JPH0565432B2 - - Google Patents

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JPH0565432B2
JPH0565432B2 JP59065465A JP6546584A JPH0565432B2 JP H0565432 B2 JPH0565432 B2 JP H0565432B2 JP 59065465 A JP59065465 A JP 59065465A JP 6546584 A JP6546584 A JP 6546584A JP H0565432 B2 JPH0565432 B2 JP H0565432B2
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JP
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car
pattern
hydraulic
flow valve
pressure oil
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JP59065465A
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Tomoichiro Yamamoto
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、油圧エレベータの制御装置に係
り、特に、非常用パターンで減速させてかごの走
行距離を短くし、シヨツクを抑制できるようにし
た油圧エレベータの制御装置に関する。
〔従来技術〕
従来、エレベータの油圧制御方式には、流量制
弁による方式、ポンプ制御方式、電動機回転数制
御方式がある。
流量制御弁の方式は、オンオフ式の電磁コイル
によりあらかじめ定められた流量弁の切欠により
流量を制御する方式と、近年パターンに比例した
開度により流量を制御する比例式流量弁制御方式
がある。
このうち、前者は現在多く実用化されている
が、上昇時は伝動機の定回転で回して油圧ポンプ
からの定吐出量の油をタンクへ戻しておき、起動
指令が出るとタンクへ戻す量を流量制御弁で調節
することによりかごの速度を制御し、また下降時
は自重によるかごの降下を流量制御弁で調節して
かごの速度を制御するものである。
この方式は、負荷および油温変動によるかご速
度変動が大きく、運動能率などが悪く、また上昇
時は余分な油を循環させるとともに、下降時は位
置エネルギを油の発熱に消費するので、エネルギ
ロスが大きく、油温上昇が著しい。
この欠点を補うものとして、ポンプの吐出量を
制御し上昇時は必要な油量のみを送り、下降時は
電動機を回生制動させるものとしてポンプ制御方
式と電動機回転数制御方式および上昇時の省エネ
および上昇、下降時の運転性能の向上をねらつた
比例式流量弁制御方式がある。
ポンプ制御方式は可変容量形ポンプを用い、ポ
ンプ自身の吐出量を制御装置により指令パターン
にしたがつて可変とするものであり、また、近年
半導体の技術進歩に伴ない電圧、周波数を変化さ
せて誘導電動機を広い範囲にわたつて回転制御す
る方式が考えられており(特開昭57−98477号な
ど)、これを用いたものが電動機回転数制御方式
で、定吐出形ポンプを用いポンプの吐出量を指令
パターンにより電動機の回転数を変えることによ
り可変制御するものである。
また、比例式流量弁制御方式は、たとえば比例
電磁弁では指令パターンを電流に変換し、これを
コイルに流し、電磁作用により流量弁の開度を可
変制御するとともに流量またはかご速度帰還信号
により制御し、負荷、油温に関係なく所定のかご
速度になるように制御するものである。
このパターン制御しない従来の流量弁制御方式
では、たとえば走行中かごが戸開したなどの場合
安全回路が働いたときはかごを非常停止させる
が、この場合、上昇時はモータの給電を断つとと
もに、上昇用流量弁の電磁コイルを消磁させポン
プよりの吐出量をタンクへ逃がす。また、下降時
は下降用流量弁の電磁コイルを消磁させ、流量弁
が閉じることによりかごを徐々に停止させる。
しかし、この従来の方法では、上昇時ではモー
タの給電を断つと、ポンプ直上圧力が急激に低下
するので、シヨツクが大きい。また、下降時は流
量弁の自己閉成により決る減速となるので、正規
の減速と大差がなく、このためシヨツクは小さい
が、停止までの走行距離は大きく、また負荷によ
り変動する。これは非常時は早く停止させること
が望ましいのに対してよくない。
したがつて、パターン指令で成御するポンプ吐
出量制御方式および比例式流量弁制御方式で同様
に上昇時はモータの給電を断ち、下降時は流量弁
の自己閉成による方法は非常停止時においてシヨ
ツク、停止までの走行距離で問題がある。
また、ポンプ吐出量制御方式では下降時非常停
止指令でモータをしや断すると、モータとポンプ
は慣性である時間回り続けるが、流量弁が閉成し
てしまうと、このポンプの回転により、ポンプ、
流量弁管路は若干負圧になる恐れがあり、機器が
破損しないまでも望ましくはない。
〔発明の概要〕
この発明は上記欠点を解消する目的でなされた
もので、安全検出回路の異常を検出し、非常停止
指令が出たときパターンを非常パターンとして、
この非常パターンにしたがつて電動機または流量
制御弁を制御することにより、シヨツクを抑えな
がら停止までの走行距離を短くできる油圧エレベ
ータの制御装置を提案するものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の油圧エレベータの制御装置の
実施例について図面に基づき説明する。第1図は
その一実施例の構成を示すブロツク図である。こ
の第1図においては、1はエレベータの昇降路で
あり、この昇降路1のピツトにシリンダ2が埋設
されている。シリンダ2には圧油3が充満されて
いる。
シリンダ2と流量弁11との間には、圧油3を
送受する管11aが連結されている。流量弁11
の部分については後述する。
上記圧油3にプランジヤ4が支持されており、
このプランジヤ4の頂部にかご5が載置されてい
る。5aはかご5の床を示す。かご5には、カム
8が取り付けられている。
また、7は乗場、9は移動中のかご5を減速さ
せるための減速指令スイツチ、10はかご5を停
止させるための停止指令スイツチである。これら
の減速指令スイツチ9、停止指令スイツチ10は
ともに昇降路1内に設けられ、上記カム8と係合
して作動するようになつている。
減速指令スイツチ9から出力される減速指令信
号9aは速度制御装置25(後述する)に送出す
るようになつている。
一方、21は整流回路であり、その入力端は3
相交流電源のR.S.T相に接続され、3相交流電力
を直流電力に変換するものであり、その出力端間
には平滑用のコンデンサ22とインバータ23が
接続されている。インバータ23は直流をパルス
幅制御して可変電圧、可変周波数の3相交流電力
を発生するものである。
回生時の直流電力は回生用インバータ24によ
り、3相交流電力に変換して、3相交流電源の
R.S.T相に返還するようになつている。
上記インバータ23の出力は第3図に示す運転
接触器30の常開接点30a〜30cを介して3
相誘導電動機13に供給するようになつている。
この3相誘導電動機13は油圧ポンプ12を駆動
するようになつており、可逆回転し、管12aを
介して上述の流量弁11との間で圧油を送受する
ものであり、また、管15aを介して油タンク1
5に連結されている。この油タンク15に貯油さ
れた圧油は油圧ポンプ12により、管15a,1
2aを介して油圧ポンプ12との間に圧油を送受
するようになつている。
流量弁11には下降用電磁コイル11bが設け
られており、この下降用電磁コイル11bは下降
時に第3図に示す回路により付勢されて、流量弁
11を開かせるようになつている。
また、上記3相誘導電動機13には、速度発電
機14が取り付けられており、3相誘導電動機1
3の回転数を速度発電機14で検出するようにな
つている。この速度発電機14から出力される速
度信号14aは上記した速度制御装置25に送出
するようになつている。
速度制御装置25はこの速度信号14aと、減
速指令信号9aと、常開接点30Tcと、運転接
触器30の常閉接点30dと、安全検出継電器2
9の常閉接点29bと、インバータ異常検出継電
器27の常開接点27cとにより入力されて、制
御信号25aをインバータ23に出力し、インバ
ータ23の出力を制御するようになつている。
上記常開接点30Tcは第3図に示す運転指令
時限継電器30Tの接点であり、起動指令が出て
から停止指令が出るまで、閉成されるものであ
る。
第2図は第1図で示した速度制御装置25の詳
細な構成を示すブロツク図であり、この第2図に
おける40は遅延回路である。遅延回路40は常
開接点30Tcが閉成すると、所定時間遅れて出
力40aを上昇走行パターン発生回路41U、下
降走行パターン発生回路41Dに送出するように
なついている。
上昇走行パターン発生回路41Uは遅延回路4
0の出力40aによつて立ち上がり、減速指令信
号9aが発生られると減少して、一且一定低速と
なり、停止指令で零となるものである。
この上昇走行パターン発生回路41Uの出力は
上方向接点41Uaを介して加算器46に送出す
るようになつている。上方向接点41Uaは上方
向運転の期間中閉成し続けるものである。
また、下降走行パターン発生回路41Dは上昇
走行パターン発生回路41Uと方向が反対の同一
走行パターン信号を出力するものである。
この下降走行パターン発生回路41Dの出力は
下方向接点41Daを介して加算器46に送出す
るようになつている。下方向接点41Daは下方
向運転の期間中閉成し続けるものである。
バイアスパターン発生回路45は常閉接点30
Tcが閉成すると、そのときの油圧ポンプ12の
もれ量相当分の低回転数で回転するように指令を
出すとともに、その値を保持するバイアスパター
ン発生回路である。
このバイアスパターン発生回路45の出力45
aは加算器46に加えるようになつている。加算
器46は上昇走行パターン発生回路41U、下降
走行パターン発生回路41D、バイアスパターン
発生回路45とを加算してパターン信号を減算器
48に送出するようになつている。
変換回路47は速度信号14aを入力して、パ
ターン信号と同一電圧レベルに変換し、その出力
を減算器48および加算器50に加えるようにし
ている。
減算器48は加算器46の出力と変換回路47
の出力との差をとつて伝達回路49に送出するよ
うになつている。伝達回路49は減算器48の出
力を所定の増幅度で加算器50に伝達するもので
ある。
加算器50は伝達回路49の出力と変換回路4
7の出力とを加算して、周波数指令信号ω0を関
数発生回路51と基準正弦波発生回路52に出力
するようになつている。
関数発生回路51は周波数指令信号ω0に対し
て、直線状の電圧指令信号Vを基準正弦波発生回
路52に印加するようになつている。
基準正弦波発生回路52は周波数指令信号ω0
と電圧指令信号Vとに基づいて、正弦波の3相交
流電力がインバータ23から出力されるように、
常開接点27cを介して、信号25aをインバー
タ23に出力するものである。
第3図は制御回路の接続図であり、図中の
(+)(−)は制御電源の正極、負極を示す。正極
(+)は電源ラインL1に負極(−)は電源ライン
L2に接続されている。電源ラインL1とL2間には、
インバータ異常検出継電器27とインバータ異常
検出回路127が直列に接続されている。
インバータ異常検出継電器27はインバータ回
路故障(たとえば、過電流とか、電圧低下など)
でインバータ異常検出回路127が動作すると消
勢されるものであり、常開接点27a〜27cを
有している。
電源ラインL1とL2間には、安全検出回路12
9と安全検出継電器29との直列回路が接続され
ている。安全検出継電器29は安全検出回路12
9が動作(たとえば走行中の戸開きなど)により
消勢するもので、常開接点29aと常閉接点29
bを有している。
電源ラインL1とL2間には起動指令回路28、
上記常開接点27a,29a、運転指令時限継電
器30Tとの直列回路が接続されている。起動指
令回路28は呼び信号と戸閉検出信号などによつ
て閉成するものであり、運転指令時限継電器30
Tは常開接点30Ta,30Tc,30Td及び限
時常開接点30Tbを有している。
この常開接点30Taと第1図で示した停止指
令スイツチ10の常閉接点10bとの直列回路が
駆動指令回路28に並列に接続されている。
また、限時常開接点30Tbは時限復帰の常開
接点であり、上記常開接点27bと運転接触器3
0とともに直列にして電源ラインL1とL2間に接
続されている。この運転接触器30は限時常開接
点30Tbにより制御されるもので、常開接点3
0a〜30c,30e、常閉接点30dを有して
いる。
さらに、電源ラインL1とL2間には常開接点3
0e,30Td、下方向接点41Db、流量弁11
の電磁コイル11bとの直列回路が接続されてい
る。
第4図はバイアスパターン発生回路45の詳細
回路例では定電圧電源、92,93は抵抗、9
5はコンデンサ、45aは出力信号で、常開接点
30Tcの閉成、常閉接点30dの開放により、
低電圧電源−常開設点30Tc−抵抗92−コ
ンデンサ95−グランドの回路で電圧は徐々に立
ち上がり、常開接点30Tcの開放、常閉接点3
0dの閉成により零に下がる。
第5図は上昇走行パターン発生回路41Uの詳
細回路で、97,98,99,105は抵抗、1
00はコンデンサ、101はツエナダイオード、
96,102,103はトランジスタ、104は
NOTゲートである。
遅延回路40の出力40aでトランジスタ96
がオンし、コンデンサ100の電圧は立ち上が
り、減速指令信号9aの「H」信号でトランジス
タ102がオンとなつて徐々に下がり、ツエナダ
イオード101でクリツプされる電位で保持さ
れ、常開接点30Tcの開放により遅延回路40
の出力40aが出力しなくなると、トランジスタ
96がオフとなつて電源を切り離し、コンデン
サ100は充電されなくなる。また、NOTゲー
ト104の出力が「H」となり、トランジスタ1
03のオンで出力電圧を零に下げる。
110は非常用パターン発生回路であり、抵抗
105と常閉接点29bとの直列回路で構成さ
れ、常閉接点29bの閉成により、抵抗105を
通してパターンを早く零付近に下げるものであ
る。
次に、まず、通常のかごの昇降動作の場合から
説明する。いま安全検出回路129とインバータ
異常検出回路127が正常であるとする。したが
つて、インバータ異常検出継電器27と安全検出
継電器29は励磁されており、その常開接点27
a〜27cが閉成され、常開接点29aが閉成さ
れ、常閉接点29bが開放される。かごが停止し
ていて上昇方向に呼びがあると、かご5は戸閉完
了後に起動指令回路28により起動指令が出さ
れ、この起動指令が常開接点27a,29aを通
して運転指令時限継電器30Tに流れ、この運転
指令時限継電器30Tが励磁される。この運転指
令時限継電器30Tはかご5が動き出して停止点
を外れるとその常開接点30Taの閉成により、
電源ラインL1−常閉接点10b−常開接点30
Ta−常開接点27a−常開接点29a−運転指
令時限継電器30T−電源ラインL2の閉回路が
形成されて、自己保持する。
運転指令時限継電器30Tの励磁により、その
常開接点30Tbが閉成され、電源ラインL1−常
開接点30Tb、常開接点27b、運転接触器3
0−電源ラインL2の閉回路が形成され、運転接
触器30が励磁され、常開接点30a〜30cの
閉成で3相誘電電動機13に給電されるとともに
常閉接点30dが開放し、常開接点30Tcの閉
成により抵抗92とコンデンサ95で決る時定数
でバイアスパターン発生回路45から信号が出さ
れると、バイアスパターンはそのときの値を保持
し、バイアスパターンが発生する。
このバイアスパターンにより、インバータ23
からは低い電圧と周波数の3相交流電力が発せら
れ、3相誘導電導機13はあらかじめ演算された
油圧ポンプ12のもれ分相当の低い回転で油圧ポ
ンプ12を駆動する。したがつて、かご5は上昇
することはない。
運転指令時限継電器30Tの励磁後一定時間経
過後、遅延回路40から出力40aが発せられ、
これにより、トランジスタ96が導通し、抵抗9
7とコンデンサ100の時定数で上昇走行パター
ン発生回路41Uより上昇走行パターンが出力さ
れ、バイアスパターンと上昇走行パターンは加算
器46で加算され、油圧ポンプ12からは圧油が
徐々に供給量を増し、流量弁11を押し動かし、
シリンダ2内の圧油3によりプランジヤ4を押し
上げ、かご5は走行を始め、やがて一定速とな
る。
かご5が目的階の手前所定位置にくると、カム
8が減速指令スイツチ9を作動させる。
これにより、減速指令信号9aが減速指令スイ
ツチ9から出力され、速度制御装置25内の上昇
走行パターン発生回路41Uのトラジスタ102
に加えられる。それにともない、トランジスタ1
02が導通し、ツエナーダイオード101にリミ
ツトされる値までコンデンサ100、すなわち上
昇走行パターンの電圧が減少して行く。やがて、
ツエナーダイオード101のリミツト電圧で一定
低速となり、かご5は上昇を続ける。
かご5が上昇して、カム8が停止指令スイツチ
10を作動させると、起動指令回路28は減速指
令スイツチ9の作動によつて開放されており、常
閉接点10bの開放によつて運転指令時限継電器
30Tは消勢し、その常開接点30Tcは開放さ
れ、遅延回路40から出力40aが出なくなる。
したがつて、NoTゲート104の出力が「H」
となり、トランジスタ103が導通するととも
に、トランジスタ96がオフとなり、電源を切
り離すので、上昇走行パターン発生回路41Uの
出力電圧は漸減する。
このようにして、上昇走行パターン発生回路4
1Uの出力は零に落ちていくので、上昇走行パタ
ーンはさらに減少し、シリンダ2への圧油3の吐
出量が減るので流量弁11は徐々に閉じ、かご5
はほぼ停止状態になる。
運転指令時限継電器30Tは消勢するが、その
時限接点30Tbは一定時間閉成状態を保つので、
運転接触器30は励磁状態であり、その常開接点
30a〜30cは閉成されたまゝである。したが
つてバイアスパターン信号により3相誘電電動機
13は回転を続ける。
限時接点30Tbが時限後開放されると、運転
接触器30の消勢により、その常開接点30a〜
30cが開放され、3相誘導電動機13への給電
を断つとともに、運転接触器30の常閉接点30
dが閉成され、バイアスパターン発生回路45の
出力の45aも零に低下し、3相誘導電動機13
は停止し、かご5も停止する。
次に、下降呼びのあるとき、戸閉完了後に起動
指令が出されると、運転指令時限継電器30Tが
励磁されてその限時接点30Tbが閉成し、運転
接触器30が励磁され、そ常開接点30a〜30
cの閉成により3相誘導電機13に給電されると
ともにバイアスパターン発生回路45からバイア
スパターンが発生し、上昇時と同様、油圧ポンプ
12から油を吐出する方向に低回転する。
これにより、もれ分は補正される。また、運転
接触器30の常開接点30e、運転指令時限継電
器30Tの常開接点30Tdの閉成により電磁コ
イル11bが励磁され、流量弁11が開く。
一定時間後、遅延回路40から出力40aが発
せられ、下降走行パターン発生回路41Dより下
降走行パターンが出力され、バイアスパターンと
下降走行パターンは加算され、したがつて3相誘
導電動機13は徐々に回転を下げ、零回転より逆
転方向へと回転し、かご5は下降方向に走行し、
やがて一定速となる。
カム8が減速指令スイツチ9を作動させると、
上昇時と同様に減速した後一定低速となり、下降
を続ける。
停止指令スイツチ10が動作すると、下降走行
パターンはさらに減少し、以後バイアスパターン
分の回転で回ることになり、ポンプ12はほぼも
れ分のみしか供給しないので、かご5はほぼ停止
する。
また、停止指令スイツチ10の動作により運転
指令時限継電器30Tが消磁され、時限接点30
Tdが開放となるので、電磁コイル11bが消磁
し、流動弁11は徐々に閉じシリンダ2からの圧
油を止めるので、かご5は停止状態を保つ。
以後は上昇時と同様、一定時限後3相誘導電導
機13への給電およびバイアスパターンが断た
れ、油圧ポンプ12が止まる。
次に、この発明の特徴となす部分の動作につい
てさらに詳述する。
いま、かご5が上昇磁の全速走行中に、たとえ
ば、かご5のドアが開かれたとする。これによ
り、安全検出回路129が開放するので、安全検
出継電器29は消勢され、その常開接点29aは
開放し、運転指令時限継電器30Tが消勢するの
で、その常開接点30Tcが開放し、遅延回路4
0が出力40aを発生しなくなる。
したがつて、バイアスパターン信号は零へと低
下する。また、走行パターン信号は電源を切り
離すとともに、常閉接点29bの閉成により、非
常用パターン発生回路110が動作するので、走
行パターン信号は3相誘導電動機13を減速さ
せ、圧力差によるシヨツクを抑制し、適度なシヨ
ツクでかご5は減速し、その後常開接点30Tb
の開放で運転接触器30が消勢し、その常開接点
30a〜30cの開放で3相誘導電動機13への
給電が断たれるので、かご5は停止する。
下降時は、運転指令時限継電器30Tの消勢に
より時限接点30Tdが開放し、電磁コイル11
bが消勢され、非常用パターンを与えると同時に
流量弁11を閉じさせる。
これにより、流量弁11によらず、かご5を減
速させるので、適度なシヨツクで負荷によらずか
ごを早く止めることができる。
さらに、3相誘導電動機13を減速して、低回
転になつた後に、3相誘導電動機13が給電を断
たれるので、慣性エネルギは小さく、流量弁11
が閉じても負圧の可能性は小さくなり、また、仮
に負圧が生じてもその力は小さく機器を破損に至
ることはない。
次に、かご走行中のインバータ故障に対して
は、たとえば過電流の場合だと、トランジスタの
破損などが考えられ非常用パターン制御を継続
し、シヨツクなどを押えることはかえつて被害を
大きくする。
また、インバータ回路の故障は人為的操作によ
つて起こりうる安全回路の故障よりもチヤンスは
非常に低いので、特に非常用パターンでの制御は
しない。
すなわち、走行中インバータ回路故障で、イン
バータ異常検出回路が開放し、インバータ異常検
出継電器27が消勢され、その常開接点27a,
27bの開放により、運転指令時限電器30T、
運転接触器30が消勢し、その常開接点30a〜
30cの開放で3相誘導電動機13の給電を断
つ。
インバータ異常検出継電器27の常開接点27
cの開放によりインバータ23はしや断される。
下降時は、同時に電磁コイル11bの消勢により
流量弁11を閉じる。これにより、インバータ異
常時は非常用パターンによらずかごを停止させ
る。
なお、この実施例では、ポンプ吐出量制御の場
合を示したが、たとえば比例電磁弁の場合は、上
昇時は非常用パターンで流量弁を制御し、流量を
減らした後に3相誘導電動機13をしや断する。
下降時は同様に流量弁制御し、流量を減らし、電
流をしや断すればよい。
また、パターン指令を帰還制御するものにおい
ては、非常用パターン制御時、帰還回路を切り離
し、オープン制御としてもよい。
また、上記実施例では、パターン発生をアナロ
グとしたが、マイクロコンピユータなどを用いて
もよい。
さらに、安全検出回路129による異常の検出
はかご5および乗場ドアを開いたことを検出する
場合、乗場救出口ドアを開いたことを検出する場
合、かご上救出口ドアが開いたことを検出する場
合、プランジヤ4が行き過ぎたことを検出する場
合、非常止めが動作したことを検出する場合、終
端階減速指令スイツチが動作したことを検出する
場合、かご内およびかご上非常停止スイツチが動
作したことを検出する場合、パターンの異常を検
出する場合にそれぞれ作動するようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとうり、パターンを制
御しかごを昇降させる油圧エレベータの制御装置
において、油圧制御手段が正常で、安全検出回路
が異常を検出した場合、速度制御装置は、非常用
パターンに従つて油圧制御手段を制御して、かご
の上昇時は、圧油の供給量を減少した後電動機の
電源を遮断するとともに、かごの下降時は、圧油
の供給量を減少した後流量弁を閉じるようにした
ので、シヨツクが少なく、また停止までの走行距
離を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の油圧エレベータの制御装置
の一実施例の構成を示すブロツク図、第2図は同
上油圧エレベータの制御装置における速度制御装
置の詳細な構成を示すブロツク図、第3図は同上
油圧エレベータの制御装置における制御回路図、
第4図は同上油圧エレベータの制御装置における
バイアスパターン発生回路の回路図、第5図は同
上油圧エレベータの制御装置における上昇走行パ
ターン発生回路の回路図である。 1……昇降路、2……シリンダ、3……圧油、
4……プランジヤ、5……かご、8……カム、9
……減速指令スイツチ、10……停止指令スイツ
チ、11……流量弁、11b……電磁コイル、1
2……油圧ポンプ、13……3相誘導電動機、1
4……速度発電機、15……油タンク、23……
インバータ、25……速度制御装置、27……イ
ンバータ異常検出継電器、28……起動指令回
路、29……安全検出継電器、30……運転接触
器、30T……運転指令時限継電器、40……遅
延回路、41U……上昇走行パターン発生回路、
41D……下降走行パターン発生回路、45……
バイアスパターン発生回路、46,50……加算
器、47……変換回路、49……伝達回路、51
……関数発生回路、52……基準正弦波発生回
路。なお、図中同一符号は同一または相当部分を
示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 指令パターンに従つてシリンダ内の圧油の油
    圧を制御してプランジヤに取り付けたかごを昇降
    させる油圧エレベータの制御装置において、油圧
    ポンプの駆動用電動機及び流量弁を制御すること
    により上記シリンダへの圧油の供給および排出量
    を制御する油圧制御手段と、上記かごの走行時に
    異常が発生すると、異常を検出して信号を出力す
    る安全検出回路と、かごの上昇および下降に所定
    の速度パターンを発生させその速度パターンに従
    つて上記油圧制御手段を制御するとともに、上記
    安全検出回路の信号を受けると、かごの上昇時
    は、圧油の供給量を減少した後上記電動機の電源
    を遮断するとともに、かごの下降時は、圧油の供
    給量を減少した後上記流量弁を閉じる非常用パタ
    ーンを発生して上記油圧制御手段を制御する速度
    制御装置とを備えたことを特徴とする油圧エレベ
    ータの制御装置。 2 速度制御装置は、安全検出回路の信号を受け
    ると、油圧制御手段を制御して、非常用パターン
    に従つて、かごの上昇時は、電動機を減速して圧
    油の供給量を減少した後電動機の電源を遮断する
    とともに、かごの下降時は、電動機を減速して圧
    油の供給量を減少した後流量弁を閉じるものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    圧油エレベータの制御装置。 3 速度制御装置は、安全検出回路の信号を受け
    ると、油圧制御手段を制御して、非常用パターン
    に従つて、かごの上昇時は、流量弁により圧油の
    供給量を減少した後電動機の電源を遮断するとと
    もに、かごの下降時は、流量弁により圧油の供給
    量を減少した後流量弁を閉じることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の油圧エレベータの制
    御装置。
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