JPH0473393A - 枠付ロールブラインド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はスクリーン両側縁を支持した状態で昇降する
枠付ロールブラインドに関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、スクリーンを網状生地や厚地の布等で形成する
ことにより網戸や暗幕等として使用されるロールブライ
ンドは巻取軸が窓の上枠内に回転可能に支持されるとと
もに、窓の縦枠内にはその長さ方向に渡ってガイドレー
ルが配設され、そのガイドレールは縦枠内をスクリーン
の幅方向に移動可能となっている。そして、ガイドレー
ルにはガイド溝が形成され、巻取軸から垂下されるスク
リーンの両側縁がそのガイド溝内に挿入されている。又
、そのスクリーンの両側縁には紐等の芯材が取付けられ
て係止部が形成されており、その係止部はガイド溝から
抜けないようになっている。

そして、スクリーン下端にはボトムバーが取着されると
ともに、そのボトムバーには操作つまみが吊下支持され
、その操作つまみを引下げることによりスクリーンの係
止部がガイドレールのガイド溝に挿入支持された状態で
同スクリーンが昇降され、スクリーンで室内と室外とを
隙間なく遮断することができるようになっている。又、
スクリーンの左右及び前後のブレをカイトレールのスク
リーン幅方向への移動によって吸収することができるよ
うになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記ガイトレールにおいては、操作つまみを
引下げてスクリーンを下降させる場合に、スクリーンの
左右及び前後のブレによりスクリーンの係止部にガイド
レールを移動させるための負荷がかかり、それによって
スクリーンの係止部が疲労して破れ易くなるという問題
がある。すなわち、スクリーン昇降の際にそのスクリー
ンの係止部はガイド溝と摩擦するとともに、スクリーン
の前後及び左右のブレによってその摩擦は更に大きくな
り、特にボトムバー近傍の係止部に最も大きな負荷がか
かるため、その部分が特に破れ易くなる。

この発明は上記問題点を解消するためになされたもので
あり、その目的はスクリーン両側縁に負荷をかけること
なく、スクリーンを昇降することができる枠付ロールブ
ラインドを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するためにこの発明では、巻取軸から
垂下されるスクリーンの両側縁を枠体内に設けられたガ
イドレールに上下移動可能に支持し、そのガイドレール
を枠体内でスクリーンの幅方向に移動可能に支持した枠
付ロールブラインドにおいて、前記スクリーンの下端に
取着されたボトムパーの両端とガイドレールとには同ボ
トムバー両端をガイドレールに上下移動可能に支持する
ガイド手段を設けた構成としている。

〔作用〕

従ってこの発明では、スクリーンの両側縁が枠体内のガ
イドレールに支持されるとともにボトムパーの両端がガ
イド手段によりガイドレールに支持された状態でスクリ
ーンが昇降される。又、スクリーンが前後及び左右にブ
レでもそのブレによる負荷はボトムバー両端゛のガイド
レールへの支持部分にかかって、これによりガイドレー
ルがスクリーン幅方向へ移動され、スクリーン両側縁に
は負荷がほとんどかからない。

〔実施例〕

以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基づいて
説明する。

第２図に示すロールブラインドは窓の上枠ｌ内に巻取軸
２が回転可能に支持され、その巻取軸２からスクリーン
３が吊下支持されている。このスクリーン３は網状生地
や厚地の布等で形成され、このロールブラインドを網戸
や暗幕等として使用することができるようになっている
。又、スクリーン３の下縁にはボトムバー４が支持され
、同スクリーン３はそのボトムパー４の重量で下方へ緊
張されている。そのボトムパー４のほぼ中央には操作つ
まみ５が吊下支持され、その操作つまみ５を下方へ引下
げることによりスクリーン３を下降させることができる
。又、巻取軸２内には捩りコイルスプリング（図示しな
い）が内装されており、巻取軸２がスクリーン３下降方
向に回転されるとその捩りコイルスプリングは蓄勢され
、その蓄勢力により同巻取軸２にスクリーン３引上げ方
向の回転力が付与されるようになっている。又、巻取軸
２内にはスクリーン３を所望の下降位置に吊下支持する
ための公知のストップ装置（図示しない）が内装されて
いる。そして、操作つまみ５を若干引下げることにより
ストップ装置は解除され、前記捩りコイルスプリングに
より同巻取軸２が回転されてスクリーン３が上昇するよ
うになっている。

第１図に示すように、窓の両側の縦枠６内にはスクリー
ン３の昇降範囲において合成樹脂製のガイドレール７が
配設され、そのガイドレール７は縦枠６内を第１図左右
方向に移動可能となっている。そのガイドレール７の縦
枠６内への挿入方法を説明すると、ガイドレール７両側
にはバネ部８が設けられ、その先端は内側に向かって湾
曲されるとともに、縦枠６の開口縁には内側に向かって
互いに対向する係止突条６ａが設けられている。

そして、縦枠６の係止突条６ａにガイドレール７のバネ
部８先端を係合させた状態で同ガイドレール７を縦枠６
内に向かって押圧すると、バネ部８がその弾性力により
係止突条６ａを乗り越えてガイドレール７が縦枠６内に
挿入される。そして、ガイトレール７は掛止突条６ａに
係止されて縦枠６から抜は出ないようになっている。

第１図に示すように、スクリーン３の両側縁には紐等の
芯材か取付けられて係止部９が形成され、その係止部９
はスクリーン３の厚さより太くなっている。又、ガイド
レール７のほぼ中央にはスクリーン３の係止部９を挿通
可能なカイト溝１０が形成され、そのガイド溝１０の開
口縁には内側に向かって互いに対向する係止片１０ａが
設けられている。そして、対向する両係止片１０ａ先端
の間隔はスクリーン３の厚さより大きく、且つ係止部９
の太さより小さくなっており、ガイド溝１０内に挿入さ
れたスクリーン３の係止部９はそのガイド溝１０開口縁
の係止片１０ａに係止されて同ガイド溝１０から抜は出
ないようになっている。

スクリーン３下縁に支持されたボトムパー４の両端には
各一対の係止部１１が設けられ、それらの先端は互いに
対向するように折曲されている。

又、前記ガイドレール７にはガイド溝１０の両側におい
て各係止部１１を挿通可能なカイト溝１２が形成されて
いる。そして、両係止部１１間に位置する各ガイド溝１
２の開口縁には互いに外側に向かって突出する係止片１
２ａか設けられ、その係止片１２ａにボトムパー４の係
止部１１が係止されてボトムパー４がガイド溝１２から
抜けないようになっている。

上記のように、このロールブラインドはスクリーン３両
側縁の係止部９及びボトムパー４の係止部１１が縦枠６
内に移動可能に支持されたガイトレール７の各ガイド溝
１０．１２内に挿通されるとともに、各係止片１０ａ、
１２ａに係止されて抜けないようになっている。従って
、スクリーン３を昇降させると、スクリーン３両側縁の
係止部９及びボトムパー４の係止部１１はガイドレール
７の各ガイド溝１０．１２内に挿入された状態で上下移
動する。この時、スクリーン３が第２図の前後及び左右
方向にブレでもガイドレール７か縦枠６内を第１図左右
方向に移動することによりそのブレを吸収することかで
きる。又、ボトムバー４両端の係止部１１かガイトレー
ル７のガイド溝１２の係止片１２ａに係止されているの
で、ガイドレール７を移動させるための負荷はボトムパ
ー４の係止部１１にかかって、スクリーン３の係止部９
には負荷がほとんどかからないので、係止部９が磨耗し
て破れるおそれがない。更に、ガイドレール７はボトム
パー４両端の両係止部１１に係止された状態で移動され
るので、ガイドレール７か縦枠６内で斜めに傾くことは
ない。従って、ガイドレール７は縦枠６内で傾いたりす
ることなく安定した状態で移動されるので、ガイドレー
ル７のバネ部８をそのガイドレール７の移動方向に長く
形成して縦枠６内での移動を安定させるようにする必要
がなく、よってバネ部８を短く形成することにより縦枠
６の奥行きを延長することなくガイドレール７の移動ス
トロークを大きくすることができる。

尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば巻取軸２をモータで回転させることによりスクリ
ーン３を昇降するタイプのロールブラインドや、あるい
は巻取軸２一端に設けられた無端状の操作コートを操作
してスクリーン３を昇降するタイプのロールブラインド
に応用するなど、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で各
部の構成を任意に変更して具体化することも可能である
。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、この発明においてはガイドレール
のガイド溝にボトムバー両端の係止部を係止することに
より、スクリーン両側縁の係止部に負荷をほとんどかけ
ることなくスクリーンを昇降することができるので、ス
クリーンの係止部が疲労して破れるおそれがないととも
に、カイトレールの縦枠内での移動が安定するので、バ
ネ部を短くしてガイドレールの移動ストロークを大きく
することができるという優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した枠付ロールブラインドの
一実施例を示す要部拡大断面図、第２図はロールブライ
ンド全体を示す正面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、巻取軸（２）から垂下されるスクリーン（３）の両
   側縁を枠体（６）内に設けられたガイドレール（７）に
   上下移動可能に支持し、そのガイドレール（７）を枠体
   （６）内でスクリーン（３）の幅方向に移動可能に支持
   した枠付ロールブラインドにおいて、 前記スクリーン（３）の下端に取着されたボトムバー（
   ４）の両端とガイドレール（７）とには同ボトムバー（
   ４）両端をガイドレール（７）に上下移動可能に支持す
   るガイド手段（１１、１２）を設けたことを特徴とする
   枠付ロールブラインド。