JPH06137224A - Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法 - Google Patents

Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法

Info

Publication number
JPH06137224A
JPH06137224A JP5111819A JP11181993A JPH06137224A JP H06137224 A JPH06137224 A JP H06137224A JP 5111819 A JP5111819 A JP 5111819A JP 11181993 A JP11181993 A JP 11181993A JP H06137224 A JPH06137224 A JP H06137224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
warm
engine
temperature
judgment value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5111819A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamitsu Kashima
隆光 鹿島
Yoichi Saito
陽一 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP5111819A priority Critical patent/JPH06137224A/ja
Publication of JPH06137224A publication Critical patent/JPH06137224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 安定した燃焼を得ることができ、かつ、電力
消費を最小限に抑えることのできるFlexible
Fuel Vehide(FFV)用エンジンの燃料加
熱制御方法を提供する。 【構成】 アルコール濃度に基づき暖機途上判定値T1
と暖機完了判定値T2 を設定し、冷却水温Tw が暖機途
上判定値T1 より低い場合はポートヒータユニットを加
熱状態とする。また、冷却水温Tw が暖機完了判定値T
2 より高い場合はポートヒータユニットを非加熱状態と
する。さらに、冷却水温Tw が暖機途上判定値T1 以上
で暖機完了判定値T2 以下の場合は、アイドル状態でポ
ートヒータユニットを加熱状態とし、非アイドル状態で
はポートヒータユニットを非加熱状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インジェクタからの噴
射燃料を加熱する燃料加熱手段をエンジン状態および運
転環境に応じて緻密に制御するFFV用エンジンの燃料
加熱制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、燃料事情の悪化、排気清浄化の要
請などにより、従来のガソリンに加えて代替燃料として
のアルコールを同時に使用可能なシステムが実用化され
つつあり、このシステムを搭載した自動車などの車輌
(Flexible Fuel Vehicle 、以下、「FFV」と称す
る)では、ガソリンは勿論のこと、アルコールとガソリ
ンとの混合燃料、あるいは、アルコールのみで走行が可
能なようになっており、このFFVで使用する燃料のア
ルコール濃度(含有率)は、燃料補給の際のユーザー事
情により、0%(ガソリンのみ)から100%(アルコ
ールのみ)の間で変化する。
【0003】この種のFFV用エンジンで使用されるア
ルコール燃料は、ガソリン燃料と比較して、低温で気化
しにくい、気化潜熱が大きい、引火点が高いなどの特性
を有しており、アルコール濃度が変化すると、気化潜
熱、比熱、始動可能温度、理論空燃比などが変化して始
動条件が変化し、特に低温時には燃料中のアルコール濃
度が高い程始動条件が厳しくなって始動性が悪化すると
いった問題が生じる。
【0004】上述したような、FFV用エンジンの始動
性の悪化に対処するため、例えば、特開平3−2537
46号公報に示されるように、インジェクタの燃料噴射
方向に対設したヒータなどの燃料加熱手段により燃料を
加熱して燃料気化の促進を図り、低温時の始動性を向上
させる技術が知られている。
【0005】また、エンジンの暖機完了後(例えば、エ
ンジン冷却水温で判定)においては、燃料加熱手段への
燃料付着により燃焼が不安定になりやすいアイドリング
のときのみヒータ通電して燃料加熱手段を加熱状態と
し、非アイドル時にはヒータ非通電により非加熱状態と
する燃料加熱制御技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アイド
リング時にヒータ通電を行わないと燃焼が不安定になる
現象は、気化潜熱が大きく燃料噴射量も多いアルコール
高濃度の場合に特有の問題であり、アルコール低濃度
(例えば、ガソリンのみ)の場合には、エンジンが暖機
完了状態であればアイドリングでヒータ通電を止めても
問題のないことが実験で確認されている。このため、従
来の技術では、エンジンがアイドル状態であればヒータ
通電するようになっているため、ヒータによる不必要な
電力消費を招いていた。
【0007】一方、エンジンの暖機完了後であっても、
吸気温度が低い場合には、吸気および噴射燃料によりヒ
ータ表面温度が低下して燃焼が不安定となってしまう。
このため、特開昭56−143337号公報に示される
ように、吸気温度に応じてヒータへの通電量を制御した
ヒータ制御技術が提案されている。
【0008】しかし、例え吸気温度が高い場合であって
も、エンジン温度が相対的に低い場合には、噴射燃料に
よりヒータ表面温度が低下して燃料が液滴状態で気筒に
供給され燃焼が不安定となってしまう。また、吸気温度
が低い場合であっても、エンジン負荷が大きく吸入空気
量が多い場合には燃料噴射量が多く、相対的にヒータ表
面への燃料付着は無視できるため、ヒータへの通電は必
要無い。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、エンジン状態及び運転環境に応じて燃料加熱が必要
か否かを適確に判断し、安定した燃焼を得ることがで
き、かつ、燃料加熱手段による電力消費を最小限に抑え
ることのできるFFV用エンジンの燃料加熱制御方法を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
1)上記目的を達成するため本発明による第一のFFV
用エンジンの燃料加熱制御方法は、燃料のアルコール濃
度に応じて暖機途上判定値と暖機完了判定値とを設定
し、各判定値とエンジン温度とを比較する手順と、上記
エンジン温度が上記暖機途上判定値より低い場合は、イ
ンジェクタの燃料噴射方向に対設する燃料加熱手段を加
熱状態とする手順と、上記エンジン温度が上記暖機完了
判定値より高い場合は、上記燃料加熱手段を非加熱状態
とする手順と、上記エンジン温度が上記暖機途上判定値
以上かつ上記暖機完了判定値以下のとき、アイドル状態
の場合には上記燃料加熱手段を加熱状態とし、非アイド
ル状態の場合には上記燃料加熱手段を非加熱状態とする
手順とを備えたものである。
【0011】2)上記目的を達成するため本発明による
第二のFFV用エンジンの燃料加熱制御方法は、燃料の
アルコール濃度に応じて暖機途上判定値と暖機完了判定
値とを設定し、各判定値とエンジン温度とを比較する手
順と、上記エンジン温度が上記暖機途上判定値より低い
場合は、インジェクタの燃料噴射方向に対設する燃料加
熱手段を加熱状態とする手順と、上記エンジン温度が上
記暖機完了判定値より高いとき、上記エンジン温度と吸
気温度との差が燃料のアルコール濃度に応じて設定した
温度差判定値以下の場合には上記燃料加熱手段を非加熱
状態とし、上記温度差判定値より大きい場合には上記燃
料加熱手段を加熱状態とする手順と、上記エンジン温度
が上記暖機途上判定値以上かつ上記暖機完了判定値以下
のとき、アイドル状態の場合には上記燃料加熱手段を加
熱状態とし、非アイドル状態の場合には上記エンジン温
度と上記吸気温度との差が上記温度差判定値以下の際に
上記燃料加熱手段を非加熱状態とする一方、上記温度差
判定値より大きい場合には上記燃料加熱手段を加熱状態
とする手順とを備えたものである。
【0012】3)上記目的を達成するため本発明による
第三のFFV用エンジンの燃料加熱制御方法は、燃料の
アルコール濃度に応じて暖機途上判定値と暖機完了判定
値とを設定し、各判定値とエンジン温度とを比較する手
順と、上記エンジン温度が上記暖機途上判定値より低い
場合は、インジェクタの燃料噴射方向に対設する燃料加
熱手段を加熱状態とする手順と、上記エンジン温度が上
記暖機完了判定値より高いとき、上記エンジン温度と吸
気温度との差が燃料のアルコール濃度に応じて設定した
温度差判定値以下の場合には上記燃料加熱手段を非加熱
状態とする一方、上記温度差判定値より大きい場合に
は、燃料のアルコール濃度に応じて設定した負荷判定値
よりエンジン負荷が大きいときに上記燃料加熱手段を非
加熱状態とし、エンジン負荷が上記負荷判定値以下のと
きには上記燃料加熱手段を加熱状態とする手順と、上記
エンジン温度が上記暖機途上判定値以上かつ上記暖機完
了判定値以下のとき、アイドル状態の場合には上記燃料
加熱手段を加熱状態とし、非アイドル状態の場合には上
記エンジン温度と上記吸気温度との差が上記温度差判定
値以下の際に上記燃料加熱手段を非加熱状態とする一
方、上記温度差判定値より大きい場合には上記負荷判定
値よりエンジン負荷が大きいときに上記燃料加熱手段を
非加熱状態とし、エンジン負荷が上記負荷判定値以下の
ときには上記燃料加熱手段を加熱状態とする手順とを備
えたものである。
【0013】
【作 用】
1)上記第一のFFV用エンジンの燃料加熱制御方法で
は、まず、燃料のアルコール濃度に応じて暖機途上判定
値と暖機完了判定値とを設定し、各判定値とエンジン温
度とを比較する。そして、比較の結果、上記エンジン温
度が、上記暖機途上判定値より低い場合は、インジェク
タの燃料噴射方向に対設する燃料加熱手段を加熱状態と
する。また、上記エンジン温度が上記暖機完了判定値よ
り高い場合は、上記燃料加熱手段を非加熱状態とする。
さらに、上記エンジン温度が上記暖機途上判定値以上か
つ上記暖機完了判定値以下のとき、アイドル状態の場合
には上記燃料加熱手段を加熱状態とし、非アイドル状態
の場合には上記燃料加熱手段を非加熱状態とする。
【0014】2)上記第二のFFV用エンジンの燃料加
熱制御方法では、まず、燃料のアルコール濃度に応じて
暖機途上判定値と暖機完了判定値とを設定し、各判定値
とエンジン温度とを比較する。そして、比較の結果、上
記エンジン温度が、上記暖機途上判定値より低い場合
は、インジェクタの燃料噴射方向に対設する燃料加熱手
段を加熱状態とする。また、上記エンジン温度が上記暖
機完了判定値より高いとき、上記エンジン温度と吸気温
度との差が燃料のアルコール濃度に応じて設定した温度
差判定値以下の場合には上記燃料加熱手段を非加熱状態
とし、上記温度差判定値より大きい場合には上記燃料加
熱手段を加熱状態とする。また、上記エンジン温度が上
記暖機途上判定値以上かつ上記暖機完了判定値以下のと
き、アイドル状態の場合には上記燃料加熱手段を加熱状
態とし、非アイドル状態の場合には上記エンジン温度と
上記吸気温度との差が上記温度差判定値以下の際に上記
燃料加熱手段を非加熱状態とする一方、上記温度差判定
値より大きい場合には上記燃料加熱手段を加熱状態とす
る。
【0015】3)上記第三のFFV用エンジンの燃料加
熱制御方法では、まず、燃料のアルコール濃度に応じて
暖機途上判定値と暖機完了判定値とを設定し、各判定値
とエンジン温度とを比較する。そして、比較の結果、上
記エンジン温度が、上記暖機途上判定値より低い場合
は、インジェクタの燃料噴射方向に対設する燃料加熱手
段を加熱状態とする。また、上記エンジン温度が上記暖
機完了判定値より高いとき、上記エンジン温度と吸気温
度との差が燃料のアルコール濃度に応じて設定した温度
差判定値以下の場合には上記燃料加熱手段を非加熱状態
とする一方、上記温度差判定値より大きい場合には、燃
料のアルコール濃度に応じて設定した負荷判定値よりエ
ンジン負荷が大きいときに上記燃料加熱手段を非加熱状
態とし、エンジン負荷が上記負荷判定値以下のときには
上記燃料加熱手段を加熱状態とする。また、上記エンジ
ン温度が上記暖機途上判定値以上かつ上記暖機完了判定
値以下のとき、アイドル状態の場合には上記燃料加熱手
段を加熱状態とし、非アイドル状態の場合には上記エン
ジン温度と上記吸気温度との差が上記温度差判定値以下
の際に上記燃料加熱手段を非加熱状態とする一方、上記
温度差判定値より大きい場合には、上記負荷判定値より
エンジン負荷が大きいときに上記燃料加熱手段を非加熱
状態とし、エンジン負荷が上記負荷判定値以下のときに
は、上記燃料加熱手段を加熱状態とする。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1〜図11は本発明の第一実施例に係わり、図
1および図2はヒータ制御ルーチンを示すフローチャー
ト、図3はスタータモータ制御ルーチンを示すフローチ
ャート、図4はスタータスイッチON→OFF割込みル
ーチンを示すフローチャート、図5は燃料噴射制御ルー
チンを示すフローチャート、図6はエンジン制御系の概
略図、図7はヒータ取付け部の詳細図、図8はエンジン
制御装置の回路構成図、図9はヒータ暖機時間テーブル
の概念図、図10はアルコール濃度により設定されるヒ
ータ暖機時間の説明図、図11はアルコール濃度により
設定される暖機途上判定値と暖機完了判定値の説明図で
ある。
【0017】図6において、符号1はFFV用エンジン
(図においては水平対向4気筒型エンジン)であり、こ
のエンジン1のシリンダヘッド2に吸気ポート2aと排
気ポート2bが形成されている。上記吸気ポート2aに
はインテークマニホルド3が連通され、このインテーク
マニホルド3の上流にエアチャンバ4を介してスロット
ル通路5が連通されている。このスロットル通路5の上
流側には、吸気管6を介してエアクリーナ7が取付けら
れ、このエアクリーナ7が吸入空気の取り入れ口である
エアインテークチャンバ8に連通されている。
【0018】一方、上記排気ポート2bにエキゾースト
マニホルド9を介して排気管10が連通され、この排気
管10に触媒コンバータ11が介装されてマフラ12に
連通されている。また、上記スロットル通路5にスロッ
トル弁5aが設けられ、上記スロットル通路5の直上流
の上記吸気管6にインタークーラ13が介装され、さら
に、上記吸気管6の上記エアクリーナ7の下流側にレゾ
ネータチャンバ14が介装されている。
【0019】また、上記レゾネータチャンバ14と上記
インテークマニホルド3とを連通して上記スロットル弁
5aの上流側と下流側とをバイパスするバイパス通路1
5に、アイドルスピードコントロールバルブ(ISC
V)16が介装されている。さらに、このISCV16
直下流側に、吸気圧が負圧のとき開弁し、後述するター
ボチャージャ18によって過給されて吸気圧が正圧にな
ったとき閉弁するチェック弁17が介装されている。
【0020】また、符号18はターボチャージャであ
り、このターボチャージャ18のタービンホイール18
aが上記排気管10に介装したタービンハウジング18
bに収納され、一方、このタービンホイール18aにタ
ービンシャフト18cを介して連結するコンプレッサホ
イール18dが上記吸気管6の上記レゾネータチャンバ
14の下流側に介装したコンプレッサハウジング18e
に収納されている。
【0021】また、上記タービンハウジング18bの流
入口にウエストゲート弁19が介装され、このウエスト
ゲート弁19に、ウエストゲート弁作動用アクチュエー
タ20が連設されている。このウエストゲート弁作動用
アクチュエータ20は、ダイヤフラムにより2室に仕切
られ、一方がウエストゲート弁制御用デューティソレノ
イド弁21に連通される圧力室を形成し、他方が上記ウ
エストゲート弁19を閉方向に付勢するスプリングを収
納したスプリング室を形成している。
【0022】上記ウエストゲート弁制御用デューティソ
レノイド弁21は、上記レゾネータチャンバ14とター
ボチャージャ18下流側の吸気管6とを連通する通路に
介装されており、後述する制御装置(ECU)51から
出力される制御信号のデューティ比に応じて、上記レゾ
ネータチャンバ14側の圧力と上記ターボチャージャ1
8下流の吸気管6側の圧力とを調圧して上記ウエストゲ
ート弁作動用アクチュエータ20の圧力室に供給し、こ
のウエストゲート弁作動用アクチュエータ20を動作さ
せ、上記ウエストゲート弁19による排気ガスリリーフ
を調整して上記ターボチャージャ18による過給圧を制
御する。
【0023】また、上記インテークマニホルド3に絶対
圧センサ22が通路22aを介して連通され、この通路
22aに吸気管圧力/大気圧切換ソレノイド弁22bが
介装されている。この吸気管圧力/大気圧切換ソレノイ
ド弁22bは絶対圧センサ22をインテークマニホルド
3側と大気側とに選択的に連通させるもので、絶対圧セ
ンサ22とインテークマニホルド3とが連通されること
で吸気管圧力(過給時には過給圧)を検出することがで
きる。
【0024】さらに、上記インテークマニホルド3の各
気筒の各吸気ポート2aに、燃料の気化を促進する燃料
加熱手段の一例としての吸気ポートヒータユニット33
が設けられるとともに、この吸気ポートヒータユニット
33に対向する上記吸気ポート2aの直上流側の位置に
インジェクタ23が臨まされている。また、上記シリン
ダヘッド2の各気筒毎に、その先端を燃焼室に露呈する
点火プラグ24aが取付けられ、この点火プラグ24a
に連設される点火コイル24bにイグナイタ25が接続
されている。
【0025】上記吸気ポートヒータユニット33は、図
7に示すように、吸気通路内に加熱部33aが臨まさ
れ、インシュレータ33b及びフランジ33cからなる
取付部が上記インテークマニホルド3と上記シリンダヘ
ッド2との間に挟持され、図示しないボルトなどにより
上記シリンダヘッド2に固定されている。上記加熱部3
3aには、インジェクタ23からの燃料噴射方向側にP
TCピル(Positive Temperature Coefficient Pill)
からなるPTCヒータ33dが内蔵されている。また、
上記加熱部33aは円筒状に形成され、ステー(図示せ
ず)を介して上記フランジ33cに支持されて吸気通路
内に臨まされており、上記インテークマニホルド3と上
記シリンダヘッド2とに対し、上記インシュレータ33
bにより略断熱状態とされている。そして、ターミナル
33fを介してPTCヒータ33dが通電されると加熱
部33aが加熱状態となり、上記インジェクタ23から
噴射された燃料が上記加熱部33aで気化され、吸気バ
ルブ2cを介して燃焼室へ供給される。
【0026】一方、燃料タンク26には、アルコールの
み、またはアルコールとガソリンとの混合燃料、あるい
は、ガソリンのみの、ユーザの燃料補給の際の事情によ
りアルコール濃度M(%)の異なる燃料が貯溜され、こ
の燃料がインタンク式の燃料ポンプ31により燃料通路
30を介して上記インジェクタ23に圧送される。
【0027】上記燃料通路30には、燃料フィルタ3
6、アルコール濃度センサ37、上記インジェクタ2
3、及び燃料圧力を調圧するプレッシャレギュレータ2
9が順に介装されており、上記燃料通路30を経て圧送
された燃料は、一部が上記インジェクタ23から噴射さ
れてエンジンに供給され、余剰燃料が上記プレッシャレ
ギュレータ29から上記燃料タンク26にリターンされ
る。
【0028】上記アルコール濃度センサ37は、例え
ば、上記燃料通路30内に設けられた一対の電極などか
ら構成され、燃料のアルコール濃度によって変化する電
気伝導度に基づく電流変化を検出することによりアルコ
ール濃度を検出するセンサであり、その他、抵抗検出
式、静電容量式、光学式のセンサなどを用いても良い。
【0029】上記プレッシャレギュレータ29は、例え
ばダイヤフラム式のレギュレータであり、上記インテー
クマニホルド3の吸気圧力が導入され、このインテーク
マニホルド3の吸気圧力と燃料圧力との差圧が一定とな
るよう燃料のリターン量を制御するものである。
【0030】また、上記吸気管6の上記エアークリーナ
7の直下流に、吸入空気量センサ(図においてはホット
ワイヤ式エアフローメータ)41が介装され、上記イン
テークマニホルド3の上流のエアチャンバ4内には吸気
温センサ27が設けられ、上記スロットル弁5aにはス
ロットル開度センサ42が連設されている。さらに、上
記エンジン1のシリンダブロック1aにノックセンサ4
3が取付けられるとともに、このシリンダブロック1a
の左右両バンクを連通する冷却水通路44に水温センサ
45が臨まされ、上記排気管10の上記エキゾーストマ
ニホルド9の集合部にO2 センサ46が臨まされてい
る。
【0031】また、上記シリンダブロック1aに支承さ
れたクランクシャフト1bにクランクロータ47が軸着
され、このクランクロータ47の外周に、電磁ピックア
ップなどからなるクランク角センサ48が対設されてい
る。さらに、上記エンジン1のカムシャフト1cに連設
するカムロータ49に、電磁ピックアップなどからなる
気筒判別用のカム角センサ50が対設されている。尚、
上記クランク角センサ48及び上記カム角センサ50
は、電磁ピックアップなどの磁気センサに限らず、光セ
ンサなどでも良い。
【0032】上記クランクロータ47の外周には各気筒
に対応して突起(あるいはスリット)が所定間隔毎に形
成されており、後述するECU51では上記クランク角
センサ48で検出した突起(あるいはスリット)の間隔
時間からエンジン回転数NEを算出し、また特定の突起
(あるいはスリット)が点火時期および燃料噴射開始時
期を設定する際の基準クランク角となる。
【0033】一方、上記カムロータ49の外周には気筒
判別用の突起(あるいはスリット)が形成されており、
上記ECU51では上記カム角センサ50からの上記突
起(あるいはスリット)を検出するパルスの割込みから
気筒判別を行う。
【0034】また、図8において、符号51はマイクロ
コンピュータなどからなる制御装置(ECU)で、CP
U52、ROM53、RAM54、バックアップRAM
55およびI/Oインターフェース56がバスライン5
7を介して互いに接続されており、定電圧回路58から
所定の安定化電圧が各部に供給されるとともに、上記バ
ックアップRAM55に常時バックアップ電圧が印加さ
れるようになっている。この定電圧回路58は、ECU
リレー59のリレー接点を介してバッテリ60に接続さ
れ、上記ECUリレー59のリレーコイルがイグニッシ
ョンスイッチ61を介して上記バッテリ60に接続され
ている。
【0035】また、上記バッテリ60に、スタータスイ
ッチ(スタータSW)62、スタータモータリレー63
のリレー接点を介してスタータモータ64が接続される
とともに、ヒータリレー65のリレー接点を経てPTC
ヒータ33dが接続され、さらに、燃料ポンプリレー6
7のリレー接点を介して燃料ポンプ31が接続されてい
る。
【0036】また、上記I/Oインターフェース56の
入力ポートには、絶対圧センサ22、吸気温センサ2
7、車速センサ28、アルコール濃度センサ37、吸入
空気量センサ41、スロットル開度センサ42、ノック
センサ43、水温センサ45、O2 センサ46、クラン
ク角センサ48、カム角センサ50およびスタータスイ
ッチ62が接続されるとともに、上記バッテリ60が接
続されてバッテリ電圧がモニタされる。
【0037】一方、上記I/Oインターフェース56の
出力ポートには、イグナイタ25が接続されるととも
に、駆動回路70を介して、ISCV16、ウエストゲ
ート弁制御用デューティソレノイド弁21、インジェク
タ23、吸気管圧力/大気圧切換ソレノイド弁22b、
各リレー(スタータモータリレー63、ヒータリレー6
5、燃料ポンプリレー67)のコイル、及び図示しない
インストルメントパネルに配設され、ヒータ通電状態を
示すヒータ加熱表示手段としてのLED等からなるヒー
タチェックランプ71が接続されている。
【0038】前記ROM53には各種制御プログラム、
及び、各種マップ類などの固定データが記憶されてお
り、また、前記RAM54およびバックアップRAM5
5には、前記各センサ類、スイッチ類の出力信号を処理
した後のデータ及び前記CPU52で演算処理したデー
タが格納される。
【0039】上記CPU52では、上記ROM53に記
憶されている制御プログラムに従い、イグニッションス
イッチ61がONされると、上記ROM53に記憶され
ている制御プログラムに従い、PTCヒータ33dへの
通電・非通電を制御するとともに、スタータモータ64
の制御、燃料噴射制御、空燃比制御、点火時期制御、過
給圧制御などのエンジン制御を行なう。
【0040】次に、上記ECU51によるヒータ制御、
スタータモータ64の制御および燃料噴射制御等につい
て、図1〜図5のフローチャートに従って説明する。
【0041】まず、イグニッションスイッチ61をON
して、ECU51へ電源が投入されると、システムがイ
ニシャライズ(各フラグクリア、カウント値クリア、各
I/Oポートの出力値を0)される。
【0042】図1、図2のフローチャートは、システム
イニシャライズ後、所定時間毎に繰返されるヒータ制御
ルーチンで、まず、ステップ(以下「S」と略称)10
1で始動判別終了フラグF1を参照し、F1=0の場
合、イグニッションスイッチ61をONした後の最初の
ルーチンと判断し初回制御を行なうべくS102へ進
む。また、F1=1の場合、2回目以降のルーチンと判
断しS103へ進む。
【0043】以下においては、まず初回のヒータ制御に
ついて説明し、次いで2回目以降のヒータ制御について
説明する。
【0044】上記S101でF1=0と判断されて、S
102へ進むと、スタータモータ通電禁止フラグFstを
セット(Fst←1、スタータモータ通電禁止)した後、
S104へ進み、燃料ポンプリレー67に対するI/O
ポート出力値G1を1とし、燃料ポンプリレー67をO
Nさせて燃料ポンプ31を駆動させ、S105で上記始
動判別終了フラグF1をセット(F1←1)した後、S
106へ進む。
【0045】S106へ進むと、水温センサ45で検出
したエンジン温度を代表する冷却水温Tw とアルコール
濃度センサ37で検出した燃料中のアルコール濃度Mと
に基づいてヒータ暖機時間テーブルを参照してヒータ暖
機時間Cs を直接あるいは補間計算により設定する。
【0046】上記ヒータ暖機時間テーブルは、図9に示
すように、冷却水温Tw とアルコール濃度Mをパラメー
タとするマップで構成されており、各領域には予め実験
等により求めたヒータ暖機時間Cs が格納されている。
このヒータ暖機時間Cs は、図10に例示するように、
冷却水温Tw 、すなわち、エンジン温度が低いほどヒー
タ加熱完了のためのヒータ暖機時間を長くする必要があ
るため大きな値となっており、また、アルコール濃度が
高いほど気化潜熱が大きいため、ヒータ暖機完了時のヒ
ータ温度を高めるべくヒータ暖機時間を長くする必要が
あるため大きな値となっている。また、図10に例示す
るヒータ暖機時間Cs の値は、ヒータ容量およびエンジ
ン形式毎によって異なった値となる。
【0047】そして、S107へ進むと、上記S106
で設定したヒータ暖機時間Cs が0かを判断し、Cs =
0の場合、始動可能(ヒータ暖機不要)と判断してS1
13へジャンプし、また、Cs ≠0の場合、ヒータ暖機
すべくS108へ進む。
【0048】S108へ進むと、始動不能時制御判別フ
ラグF2をセット(F2←1)し、次いで、S109へ
進み、ヒータ暖機時間カウント値C1をカウントアップ
(C1←C1+1)して、S110へ進み、上記ヒータ
暖機時間Cs と上記ヒータ暖機時間カウント値C1とを
比較し、C1≧Cs の場合、ヒータ暖機完了と判断して
S111へ進み、また、C1<Cs の場合、ヒータ暖機
開始あるいはヒータ暖機中と判断してS119へジャン
プする。
【0049】ヒータ暖機完了と判断してS111へ進む
と、上記ヒータ暖機時間カウント値C1をクリア(C1
←0)し、S112で、上記始動不能時制御判別フラグ
F2をクリア(F2←0)してS113へ進む。
【0050】上記S107あるいはS112からS11
3へ進むと、スタータモータ通電禁止フラグFstをクリ
ア(Fst←0、スタータモータ通電許可)してS114
へ進む。
【0051】一方、上記S101でF1=1(2回目以
降のルーチン)と判断されてS103へ進むと、始動不
能時制御判別フラグF2の値を参照し、F2=1(ヒー
タ暖機中)の場合、S109へ戻り、F2=0(ヒータ
暖機完了)の場合、S114へ進む。
【0052】そして、上記S103あるいはS113か
らS114へ進むと、燃料中のアルコール濃度Mに基づ
きエンジンの暖機状態を判定するための暖機途上判定値
T1を、また、S115で、燃料中のアルコール濃度M
に基づきエンジンの暖機完了を判定するための暖機完了
判定値T2 を、それぞれ予め実験等により求めROM5
3に記憶されているマップを直接あるいは補間計算付き
で参照して設定する。上記暖機途上判定値T1 と上記暖
機完了判定値T2 は、図11に示すように、T1 <T2
の関係に設定され、さらに、アルコール濃度Mが高い
程、大きな値に設定されている。これは、燃料中のアル
コール濃度Mが高いと気化潜熱大きく燃料が気化し難く
なり、後述するようにポートヒータユニット33による
インジェクタ23からの噴射燃料に対する加熱を、アル
コール濃度Mが高い程、エンジン温度が高くなるまで継
続して行う必要があるためである。
【0053】そして、S116へ進み、冷却水温Tw と
上記S114で設定した暖機途上判定値T1 とを比較
し、Tw <T1 であり燃料に対する加熱が必要不可決の
場合、ポートヒータユニット33を加熱状態とし燃料の
気化を促進すべくヒータ通電が必要と判断してS119
へジャンプし、Tw ≧T1 の場合には、S117へ進
み、冷却水温Tw と上記S115で設定した暖機完了判
定値T2 とを比較し、Tw≦T2 、すなわち、T1 ≦Tw
≦T2 であり、エンジン暖機途上と判断される場合、
S118へ進み、Tw >T2 のエンジン暖機完了であり
ヒータ通電は不必要と判断される場合にはS121へ進
む。
【0054】上記S117で、Tw ≦T2 となり、S1
18へ進むと、アイドル状態か否かを判断し、アイドル
状態の場合には、ヒータ通電が必要と判断してS119
へ進み、非アイドル状態の場合にはS121へ進む。こ
のアイドル状態か否かの判断は、車速センサ28で得ら
れる車速Vsp、スロットル開度センサ42で検出された
スロットル開度Thv、および、エンジン回転数Nの値で
行ない、例えば、Vsp=0、Thv=0(スロットル全
開)、N<1200rpm のときアイドル状態と判断す
る。
【0055】そして、上記S110,S116あるいは
S118からS119に進むと、ヒータリレー65に対
するI/Oポート出力値G2を1とし、ヒータリレー6
5をONさせPTCヒータ33dを通電させてポートヒ
ータユニット33を加熱状態とし、S120へ進んで、
ヒータチェックランプ71に対するI/Oポート出力値
G3を1とし、ヒータチェックランプ71を点灯させて
ルーチンを抜ける。
【0056】一方、上記S117あるいはS118から
S121に進むと、ヒータリレー65に対するI/Oポ
ート出力値G2を0とし、ヒータリレー65をOFFと
しPTCヒータ33dを非通電としてポートヒータユニ
ット33を非加熱状態とし、S122へ進んで、ヒータ
チェックランプ71に対するI/Oポート出力値G3を
0とし、ヒータチェックランプ71を消灯させてルーチ
ンを抜ける。
【0057】このように、エンジン温度(冷却水温Tw
)が、燃料のアルコール濃度Mに応じて設定された暖
機途上判定値T1 よりも低いときにはヒータ通電を行
い、ポートヒータユニット33を加熱状態としてインジ
ェクタ23からの噴射燃料の気化を促進して燃焼を良く
する。
【0058】また、エンジン温度が、燃料のアルコール
濃度Mに応じて設定された暖機途上判定値T1 と暖機完
了判定値T2 との間にあり、エンジン暖機途上と判断さ
れ、かつ、アイドル状態のときにはヒータ通電を行う。
アイドル時におけるインジェクタ23からの燃料噴射量
は少なく、この燃料がポートヒータユニット33の加熱
部33aに衝突すると気化潜熱により加熱部33aの表
面が低温化し、燃料噴射量に対して相対的に多くの燃料
が加熱部33aに付着して燃料が液滴状態で気筒(燃焼
室)へ不規則に供給されエンジン回転数の不安定を招
く。特に、エンジンの暖機完了前にはエンジン回転の不
安定が顕著となる。このため、この場合には、PTCヒ
ータ33dを通電してポートヒータユニット33を加熱
状態とし、燃料の気化促進を図り、エンジン回転数の安
定化を図るのである。
【0059】一方、エンジン温度が上記暖機完了判定値
T2 よりも高いとき、あるいは、暖機途上判定値T1 と
暖機完了判定値T2 との間で非アイドル状態のときに
は、PTCヒータ33dを非通電としてポートヒータユ
ニットを非加熱状態とし、無駄な電力消費を防止するの
である。
【0060】以上のように、ヒータ通電を緻密に制御す
ることにより、ヒータ通電を行なう領域が少くなり、ヒ
ータによる電力消費を低減することができる。特に、外
気温が低くエンジンの暖機時間が長いときには電力消費
低減の効果が大きくなる。
【0061】次にスタータモータ制御手順について図3
および図4に基づき説明する。図3に示すフローチャー
トは、システムイニシャライズ後、スタータスイッチ
(スタータSW)62がON時のみ所定時間毎に実行さ
れるスタータモータ制御ルーチンで、まず、S201
で、スタータモータ通電禁止フラグFstの値を判別し
て、スタータモータ64への通電が許可されているか否
かを判別する。このS201で、Fst=0、すなわち、
スタータモータ64への通電が許可されている場合、S
202へ進み、スタータモータリレー63に対するI/
Oポート出力値G4をセット(G4←1)して、スター
タモータリレー63をONさせエンジンをクランキング
させてルーチンを抜ける。
【0062】一方、上記S201で、Fst=1、すなわ
ち、スタータモータ64への通電が禁止されている場
合、S203へ進み、スタータモータリレー63に対す
るI/Oポート出力値G4をクリア(G4←0)して、
スタータモータリレー63をOFFさせてルーチンを抜
ける。
【0063】また、図4に示すフローチャートは、スタ
ータスイッチ(スタータSW)62がON→OFFされ
ると割込み起動するスタータスイッチON→OFF割込
みルーチンで、S301で、スタータモータリレー63
に対するI/Oポート出力値G4をクリア(G4←0)
して、スタータモータリレー63をOFFさせてルーチ
ンを抜ける。
【0064】次に燃料噴射制御手順について図5に基づ
き説明する。図5に示すフローチャートは、システムイ
ニシャライズ後、所定時間毎に実行される燃料噴射制御
ルーチンで、まず、S401で、エンジン回転数Nが
“0”か否か、すなわち、エンジンが回転しているか否
かを判別する。そして、N=0、すなわち、エンジンが
停止している場合にはS402へ進み、燃料噴射パルス
幅Ti を0として(Ti←0)、ルーチンを抜け、N≠
0のときにはS401からS403へ進み、燃料噴射パ
ルス幅演算ルーチンを呼出し、吸入空気量Q、エンジン
回転数N、アルコール濃度M等に応じて設定した目標空
燃比、および空燃比フィードバック補正係数等から最適
な燃料噴射パルス幅Ti を求めS404で、上記燃料噴
射パルス幅Ti をセットして、ルーチンを抜ける。この
セットされた燃料噴射パルス幅Tiは所定タイミングに
燃料噴射対象気筒のインジェクタ23へ出力され、相応
する量の燃料噴射が行われる。
【0065】図12および図13は本発明の第二実施例
に係わり、図12はヒータ制御ルーチンを示すフローチ
ャート、図13はアルコール濃度により設定される温度
差判定値の説明図である。
【0066】尚、本実施例は、前記第一実施例のヒータ
制御手順のS117でエンジン温度が上記暖機完了判定
値T2 よりも高いとき、あるいは、S118で暖機途上
判定値T1 と暖機完了判定値T2 との間で非アイドル状
態と判定された場合、さらに、燃料のアルコール濃度に
応じて設定した温度差判定値T0 と、冷却水温Tw と吸
気温度Ta との差とを比較し、この温度差判定値T0 よ
り冷却水温Tw と吸気温度Ta との差が大きいときにヒ
ータ通電とし、冷却水温Tw と吸気温度Ta との差が温
度差判定値T0 以下のときにはヒータ非通電とするよう
にしたもので、他の部分は前記第一実施例と同様であ
る。
【0067】すなわち、図12のヒータ制御ルーチンを
示すフローチャートのS115で、アルコール濃度Mに
基づき暖機完了判定値T2 を設定した後、S501に進
み、アルコール濃度Mに基づき、予め実験等により求め
ROM53に記憶されているマップを直接あるいは補間
計算付きで参照して、温度差(冷却水温Tw と吸気温度
Ta との差;Tw −Ta )判定値T0 を設定する。この
温度差判定値T0 は、図13に示すように、アルコール
濃度Mが低い程、大きな値に設定されている。これはア
ルコール濃度Mが低くなる程、燃料が気化し易くなるた
め、エンジン温度(冷却水温Tw )に対して吸気温度T
a が相対的に低い場合(温度差判定値T0 が大きく設定
された場合)、すなわち低外気温となっても、安定した
燃焼を行うことができるためである。
【0068】次いで、S116へ進み、冷却水温Tw と
S114で設定した暖機途上判定値T1 とを比較し、T
w <T1 の場合、ヒータ通電が必要と判断してS119
へジャンプし、Tw ≧T1 の場合は、S117へ進み、
冷却水温Tw とS115で設定した暖機完了判定値T2
とを比較し、Tw ≦T2 の場合、S118へ進み、Tw
>T2 の場合にはS502へ進む。
【0069】上記S117で、Tw ≦T2 となり、S1
18へ進むと、アイドル状態か否かを判断し、アイドル
状態の場合には、ヒータ通電が必要と判断してS119
へ進み、非アイドル状態の場合にはS502へ進む。
【0070】上記S117あるいは上記S118からS
502に進むと、冷却水温Tw と吸気温度Ta との差
(Tw −Ta )と、上記S501で設定した温度差判定
値T0とを比較し、Tw −Ta >T0 の場合、ヒータ通
電が必要と判断してS119へ進み、Tw −Ta ≦T0
の場合には、ヒータ通電は不必要と判断してS121へ
進む。
【0071】そして、上記S110,S116,S11
8あるいはS502からS119に進むと、ヒータリレ
ー65に対するI/Oポート出力値G2を1とし、ヒー
タリレー65をONさせPTCヒータ33dを通電させ
てポートヒータユニット33を加熱状態とし、S120
へ進んで、ヒータチェックランプ71に対するI/Oポ
ート出力値G3を1とし、ヒータチェックランプ71を
点灯させてルーチンを抜ける。
【0072】一方、上記S502からS121に進む
と、ヒータリレー65に対するI/Oポート出力値G2
を0とし、ヒータリレー65をOFFとしPTCヒータ
33dを非通電としてポートヒータユニット33を非加
熱状態とし、S122へ進んで、ヒータチェックランプ
71に対するI/Oポート出力値G3を0とし、ヒータ
チェックランプ71を消灯させてルーチンを抜ける。
【0073】このように、本第二実施例によれば、エン
ジン温度が上記暖機完了判定値T2よりも高いとき、あ
るいは、暖機途上判定値T1 と暖機完了判定値T2 との
間で非アイドル状態のときには、エンジン温度(冷却水
温Tw )と吸気温Ta との差がアルコール濃度Mに応じ
て設定された温度差判定値T0 より大きい場合のみ、P
TCヒータ33dを通電し、ポートヒータユニット33
を加熱状態として燃料の気化促進を図り、吸気温Ta の
低温時に燃料気化が阻害されるのを防止し、これ以外の
場合はPTCヒータ33dを非通電としてポートヒータ
ユニットを非加熱状態とし、無駄な電力消費を防止する
のである。
【0074】また、燃料のアルコール濃度Mに応じてヒ
ータ通電を行なう温度差判定値T0を設定するので、エ
ンジン温度(冷却水温Tw )と吸気温度Ta との差が大
きい場合には、適確にヒータ通電を行なわせることがで
き、燃焼を安定して行なわせることができる。
【0075】図14および図15は本発明の第三実施例
に係わり、図14はヒータ制御ルーチンを示すフローチ
ャート、図15はアルコール濃度により設定される負荷
判定値の説明図である。
【0076】尚、本実施例は、前記第二実施例のヒータ
制御手順のS502で、冷却水温Tw と吸気温度Ta と
の差が温度差判定値T0 より大きいと判定された場合、
さらに燃料のアルコール濃度に応じて設定した負荷判定
値とエンジン負荷とを比較し、この負荷判定値よりエン
ジン負荷が大きいときにヒータ非通電とし、エンジン負
荷が負荷判定値以下のときにはヒータ通電するようにし
たもので、他の部分は前記第二実施例と同様である。
【0077】すなわち、図14のヒータ制御ルーチンを
示すフローチャートのS501で、アルコール濃度Mに
基づき温度差判定値T0 を設定した後、S601に進
み、アルコール濃度Mに基づき、予め実験等により求め
ROM53に記憶されているマップを直接あるいは補間
計算付きで参照して負荷判定値G0 を設定する。この負
荷判定値G0 は、図15に示すように、アルコール濃度
Mが高い程、大きな値に設定されている。これは、アル
コール濃度Mが高いと気化潜熱大きく燃料が気化し難い
ためである。
【0078】次いで、S116へ進み、冷却水温Tw と
S114で設定した暖機途上判定値T1 とを比較し、T
w <T1 の場合、ヒータ通電が必要と判断してS119
へジャンプし、Tw ≧T1 の場合は、S117へ進み、
冷却水温Tw とS115で設定した暖機完了判定値T2
とを比較し、Tw ≦T2 の場合、S118へ進み、Tw
>T2 の場合にはS502へ進む。
【0079】上記S117で、Tw ≦T2 となり、S1
18へ進むと、アイドル状態か否かを判断し、アイドル
状態の場合には、ヒータ通電が必要と判断してS119
へ進み、非アイドル状態の場合にはS502へ進む。
【0080】上記S117あるいは上記S118からS
502に進むと、冷却水温Tw と吸気温度Ta との差
(Tw −Ta )と、上記S501で設定した温度差判定
値T0とを比較し、Tw −Ta >T0 の場合、S602
へ進み、Tw −Ta ≦T0 の場合には、ヒータ通電は不
必要と判断してS121へ進む。
【0081】上記S502からS602へ進むと、エン
ジン回転数N、および、吸入空気量センサ41で検出し
た吸入空気量Qに基づき、エンジン負荷を代表する1行
程当りの吸入空気量Ga を算出した後、S603に進
み、上記S601で設定した負荷判定値G0 と上記吸入
空気量Ga とを比較して、Ga ≦G0 の場合、ヒータ通
電が必要と判断してS119へ進み、Ga >G0 の場合
には、ヒータ通電は不必要と判断してS121へ進む。
【0082】そして、上記S110,S116,S11
8あるいはS603からS119に進むと、ヒータリレ
ー65に対するI/Oポート出力値G2を1とし、ヒー
タリレー65をONさせPTCヒータ33dを通電させ
てポートヒータユニット33を加熱状態とし、S120
へ進んで、ヒータチェックランプ71に対するI/Oポ
ート出力値G3を1とし、ヒータチェックランプ71を
点灯させてルーチンを抜ける。
【0083】一方、上記S502あるいは上記S603
からS121に進むと、ヒータリレー65に対するI/
Oポート出力値G2を0とし、ヒータリレー65をOF
FとしPTCヒータ33dを非通電としてポートヒータ
ユニット33を非加熱状態とし、S122へ進んで、ヒ
ータチェックランプ71に対するI/Oポート出力値G
3を0とし、ヒータチェックランプ71を消灯させてル
ーチンを抜ける。
【0084】このように、本第三実施例によれば、エン
ジン温度(冷却水温Tw )が上記暖機完了判定値T2 よ
りも高いとき、あるいは、暖機途上判定値T1 と暖機完
了判定値との間で非アイドル状態のときに、エンジン温
度と吸気温度との差がアルコール濃度Mに応じて設定さ
れた温度差判定値T0 より大きい場合であっても、エン
ジンが高負荷状態であればPTCヒータ33dを非通電
としてポートヒータユニット33を非加熱状態とする。
【0085】すなわち、エンジン高負荷時には吸入空気
量の増大に伴いインジェクタ23からの燃料噴射量が多
く、ポートヒータユニット33の加熱部33aに対する
付着燃料量が燃料噴射量に対して相対的に少くなり、か
つ、加熱部33aから付着燃料が液滴しても壁面温度で
ある程度の気化が可能であり、燃料液滴による影響が無
視できるためである。
【0086】これによって、ヒータによる電力消費を一
層低減することが可能となる。
【0087】尚、エンジン負荷として、本実施例では、
1行程当りの吸入空気量Ga を用いているが、エンジン
負荷を表わすものであれば良く、例えば、スロットル開
度、基本燃料噴射パルス幅TP 、あるいは燃料噴射パル
ス幅Ti を用いるようにしても良い。
【0088】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
エンジン状態および運転環境に応じて燃料加熱手段によ
る燃料加熱が必要か否かを適確に判断し、燃料加熱手段
に対する制御を実行するので、安定した燃焼を得ること
ができ、かつ、ヒータによる電力消費を最小限に抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1〜図11は本発明の第一実施例を示し、図
1はヒータ制御ルーチンを示すフローチャート
【図2】ヒータ制御ルーチンを示すフローチャート
【図3】スタータモータ制御ルーチンを示すフローチャ
ート
【図4】スタータスイッチON→OFF割込みルーチン
を示すフローチャート
【図5】燃料噴射制御ルーチンを示すフローチャート
【図6】エンジン制御系の概略図
【図7】ヒータ取付け部の詳細図
【図8】エンジン制御装置の回路構成図
【図9】ヒータ暖機時間テーブルの概念図
【図10】アルコール濃度により設定されるヒータ暖機
時間の説明図
【図11】アルコール濃度により設定される暖機途上判
定値と暖機完了判定値の説明図
【図12】図12および図13は本発明の第二実施例を
示し、図12はヒータ制御ルーチンを示すフローチャー
【図13】アルコール濃度により設定される温度差判定
値の説明図
【図14】図14および図15は本発明の第三実施例を
示し、図14はヒータ制御ルーチンを示すフローチャー
【図15】アルコール濃度により設定される負荷判定値
の説明図
【符号の説明】
1 FFV用エンジン 23 インジェクタ 33 ポートヒータユニット(燃料加熱手段) Ga 1行程当りの吸入空気量(エンジン負荷) G0 負荷判定値 M アルコール濃度 T0 温度差判定値 T1 暖機途上判定値 T2 暖機完了判定値 Ta 吸気温度 TW 冷却水温(エンジン温度)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 312 B 7536−3G Q 7536−3G 364 K 7536−3G F02M 31/135 31/12 311 M F02N 17/04 D 8614−3G F02M 31/12 301 T

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料のアルコール濃度(M)に応じて暖
    機途上判定値(T1)と暖機完了判定値(T2 )とを設
    定し、各判定値とエンジン温度(TW )とを比較する手
    順と、 上記エンジン温度(TW )が上記暖機途上判定値(T1
    )より低い場合は、インジェクタ(23)の燃料噴射
    方向に対設する燃料加熱手段(33)を加熱状態とする
    手順と、 上記エンジン温度(TW )が上記暖機完了判定値(T2
    )より高い場合は、上記燃料加熱手段(33)を非加
    熱状態とする手順と、 上記エンジン温度(TW )が上記暖機途上判定値(T1
    )以上かつ上記暖機完了判定値(T2 )以下のとき、
    アイドル状態の場合には上記燃料加熱手段(33)を加
    熱状態とし、非アイドル状態の場合には上記燃料加熱手
    段(33)を非加熱状態とする手順とを備えたことを特
    徴とするFFV用エンジンの燃料加熱制御方法。
  2. 【請求項2】 燃料のアルコール濃度(M)に応じて暖
    機途上判定値(T1)と暖機完了判定値(T2 )とを設
    定し、各判定値とエンジン温度(TW )とを比較する手
    順と、 上記エンジン温度(TW )が上記暖機途上判定値(T1
    )より低い場合は、インジェクタ(23)の燃料噴射
    方向に対設する燃料加熱手段(33)を加熱状態とする
    手順と、 上記エンジン温度(TW )が上記暖機完了判定値(T2
    )より高いとき、上記エンジン温度(TW )と吸気温
    度(Ta )との差が燃料のアルコール濃度(M)に応じ
    て設定した温度差判定値(T0 )以下の場合には上記燃
    料加熱手段(33)を非加熱状態とし、上記温度差判定
    値(T0 )より大きい場合には上記燃料加熱手段(3
    3)を加熱状態とする手順と、 上記エンジン温度(TW )が上記暖機途上判定値(T1
    )以上かつ上記暖機完了判定値(T2 )以下のとき、
    アイドル状態の場合には上記燃料加熱手段(33)を加
    熱状態とし、非アイドル状態の場合には上記エンジン温
    度(TW )と上記吸気温度(Ta )との差が上記温度差
    判定値(T0 )以下の際に上記燃料加熱手段(33)を
    非加熱状態とする一方、上記温度差判定値(T0 )より
    大きい場合には上記燃料加熱手段(33)を加熱状態と
    する手順とを備えたことを特徴とするFFV用エンジン
    の燃料加熱制御方法。
  3. 【請求項3】 燃料のアルコール濃度(M)に応じて暖
    機途上判定値(T1)と暖機完了判定値(T2 )とを設
    定し、各判定値とエンジン温度(TW )とを比較する手
    順と、 上記エンジン温度(TW )が上記暖機途上判定値(T1
    )より低い場合は、インジェクタ(23)の燃料噴射
    方向に対設する燃料加熱手段(33)を加熱状態とする
    手順と、 上記エンジン温度(TW )が上記暖機完了判定値(T2
    )より高いとき、上記エンジン温度(TW )と吸気温
    度(Ta )との差が燃料のアルコール濃度(M)に応じ
    て設定した温度差判定値(T0 )以下の場合には上記燃
    料加熱手段(33)を非加熱状態とする一方、上記温度
    差判定値(T0 )より大きい場合には、燃料のアルコー
    ル濃度(M)に応じて設定した負荷判定値(G0 )より
    エンジン負荷(Ga )が大きいときに上記燃料加熱手段
    (33)を非加熱状態とし、エンジン負荷(Ga )が上
    記負荷判定値(G0 )以下のときには上記燃料加熱手段
    (33)を加熱状態とする手順と、 上記エンジン温度(TW )が上記暖機途上判定値(T1
    )以上かつ上記暖機完了判定値(T2 )以下のとき、
    アイドル状態の場合には上記燃料加熱手段(33)を加
    熱状態とし、非アイドル状態の場合には上記エンジン温
    度(TW )と上記吸気温度(Ta )との差が上記温度差
    判定値(T0 )以下の際に上記燃料加熱手段(33)を
    非加熱状態とする一方、上記温度差判定値(T0 )より
    大きい場合には上記負荷判定値(G0 )よりエンジン負
    荷(Ga )が大きいときに上記燃料加熱手段(33)を
    非加熱状態とし、エンジン負荷(Ga )が上記負荷判定
    値(G0 )以下のときには上記燃料加熱手段(33)を
    加熱状態とする手順とを備えたことを特徴とするFFV
    用エンジンの燃料加熱制御方法。
JP5111819A 1992-09-14 1993-05-13 Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法 Pending JPH06137224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5111819A JPH06137224A (ja) 1992-09-14 1993-05-13 Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-245212 1992-09-14
JP24521292 1992-09-14
JP5111819A JPH06137224A (ja) 1992-09-14 1993-05-13 Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06137224A true JPH06137224A (ja) 1994-05-17

Family

ID=26451122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5111819A Pending JPH06137224A (ja) 1992-09-14 1993-05-13 Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06137224A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000037791A1 (en) * 1998-12-22 2000-06-29 Hyoung Il Kim Car engine with kerosene
JP2008180187A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Honda Motor Co Ltd 車両の始動情報表示装置
JP2011064091A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 燃料加熱装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000037791A1 (en) * 1998-12-22 2000-06-29 Hyoung Il Kim Car engine with kerosene
JP2008180187A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Honda Motor Co Ltd 車両の始動情報表示装置
JP2011064091A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 燃料加熱装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5038730A (en) Start control system for alcohol engine
JP3602612B2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JPH0526087A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法及び始動補助装置
JPH05149169A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH0626414A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH06137224A (ja) Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法
JPH0626427A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH05141329A (ja) 内燃機関の始動促進制御装置
JPH05149223A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法及び始動制御装置
JPH0642417A (ja) Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法
JPH06129284A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH08277734A (ja) エンジンの燃料噴射制御方法
JPH06101583A (ja) Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法
JP2902788B2 (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH06323213A (ja) Ffv用エンジンの燃料加熱制御方法
JPH0610782A (ja) Ffv用エンジンの始動制御方法
JPH09209818A (ja) エンジンの燃料性状検出装置及び燃料噴射制御装置
JP4115162B2 (ja) 内燃機関の排気ガス浄化制御装置
JPH11218044A (ja) 酸素センサの加熱制御装置
JPH0430358Y2 (ja)
JPH06101608A (ja) Ffv用エンジンの制御方法
JPH0370852A (ja) アルコールエンジンの始動補助装置
JPH06123249A (ja) エンジンの燃料性状検出方法
JPH05172012A (ja) エンジンの燃料加熱制御方法
JPH06129280A (ja) エンジンの燃料噴射制御方法