヒドロキシプロピル
アクリレート等、ビニルトリメトキシシラン、ビニルメ
チルジメトキシシラン等。
カルボキシル基含有ビニル単量体類:例えばアクリル酸
、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコ
ン酸、フマル酸、クロトン酸等。 アミノ基含有単量体
類:例えばアクリルアミド、メタクリルアミド アリル
アミン N−イソプロピルアクリルアミド、N、N−ジ
メチルコニチルメタクリレ−1−,N,N−ジエチルエ
チルメタクリレ−1・等。
エポキシ基含有単量体類:例えばグリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート メチルグリシジルアク
リレ−I・等。
アルデヒド基含有単量体類:例えばアクロレイン等。そ
の他のビニル単量体類:例えばスヂレン,ビニル1ール
エン,アクリロニトリル、塩化ヒニル,酢酸ビニル、塩
化ビニリデン、フルオロ(メタ)アクリレート、シリコ
ン(メタ)アクリレート等。
また、上記例示した単量体類の他に、各種フン素置換用
量体類,また、分子内に(メタ)アクリル基を2個以上
持つ単量体等も適宜用いることができるが、これらに限
定されるものではない。これらの単量体は、(A)、(
B)の合計量100重量部に対して20重量部以上使用
することが好ましい。固形分中これらの化合物相当分が
20重量部より少ないと、硬化物が造膜しなかったり、
機械的特性,光学的特性に劣ることがある。
これらL記例示した化合物の共重合体を得る方法の例と
しては、通常の溶液重合法の他に水系乳化重合法,非水
系乳化重合法,懸濁重合法等を挙げることが出来る。こ
の場合用いられる溶媒あるいは分散媒としては、水,ア
ルコール類.芳香族系溶媒,脂肪族あるいは脂環式有機
溶媒,またこれらの混合物等を例として挙げることがで
き、モノマー組成,重合法等により適宜選択して用いら
れ、特にこれらに限定されるものではない。
また、被覆用組成物を得るために用いられる重合開始剤
としては、過酸化ヘンジイル,過酸化クミル過酸化te
rt−ブチル、過酸化ラウロイル、過硫酸カリウム、t
ert−ブチルヒドロペルオキシド2、2”−アゾビス
(2 アミジノプロパン)塩酸塩.2.2”−アゾビス
イソブチロニトリル、4。
4゛−アゾビス−4−シアノ吉草酸.過酸化水素/塩化
鉄,過酸化水素/アスコルビン酸,過硫酸アンモニウム
/メタ重亜硫酸ナトリウム、過酸化ヘンゾイル/ジメヂ
ルアニリン等を例として挙げることが出来るがこれらに
限定されるものではなく、重合溶媒あるいはモノマーへ
の溶解性,重合温度等に鑑み適宜選択して用いられる。
また、重合時の反応温度は、通常、室温〜120°C程
度の温度で行われることが多く、重合溶媒あるいは重合
分散媒.開始剤の種類等により適宜最適な温度により重
合反応を進行せしめることができる。また、必要に応し
て各種界面活性剤を併用して重合を行う事もできる。
本発明で得られる塗料、印刷インキ等の被覆用組成物に
は、必要に応じて以下に例示する成分等を含有せしめる
ことができる。即ち、固形分調整,相溶性改良,揮発性
調整などのための有機溶媒あるいは水,染顔料等の着色
剤,充填剤,可塑剤,増粘剤消泡剤.レヘリング剤.紫
外線吸収剤.酸化防止剤帯電防止剤,硬化剤等を例とし
て挙げることができるが、これらに限定されるものでは
ない。
また、前記例示したモノマーの・うち、反応性モノマー
を併用して共重合を行った場合には、重合反応の終了し
た後に適当な処理を施し硬化せしめることができる。こ
のとき、必要に応じて硬化剤あるいは硬化触媒等を含有
せしめても良い。硬化処理としζは、樹脂設計に鑑み適
宜選択して行われ、硬化が良好に進行すれば特に制限は
なく、例えば加熱、光照射等が例として挙げられ、また
特別の硬化処理を施さなくても良い。
以下、実施例および比較例により本発明を更に詳しく説
明するが、この発明はこれらにより何等制限を受けるも
のではない。
実施例1 反応器にハイドロシリカゾルとしてスノーテックスN(
1」産化学製水分散型コロイダルシリカ 8102分2
0重量%)を1000重量部と、T−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン25重量部とを入れ、十分撹
拌しながら25〜30°Cで24時間反応させ重合性コ
ロイダルシリカを得た。
この重合性シリカゾルのに固形分を約20%となるよう
にIPAを加えた。次に、2リツトルセパラブルフラス
コにこの重合性シリカゾル1000部。
メタクリル酸メチル120部、アクリル酸ブチル150
部、メタクリル酸グリシジル2.7部、イソプロピルア
ルコール315部及び重合開始剤としてアゾビスイソブ
チロニトリル1.5部を入れ、窒素気流下、十分に撹拌
を行いながら約80°Cにおいて反応を行った。その後
2時間おきにアブビスイソブチロニトリル1部を3回添
加し、更に2時間反応撹拌を続は固形分約30重量%の
樹脂分散体を得た。
実施例2 反応器にハイドロシリカゾルとしてスノーテックスNを
500重量部と、ビニルトリメトキシシラン10重量部
とを入れ、十分撹拌しながら25〜30°Cで24時間
反応させた後、n−ブタノール800重尾部を添加し、
減圧下30〜40°Cで水の400重量部を留出さセた
。得られた重合性シリカゾルの固形分は約20%であっ
た。
次に、2リツトルセパラブルフラスコに、上記反応性シ
リカゾル450部、メタクリル酸メチル160部、アク
リル酸ブチル200部、メタクリル酸グリシジル3.6
部、IF)A700部及び重合開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル1部5部を入れ、窒素気流下、十分に
撹拌を行いながら約80’Cで反応を行った。その後2
時間おきにアゾビスイソブチロニトリル1部を3回添加
し、その後更に2時間反応を続け、固形分約30重量%
の樹脂溶液を得た。
実施例3 反応器にハイドロシリカゾルとしてスノーテックスNを
500重量部と、T−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン50重量部とを入れ、十分撹拌しながら25
〜・30°Cで4時間反応させた後、nブタノール80
0!ffi部を添加し、減圧下30〜40°Cで水の4
00重量部を留出させた。得られた重合性シリカゾルの
固形分は約20%であった。
次に、3リンドルセパラブルフラスコに上記重合性シリ
カゾル1200部、アクリルアミド155部。
N−メトキシメチルアクリルアミド5部、n−ブタノー
ル700部及び重合開始剤として過酸化ヘンジイル5部
を入れ、窒素気流下十分に撹拌を行いながら、ジメチル
アニリン3部を含むn−ブタノール50部を約2時間で
滴下した。更に、約4時間反応を続けた後、生成した樹
脂沈澱をろ過し、微圧下乾燥させた。
この樹脂粉末100部を、300部の精製水に溶解せし
め、固形分25重量%の樹脂溶液を得た。
比較例1 3リツトルセパラブルフラスコに、メタクリル酸メチル
200部、アクリル酸ブチル250部、メタクリル酸グ
リシジル4.5部IPΔ1820部及び重合開始剤とし
て1.5部を入れ、窒素気流下、十分に撹拌を行いなが
ら、約80°Cで反応を行った。
その後2時間おきにアゾビスイソブチロニトリル1部を
3回添加し、その後史に2時間反応を続け、固形分約2
0重量%の樹脂溶液を得た。この樹脂溶液800部にオ
ルガノシリカゾル(触媒化成cataloid 05C
AL−1432; IPA分散体、SiO□30χ)1
33重量部及びn−ブタノール67部を添加し、十分に
撹拌し、固形分20重量%のシリカ含有樹脂溶液を得た
比較例2 3リットルセパラブルフラスコに、メタクリル酸メチル
200部、アクリル酸ブチル250部、メタクリル酸グ
リシジル4.5部IPA1820部及び重合開始剤とし
て1.5部を入れ、窒素気流下、十分に撹拌を行いなが
ら、約80°Cで反応を行った。
その後2時間おきにアゾビスイソブチロニトリル1部を
3回添加し、その後更に2時間反応を続け、固形分約2
0重量%の樹脂溶液を得た。
この樹脂溶液600部に、実施例1で製造した重合性シ
リカゾル400部を加え、十分に撹拌してシリカ含有樹
脂溶液を得た。
比較例3 3リツトルセパラブルフラスコにアクリルアミド310
部、N−メトキシメチルアクリルアミド10部、n−ブ
タノール1280部及び重合開始剤として過酸化ヘンジ
イル5部を入れ、窒素気流下十分に撹拌を行いながら、
ジメチルアニリン3部を含むn−ブタノール50部を約
2時間で滴下した。更に、約4時間反応を続けた後、生
成した樹脂沈澱をろ過し、微圧下乾燥させた。
この樹脂粉末80部を、320部の精製水に溶解せしめ
、固形分20重量%の樹脂溶液を得た。この樹脂溶液に
スノーテツクスN(日産化学製 水分散型コロイダルシ
リカ 5j02分20重量%)600部を入れ十分に撹
拌し、シリカ含有樹脂溶液を得た。
実施例1〜3及び比較例1〜3で得られた樹脂溶液また
は樹脂分散体をテフロン板上で製膜し、8゜°Cで約3
0分間熱処理し、硬化反応を進行せしめ、樹脂フィルム
を得た。このフィルムを実施例1,2及び比較例1,2
に付いてはMEKに、また実施例3、比較例3に付いて
は水におよそ一昼寝浸漬し、その重量変化を測定し、膨
潤率として表にまとめた。
但し、膨潤率は、[膨潤後の重量コ/[膨潤前の重量コ
 (%)で表した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)水分散型コロイド状シリカに、脂肪族α,β
    −不飽和二重結合を有するアルコキシシラン化合物を反
    応させてなる重合性シリカ分散体、および(B)脂肪族
    α,β−不飽和二重結合を少なくとも1個以上有する単
    量体を、共重合してなる樹脂を含むことを特徴とする被
    覆用組成物。 2、水分散型コロイド状シリカのpHが7.5以上であ
    る水分散型コロイド状シリカを用いることを特徴とする
    請求項1記載の被覆用組成物。
JP2188682A 1990-07-17 1990-07-17 被覆用組成物 Expired - Lifetime JP2612635B2 (ja)

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Cited By (6)

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