JPH0472435A - アルコールエンジンの始動制御装置 - Google Patents

アルコールエンジンの始動制御装置

Info

Publication number
JPH0472435A
JPH0472435A JP18605090A JP18605090A JPH0472435A JP H0472435 A JPH0472435 A JP H0472435A JP 18605090 A JP18605090 A JP 18605090A JP 18605090 A JP18605090 A JP 18605090A JP H0472435 A JPH0472435 A JP H0472435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
fuel injection
injector
fuel
starting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18605090A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamitsu Kashima
隆光 鹿島
Masaru Kurihara
優 栗原
Yoichi Saito
陽一 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP18605090A priority Critical patent/JPH0472435A/ja
Publication of JPH0472435A publication Critical patent/JPH0472435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、始動時に加熱手段の消費電力を低減するアル
コールエンジンの始動制御装置に関する。
[従来の技術] 近年、燃料事情の悪化、排気清浄化の要請などにより、
従来のガソリンに加えて、代替燃料としてのアルコール
を同時に使用可能なシステムが実用化されつつあり、こ
のシステムを搭載した自動車などの車輌(Nexibl
e Fuel Vehicle 、以下、rFFVJと
称する)では、ガソリンは勿論のこと、アルコールとガ
ソリンとの混合燃料、あるいは、アル:1−ルのみで走
行が可能なようになっており、このFFVで使用する燃
料のアルコール濃度(含有率)は、燃料補給の際のユー
ザー事情により、0%(ガソリンのみ)から100%(
アルコールのみ)の間で変化する。
一般に、アルコール燃料は、ガソリン燃料に比軸して、
低温で気化しにくい、気化潜熱が大きい、引火点が高い
などの特性を有しており、アルコール濃度が変化すると
、温度条件によって出力特性が大幅に変化してしまい、
とくに、アルコール濃度が高いと低温始動性が悪くなる
といった問題が生じる。
これに対処するに、特開昭57−52665号公報には
、ヒータ、発熱素子などの加熱手段により燃料の気化を
促進する技術が開示されており、この場合、上記FFV
では、特開昭62−178735号公報に開示されてい
るように、各気筒の各吸気ポートに配設した主インジェ
クタに対し、インテークマニホルド集合部に設けた始動
用の補助インジェクタを備え、この補助インジェクタか
ら燃料を加熱手段に噴射して始動性の向上を図るように
している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、エンジンクランキング時、及び、始動後
に暖機が完了するまでの間、必要な燃料をすべて加熱、
気化させようとすると電力消費量が著しく増大し、特に
、極低温、高アルコール濃度時などには膨大な電J〕が
必要となるばかりでなく、始動後、補助インジェクタか
ら主インジェクタに急激に切換えると、補助インジェク
タから噴射された燃料が各気筒に吸入されるまでの燃料
輸送遅れ分と主インジェクタからの燃料分とが一時的に
重複するため、空燃比がオーバーリッチとなって失火を
生じ、エンジン回転が不安定となる。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、エンジン
始動に際し、加熱手段の消費電力を低減しつつ暖機運転
の安定化を図ることのできるアルコールエンジンの始動
制御装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明によるアルコールエンジ
ンの始動制御装置は、第1図に示すように、インテーク
マニホルド集合部に設置した補助インジェクタから噴射
する燃料の気化を促進する加熱手段に通電することなく
、エンジンが始動可能か否かを判定する始動可能判定手
段M1と、上記始動可能判定手段M1で始動不能と判定
したとき、エンジンの暖機が完了するまでの始動時燃料
噴射量を、上記加熱手段の加熱容量に応じて上記補助イ
ンジェクタからの燃料噴射量と各気筒の吸気ポートに配
設した主インジェクタからの燃料噴射量とに分配設定す
る始動時燃料噴射量分配設定手段M2とを備えたもので
ある。
[作 用] 上記構成によるアルコールエンジンの始動制御装置では
、始動可能判定手段M1によりエンジンが始動可能か否
かが判定され、始動不能と判定されると、始動時燃料噴
射量分配設定手段M2により、暖機完了までの始動時燃
料噴射量が加熱手段の加熱容量に応じてインテークマニ
ホルド集合部に設置した補助インジェクタからの燃料噴
射量と各気筒の吸気ポートに配設した主インジェクタか
らの燃料噴射量とに分配設定される。
そして、エンジンの暖機が完了するまでの間、上記補助
インジェクタからの噴射燃料が上記加熱手段により加熱
されて気化が促進されるとともに、上記ポートインジェ
クタからの噴射燃料が直接エンジンに供給される。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第2図以下は本発明の〜実施例を示し、第2図はエンジ
ン制御系の概略図、第3図は始動時の制御手順を示すフ
ローチャー1・、第4図は始動可能領域と始動不能領域
とを示す説明図、第5図は始動可能判定水温マツプの説
明図、第6図はヒータの特性図、第7図はスタータモー
タの制御手順を示すフローチャート、第8図は燃料パル
ス幅設定手順を示すフローチャート、第9図は燃料噴射
手順を示ずフロ−チャートである6 (エンジン制御系の構成) 第2図において、符号1はFFV用のアルコールエンジ
ンであり、図においては水平対向4気筒型エンジンを示
す、このエンジン1のシリンダヘッド2に形成した各吸
気ポート2aにインテークマニホルド3が連通され、こ
のインテークマニホルド3にエアチャンバ4を介してス
ロットルチャンバ5が連通され、このスロットルチャン
バ5上流側に吸気管6を介してエアクリーナ7が取付け
られている。
また、上記吸気管6の上記エアクリーナ7の直下流に吸
入空気量センサ(図においては、ポットワイヤ式エアフ
ローメータ)8が介装され、さらに、上記スロットルチ
ャンバ5に設けられたスロットルバルブ5aにスロッ)
・小開度センサ9aとスロットルバルブ全開を検出する
アイドルスイッチ9 bとが連設されている。
また、上記インテークマニホルド3集合部の上記スロッ
l−ルバルブ5a下流側に、エンジン始動のための補助
インジェクタ10aが設置されるとともに、上記インテ
ークマニホルド3のエアチャンバ4下部に、正温度係数
サーミスタ(PTCサーミスタ)からなるし−タ22な
どの加熱手段が設置されており、上記インテークマニホ
ルド3の各気筒の各吸気ボー1〜2aの直上流側には、
主インジェクタとしてのポートインジェクタ10bが配
設されている。さらに、上記シリンダヘッド2の各気筒
毎に、その先端を燃焼室に露呈する点火プラグ11が取
付けられている。
上記補助インジェクタ10a及びポートインジェクタ1
0bは、燃料供給路12を介して燃料タンク13に連通
され、この燃料タンク13には、アルコールのみ、また
はアルコールとガソリンとの混合燃料、あるいは、ガソ
リンのみの、ユーザの燃料補給の際の事情によりアルコ
ール濃度A(%)の異なる燃料が財溜されている。
また、上記燃料供給路12には、上記燃料タンク13側
から燃料ポンプ14、アルコール濃度センサ15が介装
されており、さらに、上記補助インジェクタ1.0 a
及びポートインジェクタ10bがリターン通路16を介
してプレッシャレギュレータ17に連通されている。
また、上記エンジン1のクランクシャフト1bにクラン
クロータ18が軸着され、このクランクロータ18の外
周に、所定のクランク角に対応する突起(あるいはスリ
ット)を検出する電磁ピックアップなどからなるクラン
ク角センサ19が対設されている。
また、上記エンジン1の冷却水通路(図示せず)に冷却
水温センサ20が臨まされており、さらに、上記シリン
ダヘッド2の排気ポート2bに連通する排気管21には
、02センサ23が臨まされている。尚、符号24は触
媒コンバータである。
(制御装置の回路構成) 一方、符号31はマイクロコンピュータなどからなる制
御装置(ECU)であり、CPU32、ROM33、R
AM34、および、I10インターフェース35がパス
ライン36を介して互いに接続され、定電圧回路37か
ら所定の安定化電圧が供給される。
そして、上記ECU31により、インテークマニホルド
集合部に設置した補助インジェクタから噴射する燃料の
気化を促進する加熱手段に通電することなく、エンジン
が始動可能か否かを判定する始動可能判定手段、上記始
動可能判定手段で始動不能と判定したとき、エンジンの
暖機が完了するまでの始動時燃料噴射量を、上記加熱手
段の加熱容量に応じて上記補助インジェクタからの燃料
噴射量と各気筒の各吸気ポートに配設した主インジェク
タからの燃料噴射量とに分配設定する始動時燃料噴射量
分配設定手段などの始動時制御の機能が実現され、また
、点火時期制御などの他の制御機能が実現される。
上記定電圧回路37は、ECUリレー38のリレー接点
を介してバッテリ39に接続され、上記ECUリレー3
8のリレーコイルがイグニッションスイッチ40を介し
て上記バッテリ39に接続されている。
また、上記バッテリ39にスタータスイッチ41が接続
され、このスタータスイッチ41にスタータモータリレ
ー42のリレー接点を介してスタータモータ43が接続
されている。さらに、上記バッテリ39にヒータリレー
44のリレー接点が接続され、このリレー接点から電流
センサ45を経てヒータ22が接続されている。
また、上記I10インターフェース35の入力ポートに
は、上記各センサ8,9a、15,19゜20.23,
45、及び、アイドルスイッチ9b、スタータスイッチ
41が接続されるとともに、上記バッテリ39が接続さ
れてバッテリ電圧がモニタされる。
また、上記I10インターフェース35の出力ポートに
は、駆動回路46を介して補助インジェクタ10a、ポ
ートインジェクタ10b、燃料ポンプ14、スタータモ
ータリレー42のリレーコイル、ヒータリレー44のリ
レーコイル、及び、ヒータ加熱表示手段であるLED4
7が接続されている。
上記ROM33には制御プログラム、及び、後述する始
動可能判定水温マツプM PTWなどの固定データが記
憶されており、また、上記RAM34には、データ処理
した後の上記各センサ類、スイッチ類の出力信号及び上
記CPU32で演算処理したデータが格納されている。
また、上記CPU32では上記ROM33に記憶されて
いる制御プログラムに従い、エンジン始動時に燃料のア
ルコール濃度とエンジン温度とをパラメータとして始動
判定を行ない、始動不能と判定した場合には、上記し−
タ22に通電して補助インジェクタ10aからの始動時
噴射燃料を気化し、スタータモータ43を駆動する。
そして、エンジン温度が所定の温度に達するまでの間、
上記し−タ22の加熱容量に応じて補助インジェクタ1
0aとポートインジェクタ10 bとから燃料を分配し
て噴射する。
尚、始動可能と判定した場合には、上記ヒータ22に通
電ぜず、上記補助インジェクタ10aから燃料を噴射す
ることなく最初から上記ポートインジェクタタ10bに
よる燃料噴射が行われる。
(動 作) 次に、上記構成による始動時の制御手順について説明す
る。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、イグニッ
ションスイッチ40のONとともにスタートする初期制
御のプログラムであり、まず、ステップ5101でイニ
シャライズを行ない、スタータモータリレー42及びヒ
ータリレー44などの各リレーをOFFにするとともに
、タイマをリセットし、カウンタのカウント値をクリア
する。
次いで、ステップ5102でアルコール濃度センサ15
からの出力信号を読込んで燃料のアルコール濃度Aを算
出し、ステップ5103へ進んで、このアルコール濃度
Aをパラメータとして始動可能判定水温マツプMPT−
を検索し、始動可能判定水温TWSETを設定してステ
ップ3104へ進む。
上記始動可能判定水温マツプMPT14は、第4図に示
すように、冷却水温T−などで代表されるエンジン温度
に対して、補助インジェクタ10aあるいはポートイン
ジェクタ10bから噴射する燃料をヒータ22により加
熱せずに始動可能なアルコール濃度Aの領域と、そのま
までは始動不能な領域とを実験などにより特定し、第5
図に示すように、始動可能判定水温T WSETをアル
コール濃度Aをパラメータとして上記ROM33の一連
の所定アドレスに格納したものである。
これにより、冷却水温センサ20によって検出した冷却
水温TWが、上記始動可能判定水温マツプM P TW
から、そのときのアルコール濃度Aに応じて設定される
始動可能判定水温T WSET以下か否かによってエン
ジンが始動可能か否かを判別することができる。
尚、上記冷却水温センサ20からの冷却水温T―に代え
て、燃料温度などを採用しても良い。
そして、ステップ5104へ進むと、冷却水温センサ2
0からの冷却水温T−と上記ステップ5103で設定し
た始動可能判定水温T WS[Tとを比較し、TW>T
WSETのときには始動可能と判別してステップ510
5へ進み、インジェクタ切換フラグ[1^61をクリア
して(FLAG?←O)ポートインジェクタタlObか
らの燃料噴射にするとともに、ステップ8106でスタ
ータモータ通電禁止フラグFLAG2をクリアして(F
LAG2←0〉スタータモータ43への通電を許可して
プログラムを終了する。
一方、上記ステップ5104でTW≦TWS[Tのとき
には始動不能と判別し、上記ステップ5104からステ
ップ5107へ進んで上記インジェクタ切換フラグFL
AG1をセットして(FLAGI←1)補助インジェク
タ10aからの燃料噴射にするとともに、ステップ81
08で上記スタータモータ通電禁止フラグ[[AC3を
セ・ン)L(rL八へ2←1)スタータモータ43の通
電を禁止する。
次に、ステップ5109へ進むと、ヒータリレー44を
ONしてヒータ22への通電を開始するとともに、L 
E D 47を点灯してヒータ通電中であることを表示
し、ステップ3110でタイマをスタートさせて上記し
−タ22の通電時間をカウントし、ステップ5111へ
進む。
上記ステップ5111では、上記タイマの計時TIME
1が設定時間TIMEISET以上となるまでカウント
を継続し、TIMEI≧TIMEISETになったとき
ループを脱出してステップ5112で電流センサ45か
らヒータ22の消費電流■を読込み、この消費電流Iと
設定電流I SETとを比較する。
上記ステップ5112では、■≧I SETのとき再び
上記電流センサ45からヒータ22の消費電流Iを読込
んで設定電流I SETと比較するループを繰返し、I
 < I SETのとき加熱完了と判別してステップ5
113へ進む。
すなわち、第6図に示すように、PTCサーミスタから
なるヒータ22は、通電後、温度が上昇してキューリー
点に達すると、抵抗値が急激に上昇して消費電流工が減
少し始める。その後、所定の時間が経過して加熱が完了
すると、ヒータ22の温度が略飽和状態となって消費電
流Iが略一定の値となる。
従って、上記し−タ22の通電開始後、消費電流Iが飽
和状態に達する以前の設定電流I SETより大きいと
みなせる時間TSET  (判別のタイミングを早める
ため、なるべく小さな値)に設定することにより、ヒー
タ22の消費電流Iを設定電流1 りETと比較して加
熱が完了したか否かを判別することができるのである。
そして、上記し−タ22の加熱が完了してステップ51
13へ進むと、上記ステップ5102で算出したアルコ
ール濃度Aと冷却水温T−とをパラメータとして燃料噴
射パルス幅Ti5T、噴射休止時間TIME2SET、
噴射回数C0UNTS[Tを設定し、ステップ5114
で噴射回数をカウントするカウンタのカウント値C0U
NTをクリアしテ(COUNT ←O) ステラ7”5
115へ進む。
上記燃料噴射パルス幅Ti5Tは、始動時に必要な燃料
供給景を上記噴射回数C0IINTS[Tにて供給する
ための1回当たりの燃料噴射量を与えるものであり、ま
た、この1回の噴射による燃料を気化する際のヒータ2
2の温度低下が、上記噴射休止時間TIHE2SET内
に燃料を気化させることのできる温度に回復するよう設
定されている。
すなわち、上記各設定値は、上記し−タ22の消費電力
を大きなものとせずに最も効率良く燃料を気化すること
のできる最適な値として、例えばアルコール濃度Aと冷
却水温T−に代表されるエンジン温度とをパラメータと
したマツプに格納されている。
ステップ5115では、上記ステップ5113で設定し
た噴射パルス幅Ti5Tの信号を補助インジェクタ10
aへ出力して燃料を噴射し、ステップ8116で噴射休
止時間を計時するタイマのカウントを開始する。
そして、ステップ5117で上記タイマの計時TIME
2が上記ステップ5113で設定した値TIME2SE
T以上となるまでタイマカウントを繰返した後、TIM
E2≧TIME2SETになるとステップ8118へ進
んで上記タイマをクリアする( TIH[2−0)とと
もに、ステップ5119て゛カウンタのカウント値C0
tlNTをカランI、アップしく C0UNT←C0U
NT + 1 ) 、ステップ5120でカウント値C
0UNTを上記ステップ5113で設定した噴射回数C
0UNTSETと比較する。
上記ステップ5120では、C0UNT < C0UN
TS[:Tのとき上記ステップ5115へ戻って再び補
助インジェクタl Q aからの燃料噴射を実行し、一
方、C0UIIT≧C0UNTSFTのときには、ステ
ップ5121へ進んでスタータモータ通電禁止フラグF
[^G2をクリアして([1^G2−0)スタータモー
タ43への通電を許可し、ステップ5122へ進む。
ステップ5122へ進むと、インジェクタ併用フラグ「
[八G3をセットしく[[八G3←1)、補助インジェ
クタ10aのみからの燃料噴射を、補助インジェクタ1
0aとポートインジェクタ10bとに分配して燃料を噴
射させ、ステップ5123で冷却水温T@と設定水温T
 WSETlとを比較してエンジン温度が上昇したか否
かを判別する。
すなわち、エンジンが始動不能と判定したとき、ヒータ
22に通電して加熱完了後に補助インジェクタ10aか
ら始動のための燃料を一度に噴射せずに小刻みに噴射し
て燃料の気化熱によるヒータ22の温度低下を最小に押
さえ、その後、補助インジェクタ10aとボー1〜イン
ジエクタ10t1とから燃料を分配して噴射する。この
場合、エンジンに供給される燃料は、すべての燃料が気
化された状態である必要はなく、例えば、蒸気と液滴と
が混合した状態であっても充分であることが実験的に確
認されており、暖機完了までにヒータ22で消費される
電力を小さくすることができる。
従って、従来に比較して上記ヒータ22の容量を大幅に
小さくすることができるとともに、燃料の気化をエンジ
ン始動から暖機完了に必要な量だけエンジンに供給する
ことによって、消費電力の低減と始動性の向上とを同時
に達成することができるのである。
そして、エンジン温度が上昇し、上記ステップ5123
でT−≧T WSETlになると、ステップ5124へ
進んでインジェクタ併用フラグFLAG3をクリアする
(FIAG3←0)とともに、ステップ5125でイン
ジェクタ切換えフラグr1.AG1をクリアして(+’
LAG1←0)ポートインジェクタタ10bのみからの
燃料噴射へと切換え、ステップ8126でヒータリレー
44をOFFにしてヒータ22への通電を終了し、また
、■、F D 47を消灯して加熱表示を停止してプロ
グラムを終了する。
−・方、この初期制御のプログラムに対し、第7図に示
すスタータモータ制御手順のプログラムが所定時間ある
いは所定周期毎に実行され、まず、ステップ5201で
スタータスイッチ41がONされているか否かを判別し
、スタータスイッチ41がONと判別するとステップ5
202へ進んでスタータモータ通電禁止フラグFLAG
2の値を調べ、スタータモータ43への通電が許可され
ているか否かを判別する。
上記ステップ5202でFLAG2 = O、ずなわち
、スタータモータ43への通電が許可されているときに
は、上記ステップ5202からステップ5203へ進ん
でスタータモータリレー42をONLでスタータモータ
43を駆動し、エンジンをクランキングしてプログラム
を抜ける。
一方、上記ステップ5201でスタータスイッチ41が
OFFのとき、あるいは、上記ステップ5202でrL
AG2 = 1であり、スタータモータ43への通電が
禁止されているときには、それぞれのステップからステ
ップ5204へ分岐し、スタータモータリレー42をO
FFとしてスタータモータ43を非駆動状態としてプロ
グラムを抜ける。
上記補助インジェクタ10a及びポートインジェクタ1
0bに対する燃料噴射パルス幅は、第8図に示すプログ
ラムに従って設定され、まず、ステップ5301でエン
ジン回転数Nが0か否か、すなわちクランキング前か否
かを判定し、N=Oのときにはそのままプログラムを抜
け、N≠0のときには、ステップ5302へ進んでイン
ジェクタ切換フラグF[^G1の値を調べて補助インジ
ェクタ10aからの噴射かポートインジェクタ10bか
らの噴射かを判別する。
1、記スデッノ°5302で[1−八G1==O1ずな
わちボー)・インジェクタ10bからの燃料噴射である
と判別すると、上記スーアップ5302からステップ5
303以降l\と進んでポートインジェクタ10bに対
する燃料噴射パルス幅Ti1を設定し、一方、上記ステ
ップ5302でFl、AGl = 1 、すなわち補助
インジェクタ]0.lからの燃料噴射であるときには、
上記ステップ5302からステップ5307以降へと進
んで補助インジェクタ10aに対する燃↑゛]噴射パル
ス幅−1”2を設定し、次いで、インジェクタ併用フラ
グ「!へG3の値をコ・11べ、補助インジェクタ10
a及びポートインジェクタタ10bの両方からの燃料噴
射であるときには、上記燃料噴射パルス幅1゛12を補
助インジェクタ10aとポートインジェクタ10bとに
分配設定する。
以下、まず、ポートインジェクタタ10bに対する燃料
噴射パルス幅Ti1の設定手順について説明すると、ス
テップ5303でエンジン回転数Nを完爆判定回転数N
 SETと比較し、N2HSETずなわちエンジンが完
爆しているときには、ステップS304で、アルコール
濃度Aに基づいて空燃比を補正するためのアルコール分
補正(糸数KAI−1冷却水温増景補正、加減速増量補
正などに係わる各種増量分補正係数C0FF、及び、0
2センサ23の出力信号に基づく空燃比フィードバック
補正係数αによりポートインジェクタ10bに対する基
本燃料噴射量Tp1を補正し、さらに、ポートインジェ
クタ10bの電源電圧に対する無効噴射時間を補間する
電圧補正パルス幅TSIを加算して最終的な燃料噴射パ
ルス幅Ti1を設定する(Ti1←−T plx K 
ALxCO[Fxα+TSI)。
一方、上記ステップ5303でN < N SETずな
わちエンジンが完爆していないときには、上記ステップ
5303からステップ5305へ進み、冷却水温TWと
アルコール濃度Aとをパラメータとしてマツプ検索によ
り燃料噴射パルス幅Ti1を設定する。
そして、上記ステップ5304あるいは上記ステップ5
305で燃料噴射パルス幅Ti1が設定されると、ステ
ップ5306でエンジン回転数Nと燃料噴射パルス幅T
i1とをパラメータとしてマツプ検索により噴射開始ク
ランク角度θINJST1を設定してプログラムを抜け
る。
また、補助インジェクタ]、 Oaに対する燃料噴射パ
ルス幅]゛12の設定は、ステップ5307でエンジン
回転数Nと完爆判定回転数N SETとを比較して完爆
か否かを判定し、N≧N SETずなわちエンジンが完
爆しているときには、ステップ5307からステップ8
308へ進んで、アルコール濃度Aに基づいて空燃比を
補正するためのアルコール分補正係数に^[、冷却水温
増量補正、加減速増量補正などに係わる各種増量分補正
係数C0FF、及び、02センサ23の出力信号に基づ
く空燃比フィードバック補正係数αにより補助インジェ
クタ10aに対する基本燃料噴射u”l”p2を補正し
、さらに、補助インジェクタ10aの電源電圧に対する
無効噴射時間を補間する電圧補正パルス幅TS2を加算
して最終的な燃料噴射パルス幅Ti2を設定する(Ti
2+Tl12X KAl、XC0EFX a +TS2
) 。
一方、上記ステップ5307でN < N SETすな
わちエンジンが完爆していないときには、上記ステップ
5307からステップ5309へ進み、冷却水温TWと
アルコール濃度Aとをパラメータとしてマツプ検索によ
り燃料噴射パルス幅Ti2を設定する。
そして、上記ステップ8308あるいは上記ステップ5
309からステップ5310へ進むと、インジェクタ併
用フラグFLAG3の値を調べ、II−AC3= Oの
ときにはステップ5313ヘジヤンブしてエンジン回転
数Nと燃料噴射パルス幅Ti2とをパラメータとしてマ
ツプ検索により噴射開始クランク角度θINJST2を
設定してプログラムを抜け、FLAG3 = 1のとき
、ずなわぢ補助インジェクタ10aとポートインジェク
タ10bとの両方からの燃料噴射であるときには、上記
ステップ5310からステップ5311へ進んで上記ス
テップ3308あるいはステップ5309で設定した燃
料噴射パルス幅Ti2を分配する。
すなわち、ステップ5311では、ヒータ22にて気化
可能な最大燃料量を与える最大燃料噴射パルス幅T 1
2HAXと上記燃料噴射パルス幅Ti2とを比較し、T
 i2≦T 128AX (1) トきニハステッフ5
312テポートインジエクタ10bに対する燃料噴射パ
ルス幅Ti1をOとして(Ti1−0)ステップ531
3へ進み、上述したように、エンジン回転数Nと燃料噴
射パルス幅Ti2とをパラメータとしてマツプ検索によ
り噴射開始クランク角度θINJST2を設定してプロ
グラムを抜ける。
一方、」−記スデツプ5311でT i2> T 12
HAXのときには、に記スデップ5311からステップ
5314へ進み、」−記スデツプ8308あるいはステ
ップ5309で設定した燃料噴射パルス幅Ti2から最
大燃料噴射パルス幅T 12HAXを減算してポートイ
ンジェクタ10bに対する燃料噴射パルス幅Tilを設
定しくT1り−l” +2− Tl2HAX ) 、ス
テップ5315で補助インジェクタ10aに対する燃料
噴射パルス幅T+2を上記最大燃料噴射パルス幅T 1
2HAXとする(T12←T +2HAX )。
これにより、エンジンの暖機が完了するまでの間、補助
インジェクタ10aから噴射される燃料のみをヒータ2
2にて加熱、気化するため、ヒータ22を小容量とする
ことができ、消費電力を低減することができる。
そして、ステップ8316でエンジン回転数Nと燃料噴
射パルス幅Ti2とをパラメータとしてマツプ検索によ
り補助インジェクタ1.0 aに対する噴射開始クラン
ク角度θINJST2を設定し、ステ・ンプ5306で
エンジン回転数Nと燃料噴射パルス幅T+1とをパラメ
ータとしてマツプ検索によりポートインジェクタタ10
bに対する噴射開始クランク角度θINJST1を設定
してプログラムを抜ける。
このような手順で設定された各燃料噴射パルス幅Ti1
.Ti2による燃料噴射は、第9図に示す所定クランク
角毎の割込みルーチンにより実行される。
第9図(a)は上述した噴射開始クランク角θINJS
T1毎に起動されるポートインジェクタ10bの燃料噴
射手順を示し、まず、ステップ5401でインジェクタ
併用フラグFLAG3の値を調べ、FLAG3=1のと
きには補助インジェクタ10a及びポートインジェクタ
10bの両方からの燃料噴射であるためステップ540
3ヘジヤンプし、該当気筒のポートインジェクタ10b
へ燃料噴射パルス幅T1の信号を出力してルーチンを抜
ける。
一方、上記ステップ5401でFLAG3 = 0のと
きには、ステップ5402へ進んでインジェクタ切換フ
ラグ[シへG1の値を調べ、FLAGI = 1のとき
には補助インジェクタ10aからの燃料噴射であるため
ルーチンを抜け、FLAGl = Oのときステップ5
403で該当気筒のポートインジェクタ10bへ燃料噴
射パルス幅Ti1の信号を出力してルーチンを抜ける。
また、第9図(b)に示す割込みルーチンは、噴射開始
クランク角θINJST2毎に起動される補助インジェ
クタ10aの燃料噴射手順を示し、ステップ5501で
、同様にインジェクタ併用フラグFLAG3の値を調べ
、rLAG3 = 1のとき、ステップ5503ヘジヤ
ンプして補助インジェクタ10aへ燃料噴射パルス幅T
i2の信号を出力してルーチンを抜け、FL八へ3 =
 0のとき、ステ・ンブ5502へ進んでインジェクタ
切換フラグ「[^G1の値を調べる。
上記ステップ5502で、FLAG1=0のときにはボ
ー l−インジェクタ10bからの燃料噴射であるため
ルーチンを抜け、FLAGl = 1のときステ1.プ
5503で補助インジェクタ10aへ燃料噴射パルス幅
Ti2の信号を出力してルーチンを抜ける。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、始動可能判定手段
によりエンジンが始動不能と判定されると、始動時燃料
噴射量分配設定手段により、エンジンの暖機が完了する
までの始動時燃料噴射量が加熱手段の加熱容量に応じて
インテークマニホルド集合部に設置した補助インジェク
タからの燃料噴射量と各気筒の吸気ポートに配設した主
インジェクタからの燃料噴射量とに分配設定され、上記
加熱手段により上記補助インジェクタからの噴射燃料の
気化が促進されるとともに、上記ポートインジェクタタ
からの噴射燃料がエンジンに直接供給される。
従って、上記加熱手段の加熱容量をエンジンを始動させ
るだけの小容量として、暖機運転に必要な燃料噴射量を
確保しつつ暖機運転中の消費電力を低減することができ
、また、暖機運転を安定して行なうことができるなど優
れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すクレーム対応のブロッ
ク図、第2図以下は本発明の一実施例を示し、第2図は
エンジン制御系の概略図、第3図は始動時の制御手順を
示すフローチャート、第4図は始動可能領域と始動不能
領域とを示す説明図、第5国は始動可能判定水温マツプ
の説明図、第6図はヒータの特性図、第7図はスタータ
モータの制御手順を示すフローチャー1・、第8図は燃
料パルス幅設定手順を示すフローチャート、第9図は燃
料噴射手順を示すフローチャートである。 Ml・・・始動可能判定手段 M2・・・始動時燃料噴射量分配設定手段第1図 第4図 第5図 第6図 ヒ !。 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  インテークマニホルド集合部に設置した補助インジェ
    クタから噴射する燃料の気化を促進する加熱手段に通電
    することなく、エンジンが始動可能か否かを判定する始
    動可能判定手段と、 上記始動可能判定手段で始動不能と判定したとき、エン
    ジンの暖機が完了するまでの始動時燃料噴射量を、上記
    加熱手段の加熱容量に応じて上記補助インジェクタから
    の燃料噴射量と各気筒の吸気ポートに配設した主インジ
    ェクタからの燃料噴射量とに分配設定する始動時燃料噴
    射量分配設定手段とを備えたことを特徴とするアルコー
    ルエンジンの始動制御装置。
JP18605090A 1990-07-13 1990-07-13 アルコールエンジンの始動制御装置 Pending JPH0472435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18605090A JPH0472435A (ja) 1990-07-13 1990-07-13 アルコールエンジンの始動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18605090A JPH0472435A (ja) 1990-07-13 1990-07-13 アルコールエンジンの始動制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0472435A true JPH0472435A (ja) 1992-03-06

Family

ID=16181524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18605090A Pending JPH0472435A (ja) 1990-07-13 1990-07-13 アルコールエンジンの始動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0472435A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5390640A (en) Method of controlling an engine for a flexible fuel vehicle
JP2009185676A (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JPH0526087A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法及び始動補助装置
JPH0626414A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH05149169A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JP2902788B2 (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH0472435A (ja) アルコールエンジンの始動制御装置
JPH0626427A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH05149223A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法及び始動制御装置
JPH0472434A (ja) アルコールエンジンの始動制御装置
JPH08277734A (ja) エンジンの燃料噴射制御方法
JPH04116234A (ja) Ffv用エンジンの始動制御装置
JP2503395B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2551378Y2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料噴射装置
JPH0486341A (ja) アルコールエンジンの始動制御装置
JPH04214965A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH09209818A (ja) エンジンの燃料性状検出装置及び燃料噴射制御装置
JPH04194343A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法及び始動補助装置
JPH0447152A (ja) アルコールエンジンの始動装置
JPH06137224A (ja) Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法
JPH0370852A (ja) アルコールエンジンの始動補助装置
JPH04362242A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH07224708A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPH04272437A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法及び始動補助装置
JPH06129280A (ja) エンジンの燃料噴射制御方法