JPH0472676A - 薄膜トランジスタメモリ - Google Patents

薄膜トランジスタメモリ

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Publication number
JPH0472676A
JPH0472676A JP2184022A JP18402290A JPH0472676A JP H0472676 A JPH0472676 A JP H0472676A JP 2184022 A JP2184022 A JP 2184022A JP 18402290 A JP18402290 A JP 18402290A JP H0472676 A JPH0472676 A JP H0472676A
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JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
transistor
memory
insulating film
upper gate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2184022A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsumoto
広 松本
Hideo Naito
内藤 英雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0472676A publication Critical patent/JPH0472676A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄膜トランジスタメモリに関するものである。
〔従来の技術〕
最近、電気的に書込み、消去、読出しが可能なE2 F
ROM等のメモリとして、メモリトランジスタとこのメ
モリトランジスタを選択するための選択トランジスタと
を薄膜トランジスタとした薄膜トランジスタメモリが考
えられている。
この薄膜トランジスタメモリとしては、従来、ガラス等
からなる絶縁性基板の上に、メモリ用の薄膜トランジス
タ(以下メモリトランジスタという)と選択用の薄膜ト
ランジスタ(以下選択トランジスタという)とを隣接さ
せて形成し、このメモリトランジスタと選択トランジス
タとを、その一方のソース電極と他方のドレイン電極と
を接続する接続配線を介して直列に接続してトランジス
タメモリを構成したものが知られている。なお、メモリ
トランジスタと選択トランジスタとは、例えば、ゲート
電極と、ゲート絶縁膜と、ソース。
ドレイン電極と、半導体層とを積層した逆コブラナー型
の薄膜トランジスタとされており、メモリトランジスタ
のゲート絶縁膜は電荷蓄積機能をもつメモリ性絶縁膜で
形成され、選択トランジスタのゲート絶縁膜は電荷蓄積
機能のない絶縁膜で形成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来の薄膜トランジスタメモリは、
基板上にメモリトランジスタと選択トランジスタとを隣
接させて形成して、このメモリトランジスタと選択トラ
ンジスタとを接続配線により直列に接続したものである
ため、メモリトランジスタと選択トランジスタとて構成
されるトランジスタメモリの面積が大きく、したがって
このトランジスタメモリを縦横に配列して構成されるメ
モリマトリックスの集積度を上げることが難しいという
問題をもっていた。
本発明はこのような実情にかんがみてなされたものであ
って、その目的とするところは、メモリトランジスタと
選択トランジスタとで構成されるトランジスタメモリの
面積を小さくして集積度を上げることができる薄膜トラ
ンジスタメモリを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の薄膜トランジスタメモリは、絶縁性基板上に形
成された下部ゲート電極と、この下部ゲート電極を覆う
電荷蓄積機能のない下部ゲート絶縁膜と、この下部ゲー
ト絶縁膜の上に前記下部ゲート電極の一部にラップさせ
て形成された上部ゲート電極と、この上部ゲート電極お
よび前記下部ゲート絶縁膜を覆う電荷蓄積機能のない上
部ゲート絶縁膜と、この上部ゲート絶縁膜の上に前記上
部ゲート電極のみに対向させて形成された電荷蓄積機能
をもつメモリ性絶縁膜と、前記上部ゲート絶縁膜の上に
前記下部ゲート電極の両側部に対向させて形成されたソ
ース、ドレイン電極と、前記メモリ性絶縁膜およびソー
ス、ドレイン電極と前記上部ゲート絶縁膜の上に前記下
部ゲート電極および上部ゲート電極に対向させて形成さ
れた半導体層とを備え、 前記上部ゲート電極と前記上部ゲート絶縁膜および前記
メモリ性絶縁膜と前記半導体層と前記ソース、ドレイン
電極とでメモリトランジスタを構成し、 前記下部ゲート電極と前記下部ゲート絶縁膜および前記
上部ゲート絶縁膜と前記半導体層と前記ソース、ドレイ
ン電極とで選択トランジスタを構成したことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
すなわち、本発明の薄膜トランジスタメモリは、1つの
薄膜トランジスタに、下部ゲート電極とこの下部ゲート
電極の一部にラップする上部ゲート電極との2つのゲー
ト電極を設け、前記下部ゲート電極の両側部に対向させ
てソース、ドレイン電極を形成し、前記下部ゲート電極
および上部ゲート電極に対向させて半導体層を設けると
ともに、前記下部ゲート電極を覆う下部ゲート絶縁膜と
、前記上部ゲート電極および前記下部ゲート絶縁膜を覆
う上部ゲート絶縁膜とをそれぞれ電荷蓄積機能のない絶
縁膜とし、さらに前記上部ゲート電極のみに対向させて
メモリ性絶縁膜を形成することによって、1つの薄膜ト
ランジスタの中に、前記半導体層とソース、ドレイン電
極とを共用するメモリトランジスタと選択トランジスタ
とを前記半導体層において直列に接続した状態で形成し
たものである。
そして、この薄膜トランジスタメモリにおいては、前記
半導体層のうち、上部ゲート電極が対向している部分が
メモリトランジスタのチャンネル領域となり、前記上部
ゲート電極は対向せず下部ゲート電極のみが対向してい
る部分が選択トランジスタのチャンネル領域となるから
、下部ゲート電極へのゲート電圧の印加により選択トラ
ンジスタが動作し、上部ゲート電極へのゲート電圧の印
加によりメモリトランジスタが動作する。また、前記メ
モリトランジスタのチャンネル領域と選択トランジスタ
のチャンネル領域とは、前記上部ゲート電極の側縁に対
応する部分において互いにつながった状態で形成される
しかも、この薄膜トランジスタメモリでは、メモリトラ
ンジスタのゲート電極である上部ゲート電極が、選択ト
ランジスタのゲート電極である下部ゲート電極から半導
体層に印加されるゲート電圧を遮蔽する電極としても作
用するため、下部ゲート電極に印加されるゲート電圧の
影響でメモリトランジスタが誤動作することはない。−
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第3図は本発明の第1の実施例を示したもので
、第1図は薄膜トランジスタメモリの断面図である。
この薄膜トランジスタメモリの構造を説明すると、図中
1はガラス等からなる絶縁性基板であり、この基板1上
には、下部ゲート電極G1とそのライン部(図示せず)
が形成されるとともに、この下部ゲート電極C1および
ライン部を覆う下部ゲート絶縁膜2が形成されている。
この下部ゲート絶縁膜2は、シリコン原子Stと窒素原
子Nとの組成比(Si/N)を化学量論比と同程度にし
た電荷蓄積機能のない窒化シリコン(St N)によっ
て1100人の膜厚に形成されている。また、前記下部
ゲート絶縁膜2の上には、上部ゲート電極G2とそのラ
イン部(図示せず)が形成されている。なお、この上部
ゲート電極G2のライン部は、前記下部ゲート電極G、
とは上下に重ならない位置に形成されている。この上部
ゲート電極G2は、図上左右方向の幅が下部ゲート電極
G1の幅の115程度で、図上紙面表裏方向の幅が下部
ゲート電極G1の幅と等しいかそれより僅かに大きい面
積の電極とされており、この上部ゲート電極G2は、下
部ゲート電極G1の中央部にラップさせて形成されてい
る。3は前記上部ゲート電極G2とそのライン部および
前記下部ゲート絶縁膜2を覆う上部ゲート絶縁膜である
。この上部ゲート絶縁膜3も、電荷蓄積機能のない窒化
シリコンで形成されており、この上部ゲート絶縁膜3の
膜厚は900人とされている。この上部ゲート絶縁膜3
の上には、前記上部ゲート電極G2のみに対向させて、
シリコン原子量を化学量論比より多くして電荷蓄積機能
をもたせた窒化シリコンからなるメモリ性絶縁膜4が1
00人の厚さに形成されている。なお、このメモリ性絶
縁膜4は、上部ゲート電極62′に対して完全に重なる
ように、上部ゲート電極G2と同一の形状に形成されて
いる。また、前記上部ゲート絶縁膜3の上には、前記下
部ゲート絶縁膜2の両側部に対向させて、ソース、ドレ
イン電極S、Dが形成されており、このソース。
ドレイン電極S、Dの上にはn型アモルファス・シリコ
ン(n”−a−St)からなるオーミックコンタクト層
6が積層されている。なお、前記ソース、ドレイン電極
S、Dのライン部(図示せず)はそれぞれ前記上部ゲー
ト絶縁膜3の上に形成されており、前記オーミックコン
タクト層6は、このソース、ドレイン電極S、Dのライ
ン部の上にも積層されている。また、5は前記上部ゲー
ト絶縁膜3および上面にオーミックコンタクト層6を有
するソース、ドレイン電極S、Dと前記メモリ性絶縁膜
4の上に、前記下部ゲート電極G1および上部ゲート電
極G2に対向させて形成されたi型アモルファス・シリ
コン(i−a−51)からなる半導体層であり、この半
導体層5は、下部ゲート電極G1とほぼ同一のパターン
に形成されている。この半導体層5の層厚は500人で
ある。
そして、この実施例の薄膜トランジスタメモリの中央部
はメモリトランジスタT2とされ、その両側部はそれぞ
れ選択トランジスタT1とされており、メモリトランジ
スタT2は、前記上部ゲート電極G2と上部ゲート絶縁
膜3およびメモリ性絶縁膜4と半導体層5とソース、ド
レイン電極S。
Dとで構成され、また選択トランジスタT1は、前記下
部ゲート電極G1と下部ゲート絶縁膜2および上部ゲー
ト絶縁膜3と半導体層5とソース。
ドレイン電極S、Dとで構成されている。このメモリト
ランジスタT2とその両側の2つの選択トランジスタT
、とは、その両方に兼用されている半導体層5を介して
直列につながっている。すなわち、前記半導体層5のソ
ース電極Sとドレイン電極りとの間の領域のうち、上部
ゲート電極G2が対向している部分はその全域がメモリ
トランジスタT2のチャンネル領域C2となり、上部ゲ
ート電極G2は対向せず下部ゲート電極G1のみが対向
している部分はその全域が選択トランジスタT1のチャ
ンネル領域C1となっており、このメモリトランジスタ
T2のチャンネル領域C2と、選択トランジスタT8の
チャンネル領域G1とは、上部ゲート電極G2の側縁に
対応する部分において互いにつながった状態で形成され
るため、メモリトランジスタT2とその両側の2つの選
択トランジスタT、とは、前記半導体層5のチャンネル
領域G2.G、を介して、良好な導通性をもって直列に
つながっている。またメモリトランジスタT2の両側の
2つの選択トランジスタT1は、そのゲート電極(下部
ゲート電極)G+が共通の電極であるため、同時にオン
、オフ動作するようになっている。
第2図は前記薄膜トランジスタメモリの製造方法を示し
たもので、この薄膜トランジスタメモリは次のような工
程で製造される。
まず、第2図(a)に示すように、基板1上に、下部ゲ
ート電極G1とそのライン部を形成する。
この下部ゲート電極G1およびライン部は、基板1上に
クロム(C「)等の金属を1000人の厚さに堆積させ
、この金属膜をバターニングする方法で形成する。
次に、第2図(b)に示すように、基板1上に、電荷蓄
積機能のない窒化シリコンを1100人の厚さに堆積さ
せて下部ゲート絶縁膜2を形成し、この後前記下部ゲー
ト絶縁膜2の上に、クロム等の金属を500人の厚さに
堆積させ、この金属膜をパタニングして、下部ゲート電
極G1の中央部にラップする上部ゲート電極G2とその
ライン部を形成する。
次に、第2図(c)に示すように、前記上部ゲート電極
G2および上部ゲート絶縁膜3の上に、電荷蓄積機能の
ない窒化シリコンを900人の厚さに堆積させて上部ゲ
ート絶縁膜3を形成し、次いでこの上部ゲート絶縁膜3
の上に、電荷蓄積機能をもつ窒化シリコンを100人の
厚さに堆積させ、この窒化シリコン膜をバターニングし
て、前記上部ゲート電極G2のみに対向するメモリ性絶
縁膜4を形成する。
次に、第2図(d)に示すように、前記上部ゲート絶縁
膜3の上に、下部ゲート電極G1の両側部に対向するソ
ース、ドレイン電極S、Dおよびそのライン部と、オー
ミックコンタクト層6とを形成する。このソース、ドレ
イン電極S、Dとそのライン部およびオーミックコンタ
クト層6は、前記上部ゲート絶縁膜3およびメモリ性絶
縁膜4の上にクロム等の金属とn型アモルファスΦシリ
コンとをそれぞれ250人ずつの厚さに順次堆積させ、
このn型アモルファス・シリコン層とこの金属膜とをソ
ース、ドレイン電極S、Dおよびそのライン部の形状に
バターニングする方法で形成する。
次に、第2図(e)に示すように、前記メモリ性絶縁膜
4および上面にオーミックコンタクト層6を有するソー
ス、ドレイン電極S、Dと前記上部ゲート絶縁膜3の上
に、前記下部ゲート電極G、および上部ゲート電極G2
に対向する半導体層5を形成して、前述した薄膜トラン
ジスタメモリを完成する。なお、前記半導体層5は、i
型アモルファス・シリコンを1000人の厚さに堆積さ
せ、このi型アモルファス・シリコン層をバターニング
する方法で形成する。
すなわち、この実施例の薄膜トランジスタメモリは、1
つの薄膜トランジスタに、下部ゲニト電極G1とこの下
部ゲート電極G1の中央部にラップする上部ゲート電極
G2との2つのゲート電極を設け、前記下部ゲート電極
G1の両側部に対向させてソース、ドレイン電極S、D
を形成し、前記下部ゲート電極G、および上部ゲート電
極G2に対向させて半導体層5を設けるとともに、下部
ゲート電極G1を覆う下部ゲート絶縁膜2と、上部ゲー
ト電極G2および下部ゲート絶縁膜2を覆う上部ゲート
絶縁膜4とをそれぞれ電荷蓄積機能のない絶縁膜とし、
さらに前記上部ゲート電極G2のみに対向させてメモリ
性絶縁膜4を形成することによって、1つの薄膜トラン
ジスタの中に、半導体層5とソース、ドレイン電極S、
Dを共用するメモリトランジスタT2と、2つの選択ト
ランジスタT、とを、前記半導体層5において直列に接
続した状態で形成したものである。
この薄膜トランジスタメモリによれば、1つの薄膜トラ
ンジスタの中に、メモリトランジスタT2と、このメモ
リトランジスタT2の両側に位置する2つの選択トラン
ジスタT1とを形成しているから、メモリトランジスタ
T2と選択トランジスタT1とで構成されるトランジス
タメモリの面積を小さくして集積度を上げることができ
る。
そして、この薄膜トランジスタメモリにおいては、前記
半導体層5のうち、上部ゲート電極G2が対向している
部分がメモリトランジスタT2のチャンネル領域C2と
なり、前記上部ゲート電極G2は対向せず下部ゲート電
極G1のみが対向している部分が選択トランジスタT1
のチャンネル領域C1となるため、下部ゲート電極G1
へのゲート電圧の印加により選択トランジスタT1を動
作させ、上部ゲート電極G2へのゲート電圧の印加によ
りメモリトランジスタT2を動作させることができるし
、またメモリトランジスタT2のゲート電極である上部
ゲート電極G2を、選択トランジスタT1のゲート電極
である下部ゲート電極G1の一部にラップさせて形成し
ているため、前記メモリトランジスタT2のチャンネル
領域C2と選択トランジスタT1のチャンネル領域C1
とは、前記上部ゲート電極G2の側縁に対応する部分に
おいて互いにつながった状態で形成されるから、メモリ
トランジスタT2と選択トランジスタT1との間の導通
性も良好である。
しかも、この薄膜トランジスタメモリでは、メモリトラ
ンジスタT2のゲート電極である上部ゲート電極G2が
、選択トランジスタT1のゲート電極である下部ゲート
電極G1から半導体層5に印加されるゲート電圧を遮蔽
する電極としても作用するため、下部ゲート電極G1に
印加されるゲート電圧の影響でメモリトランジスタT2
が誤動作することはないから、1つの薄膜トランジスタ
の中にメモリトランジスタT2と選択トランジスタT1
とを形成したものでありながら、前記メモリトランジス
タT2を正常に動作させて安定した書込み、消去、読出
しを行なうことができる。
この薄膜トランジスタメモリの書込み、消去。
読出しは次のようにして行なわれる。
すなわち、第3図は前記薄膜トランジスタメモリの等価
回路図であり、(a)は書込み時、(b)は消去時、(
c)は読出し時の電圧印加状態を示している。
まず書込みについて説明すると、書込み時は、第3図(
a)に示すように、ソース電極Sおよびドレイン電極り
を接地(GND)するとともに、選択トランジスタT1
のゲート電極(下部ゲート電極)G1にオン電圧V。N
を印加し、メモリトランジスタT2のゲート電極(上部
ゲート電極)G2に書込み電圧+■Pを印加する。この
ような電圧を印加すると、2つの選択トランジスタTI
が同時にオンし、メモリトランジスタT2のゲート電極
G2と半導体層5との間にかかる書込み電圧+vPによ
り半導体層5からメモリ性絶縁膜4に電荷が注入されて
、この電荷がメモリ性絶縁膜4の半導体層5との界面に
トラップされ、メモリトランジスタT2が書込み状態(
オフ状態)になる。
また消去時は、第3図(b)に示すように、ソース電極
Sおよびドレイン電極りを接地(GND)するとともに
、選択トランジスタT1のゲート電極G+にオン電圧V
。Nを印加し、メモリトランジスタT2のゲート電極G
2に、書込み電圧+vPとは逆電位の消去電圧−■、を
印加する。このような電圧を印加すると、2つの選択ト
ランジスタT、が同時にオンし、メモリトランジスタT
2のゲート電極G2と半導体層5との間にかかる消去電
圧−■、によりメモリ性絶縁膜4にトラップされている
電荷が半導体層5に放出されて、メモリトランジスタT
2が消去状態(オン状態)となる。
一方、読出し時は、第3図(c)に示すように、メモリ
トランジスタT2のゲート電極G2とソース電極Sを接
地(GND)するとともに、選択トランジスタT1のゲ
ート電極G1にオン電圧V。Nを印加し、ドレイン電極
りに読出し電圧■。を印加する。このような電圧を印加
すると、メモリトランジスタT2が消去状態(オン状態
)であれば、2つの選択トランジスタT1のオンよって
ドレイン電極りからソース電極Sに電流が流れ、またメ
モリトランジスタT2が書込み状態(オフ状態)であれ
ば、選択トランジスタT1がオンしても前記電流は流れ
ないため、ソース電極Sからそのライン部に流れる電流
の有無に応じた読出しデータが出力される。
なお、前記実施例の薄膜トランジスタメモリは、1つの
メモリトランジスタT2と2つの選択トランジスタT1
を備えたものであるが、本発明は、1つのメモリトラン
ジスタT2と1つの選択トランジスタT1を備えた薄膜
トランジスタメモリにも適用できる。
第4図および第5図は本発明の第2の実施例を示してお
り、第4図は薄膜トランジスタメモリの断面図、第5図
はその等価回路図である。
この実施例の薄膜トランジスタメモリは、メモリトラン
ジスタT2のゲート電極である上部ゲート電極G2を、
選択トランジスタT、のゲート電極である下部ゲート電
極G1のほぼ半分の面積として、この上部ゲート電極G
2を下部ゲート電極G1の中央から一半分の領域にラッ
プさせて形成するとともに、メモリ性絶縁膜4を前記上
部ゲート電極G2のみに対向させてこれと同一パターン
に形成したもので、上部ゲート絶縁膜3の上に下部ゲー
ト電極G、の両側部に対向させて形成されるソース、ド
レイン電極S、Dのうちの一方の電極(図ではソース電
極S)は、前記メモリ性絶縁膜4の外側部の上に積層さ
れている。すなわち、この実施例の薄膜トランジスタメ
モリは、その−半分をメモリトランジスタT2とし、他
半分を選択トランジスタT、としたものである。なお、
この実施例の薄膜トランジスタメモリは、選択トランジ
スタT1を1つとしただけで、基本的な構成は前記第1
の実施例と変わらないから、詳細な構造の説明は図に同
符号を付して省略する。また、この実施例の薄膜トラン
ジスタメモリの書込み。
消去、読出しは、前記第1の実施例の薄膜トランジスタ
メモリと同様にして行なうことができる。
なお、この実施例では、下部ゲート電極G1の上部ゲー
ト電極G2とラップする部分を、上部ゲート電極G2と
同じ面積としているが、この下部ゲート電極G1の有効
部分は上部ゲート電極G2とラップしていない部分であ
るから、下部ゲート電極G1の上部ゲート電極G2とラ
ップする部分は、上部ゲート電極G2より小さい面積と
してもよく、その場合も、下部ゲート電極G1の上部ゲ
ート電極G2側の側縁を僅かでも上部ゲート電極G2と
ラップさせておけば、メモリトランジスタT2のチャン
ネル領域C2と選択トランジスタT1のチャンネル領域
C1とが互いにつながった状態で形成されるから、メモ
リトランジスタT2と選択トランジスタT1との間の導
通性を確保することができる。
さらに、前記実施例では、半導体層5およびオーミック
コンタクト層6をアモルファス・シリコンで形成してい
るが、この半導体層5とオーミックコンタクト層6はポ
リ・シリコン(poly−5i)で形成してもよく、こ
のように半導体層5とオーミックコンタクト層6をポリ
・シリコンで形成すれば、メモリトラ−ンジスタT2お
よび選択トランジスタT1の動作速度を速くすることが
できる。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜トランジスタメモリによれば、1つの薄膜
トランジスタの中にメモリトランジスタと選択トランジ
スタとを形成しているから、メモリトランジスタと選択
トランジスタとで構成されるトランジスタメモリの面積
を小さくして集積度を上げることができる。また、この
薄膜トランジスタメモリにおいては、前記半導体層のう
ち、上部ゲート電極が対向している部分がメモリトラン
ジスタのチャンネル領域となり、前記上部ゲート電極は
対向せず下部ゲート電極のみが対向している部分が選択
トランジスタのチャンネル領域となるため、下部ゲート
電極へのゲート電圧の印加により選択トランジスタを動
作させ、上部ゲート電極へのゲート電圧の印加によりメ
モリトランジスタを動作させることができるし、また、
前記メモリトランジスタのチャンネル領域と選択トラン
ジスタのチャンネル領域とは、前記上部ゲート電極の側
縁に対応する部分において互いにつながった状態で形成
されるから、メモリトランジスタと選択トランジスタと
の間の導通性も良好である。しかも、この薄膜トランジ
スタメモリでは、メモリトランジスタのゲート電極であ
る上部ゲート電極が、選択トランジスタのゲート電極で
ある下部ゲート電極から半導体層に印加されるゲート電
圧を遮蔽する電極としても作用するため、下部ゲート電
極に印加されるゲート電圧の影響でメモリトランジスタ
が誤動作することはないから、1つの薄膜トランジスタ
の中にメモリトランジスタと選択トランジスタとを形成
したものでありながら、前記メモリトランジスタを正常
に動作させて安定した書込み、消去、読出しを行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1の実施例を示したもので
、第1図は薄膜トランジスタメモリの断面図、第2図は
薄膜トランジスタメモリの製造工程図、第3図は薄膜ト
ランジスタメモリの等価回路図である。第4図および第
5図は本発明の第2の実施例を示す薄膜トランジスタメ
モリの断面図および等価回路図である。 1・・・基板、G1・・・下部ゲート電極、2・・・下
部ゲート絶縁膜、G2・・・上部ゲート電極、3・・・
上部ゲート絶縁膜、4・・・メモリ性絶縁膜、S・・・
ソース電極、D・・・ドレイン電極、5・・・半導体層
、6・・・オーミックコンタクト層、T1・・・選択ト
ランジスタ、C1・・・チャンネル領域、T2・・・メ
モリトランジスタ、C2・・・チャンネル領域。 出願人  カシオ計算機株式会社 第3図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 絶縁性基板上に形成された下部ゲート電極と、この下部
    ゲート電極を覆う電荷蓄積機能のない下部ゲート絶縁膜
    と、この下部ゲート絶縁膜の上に前記下部ゲート電極の
    一部にラップさせて形成された上部ゲート電極と、この
    上部ゲート電極および前記下部ゲート絶縁膜を覆う電荷
    蓄積機能のない上部ゲート絶縁膜と、この上部ゲート絶
    縁膜の上に前記上部ゲート電極のみに対向させて形成さ
    れた電荷蓄積機能をもつメモリ性絶縁膜と、前記上部ゲ
    ート絶縁膜の上に前記下部ゲート電極の両側部に対向さ
    せて形成されたソース、ドレイン電極と、前記メモリ性
    絶縁膜およびソース、ドレイン電極と前記上部ゲート絶
    縁膜の上に前記下部ゲート電極および上部ゲート電極に
    対向させて形成された半導体層とを備え、 前記上部ゲート電極と前記上部ゲート絶縁膜および前記
    メモリ性絶縁膜と前記半導体層と前記ソース、ドレイン
    電極とでメモリトランジスタを構成し、 前記下部ゲート電極と前記下部ゲート絶縁膜および前記
    上部ゲート絶縁膜と前記半導体層と前記ソース、ドレイ
    ン電極とで選択トランジスタを構成したことを特徴とす
    る薄膜トランジスタメモリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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