WO2010092652A1 - 不揮発性メモリおよびその製造方法、表示装置 - Google Patents

不揮発性メモリおよびその製造方法、表示装置 Download PDF

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Abstract

 不揮発性メモリ(10)において、トランジスタのソース領域(S)およびドレイン領域(D)間に形成される、チャネル領域となるシリコン層(14)下に、ゲート絶縁膜(15)を介して選択ゲート(SG)が形成され、シリコン層(14)上の一部に、ゲート絶縁膜(16)を介して浮遊ゲート(FG)が形成され、浮遊ゲート(FG)に接続される制御ゲート(CG)を備え、選択ゲート(SG)は、一端がゲート絶縁膜(15)を介してソース領域(S)に重なり、浮遊ゲート(FG)は、一端がゲート絶縁膜(16)を介してドレイン領域(D)に重なり、他端がゲート絶縁膜(16)を介してソース領域(S)から離間するとともにシリコン層(14)に重なっている。これにより、放熱性の低い絶縁性基板上に形成した場合でも性能の低下を招くことのない不揮発性メモリを実現することができる。

Description

不揮発性メモリおよびその製造方法、表示装置
 本発明は、不揮発性メモリに関し、特にトランジスタで構成される不揮発性メモリおよびこれを用いた表示装置に関する。
 従来、不揮発性メモリの一つとしてフラッシュメモリが知られている。このフラッシュメモリにおけるメモリセルは、基板上にトンネル酸化膜を介して浮遊ゲートが形成され、さらにゲート絶縁膜を介して制御ゲートが形成された積層構造となっている。このメモリセルの動作原理について簡単に説明すると、書き込み動作時には、制御ゲートとドレインとの電圧差を利用してドレインから浮遊ゲートに電子(または正孔)が注入される。一方、消去動作時には、同じく制御ゲートとドレイン間の電圧制御により浮遊ゲート中の電子(または正孔)がドレインに放出される。チャネルがP型、ソース及びドレインがn型とすると、浮遊ゲートに電子が存在している場合にはチャネルがオフ状態となる一方、浮遊ゲートに電子が存在していない場合にはチャネルがオン状態となる。これにより、不揮発性のメモリとして機能する。
 このような不揮発性メモリを薄膜トランジスタ(TFT)で構成する技術が、例えば特許文献1に開示されている。図14は、特許文献1における、TFTで構成された不揮発性メモリ(不揮発性トランジスタ)の構成を模式的に示す図である。
 図14に示す不揮発性トランジスタでは、活性領域125B上に、トランジスタとして動作するための素子領域として、ソース領域142A(S)と、ドレイン領域142B(D)と、チャネル領域142C(Ch)とが形成されている。また、ゲート絶縁膜124Bを介してチャネル領域142Cと対向するように浮遊ゲート125A(FG)が形成され、さらに、層間絶縁膜124Aを介して浮遊ゲート125Aと対向するように制御ゲート123(CG)が形成されている。
 ここで、上記不揮発性トランジスタがNチャネル薄膜トランジスタ(NチャネルTFT)の場合の書き込み動作の原理について説明する。「1」のデータがNチャネルTFTに書き込まれる場合、ソース領域142Aが接地され、ドレイン領域142Bおよび制御ゲート123に高電圧が印加されることによって、ドレイン領域142Bから浮遊ゲート125Aにエネルギーの高い電子(ホットエレクトロン)が注入される。そして、浮遊ゲート125Aにホットエレクトロンが蓄積されることにより、「1」のデータがNチャネルTFTに書き込まれる。
日本国公開特許公報「特開2005-353912号(2005年12月22日公開)」
 ところが、上記不揮発性トランジスタは、トランジスタ特性が劣化するという問題がある。具体的には、上記構成では、図15に示すように、ホットエレクトロン(図中の「e」)を発生させるために、ドレイン領域Dおよび制御ゲートCGに高電圧を印加する必要がある(例えば、ドレイン電極に6~13Vを印加し、制御ゲート電極に10~15Vを印加)。そのため、ソース領域およびドレイン領域間に大電流が流れ、不揮発性トランジスタが発熱(自己発熱)し、トランジスタ特性が劣化してしまう。特に、上記不揮発性トランジスタを、液晶パネル等を構成するガラス基板等の放熱性の低い絶縁性基板上に形成する場合には、自己発熱によるトランジスタ特性の劣化が顕著に現れる。そのため、上記不揮発性トランジスタを液晶パネルに適用することは困難である。
 本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、放熱性の低い絶縁性基板上に形成した場合でも性能の低下を招くことのない不揮発性メモリおよびその製造方法を実現することにある。
 本発明の不揮発性メモリは、上記課題を解決するために、不揮発的にデータを保持する、トランジスタで構成される不揮発性メモリであって、上記トランジスタのソース領域およびドレイン領域間に形成される、チャネル領域となる半導体層の一方の面の少なくとも一部に、第1絶縁膜を介して第1ゲート電極が形成され、上記半導体層における、上記第1絶縁膜が形成される面とは反対側の他方の面の少なくとも一部に、第2絶縁膜を介して電荷蓄積層が形成され、上記電荷蓄積層に接続される制御ゲート電極を備え、上記第1ゲート電極は、少なくともその一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なり、上記電荷蓄積層は、その一端が上記第2絶縁膜を介して上記ドレイン領域に重なり、他端が上記ソース領域から離間するとともに上記第2絶縁膜を介して上記半導体層に重なっていることを特徴としている。
 以下では、ソース領域およびドレイン領域間において、第1ゲート電極が形成される領域を領域A、電荷蓄積層が形成される領域を領域Bと仮定する。
 上記構成において、ソースを接地し、ドレインおよび制御ゲート電極に高い電圧を印加し、第1ゲート電極に低い電圧を印加すると、領域Aでは、電荷蓄積層が形成されず第1ゲート電極のみがソース領域に重なって設けられているため、領域Aのチャネル電位が領域Bのチャネル電位よりも低くなる。これにより、ソース-ドレイン間の電位差は、領域Aおよび領域Bの境界部分に集中し、境界部分が高電界状態となる(ソース領域からドレイン領域に向かう方向(水平方向)に高電界が発生する)。そのため、書き込み動作時には、ソース領域内の電子(ホットエレクトロン)が、この境界部分の高電界に励起されて電荷蓄積層側に引き付けられる。そして、電荷蓄積層内に取り込まれることによってデータが書き込まれる。
 このように、上記構成によれば、チャネル領域の一部の電位を低く設定したとしても、電位差が生じる部分(高電界領域)の励起作用により、ホットエレクトロンを電荷蓄積層に注入させることができる。そして、チャネル領域の電位を低くすることができるため、ソース領域およびドレイン領域間に流れる電流値を、従来と比較して小さくすることができる。よって、トランジスタの自己発熱による特性の劣化を抑えることができる。すなわち、本発明の不揮発性メモリは、液晶パネルを構成するガラス基板等の放熱性の低い絶縁性基板上に形成した場合でも性能の低下を招くことがない。
 本発明の不揮発性メモリの製造方法は、上記課題を解決するために、不揮発的にデータを保持する、トランジスタで構成される不揮発性メモリの製造方法であって、上記トランジスタのソース領域およびドレイン領域間に、チャネル領域となる半導体層を形成する工程と、上記半導体層の一方の面の少なくとも一部に、第1絶縁膜を介して、第1ゲート電極を、少なくとも該第1ゲート電極の一端が上記ソース領域に重なるように形成する工程と、上記半導体層における、上記第1絶縁膜が形成される面とは反対側の他方の面の少なくとも一部に、第2絶縁膜を介して、電荷蓄積層を、該電荷蓄積層の一端が上記ドレイン領域に重なり、他端が上記ソース領域から離間するとともに上記半導体層に重なるように形成する工程と、上記電荷蓄積層に接続される制御ゲート電極を形成する工程と、を含むことを特徴としている。
 上記方法によれば、上記不揮発性メモリの構成より奏する効果を得ることができる。
 以上のように、本発明の不揮発性メモリは、上記第1ゲート電極は、少なくともその一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なり、上記電荷蓄積層は、その一端が上記第2絶縁膜を介して上記ドレイン領域に重なり、他端が上記ソース領域から離間するとともに上記第2絶縁膜を介して上記半導体層に重なっている構成である。
 また、本発明の不揮発性メモリの製造方法は、上記半導体層の一方の面の少なくとも一部に、第1絶縁膜を介して、第1ゲート電極を、少なくとも該第1ゲート電極の一端が上記ソース領域に重なるように形成する工程と、上記半導体層における、上記第1絶縁膜が形成される面とは反対側の他方の面の少なくとも一部に、第2絶縁膜を介して、電荷蓄積層を、該電荷蓄積層の一端が上記ドレイン領域に重なり、他端が上記ソース領域から離間するとともに上記半導体層に重なるように形成する工程とを含んでいる。
 これにより、トランジスタの自己発熱による特性の劣化を抑えることができるため、上記不揮発性メモリを放熱性の低い絶縁性基板上に形成した場合でも性能の低下を招くことがない。
実施の形態1に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るメモリセルの構成を模式的に示す図であり、 図2に示すメモリセルの等価回路図である。 図2に示すメモリセルにおいて、書き込み動作を説明するための図である。 図4に示すメモリセルにおける書き込み動作状態において、半導体層上に形成されるチャネル領域内の水平方向位置に対するポテンシャル変化の推移を概念的に示したグラフである。 図4に示すメモリセルにおける書き込み動作状態において、半導体層上に形成されるチャネル領域内の水平方向位置に対する水平方向電界の大きさの推移を概念的に示したグラフである。 従来のメモリセルの一例の構成を模式的に示す図である。 実施の形態2に係るメモリセルの構成を模式的に示す図である。 図8に示すメモリセルの等価回路図である。 実施の形態3に係るメモリセルの構成を模式的に示す図である。 図10に示すメモリセルの等価回路図である。 実施の形態1~3に係るメモリセルの他の構成を模式的に示す図である。 図12に示すメモリセルの等価回路図である。 特許文献1の不揮発性メモリの構成を模式的に示す図である。 図14に示す不揮発性メモリにおいて、書き込み動作を説明するための図である。
 本発明にかかる実施の形態の例を、図1~13を用いて説明すれば、以下のとおりである。なお、以下では、本発明に係る不揮発性メモリを液晶表示装置に適用した場合について説明する。
 〔実施の形態1〕
 図1は実施の形態1に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、本液晶表示装置(表示装置)100は、複数のメモリセル(不揮発性メモリ)10がマトリクス状に配列されてなるメモリセルアレイ10a、データ入出力端子20、入力バッファ21、ドレイン電圧制御回路22、カラムデコーダ23、アドレス入力端子24、アドレスバッファ25、ロウデコーダ26、選択ゲート電圧制御回路27、出力バッファ28、センスアンプ29、ソース電圧制御回路30、制御ゲート電圧制御回路31、及び、各制御回路及びバッファ等を制御する主制御部(図示せず)を備えて構成される。
 メモリセルアレイ10aは、電気的に書き換え可能なメモリセル10が、行方向及び列方向にそれぞれ複数配され、マトリクス状に構成される。各メモリセル10は、メモリセル選択用の選択トランジスタ11と、情報蓄積用のメモリトランジスタ12と、MOSキャパシタ13とを備えて構成される。
 ここで、メモリトランジスタ12のゲートと、MOSキャパシタ13の一方の端子とが電気的に接続される。これにより、メモリトランジスタ12のゲートとMOSキャパシタ13の一端とがフローティングゲート(第2ゲート電極、浮遊ゲートFG)となり、MOSキャパシタ13の他方の端子(メモリトランジスタのゲートと接続しない側の他端)が制御ゲートCG(制御ゲート電極)となる不揮発性のメモリトランジスタ(不揮発性メモリ)が構成される。
 選択トランジスタ11およびメモリトランジスタ12は、両者の間に、第1ゲート絶縁膜とチャネルと第2ゲート絶縁膜とがこの順に介在するように形成される。より詳細には、図中領域A(第1領域)では、選択トランジスタ11のゲート電極(選択ゲートSG)が、第1ゲート絶縁膜を介してチャネル上に形成されるが、メモリトランジスタ12のゲート電極(浮遊ゲートFG)は、第2ゲート絶縁膜を介してチャネル上に形成されない。図中領域B(第2領域)では、選択トランジスタ11のゲート電極が、第1ゲート絶縁膜を介してチャネル上に形成されるとともに、メモリトランジスタ12のゲート電極も、第2ゲート絶縁膜を介してチャネル上に形成される。すなわち、領域Bでは、選択トランジスタ11およびメモリトランジスタ12は、互いに離間して形成されるゲート絶縁膜(第1および第2ゲート絶縁膜)、およびその間に形成されるチャネル、を挟んで対向配置される。なお、領域Bのメモリトランジスタ12のドレイン側では、メモリトランジスタ12のゲート電極のみが第2ゲート絶縁膜を介してチャネル上に形成されていてもよい。
 このように、メモリセル10は、メモリトランジスタ12および選択トランジスタ11が互い対向して並列回路として形成される領域Bと、これに連続して形成されるとともに、選択トランジスタ11のみが形成される領域Aとの少なくとも2種類のチャネルが直列に接続されている構成である。
 個々のメモリセル10は、MOSキャパシタ13の制御ゲートが制御線CLに接続され、選択トランジスタ11のゲート電極(選択ゲートSG)がワード線WLに接続され、メモリセル10のドレイン端子がビット線BLに接続され、メモリセル10のソース端子がソース線SLに接続されている。なお、本実施の形態では、制御線CL、ビット線BL、及び、ソース線SLはそれぞれ列方向に延伸し、ワード線WLは行方向に延伸してそれぞれ配されている構成を例に挙げて説明する。
 ドレイン電圧制御回路22は、ビット線BLに印加する電圧の制御を行い、選択ゲート電圧制御回路27は、ワード線WLに印加する電圧の制御を行い、ソース電圧制御回路30は、ソース線SLに印加する電圧の制御を行い、制御ゲート電圧制御回路31は、制御線CLに印加する電圧の制御を行う。
 アドレスバッファ25は、アドレス入力端子24より入力されたアドレス信号が与えられると、与えられたアドレス信号を、カラムアドレス及びロウアドレスに分割して、それぞれを、カラムデコーダ23及びロウデコーダ26それぞれに入力する。カラムデコーダ23は、入力されたカラムアドレスに対応したビット線BL及び制御線CLを選択し、ロウデコーダ26は、入力されたロウアドレスに対応したワード線WLを選択する。そして、カラムデコーダ23及びロウデコーダ26によって選択されたメモリセル10に対して、データ入出力端子20から入力されたデータが入力バッファ21を介して書き込まれる。また、カラムデコーダ23及びロウデコーダ26によって選択されたメモリセル10に書き込まれていた情報が読み出され、センスアンプ29を介して増幅された後、出力バッファ28を介してデータ入出力端子20へと出力される。
 次に、各メモリセル10の構成について詳細に説明する。図2は、メモリセル10の構成を模式的に示す図であり、図3は、メモリセル10の等価回路図である。
 図2および図3に示すように、メモリセル10では、トランジスタの一対のソースS-ドレインD領域間において、チャネルとなるシリコン層14の下部には、ソース領域Sおよびドレイン領域Dに接する(重なる)ように、ゲート絶縁膜15を介して選択ゲートSG(第1ゲート電極)が形成されている。電荷蓄積層となる浮遊ゲートFG(第2ゲート電極)は、ドレイン領域Dに接する(重なる)ように、シリコン層14の上部にゲート絶縁膜16を介して形成されている(領域B)。また、浮遊ゲートFGは、ソース領域Sには接して(重なって)おらず、領域A(浮遊ゲートFGのソース側端部からソースまでの領域)では、シリコン層14の上部に形成されていない。
 すなわち、ソースS-ドレインD領域間において、ソース領域Sに隣接する領域Aでは、シリコン層14下に選択ゲートSGが形成され、領域Aおよびドレイン領域Dに隣接する領域Bでは、シリコン層14下に選択ゲートSGが形成されるとともに、シリコン層14上に浮遊ゲートFGが形成される。
 したがって、領域Aのシリコン層14のチャネルは、選択トランジスタ11となる選択ゲートSGによるMOSトランジスタのみにより制御され、領域Bのシリコン層14のチャネルは、領域Aから延在する選択ゲートSGによるMOSトランジスタと、浮遊ゲートFGによるMOSトランジスタとが並列接続された2つのトランジスタにより制御される。
 図3の等価回路図に示すように、メモリセル10は、第1~第3トランジスタを含んで構成される。第1トランジスタ(選択トランジスタ11)は、ゲート電極(選択ゲート)がワード線WLに接続され、ソース端子(第1導通端子)がソース線SL(信号線)に接続される。第2トランジスタ(選択トランジスタ11)は、ゲート電極(選択ゲート)がワード線WLに接続され、ソース端子(第1導通端子)が第1トランジスタのドレイン端子(第2導通端子)に接続され、ドレイン端子(第2導通端子)がビット線BLに接続される。第3トランジスタ(メモリトランジスタ12)は、ゲート電極が容量を介して制御線CLに接続され、ソース端子(第1導通端子)が第1トランジスタのドレイン端子(第2導通端子)に接続され、ドレイン端子(第2導通端子)がビット線BLに接続される。
 次に、図4~図6を用いて、メモリセル10の書き込み動作について説明する。本実施の形態に係るメモリセル10の特徴は、2つの選択トランジスタ11(第1選択トランジスタ、第2選択トランジスタ)が直列に接続された構造と、メモリトランジスタ12と選択トランジスタ11(第2選択トランジスタ)の並列接続された構造とを有している点である。選択トランジスタ11のみの領域Aのゲート電極に、選択トランジスタ11の閾値電圧またはその近傍の電圧が印加されることで、書き込み時のソース-ドレイン領域間の書き込み電流を抑制したソースサイドインジェクションが可能となる。以下、上記構成のメモリセル10の書き込み特性について詳細に説明する。
 書き込み時の電圧印加条件として、書き込み対象のメモリセル10に接続するビット線BLに6~13V程度、制御線CLに10~15V程度、ワード線WLに閾値電圧近傍の0.5~3V程度、及び、ソース線SLに接地電圧0Vの各電圧を、それぞれ印加する。
 メモリセル10の各部に上記各電圧を印加したとき、半導体層(シリコン層14)上における領域A及び領域Bのそれぞれの半導体層表面にチャネル領域が形成され、ソース及びドレインが電気的に接続した状態となる。これにより、ソース不純物拡散領域内の電子が、ビット線BLを介して印加される正電圧(4V程度)によって、ドレイン不純物拡散領域内に引き付けられる。すなわち、ソース不純物拡散領域内の電子は、領域A内に形成されるチャネル領域と、領域Aおよび領域Bの境界領域とを経由して、領域Bに移動する。
 ところで、領域Aのチャネルの電位は、領域Aがソース領域に隣接しているため、選択ゲートSGが接地電位に近くなっている。一方、領域Bのチャネルの電位は、ドレイン電圧と、高い正の制御ゲート電圧とにより高くなっている。その結果、ソースとドレインとの間の電位差が、事実上、領域Aと領域Bとが接するT点(図4参照)に集中し、この部分が高電界状態となる(水平方向に高電界が発生する)。
 図5は、上記書き込み動作状態において、半導体層上に形成されるチャネル領域内の水平方向位置に対するポテンシャル変化の推移を概念的に示したグラフであり、図6は、当該書き込み動作状態において、半導体層上に形成されるチャネル領域内の水平方向位置に対する水平方向電界の大きさの推移を概念的に示したグラフである。
 上述したように、領域Aおよび領域Bの接点Tにおける高い電位差に起因して、当該領域(T点)内が高電界状態となる(図6参照)。そして、ソース領域内の電子がT点近傍を移動することによって、この高電界に起因して励起され、ポテンシャルが上昇する(図5参照)。このとき、上記書き込み動作状態では、上述のように制御線CLを介してドレイン領域と、制御ゲートCGと、これと静電容量結合した浮遊ゲートFGとに、正電圧が印加されているため、当該ホットエレクトロンが浮遊ゲートFG側に引き付けられ、浮遊ゲートFGに取り込まれることで情報が書き込まれる。すなわち、図2に示されるメモリセル構造の下、上記書き込み動作状態とすることで、メモリセル10に対して情報の書き込みを行うことができる。
 以上のように、本実施の形態に係るメモリセル10によれば、領域A(第1領域)におけるチャネルの弱反転状態により自己発熱による素子破壊を発生させない低電流(<10uA/セル)のチャネル電流で書き込むことができる。すなわち、上記メモリセル10によれば、ガラス基板等の放熱性の低い絶縁性基板上に形成した場合でも、トランジスタ特性の低下を招くことがないため、液晶表示装置に好適である。
 ここで、従来のメモリセルとして、半導体基板上におけるドレインとなる不純物拡散領域とソースとなる不純物拡散領域との間において、浮遊ゲートFGの上部に選択ゲートSGの一部が乗り上げるように形成することで、当該領域のゲート電極を2層構造とする構成が提案されている。
 図7は、この従来のメモリセルの一例の構成を模式的に示す図である。この図に示すように、浮遊ゲートFGの上部の一部と、浮遊ゲートFGの側壁部分に、絶縁膜を介して選択ゲートSGの一部が重なるように形成されている。
 この構成において、ドレインに正電圧を加え、ソースを接地電圧にした状態の下で、浮遊ゲートFGおよび選択ゲートSGに対し、この順に正電圧を印加する。選択ゲートSGに正電圧が印加されると、当該選択ゲートSGの下部領域に形成されるチャネルが弱反転状態となる。そして浮遊ゲートFGに正電圧が印加されると、当該浮遊ゲートFGの下部領域に形成されるチャネルが強反転状態となる。これにより、これらの境界付近で高電界が発生するため、ソース側から供給された電子がこの高電界で励起される。そして、浮遊ゲートFGに対しソース側から注入されることにより、情報が書き込まれる(ソースサイドインジェクション)。この書き込み方法によれば、チャンネルホットエレクトロン法(例えば上記特許文献1)と比較して注入効率を向上することができる。
 しかしながら、標準的な液晶パネルの製造工程では、シリコン層を形成した後に形成可能なゲート電極層は1層のみであるため、追加の工程が必要になる。さらに、選択ゲートおよび浮遊ゲートの2層のゲート電極間に介在する絶縁膜の耐圧を大きくすることが困難になる。
 この点、本実施の形態におけるメモリセル10では、ホットエレクトロンの発生量の制御は、主に、選択ゲートSGと浮遊ゲートFGのレイアウト設計パラメータと書き込み時の電圧印加条件とにのみ依存し、従来のようにドレイン不純物拡散の濃度分布に依存しない。また、選択ゲートSGとして使用する導電体層は、標準の液晶パネル製造工程に組み込まれている、漏れ光を遮蔽する遮光層(ブラックマトリクス)の設計ルールを変更することで形成可能である。これにより、標準の液晶パネル製造工程を変更・調整することなく、設計ルールの変更のみで書き込み性能を最適化することができる。
 メモリセル10の製造方法は、概略的には、トランジスタのソース領域Sおよびドレイン領域D間に、チャネル領域となるシリコン層14を形成する工程と、シリコン層14下の少なくとも一部に、ゲート絶縁膜15を介して、選択ゲートSGを、少なくとも選択ゲートSGの一端がソース領域Sに重なるように形成する工程(選択ゲート形成工程)と、シリコン層14上の少なくとも一部に、ゲート絶縁膜16を介して、電荷蓄積層(浮遊ゲートFG)を、電荷蓄積層の一端がドレイン領域Dに重なり、他端がソース領域Sから離間するとともにシリコン層14に重なるように形成する工程(浮遊ゲート形成工程)と、電荷蓄積層に接続される制御ゲートCGを形成する工程(制御ゲート形成工程)と、を含んでいる。なお、上記選択ゲート形成工程では、選択ゲートは、液晶パネルの遮光層と同一材料かつ同層に形成されることが好ましい。
 このように、本実施の形態におけるメモリセル10では、自己発熱によるトランジスタ特性の劣化を防ぐことができるという効果に加えて、液晶パネル(液晶表示装置)に適用する場合でも、その製造工程を複雑にすることなく、選択ゲートおよび浮遊ゲート間の絶縁膜の高耐圧化を実現することができるという効果も得られる。
 〔実施の形態2〕
 本発明に係る実施の形態2について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施の形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
 本実施の形態2に係る液晶表示装置の概略構成は、実施の形態1で示した構成と同一であり、複数のメモリセル40がマトリクス状に配列されてなるメモリセルアレイ10aを含んで構成される。
 メモリセルアレイ10aは、電気的に書き換え可能なメモリセル40が、行方向及び列方向にそれぞれ複数配され、マトリクス状に構成される。各メモリセル40は、メモリセル選択用の選択トランジスタ11と、情報蓄積用のメモリトランジスタ12と、MOSキャパシタ13とを備えて構成される。
 図8は、本実施の形態2に係るメモリセル40の構成を模式的に示す図であり、図9は、メモリセル40の等価回路図である。本実施の形態2に係るメモリセル40は、実施の形態1で示した図2(および図3)のメモリセル10における選択トランジスタ11とメモリトランジスタ12との(図2の紙面上下方向の)位置を入れ替えた構成である。
 図8および図9に示すように、メモリセル40では、トランジスタの一対のソースS-ドレインD領域間の領域B(第2領域)において、チャネルとなるシリコン層14下に、ゲート絶縁膜16を介して、電荷蓄積層となる浮遊ゲートFGが形成されている。浮遊ゲートFGは、ドレイン領域Dに隣接し(重なり)、上記ソース領域には接して(重なって)おらず、領域A(第1領域、浮遊ゲートFGのソース側端部からソースまでの領域)では、シリコン層14下に形成されていない。また、シリコン層14上には、ソース領域Sおよびドレイン領域Dに接する(重なる)ように、ゲート絶縁膜15を介して選択ゲートSGが形成されている。
 すなわち、ソースS-ドレイン領域D間において、ソース領域Sに隣接する領域Aでは、シリコン層14上に選択ゲートSGが形成され、領域Aおよびドレイン領域Dに隣接する領域Bでは、シリコン層14上に選択ゲートSGが形成されるとともに、シリコン層14下に浮遊ゲートFGが形成される。
 したがって、領域Aのシリコン層14のチャネルは、選択トランジスタ11となる選択ゲートSGによるMOSトランジスタのみにより制御され、領域Bのシリコン層14のチャネルは、領域Aから延在する選択ゲートSGによるMOSトランジスタと、浮遊ゲートFGによるMOSトランジスタとが並列接続された2つのトランジスタにより制御される。
 上記構成によれば、実施の形態1で示した構成により奏する効果と同一の効果が得られる。すなわち、図5および図6に示したように、領域A(第1領域)におけるチャネルの弱反転状態により自己発熱による素子破壊を発生させない低電流(<10uA/セル)のチャネル電流で書き込むことができる。すなわち、上記メモリセル40では、ガラス基板等の放熱性の低い絶縁性基板上に形成した場合でも、トランジスタ特性の低下を招くことがないため、表示装置(特に液晶表示装置)に好適である。
 〔実施の形態3〕
 本発明に係る実施の形態3について以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施の形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1において定義した用語については、特に断らない限り本実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
 本実施の形態3に係る液晶表示装置の概略構成は、実施の形態1で示した構成と同一であり、複数のメモリセル50がマトリクス状に配列されてなるメモリセルアレイ10aを含んで構成される。
 メモリセルアレイ10aは、電気的に書き換え可能なメモリセル50が、行方向及び列方向にそれぞれ複数マトリクス状に配置されて構成される。各メモリセル50は、メモリセル選択用の選択トランジスタ11と、情報蓄積用のメモリトランジスタ12と、MOSキャパシタ13とを備えて構成される。
 図10は、本実施の形態3に係るメモリセル50の構成を模式的に示す図であり、図11は、メモリセル50の等価回路図である。本実施の形態3に係るメモリセル50は、実施の形態1で示した図2(および図3)のメモリセル10において、ソースS-ドレインD領域間の、領域Bおよびドレイン領域D間に、領域Cが設けられている構成である。
 図10および図11に示すように、メモリセル50では、トランジスタの一対のソースS-ドレインD領域間において、チャネルとなるシリコン層14の下部には、ソース領域Sに接し(重なり)、ドレイン領域Dには接しない(重ならない)ように、ゲート絶縁膜15を介して選択ゲートSGが形成されている(領域Aおよび領域B)。電荷蓄積層となる浮遊ゲートFGは、ドレイン領域Dに接する(重なる)ように、シリコン層14の上部にゲート絶縁膜16を介して形成されている(領域Bおよび領域C)。また、浮遊ゲートFGは、ソース領域Sには接して(重なって)おらず、領域A(浮遊ゲートFGのソース側端部からソースまでの領域)では、シリコン層14の上部に形成されていない。
 すなわち、ソースS-ドレインD領域間において、ソース領域Sに隣接する領域Aでは、シリコン層下に選択ゲートSGが形成され、領域Aに隣接する領域Bでは、シリコン層14下に選択ゲートSGが形成されるとともに、シリコン層14上に浮遊ゲートFGが形成され、領域Bおよびドレイン領域Dに隣接する領域Cでは、シリコン層14上に浮遊ゲートFGが形成される。
 したがって、領域Aのシリコン層14のチャネルは、選択トランジスタ11となる選択ゲートSGによるMOSトランジスタのみにより制御され、領域Bのシリコン層14のチャネルは、領域Aから延在する選択ゲートSGによるMOSトランジスタと、浮遊ゲートFGによるMOSトランジスタとが並列接続された2つのトランジスタにより制御され、領域Cのシリコン層14のチャネルは、浮遊ゲートFGによるMOSトランジスタのみにより制御される。なお、領域Cは領域Bと同様、浮遊ゲートFGからの電界により強反転状態となるため、シリコン層14下の低電圧が印加された選択ゲートSGの有無の影響は無視できる。
 上記構成によれば、実施の形態1で示した構成により奏する効果と同一の効果が得られる。すなわち、図5および図6に示したように、領域A(第1領域)におけるチャネルの弱反転状態により自己発熱による素子破壊を発生させない低電流(<10uA/セル)のチャネル電流で書き込むことができる。すなわち、上記メモリセル50では、ガラス基板等の放熱性の低い絶縁性基板上に形成した場合でも、トランジスタ特性の低下を招くことがないため、表示装置(特に液晶表示装置)に好適である。
 ここで、本発明のメモリセルは、以下の形態であってもよい。
 例えば、図10に示すメモリセルにおいて、領域Bが存在せず領域Aおよび領域Cで構成され、両者が隣接している形態であってもよい。すなわち、ソースS-ドレインD領域間において、ソース領域Sに隣接する領域Aでは、シリコン層下に選択ゲートSGが形成され、領域Aおよびドレイン領域Dに隣接する領域Cでは、シリコン層14上に浮遊ゲートFGが形成される形態である。
 この形態では、領域Aのシリコン層14のチャネルは、選択トランジスタ11となる選択ゲートSGによるMOSトランジスタのみにより制御され、領域Cのシリコン層14のチャネルは、浮遊ゲートFGによるMOSトランジスタのみにより制御される。
 また、上記形態において、領域A(選択ゲートSGの形成領域)と領域C(浮遊ゲートFGの形成領域)とが、ソース領域Sからドレイン領域Dに向かう水平方向(図10の紙面左右方向)に離間している構成としてもよい。なお、この構成では、選択ゲートSG-浮遊ゲートFG間の領域のチャネルがいずれかのゲート電極のフリンジ電界により制御されることが前提となるため、上記離間距離は、200nm以内であることが好ましい。
 なお、これらの形態において、図8の構成にならって、上記領域A(選択ゲートSGの形成領域)および領域C(浮遊ゲートFGの形成領域)の位置を入れ替えた構成、すなわち、ソースS-ドレインD領域間において、ソース領域Sに隣接する領域Aでは、シリコン層上に選択ゲートSGが形成され、領域Aおよびドレイン領域Dに隣接する領域Cでは、シリコン層14下に浮遊ゲートFGが形成される構成であってもよい。
 また、上記実施の形態1~3で示した各メモリセルでは、メモリトランジスタ12の電荷蓄積層が、ゲート電極(浮遊ゲートFG)としての導電体により構成されているが、本発明のメモリセルはこれに限定されるものではなく、上記電荷蓄積層が、例えば、トラップ密度の高い絶縁膜(第3絶縁膜)で構成されていてもよい。具体的には、上記電荷蓄積層は、図12および図13に示すように、半導体層およびゲート絶縁膜で隔てられ、さらに制御ゲートCGおよび絶縁膜で隔てられるようなトランジスタにより構成することができる。この構成でも、上記実施の形態1~3に示したメモリセルの構成により奏する効果と同一の効果が得られる。
 また、上記実施の形態1~3で示した各メモリセル(メモリシステム)は、上記のように液晶表示装置の画素領域内に画素に対応して行列状に配置されている構成に限定されず、画素領域外の周辺回路領域内に不揮発メモリセルのアレイとして単独で配置されている構成であってもよい。
 以上のように、本発明の不揮発性メモリは、不揮発的にデータを保持する、トランジスタで構成される不揮発性メモリであって、上記トランジスタのソース領域およびドレイン領域間に形成される、チャネル領域となる半導体層の一方の面の少なくとも一部に、第1絶縁膜を介して第1ゲート電極が形成され、上記半導体層における、上記第1絶縁膜が形成される面とは反対側の他方の面の少なくとも一部に、第2絶縁膜を介して電荷蓄積層が形成され、上記電荷蓄積層に接続される制御ゲート電極を備え、上記第1ゲート電極は、少なくともその一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なり、上記電荷蓄積層は、その一端が上記第2絶縁膜を介して上記ドレイン領域に重なり、他端が上記ソース領域から離間するとともに上記第2絶縁膜を介して上記半導体層に重なっていることを特徴としている。
 以下では、ソース領域およびドレイン領域間において、第1ゲート電極が形成される領域を領域A、電荷蓄積層が形成される領域を領域Bと仮定する。
 上記構成において、ソースを接地し、ドレインおよび制御ゲート電極に高い電圧を印加し、第1ゲート電極に低い電圧を印加すると、領域Aでは、電荷蓄積層が形成されず第1ゲート電極のみがソース領域に重なって設けられているため、領域Aのチャネル電位が領域Bのチャネル電位よりも低くなる。これにより、ソース-ドレイン間の電位差は、領域Aおよび領域Bの境界部分に集中し、境界部分が高電界状態となる(ソース領域からドレイン領域に向かう方向(水平方向)に高電界が発生する)。そのため、書き込み動作時には、ソース領域内の電子(ホットエレクトロン)が、この境界部分の高電界に励起されて電荷蓄積層側に引き付けられる。そして、電荷蓄積層内に取り込まれることによってデータが書き込まれる。
 このように、上記構成によれば、チャネル領域の一部の電位を低く設定したとしても、電位差が生じる部分(高電界領域)の励起作用により、ホットエレクトロンを電荷蓄積層に注入させることができる。そして、チャネル領域の電位を低くすることができるため、ソース領域およびドレイン領域間に流れる電流値を、従来と比較して小さくすることができる。よって、トランジスタの自己発熱による特性の劣化を抑えることができる。すなわち、本発明の不揮発性メモリは、液晶パネルを構成するガラス基板等の放熱性の低い絶縁性基板上に形成した場合でも性能の低下を招くことがない。
 上記不揮発メモリでは、上記ソース領域およびドレイン領域間において、上記ソース領域に隣接する第1領域では、上記第1ゲート電極の一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なるとともに、該第1ゲート電極により構成され、上記第1領域に隣接する、上記ソース領域とは反対側の第2領域では、少なくとも上記電荷蓄積層の一端が上記第2絶縁膜を介して上記ドレイン領域に重なるとともに、該電荷蓄積層および上記第1ゲート電極を含んで構成されていてもよい。
 上記不揮発メモリでは、上記ソース領域およびドレイン領域間において、上記ソース領域に隣接する第1領域では、上記第1ゲート電極の一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なるとともに、該第1ゲート電極により構成され、上記第1領域に隣接する、上記ソース領域とは反対側の第2領域では、上記電荷蓄積層の一端および上記第1ゲート電極の他端それぞれが、上記第2絶縁膜および上記第1絶縁膜それぞれを介して上記ドレイン領域に重なるとともに、該電荷蓄積層および該第1ゲート電極により構成されていてもよい。
 上記不揮発メモリでは、上記ソース領域およびドレイン領域間において、上記ソース領域に隣接する第1領域では、上記第1ゲート電極の一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なるとともに、該第1ゲート電極により構成され、上記第1領域に隣接する、上記ソース領域とは反対側の第2領域では、上記第1ゲート電極および上記電荷蓄積層により構成され、上記第2領域および上記ドレイン領域に隣接する第3領域では、上記電荷蓄積層の一端が上記第2絶縁膜を介して上記ドレイン領域に重なるとともに、該電荷蓄積層により構成されていてもよい。
 上記不揮発メモリでは、上記電荷蓄積層は、第2ゲート電極または第3絶縁膜により構成されていてもよい。
 上記不揮発メモリでは、上記第1ゲート電極に印加される電圧は、上記第1ゲート電極を含む選択トランジスタの閾値電圧に設定されている構成としてもよい。
 本発明の表示装置は、行列状に配される複数の画素と、各画素に対応して行列状に配される複数のワード線およびビット線とを備える表示装置であって、各画素は、上記記載の不揮発性メモリを含み、上記第1ゲート電極が上記ワード線に接続され、上記トランジスタのドレイン電極が上記ビット線に接続されていることを特徴としている。
 また、本発明の表示装置は、行列状に配される複数の画素と、各画素に対応して配される複数の、ワード線とビット線と制御線と信号線と、を備える表示装置であって、各画素は、請求項1~6のいずれか1項に記載の不揮発性メモリを含み、上記不揮発性メモリは、第1~第3トランジスタにより構成され、上記第1トランジスタは、ゲート電極が上記ワード線に接続され、第1導通端子が上記信号線に接続され、上記第2トランジスタは、ゲート電極が上記ワード線に接続され、第1導通端子が上記第1トランジスタの第2導通端子に接続され、第2導通端子が上記ビット線に接続され、上記第3トランジスタは、ゲート電極が容量を介して上記制御線に接続され、第1導通端子が上記第1トランジスタの第2導通端子に接続され、第2導通端子が上記ビット線に接続されていることを特徴としている。
 なお、上記不揮発性メモリ(メモリシステム)は、上記のように表示装置の画素領域内に画素に対応して行列状に配置されている構成に限定されず、画素領域外の周辺回路領域内に不揮発メモリセルのアレイとして単独で配置されている構成であってもよい。
 上記構成によれば、不揮発性メモリを放熱性の低いガラス基板等に形成しても、トランジスタ特性の劣化が生じないため、表示装置、特に液晶表示装置に適用することができる。
 上記表示装置では、上記第1ゲート電極は、漏れ光を遮蔽するための遮光層と同一材料かつ同層に形成されている構成としてもよい。
 これにより、従来の液晶パネルの製造工程を追加することなく、不揮発性メモリを形成することができる。
 本発明の不揮発性メモリの製造方法は、不揮発的にデータを保持する、トランジスタで構成される不揮発性メモリの製造方法であって、上記トランジスタのソース領域およびドレイン領域間に、チャネル領域となる半導体層を形成する工程と、上記半導体層の一方の面の少なくとも一部に、第1絶縁膜を介して、第1ゲート電極を、少なくとも該第1ゲート電極の一端が上記ソース領域に重なるように形成する工程と、上記半導体層における、上記第1絶縁膜が形成される面とは反対側の他方の面の少なくとも一部に、第2絶縁膜を介して、電荷蓄積層を、該電荷蓄積層の一端が上記ドレイン領域に重なり、他端が上記ソース領域から離間するとともに上記半導体層に重なるように形成する工程と、上記電荷蓄積層に接続される制御ゲート電極を形成する工程と、を含むことを特徴としている。
 上記方法によれば、上記不揮発性メモリの構成より奏する効果を得ることができる。
 本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、上記実施の形態を技術常識に基づいて適宜変更したものやそれらを組み合わせて得られるものも本発明の実施の形態に含まれる。
 本発明の不揮発性メモリは、ガラス基板等の絶縁性基板上に形成することができるため、液晶表示装置、例えば液晶テレビに好適である。
 10  メモリセル(不揮発性メモリ)
 10a メモリセルアレイ
 11  選択トランジスタ(第1トランジスタ、第2トランジスタ)
 12  メモリトランジスタ(第3トランジスタ)
 13  MOSキャパシタ
 14  シリコン層(半導体層)
 15  ゲート絶縁膜(第1絶縁膜)
 16  ゲート絶縁膜(第2絶縁膜)
 100 液晶表示装置(表示装置)
 SG  選択ゲート(第1ゲート電極)
 FG  浮遊ゲート(第2ゲート電極)
 CG  制御ゲート
 WL  ワード線
 BL  ビット線
 CL  制御線
 SL  ソース線(信号線)

Claims (10)

  1.  不揮発的にデータを保持する、トランジスタで構成される不揮発性メモリであって、
     上記トランジスタのソース領域およびドレイン領域間に形成される、チャネル領域となる半導体層の一方の面の少なくとも一部に、第1絶縁膜を介して第1ゲート電極が形成され、
     上記半導体層における、上記第1絶縁膜が形成される面とは反対側の他方の面の少なくとも一部に、第2絶縁膜を介して電荷蓄積層が形成され、
     上記電荷蓄積層に接続される制御ゲート電極を備え、
     上記第1ゲート電極は、少なくともその一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なり、
     上記電荷蓄積層は、その一端が上記第2絶縁膜を介して上記ドレイン領域に重なり、他端が上記ソース領域から離間するとともに上記第2絶縁膜を介して上記半導体層に重なっていることを特徴とする不揮発性メモリ。
  2.  上記ソース領域およびドレイン領域間において、
     上記ソース領域に隣接する第1領域では、上記第1ゲート電極の一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なるとともに、該第1ゲート電極により構成され、
     上記第1領域に隣接する、上記ソース領域とは反対側の第2領域では、少なくとも上記電荷蓄積層の一端が上記第2絶縁膜を介して上記ドレイン領域に重なるとともに、該電荷蓄積層および上記第1ゲート電極を含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ。
  3.  上記ソース領域およびドレイン領域間において、
     上記ソース領域に隣接する第1領域では、上記第1ゲート電極の一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なるとともに、該第1ゲート電極により構成され、
     上記第1領域に隣接する、上記ソース領域とは反対側の第2領域では、上記電荷蓄積層の一端および上記第1ゲート電極の他端それぞれが、上記第2絶縁膜および上記第1絶縁膜それぞれを介して上記ドレイン領域に重なるとともに、該電荷蓄積層および該第1ゲート電極により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ。
  4.  上記ソース領域およびドレイン領域間において、
     上記ソース領域に隣接する第1領域では、上記第1ゲート電極の一端が上記第1絶縁膜を介して上記ソース領域に重なるとともに、該第1ゲート電極により構成され、
     上記第1領域に隣接する、上記ソース領域とは反対側の第2領域では、上記第1ゲート電極の他端および上記電荷蓄積層の一端それぞれが、上記第1絶縁膜および上記第2絶縁膜それぞれを介して上記ドレイン領域に重なるとともに、上記第1ゲート電極および上記電荷蓄積層により構成され、
     上記第2領域および上記ドレイン領域に隣接する第3領域では、上記電荷蓄積層の他端が上記第2絶縁膜を介して上記ドレイン領域に重なるとともに、該電荷蓄積層により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ。
  5.  上記電荷蓄積層は、第2ゲート電極または第3絶縁膜により構成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の不揮発性メモリ。
  6.  上記第1ゲート電極に印加される電圧は、上記第1ゲート電極を含む選択トランジスタの閾値電圧に設定されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の不揮発性メモリ。
  7.  行列状に配される複数の画素と、各画素に対応して行列状に配される複数のワード線およびビット線とを備える表示装置であって、
     各画素は、請求項1~6のいずれか1項に記載の不揮発性メモリを含み、
     上記第1ゲート電極が上記ワード線に接続され、上記トランジスタのドレイン電極が上記ビット線に接続されていることを特徴とする表示装置。
  8.  上記第1ゲート電極は、漏れ光を遮蔽するための遮光層と同一材料かつ同層に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9.  行列状に配される複数の画素と、各画素に対応して配される複数の、ワード線とビット線と制御線と信号線と、を備える表示装置であって、
     各画素は、請求項1~6のいずれか1項に記載の不揮発性メモリを含み、
     上記不揮発性メモリは、第1~第3トランジスタにより構成され、
     上記第1トランジスタは、ゲート電極が上記ワード線に接続され、第1導通端子が上記信号線に接続され、
     上記第2トランジスタは、ゲート電極が上記ワード線に接続され、第1導通端子が上記第1トランジスタの第2導通端子に接続され、第2導通端子が上記ビット線に接続され、
     上記第3トランジスタは、ゲート電極が容量を介して上記制御線に接続され、第1導通端子が上記第1トランジスタの第2導通端子に接続され、第2導通端子が上記ビット線に接続されていることを特徴とする表示装置。
  10.  不揮発的にデータを保持する、トランジスタで構成される不揮発性メモリの製造方法であって、
     上記トランジスタのソース領域およびドレイン領域間に、チャネル領域となる半導体層を形成する工程と、
     上記半導体層の一方の面の少なくとも一部に、第1絶縁膜を介して、第1ゲート電極を、少なくとも該第1ゲート電極の一端が上記ソース領域に重なるように形成する工程と、
     上記半導体層における、上記第1絶縁膜が形成される面とは反対側の他方の面の少なくとも一部に、第2絶縁膜を介して、電荷蓄積層を、該電荷蓄積層の一端が上記ドレイン領域に重なり、他端が上記ソース領域から離間するとともに上記半導体層に重なるように形成する工程と、
     上記電荷蓄積層に接続される制御ゲート電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする不揮発性メモリの製造方法。
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