JPH0472434A - アルコールエンジンの始動制御装置 - Google Patents

アルコールエンジンの始動制御装置

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JPH0472434A
JPH0472434A JP18604990A JP18604990A JPH0472434A JP H0472434 A JPH0472434 A JP H0472434A JP 18604990 A JP18604990 A JP 18604990A JP 18604990 A JP18604990 A JP 18604990A JP H0472434 A JPH0472434 A JP H0472434A
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JP
Japan
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fuel
engine
starting
temperature
heating means
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Application number
JP18604990A
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English (en)
Inventor
Takamitsu Kashima
隆光 鹿島
Masaru Kurihara
優 栗原
Yoichi Saito
陽一 斎藤
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、始動時に加熱手段の消費電力を低減するアル
コールエンジンの始動制御装置に関する。
[従来の技術] 近年、燃料事情の悪化、排気清浄化の要請などにより、
従来のガソリンに加えて、代替燃t1としてのアルコー
ルを同時に使用可能なシステムが実用化されつつあり、
このシステムを搭載した自動車などの車輌(Flexi
ble Fuel Vehicle 、以下、rFI?
VJと称する)では、ガソリンは勿論のこと、アル:1
−ルとガソリンとの混合燃料、あるいは、アルコールの
みで走行が可能なようになっており、このFFVで使用
する燃料のアルコール濃度(含有率)は、燃料補給の際
のユーザー車積により、0%(ガソリンのみ)から10
0%(アルコールのみ)の間で変化する。
一般に、アルコール燃料は、ガソリン燃料に比較して、
低温で気化しにくい、気化潜熱が大きい、引火点が高い
などの特性を有しており、アルコール濃度が変化すると
、温度条件によって出力特性が大幅に変化してしまい、
とくに、アルコール濃度が高いと低温始動性が悪くなる
といった問題が生じる。
これに対処するに、ヒータ、発熱素子などの加熱手段に
より燃料の気化を促進して始動性を向上させる技術が従
来から知られており、例えば、特開昭57−52665
号公報には、アルコール濃度センサの出力により、吸気
通路を加熱する加熱装置を制御し、アルコール濃度が基
準値以上にあるとき上記加熱装置の発熱量を増大する技
術が開示されており、また、特開昭55−35179号
公報には、主、副吸気通路内流れる混合気の分配を制御
する分配弁を設けると共に、副吸気通路内に発熱素子を
設は冷態始動時に副吸気通路に集まる液滴燃料を気化す
る技術が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、エンジン始動時にクランキングと同時に
上記加熱手段による燃料の気化を開始すると上記加熱手
段による燃料の気化が不十分となり、始動性が著しく悪
化するおそれがある。
このため、加熱手段に通電後、クランキングを開始する
必要があるが、極低温、高アルコール濃度時にはエンジ
ンを始動させるに十分な量の燃料を加熱、気化させるに
は膨大な電力が必要となり、通常の車載のバッテリでは
、この電力を供給することは困難である。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、始動時に
必要な量の燃料を、この燃料を気化させるに要する加熱
手段の消費電力を低減しつつエンジンに供給し、確実に
エンジンを始動させることのできるアルコールエンジン
の始動11m装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段コ 上記目的を達成するため本発明によるアルコールエンジ
ンの始動制御装置は、第1図に示すように、燃料の気化
を促進するための加熱手段に通電することなく、エンジ
ンが始動可能か否かを判定する始動可能判定手段M1と
、上記始動可能判定手段M1で始動不能と判定されたと
き、燃料のアルコール濃度とエンジン温度とに基づく始
動時燃料供給量を複数の供給回数に分配し、1回当たり
の分配量を上記加熱手段における燃料の気化に伴う温度
低下が所定時間内に回復可能な量に設定する始動時燃料
分配IL設定手段M2とを備えたものである。
[作 用] 上記構成によるアルコールエンジンの始動制御装置では
、始動可能判定手段M1により、燃料の気化を促進する
ための加熱手段に通電することなく、エンジンが始動可
能か否かが判定され、始動不能と判定されると、始動時
燃料供給量が始動時燃料分配量設定手段M2により複数
の供給回数に分配されてエンジンに供給される。
エンジンに供給される上記始動時燃料供給量の1回当た
りの分配量は、燃料の気化に伴う上記加熱手段の温度低
下が所定時間内に回復可能な量に設定され、上記加熱手
段の温度が燃料の気化温度に維持されて供給された燃料
が気化される。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第2図以下は本発明の一実施例を示し、第2図はエンジ
ン制御系の概略図、第3図は始動時の制御手順を示すフ
ローチャー)・、第4図は始動可能領域と始動不能領域
とを示す説明図、第5図は始動可能判定水温マツプの説
明図、第6図はヒータの特性図、第7図はスタータモー
タの制御手順を示すフローチャート、第8図は燃料パル
ス幅設定手順を示すフローチャート、第9図は燃料噴射
手順を示すフローチャートである。
(エンジン制御系の構成) 第2図において、符号1はFFV用のアルコールエンジ
ンであり、図においては水平対向4気筒型エンジンを示
す、このエンジン1のシリンダヘッド2に形成した各吸
気ボート2aにインテークマニホルド3が連通され、こ
のインテークマニホルド3にエアチャンバ4を介してス
ロットルチャンバ5が連通され、このスロットルチャン
バ5上流側に吸気管6を介してエアクリーナ7が取付け
られている。
また、上記吸気管6の上記エアクリーナ7の直下流に吸
入空気量センサ(図においては、ホットワイヤ式エアフ
ローメータ)8が介装され、さらに、上記スロットルチ
ャンバ5に設けられたスロットルバルブ5aにスロット
ル開度センサ9aとスロットルバルブ全閉を検出するア
イドルスイッチ9bとが連設されている。
また、上記インテークマニホルド3集合部の上記スロッ
トルバルブ5a下流側に、エンジン始動のための補助イ
ンジェクタ10aが設置されるとともに、上記インテー
クマニホルド3のエアチャンバ4下部に、正温度係数サ
ーミスタ(PTCサーミスタ)からなるヒータ22など
の加熱手段が設置されており、上記インテークマニホル
ド3の各気筒の各吸気ボート2aの直」1流側には、ボ
ートインジェクタ10bが配設されている。さらに、上
記シリンダヘッド2の各気筒毎に、その先端を燃焼室に
露呈する点火プラグ11が取付けられている。
上記補助インジェクタ10a及びポートインジェクタ1
0bは、燃料供給路12を介して燃料タンク13に連通
され、この燃料タンク13には、アルコールのみ、また
はアルコールとガソリンとの混合燃料、あるいは、ガソ
リンのみの、ユーザの燃料補給の際の事情によりアルコ
ール濃度A(%)の異なる燃料が財溜されている。
また、上記燃料供給i?812には、上記燃料タンク1
3側から燃料ポンプ14、アルコール濃度センサ15が
介装されており、さらに、上記補助インジェクタ10a
及びポートインジェクタタ10bがリターン通路16を
介してプレッシャレギュレータ17に連通されている。
また、上記エンジン1のクランクシャフト1bにクラン
クロータ18が軸着され、このクランクロータ18の外
周に、所定のクランク角に対応する突起(あるいはスリ
ット)を検出する電磁ピックアップなどからなるクラン
ク角センサ19が対設されている。
また、上記シリンダブロック1aの冷却水通路(図示せ
ず)に冷却水温センサ20が臨まされており、さらに、
上記シリンダヘッド2の排気ボー1−2 bに連通ずる
排気管21には、02センサ23が臨まされている。尚
、符号24は触媒コンバータである。
(制御装置の回路構成) 一方、符号31はマイクロコンピュータなどからなる制
御装置(ECU)であり、CPU32、ROM33、R
AM34、および、I10インターフェース35がパス
ライン36を介して互いに接続され、定電圧回路37か
ら所定の安定化電圧が供給される。
そして、上記ECU31により、燃料の気化を促進する
ための加熱手段に通電することなく、エンジンが始動可
能か否かを判定する始動可能判定手段、及び、この始動
可能判定手段で始動不能と判定されたとき、燃料のアル
コール濃度とエンジン温度とに基づいて、始動に必要な
燃料を、上記加熱手段における燃料の気化に伴う温度低
下が所定時間内に回復するよう複数回で供給する始動時
燃料供給制御手段などの始動時制御の機能が実現され、
また、点火時期制御などの他の制御機能が実現される。
上記定電圧回路37は、ECUリレー38のリレー接点
を介してバッテリ′39に接綻され、上記ECUリレー
38のリレーコイルがイグニッションスイッチ40を介
して上記バッテリ39に接続されている。
また、上記バッテリ39にスタータスイッチ41が接続
され、このスタータスイッチ41にスタータモータリレ
ー42のリレー接点を介してスタータモータ43が接続
されている。さらに、上記バッテリ39にヒータリレー
44のリレー接点が接続され、このリレー接点から電流
センサ45を経てヒータ22が接続されている。
また、上記I10インターフェース35の入力ボートに
は、上記各センサ8,9a、15,19゜20.23,
45、及び、アイドルスイッチ9b、スタータスイッチ
41が接続されるとともに、上記バッテリ39が接続さ
れてバッテリ電圧がモニタされる。
また、上記I10インターフェース35の出力ボートに
は、駆動回路46を介して補助インジェクタ10a、ポ
ートインジェクタ10b、燃料ボング14、スタータモ
ータリレー42のリレーコイル、ヒータリレー44のリ
レーコイル、及び、ヒータ加熱表示手段であるL ED
 47が接続されている。
上記ROM33には制御プログラム、及び、後述する始
動可能判定水温マツプMPT−などの固定データが記憶
されており、また、上記RAM34には、データ処理し
た後の上記各センサ類、スイッチ類の出力信号及び上記
CPU32で演算処理したデータが格納されている。
また、上記CPU32では上記ROM33に記憶されて
いる制御プログラムに従い、エンジン始動時に燃料のア
ルコール濃度とエンジン温度とをパラメータとして始動
判定を行ない、始動不能と判定した場合には、上記し−
タ22に通電して補助インジェクタ10aから始動のた
めの燃料を複数回に分けて噴射し、ヒータ22により十
分気化した燃料を供給してスタータモータ43を駆動し
、エンジン温度が所定の温度に達すると、上記補助イン
ジェクタ10aからポートインジェクタ10bに切換え
て燃料噴射を行なう。
尚、始動可能と判定した場合には、上記補助インジェク
タ10aから燃料を噴射せず、最初から上記ポートイン
ジェクタ10bによる燃料噴射が行われる。
(動 作) 次に、上記構成による始動時の制御手順について表明す
る。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、イグニッ
ションスイッチ40のONとともにスタートする初期制
御のプログラムであり、まず、ステップ5101でイニ
シャライズを行ない、スタータモータリレー42及びヒ
ータリレー44などの各リレーをOFFにするとともに
、タイマをリセットし、カウンタのカウント値をクリア
する。
次いで、ステップ5102でアルコール濃度センサ15
からの出力信号を読込んで燃料のアルコール濃度Aを算
出し、ステップ5103へ進んで、このアルコール濃度
Aをパラメータとして始動可能判定水温マツプMPT−
を検索し、始動可能判定水温TMSETを設定してステ
ップ5104へ進む。
上記始動可能判定水温マツプMPnJは、第4図に示す
ように、冷却水温TWなとで代表されるエンジン温度に
対して、補助インジェクタ10aあるいはポートインジ
ェクタ10bから噴射する燃料をヒータ22により加熱
せずに始動可能なアルコール濃度Aの領域と、そのまま
では始動不能な領域とを実験などにより特定し、第5図
に示すように、始動可能判定水温T WSETをアルコ
ール濃度Aをパラメータとして上記ROM33の一連の
所定アドレスに格納したものである。
これにより、冷却水温センサ20によって検出した冷却
水温TWが、上記始動可能判定水温マツプMPT−から
、そのときのアルコール濃度Aに応じて設定される始動
可能判定水温T WSET以下か否かによってエンジン
が始動可能か否かを判別することができる。
尚、上記冷却水温センサ20からの冷却水温T−に代え
て、燃料温度などを採用しても良い。
そして、ステップ5104へ進むと、冷却水温センサ2
0からの冷却水温TWと上記ステップ5103で設定し
た始動可能判定水温T WSETとを比較し、TW>T
WSETのときには始動可能と判別してステップ510
5へ進み、インジェクタ切換フラグF[AC1をクリア
して(FLAGI←0)ポートインジェクタ10bから
の燃料噴射にするとともに、ステップ8106でスター
タモータ通電禁止フラグFLAG2をクリアして(FL
AG2←0)スタータモータ43への通電を許可してプ
ログラムを終了する。
一方、上記ステップ5104でT−≦T WSETのと
きには始動不能と判別し、上記ステップ5104からス
テップ5107へ進んで上記インジェクタ切換フラグF
[八G1をセ・ントして(FL八へ1←1)補助インジ
ェクタ10aからの燃料噴射にするとともに、ステップ
8108で上記スタータモータ通電禁止フラグE[AC
3をセットしくFL^G2←1)スタータモータ43の
通電を禁止する。
次に、ステップ5109へ進むと、ヒータリレー44を
ONしてヒータ22への通電を開始するとともに、LE
D47を点灯してヒータ通電中であることを表示し、ス
テップ5110でタイマをスタートさせて上記し−タ2
2の通電時間をカウントし、ステップ5111へ進む。
上記ステップ5111では、上記タイマの計時TIME
1が設定時間TIHEISIET以上となるまでカウン
トを継続し、TIME1≧TIMEISETになったと
きループを脱出してステップ5112で電流センサ45
からヒータ22の消費電流Iを読込み、この消費電流I
と設定電流I SETとを比較する。
上記ステップ5112では、■≧I SETのとき再び
上記電流センサ45からヒータ22の消費電流■を読込
んで設定電流I SETと比較するループを繰返し、T
 < I SETのとき加熱完了と判別してステップ5
113へ進む。
すなわち、第6図に示すように、PTCサーミスタから
なるヒータ22は、通電後、温度が上昇してキューリー
点に達すると、抵抗値が急激に上昇して消費電流Iが減
少し始める。その後、所定の時間が経過°して加熱が完
了すると、ヒータ22の温度が略飽和状態となって消費
電流Iが略一定の値となる。
従って、上記し−タ22の通電開始後、消費電流Iが飽
和状態に辻する以前の設定電流I SETより大きいと
みなせる時間TS[T  (判別のタイミングを9める
ため、なるべく小さな値)に設定することにより、し−
夕22の消費電流Iを設定電流TS[rと比較して加熱
が完了したか否かを判別することができるのである。
そして、上記し−タ22の加熱が完了してステップ51
13へ進むと、上記ステップ5102で算出したアルコ
ール濃度Aと冷却水温T−とをパラメータとして燃料噴
射パルス幅Ti5T、噴射休止時間TIH[2SET、
噴射回数COυNTSETを設定し、ステップ5114
で噴射回数をカウントするカウンタのカウント値C0U
NTをクリアして(C0UNT←0)ステップ5115
へ進む。
上記燃料噴射パルス幅T +srは、始動時に必要な燃
料供給量を上記噴射回数C0UNTS[Tにて供給する
ための1回当たりの燃料噴射量を与えるものであり、ま
た、この1回の噴射による燃料を気化する際のヒータ2
2の温度低下が、上記噴射休止時間TIME2SET内
に燃料を気化させることのできる温度に回復するよう設
定されている。
すなわち、上記各設定値は、上記し−タ22の消費電力
を大きなものとせずに最も効率良く燃料を気化すること
のできる最適な値として、例えばアルコール濃度Aと冷
却水温T−に代表されるエンジン温度とをパラメータと
したマツプに格納されている。
ステップ5115では、上記ステップ5113で設定し
た噴射パルス幅rosyの信号を補助インジェクタ10
aへ出力して燃料を噴射し、ステップ3116で噴射休
止時間を計時するタイマのカウントを開始する。
そして、ステップ5117で上記タイマの計時TIME
2が上記ステップ5113で設定した値TIME28E
T以上と゛なるまでタイマカウントを繰返した後、TI
ME2≧TIME2SETになるとステップ8118へ
進んで上記タイマをクリアする( TIME2←0)と
ともに、ステップ5119でカウンタのカウント値C0
UNTをカランl、7 ッ7’ !、 (COIINT
 ←C0UNT + 1 ) 、ステップ5120でカ
ウント値C0IINTを上記ステップ5113で設定し
た噴射回数C0UNTSETと比較する。
上記ステラフ5120テハ、C0UNT < C0UN
TSETノとき上記ステップ5115へ戻って再び補助
インジェクタ10aからの燃料噴射を実行し、一方、C
0UNT≧C0UNTSETのときには、ステップ51
21へ進んでスタータモータ通電禁止フラグr 1.A
 G 2をクリアして(FLAG2←0)スタータモー
タ43への通電を許可し、ステップ5122で冷却水温
T−を設定水温TWSETIと比較してエンジン温度が
上JL Lだか否かを判別する。
すなわち、エンジンが始動不能と判定したとき、ヒータ
22に通電して加熱完了後に補助インジェクタ10aか
ら始動のための燃料を一度に噴射せずに小刻みに噴射し
、燃料の気化熱によるヒータ22の温度低下を最小に押
さえるため、従来に比較して上記し−タ22の容量を大
幅に小さくすることができるとともに、完全に気化した
燃料をエンジンに供給することが可能となり、始動性の
向上と消費電力の低減とを同時に達成することができる
そして、エンジン温度が上昇し、上記ステップ5122
でTW≧T誓S[T1になると、ステップ5123へ進
んでインジェクタ切換フラグFLAG1をクリアして(
FLAG1←O)補助インジェクタ10aがらボー1〜
インジエクタ10bへ燃料噴射を切換え、ステップ51
24でヒータリレー44をOFFにしてヒータ22への
通電を終了するとともに、LED47を消灯して加熱表
示を停止し、プログラムを終了する。
一方、この初期制御のプログラムに対し、第7図に示す
スタータモータ制御手順のプログラムが所定時間あるい
は所定周期毎に実行され、まず、ステップ5201でス
タータスイッチ41がONされているか否かを判別し、
スタータスイッチ41がONと判別するとステップ52
02へ進んでスタータモータ通電禁止フラグFLAG2
の値を調べ、スタータモータ43への通電が許可されて
いるか否かを判別する。
上記ステップ5202で「[八G2=0、すなわち、ス
タータモータ43への通電が許可されているときには、
上記ステップ3202がらステップ5203へ進んでス
タータモータリレー42をONLでスタータモータ43
を駆動し、エンジンをクランキングしてプログラムを抜
ける。
一方、上記ステップ5201でスタータスイッチ41が
OFFのとき、あるいは、上記ステップ5202で「1
−八G2−1であり、スタータモータ43への通電が禁
止されているときには、それぞれのステップからステッ
プ5204へ分岐し、スタータモータリレー42をOF
Fとしてスタータモータ43を非駆動状態としてプログ
ラムを抜ける。
上記補助インジェクタ10a及びポートインジェクタ1
0bに対する燃料噴射パルス幅は、第8図に示すプログ
ラムに従って設定され、まず、ステップ5301でエン
ジン回転数Nが0が否が、すなわちクランキング前か否
かを判定し、N=0のときにはそのままプログラムを抜
け、N≠0のときには、ステップ5302へ進んでイン
ジェクタ切換フラグFLAG1の値を調べて補助インジ
ェクタ10aからの噴射かポートインジェクタ10bか
らの噴射かを判別する。
上記ステップ5302で「LAGl = O、ずなわち
ポートインジェクタ10bからの燃料噴射であると判別
されると、上記ステップ5302からステップ5303
以降へと進んでポートインジェクタ10bに対する燃料
噴射パルス幅Ti1が設定され、一方、上記ステップ5
302でFLAGl = 1 、すなわち補助インジェ
クタ10aからの燃料噴射であるときには、上記ステッ
プ5302からステップ3307へと進んで補助インジ
ェクタ10aに対する燃料噴射パルス幅T2が設定され
る。
まず、ポートインジェクタ10bに対する燃料噴射パル
ス幅Ti1の設定手順について説明すると、ステップ3
303でエンジン回転数Nを完爆判定回転数N SET
と比較し、N2HSETすなわちエンジンが完爆してい
るときには、ステップ5304で、アルコール濃度Aに
基づいて空燃比を補正するためのアルコール分補正係数
に^[、冷却水温増量補正、加減速増量補正などに係わ
る各種増量分補正係数Co[F、及び、02センサ23
の出力信号に基づく空燃比フィードバック補正係数αに
よりポートインジェクタ10bに対する基本燃料噴射J
tTplを補正し、さらに、ポートインジェクタ10b
の電源電圧に対する無効噴射時間を補間する電圧補正パ
ルス幅TSIを加算して最終的な燃料噴射パルス幅Ti
1を設定する(Ti1←T 1)IX K ALX C
O[FXα+−1’S1)。
一方、上記ステップ5303でN < N SETすな
わちエンジンが完爆していないときには、上記ステップ
5303からステップ5305へ進み、冷却水i丁−と
アルコール濃度Aをパラメータとしてマツプ検索により
燃料噴射パルス幅Ti1を設定する。
そして、上記ステップ5304あるいは上記ステップ3
305で燃料噴射パルス幅Ti1が設定されると、ステ
ップ5306でエンジン回転数Nと燃料噴射パルス幅T
i1とをパラメータとしてマツプ検索ににより噴射開始
クランク角度θINJSTIを設定してプログラムを抜
ける。
また、補助インジェクタ10aに対する燃料噴射パルス
幅Ti2も同様の手順で設定され、ステ・ンプ5307
でエンジン回転数Nを完爆判定回転数NS[1と比較し
完爆か否かを判定し、N2HSETすなわちエンジンが
完爆しているときには、ステ・yプ5307からステッ
プ8308へ進んで、アルコール濃度Aに基づいて空燃
比を補正するためのアルコール分補正係数KAL、冷却
水温州i補正、加減速増量補正などに係わる各種増量分
補正係数CO[「、及び、o2センサ23の出力信号に
基づく空燃比フィードバック補正係数αにより補助イン
ジェクタ10aに対する基本燃料噴射量Tp2を補正し
、さらに、補助インジェクタ10aの電源電圧に対する
無効噴射時間を補間する電圧補正パルス幅TS2を加算
して最終的な燃料噴射パルス幅Ti2を設定しくTi2
=Tp2XKALXCOEFXα+TS2) 、上記ス
テップ5307でN < N SETずなわちエンジン
が完爆していないときには、上記ステップ5307から
ステップ5309へ進み、冷却水温T−とアルコール濃
度Aをパラメータとしてマツプ検索により燃料噴射パル
ス幅Ti2を設定する。
そして、上記ステップ8308あるいは上記ステップ5
309からステップ5310へ進み、エンジン回転数N
と燃料噴射パルス幅Ti2とをパラメータとしてマツプ
検索により噴射開始クランク角度θINJST2を設定
してプログラムを抜ける。
このような手順で設定された各燃料噴射パルス幅Ti1
.Ti2による燃料噴射は、第9図に示ず所定クランク
角毎の割込みルーチンにより実行される。
第9図(a)は上述した噴射開始クランク角θTNJS
T1毎に起動されるポートインジェクタ101)の燃料
噴射手順を示し、ステップ5401でインジェクタ切換
フラグFLAGIの値を調べてFl−八G1−1のとき
には補助インジェクタ10aからの燃料噴射であるため
ルーチンを抜け、FLAG1=Oのときステップ540
2で該当気筒のポートインジェクタ10bへ燃料噴射パ
ルス幅Ti1の信号を出力してルーチンを抜ける。
また、第9図(b)に示す割込みルーチンは、噴射開始
クランク角θINJST2毎に起動される補助インジェ
クタ10aの燃料噴射手順を示し、ステップ5501で
、同様にインジェクタ切換フラグFLAG1の値を調べ
てFLAGI = Oのときにはポートインジェクタタ
10bからの燃料噴射であるためルーチンを抜け、[[
^G1=1のときステップ5502で補助インジェクタ
10aへ燃料噴射パルス幅Ti2の信号を出力してルー
チンを抜ける。
尚、本発明は実施例に限定されることなく、インテーク
マニホルド3の各気筒の各吸気ボート2a直上流に、そ
れぞれヒータを設けて補助インジェクタを兼用したポー
トインジェクタ10bによるマルチポイントインジェク
ションとしても良く、また、ポートインジェクタ10b
を使用せず、補助インジェクタを兼用したシングルポイ
ントインジェクションとしても良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、始動可能判定手段
により、燃料の気化を促進するための加熱手段に通電す
ることなく、エンジンが始、動可能か否かが判定され、
始動不能と判定されると、始動時燃料分配量設定手段に
より、燃料のアルコール濃度とエンジン温度とに基づく
始動時燃料供給量が複数の供給回数に分配され、−回の
分配量が上記加熱手段にお(つる燃料の気化に伴う温度
低下が所定時間内に回復可能な星に設定される。
従って、上記加熱手段の温度が燃料の気化温度に維持さ
れて消費電力を低減しつつ始動時に必要な量の燃料を気
化させることができ、確実にエンジンを始動させること
ができるなど優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すクレーム対応のブロッ
ク図、第2図以下は本発明の一実施例を示し、第2図は
エンジン制御系の概略図、第3図は始動時の制御手順を
示すフローチャー1・、第4図は始動可能領域と始動不
能領域とを示す説明図、第5図は始動可能判定水温マツ
プの説明図、第6図はヒータの特性図、第7図はスター
タモータの制御手順を示すフローチャー+−、第8図は
燃料パルス幅設定手順を示すフローチャー1− 、第9
図は燃料噴射手順を示すフローチャートである。 Ml・・・始動可能判定手段 M2・・・始動時燃料分配量設定手段 第1図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 燃料の気化を促進するための加熱手段に通電することな
    く、エンジンが始動可能か否かを判定する始動可能判定
    手段と、 上記始動可能判定手段で始動不能と判定されたとき、燃
    料のアルコール濃度とエンジン温度とに基づく始動時燃
    料供給量を複数の供給回数に分配し、1回当たりの分配
    量を上記加熱手段における燃料の気化に伴う温度低下が
    所定時間内に回復可能な量に設定する始動時燃料分配量
    設定手段とを備えたことを特徴とするアルコールエンジ
    ンの始動制御装置。
JP18604990A 1990-07-13 1990-07-13 アルコールエンジンの始動制御装置 Pending JPH0472434A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132920A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2011157928A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Honda Motor Co Ltd 内燃機関
JP2011157930A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Honda Motor Co Ltd 内燃機関
JP2011157929A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Honda Motor Co Ltd 内燃機関

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