JPH10272750A - 製版用原稿シートの製造方法 - Google Patents

製版用原稿シートの製造方法

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JPH10272750A
JPH10272750A JP9078599A JP7859997A JPH10272750A JP H10272750 A JPH10272750 A JP H10272750A JP 9078599 A JP9078599 A JP 9078599A JP 7859997 A JP7859997 A JP 7859997A JP H10272750 A JPH10272750 A JP H10272750A
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light
sheet
film
image
plate
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English (en)
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Mitsunobu Suda
光信 須田
Keiji Seo
恵二 瀬尾
Takashi Okumura
隆司 奥村
Koji Sugiyama
浩司 杉山
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/055Thermographic processes for producing printing formes, e.g. with a thermal print head
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/36Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using a polymeric layer, which may be particulate and which is deformed or structurally changed with modification of its' properties, e.g. of its' optical hydrophobic-hydrophilic, solubility or permeability properties
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真用ネガフィルムを使用して、容易にポジ
状画像を形成することができる製版用原稿シートの製造
方法を提供すること。 【解決手段】 光源Lの光線を照射すると、その光成分
中の紫外線UVは、フォトクロミック層11bにおい
て、ネガフィルム12の非透光性部材12bに対応する
部分については紫外線UV1が照射されないので、この
部分のフォトクロミックインキは反応せず、一方、ネガ
フィルム12の非透光性部材12b以外に対応する部分
については紫外線UV2が照射されるので、この部分の
フォトクロミックインキが反応して青色に発色すること
により、フォトクロミックフィルム11の表面には、光
線を透過しない非透光性部分11cが形成される。その
結果、フォトクロミックフィルム11の表面には、ネガ
フィルム12に焼き付けられた所望の人物画像等のネガ
状画像Hに対応したポジ状画像が形成されて、製版用原
稿シートが製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はスタンプ等の製造
に使用する製版用原稿シートの製造方法に関し、特に、
写真用ネガフィルムを使用して、容易にポジ状画像を形
成することができる製版用原稿シートの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、ハガキ等の印刷媒体に絵、文字
等の所望の印像を印刷するためには、スタンプ等の各種
印刷装置が利用されている。このうち特公平7−115
532号公報には、人物写真等を用いたスタンプ製造方
法が提案されている。かかるスタンプ製造方法では、所
望の人物写真等の画像をスキャナー等で読み取り、網点
の大小で写真画像の濃淡を紙焼きすることにより表した
網点写真を作成する。次に、この網点写真中の画像から
人物画像等の表示部分を切り抜いた人物画像部分写真
と、人物画像等の表示部分が切り抜かれた背景画像部分
写真とを作成する。
【0003】そして、人物画像部分写真を透明フィルム
に張りポジフィルムに焼き付けすることにより人物画像
網ポジフィルムを作成する。一方、背景画像部分写真を
透明フィルムに張り、その透明フィルムを表裏反転して
ネガフィルムに焼き付けすることにより、背景画像部分
写真の切抜部分(人物画像部分が切り抜かれた部分)が
真黒となる背景画像フィルムを作成する。その後、人物
画像網ポジフィルムを感光性樹脂板上に積層して露光し
人物画像樹脂板を作成し、さらに背景画像フィルムを表
裏反転して別の感光性樹脂上に積層して露光することに
より背景画像樹脂板を作成する。
【0004】かかるスタンプ製造方法では、これらの人
物画像樹脂板および背景画像樹脂板が製版用原稿シート
として使用されており、これらの人物画像樹脂板および
背景画像樹脂板をそれぞれ均一に加熱して、それぞれ交
互に発泡樹脂板の表面に接触させることによりスタンプ
を製造することができる。
【0005】また、特開平8−118771号および特
開平8−207409号に記載の方法でも、人物写真等
の画像を用いたスタンプを製造することができる。かか
るスタンプ製造方法おける製版用原稿シートは、赤外線
を透過する紙またはフィルム等に所望の人物画像を有す
る写真等をPPC複写機を用いて複写して、その所望の
人物画像の濃淡をドット密度の差違により表したもので
ある。また、このドット密度の差違による人物画像の濃
淡は、赤外線を吸収または隠蔽するインキ又はトナー等
の記録材により表されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前記
従来技術のスタンプ製造方法のうち前者によれば、人物
画像網ポジフィルムを用いて製造された人物画像樹脂
板、及び、背景画像フィルムを用いて製造された背景画
像樹脂板の2種類の製版用原稿シートを製造しなければ
ならないという問題点があった。また、スタンプを製造
する場合、これらの2種類の製版用原稿シートを使用し
てスタンプを製版して製造することが必要であり、製版
用原稿シートの製造およびスタンプの製造に複数の工程
が必要となり、各製造方法が複雑になるという問題点が
あった。
【0007】また、人物画像樹脂板および背景画像樹脂
板を発泡樹脂板の表面にそれぞれ交互に接触させてスタ
ンプを製造するので、発泡樹脂板表面に人物画像部分の
スタンプ印面と背景画像部分のスタンプ印面とが重なり
合って形成され、スタンプ捺印時の印像が不鮮明になる
という問題点があった。
【0008】更に、前記従来技術のスタンプ製造方法の
うち後者によれば、製版用原稿シートはPPC複写機を
使用して製造しなければならなかった。ところが、一般
家庭には充分にPPC複写機が普及しておらず、製版用
原稿シートを製造するためには、その都度企業、学校、
コンビニエンスストアー等に設置されているPPC複写
機を利用しなければならないという問題点があった。ま
た、かかる製版用原稿シートは、写真等をPPC複写す
ることにより製造されるので、製版用原稿シートの画質
および製版されたスタンプの印像が劣化してしまうとい
う問題点があった。
【0009】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、写真用ネガフィルムを使用して、
容易にポジ状画像を形成することができる製版用原稿シ
ートの製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の製版用原稿シートの製造方法は、光
線に反応して発色する感光性発色物質から構成された感
光性発色層が形成されている透光性シートの表面に、ネ
ガ状画像が焼き付けられたネガフィルムを積層する第1
工程と、その第1工程の後、前記ネガフィルム側から前
記光線を照射し、前記ネガ状画像を透過した光線により
前記感光性発色層を発色させて、前記透光性シート表面
にポジ状画像を形成する第2工程とを備えている。
【0011】請求項1記載の製版用原稿シートによれ
ば、第1工程において、感光性発色層が形成されている
透光性シートの表面にネガフィルムが積層される。第2
工程において、ネガフィルム側から照射された光線は、
ネガフィルムのネガ状画像を透過して、透光性シートの
感光性発色層に到達する。その後、ネガフィルムを透過
した光線により感光性発色層を構成する感光性発色物質
が発色し、透光性シート表面上にポジ状画像が形成され
製版用原稿シートが製造される。よって、ネガフィルム
を使用して、容易にポジ状画像を有する製版用原稿シー
トを製造することができる。
【0012】請求項2記載の製版用原稿シートの製造方
法は、請求項1記載の製版用原稿シートの製造方法にお
いて、前記光線には紫外線を使用し、前記感光性発色物
質にはフォトクロミック塗料を使用している。請求項2
記載の製版用原稿シートによれば、請求項1記載の製版
用原稿シートの製造方法と同様に作用する上、感光性発
色物質には、発色変化について可逆性を有するフォトク
ロミック塗料が使用されているので、ネガフィルムが積
層された透光性シートへ紫外線が照射されることによ
り、フォトクロミック塗料が青色等に発色して、透光性
シート上にポジ状画像の形成された製版用原稿シートが
製造される。その後、紫外線の照射を遮断して製版用原
稿シートを所定時間放置すると、製版用原稿シート上の
ポジ状画像は無色状態となり、製版用原稿シートは紫外
線照射前と略同一状態の透光性シートとなる。よって、
一度使用された製版用原稿シートを使い捨てすることな
く、再利用することができる。
【0013】請求項3記載の製版用原稿シートの製造方
法は、熱に反応して発色する感熱性発色物質から構成さ
れた感熱性発色層が形成されている透光性シートの表面
と、ネガ状画像が焼き付けられたネガフィルムとの間
に、光線を照射することにより温度上昇する発熱材を備
えた発熱シートを介挿して積層する第1工程と、その第
1工程の後、前記ネガフィルム側から前記光線を照射
し、前記ネガ状画像を透過した光線により前記発熱シー
トを加熱し、その発熱シートの加熱部分に当接する前記
感熱性発色層を発色させて、前記透光性シート表面にポ
ジ状画像を形成する第2工程とを備えている。
【0014】請求項3記載の製版用原稿シートによれ
ば、第1工程において、感熱性発色層が形成されている
透光性シートの表面とネガフィルムとの間に、発熱シー
トが介挿して積層される。第2工程において、ネガフィ
ルム側から照射された光線は、ネガフィルムのネガ状画
像を透過して発熱シートに到達し、この光線により発熱
シートは加熱されその発熱材が発熱する。その結果、こ
の発熱材の発熱により感熱性発色層が加熱され感熱性発
色物質が反応して発色することにより、透光性シート表
面上にポジ状画像が形成され製版用原稿シートが製造さ
れる。よって、ネガフィルムを使用して、容易にポジ状
画像を有する製版用原稿シートを製造することができ
る。
【0015】請求項4記載の製版用原稿シートの製造方
法は、光線に反応して硬化するとともに、その硬化後に
おいて非透光性を有する感光性硬化物質から構成された
感光性硬化層が形成されている透光性シートの表面に、
ネガ状画像が焼き付けられたネガフィルムを積層する第
1工程と、その第1工程の後、前記ネガフィルム側から
前記光線を照射し、前記ネガ状画像を透過した光線によ
り前記感光性硬化層を硬化させて、前記透光性シート表
面にポジ状画像を形成する第2工程とを備えている。
【0016】請求項4記載の製版用原稿シートによれ
ば、第1工程において、感光性硬化層が形成されている
透光性シートの表面にネガフィルムが積層される。第2
工程において、ネガフィルム側から照射された光線は、
ネガフィルムのネガ状画像を透過して、透光性シートの
感光性硬化層に到達する。その後、ネガフィルムを透過
した光線により感光性硬化層を構成する感光性硬化物質
が硬化する。この感光性硬化層のうち硬化した部分は、
非透光性を有しているので、透光性シート表面上にポジ
状画像が形成され製版用原稿シートが製造される。よっ
て、ネガフィルムを使用して、容易にポジ状画像を有す
る製版用原稿シートを製造することができる。
【0017】請求項5記載の製版用原稿シートの製造方
法は、請求項4記載の製版用原稿シートの製造方法にお
いて、前記第2工程は、前記感光性硬化層のうち前記光
線により硬化されていない部分の感光性硬化物質を除去
する除去工程を備えている。この請求項5記載の製版用
原稿シートの製造方法によれば、請求項4記載の製版用
原稿シートの製造方法と同様に作用する上、感光性硬化
層のうち光線により硬化されていない部分の感光性硬化
物質は、除去工程により製版用原稿シートの表面から除
去されるので、既にポジ状画像が形成された製版用原稿
シートの表面に、光線を誤って照射しても、ポジ状画像
が形成されていない部分の感光性硬化物質を硬化させて
所望のポジ状画像を喪失してしまうことがない。
【0018】請求項6記載の製版用原稿シートの製造方
法は、請求項4または5に記載の製版用原稿シートの製
造方法において、前記光線には紫外線を使用し、前記感
光性硬化物質には着色した紫外線硬化樹脂を使用してい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1(a)
は、本発明の製版用原稿シートの製造方法に使用される
とともに、その製版用原稿シートを使用してスタンプを
製造するためのスタンプユニットの上面図であり、図1
(b)は、図1(a)の側断面図である。図2は透明可
動蓋2bを開放した状態のトレー2の斜視図である。図
3は、透明可動蓋2bを閉塞した状態のトレー2と、そ
のトレー2が取り出されたユニット本体3との斜視図で
ある。
【0020】スタンプユニット1は、後述するフォトク
ロミックフィルム11等の製版用原稿シート及びスタン
プ用基材13等を設置するためのトレー2と、そのトレ
ー2を内部に収納して製版用原稿シートおよびスタンプ
を製造することができるユニット本体3とを備えてい
る。
【0021】図2に示すように、トレー2は、トレー本
体2aと、透明可動蓋2bと、係合部材2cとを備えて
いる。トレー本体2aの略中央部分には、平面視略矩形
状の凹部2dが凹設されており、この凹部2dには後述
するネガフィルム12、フォトクロミックフィルム11
等の製版用原稿シート及びスタンプ用基板13等が設置
される。このトレー本体2aの一側には透明可動蓋2b
が枢着ピン2gを介して開閉自在に枢着されており、他
側には閉塞状態の透明可動蓋2bをトレー本体2aに係
合するための係合部材2cが枢着ピン2hを介して回動
可能に配設されている。透明可動蓋2bは透光性を有す
る透明のアクリル樹脂等により構成されており、透明可
動蓋2bの下面には後述するネガフィルム12、フォト
クロミックフィルム11等の製版用原稿シート及びスタ
ンプ用基板13等を積層して凹部2dの底面に押圧する
ための押圧部2eが一体に形成されている。また、透明
可動蓋2bの自由端側には、係合部材2cに係脱するた
めの係合部2fが一体に形成されている。
【0022】図1(a)および(b)に示すように、ユ
ニット本体3は、中空箱状体のケース4から構成されて
いる。このケース4の左側壁の下方には挿入口4aが穿
設されており(図1(b)中左側)、この挿入口4aか
らトレー2をユニット本体3内部に収納し取り出すこと
ができる。ケース4の上部には平面視略矩形状であって
四角台形状の凹所5が形成されており、この凹所5の各
側壁表面にはアルミホイル等の光反射特性の優れたシー
ト(図示せず)が貼着されている。また、凹所5の一側
壁5aにはフラッシュバルブ6が着脱自在に配設されて
おり、そのフラッシュバルブ6の右端部分には接点部材
7が配置されている。
【0023】この接点部材7には、フラッシュバルブ6
を閃光させるための電源である乾電池8が接続されてい
る。また、ケース4の一内側壁付近にはスイッチ装置9
が配設されており、挿入口4aから挿入されたトレー2
がユニット本体3内部に収納された場合、スイッチ装置
9が作動してオン状態となりフラッシュバルブ6へ乾電
池8から電力供給がされフラッシュバルブ6を閃光させ
ることができる。
【0024】次に、かかるスタンプユニット1を使用し
た製版用原稿シートの製造方法について説明する。図4
(a)は製版用原稿シートの製造方法における各基材の
積層状態等を示す断面図であり、図4(b)は光照射時
の各基材の積層断面図であり、図4(c)はポジ状画像
が形成されたフォトクロミックフィルム11の断面図で
あり、図4(d)は紫外線の照射を遮断した後、所定時
間経過後のフォトクロミックフィルム11の断面図であ
る。
【0025】図4(a)に図示されるように、フォトク
ロミックフィルム11は、その基材となる透明シート1
1aと、その透明シート11aの上面に形成されたフォ
トクロミック層11bとを備えている。透明シート11
aは、PET(ポリエチレンテレフタレート)、塩化ビ
ニール、ABS樹脂等の合成樹脂から構成されており、
略均一厚の透明なシート状に形成されている。また、透
明シート11aは、後述するスタンプ用基板13の融点
(例えば、軟質ポリウレタン系樹脂の場合は約120
℃、軟質ポリオレフィン系樹脂の場合は約70℃であ
る。)より高い温度で溶融する性質を有している。例え
ば、PETで構成された透明シート11aの融点は約2
30℃である。よって、フォトクロミックフィルム11
と後述するスタンプ用基板13とを積層して加熱した場
合、スタンプ用基板13が加熱されて溶融しても、フォ
トクロミックフィルム11は溶融することがない。
【0026】フォトクロミック層11bは、透明シート
11aの上表面に形成された薄膜であり、有機フォトク
ロミックインキ(帝国インキ製)を透明シート11aの
上表面に含浸または塗布することにより略均一厚に形成
されている。このフォトクロミックインキは通常無色透
明であり、紫外線を照射することにより青色に発色する
性質を有している(図4(c)参照)。また、フォトク
ロミックインキへの紫外線の照射を遮断して所定時間放
置することにより、フォトクロミックインキは無色透明
に変化し、紫外線照射以前の状態に復帰する(図4
(d)参照)。
【0027】ネガフィルム12は、公知の白黒写真用の
ネガフィルムであり、所望の人物画像等のネガ状画像H
が焼き付けられている。このネガフィルム12は、透光
性を有するフィルム基材12aと、そのフィルム基材1
2aの表面に形成された非透光性の非透光性部材12b
とから構成されている。この非透光性部材12bは、ハ
ロゲン化銀等の感光材料が感光し、現像液によって金属
銀に還元して形成されたものである。上述したネガ状画
像Hは、透光性を有するフィルム基材12aと非透光性
部材12bとから形成されている。
【0028】次に、図3に示すように、ユニット本体3
からトレー2を取り出し、係合部材2cと透明可動蓋2
bの係合部2fとの係合状態を解除して、トレー2の透
明可動蓋2bを開放した状態にする(図2参照)。この
透明可動蓋2bが開放されたトレー2の凹部2d内にフ
ォトクロミックフィルム11を、その透明シート11a
が下方となるように凹部2dの底面に載置する。次に、
フォトクロミックフィルム11のフォトクロミック層1
1bの上面にネガフィルム12の非透光性部材12b側
をに当接して積層する。その後、透明可動蓋2bを閉塞
し係合部材2cを係合部2fに係合させて、ネガフィル
ム12上面を透明可動蓋2bの押圧部2eにより押圧す
る(図3、図4(b)参照)。続いて、この透明可動蓋
2bが閉塞されたトレー2の透明可動蓋2b側から、太
陽または紫外線ランプ等の光源Lが発光した紫外線UV
を含む光線を所定時間照射する。
【0029】図4(b)に示すように、光源Lが発光し
た紫外線UVを含む光線を照射すると、その光成分中の
紫外線UVは、ネガフィルム12のうち非透光性部材1
2bが形成されていないフィルム基材12aを通過し、
フォトクロミックフィルム11のフォトクロミック層1
1bへ照射される。一方、ネガフィルム12の非透光性
部材12bに照射された紫外線UV1は非透光性部材1
2bに遮断される。
【0030】これにより、フォトクロミックフィルム1
1のフォトクロミック層11bにおいて、ネガフィルム
12の非透光性部材12bに対応する部分については紫
外線UV1が照射されないので、この部分のフォトクロ
ミックインキは反応せず、一方、ネガフィルム12の非
透光性部材12b以外に対応する部分については紫外線
UV2が照射されるので、この部分のフォトクロミック
インキが反応して青色に発色することにより、フォトク
ロミックフィルム11の表面には、光線を透過しない非
透光性部分11cが形成される(図1(c)参照)。そ
の結果、フォトクロミックフィルム11の表面には、ネ
ガフィルム12に焼き付けられた所望の人物画像等のネ
ガ状画像Hに対応したポジ状画像が形成されて、製版用
原稿シートが製造される(図1(c)参照)。
【0031】ポジ状画像が形成されたフォトクロミック
フィルム11への紫外線の照射を遮断して所定時間放置
すると、フォトクロミックフィルム11のフォトクロミ
ック層11bは、青色から無色透明へと次第に変化し、
紫外線照射以前の状態へと復帰する(図1(d)参
照)。よって、フォトクロミックフィルム11を用いた
製版用原稿シートは使い捨てされず、再利用することが
できる。例えば、製版用原稿シートとして一度利用され
たフォトクロミックフィルム11は、所定時間放置した
後、別のネガ状画像が焼き付けられたネガフィルムを積
層して、紫外線を含む光線を照射することにより、再
度、製版用原稿シートとして使用することができる。ま
た、このフォトクロミックフィルム11は、フォトクロ
ミックインキの性質が劣化しない限り多数回再利用する
ことが可能である。
【0032】次に、図3および図5を参照して、上記の
ように製造されたフォトクロミックフィルム11による
製版用原稿シートを使用したスタンプ製版方法およびス
タンプ用基板13の構成について説明する。図5(a)
は製版前のスタンプ用基板13の斜視図であり、図5
(b)はスタンプ製版作業における各基材の積層順序等
を示す断面図であり、図5(c)は光線照射時の各基材
の断面図であり、図5(d)は製版後のスタンプ15の
断面図である。
【0033】図5(a)に示すように、スタンプ用基板
13は、連続気泡を有しスタンプインキが含浸可能な多
孔性を有する材料、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の発泡樹脂
材等で構成されており、多孔性シートに形成したときに
可撓性(軟質性)を有するものである。よって、スタン
プ用基板13を使用して製造されたスタンプ15は軟質
性を有するので、捺印する場合、良好な感触が得られる
とともにこのスタンプで捺印すれば鮮明な印像が得られ
る。このスタンプ用基板13は、カーボン等を分散させ
て含有させたものであり、約1mm 〜約5mm程度の
略均一厚に形成されている。
【0034】このスタンプ用基板13は、カーボン等を
含有しているので、スタンプ用基板13の表面側に照射
された光線に含まれる赤外線により、カーボン等が加熱
され自己発熱して、スタンプ用基板13の表面が溶融し
て露出する気孔が閉塞される性質を備えている。よっ
て、スタンプ用基板13の表面側が圧縮された状態で溶
融し固化するとその部分はインキ非滲出部となり、溶融
しなかった部分は前記気孔が表面に露出したインキ滲出
部となる。
【0035】このスタンプ用基板13に含有されるカー
ボン等の重量比率は、実施例では、ポリウレタン系発泡
樹脂に対し、カーボンの含有率が1.0重量%〜1.5
重量%である。なお、カーボンの含有率はこれに限定さ
れるものではなく、0.1重量%〜15重量%の範囲で
あれば良い。カーボンの含有率が15重量%より大きい
と、スタンプ用基板13自体が黒色となってしまい、塗
布したスタンプインキが何色か分からなくなり、さらに
は、スタンプインキを塗布したかどうかも分からなくな
ってしまうという欠点がある。一方、0.1重量%より
小さいと、充分な発熱が得られず、スタンプ用基板13
の表面を溶融できないという欠点がある。
【0036】透明PETシート14は、スタンプ用基板
13の融点(例えば、軟質ポリウレタン系樹脂の場合は
約120℃、軟質ポリオレフィン系樹脂の場合は約70
℃である。)より高い温度で溶融する性質を有してお
り、その融点は約230℃である。また、透明PETシ
ート14の厚さは約0.025mm〜約0.2mm程度
である。よって、透明PETシート14とスタンプ用基
板13とを積層した状態で光線を照射した場合、スタン
プ用基板13が自己発熱し溶融しても、透明PETシー
ト14は溶融することがない。
【0037】次に、図3に示すように、ユニット本体3
からトレー2を取り出し、係合部材2cと透明可動蓋2
bの係合部2fとの係合状態を解除して、トレー2の透
明可動蓋2bを開放した状態にする(図2参照)。この
透明可動蓋2bが開放されたトレー2の凹部2d内にス
タンプ用基板13を載置し、透明PETシート14をス
タンプ用基板13上面に積層するとともに、この透明P
ETシート14上面にフォトクロミックフィルム11の
フォトクロミック層11bを当接して積層する。その
後、透明可動蓋2bを閉塞し係合部材2cを係合部2f
に係合させて、フォトクロミックフィルム11上面を透
明可動蓋2bの押圧部2eにより押圧する(図3、図5
(c)参照)。続いて、この透明可動蓋2bが閉塞され
たトレー2を挿入口4aからユニット本体3内部に挿入
する。トレー2がユニット本体3に完全に挿入されると
スイッチ装置9が作動してオン状態となり、電源である
乾電池8から給電されフラッシュバルブ6が閃光する。
【0038】図5(c)に示すように、フラッシュバル
ブ6が閃光すると、その光成分中の赤外線Rは透明可動
蓋2b、フォトクロミックフィルム11の透明シート1
1a及び透明PETシート14を通過し、フォトクロミ
ック層11bの上面に照射される。このとき、フォトク
ロミック層11bの非透光性部分11cに照射された赤
外線R1は非透光性部分11cに遮断され、非透光性部
分11c以外のフォトクロミック層11bの部分に照射
された赤外線R2はフォトクロミック層11bを通過す
る。これにより、スタンプ用基板13において、フォト
クロミックフィルム11の非透光性部分11cに対応す
る部分については赤外線R1が照射されないので、この
部分のカーボン等は発熱することはない。一方、フォト
クロミックフィルム11の非透光性部分11c以外に対
応する部分については赤外線R2が照射されるので、こ
の部分のカーボン等は発熱する。
【0039】この結果、スタンプ用基板13のフォトク
ロミックフィルム11に当接する面において、フォトク
ロミック層11bの非透光性部分11cに対応する部分
は、カーボン等が発熱しないことから、連続気泡を有す
るそのままの状態のインキ滲出部13aが形成され、一
方、非透光性部分11c以外の対応する部分は、カーボ
ン等が発熱することによって、その表面が加熱溶融され
連続気泡が閉塞された非インキ滲出部13bが形成され
て、図5(d)に示すスタンプ15が製造される。
【0040】尚、透明可動蓋2b方向から照射された赤
外線R1により非透光性部分11cが加熱され温度上昇
して発熱する。しかしながら、非透光性部分11cに蓄
積された熱は、非透光性部分11cが透明PETシート
14に当接しているので、透明PETシート14へと伝
熱され放熱される。よって、スタンプ用基板13におい
て、フォトクロミック層11bの非透光性部分11cに
対応する部分のカーボン等は発熱しないので、連続気泡
を有するそのままの状態のインキ滲出部13aが形成さ
せることができる。
【0041】次に、図6を参照して、第2実施例の製版
用原稿シートの製造方法について説明する。第2実施例
では、第1実施例で製版用原稿シートとして使用された
フォトクロミックフィルム11に変えて、後述するサー
マルPETフィルム21を使用する。図6(a)は製版
用原稿シートの製造方法における各基材の積層状態等を
示す断面図であり、図6(b)は光照射時の各基材の積
層断面図であり、図6(c)はポジ状画像が形成された
サーマルPETフィルム21の断面図である。以下、第
1実施例と同一の部分には同一の番号を付してその説明
は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0042】サーマルPETフィルム21は、図6
(a)に図示されるように、その基材となる透明シート
21aと、その透明シート21aの上面に形成された感
熱層21bとを備えている。透明シート21aは、PE
T(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂から構
成されており、略均一厚の透明なシート状に形成されて
いる。また、透明シート21aは、前記スタンプ用基板
13の融点(例えば、軟質ポリウレタン系樹脂の場合は
約120℃、軟質ポリオレフィン系樹脂の場合は約70
℃である。)より高い温度で溶融する性質を有してい
る。例えば、PETで構成された透明シート21aの融
点は約230℃である。よって、サーマルPETフィル
ム21とスタンプ用基板13とを積層して加熱した場
合、スタンプ用基板13が加熱されて溶融しても、サー
マルPETフィルム21は溶融することがない。
【0043】感熱層21bは、透明シート21aの上表
面に形成された薄膜であり、公知の感熱紙の表面に塗布
されている発色剤を透明シート21aの上表面に含浸ま
たは塗布することにより略均一厚に形成されている。こ
の発色剤は、結合剤中に無色色素とフェノール化合物等
を細かく分散させたものであり、加熱されるとその加熱
された部分だけ溶融して、無色色素とフェノール化合物
等が混じり合って発色する性質を有している。
【0044】加熱シート22は、赤外線が照射されると
発熱する性質を有しており、略均一厚のシート状に形成
されている。この加熱シート22の全体は、インキ、ト
ナー等により黒色に着色されており、このインキ、トナ
ー等に含有しているカーボン等が赤外線の照射により加
熱され発熱するものである。
【0045】次に、図3に示すように、ユニット本体3
からトレー2を取り出し、係合部材2cと透明可動蓋2
bの係合部2fとの係合状態を解除して、トレー2の透
明可動蓋2bを開放した状態にする(図2参照)。ネガ
フィルム12の非透光性部材12b側とサーマルPET
フィルム21の感熱層21bの上面との間に、加熱シー
ト22を介挿して積層するとともに、透明可動蓋2bが
開放されたトレー2の凹部2d内にサーマルPETフィ
ルム21の透明シート21aが下方となるように凹部2
dの底面に載置する。その後、透明可動蓋2bを閉塞し
係合部材2cと係合部2fとを係合させて、ネガフィル
ム12上面を透明可動蓋2bの押圧部2eにより押圧す
る(図3、図6(b)参照)。続いて、この透明可動蓋
2bが閉塞されたトレー2を挿入口4aからユニット本
体3内部に挿入する。トレー2がユニット本体3に完全
に挿入されるとスイッチ装置9が作動してオン状態とな
り、電源である乾電池8から給電されフラッシュバルブ
6が閃光する。
【0046】図6(b)に示すように、フラッシュバル
ブ6が閃光すると、その光成分中の赤外線Rは、ネガフ
ィルム12のうち非透光性部材12bが形成されていな
いフィルム基材12aを通過し、加熱シート22へ照射
される。一方、ネガフィルム12の非透光性部材12b
に照射された赤外線R1は非透光性部材12bに遮断さ
れる。これにより、加熱シート22において、ネガフィ
ルム12の非透光性部材12bに対応する部分について
は赤外線R1が照射されないので、この部分のインキ、
トナー等に含有しているカーボン等は加熱されず発熱し
ない。一方、ネガフィルム12の非透光性部材12b以
外に対応する部分については赤外線R2が照射されるの
で、この部分のインキ、トナー等に含有しているカーボ
ン等は加熱され発熱する。
【0047】この結果、サーマルPETフィルム21の
感熱層21bを構成する発色剤が加熱され、加熱された
部分だけが溶融して、無色色素とフェノール化合物等が
混じり合って発色する(図6(c)参照)。従って、サ
ーマルPETフィルム21表面には、光線を透過しない
非透光性部分21cが形成される(図6(c)参照)。
サーマルPETフィルム21の表面には、ネガフィルム
12に焼き付けられた所望の人物画像等のネガ状画像H
に対応したポジ状画像が形成されて、製版用原稿シート
が製造されるのである(図6(c)参照)。
【0048】次に、図3および図7を参照して、サーマ
ルPETフィルム21による製版用原稿シートを使用し
たスタンプ製版方法について説明する。図7(a)は製
版前のスタンプ用基板13の斜視図であり、図7(b)
はスタンプ製版作業における各基材の積層順序等を示す
断面図であり、図7(c)は光線照射時の各基材の断面
図であり、図7(d)は製版後のスタンプ15の断面図
である。
【0049】まず、図3に示すように、ユニット本体3
からトレー2を取り出し、係合部材2cと透明可動蓋2
bの係合部2fとの係合状態を解除して、トレー2の透
明可動蓋2bを開放した状態にする(図2参照)。この
透明可動蓋2bが開放されたトレー2の凹部2d内にス
タンプ用基板13を載置し、透明PETシート14をス
タンプ用基板13上面に積層するとともに、この透明P
ETシート14上面にサーマルPETフィルム21の感
熱層21bを当接して積層する。その後、透明可動蓋2
bを閉塞し係合部材2cを係合部2fに係合させて、サ
ーマルPETフィルム21上面を透明可動蓋2bの押圧
部2eにより押圧する(図3、図7(c)参照)。続い
て、この透明可動蓋2bが閉塞されたトレー2を挿入口
4aからユニット本体3内部に挿入する。トレー2がユ
ニット本体3に完全に挿入されるとスイッチ装置9が作
動してオン状態となり、電源である乾電池8から給電さ
れフラッシュバルブ6が閃光する。
【0050】図7(c)に示すように、フラッシュバル
ブ6が閃光すると、その光成分中の赤外線Rは透明可動
蓋2b、サーマルPETフィルム21の透明シート21
a及び透明PETシート14を通過し、感熱層21bの
上面に照射される。一方、感熱層21bの非透光性部分
21cに照射された赤外線R1は非透光性部分21cに
遮断される。これにより、スタンプ用基板13におい
て、サーマルPETフィルム21の非透光性部分21c
に対応する部分については赤外線R1が照射されないの
で、この部分のカーボン等は発熱することなく、一方、
サーマルPETフィルム21の非透光性部分21c以外
に対応する部分については赤外線R2が照射されるの
で、この部分のカーボン等は発熱する。
【0051】この結果、スタンプ用基板13のサーマル
PETフィルム21に当接する面において、感熱層21
bの非透光性部分21cに対応する部分は、カーボンが
発熱しないことから、連続気泡を有するそのままの状態
のインキ滲出部13aが形成され、一方、非透光性部分
21c以外の対応する部分は、カーボンが発熱すること
によって、その表面が加熱溶融され連続気泡が閉塞され
た非インキ滲出部13bが形成されて、図7(d)に示
すスタンプ15が製造される。
【0052】尚、透明可動蓋2b方向から照射された赤
外線R1により非透光性部分21cが加熱され温度上昇
して発熱する。しかしながら、非透光性部分21cに蓄
積された熱は、非透光性部分21cが透明PETシート
14に当接しているので、透明PETシート14へと伝
熱され放熱される。よって、スタンプ用基板13におい
て、感熱層21bの非透光性部分21cに対応する部分
のカーボン等は発熱しないので、連続気泡を有するその
ままの状態のインキ滲出部13aが形成させることがで
きる。
【0053】次に、図8を参照して、第3実施例の製版
用原稿シートの製造方法について説明する。第3実施例
では、第1実施例で製版用原稿シートとして使用された
フォトクロミックフィルム11に変えて、後述する紫外
線硬化フィルム31を使用する。図8(a)は製版用原
稿シートの製造方法における各基材の積層状態等を示す
断面図であり、図8(b)は光照射時の各基材の積層断
面図であり、図8(c)はポジ状画像が形成された紫外
線硬化フィルム31の断面図である。以下、第1実施例
と同一の部分には同一の番号を付してその説明は省略
し、異なる部分のみを説明する。
【0054】図8(a)に図示されるように、紫外線硬
化フィルム31は、その基材となる透明シート31a
と、その透明シート31aの上面に形成された紫外線硬
化層31bとを備えている。透明シート31aは、PE
T(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂から構
成されており、略均一厚の透明なシート状に形成されて
いる。また、透明シート31aは、前記スタンプ用基板
13の融点(例えば、軟質ポリウレタン系樹脂の場合は
約120℃、軟質ポリオレフィン系樹脂の場合は約70
℃である。)より高い温度で溶融する性質を有してい
る。例えば、PETで構成された透明シート31aの融
点は約230℃である。よって、紫外線硬化フィルム3
1とスタンプ用基板13とを積層して加熱した場合、ス
タンプ用基板13が加熱されて溶融しても、紫外線硬化
フィルム31は溶融することがない。
【0055】紫外線硬化層31bは、透明シート31a
の上面に形成された薄膜であり、紫外線硬化樹脂を透明
シート31aの上面に含浸または塗布することにより略
均一厚に形成されている。この紫外線硬化樹脂は、紫外
線を照射することにより硬化する性質を有している。ま
た、紫外線硬化層31bを構成する紫外線硬化樹脂は、
黒、金、銀、橙、白等の非透光性の着色料が含浸または
塗布されている。
【0056】次に、図3に示すように、ユニット本体3
からトレー2を取り出し、係合部材2cと透明可動蓋2
bの係合部2fとの係合状態を解除して、トレー2の透
明可動蓋2bを開放した状態にする(図2参照)。この
透明可動蓋2bが開放されたトレー2の凹部2d内に紫
外線硬化フィルム31の透明シート31aが下方となる
ように凹部2dの底面に載置する。次に、紫外線硬化フ
ィルム31の紫外線硬化層31bの上面にネガフィルム
12の非透光性部材12b側をに当接して積層する。そ
の後、透明可動蓋2bを閉塞し係合部材2cを係合部2
fに係合させて、ネガフィルム12上面を透明可動蓋2
bの押圧部2eにより押圧する(図3、図8(b)参
照)。続いて、この透明可動蓋2bが閉塞されたトレー
2の透明可動蓋2b側から、太陽または紫外線ランプ等
の光源Lが発光した紫外線UVを含む光線を所定時間照
射する。
【0057】図8(b)に示すように、光源Lが発光し
た紫外線UVを含む光線を照射すると、その光成分中の
紫外線UVは非透光性部材12bが形成されていないフ
ィルム基材12aを通過し、紫外線硬化フィルム31の
紫外線硬化層31bへ照射される。一方、ネガフィルム
12の非透光性部材12bに照射された紫外線UV1は
非透光性部材12bに遮断される。これにより、紫外線
硬化フィルム31の紫外線硬化層31bにおいて、ネガ
フィルム12の非透光性部材12bに対応する部分につ
いては紫外線UV1が照射されないので、この部分の紫
外線硬化樹脂は硬化せず、一方、ネガフィルム12の非
透光性部材12b以外に対応する部分については紫外線
UV2が照射されるので、この部分の紫外線硬化樹脂は
紫外線UV2に反応して硬化される。
【0058】その後、ユニット本体3からトレー2を取
り出し、そのトレー2の凹部2dに載置された紫外線硬
化フィルム31を取り出して、紫外線硬化層31bのう
ち硬化していない紫外線硬化樹脂を、溶剤または水洗に
より紫外線硬化層31bから溶解または除去する(図8
(c)参照)。また、この硬化した紫外線硬化層31b
は着色料により着色されているので、紫外線硬化フィル
ム31表面には光線を透過しない非透光性部分31cが
形成される(図8(c)参照)。その結果、紫外線硬化
フィルム31の表面には、ネガフィルム12に焼き付け
られた所望の人物画像等のネガ状画像Hに対応したポジ
状画像が形成され、製版用原稿シートを製造することが
できる(図8(c)参照)。
【0059】次に、図3および図9を参照して、紫外線
硬化フィルム31を用いた製版用原稿シートを使用した
スタンプ製版方法について説明する。図9(a)は製版
前のスタンプ用基板13の斜視図であり、図9(b)は
スタンプ製版作業における各基材の積層順序等を示す断
面図であり、図9(c)は光線照射時の各基材の断面図
であり、図9(d)は製版後のスタンプ15の断面図で
ある。
【0060】まず、図3に示すように、ユニット本体3
からトレー2を取り出し、係合部材2cと透明可動蓋2
bの係合部2fとの係合状態を解除して、トレー2の透
明可動蓋2bを開放した状態にする(図2参照)。この
透明可動蓋2bが開放されたトレー2の凹部2d内にス
タンプ用基板13を載置し、このスタンプ用基板13上
面に透明PETシート14を積層するとともに、透明P
ETシート14上面に紫外線硬化フィルム31の紫外線
硬化層31bを当接して積層する。その後、透明可動蓋
2bを閉塞し係合部材2cを係合部2fに係合させて、
紫外線硬化フィルム31上面を透明可動蓋2bの押圧部
2eを介して押圧する(図3、図9(c)参照)。続い
て、この透明可動蓋2bが閉塞されたトレー2を挿入口
4aからユニット本体3内部に挿入する。トレー2がユ
ニット本体3に完全に挿入されるとスイッチ装置9が作
動してオン状態となり、電源である乾電池8から給電さ
れフラッシュバルブ6が閃光する。
【0061】図9(c)に示すように、フラッシュバル
ブ6が閃光すると、その光成分中の赤外線Rは、透明可
動蓋2b、紫外線硬化フィルム31の透明シート31a
および透明PETシート14を通過し、紫外線硬化層3
1bの上面に照射される。このとき、紫外線硬化層31
bの非透光性部分31cに照射された赤外線R1は非透
光性部分31cに遮断され、非透光性部分31c以外の
紫外線硬化層31bの部分に照射された赤外線R2は紫
外線硬化層31bを通過する。これにより、スタンプ用
基板13において、紫外線硬化フィルム31の非透光性
部分31cに対応する部分については赤外線R1が照射
されないので、この部分のカーボン等は発熱することな
く、一方、紫外線硬化フィルム31の非透光性部分31
c以外に対応する部分については赤外線R2が照射され
るので、この部分のカーボン等は発熱する。
【0062】この結果、スタンプ用基板13の紫外線硬
化フィルム31に当接する面において、紫外線硬化層3
1bの非透光性部分31cに対応する部分は、カーボン
等が発熱しないことから、連続気泡を有するそのままの
状態のインキ滲出部13aが形成され、一方、非透光性
部分31c以外の対応する部分は、カーボン等が発熱す
ることによって、その表面が加熱溶融され連続気泡が閉
塞された非インキ滲出部13bが形成されて、図9
(d)に示すスタンプ15が製造される。
【0063】尚、紫外線硬化フィルム31の非透光性部
分31cが黒色着色料により着色されている場合、透明
可動蓋2b方向から照射された赤外線R1により非透光
性部分31cが加熱され温度上昇して発熱する。しかし
ながら、紫外線硬化フィルム31とスタンプ用基板13
との間に透明PETシート14を介挿しているので、非
透光性部分21cに蓄積された熱は、非透光性部分21
cが透明PETシート14に当接させることができるの
で、透明PETシート14へと伝熱され放熱させること
ができる。よって、スタンプ用基板13において、紫外
線硬化層31bの非透光性部分31cに対応する部分の
カーボン等は発熱しないので、連続気泡を有するそのま
まの状態のインキ滲出部13aが形成させることができ
る。
【0064】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0065】例えば第1及び第3実施例においてネガフ
ィルム12と製版用原稿シートであるフォトクロミック
フィルム11または紫外線硬化フィルム31とは当接し
て積層された。しかし、ネガフィルムと製版用原稿シー
トとは必ずしも当接される必要はない。例えば、ネガフ
ィルムと製版用原稿シートとの間に透光性を有する素材
を介挿しても良い。即ち、光源からの光線がネガフィル
ムを介して製版用原稿シートに照射されれば良いのであ
る。
【0066】また、各実施例においてスタンプ用基板1
3には、ポリオレフィン系樹脂等の発泡樹脂等が使用さ
れたが、ゴム系の素材を使用しても良い。即ち、スタン
プ用基板は、発泡材料であって多孔性シートに形成した
とき軟質性を有するものであれば良いのである。
【0067】更に、各実施例においてスタンプ用基板1
3および加熱シート22にはカーボン等を分散等させて
含有させた。しかし、スタンプ用基板および加熱シート
に含有させる素材は、例えば、塩化銀または臭化銀等の
高分子物質または光エネルギー吸収物質であっても良
い。即ち、光線の照射により加熱され発熱する物質であ
ればよい。
【0068】
【発明の効果】 本発明の製版用原稿シートの製造方法
によれば、従来の製版用原稿シートのように人物画像部
分と背景画像部分とをそれぞれ別々に分割することな
く、ネガ状画像が焼き付けられたネガフィルムを用いて
ポジ状画像が形成された製版用原稿シートを製造するこ
とができるという効果がある。よって、製版用原稿シー
トおよびスタンプの製造工程を簡素化することができる
という効果がある。
【0069】また、人物画像樹脂板と背景画像樹脂板と
を発泡樹脂板に交互に接触させてスタンプを製造する必
要がないので、スタンプ印面に人物画像部分と背景画像
部分とが重なり合って形成されることがない。よって、
容易に鮮明な印面を有するスタンプを製造することがで
きるという効果がある。このスタンプで捺印すれば、鮮
明な印象が得られる。
【0070】更に、写真用ネガフィルムを使用してポジ
画像を有する製版用原稿シートを製造することができる
ので、PPC複写機を使用した製版用原稿シートの製造
が不要となる。よって、PPC複写機が充分に普及して
いない家庭において、容易に所望の人物像写真等の製版
用原稿シートを製造することができるという効果があ
る。また、写真用ネガフィルムを使用してポジ画像を有
する製版用原稿シートを製造することができるので、製
版用原稿シートの画質および製版されたスタンプによる
印像は鮮明になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明の一実施例である製版用原
稿シートの製造方法により製版用原稿シートを製造し、
その製版用原稿シート及びスタンプ用基板を使用してス
タンプを製版するためのスタンプユニットの上面図であ
り、(b)は(a)の側断面図である。
【図2】 透明可動蓋を開放した状態のトレーの斜視図
である。
【図3】 透明可動蓋を閉塞した状態のトレーと、その
トレーが取り出されたユニット本体との斜視図である。
【図4】 (a)は第1実施例である製版用原稿シート
製造方法における各基材の積層状態等を示す断面図であ
り、(b)は光照射時の各基材の積層断面図であり、
(c)はポジ状画像が形成されたフォトクロミックフィ
ルムの断面図であり、(d)は紫外線の照射を遮断した
後、所定時間経過後のフォトクロミックフィルムの断面
図である。
【図5】 (a)は製版前のスタンプ用基板の斜視図で
あり、(b)はフォトクロミックフィルムによる製版用
原稿シートを用いたスタンプ製版作業における各基材の
積層順序等を示す断面図であり、(c)は光線照射時の
各基材の断面図であり、(d)は製版後のスタンプの断
面図である。
【図6】 (a)は第2実施例である製版用原稿シート
製造方法における各基材の積層順序等を示す断面図であ
り、(b)は光照射時の各基材の積層断面図であり、
(c)はポジ状画像が形成されたサーマルPETフィル
ムの断面図である。
【図7】 (a)は製版前のスタンプ用基板の斜視図で
あり、(b)はサーマルPETフィルムによる製版用原
稿シートを用いたスタンプ製版作業における各基材の積
層順序等を示す断面図であり、(c)は光線照射時の各
基材の断面図であり、(d)は製版後のスタンプの断面
図である。
【図8】 (a)は第3実施例である製版用原稿シート
製造方法における各基材の積層順序等を示す断面図であ
り、(b)は光照射時の各基材の積層断面図であり、
(c)はポジ状画像が形成された紫外線硬化フィルムの
断面図である。
【図9】 (a)は製版前のスタンプ用基板の斜視図で
あり、(b)は紫外線硬化フィルムによる製版用原稿シ
ートを用いたスタンプ製版作業における各基材の積層順
序等を示す断面図であり、(c)は光線照射時の各基材
の断面図であり、(d)は製版後のスタンプの断面図で
ある。
【符号の説明】
11 フォトクロミックフィ
ルム(製版用原稿シート) 12 ネガフィルム 11a,21a,31a 透明シート(透光性シ
ート) 11b フォトクロミック層
(感光性発色層) 21 サーマルPETフィル
ム(製版用原稿シート) 21b 感熱層(感熱性発色
層) 22 加熱シート(発熱シー
ト) 31 紫外線硬化フィルム
(製版用原稿シート) 31b 紫外線硬化層(感光性
硬化層) H ネガ状画像 R,R1,R2 赤外線(光線) UV,UV1,UV2 紫外線(光線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 浩司 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線に反応して発色する感光性発色物質
    から構成された感光性発色層が形成されている透光性シ
    ートの表面に、ネガ状画像が焼き付けられたネガフィル
    ムを積層する第1工程と、 その第1工程の後、前記ネガフィルム側から前記光線を
    照射し、前記ネガ状画像を透過した光線により前記感光
    性発色層を発色させて、前記透光性シート表面にポジ状
    画像を形成する第2工程とを備えたことを特徴とする製
    版用原稿シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記光線には紫外線を使用し、前記感光
    性発色物質にはフォトクロミック塗料を使用することを
    特徴とする請求項1記載の製版用原稿シートの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 熱に反応して発色する感熱性発色物質か
    ら構成された感熱性発色層が形成されている透光性シー
    トの表面と、ネガ状画像が焼き付けられたネガフィルム
    との間に、光線を照射することにより温度上昇する発熱
    材を備えた発熱シートを介挿して積層する第1工程と、 その第1工程の後、前記ネガフィルム側から前記光線を
    照射し、前記ネガ状画像を透過した光線により前記発熱
    シートを加熱し、その発熱シートの加熱部分に当接する
    前記感熱性発色層を発色させて、前記透光性シート表面
    にポジ状画像を形成する第2工程とを備えたことを特徴
    とする製版用原稿シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 光線に反応して硬化するとともに、その
    硬化後において非透光性を有する感光性硬化物質から構
    成された感光性硬化層が形成されている透光性シートの
    表面に、ネガ状画像が焼き付けられたネガフィルムを積
    層する第1工程と、 その第1工程の後、前記ネガフィルム側から前記光線を
    照射し、前記ネガ状画像を透過した光線により前記感光
    性硬化層を硬化させて、前記透光性シート表面にポジ状
    画像を形成する第2工程とを備えたことを特徴とする製
    版用原稿シートの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2工程は、前記感光性硬化層のう
    ち前記光線により硬化されていない部分の感光性硬化物
    質を除去する除去工程を備えたことを特徴とする請求項
    4記載の製版用原稿シートの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記光線には紫外線を使用し、前記感光
    性硬化物質には着色した紫外線硬化樹脂を使用すること
    を特徴とする請求項4または5に記載の製版用原稿シー
    トの製造方法。
JP9078599A 1997-03-28 1997-03-28 製版用原稿シートの製造方法 Pending JPH10272750A (ja)

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