JPH0471836B2 - - Google Patents

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JPH0471836B2
JPH0471836B2 JP10306984A JP10306984A JPH0471836B2 JP H0471836 B2 JPH0471836 B2 JP H0471836B2 JP 10306984 A JP10306984 A JP 10306984A JP 10306984 A JP10306984 A JP 10306984A JP H0471836 B2 JPH0471836 B2 JP H0471836B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は油圧エレベータ装置に関するもので
ある。
〔従来技術〕
従来の油圧エレベータの油圧制御方式には流量
制御弁による制御方式、ポンプ制御方式、電動機
回転数制御方式があるが、流量制御弁による制御
方式は、上昇時は電動機を定回転で回転させ、油
圧ポンプからの定吐出量の油をタンクへ戻してお
き、起動指令が出るとタンクへ戻す量を流量制御
弁で調節することによりかごの速度を制御し、
又、下降時は自重によるかごの降下を流量制御弁
で調節し、かごの速度を制御するものである。こ
の方式は上昇時余分な油を循環させることと下降
時は位置エネルギーを油の発熱に消費するのでエ
ネルギーロスが大きく、油温上昇が著しい。
この欠点を補うものとして、上昇時は必要な油
量のみを送り、下降時は電動機を回生制動させる
方式として、ポンプ制御方式と電動機回転数制御
方式がある。ポンプ制御方式は可変容量形ポンプ
を用いてポンプ自身の吐出量を制御装置により可
変とするものであり、制御装置及びポンプの構造
が複雑であり、又、高価である。
これに対し、近年半導体の技術進歩に伴い電
圧、周波数を変化させて誘導電動機を広い範囲に
わたつて回転数制御する方式が考えられており
(特開昭57−98477号公報)、これを用いたのが電
動機回転数制御方式で、定吐出形ポンプを用いポ
ンプの吐出量を電動機の回転数を変えることによ
り、可変制御するもので、安価でかつ信頼性が高
いものである。
第5図〜第9図は従来のこの種の油圧エレベー
タ装置の構成及び動作例を説明するもので、第5
図中、1は昇降路、2はこの昇降路1のピツトに
埋設されたシリンダ、3はこのシリンダに充満さ
れた圧油、4はこの圧油に支持されたプランジ
ヤ、5はこのプランジヤ4の頂部に載置されたか
ご、6はかご床、7は乗場床、8はかご5に取り
付けられたカム、9は移動中のかご5を減速させ
るための減速指令スイツチ、10はかご5を停止
させるための停止指令スイツチ、11は常時、逆
止弁として機能し、電磁コイル11bが付勢され
ることにより、切り換えられて逆方向も導通させ
る電磁切換弁、11aはシリンダ2と電磁切換弁
11の間に接続され、圧油を送受する管、12は
可逆回転し、管12aを介して電磁切換弁11と
の間で圧油を送受する油圧ポンプ、13はこの油
圧ポンプ12を駆動する三相誘導電動機、14は
この三相誘導電動機13の回転数を検出する速度
発電機、15は管15aを介して油圧ポンプ12
へ圧油を送受する油タンクである。
しかして、R.S.Tは三相交流電源、21は三相
交流を直流に変換する整流回路、22はこの直流
を平滑するコンデンサ、23は直流をパルス幅制
御して可変電圧可変周波数の三相交流を発生させ
るインバータ、24は直流を三相交流電源R.S.T
に返還する回生用インバータ、25は速度発電機
14の速度信号14aと減速指令信号9a及び起
動指令が出てから、停止指令がでるまで閉成され
る常間接点30Tcによつて発生する運転指令信
号と運転接触器30の常開接点30dによつて発
生する運転信号30daとの入力に基いて制御信
号25aを出力し、インバータ23を制御する速
度制御装置を示す。また、30a〜30cは三相
誘導電動機13とインバータ23間に設けられ
た、後述する第7図に示す運転接触器30の常開
接点である。
ここで、上記速度制御装置25は第6図に示す
構成を備えている。第6図中、40は常開接点3
0Tcが閉成すると所定時間遅れて出力を発する
遅延回路、41Dは遅延回路40の出力によつて
第8図bに示す通り下降方向へ時刻t1から立上
り、時刻t3で減速指令信号9aが発せられると減
少して一旦一定低速となり、時刻t6で零となる下
降走行パターン発生回路、41Uは上昇走行パタ
ーン発生回路で、同様に4Dとは逆方向の同一の
走行パターン信号を出力するものである。41
Uaは上方向運転の期間中閉成し続ける上方向接
点、41Da,41Dbは下方向運転の期間中閉成
し続ける下方向接点、45は常閉接点30Tcが
閉成すると、その時の油圧ポンプ12のもれ量相
当分の回転数で回転するよう指令を出すと共にそ
の量を保持するバイアスパターン発生回路で接点
30dが開放すると零となるものである。46は
走行パターン発生回路41U又は41Dの出力と
バイアスパターン発生回路45の出力とを加算し
て第8図Cのパターン信号を出力する加算器、4
7は速度信号14aをパターン信号と同一電圧レ
ベルにレベル変換する変換回路、48は加算器4
6の出力と変換回路47の出力との差をとる減算
器、49はこの減算器48の出力を所定の増幅度
で伝達する伝達回路、50はこの伝達回路49の
出力と変換回路47の出力とを加算して周波数指
令信号ω0を出力する加算器、51はこの加算器
50の周波数指令信号ω0に対して直線状の電圧
指令信号Vを発する関数発生回路、52は周波数
指令信号ω0と電圧信号Vに基づいて正弦波の三
相交流がインバータ23から出力されるように制
御信号25aを出力する基準正弦波発生回路であ
る。
さらに、第7図は速度制御装置25に制御指令
を送出するための制御回路の接続図を示し、図
中、(+)、(−)は制御電源、23は呼び信号及
び戸閉検出信号等によつて閉成する起動指令回
路、29a,29bは異常検出リレー(図示しな
い)の常開接点で、常時、異常検出リレーは励磁
状態にあつて該接点29a,29bは閉成されて
いて、例えばインバータ故障等を検出すると開放
される。30Tは一端が起動指令回路28及び異
常検出リレーの常開接点29aを介して制御電源
(+)に、他端が制御電源(−)に接続された運
転指令時限継電器、30Taはこの時限継電器3
0Tの常開接点で、一端が停止指令スイツチ10
の常閉接点10bを介して制御電源(+)に他端
が異常検出リレーの常開接点29aの一端に接続
されている。30Tbは時限継電器30Tの時限
復帰の常開接点、30Tc,30Tdは同じく時限
継電器30Tの常開接点、30はこの常開接点3
0Tbに制御される運転接触器で、第5図〜第7
図に示す常開接点30a,30b,30c,30
d,30fを開放、閉成させるものである。
上記のとおり構成された油圧エレベータの制御
装置において、今、かご5が停止していて上昇方
向に呼びがあるとすると、かご5は戸閉完了後に
起動指令が出され、第7図における時限継電器3
0Tが励磁されて、その接点30Taの閉成によ
り自己保持される。そして、その接点30Tbの
閉成により運転接触器30が励磁され、第5図に
おける常開接点30a〜30cが閉成して電動機
13にインバータ23が接続されて給電されると
共に、常開接点30Tcも閉成することによつて
第6図におけるバイアスパターン発生回路45か
ら第8図aに示すバイアスパターンが時刻t0で発
生する。このバイアスパターンに従つてインバー
タ23からは低い電圧及び周波数の三相交流が発
せられ、三相誘導電動機13は油圧ポンプ12の
もれ量相当の低い回転数で油圧ポンプ12を駆動
する。したがつて、バイアスパターンではかご5
が上昇することはない。
時限継電器30Tの励磁後一定時間経過した後
第8図に示す時刻t1になると遅延回路40から出
力が発せられ、上昇走行パターン発生回路41U
から走行パターン信号が発せられる。このため、
バイアスパター発生回路45からのバイアスパタ
ーンと上昇走行パターン発生回路41Uからの走
行パターンは加算器46により加算され、ポンプ
12からは圧油が徐々に供給量を増し切換弁11
を押し開き、かご5は走行を始めやがて時刻t2
一定速となる。
さらに、時刻t3でかご5が目的階の手前所定位
置に達するとカム8が減速指令スイツチ9を作動
させる。この作動により上昇走行パターン発生回
路41Uのパターン信号は漸減し減速となりやが
て一定低速となり、かご5は上昇を続け、時刻t5
でカム8が停止指令スイツチ10を作動させる
と、起動指令回路28は減速指令スイツチ9の作
動によつて開放されており、スイツチ10bの開
放によつて時限継電器30Tは消勢され、パター
ン発生回路41Uは出力ゼロに落ちていくので、
走行パターンはさらに減少し、ジヤツキへの吐出
量が減るので切換弁11は徐々に閉じ時刻t6でか
ごは停止する。そして、時限継電器30Tは消勢
するが、限時接点30Tbは一定時間閉成状態を
保つので、運転接触器30は励磁状態であり、バ
イアスパターン信号により電動機13は回転を続
ける。
接点30Tbが時限後開放すると運転接触器3
0の消勢により、時刻t7で、接点30a〜30c
で電動機13への給電を断つと共に、接点30d
により、バイアスパターン発生回路45も断たれ
時刻t8で電動機13は停止する。
次に、下降運転について述べる。下降呼びのあ
るとき、戸閉完了後に起動指令が出されると時限
継電器30Tが励磁される。この時限継電器30
Tにより接点30Tbが閉成し運転接触器30が
励磁され接点30a〜30dの閉成により電動機
13に給電されると共に、バイアスパターンが発
生し、時刻t0で上昇時と同様、ポンプ12から油
を吐出する方向に低回転する。これによりもれ分
は補正される。
また接点30f,30Tdにより電磁弁コイル
11bが励磁され弁11は開き時刻tpで全開とな
る。そして、一定時間後遅延回路40から出力が
発せられ、時刻t1で下降走行パターン発生回路4
1Dより走行パターンが出力され、第8図Cに示
す如く、バイアスパターン発生回路45と走行パ
ターン発生回路41Dの出力は加算され、従つ
て、電動機13は徐々に回転を下げ、ゼロ回転よ
り逆転方向へと回転し、第8図dに示す如くかご
5は下降方向に走行し、やがて時刻t2で一定速と
なる。
さらに、カム8が減速指令スイツチ9を作動さ
せると、上昇時と同様時刻t3で減速し、その後一
定低速となり下降をつづける。停止指令スイツチ
10が動作すると、走行パターンは更に減少し、
以後バイアスパターン分の回転で廻ることにな
り、ポンプ12はもれ分のみしか供給しないので
かご5は時刻t6で停止する。
また、停止指令スイツチ10の動作により時限
継電器30Tが消磁され接点30Tdが開放とな
るので、電磁コイル11bが消磁し、電磁弁11
は徐々に閉じ時刻tDで全閉しシリンダ2からの圧
油を止めるのでかご5は停止状態を保つ。以後は
上昇時と同様一定時限後時刻t8で電動機13への
給電及びバイアスパターンも絶たれ、ポンプ12
も止まる。
上記した如く、従来装置は、下降時切換弁11
を大きく開き、モータにより回生制動を行い、エ
ネルギーの回収を図るもので、この為例えば走行
中に停電が生じるとポンプ12及び電動機13は
制動作用を失い、切換弁11の閉成するまでの遅
れ時間の間、ポンプ12及び電動機13はジヤツ
キからの流量により回され、かご5は増速する。
又、その後弁11は徐々に閉じ閉り切ると、かご
5は停止することになる。
しかしながら、電動機13及ポンプ12はジヤ
ツキよりの油の流量により蓄えられた回転エネル
ギーを消費して止めるまでに長時間を要し、すな
わち、弁11の開度による流量よりもポンプ12
及び電動機13の慣性による回転での排出量が多
くなると、ポンプー切換弁間が負圧となり異常音
及び機器の破損を生じる恐れがあつた。これを第
9図の特性曲線図を用いて説明する。今、時間ts
で停電が生じたとすると、これにより電源は断た
れるので、運転接触器30は消磁し、接点30a
〜30cにより電動機13への給電は断たれ、
又、パターン信号も断たれるのでインバータ出力
もしや断たれ、ポンプ12、電動機13は無制御
となり流量により逆に回される。しかし切換弁1
1のコイル11bへの電流は断たれるがこのかご
速度に対応した流量を制限する為には負荷、油温
変動を見込むと弁の特性上約0.3〜1秒程度の遅
れ時間がある為taの間は閉らないのでかご5は増
速し、負荷等の条件によつては過速し安全上問題
となる場合が生ずる。
弁11が徐々に閉り始めると、今度は電動機1
3、ポンプ12の慣性エネルギーによる油の排出
量が弁11の開度による流量よりも大きくなると
負圧を生じこれは弁11が閉じても電動機13、
ポンプ12が止まるまで続くことになる。
〔発明の概要〕
この発明は上記欠点を解消するもので、弁の閉
成までの遅れ時間の間に過速が生じることに着目
し、弁の遅れ時間よりも早く動作し、かつ大きく
増速することを押える程度の制動力をもつブレー
キ装置を備え、下降時走行中異常が生じた場合に
電動機への正規の給電が断たれたときにはブレー
キにより電動機、ポンプに制動力を与え、弁が閉
り始めるまでの間のかごの過速及び弁が閉り始め
た後の管路の負圧を押えることを目的とするもの
である。
〔発明の実施例〕
以下この発明の一実施例を従来装置と同一部分
は同一符号を付し第1図〜第4図によつて説明す
る。第1図において60はブレーキ装置、速度検
出装置及カツプリングを含めたポンプ、電動機連
結装置で、第2図に詳細を示す。第2図におい
て、61はポンプ12、電動機13を取付ける
台、62はポンプ12と電動機13とを連結する
カツプリング、63はブレーキ用デイスク円板
で、カツプリング62にボルトで締付けられる。
64はデイスクブレーキ、65はデイスクブレー
キ64のシユーを動作させる電磁コイル、66は
ポンプ12及び電動機13の回転速度を検出する
速度検出装置で、デイスク円板63にスリツトが
円周上に等間隔であけられており、本体に設けた
光電装置により回転体が回転したとき、スリツト
を通してパルス数をカウントし、電動機13の回
転速度に応じた電圧を出力するもので出力信号は
第5図の14aと同一である。69aは第3図に
示すブレーキ動作指令リレー69の常開接点で、
この信号により、デイスクブレーキ64の電磁コ
イル65を動作させる。
第3図で69はブレーキ動作指令リレーで、6
9aはこの常開接点である。29cは異常検出リ
レーの常開接点である。
次に動作について説明する。かご5が正常の場
合は、ブレーキ動作指令リレー69は励磁されて
いるもので接点69aは閉成し、ブレーキ電磁コ
イル65は励磁されておりブレーキ64の制動シ
ユーはデイスク円板63を押してはいない。すな
わちデイスクブレーキ64は開いている。このと
き、かご5が走行し始めると、ポンプ12及び電
動機13は回転し、これによりデイスク円板63
は廻り始めるので、速度検出装置66は円板上の
スリツトを切つて回転数に対応する出力信号14
を発生し、これにより速度制御装置25により制
御される。
今、かご走行中に停電が生じた場合を考える
と、電動機13は給電を断たれるので制動力を失
う。又(+)、(−)電源は喪失し、電磁コイル1
1bが消磁するので弁11には閉成指令が出され
るが、前述の如く弁11の遅れ時間が大きいの
で、この間かご5のもつ位置エネルギーを放出す
べくかご5は増速しようとする。しかし、ブレー
キ動作指令リレー69が消磁して接点69aが開
放するので、ブレーキ64の制御シユーがデイス
ク円板63に突出し、油圧ポンプ12及び電動機
13に制動力を与える。この為、かご5は増速が
押えられ、過速までは至らない。その後は弁11
が遅れ時間後閉成し始め流量を押えるのでかご5
は減速する。
以後は弁11が徐々に閉成し、流量は減少して
ゆくのでポンプ12及び電動機13には増速力は
加えられず、このブレーキによりポンプ12及び
電動機13の慣性エネルギーを制動するので第4
図に示すように前述の如き負圧は押えられ、機器
への影響は生じない。従つて過速を防ぐと共に負
圧を押え、安全なエレベータを構成できる。
前述した如く、このブレーキ64は弁11の閉
じ始めるまでの遅れ時間の間にかご5のもつエネ
ルギーをブレーキ64にて吸収し、増速を押える
ものであり、制動力は小さい例えば小形のデイス
クブレーキでよい。
すなわち、第9図で時刻ts、(ts+ta)のときか
ご5の位置をh1、h2ポンプ12及び電動機13の
回転角速度をω1、ω2、かご速度をv1、v2、かご
質量をm、重力加速度をgと、ブレーキ64を用
いないときのエネルギーはポンプ12からのもれ
量分及び流体抵抗分を無視すると、 Ep=E〓+Evとなるかご速度v2となる。
ここでブレーキ64を増速を押える程度の制動
力をもつものとすると、時刻(ts+ta)での回転
角速度をω1′、かご速度をv1′とすると、制動エネ
ルギーEBは、 EB=1/2J(ω′2−ω1 2)+1/2m(V12−V1 2
)とな り、 例えば今全速走行中の速度45m/minに対し、
105%すなわち2.25m/min増速で押えるには、 EB=0.1025×(1/2Jω1 2+1/2mv1 2)程度でよ い。
これに対し、ブレーキ64をかご速度を押える
様な制動力をもつものを選ぶと、例えば時刻(ts
+ta)でかご速度が0m/minにすると、ブレー
キ64の必要な制動エネルギーは、 EB=1/2Jω1 2+1/2mv1 2となり約10倍の制動ト ルクを要することになる。従つてブレーキ64の
制動トクをかご速が増速を押える程度にすること
により、ブレーキ64は小形のものでよく、応答
も早い安価なブレーキを用いることができる。
又、このブレーキ64にデイスクブレーキを用
い、デイスク円板63をカツプリング62に取付
けるようにし、更に従来のポンプ12又は電動機
13軸に連結した速度検出装置(例えばタコジエ
ネレータ)をやめ、このデイスク円板63を利用
しこの上にスリツトを設け検出するようにしたの
で、連結金具等が少なくなり、構造が簡単になり
又、安くできる。
尚、上記実施例では速度検出装置としてスリツ
トを用いた光電装置としたが、スリツトでなく反
射板を貼るのでもよく、又、磁気センサー等でも
よい。
又、上記実施例ではポンプ12、電動機13を
直結としたがこれに限るものではない。
又、制限する増速の許容範囲については、例で
は5%増として計算したが、安全上支障のない範
囲であれば適当に決めればよい。
又、上記実施例では過速の生じる恐れのある異
常時を下降時走行中の停電時としたが、停電時に
限らず例えばインバータ故障時等油圧ポンプ12
が無制御になつた場合は同様である。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明は、電動機により
油圧ポンプを駆動し、その吐出流量を制御してか
ごを昇降させるものにおいて、上記電動機と油圧
ポンプとの連結部に、油圧ポンプ又は電動機の回
転速度を検出し増速等の異常時に異常検出信号を
出力する速度検出装置からの信号により過速しな
い程度の制動力を与えるブレーキ装置を設けてい
るので、かごの過速及び管路の負圧を押えること
ができ、安価で安全性の高い油圧エレベータを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の油圧エレベータ装置を示す
系統図、第2図は第1図の連結装置を示す詳細
図、第3図は制御回路接続図、第4図はかご速度
と切換弁開度との関係を示す特性図、第5図は従
来の油圧エレベータ装置を示す第1図相当図、第
6図は第5図に示す速度制御装置の詳細図、第7
図は制御回路を示す第3図相当図、第8図はバイ
アスパターン、走行パターン、電動機パターン、
かご速度及び切換弁開度の経時変化を示す特性
図、第9図はかご速度と切換弁開度との関係を示
す第4図相当図である。 5:かご、12:油圧ポンプ、13:三相誘導
電動機、23:インバータ、25:速度制御装
置、60:連結装置、62:カツプリング、6
3:デイスク円板、64:デイスクブレーキ、6
5:電磁コイル、66:速度検出装置、69:ブ
レーキ動作指令リレー、なお各図中、同一符号は
同一又は相当部分を示すものとする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電動機により油圧ポンプを駆動し、その吐出
    流量を制御してかごを昇降させるものにおいて、
    上記電動機と油圧ポンプとの連結部に、油圧ポン
    プ又は電動機の回転速度を検出し増速等の異常時
    に異常検出信号を出力する速度検出装置からの信
    号により過速しない程度の制動力を与えるブレー
    キ装置を設けたことを特徴とする油圧エレベータ
    装置。 2 ブレーキ装置を、電動機と油圧ポンプとの連
    結部に取付けられたデイスク円板とデイスクブレ
    ーキとを有するデイスクブレーキ装置で構成した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の油
    圧エレベータ装置。 3 デイスク円板を、速度検出装置の回転速度検
    出部としても用いることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の油圧エレベータ装置。
JP10306984A 1984-05-22 1984-05-22 油圧エレベ−タ装置 Granted JPS60248585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10306984A JPS60248585A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 油圧エレベ−タ装置

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JP10306984A JPS60248585A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 油圧エレベ−タ装置

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JPS60248585A JPS60248585A (ja) 1985-12-09
JPH0471836B2 true JPH0471836B2 (ja) 1992-11-16

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ID=14344366

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