JPH05206474A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH05206474A
JPH05206474A JP4011053A JP1105392A JPH05206474A JP H05206474 A JPH05206474 A JP H05206474A JP 4011053 A JP4011053 A JP 4011053A JP 1105392 A JP1105392 A JP 1105392A JP H05206474 A JPH05206474 A JP H05206474A
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JP
Japan
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charge storage
region
drain region
charge accumulating
insulating film
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Withdrawn
Application number
JP4011053A
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English (en)
Inventor
Natsuo Ajika
夏夫 味香
Makoto Oi
誠 大井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH05206474A publication Critical patent/JPH05206474A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不揮発性半導体記憶装置に形成されるメモリ
セルの微細化を図り、集積度の向上を図る。 【構成】 半導体基板の主表面に絶縁膜を介してm行n
列のマトリックス状に配置された(m×n)個の電荷蓄
積電極の配置を半導体基板に形成されるドレイン領域を
挟む電荷蓄積電極の間隔よりも半導体基板に形成される
ソース領域を挟む間隔を小さくすることにより、メモリ
セルのビット線方向の微細化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には電気的に
書込および消去を行なうことが可能な不揮発性半導体記
憶装置に関し、より特定的にはフラッシュメモリの構造
の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データを自由に書込むことができ、書込
まれた情報電荷を電気的に一括消去することが可能なフ
ラッシュメモリが知られている。
【0003】図19は、フラッシュメモリの一般的な構
成を示すブロック図である。図において、フラッシュメ
モリは、行列状に配置されたメモリセルマトリックス1
00と、Xアドレスデコーダ200と、Yゲート300
と、Yアドレスデコーダ400と、アドレスバッファ5
00と、書込み回路600と、センスアンプ700と、
入出力バッファ800と、コントロールロジック900
とを含む。メモリセルマトリックス100は、行列状に
配置された複数個のメモリトランジスタをその内部に有
する。メモリセルマトリックス100の行および列を選
択するためにXアドレスデコーダ200とYゲート30
0とが接続されている。Yゲート300には、列の選択
情報を与えるYアドレスデコーダ400が接続されてい
る。Xアドレスデコーダ200とYアドレスデコーダ4
00には、それぞれアドレス情報が一時格納されるアド
レスバッファ500が接続されている。Yゲート300
には、データ入力時に書込み動作を行なうための書込み
回路600と、データ出力時に流れる電流値から“0”
と“1”を判定するセンスアンプ700が接続されてい
る。書込み回路600とセンスアンプ700にはそれぞ
れ入出力データを一時格納する入出力バッファ800が
接続されている。アドレスバッファ500と入出力バッ
ファ800には、フラッシュメモリの動作制御を行なう
ためのコントロールロジック900が接続されている。
コントロールロジック900は、チップイネーブル信
号、アウトプットイネーブル信号およびプログラム信号
に基づいた制御を行なう。
【0004】図20は、図19に示されたメモリセルマ
トリックス100の概略構成を示す等価回路図である。
図において、行方向に延びる複数本のワード線WL1
WL 2 ,…,WLi と、列方向に延びる複数本のビット
線BL1 ,BL2 ,…,BL j とが互いに直交するよう
に配置され、マトリックスを構成する。各ワード線と各
ビット線の交点には、それぞれフローティングゲートを
有するメモリトランジスタQ11,Q12…,Qijが配置さ
れている。各メモリトランジスタのドレインは、各ビッ
ト線に接続されている。メモリトランジスタのコントロ
ールゲートは、各ワード線に接続されている。メモリト
ランジスタのソースは各ソース線S1 ,S2 ,…に接続
されている。同一行に属するメモリトランジスタのソー
スは、図に示されるように相互に接続されている。
【0005】図21は、上記のようなフラッシュメモリ
を構成する1つのメモリトランジスタの断面構造を示す
部分断面図である。図21に示されるフラッシュメモリ
はスタックゲート型フラッシュメモリと呼ばれている。
図22は、従来のスタックゲート型フラッシュメモリの
平面的配置を示す概略平面図である。図23は、図22
のY−Y線矢視断面図である。これらの図を参照して、
従来のフラッシュメモリの構造について説明する。
【0006】主表面を有するp型半導体基板1と、この
p型半導体基板1の主表面上にSiO2 よりなる絶縁膜
2を介してm行n列のマトリックス状に配置された(m
×n)個の電荷蓄積電極3が配置されている。この電荷
蓄積電極3の隣接する2列にまたがる各列間ごとには素
子分離領域4が形成されている。また、電荷蓄積電極3
上には、SiO2 等よりなる絶縁膜5を介して各行ごと
に形成されたm本のワード線6が形成されている。
【0007】素子分離領域4および電荷蓄積電極3によ
り囲まれた領域の半導体基板1の主表面から所定の深さ
にかけて不純物濃度5×1019/cm3 、シート抵抗8
0Ω・□からなるn型のドレイン領域7が形成されてい
る。また、このドレイン領域7を挟む電荷蓄積電極3の
外側の領域の半導体基板1の主表面から所定の深さにか
けて不純物濃度1×1021/cm3 、シート抵抗50Ω
・□からなるn型のソース領域8が形成されている。
【0008】また、電荷蓄積電極3およびワード線6を
覆い、かつ、上記ドレイン領域7に一部が重なるように
形成された第3の絶縁膜9が形成されている。
【0009】上記ドレイン領域7上には、第3の絶縁膜
9の側壁に沿って形成され、かつ、このドレイン領域7
と電気的に接続されたポリシリコンよりなる第1の導電
層10が設けられている。この第1の導電層10には、
さらに、上向きに延びるように高融点金属材料たとえば
タングステン(W)などからなる第2の導電層11が設
けられている。この第2の導電層11は、上記第3の絶
縁膜9および第1の導電層10を覆うように堆積された
層間絶縁膜12を介して形成されたn本のビット線13
にそれぞれ接続されている。
【0010】上記のように構成されたフラッシュメモリ
の動作について、図21を参照して説明する。
【0011】まず、書込動作においては、n型ドレイン
領域7に6〜8V程度の電圧VD 、コントロールゲート
電極6に10〜15V程度の電圧VG が印加される。さ
らにn型ソース領域8とp型半導体基板1は接地的に保
たれる。この時、メモリトランジスタのチャネルには数
百μAの電流が流れる。ソースからドレインに流れた電
子のうちドレイン近傍で加速された電子は、この近傍で
高いエネルギを有する電子、即ちチャネルホットエレク
トロンとなる。この電子の一部は、コントロールゲート
電極6に印加された電圧VG による電界により、図中矢
印Aに示されるように、電荷蓄積電極3に注入される。
このようにして、電荷蓄積電極3に電子の蓄積が行なわ
れると、メモリトランジスタのしきい値電圧Vthが高く
なる。このしきい値電圧Vthが所定の値よりも高くなっ
た状態が書込まれた状態、“0”と呼ばれる。
【0012】次に、消去動作においては、n型ソース領
域8に10〜12V程度の電圧VS が印加され、コント
ロールゲート電極6とP型半導体基板1は接地電位に保
持される。更にn型ドレイン領域7は開放される。n型
ソース領域8に印加された電圧VS による電界により、
図中矢印Bに示されるように、電荷蓄積電極3中の電子
は、薄いゲート酸化膜2をトンネル現象によって通過す
る。このようにして、電荷蓄積電極3中の電子が引抜か
れることにより、メモリトランジスタのしきい値電圧V
thが低くなる。このしきい値電圧Vthが所定の値よりも
低い状態が、消去された状態、“1”と呼ばれる。各メ
モリトランジスタのソースは、図20に示されるように
接続されているので、この消去動作によって、すべての
メモリセルを一括消去できる。
【0013】さらに、読出動作においては、コントロー
ルゲート電極6に5V程度の電圧V G ′、nドレイン領
域に1〜2V程度の電圧VD ′が印加される。このと
き、メモリトランジスタのチャネル領域に電流が流れる
かどうか、すなわちメモリトランジスタがオン状態がオ
フ状態かによって上記の“1”、“0”の判定が行なわ
れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
メモリセルの微細化への要求は、さらに高まり、上記構
造を有するメモリセルよりもさらに微細化が求められる
ようになってきている。従来の電荷蓄積電極のパターニ
ングは、まず、ドレイン領域を挟む電荷蓄積電極の間隔
が設定された後、その設定された間隔に合わせて、ソー
ス領域を挟む電荷蓄積電極の間隔が決定されていた。す
なわち、電荷蓄積電極の間隔は等ピッチに形成されてい
た。
【0015】しかし、このドレイン領域と、ソース領域
の間隔は必ずしも等間隔である必要はなく、ソース領域
を挟む電荷蓄積電極の間隔は、ソース領域の配線抵抗を
考慮した上でさらに短縮することが可能である。
【0016】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、半導体基板上に形成される電荷蓄積電
極の間隔を、ドレイン領域を挟む電荷蓄積電極の間隔よ
りも、ソース領域を挟む電荷蓄積電極の間隔を小さくす
ることにより、メモリセルの微細化を実現する不揮発性
半導体記憶装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置は、主表
面を有する第1導電型の半導体基板を有している。この
半導体基板の主表面上に第1の絶縁膜を介してm行n列
のマトリックス状に配置された(m×n)個の電荷蓄積
電極と、この電荷蓄積電極の隣接する2列にまたがり各
列間ごとに形成された素子分離領域と、上記電荷蓄積電
極上に第2の絶縁膜を介して各行ごとに形成されたm本
のワード線とを有している。また、上記素子分離領域お
よび上記電荷蓄積電極により囲まれた領域の上記半導体
基板の主表面から所定の深さにかけて形成された第2導
電型のドレイン領域と、上記ドレイン領域を挟む前記電
荷蓄積電極の外側の領域の半導体基板の主表面から所定
の深さにかけて形成された第2導電型のソース領域とを
有している。
【0018】上記構造を有する不揮発性半導体記憶装置
であって、上記ソース領域を挟む上記電荷蓄積電極の間
隔が、上記ドレイン領域を挟む上記電荷蓄積電極の間隔
よりも狭くなるように設けられている。
【0019】
【作用】半導体基板の主表面に絶縁膜を介してm行n列
のマトリックス状に配置された(m×n)個の電荷蓄積
電極のソース領域を挟む間隔を、ドレイン領域を挟む間
隔より小さくし、これに伴うソース線の配線抵抗の上昇
をソース線の不純物濃度を上昇させることにより抑えて
いる。これによりメモリセルのビット線方向の微細化を
図ることが可能となる。
【0020】
【実施例】以下、この発明に基づいた一実施例につい
て、図面を参照して説明する。図1は、この発明に基づ
いた一実施例のメモリセルの断面構造図である。図2
は、この発明に基づいたメモリセルアレイの平面図であ
り、図2のX−X線矢視断面が図1に示す断面構造図で
ある。
【0021】図1および図2を参照して、主表面を有す
るp型半導体基板50と、このp型半導体基板50の主
表面上にSiO2 よりなる絶縁膜51を介してm行n列
のマトリックス状に配置された(m×n)個の電荷蓄積
電極52が配置されている。
【0022】この電荷蓄積電極52の隣接する2列にま
たがる各列間ごとには、素子分離領域53が形成されて
いる。また、電荷蓄積電極52上には、SiO2 等より
なる絶縁膜54を介して各行ごとに形成されたn本のワ
ード線55が形成されている。
【0023】素子分離領域53および電荷蓄積電極52
により囲まれた領域の半導体基板50の主表面から所定
の深さにかけてn型のドレイン領域56が形成されてい
る。また、このドレイン領域56を挟む電荷蓄積電極5
2の外側の領域の半導体基板50の主表面から所定の深
さにかけてn型のソース領域57が形成されている。さ
らに、電荷蓄積電極52およびワード線55を覆い、か
つ、上記ドレイン領域56に一部が重なるように形成さ
れた第3の絶縁膜58が形成されている。
【0024】上記ドレイン領域56上には、第3の絶縁
膜58の側壁に沿って形成され、かつ、このドレイン領
域56と電気的に接続されたポリシリコンよりなる第1
の導電層59が設けられている。この第1の導電層59
には、さらに上向きに延びるように高融点金属たとえば
タングステン(W)などからなる第2の導電層60が設
けられている。この第2の導電層60は、上記第3の絶
縁膜58および第1の導電層59を覆うように堆積され
た層間絶縁膜61を介して形成されたn本のビット線6
2にそれぞれ接続されている。
【0025】ここで、図3を参照して、ドレイン領域5
6と第1の導電層59の接触部の長さL3 はコンタクト
抵抗の低抵抗化を維持するため、たとえば0.5μmと
している。また、第1の導電層59とワード線55の耐
圧確保のために形成した絶縁膜58のワード線55およ
び電荷蓄積電極52の側壁の膜厚L4 は0.15μm程
度必要である。したがって、ドレイン領域56を挟む電
荷蓄積電極52の間隔L1 は、図3から明らかなよう
に、 L1 =L3 +2・L4 =0.5+2×0.15=0.8μm としている。これに対しソース領域57はシリコン基板
の主表面から0.1μm程度の深さにかけて形成してお
り、メモリセル内では上層の導電配線層とコンタクトを
とらないためソース領域57を挟む電荷蓄積電極52の
間隔L2 はレジストパターニング技術上の最小幅で良
く、たとえば、0.5μmとしている。
【0026】この場合、ワード線55および電荷蓄積電
極52の側壁の絶縁膜58により、ソース領域57の上
面の幅L2 が埋まってしまった場合においても、つまり
図3においてL2 =2・L4 +Sを示しているが、S=
0で、2・L4 >L2 となってもコンタクトをとらない
ため問題はない。しかしソース領域幅減少に伴う抵抗値
の上昇も考慮しなければならない。
【0027】従来より、ソース領域57のシート抵抗値
は、約50Ω・□m2 以下が要求されており、また1セ
ル分の配線抵抗は、100Ω以下が要求されている。本
実施例においては、L2 の最小値を最小加工寸法である
0.5μmとした場合、不純物の濃度を高くすることに
より、この抵抗値を下げることは可能である。また、さ
らに微細化が要求された場合、不純物濃度が所定量を超
えたときに、抵抗値の下降は飽和してしまい、それ以上
抵抗を下げることができず、また、基板の結晶性を崩し
てしまうため、不純物の濃度を高くすることはできな
い。しかし、構造上現在は、32セル分に1個アルミ線
とのコンタクトをとっているが、16セル分に1個コン
タクトをとるという構造を用いれば、理論上ソース領域
幅は半分とすることが可能となる。以上によりメモリセ
ルアレイのビット線62方向の微細化を図ることが可能
となり集積度の向上を図ることができる。
【0028】次に、図4ないし図17を用いて、上記実
施例の製造工程の第1〜第12工程について説明する。
【0029】まず、p型シリコン基板50の上面に各列
間毎に素子分離領域53を形成し、次に活性領域上に1
00Å程度の酸化膜よりなる第1の絶縁膜51を形成す
る。さらに、この素子分離領域53および第1の絶縁膜
51の上面にポリシリコン層52を堆積する。このポリ
シリコン層52の上面には、所定のピッチでパターニン
グされたレジスト70を形成して、このレジスト70を
マスクとして異方性エッチングによりポリシリコン層5
2を所定のピッチを有するようにパターニングを行な
い、図4に示す平面構造が完成する。図5は、図4中に
おけるY−Y線矢視断面構造図を示している。図6は、
図4中のX−X線矢視断面構造図を示している。
【0030】次に、レジスト70を除去し、シリコン基
板上面全面に第2の絶縁膜54を形成する。この第2の
絶縁膜54は、三層の積層膜となっており、膜厚100
Å程度の酸化膜54aを形成し、その上にCVD法によ
り膜厚100Å程度の窒化膜54bを形成して、さら
に、その窒化膜54bの上に膜厚100Å程度の酸化膜
を形成することで得られている。
【0031】さらに引き続き、第2の絶縁膜54d上に
厚さ2500Å程度の第2のポリシリコン層62を形成
し、この第2のポリシリコン層62の上に第3の絶縁膜
58を形成する。さらに、第3の絶縁膜58の上にワー
ド線方向に線上にパターニングしたレジスト71を形成
し図7に示す構造を完成させる。
【0032】次に、このレジスト71をマスクに異方性
エッチングにより第3の絶縁膜58と第2のポリシリコ
ン62と第2の絶縁膜54と第1のポリシリコン52を
順次エッチングし、ワード線55とフローティングゲー
ト52を形成する。
【0033】次に、図8を参照して、ソース領域となる
基板上にレジスト膜72を形成し、このレジスト膜72
をマスクとして、ヒ素(AS)を35keV,5×10
14/cm2 の条件で注入・拡散し、濃度5×1019/c
3 、シート抵抗80Ω・□のn型不純物領域からなる
ドレイン領域56を形成する。その後、レジスト膜72
の除去を行なう。
【0034】次に、図9を参照して、ドレイン領域56
の表面をレジスト膜73で覆い、このレジスト膜73を
マスクとして、ヒ素(AS)を35keV,1×1016
/cm2 の条件で注入・拡散し、濃度1×1021/cm
3 、シート抵抗50Ω・□のn型不純物領域からなるソ
ース領域57を形成する。
【0035】次に、図10を参照して、基板上全面に酸
化膜63を形成する。その後、異方性エッチングにより
酸化膜63をエッチングする。これにより、図11に示
す第3の絶縁膜58が完成する。
【0036】次に、図12を参照して、シリコン基板表
面全面上にポリシリコン64を堆積し、このポリシリコ
ン64の上面に所定形状にパターニングしたレジスト7
4を形成する。次に、異方性エッチングによりポリシリ
コン64aをエッチングして、図13に示すようにその
底部においてドレイン領域56と電気的に接続し、第3
の絶縁膜58の側壁に沿った第1の導電層59を形成す
る。
【0037】次に、図14を参照して、半導体基板50
上全面にTEOSなどを用いて層間絶縁膜61を堆積
し、約900℃ウェットリフロー30分行なった後、エ
ッチバックを行ない、図15に示す層間絶縁膜61を形
成する。
【0038】次に図16を参照して、層間絶縁膜61の
上に、ドレイン領域56上方に所定の孔が開いたパター
ンを有するレジスト膜74を形成する。その後、異方性
エッチングによりこの層間絶縁膜61をエッチングしコ
ンタクトホール65を形成する。
【0039】次に、コンタクトホール65の内部に、高
融点金属たとえばタングステン(W)などからなる第2
の導電層60を形成させ、その後、ビット線62を形成
することにより、図17に示すこの発明に基づいた不揮
発性半導体記憶装置が完成する。
【0040】なお、上記において、ソース領域の縮小化
によりソース領域の配線抵抗の上昇を回避する方法に前
述したコンタクトの数を増す方法以外に、図18に示す
ように、ソース領域に配線抵抗を減少させる目的で補助
配線層66を設けることでも、上記問題点を回避するこ
とができる。
【0041】上記に示すように、この実施例における不
揮発性半導体記憶装置の構造を用いることにより、ソー
ス領域を挟む電荷蓄積電極の間隔が、ドレイン領域を挟
む電荷蓄積電極の間隔より小さくなり、ビット線方向の
メモリセルアレイの微細化を図ることが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
不揮発性半導体記憶装置が形成される半導体基板の主表
面に絶縁膜を介してm行n列のマトリックス状に配置さ
れた(m×n)個の電荷蓄積電極の配置を、半導体基板
に形成されるドレイン領域を挟む電荷蓄積電極の間隔よ
りも、半導体基板に形成されるソース領域を挟む間隔を
配線抵抗を考慮した上で、小さくすることにより、メモ
リセルアレイのビット線方向の微細化を図ることができ
る。これにより、メモリセルの集積化の向上を図ること
が可能となり、より高性能の不揮発性半導体記憶装置の
提供を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置の
構造を示す断面図である。
【図2】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置の
平面構造図である。
【図3】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置の
構造を示す詳細断面図である。
【図4】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置の
第1製造工程を示す平面図である。
【図5】図4中に示すY−Y線矢視断面図である。
【図6】図4中に示すX−X線矢視断面図である。
【図7】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置の
第2製造工程を示す断面図である。
【図8】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置の
第3製造工程を示す断面図である。
【図9】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置の
第4製造工程を示す断面図である。
【図10】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置
の第5製造工程を示す断面図である。
【図11】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置
の第6製造工程を示す断面図である。
【図12】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置
の第7製造工程を示す断面図である。
【図13】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置
の第8製造工程を示す断面図である。
【図14】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置
の第9製造工程を示す断面図である。
【図15】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置
の第10製造工程を示す断面図である。
【図16】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置
の第11製造工程を示す断面図である。
【図17】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置
の第12製造工程を示す断面図である。
【図18】この発明に基づいた不揮発性半導体記憶装置
の他の実施例における構造を示す断面図である。
【図19】従来のフラッシュEEPROMの一般的な構
成を示すブロック図である。
【図20】図19に示すメモリセルマトリックス100
の概略構成を示す等価回路である。
【図21】従来例の一例として挙げたフラッシュEEP
ROMを示す断面図である。
【図22】従来のフラッシュEEPROMを示す平面概
略図である。
【図23】図22におけるY−Y線矢視断面図である。
【符号の説明】
50 p型半導体基板 51 第1絶縁膜 52 電荷蓄積電極 53 素子分離領域 54 第2絶縁膜 55 ワード線 56 ドレイン領域 57 ソース領域 58 第3の絶縁膜 59 第1の導電層 60 第2の導電層 61 層間絶縁膜 62 ビット線 63 酸化膜 65 コンタクトホール なお、各図中同一符号は同一内容または相当部分を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する第1導電型の半導体基板
    と、 この半導体基板の主表面上にm行n列のマトリックス状
    に配置された(m×n)個の電荷蓄積電極と、 この電荷蓄積電極の隣接する2列にまたがり各列間ごと
    に形成された素子分離領域と、 前記電荷蓄積電極上に各行ごとに形成されたm本のワー
    ド線と、 前記素子分離領域および前記電荷蓄積電極により囲まれ
    た領域の半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形
    成された第2導電型のドレイン領域と、 前記ドレイン領域を挟む前記電荷蓄積電極の外側の領域
    の半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成され
    た第2導電型のソース領域と、 を備え、 前記ソース領域を挟む前記電荷蓄積電極の間隔が、前記
    ドレイン領域を挟む前記電荷蓄積電極の間隔よりも狭く
    設けられた不揮発性半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8017464B2 (en) 2008-09-29 2011-09-13 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device and a method for manufacturing a semiconductor integrated circuit device

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