JPH0472675A - 薄膜トランジスタメモリ - Google Patents

薄膜トランジスタメモリ

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JPH0472675A
JPH0472675A JP2184021A JP18402190A JPH0472675A JP H0472675 A JPH0472675 A JP H0472675A JP 2184021 A JP2184021 A JP 2184021A JP 18402190 A JP18402190 A JP 18402190A JP H0472675 A JPH0472675 A JP H0472675A
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JP
Japan
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memory
transistor
insulating film
gate electrode
semiconductor layer
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JP2184021A
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Inventor
Hiroshi Matsumoto
広 松本
Hideo Naito
内藤 英雄
Hiroyasu Yamada
裕康 山田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄膜トランジスタメモリに関するものである。
〔従来の技術〕
最近、電気的に書込み、消去、読出しが可能なE2FR
OM等のメモリとして、メモリトランジスタとこのメモ
リトランジスタを選択するための選択トランジスタとを
薄膜トランジスタとした薄膜トランジスタメモリが考え
られている。
この薄膜トランジスタメモリとしては、従来、ガラス等
からなる絶縁性基板の上に、メモリ用の薄膜トランジス
タ(以下メモリトランジスタという)と選択用の薄膜ト
ランジスタ(以下選択トランジスタという)とを隣接さ
せて形成し、このメモリトランジスタと選択トランジス
タとを、その一方のソース電極と他方のドレイン電極と
を接続する接続配線を介して直列に接続してトランジス
タメモリを構成したものが知られている。なお、メモリ
トランジスタと選択トランジスタとは、例えば、ソース
、ドレイン電極と、半導体層と、ゲート絶縁膜と、ゲー
ト電極とを積層したスタガー型の薄膜トランジスタとさ
れており、メモリトランジスタのゲート絶縁膜は電荷蓄
積機能をもつメモリ性絶縁膜で形成され、選択トランジ
スタのゲート絶縁膜は電荷蓄積機能のない絶縁膜で形成
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来の薄膜トランジスタメモリは、
基板上にメモリトランジスタと選択トランジスタとを隣
接させて形成して、このメモリトランジスタと選択トラ
ンジスタとを接続配線により直列に接続したものである
ため、メモリトランジスタと選択トランジスタとで構成
されるトランジスタメモリの面積が大きく、したがって
このトランジスタメモリを縦横に配列して構成されるメ
モリマトリックスの集積度を上げることが難しいという
問題をもっていた。
本発明はこのような実情にかんがみてなされたものであ
って、その目的とするところは、メモリトランジスタと
選択トランジスタとで構成されるトランジスタメモリの
面積を小さくして集積度を上げることができる薄膜トラ
ンジスタメモリを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の薄膜トランジスタメモリは、絶縁性基板上に形
成されたソース、ドレイン電極と、両側部を前記ソース
、ドレイン電極の上に積層して前記基板上に形成された
半導体層と、この半導体層の一部分の上に形成された電
荷蓄積機能をもつメモリ性絶縁膜と、このメモリ性絶縁
膜と前記半導体層を覆う電荷蓄積機能のない下部ゲート
絶縁膜と、この下部ゲート絶縁膜の上に前記メモリ性絶
縁膜のみに対向させて形成された下部ゲート電極と、こ
の下部ゲート電極を覆って前記下部ゲート絶縁膜の上に
積層された電荷蓄積機能のない上部ゲート絶縁膜と、こ
の上部ゲート絶縁膜の上に前記半導体層の少なく占もソ
ース、ドレイン電極間の領域全体に対向させて形成され
た上部ゲート電極とを備え、 前記ソース、ドレイン電極と前記半導体層と前記メモリ
性絶縁膜および前記下部ゲート絶縁膜と下部ゲート電極
とでメモリトランジスタを構成し、前記ソース、ドレイ
ン電極と前記半導体層と前記下部ゲート絶縁膜および前
記上部ゲート絶縁膜と前記上部ゲート電極とで選択トラ
ンジスタを構成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
すなわち、本発明の薄膜トランジスタメモリは、1つの
薄膜トランジスタに、半導体層の少なくともソース、ド
レイン電極間の領域全体に対向する上部ゲート電極と、
この上部ゲート電極と前記半導体層との間に設けられて
前記半導体層の一部分に対向する下部ゲート電極との2
つのゲート電極を設けるとともに、前記半導体層を覆う
下部ゲート絶縁膜と、この下部ゲート絶縁膜の上に積層
した上部ゲート絶縁膜とをそれぞれ電荷蓄積機能のない
絶縁膜とし、さらに、前記半導体層の一部分の上にメモ
リ性絶縁膜を形成してこのメモリ性絶縁膜に前記下部ゲ
ート電極を対向させることにより、1つの薄膜トランジ
スタの中に、前記半導体層とソース、ドレイン電極とを
共用するメモリトランジスタと選択トランジスタとを前
記半導体層において直列に接続した状態で形成したもの
である。
そして、この薄膜トランジスタメモリにおいては、前記
半導体層のうち、下部ゲート電極が対向している部分が
メモリトランジスタのチャンネル領域となり、前記下部
ゲート電極は対向せず上部ゲート電極のみが対向してい
る部分が選択トランジスタのチャンネル領域となるから
、上部ゲート電極へのゲート電圧の印加により選択トラ
ンジスタが動作し、下部ゲート電極へのゲート電圧の印
加によりメモリトランジスタが動作する。また、前記メ
モリトランジスタのチャンネル領域と選択トランジスタ
のチャンネル領域とは、前記下部ゲート電極の側縁に対
応する部分において互いにつながった状態で形成される
しかも、この薄膜トランジスタメモリでは、メモリトラ
ンジスタのゲート電極である下部ゲート電極が、選択ト
ランジスタのゲート電極である上部ゲート電極から半導
体層に印加されるゲート電圧を遮蔽する電極としても作
用するため、前記上部ゲート電極に印加されるゲート電
圧の影響でメモリトランジスタが誤動作することはない
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第3図は本発明の第1の実施例を示したもので
、第1図は薄膜トランジスタメモリの断面図である。
この薄膜トランジスタメモリの構造を説明すると、図中
1はガラス等からなる絶縁性基板である。
この基板1上には、ソース、ドレイン電極S、  Dと
そのライン部(図示せず)が形成されており、このソー
ス、ドレイン電極S、Dの上にはn型アモルファス・シ
リコン(n”−a−5i)からなるオーミックコンタク
ト層2が積層されている。
なお、前記オーミックコンタクト層2は、ソース。
ドレイン電極S、Dのライン部の上にも積層されている
。3は両側部を前記ソース、ドレイン電極S、Dの上に
積層して基板1上に形成されたi型アモルファス争シリ
コン(i−a−3i)からなる半導体層である。この半
導体層3は、ソース。
ドレイン電極S、D間の全域にわたって、両側縁がソー
ス電極Sおよびドレイン電極りの外側縁にほぼ一致する
面積に形成されており、この半導体層3の両側部は前記
オーミックコンタクト層2を介してソース、ドレイン電
極S、Dと電気的に接続されている。なお、この半導体
層3の層厚は500人である。この半導体層3の中央部
の上には、電荷蓄積機能をもつメモリ性絶縁膜4が設け
られており、このメモリ性絶縁膜4は、図上左右方向の
幅がソース、ドレイン電極S、D間の間隔のほぼ1/3
で、図上紙面表裏方向の幅が半導体層3の幅とほぼ等し
い面積に形成されている。このメモリ性絶縁膜4と前記
半導体層3は、電荷蓄積機能のない下部ゲート絶縁膜5
で覆われており、この下部ゲート絶縁膜5の上には、前
記メモリ性絶縁膜4のみに対向する下部ゲート電極G1
とそのライン部(図示せず)が形成されている。なお、
この下部ゲート電極G1は、メモリ性絶縁膜4に対して
完全に重なるように、メモリ性絶縁膜4と同一の形状に
形成されている。また、6は前記下部ゲート電極G、お
よびそのライン部を覆って前記下部ゲート絶縁膜5の上
に積層された電荷蓄積機能のない上部ゲート絶縁膜であ
り、この上部ゲート絶縁膜6の上には、前記半導体層3
の少なくともソース、ドレイン電極S、D間の領域全体
に対向させて上部ゲート電極G2とそのライン部(図示
せず)が形成されている。なお、この実施例では、上部
ゲート電極G2を、前記半導体層3より若干小さく、か
つ両側縁がソース電極Sおよびドレイン電極りの中央部
に対向する面積に形成している。また、この上部ゲート
電極G2のライン部は、前記下部ゲート電極G1とは上
下に重ならない位置に形成されている。また、前記メモ
リ性絶縁膜4と、下部ゲート絶縁膜5および上部ゲート
絶縁膜6は、いずれも窒化シリコン(St N)で形成
されており、下部ゲート絶縁膜5と上部ゲート絶縁膜6
とは、シリコン原子Siと窒素原子Nとの組成比(St
/N)を化学量論比と同程度にした電荷蓄積機能のない
窒化シリコンで形成され、メモリ性絶縁膜4は、シリコ
ン原子量を化学量論比より多くして電荷蓄積機能をもた
せた窒化シリコンで形成されている。なお、下部ゲート
絶縁膜5の膜厚は900人、上部ゲート絶縁膜6の膜厚
は1100人であり、またメモリ性絶縁膜4は、膜厚が
100人の極薄膜とされている。
そして、この実施例の薄膜トランジスタメモリの中央部
はメモリトランジスタT1とされ、その両側部はそれぞ
れ選択トランジスタT2とされており、メモリトランジ
スタT1は、ソース、ドレイン電極S、Dと半導体層3
とメモリ性絶縁膜4および下部ゲート絶縁膜5と下部ゲ
ート電極G1とで構成され、また選択トランジスタG2
は、前記ソース、ドレイン電極S、Dと前記半導体層3
と前記下部ゲート絶縁膜5および上部ゲート絶縁膜6と
上部ゲート電極G2とで構成されている。
このメモリトランジスタT、とその両側の2つの選択ト
ランジスタT2とは、その両方に兼用されている半導体
層3を介して直列につながっている。
すなわち、前記半導体層3のソース電極Sとドレイン電
極りとの間の領域のうち、下部ゲート電極G1が対向し
ている部分はその全域がメモリトランジスタT1のチャ
ンネル領域C1となり、下部ゲート電極G1は対向せず
上部ゲート電極G2のみが対向している部分はその全域
が選択トランジスタT2のチャンネル領域C2となって
おり、このメモリトランジスタT、のチャンネル領域C
1と、選択トランジスタT2のチャンネル領域G2とは
、下部ゲート電極G1の側縁に対応する部分において互
いにつながった状態で形成されるため、メモリトランジ
スタT1とその両側の2つの選択トランジスタT2とは
、前記半導体層3のチャンネル領域G−,,G2を介し
て、良好な導通性をもって直列につながっている。また
メモリトランジスタT1の両側の2つの選択トランジス
タT2は、そのゲート電極(上部ゲート電極)G2が共
通の電極であるため、同時にオン、オフ動作するように
なっている。
第2図は前記薄膜トランジスタメモリの製造方法を示し
たもので、この薄膜トランジスタメモリは次のような工
程で製造される。
まず、第2図(a)に示すように、基板1上に、ソース
、ドレイン電極S、Dおよびそのライン部と、その上の
オーミックコンタクト層2とを形成する。このソース、
ドレイン電極S、Dとそのライン部およびオーミックコ
ンタクト層2は、基板l上にクロム等の金属とn型アモ
ルファス・シリコンとをそれぞれ250人ずつの厚さに
順次堆積させ、このn型アモルファス・シリコン層とこ
の金属膜とをソース、ドレイン電極S、Dおよびそのラ
イン部の形状にパターニングする方法で形成する。
次に、第2図(b)に示すように、前記基板1上に半導
体層3を形成する。この半導体層3は、基板1上にl型
アモルファス・シリコンを500人の厚さに堆積させ、
このi型アモルファスΦシリコン層をパターニングする
方法で形成する。
次に、第2図(c)に示すように、前記半導体層3の中
央部の上に、メモリ性絶縁膜4を形成する。このメモリ
性絶縁膜4は、電荷蓄積機能をもつ窒化シリコンを10
0人の厚さに堆積させ、この窒化シリコン膜をパターニ
ングする方法で形成する。
次に、第2図(d)に示すように、前記半導体層3とメ
モリ性絶縁膜4の上に、電荷蓄積機能のない窒化シリコ
ンを900人の厚さに堆積させて下部ゲート絶縁膜5を
形成し、この後下部ゲート絶縁膜5の上に、クロム等の
金属を500人の厚さに堆積させ、この金属膜をパター
ニングして下部ゲート電極G1とそのライン部を形成す
る。
次に、第2図(e)に示すように、前記下部ゲート絶縁
膜5の上に、電荷蓄積機能のない窒化シリコンを110
0人の厚さに堆積させて、下部ゲート電極G1とそのラ
イン部を覆う上部ゲート絶縁膜6を形成し、この後、前
記上部ゲート絶縁膜6の上に、上部ゲート電極G2とそ
のライン部を形成して、前述した薄膜トランジスタメモ
リを完成する。なお、前記上部ゲート電極G2およびそ
のライン部は、クロム等の金属を1000人の厚さに堆
積させ、この金属膜をパターニングする方法で形成する
すなわち、この実施例の薄膜トランジスタメモリは、1
つの薄膜トランジスタに、半導体層3の少なくともソー
ス、ドレイン電極S、D間の領域全体に対向する上部ゲ
ート電極G2と、この上部ゲート電極G2と半導体層3
との間に設けられて前記半導体層3の中央部に対向する
下部ゲート電極G1との2つのゲート電極を設けるとと
もに、前記半導体層3を覆う下部ゲート絶縁膜5と、こ
の下部ゲート絶縁膜5の上に積層した上部ゲート絶縁膜
6とをそれぞれ電荷蓄積機能のない絶縁膜とし、さらに
、前記半導体層3の一部分の上にメモリ性絶縁膜4を形
成してこのメモリ性絶縁膜4に前記下部ゲート電極G1
を対向させることにより、1つの薄膜トランジスタの中
に、前記半導体層3とソース、ドレイン電極S、Dとを
共用するメモリトランジスタT1と選択トランジスタT
2とを、前記半導体層3において直列に接続した状態で
形成したものである。
この薄膜トランジスタメモリによれば、1つの薄膜トラ
ンジスタの中に、メモリトランジスタTと、このメモリ
トランジスタT1の両側に位置する2つの選択トランジ
スタT2とを形成しているから、メモリトランジスタT
1と選択トランジスタT2とで構成されるトランジスタ
メモリの面積を小さくして集積度を上げることができる
そして、この薄膜トランジスタメモリにおいては、前記
半導体層3のうち、下部ゲート電極G。
が対向している部分がメモリトランジスタT1のチャン
ネル領域C1となり、前記下部ゲート電極G1は対向せ
ず上部ゲート電極G2のみが対向している部分が選択ト
ランジスタT2のチャンネル領域C2となるから、上部
ゲート電極G2へのゲート電圧の印加により選択トラン
ジスタT2を動作させ、下部ゲート電極G1へのゲート
電圧の印加によりメモリトランジスタT1を動作させる
ことができる。また、選択トランジスタT2のゲート電
極である上部ゲート電極G2をメモリトランジスタT1
のゲート電極である下部ゲート電極G1にラップさせて
形成しているため、前記メモリトランジスタT1のチャ
ンネル領域C1と選択トランジスタT2のチャンネル領
域C2とは、前記下部ゲート電極G1の側縁に対応する
部分において互いにつながった状態で形成されるから、
メモリトランジスタT1と選択トランジスタT2との間
の導通性も良好である。
しかも、この薄膜トランジスタメモリでは、メモリトラ
ンジスタT1のゲート電極である下部ゲート電極G1が
、選択トランジスタT2のゲート電極である下部ゲート
電極G2から半導体層3に印加されるゲート電圧を遮蔽
する電極としても作用するため、前記上部ゲート電極G
2に印加されるゲート電圧の影響でメモリトランジスタ
T1が誤動作することはないから、1つの薄膜トランジ
スタの中にメモリトランジスタT1と選択トランジスタ
T2とを形成したものでありながら、前記メモリトラン
ジスタT1を正常に動作させて安定した書込み、消去、
読出しを行なうことができる。
この薄膜トランジスタメモリの書込み、消去。
読出しは次のようにして行なわれる。
すなわち、第3図は前記薄膜トランジスタメモリの等価
回路図であり、(a)は書込み時、(b)は消去時、(
C)は読出し時の電圧印加状態を示している。
まず書込みについて説明すると、書込み時は、第3図(
a)に示すように、ソース電極Sおよびドレイン電極り
を接地(GND)するとともに、選択トランジスタT2
のゲート電極(上部ゲート電極)G2にオン電圧V。N
を印加し、メモリトランジスタT1のゲート電極(下部
ゲート電極)G、に書込み電圧+vPを印加する。この
ような電圧を印加すると、2つの選択トランジスタT2
が同時にオンし、メモリトランジスタT1のゲート電極
G、と半導体層3との間にかかる書込み電圧+VPによ
り半導体層3からメモリ性絶縁膜4に電荷が注入されて
、この電荷がメモリ性絶縁膜4の半導体層3との界面に
トラップされ、メモリトランジスタT1が書込み状態(
オフ状態)になる。
また消去時は、第3図(b)に示すように、ソース電極
Sおよびドレイン電極りを接地(GND)するとともに
、選択トランジスタT2のゲート電極G2にオン電圧V
ONを印加し、メモリトランジスタT1のゲート電極G
1に、書込み電圧+V。
とは逆電位の消去電圧−VPを印加する。このような電
圧を印加すると、2つの選択トランジスタT2が同時に
オンし、メモリトランジスタT1のゲート電極G1と半
導体層3との間にかかる消去電圧−■、によりメモリ性
絶縁膜4にトラップされている電荷が半導体層3に放出
されて、メモリトランジスタT1が消去状態(オン状態
)となる。
一方、読出し時は、第3図(c)に示すように、メモリ
トランジスタT1のゲート電極G1とソース電極Sを接
地(GND)するとともに、選択トランジスタT2のゲ
ート電極G2にオン電圧V。Nを印加し、ドレイン電極
りに読出し電圧VDを印加する。このような電圧を印加
すると、メモリトランジスタT1が消去状態(オン状態
)であれば、2つの選択トランジスタT2のオンよって
ドレイン電極りからソース電極Sに電流か流れ、またメ
モリトランジスタT1か書込み状!g(オフ状!!りで
あれば、選択トランジスタT2がオンしても前記電流は
流れないため、ソース電極Sからそのライン部に流れる
電流の有無に応じた読出しデータが出力される。
なお、前記実施例の薄膜トランジスタメモリは、1つの
メモリトランジスタT1と2つの選択トランジスタT2
を備えたものであるが、本発明は、1つのメモリトラン
ジスタT、と1つの選択トランジスタT2を備えた薄膜
トランジスタメモリにも適用できる。
第4図および第5図は本発明の第2の実施例を示してお
り、第4図は薄膜トランジスタメモリの断面図、第5図
はその等価回路図である。
この実施例の薄膜トランジスタメモリは、メモリ性絶縁
膜4を半導体層3のほぼ半分の面積として、このメモリ
性絶縁膜4を半導体層3の中央から一半分の領域に対向
させて形成するとともに、メモリトランジスタT1のゲ
ート電極である下部ゲート電極G1を前記メモリ性絶縁
膜4のみに対向させてこれと同一パターンに形成したも
のである。すなわち、この実施例の薄膜トランジスタメ
モリは、その−半分をメモリトランジスタT、とじ、他
半分を選択トランジスタT2としたものである。なお、
この実施例の薄膜トランジスタメモリは、選択トランジ
スタT2を1つとしただけで、基本的な構成は前記第1
の実施例と変わらないから、詳細な構造の説明は図に同
符号を付して省略する。また、この実施例の薄膜トラン
ジスタメモリの書込み、消去、読出しは、前記第1の実
施例の薄膜トランジスタメモリと同様にして行なうこと
ができる。
なお、この実−絶倒では、上部ゲート電極G2を前記第
1の実施例と同じ面積に形成しているが、この上部ゲー
ト電極G2の有効部分は下部ゲート電極G1とラップし
ていない部分であるから、この上部ゲート電極G2の下
部ゲート電極G1とラップする部分は、下部ゲート電極
G1より小さい面積としてもよく、その場合も、上部ゲ
ート電極G2の下部ゲート電極G1側の側縁を僅がでも
下部ゲート電極G1とラップさせておけば、メモリトラ
ンジスタT1のチャンネル領域c1と選択トランジスタ
T2のチャンネル領域c2とが互いにつながった状態で
形成されるから、メモリトランジスタT、と選択トラン
ジスタT2との間の導通性を確保することができる。
さらに、前記実施例では、半導体層3およびオーミック
コンタクト層2をアモルファス・シリコンで形成してい
るが、この半導体層3とオーミックコンタクト層2はポ
リ・シリコン(poly−Sl)で形成してもよく、こ
のように半導体J*3とオーミックコンタクト層2をポ
リ・シリコンで形成すれば、メモリトランジスタT1お
よび選択トランジスタT2の動作速度を速くすることか
できる。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜トランジスタメモリによれば、1つの薄膜
トランジスタの中にメモリトランジスタと選択トランジ
スタとを形成しているから、メモリトランジスタと選択
トランジスタとで構成されるトランジスタメモリの面積
を小さくして集積度を上げることができる。また、この
薄膜トランジスタメモリにおいては、前記半導体層のう
ち、下部ゲート電極が対向している部分がメモリトラン
ジスタのチャンネル領域となり、前記下部ゲート電極は
対向せず上部ゲート電極のみが対向している部分が選択
トランジスタのチャンネル領域となるため、上部ゲート
電極へのゲート電圧の印加により選択トランジスタを動
作させ、下部ゲート電極へのゲート電圧の印加によりメ
モリトランジスタを動作させることができるし、また、
前記メモリトランジスタのチャンネル領域と選択トラン
ジスタのチャンネル領域とは、前記上部ゲート電極の側
縁に対応する部分において互いにつながった状態で形成
されるから、メモリトランジスタと選択トランジスタと
の間の導通性も良好である。しかも、この薄膜トランジ
スタメモリでは、メモリトランジスタのゲート電極であ
る下部ゲート電極が、選択トランジスタのゲート電極で
ある上部ゲート電極から半導体層に印加されるゲート電
圧を遮蔽する電極としても作用するため、上部ゲート電
極に印加されるゲート電圧の影響でメモリトランジスタ
が誤動作することはないから、1つの薄膜トランジスタ
の中にメモリトランジスタと選択トランジスタとを形成
したものでありながら、前記メモリトランジスタを正常
に動作させて安定した書込み、消去、読出しを行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1の実施例を示したもので
、第1図は薄膜トランジスタメモリの断面図、第2図は
薄膜トランジスタメモリの製造工程図、第3図は薄膜ト
ランジスタメモリの等価回路図である。第4図および第
5図は本発明の第2の実施例を示す薄膜トランジスタメ
モリの断面図および等価回路図である。 1・・・基板、S・・・ソース電極、D・・・ドレイン
電極、2・・・オーミックコンタクト層、3・・・半導
体層、4・・・メモリ性絶縁膜、5・・・下部ゲート絶
縁膜、G1・・・下部ゲート電極、6・・・上部ゲート
絶縁膜、G2・・・上部ゲート電極、T1・・・メモリ
トランジスタ、C1・・・チャンネル領域、T2・・・
選択トランジスタ、C2・・・チャンネル領域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 絶縁性基板上に形成されたソース、ドレイン電極と、両
    側部を前記ソース、ドレイン電極の上に積層して前記基
    板上に形成された半導体層と、この半導体層の一部分の
    上に形成された電荷蓄積機能をもつメモリ性絶縁膜と、
    このメモリ性絶縁膜と前記半導体層を覆う電荷蓄積機能
    のない下部ゲート絶縁膜と、この下部ゲート絶縁膜の上
    に前記メモリ性絶縁膜のみに対向させて形成された下部
    ゲート電極と、この下部ゲート電極を覆って前記下部ゲ
    ート絶縁膜の上に積層された電荷蓄積機能のない上部ゲ
    ート絶縁膜と、この上部ゲート絶縁膜の上に前記半導体
    層の少なくともソース、ドレイン電極間の領域全体に対
    向させて形成された上部ゲート電極とを備え、 前記ソース、ドレイン電極と前記半導体層と前記メモリ
    性絶縁膜および前記下部ゲート絶縁膜と下部ゲート電極
    とでメモリトランジスタを構成し、前記ソース、ドレイ
    ン電極と前記半導体層と前記下部ゲート絶縁膜および前
    記上部ゲート絶縁膜と前記上部ゲート電極とで選択トラ
    ンジスタを構成したことを特徴とする薄膜トランジスタ
    メモリ。
JP2184021A 1990-07-13 1990-07-13 薄膜トランジスタメモリ Pending JPH0472675A (ja)

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JP2184021A JPH0472675A (ja) 1990-07-13 1990-07-13 薄膜トランジスタメモリ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005223102A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Nec Corp 不揮発性記憶装置及びその製造方法

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JP2005223102A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Nec Corp 不揮発性記憶装置及びその製造方法

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