JP3546036B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性半導体記憶装置に係り、特に、大容量化や読み出し及び書き込み速度の高速化に適した不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、微細加工技術の進展に伴い、より大容量で、読み出し及び書き込み速度の大きい不揮発性半導体記憶装置が求められている。
【0003】
このような不揮発性半導体記憶装置の一例が、特開平6−77437号公報に開示されている。この不揮発性半導体記憶装置について、以下説明する。
【0004】
まず、図7は、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す回路図である。
【0005】
同図に示すように、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイは、行方向に設けられた複数のワード線102と、ワード線102と立体的に交差して列方向に設けられた複数のビット線103と、2本のビット線103の間に設けられ、ワード線102と立体的に交差するように設けられたソース線104と、ゲート電極107,ソース領域106,ドレイン領域105及びフローティングゲート117を有する複数のトランジスタであるメモリセル101とから構成されており、ゲート電極107はワード線102に、ドレイン領域105はビット線103に、ソース領域106はソース線104にそれぞれ接続されている。つまり、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイは、多数のメモリセル101が2次元マトリックス状に配置された構造になっている。なお、ここで、メモリセル101は、配置されている複数のメモリセルを意味する。
【0006】
次に、図8は、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構造を示す平面図である。
【0007】
図8に示すように、各メモリセル101のドレイン領域105は、ドレインコンタクト108を介してビット線配線110(図7のビット線103に相当)に接続され、ソース領域106は、ソースコンタクト109を介してソース線配線111(図7のソース線104に相当)に接続されている。
【0008】
次に、各配線の位置関係を説明する。
【0009】
図9は、図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIX−IX線における断面図,図10は、図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのX−X線における断面図,図11は、図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのXI-XI線における断面図である。なお、図を見やすくするために、ビット線配線110及びソース線配線の間を埋める層間絶縁膜は省略して示す。
【0010】
図9,図10,図11に示すように、メモリセル1は、基板と、基板上に設けられたp型ウェル112と、p型ウェル112の上に設けられ多数の活性領域を囲む素子分離用絶縁膜113と、基板の活性領域上に設けられたトンネル絶縁膜116と、トンネル絶縁膜116上に設けられたフローティングゲート117と、フローティングゲートの上面から側面までを覆って絶縁するゲート電極間絶縁膜118と、ゲート電極間絶縁膜118上に設けられたゲート電極107とを有している。また、活性領域のうち、p型ウェル112のうちゲート電極107の側方には高濃度の不純物を含むソース領域106及びドレイン領域105がそれぞれ設けられている。
【0011】
また、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイでは、メモリセル101の上に設けられた層間絶縁膜(図9〜11では省略されている)の上に、少なくとも一層の配線層を有している。そして、ビット線配線110とソース線配線111とが互いに間隔をとって同一の配線層内に設けられ、ビット線配線110とソース線配線111とは交互に並んで設けられている。ここで、説明のためにビット線配線110の個別の配線をビット線配線D1、D2、D3、D4とし、ソース線配線111の個別の配線をソース線配線S1、S2、S3、S4とし、ゲート電極G1を共通のゲート電極とするメモリセルを図8に示す左側から順にメモリセル101a、101b、101c、101dとすると、ビット線配線D1は層間絶縁膜を貫通して設けられたドレインコンタクト108aを介してメモリセル101aのドレイン領域に接続されている。これと同様に、ビット線配線D2、D3、D4はそれぞれドレインコンタクト108b、108c、108dを介してメモリセル101b、101c、101dの各ドレイン領域に接続されている。また、図11に示すように、ソース線配線S1、S2、S3、S4はそれぞれソースコンタクト109a、109b、109c、109dを介してメモリセル101a、101b、101c、101dの各ソース領域に接続されている。
【0012】
この不揮発性半導体記憶装置によれば、トンネル現象を利用して比較的低い消費電力で情報の書込み、消去を行なうことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、不揮発性半導体記憶装置においては、さらに微細化して集積度を高めることが求められているのに対し、上述のような従来のセルアレイ構造では、構造的にこれ以上微細化することが困難であった。つまり、従来の不揮発性半導体記憶装置のセルアレイでは、ワード線方向(行方向)の一つのメモリセル幅に、2本の同一配線層の配線を配置しているために、ワード線方向のメモリセル幅が配線2本を配置できる幅に制限されていた。また、同一配線層内に設けられた各配線間は、微細加工限界の制約から、ある程度の間隔が必要であるので、配線間隔を縮めることもできなかった。
【0014】
本発明の目的は、従来と同等の機能を維持しつつ、従来よりもメモリセルアレイの面積を縮小した不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と、ゲート電極と、上記半導体基板のうち上記ゲート電極の両側方に設けられた第1及び第2不純物拡散層と、情報を保持することが可能な情報記憶部とを有する複数の不揮発性メモリセルと、行方向に並ぶ複数の上記不揮発性メモリセルの上記ゲート電極同士を電気的に接続するワード線と、列方向に並ぶ複数の上記第1不純物拡散層同士を電気的に接続し、行方向に隣接する上記第1不純物拡散層毎に独立に設けられた複数の第1の配線と、列方向に並ぶ複数の上記第2不純物拡散層同士を電気的に接続し、行方向に隣接する上記第2不純物拡散層毎に独立に設けられた複数の第2の配線とを備えた不揮発性半導体記憶装置であって、複数の上記第1および第2の配線のうち少なくとも一方の配線は、互いに高さ位置が異なる多層配線構造を有しており、行方向に隣接する2つの上記不揮発性メモリセルのそれぞれが属する2本の上記第1配線および2本の第2の配線のうち、いずれか3本の配線は互いに高さ位置が等しくなるよう上記第1の配線層内に形成され、残り1本の配線が上記第1の配線層と異なる高さ位置の上記第2の配線層内に形成され、上記第1の配線層内に設けられた上記第1および第2の配線のうち、1つの上記不揮発性メモリセルあたりに配置された配線の和の平均本数が2本未満である。
【0016】
これにより、従来のアレイ構造と同じ機能を保持しながら、配線層あたりの第1の配線の密度を減らすことができるので、第1の配線を分割しない場合に比べて配線を設けるのに必要な面積を縮小することができ、ひいてはメモリセルの面積を従来の不揮発性半導体記憶装置よりも縮小することができる。また、第1及び第2の配線が1つの配線層内に設けられる場合に比べ、メモリセルのゲート幅方向の寸法を小さくすることができる。例えば、第1の配線を2つの配線層内に分割して設けた場合には、1つのメモリセルのゲート幅方向寸法を1.5本の配線が配置できる幅、すなわち従来の3/4の大きさにまで縮小することができる。
【0017】
なお、上記情報記憶部は上記ゲート電極と上記半導体基板の間に設けられ、上記ゲート電極および上記半導体基板と電気的に絶縁されたフローティングゲートであることにより、ゲート電極及び各配線に適宜電圧を印加する場合に、情報の書込み、消去、読み出しを行うことができる。
【0018】
また、上記情報記憶部は上記ゲート電極と上記半導体基板の間に設けられたシリコン窒化膜を含む絶縁体であってもよい。
【0019】
また、上記情報記憶部は、上記ゲート電極と上記半導体基板の間に設けられた強誘電体を含む絶縁体であってもよく、この場合でも本発明によるメモリセルの面積縮小の効果は変わらない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0021】
図1は、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す回路図である。
【0022】
同図に示すように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイは、行方向に設けられた複数のワード線2と、ワード線2と立体的に交差して列方向に設けられたビット線3及びソース線4と、2次元マトリックス状に配置され、フローティングゲートを有する複数のメモリセルとを備えている。また、それぞれのメモリセル1のソース領域6(不純物拡散層)は、ソース線4に接続され、それぞれのメモリセル1のドレイン領域5(不純物拡散層)は、ビット線3に接続されている。なお、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置においては、ゲート電極7自体がワード線2として機能している。
【0023】
このように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置におけるアレイ構造は、従来の不揮発性半導体記憶装置と同様の電気回路図で表される。
【0024】
次に、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置に特徴的な配線構造を中心に説明する。
【0025】
図2は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの配線構造を示す平面図である。
【0026】
同図に示すように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイは、互いに一定の間隔を空けて行方向(図2における横方向)に配置されたゲート電極G1,ゲート電極G2,ゲート電極G3及びゲート電極G4を含むゲート電極7と、列方向(図2における縦方向)に配置され、ゲート電極7と層間絶縁膜を挟んで立体的に交差するビット線D1,D2,D3及びD4を含むビット線3と、少なくとも一部分がビット線3と層間絶縁膜を挟んで平行に設けられ、ゲート電極7と立体的に交差して配置されたソース線S1,S2,S3及びS4を含むソース線4と、フローティングゲート17を有し、2次元マトリックス状に配置されたメモリセル1とを備えている。ここで、ゲート電極7とは、個別のゲート電極G1,G2,G3及びG4をまとめて表したもので、メモリセル1は個別のメモリセルをまとめて表したものである。
【0027】
また、ゲート電極G1を共通のゲート電極とするメモリセル1を図2での左側から順にメモリセル1a,1b,1c,1dとすると、ビット線D1,D2,D3及びD4はメモリセル1a,1b,1c及び1dの各ドレイン領域5にコンタクトを介してそれぞれ接続されており、ソース線S1,S2,S3及びS4は、メモリセル1a,1b,1c及び1dの各ソース領域6にコンタクトを介してそれぞれ接続されている。なお、ここでドレイン領域5は、各メモリセルのドレイン領域をまとめた表現であり、ソース領域6は、各メモリセルのソース領域をまとめた表現である。
【0028】
なお、図2では見やすくするために太い点線で示したソース線S2を他の配線より細く表しているが、実際には他の配線と同じ幅である。
【0029】
次に、図3は、図2に示す本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIII−III線(ドレインコンタクト部)での断面図、図4は、図2に示す本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIV−IV線(ゲート電極部)での断面図、図5は、図2に示す本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのV−V線(ソースコンタクト部)での断面図である。なお、実際には各配線及びコンタクトの間には層間絶縁膜が存在するが、図を見やすくするために省略している。
【0030】
図3、図4、図5から分かるように、従来の不揮発性半導体記憶装置においては、ソース線及びビット線が1層の配線層内に設けられていたのに対し、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルでは、互いに電気的に独立したソース配線が2層以上の配線層内に分けて設けられている。
【0031】
ソース線が第1及び第2の配線層内に分かれて設けられている場合、例えば、並んで設けられたソース線のうち、ソース線S1が第2の配線層内に設けられていれば、ソース線S2が第1の配線層内に設けられる。同様に、ソース線S3が第2の配線層内、ソース線S4が第1の配線層内というように、隣り合うソース領域6に接続されるソース線は順に第1の配線層内と第2の配線層内とに分けて設けられる。この場合、第2層では、各々の配線が十分に絶縁性を保持できるだけの間隔をおいて設けられ、ビット線−ソース線−ビット線の並びが繰り返される。
【0032】
また、図3に示すように、ビット線D1は、第1層ドレインコンタクト8a、孤立配線D1’及び第2層ドレインコンタクト8bを介してメモリセル1aのドレイン領域5に接続されており、以下、ビット線D2,D3及びD4も同様に第1層ドレインコンタクト,孤立配線,及び第2層ドレインコンタクトを介してそれぞれメモリセル1b,1c及び1dに接続されている。
【0033】
また、図5に示すように、ソース線S1は、第1層ソースコンタクト9a,孤立配線S1’,第2層ソースコンタクトを介してメモリセル1aのソース領域6に接続されている。ソース線S2は第1層ソースコンタクト9aのみを介してメモリセル1bのソース領域6に接続されている。なお、第1層ドレインコンタクト8a,第2層ドレインコンタクト8b,第1層ソースコンタクト9a及び第2層ソースコンタクト9bは、それぞれ複数のコンタクトをまとめて表したものであり、個々のコンタクト同士は層間絶縁膜を挟んで互いに絶縁されている。なお、第1層及び第2層の各配線は、例えばAlなどの金属または金属の合金などからなっている。
【0034】
図3からも明らかなように、本実施形態のメモリセルにおいては、ソース線を2つの高さの異なる配線層内に設けることにより、2つのメモリセルの行方向の寸法を3本の配線が配置できる幅にまで縮めることが可能になる。従来のメモリセルでは、2つのメモリセルの行方向寸法が4本の配線を配置できる幅であったので、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルアレイの面積を、単純計算で従来の3/4程度の大きさにまで縮小することができることになる。これにより、従来よりさらに集積度を高めた不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
【0035】
なお、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置においては、高さの異なる2つの配線層内に設けたソース線S1とソース線S2の少なくとも一部が平面的に見てオーバーラップしている。この構造により、ビット線3とソース線4とが各配線層内に効率的に配置されることになり、セルアレイの面積を効果的に縮小することができる。ただし、2本のソース線がオーバーラップしていなくても、平面的に見て、同一配線層内にソース線を形成する場合の最小セパレーション幅よりもソース線同士の間隔が狭くなれば、面積は縮小することができる。
【0036】
なお、図2に示すとおり、III−III線及びIV−IV線の断面において、第1層の配線層内に設けられたソース線S2は、第2層の配線層内に設けられたソース線S1の直下方に位置するが、V−V線の断面においては平面的に見てビット線D2とビット線D3の間に位置している。つまり、ソース線S2は、ゲート電極G1とG2の間で「コ」の字状に折れ曲がってメモリセル1bのソース領域6の上方に至るように設けられている。また、平面的に見てオーバーラップしている他のソース線4同士もソース線S1とソース線S2と同様の構造をとっている。
【0037】
この構造により、オーバーラップした2本のソース線4がそれぞれ隣接したメモリセルのソース領域に重複することなく接続することができ、且つメモリセルアレイの面積を大幅に縮小することができる。
【0038】
次に、図4に示す通り、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置に用いられるメモリセルは、p型ウェル12を有する基板と、基板のp型ウェル12中に設けられた素子分離用絶縁膜13と、SiO2 からなるトンネル絶縁膜16と、トンネル絶縁膜上に設けられ、電気的に絶縁されたフローティングゲート17と、フローティングゲート17の側面及び上面を囲んで設けられたゲート電極間絶縁膜18と、基板上に設けられたゲート電極7と、p型ウェルのうちゲート電極の両側方に設けられたn型不純物を高濃度に含むドレイン領域5及びソース領域6とを有している。このメモリセルの構成は従来例と同様であり、トンネル絶縁膜16全面を電子が通過するFNトンネリングを利用してフローティングゲート17に電荷を出し入れすることにより、情報の書込み及び消去が可能な不揮発性のメモリセルとして機能させることができる。
【0039】
次に、各配線の形成方法について簡単に説明する。
【0040】
図6(a)〜(c)は、本実施形態の不揮発性半導体装置における配線の形成工程を示す断面図である。なお、ここでは図2に示すIII−III線における断面を示す。
【0041】
まず、図6(a)までの工程では、公知の方法により半導体基板内に形成したp型ウェル12上にフローティングゲートを有するEEPROM型のメモリセル1を形成する(メモリセル1のドレイン領域のみ図示している)。
【0042】
次に、図6(b)に示す工程で、SiO2などからなる層間絶縁膜を基板上に堆積したあと、公知の方法により層間絶縁膜をエッチングして各メモリセル1のソース及びドレイン領域5に至るコンタクトホールをそれぞれ形成する。次いで、例えばポリシリコンを堆積してコンタクトホールを埋めた後、CMPを行なうことにより、第1層ドレインコンタクト8a及び第1層ソースコンタクト9aを形成する(第1層ドレインコンタクトのみ図示する)。
【0043】
次に、基板上にAlなどの金属を堆積してから公知のリソグラフィ技術、エッチング技術を用いて第1層の各配線、すなわちメモリセル1のソース領域6に接続されるソース線S2,S4(図示せず)及び各孤立配線を基板上に形成する。
【0044】
なお、本工程で孤立配線を形成することにより、後で形成する第2層のソース線及び第2層のビット線がそれぞれメモリセル1のソース領域6及びドレイン領域5に接続することを可能にしている。
【0045】
次に、図6(c)に示す工程で、基板上に層間絶縁膜を堆積した後、公知の方法により層間絶縁膜を貫通して第1層の各孤立配線に至るビア・ホールを形成する。次いで、公知の方法により、ポリシリコン等からなる第2層ドレインコンタクト8b及び第2層ソースコンタクト9bを形成する。その後、Alなどの金属を基板上に堆積してからこの金属層をパターニングすることにより、第2層の各ビット線及びソース線を形成する。
【0046】
このようにして、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、既存の設備で容易に製造することができる。また、従来の装置に比べて工程数の増加もないので、製造コストを増加させることなくメモリセルアレイの面積を縮小することができる。
【0047】
なお、本実施形態の不揮発性半導体装置では、ソース線S2は、ゲート電極G1とG2の間で「コ」の字状に折れ曲がって設けられたが、孤立配線S1’とソース線S2とが互いに絶縁性を保てるだけのマージンがあれば、この折れ曲がりの位置は特に限定されない。
【0048】
なお、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置において、ビット線は直線状に設けられているが、例えばソース領域6の上方ではソース線に対して逆方向に折り曲げた構造にするなど、ビット線、ソース線共に、最も面積が小さくなるように適宜配置を調整してもよい。
【0049】
また、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、配線を2つの配線層内に分けて設けたが、3層以上に分けて配線を設けることによりワード線方向のセル面積をさらに縮小し、メモリセルアレイの面積を縮小することも可能である。
【0050】
また、ここでは2層に分けた配線の第1層にソース線を配置する実施形態について説明したが、第1層の配線をビット線としても同様の面積縮小の効果は変わらない。また、第2層のソース線と第1層のビット線を立体的にオーバーラップするように配置してもよいし、第2層のビット線の下方に第1層のソース線を配置してもよい。ビット線とソース線は対称構造であるため、配線の配置は自由に設定することができる。
【0051】
なお、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルでは、ゲート電極が行方向に直線状に設けられていたが、ゲート電極が折れ曲がった構造をとってももよいし、また、ゲート電極に接続されたワード線をさらに備えた構造をとってもよい。
【0052】
また、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルとして、ポリシリコンからなるゲート電極とp型半導体基板との間に基板側から順にシリコン酸化膜(SiO2)、シリコン窒化膜(Si3N4)、シリコン酸化膜を有する構造を持つMNOSを用いることもできる。また、半導体基板とゲート電極との間に、基板側から順にゲート絶縁膜、強誘電体膜を有しているMFISもメモリセルとして用いることができる。つまり、ソース及びドレイン領域と、ゲート電極と、ゲート電極と基板の間に情報を不揮発の状態で保持できる層とを備えたトランジスタであれば本実施形態の半導体記憶装置のメモリセルとして用いることができる。
【0053】
また、本実施形態の半導体記憶装置において用いられるメモリセルは、1つのトランジスタから構成されている必要は必ずしもない。例えば、特開平11−177068号公報に開示されたような、メモリセルが1つのメモリトランジスタと1つの選択トランジスタから構成される場合でも本発明を適用することにより、セルアレイの面積を縮小することができる。
【0054】
なお、本実施形態で説明されているメモリセルへの情報の書込み及び消去は、FNトンネル電流を用いているが、例えばCHE(Channel Hot Electron)によりフローティングゲートに電子を注入して書込みを行なうなど、他の方法を用いてもよい。
【0055】
なお、本発明の不揮発性半導体記憶装置は従来と同等の機能を持ちながら面積が大幅に縮小されているので、例えば携帯電話のメモリやメモリーカードをはじめとする多様な機器に使用することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明の不揮発性半導体記憶装置によれば、ソース線またはビット線を多層化することにより、従来のアレイ構造と同じ機能を保持しながらワード線方向のメモリセルあたりの寸法を縮小できるので、メモリセルアレイ面積を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す回路図である。
【図2】本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの配線構造を示す平面図である。
【図3】図2に示す本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIII−III線における断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成を示す図2のIV−IV線線における断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成を示す図2のV−V線における断面図である。
【図6】(a)〜(c)は、本発明の実施形態の不揮発性半導体装置における配線の形成工程を示す断面図である。
【図7】従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す回路図である。
【図8】従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構造を示す平面図である。
【図9】図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIX−IX線における断面図である。
【図10】図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのX−X線における断面図である。
【図11】図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのXI−XI線における断面図である。
【符号の説明】
1 メモリセル
1a、1b、1c、1d メモリセル
2 ワード線
3 ビット線
4 ソース線
5 ドレイン領域
6 ソース領域
7 ゲート電極
8a 第1層ドレインコンタクト
8b 第2層ドレインコンタクト
9a 第1層ソースコンタクト
9b 第2層ソースコンタクト
12 p型ウェル
13 素子分離用絶縁膜
16 トンネル絶縁膜
17 フローティングゲート
18 ゲート電極間絶縁膜
G1、G2、G3 ゲート電極
S1、S2、S3、S4 ソース線
D1、D2、D3、D4 ビット線
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性半導体記憶装置に係り、特に、大容量化や読み出し及び書き込み速度の高速化に適した不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、微細加工技術の進展に伴い、より大容量で、読み出し及び書き込み速度の大きい不揮発性半導体記憶装置が求められている。
【0003】
このような不揮発性半導体記憶装置の一例が、特開平6−77437号公報に開示されている。この不揮発性半導体記憶装置について、以下説明する。
【0004】
まず、図7は、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す回路図である。
【0005】
同図に示すように、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイは、行方向に設けられた複数のワード線102と、ワード線102と立体的に交差して列方向に設けられた複数のビット線103と、2本のビット線103の間に設けられ、ワード線102と立体的に交差するように設けられたソース線104と、ゲート電極107,ソース領域106,ドレイン領域105及びフローティングゲート117を有する複数のトランジスタであるメモリセル101とから構成されており、ゲート電極107はワード線102に、ドレイン領域105はビット線103に、ソース領域106はソース線104にそれぞれ接続されている。つまり、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイは、多数のメモリセル101が2次元マトリックス状に配置された構造になっている。なお、ここで、メモリセル101は、配置されている複数のメモリセルを意味する。
【0006】
次に、図8は、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構造を示す平面図である。
【0007】
図8に示すように、各メモリセル101のドレイン領域105は、ドレインコンタクト108を介してビット線配線110(図7のビット線103に相当)に接続され、ソース領域106は、ソースコンタクト109を介してソース線配線111(図7のソース線104に相当)に接続されている。
【0008】
次に、各配線の位置関係を説明する。
【0009】
図9は、図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIX−IX線における断面図,図10は、図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのX−X線における断面図,図11は、図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのXI-XI線における断面図である。なお、図を見やすくするために、ビット線配線110及びソース線配線の間を埋める層間絶縁膜は省略して示す。
【0010】
図9,図10,図11に示すように、メモリセル1は、基板と、基板上に設けられたp型ウェル112と、p型ウェル112の上に設けられ多数の活性領域を囲む素子分離用絶縁膜113と、基板の活性領域上に設けられたトンネル絶縁膜116と、トンネル絶縁膜116上に設けられたフローティングゲート117と、フローティングゲートの上面から側面までを覆って絶縁するゲート電極間絶縁膜118と、ゲート電極間絶縁膜118上に設けられたゲート電極107とを有している。また、活性領域のうち、p型ウェル112のうちゲート電極107の側方には高濃度の不純物を含むソース領域106及びドレイン領域105がそれぞれ設けられている。
【0011】
また、従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイでは、メモリセル101の上に設けられた層間絶縁膜(図9〜11では省略されている)の上に、少なくとも一層の配線層を有している。そして、ビット線配線110とソース線配線111とが互いに間隔をとって同一の配線層内に設けられ、ビット線配線110とソース線配線111とは交互に並んで設けられている。ここで、説明のためにビット線配線110の個別の配線をビット線配線D1、D2、D3、D4とし、ソース線配線111の個別の配線をソース線配線S1、S2、S3、S4とし、ゲート電極G1を共通のゲート電極とするメモリセルを図8に示す左側から順にメモリセル101a、101b、101c、101dとすると、ビット線配線D1は層間絶縁膜を貫通して設けられたドレインコンタクト108aを介してメモリセル101aのドレイン領域に接続されている。これと同様に、ビット線配線D2、D3、D4はそれぞれドレインコンタクト108b、108c、108dを介してメモリセル101b、101c、101dの各ドレイン領域に接続されている。また、図11に示すように、ソース線配線S1、S2、S3、S4はそれぞれソースコンタクト109a、109b、109c、109dを介してメモリセル101a、101b、101c、101dの各ソース領域に接続されている。
【0012】
この不揮発性半導体記憶装置によれば、トンネル現象を利用して比較的低い消費電力で情報の書込み、消去を行なうことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、不揮発性半導体記憶装置においては、さらに微細化して集積度を高めることが求められているのに対し、上述のような従来のセルアレイ構造では、構造的にこれ以上微細化することが困難であった。つまり、従来の不揮発性半導体記憶装置のセルアレイでは、ワード線方向(行方向)の一つのメモリセル幅に、2本の同一配線層の配線を配置しているために、ワード線方向のメモリセル幅が配線2本を配置できる幅に制限されていた。また、同一配線層内に設けられた各配線間は、微細加工限界の制約から、ある程度の間隔が必要であるので、配線間隔を縮めることもできなかった。
【0014】
本発明の目的は、従来と同等の機能を維持しつつ、従来よりもメモリセルアレイの面積を縮小した不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と、ゲート電極と、上記半導体基板のうち上記ゲート電極の両側方に設けられた第1及び第2不純物拡散層と、情報を保持することが可能な情報記憶部とを有する複数の不揮発性メモリセルと、行方向に並ぶ複数の上記不揮発性メモリセルの上記ゲート電極同士を電気的に接続するワード線と、列方向に並ぶ複数の上記第1不純物拡散層同士を電気的に接続し、行方向に隣接する上記第1不純物拡散層毎に独立に設けられた複数の第1の配線と、列方向に並ぶ複数の上記第2不純物拡散層同士を電気的に接続し、行方向に隣接する上記第2不純物拡散層毎に独立に設けられた複数の第2の配線とを備えた不揮発性半導体記憶装置であって、複数の上記第1および第2の配線のうち少なくとも一方の配線は、互いに高さ位置が異なる多層配線構造を有しており、行方向に隣接する2つの上記不揮発性メモリセルのそれぞれが属する2本の上記第1配線および2本の第2の配線のうち、いずれか3本の配線は互いに高さ位置が等しくなるよう上記第1の配線層内に形成され、残り1本の配線が上記第1の配線層と異なる高さ位置の上記第2の配線層内に形成され、上記第1の配線層内に設けられた上記第1および第2の配線のうち、1つの上記不揮発性メモリセルあたりに配置された配線の和の平均本数が2本未満である。
【0016】
これにより、従来のアレイ構造と同じ機能を保持しながら、配線層あたりの第1の配線の密度を減らすことができるので、第1の配線を分割しない場合に比べて配線を設けるのに必要な面積を縮小することができ、ひいてはメモリセルの面積を従来の不揮発性半導体記憶装置よりも縮小することができる。また、第1及び第2の配線が1つの配線層内に設けられる場合に比べ、メモリセルのゲート幅方向の寸法を小さくすることができる。例えば、第1の配線を2つの配線層内に分割して設けた場合には、1つのメモリセルのゲート幅方向寸法を1.5本の配線が配置できる幅、すなわち従来の3/4の大きさにまで縮小することができる。
【0017】
なお、上記情報記憶部は上記ゲート電極と上記半導体基板の間に設けられ、上記ゲート電極および上記半導体基板と電気的に絶縁されたフローティングゲートであることにより、ゲート電極及び各配線に適宜電圧を印加する場合に、情報の書込み、消去、読み出しを行うことができる。
【0018】
また、上記情報記憶部は上記ゲート電極と上記半導体基板の間に設けられたシリコン窒化膜を含む絶縁体であってもよい。
【0019】
また、上記情報記憶部は、上記ゲート電極と上記半導体基板の間に設けられた強誘電体を含む絶縁体であってもよく、この場合でも本発明によるメモリセルの面積縮小の効果は変わらない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0021】
図1は、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す回路図である。
【0022】
同図に示すように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイは、行方向に設けられた複数のワード線2と、ワード線2と立体的に交差して列方向に設けられたビット線3及びソース線4と、2次元マトリックス状に配置され、フローティングゲートを有する複数のメモリセルとを備えている。また、それぞれのメモリセル1のソース領域6(不純物拡散層)は、ソース線4に接続され、それぞれのメモリセル1のドレイン領域5(不純物拡散層)は、ビット線3に接続されている。なお、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置においては、ゲート電極7自体がワード線2として機能している。
【0023】
このように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置におけるアレイ構造は、従来の不揮発性半導体記憶装置と同様の電気回路図で表される。
【0024】
次に、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置に特徴的な配線構造を中心に説明する。
【0025】
図2は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの配線構造を示す平面図である。
【0026】
同図に示すように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイは、互いに一定の間隔を空けて行方向(図2における横方向)に配置されたゲート電極G1,ゲート電極G2,ゲート電極G3及びゲート電極G4を含むゲート電極7と、列方向(図2における縦方向)に配置され、ゲート電極7と層間絶縁膜を挟んで立体的に交差するビット線D1,D2,D3及びD4を含むビット線3と、少なくとも一部分がビット線3と層間絶縁膜を挟んで平行に設けられ、ゲート電極7と立体的に交差して配置されたソース線S1,S2,S3及びS4を含むソース線4と、フローティングゲート17を有し、2次元マトリックス状に配置されたメモリセル1とを備えている。ここで、ゲート電極7とは、個別のゲート電極G1,G2,G3及びG4をまとめて表したもので、メモリセル1は個別のメモリセルをまとめて表したものである。
【0027】
また、ゲート電極G1を共通のゲート電極とするメモリセル1を図2での左側から順にメモリセル1a,1b,1c,1dとすると、ビット線D1,D2,D3及びD4はメモリセル1a,1b,1c及び1dの各ドレイン領域5にコンタクトを介してそれぞれ接続されており、ソース線S1,S2,S3及びS4は、メモリセル1a,1b,1c及び1dの各ソース領域6にコンタクトを介してそれぞれ接続されている。なお、ここでドレイン領域5は、各メモリセルのドレイン領域をまとめた表現であり、ソース領域6は、各メモリセルのソース領域をまとめた表現である。
【0028】
なお、図2では見やすくするために太い点線で示したソース線S2を他の配線より細く表しているが、実際には他の配線と同じ幅である。
【0029】
次に、図3は、図2に示す本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIII−III線(ドレインコンタクト部)での断面図、図4は、図2に示す本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIV−IV線(ゲート電極部)での断面図、図5は、図2に示す本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのV−V線(ソースコンタクト部)での断面図である。なお、実際には各配線及びコンタクトの間には層間絶縁膜が存在するが、図を見やすくするために省略している。
【0030】
図3、図4、図5から分かるように、従来の不揮発性半導体記憶装置においては、ソース線及びビット線が1層の配線層内に設けられていたのに対し、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルでは、互いに電気的に独立したソース配線が2層以上の配線層内に分けて設けられている。
【0031】
ソース線が第1及び第2の配線層内に分かれて設けられている場合、例えば、並んで設けられたソース線のうち、ソース線S1が第2の配線層内に設けられていれば、ソース線S2が第1の配線層内に設けられる。同様に、ソース線S3が第2の配線層内、ソース線S4が第1の配線層内というように、隣り合うソース領域6に接続されるソース線は順に第1の配線層内と第2の配線層内とに分けて設けられる。この場合、第2層では、各々の配線が十分に絶縁性を保持できるだけの間隔をおいて設けられ、ビット線−ソース線−ビット線の並びが繰り返される。
【0032】
また、図3に示すように、ビット線D1は、第1層ドレインコンタクト8a、孤立配線D1’及び第2層ドレインコンタクト8bを介してメモリセル1aのドレイン領域5に接続されており、以下、ビット線D2,D3及びD4も同様に第1層ドレインコンタクト,孤立配線,及び第2層ドレインコンタクトを介してそれぞれメモリセル1b,1c及び1dに接続されている。
【0033】
また、図5に示すように、ソース線S1は、第1層ソースコンタクト9a,孤立配線S1’,第2層ソースコンタクトを介してメモリセル1aのソース領域6に接続されている。ソース線S2は第1層ソースコンタクト9aのみを介してメモリセル1bのソース領域6に接続されている。なお、第1層ドレインコンタクト8a,第2層ドレインコンタクト8b,第1層ソースコンタクト9a及び第2層ソースコンタクト9bは、それぞれ複数のコンタクトをまとめて表したものであり、個々のコンタクト同士は層間絶縁膜を挟んで互いに絶縁されている。なお、第1層及び第2層の各配線は、例えばAlなどの金属または金属の合金などからなっている。
【0034】
図3からも明らかなように、本実施形態のメモリセルにおいては、ソース線を2つの高さの異なる配線層内に設けることにより、2つのメモリセルの行方向の寸法を3本の配線が配置できる幅にまで縮めることが可能になる。従来のメモリセルでは、2つのメモリセルの行方向寸法が4本の配線を配置できる幅であったので、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルアレイの面積を、単純計算で従来の3/4程度の大きさにまで縮小することができることになる。これにより、従来よりさらに集積度を高めた不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
【0035】
なお、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置においては、高さの異なる2つの配線層内に設けたソース線S1とソース線S2の少なくとも一部が平面的に見てオーバーラップしている。この構造により、ビット線3とソース線4とが各配線層内に効率的に配置されることになり、セルアレイの面積を効果的に縮小することができる。ただし、2本のソース線がオーバーラップしていなくても、平面的に見て、同一配線層内にソース線を形成する場合の最小セパレーション幅よりもソース線同士の間隔が狭くなれば、面積は縮小することができる。
【0036】
なお、図2に示すとおり、III−III線及びIV−IV線の断面において、第1層の配線層内に設けられたソース線S2は、第2層の配線層内に設けられたソース線S1の直下方に位置するが、V−V線の断面においては平面的に見てビット線D2とビット線D3の間に位置している。つまり、ソース線S2は、ゲート電極G1とG2の間で「コ」の字状に折れ曲がってメモリセル1bのソース領域6の上方に至るように設けられている。また、平面的に見てオーバーラップしている他のソース線4同士もソース線S1とソース線S2と同様の構造をとっている。
【0037】
この構造により、オーバーラップした2本のソース線4がそれぞれ隣接したメモリセルのソース領域に重複することなく接続することができ、且つメモリセルアレイの面積を大幅に縮小することができる。
【0038】
次に、図4に示す通り、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置に用いられるメモリセルは、p型ウェル12を有する基板と、基板のp型ウェル12中に設けられた素子分離用絶縁膜13と、SiO2 からなるトンネル絶縁膜16と、トンネル絶縁膜上に設けられ、電気的に絶縁されたフローティングゲート17と、フローティングゲート17の側面及び上面を囲んで設けられたゲート電極間絶縁膜18と、基板上に設けられたゲート電極7と、p型ウェルのうちゲート電極の両側方に設けられたn型不純物を高濃度に含むドレイン領域5及びソース領域6とを有している。このメモリセルの構成は従来例と同様であり、トンネル絶縁膜16全面を電子が通過するFNトンネリングを利用してフローティングゲート17に電荷を出し入れすることにより、情報の書込み及び消去が可能な不揮発性のメモリセルとして機能させることができる。
【0039】
次に、各配線の形成方法について簡単に説明する。
【0040】
図6(a)〜(c)は、本実施形態の不揮発性半導体装置における配線の形成工程を示す断面図である。なお、ここでは図2に示すIII−III線における断面を示す。
【0041】
まず、図6(a)までの工程では、公知の方法により半導体基板内に形成したp型ウェル12上にフローティングゲートを有するEEPROM型のメモリセル1を形成する(メモリセル1のドレイン領域のみ図示している)。
【0042】
次に、図6(b)に示す工程で、SiO2などからなる層間絶縁膜を基板上に堆積したあと、公知の方法により層間絶縁膜をエッチングして各メモリセル1のソース及びドレイン領域5に至るコンタクトホールをそれぞれ形成する。次いで、例えばポリシリコンを堆積してコンタクトホールを埋めた後、CMPを行なうことにより、第1層ドレインコンタクト8a及び第1層ソースコンタクト9aを形成する(第1層ドレインコンタクトのみ図示する)。
【0043】
次に、基板上にAlなどの金属を堆積してから公知のリソグラフィ技術、エッチング技術を用いて第1層の各配線、すなわちメモリセル1のソース領域6に接続されるソース線S2,S4(図示せず)及び各孤立配線を基板上に形成する。
【0044】
なお、本工程で孤立配線を形成することにより、後で形成する第2層のソース線及び第2層のビット線がそれぞれメモリセル1のソース領域6及びドレイン領域5に接続することを可能にしている。
【0045】
次に、図6(c)に示す工程で、基板上に層間絶縁膜を堆積した後、公知の方法により層間絶縁膜を貫通して第1層の各孤立配線に至るビア・ホールを形成する。次いで、公知の方法により、ポリシリコン等からなる第2層ドレインコンタクト8b及び第2層ソースコンタクト9bを形成する。その後、Alなどの金属を基板上に堆積してからこの金属層をパターニングすることにより、第2層の各ビット線及びソース線を形成する。
【0046】
このようにして、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、既存の設備で容易に製造することができる。また、従来の装置に比べて工程数の増加もないので、製造コストを増加させることなくメモリセルアレイの面積を縮小することができる。
【0047】
なお、本実施形態の不揮発性半導体装置では、ソース線S2は、ゲート電極G1とG2の間で「コ」の字状に折れ曲がって設けられたが、孤立配線S1’とソース線S2とが互いに絶縁性を保てるだけのマージンがあれば、この折れ曲がりの位置は特に限定されない。
【0048】
なお、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置において、ビット線は直線状に設けられているが、例えばソース領域6の上方ではソース線に対して逆方向に折り曲げた構造にするなど、ビット線、ソース線共に、最も面積が小さくなるように適宜配置を調整してもよい。
【0049】
また、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、配線を2つの配線層内に分けて設けたが、3層以上に分けて配線を設けることによりワード線方向のセル面積をさらに縮小し、メモリセルアレイの面積を縮小することも可能である。
【0050】
また、ここでは2層に分けた配線の第1層にソース線を配置する実施形態について説明したが、第1層の配線をビット線としても同様の面積縮小の効果は変わらない。また、第2層のソース線と第1層のビット線を立体的にオーバーラップするように配置してもよいし、第2層のビット線の下方に第1層のソース線を配置してもよい。ビット線とソース線は対称構造であるため、配線の配置は自由に設定することができる。
【0051】
なお、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルでは、ゲート電極が行方向に直線状に設けられていたが、ゲート電極が折れ曲がった構造をとってももよいし、また、ゲート電極に接続されたワード線をさらに備えた構造をとってもよい。
【0052】
また、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルとして、ポリシリコンからなるゲート電極とp型半導体基板との間に基板側から順にシリコン酸化膜(SiO2)、シリコン窒化膜(Si3N4)、シリコン酸化膜を有する構造を持つMNOSを用いることもできる。また、半導体基板とゲート電極との間に、基板側から順にゲート絶縁膜、強誘電体膜を有しているMFISもメモリセルとして用いることができる。つまり、ソース及びドレイン領域と、ゲート電極と、ゲート電極と基板の間に情報を不揮発の状態で保持できる層とを備えたトランジスタであれば本実施形態の半導体記憶装置のメモリセルとして用いることができる。
【0053】
また、本実施形態の半導体記憶装置において用いられるメモリセルは、1つのトランジスタから構成されている必要は必ずしもない。例えば、特開平11−177068号公報に開示されたような、メモリセルが1つのメモリトランジスタと1つの選択トランジスタから構成される場合でも本発明を適用することにより、セルアレイの面積を縮小することができる。
【0054】
なお、本実施形態で説明されているメモリセルへの情報の書込み及び消去は、FNトンネル電流を用いているが、例えばCHE(Channel Hot Electron)によりフローティングゲートに電子を注入して書込みを行なうなど、他の方法を用いてもよい。
【0055】
なお、本発明の不揮発性半導体記憶装置は従来と同等の機能を持ちながら面積が大幅に縮小されているので、例えば携帯電話のメモリやメモリーカードをはじめとする多様な機器に使用することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明の不揮発性半導体記憶装置によれば、ソース線またはビット線を多層化することにより、従来のアレイ構造と同じ機能を保持しながらワード線方向のメモリセルあたりの寸法を縮小できるので、メモリセルアレイ面積を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す回路図である。
【図2】本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの配線構造を示す平面図である。
【図3】図2に示す本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIII−III線における断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成を示す図2のIV−IV線線における断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成を示す図2のV−V線における断面図である。
【図6】(a)〜(c)は、本発明の実施形態の不揮発性半導体装置における配線の形成工程を示す断面図である。
【図7】従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイを示す回路図である。
【図8】従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構造を示す平面図である。
【図9】図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのIX−IX線における断面図である。
【図10】図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのX−X線における断面図である。
【図11】図8に示す従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイのXI−XI線における断面図である。
【符号の説明】
1 メモリセル
1a、1b、1c、1d メモリセル
2 ワード線
3 ビット線
4 ソース線
5 ドレイン領域
6 ソース領域
7 ゲート電極
8a 第1層ドレインコンタクト
8b 第2層ドレインコンタクト
9a 第1層ソースコンタクト
9b 第2層ソースコンタクト
12 p型ウェル
13 素子分離用絶縁膜
16 トンネル絶縁膜
17 フローティングゲート
18 ゲート電極間絶縁膜
G1、G2、G3 ゲート電極
S1、S2、S3、S4 ソース線
D1、D2、D3、D4 ビット線
Claims (4)
- 半導体基板と、ゲート電極と、上記半導体基板のうち上記ゲート電極の両側方に設けられた第1及び第2不純物拡散層と、情報を保持することが可能な情報記憶部とを有する複数の不揮発性メモリセルと、
行方向に並ぶ複数の上記不揮発性メモリセルの上記ゲート電極同士を電気的に接続するワード線と、
列方向に並ぶ複数の上記第1不純物拡散層同士を電気的に接続し、行方向に隣接する上記第1不純物拡散層毎に独立に設けられた複数の第1の配線と、
列方向に並ぶ複数の上記第2不純物拡散層同士を電気的に接続し、行方向に隣接する上記第2不純物拡散層毎に独立に設けられた複数の第2の配線とを備えた不揮発性半導体記憶装置であって、
複数の上記第1および第2の配線のうち少なくとも一方の配線は、互いに高さ位置が異なる多層配線構造を有しており、
行方向に隣接する2つの上記不揮発性メモリセルのそれぞれが属する2本の上記第1配線および2本の第2の配線のうち、いずれか3本の配線は互いに高さ位置が等しくなるよう上記第1の配線層内に形成され、残り1本の配線は上記第1の配線層と異なる高さ位置の上記第2の配線層内に形成され、
上記第1の配線層内に設けられた上記第1および第2の配線のうち、1つの上記不揮発性メモリセルあたりに配置された配線の和の平均本数が2本未満であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
上記情報記憶部は上記ゲート電極と上記半導体基板の間に設けられ、上記ゲート電極および上記半導体基板と電気的に絶縁されたフローティングゲートであることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
上記情報記憶部は上記ゲート電極と上記半導体基板の間に設けられたシリコン窒化膜を含む絶縁体であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置において、
上記情報記憶部は上記ゲート電極と上記半導体基板の間に設けられた強誘電体を含む絶縁体であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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