JPH0475098B2 - - Google Patents

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JPH0475098B2
JPH0475098B2 JP61027691A JP2769186A JPH0475098B2 JP H0475098 B2 JPH0475098 B2 JP H0475098B2 JP 61027691 A JP61027691 A JP 61027691A JP 2769186 A JP2769186 A JP 2769186A JP H0475098 B2 JPH0475098 B2 JP H0475098B2
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forming
bearing part
impeller
shape
general
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JP61027691A
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JPS62187531A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両用Vベルト式無段変速機のトル
クコンバータを構成するシエルインペラーの製造
方法に関する。
従来の技術 第9図に示すように車両用Vベルト式無段変速
機のトルクコンバータ1を構成するシエルインペ
ラー2は、回転伝達要素として重要な機能をもつ
ものであり、とりわけシエルインペラー2の重量
が大きいと回転性能が低下して車両の発進性能に
悪影響を及ぼすことから極力軽量であることが要
請される。このような要請のため、従来では第9
図上半部に示すように(例えば特開昭52−21566
号公報)予め個別に成形されたインペラー本体2
aと軸受部2bとを溶着してシエルインペラー2
としていたのに対し、最近では第9図下半部に示
すようにインペラー本体2aと軸受部2bとを一
体成形したシエルインペラー2Aの採用が検討さ
れている。
第10図は上記の一体成形型のシエルインペラ
ー2Aの製造過程を示したもので、第10図a〜
eに示すように円板状の素材(ブランク)Wにつ
いてフアーストドロー、セカンドドロー、サード
ドローおよびフオースドローの複数の絞り工程に
おいてその中央部を徐々に膨出させることで軸受
部Mが成形される。この軸受部Mは続くピアスお
よびバーリング工程(第10図f,g)において
スリーブ状に仕上げられる。そして、第10図h
に示すようにフアイナルドロー工程において、軸
受部Mを除く一般部Rについて所定曲率のシエル
形状に絞り成形し、さらにリストライク−フラン
ジ工程(第10図i)においてフランジダウンす
るのと同時に整形することで第9図下半部に示し
たシエルインペラー2Aが得られることになる。
尚、第10図hのフアイナルドローのためのプ
レス型としては、第11図に示すように、クツシ
ヨンピン3にて弾性支持されたブランクホルダー
4とポンチ5およびダイ6と組み合わせた周知の
クツシヨンドロータイプのプレス型が用いられ
る。
発明が解決しようとする問題点 第9図下半部に示したシエルインペラー2Aの
軸受部2aはその機能および剛性確保の上で最も
重要であるにもかかわらず、第10図に示した製
法の特殊性として複数の絞り工程を経て成形され
ることから、第12図に示すように一般部Rの肉
厚tdに比べて基部2cから軸受部Mにかけての肉
厚tcの方が小さいものとなる。
このため、軸受部Mに所要の強度をもたせるた
めには素材Wそのものを厚肉化する必要があり、
所期の目的であるシエルインペラーの軽量化を実
現することができない。
問題点を解決するための手段 本発明は、均一板厚の素材から局部的肉厚の大
きい軸受部をもつシエルインペラーを成形するこ
とができるプレス成形法を提供しようとするもの
で、具体的には実施例に示すように、円板状の素
材に絞り加工を施してその中央部にスリーブ状の
軸受部を突出成形する軸受部成形工程と、前記素
材のうち軸受部を除く一般部について、断面波形
状に成形したのちこれを再び平板状に展開する作
業を複数回繰り返すことで、軸受部よりも一般部
の肉厚が小さい中間成形品を成形する予備成形工
程と、中間成形品の一般部を所定曲率をもつイン
ペラー形状に絞り成形する成形工程とを含んでい
る。
予備成形工程では、一般部を断面波形状に成形
する際に、その都度波形状の頂部となる位置を変
化させることが望ましい。
作 用 予備成形工程において、一般部を断面波形状に
成形したのちこれを再度平板状に展開する作業を
複数回繰り返すことで、一般部側の素材肉が徐々
に径方に伸ばされて薄肉化されることになる。し
たがつて、予備成形後に最終製品形状を得るため
に絞り成形すれば、局部的に軸受部だけが厚肉化
したシエルインペラーが得られる。
実施例 第1図は本発明の一実施例を示す図である。第
1図において、同図a〜gの工程は第9図のもの
とほぼ同一で軸受部成形工程Aに相当するもので
あり、a〜eのフアーストドロー、セカンドドロ
ー、サードドローおよびフオースドローの各絞り
工程を経ることで、素材(ブランク)Wの中央部
に軸受部Mを突出成形する。続くピアス工程fお
よびリストライク−バーリング工程gにおいて軸
受部Mをスリーブ状に仕上げる。尚、第1図a〜
eの各工程は軸受部Mの長さに応じて増減するこ
とがある。
第1図h〜jは予備成形工程Bに相当するもの
であり、第1図hのフアーストストレツチフオー
ム工程では、素材Wの平板状の一般部Rを断面波
形状に成形し、続くフアーストフラツト工程iで
は前記の断面波形状の一般部Rを押しつぶして再
び平板状に展開成形する。前記のフアーストスト
レツチフオーム工程hで使用されるプレス型とし
ては、第2図および第3図に示すようにブランク
ホルダー4、ポンチ5およびダイ6のほかに、油
圧シリンダ等の高圧弾性体7にて付勢されたパツ
ド8を組み合わせたものを用いる。ブランクホル
ダー4およびパツド8には、第4図に示すように
やすり目状あるいは鋸歯状の粗面9を形成し、こ
の粗面9で素材Wの周縁部および軸受部をホール
ドした状態で成形を行なう。この成形時において
は、前述した粗面9によるホールド部から外部へ
の素材肉の流動がなく、しかも第5図に示すよう
にポンチ5とダイ6とで形成される製品部空間の
寸法をt1とt2とで異ならせてあるため、断面
波形状に成形される素材の一般部Rもその中間部
R2の寸法t2が波形状の頂部R1の寸法t1よ
りも大きくなるように成形される。
また前述したフアーストフラツト工程で使用さ
れるプレス型は、第6図および第7図に示すよう
にブランクホルダー10、ポンチ11およびダイ
12のほかに高圧弾性体13にて付勢されたパツ
ド14を組み合わせ、一般部Rの径方向への伸び
を許容し得るいわゆる開放形のものを用いる。こ
のプレス型により前工程で波形状に成形された素
材Wの一般部Rが再び平板状に展開される。
ここで、フアーストフラツト工程iを経た素材
Wは一般部R全体としては平板状になるものの、
第1図iに示すように前述した板厚寸法t1とt
2との差を具有したままである。そこでフアース
トフラツト工程iに続いて、セカンドストレツチ
フオーム工程jにおいて素材Wの一般部Rを再び
断面波形状に成形し、さらにセカンドフラツト工
程kにおいて平板状に展開成形する。ただし、セ
カンドストレツチフオーム工程jでの条件として
は、素材Wの一般部Rのうちフアーストストレツ
チフオーム工程hで波形状の頂部R1とならなか
つた部分、言い換えれば第1図jに示すように板
厚寸法t2をもつR2部分が波形状の頂部となる
ように再び断面波形状に成形する。したがつて、
セカンドストレツチフオーム工程jを経た素材W
の一般部Rは、第1図jに示すように板厚として
は全体として均一化されたものとなり、さらにセ
カンドフラツト工程kを経た時点では軸受部Mの
肉厚t3より一般部Rの肉厚t4が小さい中間成
形品W1が得られる。尚、セカンドストレツチフ
オーム工程jおよびセカンドフラツト工程kで使
用されるプレス型については時に図示しないが、
フアーストストレツチフオーム工程hおよびフア
ーストフラツト工程iで用いたプレス型に類似の
ものを用いる。
第1図のフアイナルドロー工程lおよびリスト
ライク−フランジ工程mは最終製品形状をつくり
出すための成形工程Cに相当するものであり、フ
アイナルドロー工程lでは前工程で得られた中間
成形品W1を常法により所定曲率をもつシエル形
状に絞り成形する。続くリストライク−フランジ
工程mでは、一般部Rの周縁部をほぼ直角に折り
曲げる一方、全体の形状を最終製品形状となるよ
うに整形する。これらのフアイナルドロー工程l
およびリストライク−フランジ工程mにおいては
肉厚の変化はほとんどないことから、軸受部Mよ
りも肉厚の小さい一般部R(インペラー本体2a)
をもつ一体形のシエルインペラー2Aが得られる
ことになる。
第8図は本発明の他の実施例を示すもので、第
1図mに対応するリストライク−フランジ工程に
ついて示している。本実施例においては、ポンチ
15とダイ16とによるフランジ加工と併せて、
ダイ16側に配したセクシヨナルダイ17により
軸受部Mを軸方向に所定量αだけ圧縮するように
したものである。本実施例によれば、第1の実施
例と比べ軸受部Mの肉厚を一段と大きく確保する
ことができる。
発明の効果 本発明によれば、素材の一般部について断面波
形状に成形したのちこれを再び平板状に展開する
作業を複数回繰り返すことで、軸受部より一般部
の肉厚が小さい中間成形品を予備成形し、この中
間成形品を絞り成形してシエルインペラーとする
ようにしたものであるから、均一な厚みの素材か
ら局部的に異なつた肉厚をもつシエルインペラー
を得ることができ、軸受部の強度とシエルインペ
ラー全体の軽量化とを両立させることができるほ
か、シエルインペラー全体の素材肉の分配に無駄
がなく材料コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す工程説明図、
第2図はフアーストストレツチフオーム工程で使
用されるプレス型の断面図、第3図は第2図の作
動説明図、第4図は第3図のE部拡大図、第5図
は素材の要部拡大図、第6図はフアーストフラツ
ト工程で使用されるプレス型の断面図、第7図は
第6図の作動説明図、第8図は本発明の他の実施
例を示す説明図、第9図は車両用Vベルト式無段
変速機のトルクコンバータの要部断面図、第10
図は従来の一体成形型シエルインペラーの成形方
法を示す工程説明図、第11図は従来のプレス型
の断面図、第12図は同じく従来の一体成形型シ
エルインペラーの断面図である。 W……素材、M……軸受部、R……一般部、W
1……中間成形品、2a……インペラー本体、2
A……シエルインペラー、A……軸受部成形工
程、B……予備成形工程、C……成形工程。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央部にスリーブ状の軸受部をもつシエルイ
    ンペラーをプレス成形する方法であつて、円板状
    の素材に絞り加工を施してその中央部にスリーブ
    状の軸受部を突出成形する軸受部成形工程と、前
    記素材のうち軸受部を除く一般部について、断面
    波形状に成形したのちこれを再び平板状に展開す
    る作業を複数回繰り返すことで、軸受部よりも一
    般部の肉厚が小さい中間成形品を成形する予備成
    形工程と、中間成形品の一般部を所定曲率をもつ
    インペラー形状に絞り成形する成形工程とを含む
    ことを特徴とするシエルインペラーの製造方法。 2 予備成形工程では、一般部を断面波形状に成
    形する際に、その都度波形状の頂部となる位置を
    変化させることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のシエルインペラーの製造方法。
JP61027691A 1986-02-10 1986-02-10 シエルインペラ−の製造方法 Granted JPS62187531A (ja)

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JP61027691A JPS62187531A (ja) 1986-02-10 1986-02-10 シエルインペラ−の製造方法

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JPS62187531A JPS62187531A (ja) 1987-08-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4196366B2 (ja) * 1998-10-30 2008-12-17 株式会社久保田鉄工所 トルクコンバータ
JP4975482B2 (ja) * 2007-02-28 2012-07-11 株式会社エクセディ 流体継手

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JPS62187531A (ja) 1987-08-15

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