JPH046934Y2 - - Google Patents

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JPH046934Y2
JPH046934Y2 JP15824186U JP15824186U JPH046934Y2 JP H046934 Y2 JPH046934 Y2 JP H046934Y2 JP 15824186 U JP15824186 U JP 15824186U JP 15824186 U JP15824186 U JP 15824186U JP H046934 Y2 JPH046934 Y2 JP H046934Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は感熱複写装置において複写用紙とし
て使用される感熱記録紙に関する。
[背景] 従来、熱を利用する複写装置として、原稿が載
置される基台に対し、押圧可能に取り付けた可動
板に、内部に光源を有する光源収容ケースを脱着
可能に装着し、この光源収容ケースの開口端に、
感熱孔版シートを取り付けて構成した製版・印刷
装置が知られている(例えば、実開昭59−192355
号)。この種の製版・印刷装置によると、原稿を
載置した基台に対し可動板を押圧することによ
り、原稿と感熱孔版シートとを密接して重ね合わ
せ、この状態のもとで、光源を照射して原稿に描
かれた画像部を発熱させ、この熱で感熱孔版シー
トに孔を穿つ。以上により、感熱孔版シートの製
版が完了する。しかる後、感熱孔版シートにイン
クを塗布し、基台に載置した記録紙上に孔版印刷
を施す。
したがつて、上述の従来装置では、原稿の複写
を得るのに、製版工程と印刷工程とが必要であ
り、作業に時間がかかり、面倒であつた。特に印
刷工程では、ウエツトなインクを使用するため、
取扱いにくかつた。
そこで、本件出願人は、最近、特許出願人によ
り、単純化された工程で原稿の複写がとれる感熱
複写方法および装置を提案している(昭和61年10
月11日出願)。この提案によると、光源からの光
が照射される空間に、原稿と感熱記録紙とを配置
し、両者を重ね合わせた状態で、光源を駆動する
ことにより、原稿に描かれた画像部に光吸収/熱
変換による熱エネルギーを発生させ、この熱エネ
ルギーにより感熱記録紙の対応する領域に発色反
応を生じさせている。したがつて、非常に簡単な
操作で複写がとれるという利点がある。
[考案の目的] この考案は、上述した感熱複写装置のように、
光エネルギーを介して原画に発生した熱エネルギ
ーにより複写を行う場合に、複写用紙として適し
た感熱記録紙を提供することを目的とする。さら
に、複写後の感熱記録紙を容易に保存できるよう
にすることである。
[考案の要点] この考案は、透明または半透明な基層上に、発
色層を形成し、その上に接着層を形成し、さらに
その上に保護層を形成したことを要点とする。
[考案の作用] 感熱複写により、発色層に形成される像は、原
画を裏返しにした像(鏡像)になる。この考案で
は、基層が透明または半透明なので、基層を通し
て、鏡像を裏から見ることにより、原画と同じ向
きの画像が得られる。また、保護層の働きによ
り、発色層が剥離等から保護される。さらに、い
つたん複写した後、保護層を剥し、接着層の接着
面をノート等に貼り着けることにより、複写物を
長期にわたり保存することができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例について説明する。
第1図は実施例に係る感熱記録紙1の断面を示し
たもので、この図からわかるように、感熱記録紙
1は基層(基紙)2と発色層3と接着層4と保護
層5より成る4層構造となつている。この考案に
従い、基層2は、透明または半透明の材料で構成
される。また発色層3を保護するため、保護層5
が最外層を構成している。この保護層5は接着層
4の接着面に剥離可能に接着されている。基層2
は、強度があり、透明または半透明の材質がよ
く、特に、透明または半透明な合成樹脂シート
(たとえば、ポリエステル、塩化ビニール、セロ
ハン等の表面が光択性をもつシート)、透明また
は半透明な紙、合成紙や、ガラス等をうすくのば
したシートが好ましい。保護層5は耐摩耗性のよ
い材料が好ましく、基層と同様な材料が使用でき
る。発色層3としては、比較的低い温度(例えば
70°C)で発色反応を起こす材料が好ましい、発色
層2を構成する成分は、発色剤、顕色剤、増感剤
およびその他の添加剤(白色化剤その他)であ
る。発色剤としては、ロイコ染料、特に、トリフ
エニルメタル系とフルオラン系のラクトン化合物
や、フルオラン化合物(これの代表的な化合物
は、2−(2−クロロアニリノ)−6−ジ−n−プ
ロピルアミノフルオラン、2−(2−クロロアニ
リノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、
2−(2−フルオロフエニルアミノ)−6−ジエチ
ルアミノフルオラン、2−(2−フルオロフエニ
ルアミノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラ
ンなど)などが好ましい。顕色剤としては、酸性
白土、活性白土、アタバルジヤイトカオリン等の
粘土鉱物、フエノール誘導体、フエノール樹脂
類、芳香族カルボン酸又はその多価金属塩などが
好ましい。増感剤としては、発色反応温度と関係
する融点を降下させ、少ない熱容量で完全に融解
するものが適しており、例えば、アマイド系が使
用できる。
前記感熱記録紙1は、前記発色剤および顕色剤
を、それぞれ別個に、バインダーを溶解した分散
媒中で、数ミクロンの粒子径になるまで均一に磨
砕分散した後、両者を混合し、必要に応じ、顔
料、ワツクス等の添加剤を添加し、前記透明また
は半透明の基層2上に塗布後乾燥して形成する。
なお、前記接着層4および保護層5は、複写時
において、原稿20の画像部19からの発熱に充
分に反応するように、充分に肉薄に形成するのが
好ましい。
〈使用例(第2図〜第5図)〉 上述の構造の感熱記録紙1は感熱複写における
記録紙として使用されるものであり、原稿に感熱
記録紙を重ね合わせ、それに光を照射することに
より、原稿の複写を感熱記録紙にとることができ
る。
具体的な使用例を第2図から第4図に示す。感
熱複写装置10は、光照射により、原稿20の画
像部19に光吸収/発熱を生じさせ、この熱で感
熱記録紙1の対応する発色層3を変色させること
により、写真複写を行うものであり、小型でポー
タブルな光源収容装置11(本体)と、原稿20
と感熱記録紙1とをセツトするための基台12と
を備える。光源収容装置11のケース13内には
複写のための光源としてランプ14が配置されて
おり、ケース13下面に張られたガラス板15を
通して外部に取り出せる光量を大きくするため、
アルミ箔等の反射板16がケース13の内壁を覆
つている。
複写に際しては、最初の工程として、基台12
を構成する支持台17上のスポンジ板18上に、
画像部19を表にして原稿20をセツトし、その
上に、基層2を表にして感熱記録紙1に重ね合わ
せる。
次に、本体の光源収容装置11を把持し、ケー
ス下面にあるガラス板15を感熱記録紙1の複写
領域に位置を合わせて、基台8に対して押し付け
る(第3図)。所定以上、押し付けると、図示し
ない感圧機構が作動し、これがランプ12の点灯
回路を駆動し、ランプ12から閃光が放たれる
(第4図)。この光はガラス板15と感熱記録紙1
を透過して原稿20上に照射される。これによ
り、原稿20に描かれた画像部19が他の部分よ
り十分高い温度に発熱し、その熱が感熱記録紙1
において対応する発色層3に伝えられ、その領域
に発色反応が生じる。この結果、第5図に示すよ
うに、原稿20の画像部に従う像aが感熱記録紙
1に形成されることになる。基層2が透明または
半透明であるので、基層2の方を表にしてすかし
て見ることにより、原稿20の画像部19と同じ
向きの像aが得られる。
このようにして複写した後は、接着層4から保
護層5を剥し、接着層4の接着面を使つて、複写
済の感熱記録紙1をノート等に貼り着けることに
より、長期保存が可能である。[考案の効果] 以上、詳細に説明したように、この考案では、
透明または半透明の基層に発色層を形成し、その
上に接着層を介して保護層を形成することによ
り、感熱記録紙を構成しており、光照射式の感熱
複写の複写用紙として適している。基層の透明性
により、原画と同じ向きの複写像を得ることがで
き、使用前は保護層により、内部の発色層を保護
でき、複写後は、保護層を剥し、接着層を使つて
ノート等に貼着することにより、複写済の感熱記
録紙を長期保存できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案による感熱記録紙の断面
図、第2図から第5図は第1図に示す感熱記録紙
の使用例を示し、第2図は感熱複写装置の基台に
原稿と感熱記録紙をセツテイングするようすを示
す断面図、第3図は、セツトした基台に感熱複写
装置の光源収容装置をセツテイングするようすを
示す断面図、第4図は密着した原稿と感熱記録紙
に光を照射して感熱複写を行つているようすを示
す断面図、第5図は複写後の感熱記録紙の斜視図
である。 1……感熱記録紙、2……基層、3……発色
層、4……接着層、5……保護層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 感熱複写における複写用紙として使用される感
    熱記録紙において、透明または半透明の基層上
    に、熱に反応して変色する発色層を形成し、この
    発色層上に接着層を形成し、この接着層上に、剥
    離可能な保護層を形成してなる感熱記録紙。
JP15824186U 1986-10-17 1986-10-17 Expired JPH046934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15824186U JPH046934Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15824186U JPH046934Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6363463U JPS6363463U (ja) 1988-04-26
JPH046934Y2 true JPH046934Y2 (ja) 1992-02-25

Family

ID=31081548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15824186U Expired JPH046934Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

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JPS6363463U (ja) 1988-04-26

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