JPH046803B2 - - Google Patents

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JPH046803B2
JPH046803B2 JP27089786A JP27089786A JPH046803B2 JP H046803 B2 JPH046803 B2 JP H046803B2 JP 27089786 A JP27089786 A JP 27089786A JP 27089786 A JP27089786 A JP 27089786A JP H046803 B2 JPH046803 B2 JP H046803B2
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JP
Japan
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roadbed
wooden
holes
wooden block
base
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JP27089786A
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JPS63125702A (ja
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Tomiji Koyama
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、車両の走行に伴う粉塵の発生や騒
音の発生を防止することが可能な道路用路盤材に
関するものである。
<従来の技術> 周知のように舗装道路は、石灰石粉、砕石、
砂、それにアスフアルト等を混合して適当な厚さ
に敷設し、ローラー等によつて平坦にしたもので
ある。
そして、積雪地帯、寒冷地帯では、冬期には上
記したような舗装道路の路面は凍結してしまうこ
とがたびたび起るので、スリツプ事故の発生を防
止するため、車両のタイヤチエーンを巻き付けた
り、或いは普通タイヤをスパイクタイヤに交換し
て、滑り止めを図つている。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、このようなチエーンなりスパイ
クタイヤなりは、雪がない道路を走行すると摩擦
等によつて路面を削り取り、路面に凹凸が生じて
ハンドルを取られる等の事故の発生する危険性が
高くなり、また削り取られたアスフアルト等の粉
末、或いはチエーンやスパイクタイヤの鉄粉が粉
塵となつてしまつて、新たな公害の原因となり大
きな社会問題となつていた。
<問題を解決するための手段> 本発明は上記した従来の問題点を解消するべく
発明された道路用路盤材であつて、高さの途中に
十字状の通孔を形成し、下部には上部に比して小
形な嵌入部を垂下連設した木質ブロツクを、各木
質ブロツクの通孔が連通するようにして前後方向
及び左右方向に並設し、連通する各木質ブロツク
の通孔に結束材を一連に挿通して結束材の端部を
木質ブロツクの側面で止着した上部路盤と、上記
上部路盤の嵌入部が個々に嵌入する嵌入孔を設け
たコンクリート製の下部路盤とからなることを特
徴とする。又、高さの途中に十字状の通孔を形成
した木質ブロツクを、各木質ブロツクの通孔が連
通し、且つ隣合う各木質ブロツク間に上下方向に
沿う間〓が形成されるようにして前後方向及び左
右方向に並設し、連通する各木質ブロツクの通孔
に結束材を一連に挿通して結束材の端部を木質ブ
ロツクの側面で止着した上部路盤と、上記上部路
盤の間〓と一致する位置に縦方向の孔を開設した
コンクリート製の下部路盤と、連続する上部路盤
の間〓と下部路盤の孔に突入し、上部路盤と下部
路盤とを一体化させる止着材とからなることを特
徴とする。
<実施例> 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
先ず、第1図乃至第7図に示す第1発明におい
て、道路用路盤材1は、多数の木質ブロツク3を
パネル状に結束した上部路盤2と、この上部路盤
の下部を支持する下部路盤10とから構成され
る。木質ブロツク3は、丸太を所定長さに輪切り
にしたもの、角材を横切りしたもの等である。
この木質ブロツク3の高さの途中やや上部に、
十字状の通孔4を形成するが、この二本の通孔4
は同一高さであつて中央で連通するのではなく、
一方の通孔4に対して他方の通孔4は通孔の径だ
け下方に位置する。そして、木質ブロツク3の周
面にU字溝5を周設するが、上記した両通孔4の
開口端はこのU字溝5内に位置する。
また、木質ブロツク3の下部に嵌入部7を垂下
連設するが、この嵌入部7は、木質ブロツク3が
丸太の場合には上部の直径よりも小さい直径を有
し、木質ブロツク3が角材の場合には一辺の長さ
が上部の一辺の長さよりも小さい値に設定してお
り、更に角材による木質ブロツク3の場合には、
上部の角部に長さ方向に沿つて切欠6を設けてお
く。
木質ブロツク3は、木材であるため、腐蝕及び
摩耗に対処しなければならず、必要に応じて人畜
に害のない腐蝕防止剤、硬化剤を適宜塗布するな
り含浸させれば良い。
このような構成の木質ブロツク3を、各木質ブ
ロツク3の通孔4が連通するようにして前後方向
及び左右方向に並設し、連通する各木質ブロツク
3の通孔4に鋼材等による結束材8を一連に挿通
し、更に結束材8の端部を木質ブロツク3の側面
で止着して上部路盤2を構成するのである。
この止着手段は、例えば、一方端に止金9を溶
接した結束材8の他方端を、並設する各木質ブロ
ツク3の通孔4に順次挿通し、所定の引張力を加
えて各木質ブロツク3を相互に圧着させた状態に
し、この状態を維持したまま前記他方端に同様の
止金9を溶接するものである。
結束材8の両端の止金9は、従つて木質ブロツ
ク3の通孔4の開口端に位置してU字溝5内に納
まることになり、上記の如く各木質ブロツク3を
結束材8を介して止着することにより構成される
上部路盤2の端面に止金9が突出することはな
く、複数の上部路盤2を並設した場合に、止金9
が邪魔にならない。
上記したようにU字溝5は止金9や結束材8の
先端部分を納めるだけであるから、U字溝5を木
質ブロツク3の全周にわたつて設ける必要はな
く、止金9が木質ブロツク3の側面から外方に突
出しないように位置できる限り、単なる凹部形状
であつても良い。またU字溝5は、上部路盤2の
端部に位置する木質ブロツク3のみに形成すれば
良いことになる。但し実際には、木質ブロツク3
を製作するに際して、同一工程で同一物を成形加
工した方が製造時及び組立時に効率が良い。
また、結束材8は木質ブロツク3の縦横に十字
状に挿通されるものであるから、二本の通孔4を
相互に連通しないようにするものである。
次に、上部路盤2の下部を支持する下部路盤1
0はコンクリート製であつて、上記した木質ブロ
ツク3の下部である嵌入部7が個々に嵌入する嵌
入孔11を設けたものであり、従つて嵌入孔11
は木質ブロツク3の形状である丸太或いは角材に
対応した形状となり、また、隣合う嵌入孔11間
には隔壁12が形成され、この隔壁12を含めた
全体に鉄筋13を縦横に配置する。
また、各嵌入孔11の底部に上下方向に排水孔
14を設けると共に、この排水孔14に向かつて
排水溝15を刻設し、更に、下部路盤10の角部
に例えば鋼材製のフツク16を突設する。
従つて、上部路盤2の木質ブロツク3の嵌入部
7を下部路盤10の嵌入孔11に個々に嵌入する
ことによつて上部路盤2と下部路盤10とは一体
となり、道路用路盤材1を構成する。
上部路盤2は、各木質ブロツク3に結束材8を
縦横に挿通し、且つ止金9によつて硬固と止着
し、しかも嵌入部7が嵌入孔11に嵌入している
ので、各木質ブロツク3が相互に位置ずれしたり
することはなく、一枚の路盤材として取り扱うこ
とができ、運搬或いは敷設に際して極めて便利で
ある。
本発明の道路用路盤材1は、既設のアスフアル
ト路面上に路盤を整地してその上に敷設するもの
であり、この敷設によつて実質的に路面が高くな
ると不都合が生じるとか、他に事情のある場合に
は、アスフアルトのみを剥離して砕石、砂部分を
整地し、その上に敷設しても良い。この場合、下
部路盤10のみを予め路面に敷設するのである
が、この際に、各下部路盤10相互の連結は上記
したフツク16を介して行い、連結後にこの間隙
部分にコンクリートを打設することになる。
また、上部路盤2は木質であるので、車両の走
行によつてアスフアルト、砕石等の粉末が発生す
ることはなく、仮にチエーンやスパイクタイヤを
使用してもチエーンやスパイクタイヤが摩耗する
量は極めて少ないので、鉄粉が粉塵となすてしま
う虞れはない。
そして、木質であるため或る程度の使用によつ
て寿命となることは避けられないところである
が、この場合にも、上部路盤2を下部路盤10か
ら取り外して交換すれば良いだけであり、極めて
簡単なものとなり、上部路盤2は下部路盤10に
よつて支持されているので損傷しにくく、充分な
強度を確保させることができる。特に、上部路盤
2に加えられる車両の重量の負荷が直接影響する
と思われる下部路盤10の隔壁12部分にも鉄筋
13を配置しているので、下部路盤10自体の強
度も確保されている。
更には、各木質ブロツク3により上部路盤2と
して組み立てた場合、丸太状の木質ブロツク3で
は、隣合う各木質ブロツク3間に上下方向に沿つ
て間隙6aを形成することができ、降雨、積雪の
際の水をこの間隙6aから速やかに排水すること
ができるので、水溜りの生ずることがなく、通行
人に泥水をはね返させることもない。この間隙6
aは、木質ブロツク3が角材である場合には、前
記した切欠6によつて形成することができる。
そして、この間隙6aから排水された水は、下
部路盤10の嵌入孔11内から排水溝15を通つ
て排水孔14に流れ、地中に処理されることにな
るので、滞留して木質ブロツク3や下部路盤10
を腐蝕させる等の問題を残すことはない。
本発明の道路用路盤材1は、特に粉塵或いは騒
音による影響の大きい市街地に敷設するのが望ま
しいが、車道にのみ用途があるものではなく、歩
道用としても使用することも可能であり、但し靴
のヒールが間隙6aに入り込まないようにするた
めの対処が必要であるため、具体的には、この間
隙6aをごく小さいものにしなければならない。
第8図、第9図は第2発明の実施例を示すもの
で、この実施例における道路用路盤材1は木質ブ
ロツク3を前後方向及び左右方向に並設して結束
材8で止着した上部路盤2の下面に鉄筋コンクリ
ートからなる厚肉板状の下部路盤10を重合させ
たものである。このようにして成る道路用路盤材
1により道路の路面を構成するには、下部路盤1
0に上部路盤2の間隙6aと一致する縦方向の透
孔10aを開設し、道路の基礎地盤面上に道路用
路盤材1を敷設状に載置したら、連続する間隙6
aと透孔10aとに上から釘等の止着材17を通
し、該止着材17の下方を基礎地盤中に打ち込
む。
従つて、上部路盤2と下部路盤10とは止着材
17により一体状となり、効果的な道路面を構成
することができる。
なお、第8図と第9図の実施例において、特に
説明していない符号は前記第1発明の実施例の同
一符号と同一の構成であるから説明を省略する。
以上本発明を図面の実施例について説明した
が、本発明は上記した実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更し
ない限りどのようにでも実施することができる。
<発明の効果> 以上要するに本発明によれば、上部路盤は木質
であるので車両の頻繁な走行によつても粉塵が発
生することはなく、吸音効果があるので騒音を防
止することが可能であり、加工、製作が容易であ
るばかりでなく、運搬、敷設が容易であり、材料
費も廉価となり、また、上部路盤はコンクリート
製の下部路盤によつて支持されているので損傷し
にくく、充分な強度を確保させることができる
等、多くの優れた作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は第1発明の一実施例を示す
もので、第1図は道路用路盤材の斜視図、第2図
は同上の一部を切欠いた正面図、第3図は同上の
平面図、第4図は木質ブロツクの一部を切欠いた
正面図、第5図は同上の平面図、第6図は上部路
盤の一部を切欠いた正面図、第7図は下部路盤の
一部を切欠いた正面図であり、第8図は第2発明
の一実施例を示す斜視図、第9図は同上の一部を
切欠いた正面図である。 1は道路用路盤材、2は上部路盤、3は木質ブ
ロツク、4は通孔、6aは間〓、7は嵌入部、8
は結束材、10は下部路盤、10aは透孔、11
は嵌入孔、17は止着材である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高さの途中に十字状の通孔を形成し、下部に
    は上部に比して小形な嵌入部を垂下連設した木質
    ブロツクを、各木質ブロツクの通孔が連通するよ
    うにして前後方向及び左右方向に並設し、連通す
    る各木質ブロツクの通孔に結束材を一連に挿通し
    て結束材の端部を木質ブロツクの側面で止着した
    上部路盤と、上記上部路盤の嵌入部が個々に嵌入
    する嵌入孔を設けたコンクリート製の下部路盤と
    からなる道路用路盤材。 2 高さの途中に十字状の通孔を形成した木質ブ
    ロツクを、各木質ブロツクの通孔が連通し、且つ
    隣合う各木質ブロツク間に上下方向に沿う間〓が
    形成されるようにして前後方向及び左右方向に並
    設し、連通する各木質ブロツクの通孔に結束材を
    一連に挿通して結束材の端部を木質ブロツクの側
    面で止着した上部路盤と、上記上部路盤の間〓と
    一致する位置に縦方向の孔を開設したコンクリー
    ト製の下部路盤と、連続する上部路盤の間〓と下
    部路盤の孔に突入し、上部路盤と下部路盤とを一
    体化させる止着材とからなる道路用路盤材。
JP27089786A 1986-11-15 1986-11-15 道路用路盤材 Granted JPS63125702A (ja)

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JPH02128002A (ja) * 1988-11-09 1990-05-16 Yamatomi Sangyo Kk 道路用路盤材
JP2557272Y2 (ja) * 1992-08-13 1997-12-10 松下電工株式会社 舗装床材の取り付け構造

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