JPH08120603A - 道路用コンクリートブロック - Google Patents

道路用コンクリートブロック

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Publication number
JPH08120603A
JPH08120603A JP27972394A JP27972394A JPH08120603A JP H08120603 A JPH08120603 A JP H08120603A JP 27972394 A JP27972394 A JP 27972394A JP 27972394 A JP27972394 A JP 27972394A JP H08120603 A JPH08120603 A JP H08120603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side surfaces
block
block main
concrete
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27972394A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Koyama
実 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMATOMI SANGYO KK
Original Assignee
YAMATOMI SANGYO KK
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Publication date
Application filed by YAMATOMI SANGYO KK filed Critical YAMATOMI SANGYO KK
Priority to JP27972394A priority Critical patent/JPH08120603A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリートで成形することによりきわめて
強度に富んで、道路表面の摩耗を極力抑え、走行による
表面の凹凸形成を防止し、雨水等を確実に排し、夜間や
雨天時の視認を確保できるようにしたことにある。 【構成】 少なくとも一対の平行な平坦状側面8を有す
るブロック本体7の平行な平坦状側面8の夫々に、横溝
9を左右方向に沿って設けるとともに、各側面に複数の
縦溝10を上下方向に沿って設け、縦溝10を、上部の
面積より下部の面積を広くし、またブロック本体7の隅
部に、上下方向に沿って隅取りテーパー面11を形成
し、またブロック本体7の下端周面に、左右方向に沿っ
て面取りテーパー面12を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車道や歩道、その他の
路面に敷き詰められる道路用コンクリートブロックに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の道路は、その殆どがアスファルト
舗装またはコンクリート舗装であり、その施工の簡便性
等よりして広く採用されている。また、雨水等を地中に
浸透させるために、透水性コンクリートで舗装した路面
も多々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アスフ
ァルト舗装は、比較的軟質であるために摩耗が激しく、
熱に弱いために、車両の重量等によりタイヤ跡が形成さ
れて表面にわだちが形成されてしまう。そして、路面に
わだちが形成されると、このわだちにより走行中の車両
のハンドルが取られる虞れがあって極めて危険であり、
窪みに雨水が溜ったりするとスリップの原因となり、更
には走行中にこの雨水を歩行者や後続の車両に跳ね上げ
る問題がある。
【0004】また、アスファルト舗装は、表面が黒色で
あるために夜間や雨天時には車両の通行に際してはライ
トの光が吸収されてしまい、前方の視認がしにくくなっ
て事故の危険性が多くあった。
【0005】更に、コンクリート舗装であっても定期的
に保守管理が必要であるし、透水性コンクリートで路面
を構成すると、その路面は、連続する微細な空隙が形成
されているので、土砂や塵埃等で目詰まりが発生しやす
く、長期間経過すると雨水の浸透機能がきわめて低下す
る。したがって、きわめて強度が高くて、しかも目詰ま
りしないで雨水を地中に浸透させる路面が要望されてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の欠点を解消し、また従来からの要望に対処するために
提案されたもので、少なくとも一対の平行な平坦状側面
を有するコンクリートのブロック本体の前記平坦状側面
の夫々に、横溝を左右方向に沿って設けるとともに、一
部の側面若しくは全部の側面に複数の縦溝を上下方向に
沿って設け、前記縦溝を上部より下部を幅広にしたこと
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明は上述した構成であるから、強度が高い
コンクリートのブロック本体を道路面に敷き詰めて敷設
することにより、車両の走行に伴う表面のわだちの形成
を確実に防止することができ、表面に溜る雨水等は、複
数の縦溝部分から地中に排出することができる。そし
て、表面の摩擦係数が大きいため、タイヤが滑りにくく
なっており、スリップの未然防止が達成される。また、
ブロック本体の側面に形成した縦溝によって、路面の雨
水を地中に浸透させることができ、しかも縦溝を上部よ
り下部を幅広にしたので、土砂等の固形物を含む雨水等
が前記縦溝を通過しても、固形物は縦溝に留まらないで
ブロック本体の下側にまで流下して、目詰まりさせるこ
とがない。
【0008】そして、ブロック本体の平行な平坦状側面
の夫々には左右方向に沿って横溝が設けられているの
で、敷設施工に際しては、例えばブロック本体を搬送す
るためのフォークリフトの左右一対のフォーク片を前記
横溝に側方から挿入して左右から挟持しながら持ち上
げ、搬送することが可能となり、所定箇所にブロック体
を設置したならばこのフォーク片を後ろ側に抜くことが
できるので、極めて施工が簡単となる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4は、一般的な道路の断層構造を示すもので、
歩道1に縁石2を介して連続する車道3は、最下層に路
床4、前記路床4の上位に砂による下層路盤5、その上
位に砕石による上層路盤6が配され、この上層路盤6の
上に本発明にかかる道路用コンクリートブロックが敷設
される。
【0010】比較的大型の本発明のコンクリートのブロ
ック本体7は、図1ないし図4の第1実施例では平面視
正方形状であり、少なくとも一対の平行な平坦状側面
8、8を有し、この平行な平坦状側面8の夫々には、高
さの途中に左右方向に沿って横溝9が設けられている。
本発明の第1実施例では、一対の平坦状側面8に対する
他の対向する側面も平坦状であるが、横溝9が形成され
ていない。
【0011】前記横溝9は、敷設施工に際して例えばフ
ォークリフトの左右一対のフォーク片等、搬送用器具を
側方から挿入し、ブロック本体7を左右から挟持して上
下動したり横方向に搬送するための部分を提供するもの
であるから、フォーク片等が確実に挿入され、しかもブ
ロック本体7の重量を充分に支えて持ち上げることがで
きる程度に溝幅、溝の深さ、強度が備えられていなけれ
ばならない。
【0012】前記のブロック本体7の平行な平坦状側面
8を含む一部若しくは全部の側面には、複数の縦溝10
が上下方向に沿って設けられ、この縦溝10の溝幅は、
少なくとも上部を狭く、下部を広くした構成となってい
る。しかし、縦溝10の深さを、上部を浅くして下部を
深くしてもよい。いずれにしても、縦溝10は、横断面
において上部が狭く、下部が広くなっている。
【0013】この縦溝10は、ブロック本体7を密接状
に敷設した場合、隣合うブロック本体7のこの縦溝10
によって、路面上の雨水等を通過させて確実に地中に浸
透するためのものであるが、土砂、泥、塵埃等の固形物
が上層路盤6より下側に流入してしまうことによる目詰
まりを防止して、速やかにこの固形物も地中に流入でき
るように、縦溝10の断面積を、上部より下部を広くし
たものである。
【0014】また、ブロック本体7の各隅部には、上下
方向に沿って隅取りテーパー面11が形成されている。
このテーパー面11は、敷設施工時の損傷を少なくする
ためのものばかりでなく、敷設後に隣合うブロック本体
7との間で、上下方向の排水部分を形成することにもな
る。
【0015】そして、前記ブロック本体7の下端周面に
は、左右方向に沿って面取りテーパー面12が削切形成
され、敷設した際に、下面周端部に多少の間隙が形成さ
れるようになっている。
【0016】即ち、ブロック本体7の敷設作業は、前述
したようにフォークリフトの一対のフォーク片を横溝9
に側方から挿入して、ブロック本体7を左右から挟持し
て持ち上げて行うのであるが、ブロック本体7を敷設す
るその下位には、前述したように砕石による上層路盤6
が配されている。
【0017】したがって、フォークリフト等によりブロ
ック本体7を所定箇所に設置して、隣合うブロック本体
7同士を隣接させるようにして左右に位置ずれさせよう
とすると、ブロック本体7の下位の上層路盤6の砕石
が、隣合うブロック本体7の間に挾み込まれてしまう。
【0018】このように隣合うブロック本体7の間に砕
石が挾み込まれてしまうと、隣合うブロック本体7同士
が確実に隣接しない問題が生じることになるため、上述
した面取りテーパー面12をブロック本体7の下端周面
に形成し、密接状に敷設した場合に、上層路盤6の砕石
がこの面取りテーパー面12によって形成される多少の
間隙に位置する。したがって、隣り合うブロック本体7
を簡単に、密接状に敷設することができる。
【0019】図1ないし図4の図示実施例では、ブロッ
ク本体7を平面視正方形状にし、図3に示すように各ブ
ロック本体7を千鳥状に配列するものであるが、ブロッ
ク本体7自体の形状はこれに限定されるものではなく、
例えば図5ないし図7、或いは更に他の形態として図8
に示すようなものであっても良い。
【0020】即ち、図5ないし図7のブロック本体7
は、一対のフォーク片により左右から挟持して持ち上げ
ることができるように、少なくとも一対の平行な平坦状
側面8を有してはいるが、他の一対の側面は緩やかな波
状の屈曲面で、密接状に敷設したときの路面の外観体裁
を良いものにしている。
【0021】また、図8の実施例では、同様にブロック
本体7の一対の平行な平坦状側面8に対し、他の一対の
側面は角ばった波状の屈曲面としている。ブロック本体
の他の対向する側面の形状は、道路の種類や使用用途に
よって適宜に選択すればよい。
【0022】以上、本発明を図面の実施例に基づいて説
明したが、本発明は上記した実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限り
どのようにでも実施することができる。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明は、ブロック本体を
道路に敷き詰めることにより、車両の走行に伴う表面の
凹凸の形成を極力防止することができ、表面に溜る雨水
等を縦溝により地中に排出することができるため、水跳
ねやスリップを未然に防止することができる。しかも、
前記縦溝は上部の面積より下部の面積が大きいので、雨
水とともに土砂や塵埃等が流入しても、詰まることがな
いばかりでなく、地中にまで流下させるのである。
【0024】また、コンクリートで工場で成形すること
によりきわめて強度に富むために摩滅しないし、表面の
摩擦係数が著しく大きいため、タイヤが滑りにくく、し
かも走行する車両のスリップを極力抑止することができ
るし、コンクリートにより黒色でないために夜間の走行
に際しても走行しやすい。
【0025】更には、敷設施工に際しては、例えばフォ
ークリフトの一対のフォーク片等の器具により、ブロッ
ク本体を確実且つ簡単に左右から挟持して上下動させた
り搬送することが可能となり、特に隣り合うブロック本
体を密接状に敷設する場合でも、ブロック本体を密接さ
せた後に引き抜くことができ、きわめて敷設施工が簡単
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】図1の一部断面正面図である。
【図3】図1の敷設状態の平面図である。
【図4】道路の断層斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図6】図5の一部断面正面図である。
【図7】図5の敷設状態の平面図である。
【図8】本発明の第3実施例の敷設状態の平面図であ
る。
【符号の説明】
7 ブロック本体 8 平坦状側面 9 横溝 10 縦溝 11 隅取りテーパー面 12 面取りテーパー面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対の平行な平坦状側面を有
    するコンクリートのブロック本体の前記平坦状側面の夫
    々に、横溝を左右方向に沿って設けるとともに、一部若
    しくは全部の側面に複数の縦溝を上下方向に沿って設
    け、前記縦溝を上部より下部を幅広にしたことを特徴と
    する道路用コンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 ブロック本体の各隅部に、上下方向に沿
    って隅取りテーパー面を形成してなる請求項1に記載の
    道路用コンクリートブロック。
JP27972394A 1994-10-20 1994-10-20 道路用コンクリートブロック Pending JPH08120603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27972394A JPH08120603A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 道路用コンクリートブロック

Applications Claiming Priority (1)

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JP27972394A JPH08120603A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 道路用コンクリートブロック

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Publication Number Publication Date
JPH08120603A true JPH08120603A (ja) 1996-05-14

Family

ID=17614986

Family Applications (1)

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JP27972394A Pending JPH08120603A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 道路用コンクリートブロック

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JP (1) JPH08120603A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101034556B1 (ko) * 2010-11-16 2011-05-12 (주)거리엔 투수기능을 갖는 블럭 보호틀
JP2021116593A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 矢木コーポレーション株式会社 敷ブロック
JP2023012555A (ja) * 2020-01-27 2023-01-25 矢木コーポレーション株式会社 敷ブロック

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101034556B1 (ko) * 2010-11-16 2011-05-12 (주)거리엔 투수기능을 갖는 블럭 보호틀
JP2021116593A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 矢木コーポレーション株式会社 敷ブロック
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