JPH03278580A - 薄膜トランジスタメモリ - Google Patents

薄膜トランジスタメモリ

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JPH03278580A
JPH03278580A JP2077048A JP7704890A JPH03278580A JP H03278580 A JPH03278580 A JP H03278580A JP 2077048 A JP2077048 A JP 2077048A JP 7704890 A JP7704890 A JP 7704890A JP H03278580 A JPH03278580 A JP H03278580A
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JP
Japan
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memory
insulating film
transistor
gate electrode
thin film
Prior art date
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Pending
Application number
JP2077048A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsumoto
広 松本
Hideo Naito
内藤 英雄
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄膜トランジスタメモリに関するものである。
〔従来の技術〕
最近、電気的に書込み、消去、読出しが可能なE2 F
ROM等のメモリとして、メモリ用トランジスタと選択
用トランジスタとを薄膜トランジスタで構成した薄膜ト
ランジスタメモリが考えられている。
この薄膜トランジスタメモリとしては、従来、ガラス等
からなる絶縁性基板の上に、メモリ用の薄膜トランジス
タ(以下メモリトランジスタという)と選択用の薄膜ト
ランジスタ(以下選択トランジスタという)とを隣接さ
せて形成し、このメモリトランジスタと選択トランジス
タとを、その一方のソース電極と他方のドレイン電極と
を接続する接続配線を介して直列に接続してトランジス
タメモリを構成したものが知られている。なお、メモリ
トランジスタと選択トランジスタとはそれぞれ、ゲート
電極と、ゲート絶縁膜と、i型半導体層と、ソース、ド
レイン電極とを積層して構成されており、メモリトラン
ジスタのゲート絶縁膜は電荷蓄積機能をもつ絶縁膜で形
成され、選択トランジスタのゲート絶縁膜は電荷蓄積機
能のない絶縁膜で形成されている。
第8図は前記従来の薄膜トランジスタメモリの等価回路
図であり、ここでは、1つのメモリトランジスタに対し
て2つの選択トランジスタを備えた薄膜トランジスタメ
モリの等価回路を示している。
第8図において、T1はメモリトランジスタ、T2はメ
モリトランジスタT1の両側に配置された2つの選択ト
ランジスタであり、メモリトランジスタT1のソース電
極S1は一方の選択トランジスタT2のドレイン電極D
2に接続され、メモリトランジスタT、のドレイン電極
り、は他方の選択トランジスタT2のソース電極S2に
接続されている。そして、前記一方の選択トランジスタ
T2のソース電極S2はトランジスタメモリのソース電
極S。とされ、他方の選択トランジスタT2のドレイン
電極D2はトランジスタメモリのドレイン電極り。とさ
れており、前記ソース電極Soは図示しないソースライ
ンに接続され、前記ドレイン電極り。は図示しないドレ
インラインに接続されている。またメモリトランジスタ
T1のゲート電極G1は図示しない第1のゲートライン
に接続され、2つの選択トランジスタT2のゲート電極
G2は図示しない第2のゲートラインに共通接続されて
いる。なお、前記第1および第2のゲートラインは多数
本平行に配線され、ソースラインおよびドレインライン
はゲートラインと直交させて多数本配線されており、メ
モリトランジスタT、と選択トランジスタT2とによっ
て構成される薄膜トランジスタメモリは、第1.第2ゲ
ートラインとソース、ドレインラインとの交差部にそれ
ぞれ形成されている。
この薄膜トランジスタメモリの書込み、消去。
読出しは次のようにして行なわれる。
第8図において、(a)は書込み時、(b)は消去時、
(c)は読出し時の電圧印加状態を示している。
まず書込みについて説明すると、書込み時は、第8図(
a)に示すように、ソース電極S。およびドレイン電極
り。を接地(GND)するとともに、選択トランジスタ
T2のゲート電極G2にON電圧V。Nを印加し、メモ
リトランジスタT1のゲート電極G1に書込み電圧+v
Pを印加する。
このような電圧を印加すると、選択トランジスタT2が
オンし、メモリトランジスタT1のゲート電極G1とソ
ース、ドレイン電極SI+DI との間に書込み電圧+
V、がかかって、メモリトランジスタT1が書込み状n
(OFF状態)となる。
また消去時は、第8図(b)に示すように、ソース電極
S。およびドレイン電極り。を接地(GND)するとと
もに、選択トランジスタT2のゲート電極G2にON電
圧VoNを印加し、メモリトランジスタT、のゲート電
極G1に、書込み電圧+VPとは逆電位の消去電圧−V
Pを印加する。このような電圧を印加すると、選択トラ
ンジスタT2がオンし、メモリトランジスタT、のゲー
ト電極G1とソース、ドレイン電極S、、D。
との間に書込み電圧+VPと逆電位の電位差(Vp)が
生じて、メモリトランジスタT1が消去状態(ON状態
)となる。
一方、読出し時は、第8図(c)に示すように、メモリ
トランジスタT、のゲート電極G、とソース電極S。を
接地(GND)するとともに、選択トランジスタT2の
ゲート電極G2にON電圧VONを印加し、ドレイン電
極り。に読出し電圧VDを印加する。このような電圧を
印加すると、メモリトランジスタT、が消去状態(ON
状態)であればドレイン電極D0からソース電極S。に
電流が流れ、メモリトランジスタT1が書込み状態(O
FF状態)であれば前記電流は流れないため、ソース電
極S。からソースラインに流れる電流の有無に応じた読
出しデータが出力される。
なお、ここでは1つのメモリトランジスタT1に対して
2つの選択トランジスタT2を備えた薄膜トランジスタ
メモリについて説明したが、薄膜トランジスタメモリに
は、1つのメモリトランジスタに対して1つの選択トラ
ンジスタを備えているものもある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来の薄膜トランジスタメモリは、
基板上にメモリ用の薄膜トランジスタと選択用の薄膜ト
ランジスタとを隣接させて形成して、このメモリトラン
ジスタと選択トランジスタとを接続配線により直列に接
続したものであるため、1つのトランジスタメモリの素
子面積(平面積)が大きく、したがってトランジスタメ
モリを縦横に配列して構成されるメモリマトリックスの
集積度を上げることが難しいという問題をもっていた。
しかも、従来の薄膜トランジスタメモリは、メモリ用薄
膜トランジスタのゲート絶縁膜を電荷蓄積機能をもつ絶
縁膜とし、選択用薄膜トランジスタのゲート絶縁膜を電
荷蓄積機能のない絶縁膜としたものであるため、メモリ
用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジスタとをそれ
ぞれ別工程で製造しなければならず、したがって薄膜ト
ランジスタメモリの製造に多くの工程数を要するという
問題ももっていた。
本発明は前記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、メモリ用薄膜トラン
ジスタと選択用薄膜トランジスタとで構成されるトラン
ジスタメモリの素子面積を小さくして集積度を上げるこ
とができるとともに、少ない工程数で容易に製造するこ
とができる薄膜トランジスタメモリを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の薄膜トランジスタメモリは、絶縁性基板上に形
成された下部ゲート電極と、この下部ゲート電極を覆っ
て前記基板上に形成された電荷蓄積機能をもつ下部ゲー
ト絶縁膜と、この下部ゲート絶縁膜の上に形成された半
導体層と、この半導体層の両側部の上に形成されたソー
ス8 ドレイン電極と、前記半導体層およびソース、ド
レイン電極の上に形成された電荷蓄積機能のない上部ゲ
ート絶縁膜と、この上部ゲート絶縁膜の上に形成された
上部ゲート電極とを備え、前記下部ゲート電極と下部ゲ
ート絶縁膜と半導体層およびソース。
ドレイン電極とでメモリ用薄膜トランジスタを構成し、
前記半導体層およびソース、ドレイン電極と上部ゲート
絶縁膜と上部ゲート電極とで選択用薄膜トランジスタを
構成するとともに、前記下部ゲート電極は前記半導体層
の一部分に対向させて形成して、前記下部ゲート絶縁膜
の前記下部ゲート電極と対向する部分をメモリ領域とし
、前記上部ゲート電極は前記半導体層の全体に対向させ
て形成するとともに、前記上部ゲート絶縁膜を、前記半
導体層の全体を覆う下層絶縁膜と、この下層絶縁膜の表
面全体に形成されたエツチングストッパ用絶縁膜と、こ
のエツチングストッパ用絶縁膜の上に前記半導体層の前
記メモリ領域に対応させて形成された上層絶縁膜とから
なる積層膜としたものである。
〔作用〕
すなわち、本発明の薄膜トランジスタメモリは、下部ゲ
ート電極と電荷蓄積機能をもつ下部ゲート絶縁膜と半導
体層およびソース、ドレイン電極とを積層して構成した
メモリ用薄膜トランジスタの上に、電荷蓄積機能のない
上部ゲート絶縁膜と上部ゲート電極とを積層して、前記
半導体層およびソース、ドレイン電極をメモリ用薄膜ト
ランジスタと共用する選択用薄膜トランジスタを構成し
たものである。この薄膜トランジスタメモリは、メモリ
用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジスタとを積層
して構成したものであるから、メモリ用薄膜トランジス
タと選択用薄膜トランジスタとで構成されるトランジス
タメモリの素子面積を小さくして集積度を上げることが
できるし、また前記事導体層およびソース、ドレイン電
極をメモリ用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジス
タとに共用しているため、少ない工程数で容易に製造す
ることができる。そして、この薄膜トランジスタメモリ
においては、メモリ用薄膜トランジスタのゲート電極で
ある下部ゲート電極を下部ゲート絶縁膜の一部分に対向
させることによって、前記下部ゲート絶縁膜の下部ゲー
ト電極を対向させた部分をメモリ領域とするとともに、
選択用薄膜トランジスタのゲート電極である上部ゲート
電極と半導体層との間の上部ゲート絶縁膜を、半導体層
の全体を覆う下層絶縁膜と、この下層絶縁膜の表面全体
に形成されたエツチングストッパ用絶縁Mと、このエツ
チングストッパ用絶縁膜の上に前記メモリ領域に対応さ
せて形成された上層絶縁膜とからなる積層膜とすること
により、この上部ゲート絶縁膜の膜厚を半導体層のメモ
リ領域対応部分の上において厚くしているため、半導体
層の選択用薄膜トランジスタ領域(下部ゲート絶縁膜の
メモリ領域以外の領域に対応する部分)とメモリ用薄膜
トランジスタのゲート電極である下部ゲート電極との間
、および半導体層のメモリ用薄膜トランジスタ領域(下
部ゲート絶縁膜のメモリ領域に対応する部分)と選択用
薄膜トランジスタのゲート電極である上部ゲート電極と
の間をそれぞれ確実に絶縁分離することができる。した
がって、この薄膜トランジスタメモリによれば、選択用
薄膜トランジスタがメモリ用薄膜トランジスタのゲート
電極(下部ゲート電極)に印加するゲート電圧の影響で
誤動作することはなく、また、メモリ用薄膜トランジス
タが選択用薄膜トランジスタのゲート電極(上部ゲート
電極)に印加するゲート電圧の影響で誤動作することも
ないから、半導体層およびソース、ドレイン電極を共用
するメモリ用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジス
タとを積層して構成したものでありながら、メモリ用薄
膜トランジスタと選択用薄膜トランジスタとをそれぞれ
正常に動作させて安定した書込み、消去。
読出しを行なうことができる。しかも本発明では、上部
ゲート絶縁膜を、下層絶縁膜の表面全体にエツチングス
トッパ用絶縁膜を形成しその上に上層絶縁膜を形成した
積層膜としているため、上層絶縁膜を前記メモリ領域に
対応する形状にバターニングするエツチング時に下層絶
縁膜がダメージを受けることはなく、したがって、膜厚
を半導体層のメモリ領域対応部分の上において厚くした
前記上部ゲート絶縁膜を歩留よく形成して、薄膜トラン
ジスタメモリの信頼性を向上させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第4図は本発明の第1の実施例を示したもので
、第1図および第2図は薄膜トランジスタメモリの断面
図および平面図である。
この薄膜トランジスタメモリの構造を説明すると、図中
11はガラス等からなる絶縁性基板であり、この基板1
1上には、下部ゲートラインG L 、、とこの下部ゲ
ートラインG L 、、の側方に突出形成された下部ゲ
ート電極GIOが形成されている。また、この基板11
の上には、前記下部ゲートラインGLIoおよび下部ゲ
ート電極G、。を覆う下部ゲート絶縁膜12が、基板1
1のほぼ全面にわたって形成されている。この下部ゲー
ト絶縁膜12はその上層部の全域に電荷蓄積機能をもた
せたもので、この下部ゲート絶縁膜12は、電荷蓄積機
能のない通常の窒化シリコン(Si N)からなる下層
絶縁膜12aの上に、シリコン(St)の組成比を多く
して電荷蓄積機能をもたせた窒化シリコンからなるメモ
リ性絶縁膜12bを積層した二層膜となっている。なお
、前記下層絶縁膜12aの膜厚は1900人、メモリ性
絶縁膜12bの膜厚は100人である。この下部ゲート
絶縁膜12の上(メモリ性絶縁膜12bの上)には、ア
モルファスシリコンまたはポリシリコンからなるi型の
半導体層13がトランジスタメモリの素子形状に対応す
るパターンに形成されており、この半導体層13の両側
部の上には、n型半導体(n型不純物をドープしたアモ
ルファスシリコンまたはポリシリコン)からなるオーミ
ックコンタクト層14を介して、ソース電極Sとドレイ
ン電極りが形成されている。このソース電極Sおよびド
レイン電極りはそれぞれ、下部ゲート絶縁膜12の上に
前記下部ゲートラインGL、。と直交させて配線したソ
ースラインSLおよびドレインラインDLにつながって
いる。そして、前記半導体層13およびソース、ドレイ
ン電極S、Dの上には、基板1】のほぼ全面にわたって
、電荷蓄積機能のな0上部ゲート絶縁膜15が形成され
ており、この上部ゲート絶縁膜15の上には、上部ゲー
トラインGLxoが下部ゲートラインGLloと平行に
配線されそいる。この上部ゲートラインG L 2゜は
、半導体層13より着干広幅に形成されており、この上
部ゲートラインG L 2゜のうちの半導体層13上の
部分は上部ゲート電極G20とされている。
そして、前記下部ゲート電極G、。と、電荷蓄積機能を
もつ下部ゲート絶縁膜12と、半導体層13およびソー
ス、ドレイン電極S、Dとは、逆スタガー型のメモリ用
薄膜トランジスタ(以下、メモリトランジスタという)
T+。を構成している。
また、このメモリトランジスタT、。のゲート電極であ
る下部ゲート電極GIOは、半導体層13のチャンネル
長方向の中央部(ソース、ドレイン電極S、D間の中央
部)に対向させて、半導体層13のチャンネル長方向幅
のほぼ1/3の幅に形成されており、したがって下部ゲ
ート絶縁膜12は、下部ゲート電極G1゜と対向する中
央部分だけがメモリ領域となっている。
一方、前記上部ゲート電極G20は、半導体層13の全
体に対向する電極とされており、この上部ゲート電極G
2゜と半導体層13との間の上部ゲート絶縁膜15は、
下部ゲート絶縁膜]2のメモリ領域(下部ゲート電極G
IOの対向部分)の上の部分と、ソース、ドレイン電極
S、Dのほぼ中央に対向する位置から外側の部分の膜厚
を厚くし、前記メモリ領域とソース電極Sとの間および
メモリ領域とドレイン電極りとの間の部分の膜厚をそれ
ぞれ薄くした絶縁膜とされている。すなわち、この上部
ゲート絶縁膜15°は、半導体層13の全体を覆う下層
絶縁膜15aと、この下層絶縁膜15aの表面全体に形
成されたエツチングストッパ用絶縁膜15bと、このエ
ツチングストッパ用絶縁膜15bの上に前記メモリ領域
に対応させて形成された上層絶縁膜15cとからなる積
層膜とされており、前記下層絶縁膜15aと上層絶縁膜
15cは例えば電荷蓄積機能のない通常の窒化シリコン
(SI N)で形成され、エツチングストッパ用絶縁膜
15bは例えばアルミナ(Al’ 20 ! )で形成
されている。また、前記下層絶縁膜15aノ膜厚ハ19
00A、エツチングストッパ用絶縁膜15ビの膜厚は1
00人、上層絶縁膜15cの膜厚は3000人とされて
おり、この上部ゲート絶縁膜15の膜厚部分(下層絶縁
膜15aとエツチングストッパ用絶縁膜15bと上層絶
縁膜15cとからなる三層膜部分)の膜厚は、半導体層
13のメモリ領域対応部分に上部ゲート電極G20から
ゲート電圧が印加されるのを防ぐのに十分な厚さ(50
00人)とされ、上部ゲート絶縁膜15の薄膜部分(下
層絶縁膜15aとエツチングストッパ用絶縁膜15bと
からなる二層膜部分)の膜厚は、半導体層13に上部ゲ
ート電極G2oから十分なゲート電圧を印加できる厚さ
(2000人)とされている。なお、この上部ゲート絶
縁膜15の膜厚部分は、ソース、ドレインラインSL、
DLの長さ方向における絶縁膜全長に形成されている。
そして、前記メモリトランジスタT1oの上には、前記
半導体層13およびソース、ドレイン電極S。
DをメモリトランジスタT、oと共用する2つの選択用
薄膜トランジスタ(以下、選択トランジスタという) 
T2O,T2Oが形成されている。この2つの選択トラ
ンジスタT 20.  T 20は、前記半導体層13
およびソース、ドレイン電極S、Dと、電荷蓄積機能の
ない上部ゲート絶縁膜15と、上部ゲート電極G20と
で構成されたコブラナー型薄膜トランジスタであり、一
方の選択トランジスタT2゜は、半導体層13およびソ
ース、ドレイン電極S。
Dと、上部ゲート絶縁膜15の一方の薄膜部分と、上部
ゲート電極G20とで構成され、他方の選択トランジス
タT2oは、前記半導体層13およびソース、ドレイン
電極S、Dと、上部ゲート絶縁膜15の他方の薄膜部分
と、上部ゲート電極G2oとで構成されている。
この2つの選択トランジスタT2o、 T2.は、その
ゲート電極(上部ゲート電極)G20を半導体層13の
全体に対向する電極としたことによってゲート側で共通
接続されており、またこの両選択トランジスタT 20
+  T 2oは、そのソース、ドレイン電極S、Dを
メモリトランジスタT、。と共用したことによって、メ
モリトランジスタT1oと直列に接続されている。
さらに、前記上部ゲート絶縁膜15の選択トランジスタ
T 2(1+ T2Oを構成する2箇所の薄膜部分はそ
れぞれ、下部ゲート絶縁膜12のメモリ領域に対応する
膜厚部分のチャンネル長方向の幅を下部ゲート電極GI
Oのチャンネル長方向幅より小さくすることによって、
下部ゲート電極G、。の両側部にラップさせである。こ
のようにしているのは、メモリトランジスタT、oと両
選択トランジスタT2゜、T2.との電気的な接続を確
保するためであり、上部ゲート絶縁膜15の選択トラン
ジスタT 20+ T 2oを構成する薄膜部分を下部
ゲート電極G1oにラップさせておけば、半導体層13
のメモリトランジスタ部分と選択トランジスタ部分との
境界部(メモリ領域対応部分の両側部)に、メモリトラ
ンジスタT、。のゲート電極(下部ゲート電極)Goo
からも選択トランジスタT20+ T 20のゲート電
極(上部ゲート電極)G20からもゲート電圧を印加す
ることができるから、メモリトランジスタT1oと選択
トランジスタT 20+ T2Oとの両方をONさせた
ときに、半導体層13を介してドレイン電極りからソー
ス電極Sに電流が流れる。なお、この実施例では、上部
ゲート絶縁膜15のメモリ領域上の膜厚部分の幅を、下
部ゲート電極G1oの幅のほぼ1/2としているが、こ
の膜厚部分の幅は、下部ゲート電極G、。の幅量下であ
れば任意の幅でよく、要は、上部ゲート絶縁膜15の薄
膜部分が下部ゲート電極G、。の少なくとも側縁に対向
していればよい。
第3図は前記薄膜トランジスタメモリの製造方法を示し
たもので、この薄膜トランジスタメモリは次のような工
程で製造される。
まず、基板11上にクロム等の金属膜を500人の厚さ
に堆積させ、この金属膜をフォトリソグラフィ法により
バターニングして、第3図(a)に示すように、下部ゲ
ート電極COOとゲートラインG L 、、を同時に形
成する。
次に、第3図(b)に示すように、基板11上の全面に
、電荷蓄積機能のない下層絶縁膜(通常の窒化シリコン
膜)12aと、電荷蓄積機能をもつメモリ性絶縁膜(シ
リコンの組成比を多くした窒化シリコン膜)12bとを
、1900人、100人の厚さに連続して順次堆積させ
、この下層絶縁膜12aとメモリ性絶縁膜12bとから
なる二層の下部ゲート絶縁!112を形成し、その上に
、i型アモルファスシリコンまたはi型ポリシリコンか
らなる半導体層13と、n型半導体(n型アモルファス
シリコンまたはn型ポリシリコン)からなるオーミック
コンタクト層14とを、1000人。
250人の厚さに連続して順次堆積させ、さらにその上
に、クロム等からなるソース、ドレイン電極用金属膜3
0を500人の厚さに堆積させる。
次に、前記ソース、ドレイン電極用金属膜30をフォト
リソグラフィ法によりバターニングして、第3図(C)
に示すように、前記ソース、ドレイン電極用金属膜30
からなるソース、ドレイン電極S、Dおよびソース、ド
レインラインSL。
DLを形成し、次いでオーミックコンタクト層14をソ
ース、ドレイン電極S、Dおよびソース。
ドレインラインSL、DLの形状にバターニングする。
次に、第3図(d)に示すように、前記半導体層13を
フォトリソグラフィ法によりトランジスタメモリの素子
形状にバターニングして、メモリトランジスタTIOを
構成する。なお、この半導体層13は、ソースラインS
LおよびドレインラインDLの下にもその全長にわたっ
て残る。
次に、第3図(e)に示すように、基板11上の全面に
、上部ゲート絶縁膜15の下層絶縁膜15aと、エツチ
ングストッパ用絶縁膜15bと、上層絶縁膜15cを、
1900人、100人、3000人の厚さに順次堆積さ
せる。
次に、第3図(f)に示すように、前記上層絶縁l11
5Cのうち、下部ゲート絶縁膜12のメモリ領域(下部
ゲート電極G、。の対向部分)とソース電極Sとの間お
よび前記メモリ領域とドレイン電極りとの間の部分をフ
ォトリソグラフィ法によりエツチング除去し、前記メモ
リ領域の上の部分とソース、ドレイン電極S、Dのほぼ
中央に対向する位置から外側の部分とを、下層絶縁膜1
5aとエツチングストッパ用絶縁膜15bと上層絶縁膜
15cとからなる三層膜構造の厚膜部分(膜厚5000
人)とし、前記メモリ領域とソース、ドレイン電極S、
Dとの間の部分を、下層絶縁膜15aとエツチングスト
ッパ用絶縁膜15bとからなる二層膜構造の薄膜部分(
膜厚2000人)とした上部ゲート絶縁膜15を形成す
る。この場合、前記上層絶縁膜ユ5Cの除去部分をエツ
チングしても、このエツチングの進行はエツチングスト
ッパ用絶縁膜15bによって阻止されるから、上層絶縁
膜15cをバターニングするエツチング時に下層絶縁膜
15aがダメージを受けることはなく、したがって、こ
の上部ゲート絶縁815は歩留よく形成することができ
る。
次に、第3図(g)に示すように、前記上部ゲート絶縁
膜15の上にアルミニウム等の金属膜を4000人の厚
さに堆積させ、この金属膜をフォトリソグラフィ法によ
りバターニングして上部ゲート電極G2゜および上部ゲ
ートラインGL2oを形成して、2つの選択トランジス
タT20.  T2oを構成し、薄膜トランジスタメモ
リを完成する。
第4図は前記薄膜トランジスタメモリの等価回路図であ
り、この薄膜トランジスタメモリは、1つの薄膜トラン
ジスタの中に、メモリトランジスタT1oと2つの選択
トランジスタT2o、T2oとを積層して形成した構成
となっている。なお、第4図では1つの薄膜トランジス
タメモリの等価回路を示しているが、この薄膜トランジ
スタメモリは、下部ゲートラインGIOおよび上部ゲー
トラインG2oとソース、ドレインラインSL、DLと
の交差部にそれぞれ形成されている。
この薄膜トランジスタメモリの書込み、消去。
読出しは次のようにし・て行なわれる。
第4図において、(a)は書込み時、(b)は消去時、
(c)は読出し時の電圧印加状態を示している。
まず書込みについて説明すると、書込み時は、第4図(
a)に示すように、ソース電極Sおよびドレイン電極り
を接地(GND)するとともに、選択トランジスタT2
o、 T、oのゲート電極G20にON電圧VONを印
加し、メモリトランジスタTIOのゲート電極G1に書
込み電圧+VPを印加する。
このような電圧を印加すると、2つの選択トランジスタ
T2゜、T2oがオンし、メモリトランジスタT1oの
ゲート電極G、。とソース、ドレイン電極S。
Dとの間に書込み電圧+VPがががって下部ゲート絶縁
膜12のメモリ領域(メモリ性絶縁膜12bのゲート電
極GIO対向部)に電荷がトラップされ、メモリトラン
ジスタT1oが書込み状態(OFF状態)となる。
また消去時は、第4図(b)に示すように、ソース電極
Sおよびドレイン電極りを接地(GND)するとともに
、選択トランジスタT2゜のゲート電極G20にON電
圧V。Nを印加し、メモリトランジスタT1oのゲート
電極GIOに、書込み電圧+V。
とは逆電位の消去電圧−VPを印加する。このような電
圧を印加すると、選択トランジスタT 20+T20が
オンし、メモリトランジスタTIoのゲート電極G、o
とソース、ドレイン電極S、Dとの間に書込み電圧子■
Pと逆電位の電位差(Vp)が生じて下部ゲート絶縁膜
12のメモリ領域にトラップされている電荷が放出され
、メモリトランジスタTloが消去状態(ON状態)と
なる。
一方、読出し時は、第4図(c)に示すように、メモリ
トランジスタT1oのゲート電極G、oとソース電極S
を接地(GND)するとともに、選択トランジスタT2
゜、T2oのゲート電極G20にON電圧V。Nを印加
し、ドレイン電極りに読出し電圧VDを印加する。この
ような電圧を印加すると、メモリトランジスタT1oが
消去状態(ON状態)であればドレイン電極りからソー
ス電極Sに電流が流れ、メモリトランジスタTIOが書
込み状態(OFF状態)であれば前記電流は流れないた
めソース電極Sからソースラインに流れる電流の有無に
応じた読出しデータが出力される。
すなわち、前記薄膜トランジスタメモリは、下部ゲート
電極G1゜と電荷蓄積機能をもつ下部ゲート絶縁膜12
と半導体層13およびソース、ドレイン電極S、Dとを
積層して構成したメモリトランジスタTIOの上に、電
荷蓄積機能のない上部ゲート絶縁膜15と上部ゲート電
極G2oとを積層して、前記半導体層13およびソース
、ドレイン電極S、DをメモリトランジスタT1oと共
用する2つの選択トランジスタT、o、T2゜を構成し
たものである。
そして、この薄膜トランジスタメモリは、メモリトラン
ジスタT、。と選択用薄膜トランジスタT2゜、T2.
とを積層して構成したものであるから、メモリトランジ
スタT1oと選択トランジスタT 、o。
T0nとで構成されるトランジスタメモリの素子面積を
小さくして集積度を上げることができる。またこの薄膜
トランジスタメモリでは、前記半導体層13およびソー
ス、ドレイン電極S、DをメモリトランジスタT1oと
選択トランジスタT 2o。
T2゜とに共用しているため、第3図にその製造工程を
示したように、少ない工程数で容易に製造することがで
きる。
しかも、この薄膜トランジスタメモリにおいては、メモ
リトランジスタT1oのゲート電極である下部ゲート電
極G、。を下部ゲート絶縁膜12の一部分に対向させる
ことによって、前記下部ゲート絶縁膜12の下部ゲート
電極G、。を対向させた部分をメモリ領域とするととも
に、選択トランジスタT2o、 T2Oのゲート電極で
ある上部ゲート電極G20と半導体層13との間の上部
ゲート絶縁膜15の膜厚を、半導体層13の前記メモリ
領域に対応する部分の上において厚くしているため、半
導体層13の選択トランジスタT2o領域(下部ゲート
絶縁膜12のメモリ領域以外の領域に対応する部分)と
メモリトランジスタT1゜のゲート電極である下部ゲー
ト電極Gloとの間、および半導体層13のメモリトラ
ンジスタT1o領域(下部ゲート絶縁膜12のメモリ領
域に対応する部分)と選択トランジスタT、。のゲート
電極である上部ゲート電極G20との間をそれぞれ確実
に絶縁分離することができる。したがって、この薄膜ト
ランジスタメモリによれば、選択トランジスタT20.
T 2゜がメモリトランジスタT1oのゲート電極(下
部ゲート電極)GlOに印加するゲート電圧の影響で誤
動作することはなく、また、メモリトランジスタT、o
が選択トランジスタT2゜、T2.のゲート電極(上部
ゲート電極) G2゜に印加するゲート電圧の影響で誤
動作することもないから、半導体層13およびソース、
ドレイン電極S、Dを共用するメモリトランジスタT1
oと選択トランジスタT 20゜T2゜とを積層して構
成したものでありながら、メモリトランジスタTIOと
選択トランジスタT2゜T2Oとをそれぞれ正常に動作
させて安定した書込み、消去、読出しを行なうことがで
きる。
さらに、この薄膜トランジスタメモリにおいては、上部
ゲート絶縁膜15を、下層絶縁膜151の表面全体にエ
ツチングストッパ用絶縁膜15bを形成しその上に上層
絶縁膜15cを形成した積層膜としているため、上層絶
縁膜15cを前記メモリ領域に対応する形状にパターニ
ングするエツチング時に下層絶縁膜15aがダメージを
受けることはなく、したがって、膜厚を半導体層13の
メモリ領域対応部分の上において厚くした前記上部ゲー
ト絶縁膜15を歩留よく形成して、薄膜トランジスタメ
モリの信頼性を向上させることかできる。
上 また、この薄膜トランジスタメモリでは、γ部ゲート絶
縁膜1/のソース、ドレイン電極S、Diのほぼ中央に
対向する位置から外側の部分の膜厚も厚くしているため
、上部ゲート電極G20とソース、ドレイン電極S、D
との間の絶縁耐圧も十分である。
なお、前記実施例の薄膜トランジスタメモリは、1つの
メモリトランジスタT、。に対して2つの選択トランジ
スタT2゜を備えたものであるが、本発明は、1つのメ
モリトランジスタに対して1つの選択トランジスタを備
えた薄膜トランジスタメモリにも適用できる。
第5図〜第7図は本発明の第2の実施例を示している。
この実施例の薄膜トランジスタメモリは、1つのメモリ
トランジスタTloに対して1つの選択トランジスタT
20を備えたもので、第5図および第6図は薄膜トラン
ジスタメモリの断面図および平面図であり、第7図は薄
膜トランジスタメモリの等価回路図である。
この実施例の薄膜トランジスタメモリは、メモリトラン
ジスタTI(+のゲート電極である下部ゲート電極GI
Oを半導体層13のほぼ半分の領域に対向させて形成し
て、下部ゲート絶縁膜12の下部ゲート電極G1゜と半
導体層13との間の部分をメモリ領域とし、選択トラン
ジスタT2oのゲート電極である上部ゲート電極G20
は半導体層13の全体に対向させて形成するとともに、
上部ゲート絶縁膜15の膜厚を、半導体層13のメモリ
領域対応部分の上において厚くしたもので、メモリトラ
ンジスタT+oは、下部ゲート電極G11)と、下部ゲ
ート絶縁膜12と、半導体層13およびソース。
ドレイン電極S、Dとによって構成され、選択トランジ
スタT2oは、前記半導体層13およびソース、ドレイ
ン電極S、Dと、上部ゲート絶縁膜15の薄膜部分と、
上部ゲート電極G20とによって構成されている。また
、前記上部ゲート絶縁膜15は、半導体層13の全体を
覆う下層絶縁膜15aと、この下層絶縁膜15gの表面
全体に形成されたエツチングストッパ用絶縁膜15bと
、このエツチングストッパ用絶縁膜15bの上に前記メ
モリ領域に対応させて形成された上層絶縁膜15cとか
らなる積層膜とされており、この上部ゲート絶縁膜15
の厚膜部分(膜厚5000人)は、下層絶縁膜15aと
エツチングストッパ用絶縁膜15bと上層絶縁、ii 
15 cとからなる三層膜構造とされ、薄膜部分(膜厚
2000人)は、下層絶縁膜1.5aとエツチングスト
ッパ用絶縁膜3.5 bとからなる二層膜構造とされて
いる。
なお、この実施例の薄膜トランジスタメモリは、選択ト
ランジスタT2oを1つとしただけで、基本的な構成は
前記第1の実施例と変わらないから、詳細な構造の説明
は図に同符号を付して省略する。
また、この実施例の薄膜トランジスタメモリの書込み、
消去、読出しは、第1の実施例の薄膜トランジスタメモ
リと同様にして行なうことができる。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜トランジスタメモリは、下部ゲート電極と
電荷蓄積機能をもつ下部ゲート絶縁膜と半導体層および
ソース、ドレイン電極とを積層して構成したメモリ用薄
膜トランジスタの上に、電荷蓄積機能のない上部ゲート
絶縁膜と上部ゲート電極とを積層して、前記半導体層お
よびソース。
ドレイン電極をメモリ用薄膜トランジスタと共用する選
択用薄膜トランジスタを構成したものである。この薄膜
トランジスタメモリは、メモリ用薄膜トランジスタと選
択用薄膜トランジスタとを積層して構成したものである
から、メモリ用薄膜トランジスタと選択用薄膜トランジ
スタとで構成されるトランジスタメモリの素子面積を小
さくして集積度を上げることができるし、また前記半導
体層およびソース、ドレイン電極をメモリ用薄膜トラン
ジスタと選択用薄膜トランジスタとに共用しているため
、少ない工程数で容易に製造することができる。そして
、この薄膜トランジスタメモリにおいては、メモリ用薄
膜トランジスタのケート電極である下部ゲート電極を下
部ゲート絶縁膜の一部分に対向させることによって、前
記下部ゲート絶縁膜の下部ゲート電極を対向させた部分
をメモリ領域とするとともに、選択用薄膜トランジスタ
のゲート電極である上部ゲート電極と半導/AMとの間
の上部ゲート絶縁膜を、半導体層の全体を覆う下層絶縁
膜と、この下層絶縁膜の表面全体に形成されたエツチン
グストッパ用絶縁膜と、このエツチングストッパ用絶縁
膜の上に前記メモリ領域に対応させて形成された上層絶
縁膜とからなる積層膜とすることにより、この上部ゲー
ト絶縁膜の膜厚を半導体層のメモリ領域対応部分の上に
おいて厚くしているため、半導体層の選択用薄膜トラン
ジスタ領域(下部ゲート絶縁膜のメモリ領域以外の領域
に対応する部分)とメモリ用薄膜トランジスタのゲート
電極である下部ゲート電極との間、および半導体層のメ
モリ用薄膜トランジスタ領域(下部ゲート絶縁膜のメモ
リ領域に対応する部分)と選択用薄膜トランジスタのゲ
ート電極である上部ゲート電極との間をそれぞれ確実に
絶縁分離することができる。したがって、この薄膜トラ
ンジスタメモリによれば、選択用薄膜トランジスタがメ
モリ用薄膜トランジスタのゲート電極(下部ゲート電極
)に印加するゲート電圧の影響で誤動作することはなく
、また、メモリ用薄膜トランジスタが選択用薄膜トラン
ジスタのゲート電極(上部ゲート電極)に印加するゲー
ト電圧の影響で誤動作することもないから、半導体層お
よびソース、ドレイン電極を共用するメモリ用薄膜トラ
ンジスタと選択用薄膜トランジスタとを積層して構成し
たものでありながら、メモリ用薄膜トランジスタと選択
用薄膜トランジスタとをそれぞれ正常に動作させて安定
した書込み、消去、読出しを行なうことができる。しか
も本発明では、上部ゲート絶縁膜を、下層絶縁膜の表面
全体にエツチングストッパ用絶縁膜を形成しその上に上
層絶縁膜を形成した積層膜としているため、上層絶縁膜
を前記メモリ領域に対応する形状にバターニングするエ
ツチング時に下層絶縁膜がダメージを受けることはなく
、したがって、膜厚を半導体層のメモリ領域対応部分の
上において厚くした前記上部ゲート絶縁膜を歩留よく形
成して、薄膜トランジスタメモリの信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1の実施例を示したもので
、第1図および第2図は薄膜トランジスタメモリの断面
図および平面図、第3図は薄膜トランジスタメモリの製
造工程図、第4図は薄膜トランジスタメモリの等価回路
図である。第5図〜第7図は本発明の第2の実施例を示
したもので、第5図および第6図は薄膜トランジスタメ
モリの断面図および平面図、第7図は薄膜トランジスタ
メモリの等価回路図である。第8図は従来の薄膜トラン
ジスタメモリの等価回路図である。 11・・・基板、TIo・・・メモリ用薄膜トランジス
タ、T2O・・・選択用薄膜トランジスタ、GI。・・
・下部ゲート電極、】2・・・下部ゲート絶縁膜、13
・・・半導体層、14・・・オーミックコンタクト層、
S・・・ソース電極、D・・・ドレイン電極、15・・
・上部ゲート絶縁膜、15a・・・下層絶縁膜、15b
・・・エツチングストッパ用絶縁膜、15c・・・上層
絶縁膜、G20・・・上部ゲート電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 絶縁性基板上に形成された下部ゲート電極と、この下部
    ゲート電極を覆って前記基板上に形成された電荷蓄積機
    能をもつ下部ゲート絶縁膜と、この下部ゲート絶縁膜の
    上に形成された半導体層と、この半導体層の両側部の上
    に形成されたソース、ドレイン電極と、前記半導体層お
    よびソース、ドレイン電極の上に形成された電荷蓄積機
    能のない上部ゲート絶縁膜と、この上部ゲート絶縁膜の
    上に形成された上部ゲート電極とを備え、前記下部ゲー
    ト電極と下部ゲート絶縁膜と半導体層およびソース、ド
    レイン電極とでメモリ用薄膜トランジスタを構成し、前
    記半導体層およびソース、ドレイン電極と上部ゲート絶
    縁膜と上部ゲート電極とで選択用薄膜トランジスタを構
    成するとともに、前記下部ゲート電極は前記半導体層の
    一部分に対向させて形成して、前記下部ゲート絶縁膜の
    前記下部ゲート電極と対向する部分をメモリ領域とし、
    かつ前記上部ゲート電極は前記半導体層の全体に対向さ
    せて形成するとともに、前記上部ゲート絶縁膜を、前記
    半導体層の全体を覆う下層絶縁膜と、この下層絶縁膜の
    表面全体に形成されたエッチングストッパ用絶縁膜と、
    このエッチングストッパ用絶縁膜の上に前記メモリ領域
    に対応させて形成された上層絶縁膜とからなる積層膜と
    したことを特徴とする薄膜トランジスタメモリ。
JP2077048A 1990-03-28 1990-03-28 薄膜トランジスタメモリ Pending JPH03278580A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04151877A (ja) * 1990-10-15 1992-05-25 Nec Corp 半導体不揮発性記憶装置
JP2015170749A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2015188082A (ja) * 2014-03-14 2015-10-29 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置、rfタグ及び電子機器

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JP2015170749A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
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