JPH0312831Y2 - - Google Patents

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JPH0312831Y2
JPH0312831Y2 JP8205884U JP8205884U JPH0312831Y2 JP H0312831 Y2 JPH0312831 Y2 JP H0312831Y2 JP 8205884 U JP8205884 U JP 8205884U JP 8205884 U JP8205884 U JP 8205884U JP H0312831 Y2 JPH0312831 Y2 JP H0312831Y2
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JP
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manhole
asphalt
inner ring
synthetic resin
upper cover
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はアスフアルト舗装道路に埋設するマン
ホールに関し、特に降雪寒冷地の車道に設置して
好適なアスフアルト舗装道路用マンホールに関す
る。
(従来の技術) 近年、降雪寒冷地における道路のうち主要な道
路は、社会資本の充実に伴ってそのほとんどがア
スフアルト舗装道路に整備されているが、同時に
下水道の普及に伴って下水用のマンホールが埋設
されている。従来のマンホールは第6図及び第7
図に示すように、上端面1Aの内側に上蓋嵌合凹
部1Bが形成された鋳鋼製の筒体からなり、地中
に立設されるマンホール用筒体の上端側にアスフ
アルト舗装道路Aの路面Bより凹陥した状態で埋
設されるマンホール枠体1と、厚さ方向に開口す
る複数の円筒状水抜き穴2A、2A、・・・を有
する鋳鋼製の板体からなり、前記マンホール枠体
1の上蓋嵌合凹部1B内に嵌脱可能に嵌合される
上蓋2とから大略構成されている。
ところで、アスフアルト舗装道路Aはコンクリ
ート舗装道路と比較すると耐摩耗性に劣ってお
り、近年の自動車の増大に伴ってアスフアルト舗
装路面Bの摩耗が著しい。
殊に、降雪寒冷地における冬期(12〜3月)に
は、自動車が所謂スパイクタイヤ或はタイヤチエ
ーンを装着するため、アスフアルト舗装路面Bは
短期間で摩耗してしまう。このため、第6図中鎖
線で示すように、アスフアルト舗装路面Bが摩耗
により下り、マンホール枠体1及び上蓋2が該路
面Bから逆に突出した状態になつてしまう。
このため、路面Bから突出するマンホールは車
両、歩行者の交通安全の支障になるという問題が
生じる。また、除雪車が除雪作業を行う際に排雪
板の刃先がマンホールに引掛る事故を招いてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 叙上の不都合を解消するため、従来例えば第7
図に示すように、道路管理者がマンホールの周囲
にアスフアルトの突堤Cを形成する方法、或は第
8図に示すように、アスフアルト舗装工事の際に
路面Bの摩耗を見越してマンホールの上面よりも
アスフアルト舗装路面Bを高く施工する方法、更
には第9図に示すように、アスフアルト舗装路面
Bよりも低いマンホールの上蓋2上に一定の厚さ
の硬質ゴム製プレートDを複数枚重ねてボルトE
により固定し、舗装路面Bの摩耗度合いに応じて
該プレートDを取り外す方法等が試みられてい
る。しかしながら、上述したいずれの方法にも次
のような欠点がある。まず、マンホールの周囲に
アスフアルトの突提Cを形成する方法及びマンホ
ールの上面よりもアスフアルト舗装路面Bを高く
施工する方法にあっては、路面Bとマンホールと
の間に段差が形成されることになる。このため、
車両のタイヤがこの段差に落ち込んだ場合、搭乗
車が衝撃を受けて不快感を受けたり、場合によつ
てはハンドルを取られる危険性もあるし、騒音の
原因にもなる。
また、上蓋2上に複数枚のプレートDをボルト
Eを介して固定する方法にあつては、ボルトEの
頭に排雪板が引掛り、上蓋2が持ち上がったり或
いはボルトEが折損する恐れがある。この恐れを
回避するためには舗装路面BよりもボルトEの頭
を低い状態する必要があるが、かくしては舗装路
面Bと最上段のプレートDとに段差が生じること
になり、前述の場合と同様の不快感、危険性を招
くことになる。
本考案は上述した従来技術の欠点、問題点に艦
みてなされたもので、アスフアルト舗装路面の摩
耗に拘らず当該路面と同じ高さを維持できるよう
にしたアスフアルト舗装道路用マンホールを提供
するものである。
(課題を解決するための手段) 上述した課題を解決するために構成された本考
案の手段の特徴は、マンホール枠体の上端面上に
はアスフアルト舗装路面に嵌合状態となる合成樹
脂製外リングを載置し、該外リングと嵌脱可能な
合成樹脂製内リングを上蓋の上面外周側に係止す
ると共に、該上蓋の水抜き穴には該内リングの上
端面と同一面を形成するように合成樹脂製パイプ
を挿着し、かつ、該上蓋の上面には該パイプ、内
リング及び外リングの上端面と同一面を形成する
ようにアスフアルト層を設ける構成としたことに
ある。
(作用) このような構成によれば、上蓋上に設けたアス
フアルト層及び合成樹脂製の外リング、内リン
グ、パイプがアスフアルト舗装路面と同じ程度で
摩耗する結果、舗装路面とマンホールとの間に段
差が生じない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図ないし第5図を
参照しつつ説明する。
図において、11はマンホールを構成する円筒
状のマンホール枠体で、該マンホール枠体11は
上端面11Aの内側に上蓋嵌合凹部11Bが形成
されており、従来のマンホール枠体1と同様に地
中に立設された筒体上端に固着されている。12
は前記マンホール枠体11の上端面11Aに載置
され、アスファルト舗装によつてマンホール枠体
11上に固定される外リングで、該外リング12
は例えばABS樹脂等の合成樹脂によつて形成さ
れている。
一方、13は前記マンホール枠体11の上蓋嵌
合凹部11B内に嵌脱可能に嵌合される鋳鋼製の
上蓋で、該上蓋13には上面外周側に環状突条1
3Aが形成されると共に、該環状突条13Aの内
側に位置して厚さ方向に開口し、内周面の軸方向
途中に段部を有する円筒状の水抜き穴13Bが複
数形成されている。
14は前記環状突状13Aに嵌合することによ
り上蓋13上に固定された内リングで、該内リン
グ14は外リング12と同様のABS樹脂等の合
成樹脂によつて該外リング12と同じ高さに、か
つ、外リング12内に約2〜3mmの〓間を存し
て嵌合できる外径に成形されている。
更に、15、15、・・・は上蓋13の各水抜
き穴13Bに挿入され、段部に支持されたパイプ
で、該各パイプ15は例えば、ABS樹脂、塩化
ビニル等の合成樹脂によつて成形されており、そ
の軸方向長さは水抜き穴13Bに挿嵌したときに
上端が外リング12及び内リング14の上端と同
一面を形成するように設定してある。
16は内リング14及びパイプ15を取着して
ある上蓋13の上面上に形成されたアスファルト
層で、該アスフアルト層16の上面16Aは外リ
ング12、内リング14及びパイプ15の上端と
同一面に形成してある。
本実施例は叙上の如く構成されるが、次にその
作用について説明する。
道路にアスフアルト舗装を施工する際、まずマ
ンホール枠体11の上端面11A上に外リング1
2を載置し、その上端と路面Bが同一面を形成す
るように外リング12の外周側にアスフアルト
B′を充填して固化する。これにより、外リング
12はマンホール枠体11上に固定される。
一方、マンホール枠材11の上蓋嵌合凹部11
B内に嵌合した上蓋13には内リング14及びパ
イプ15を取着した後、上蓋13上に内リング1
4及びパイプ15の上端に達するまでアスフアル
トB′を充填し、表面16Aを均して固化するこ
とにより、アスフアルト層16を形成する。
かくして、マンホールを形成するアスフアルト
層16の表面16Aはアスフアルト舗装路面Bと
同一面になるから、マンホール上を通過する車両
等に衝撃を与えることがないし、ハンドルを取ら
れる危険も防止できる。また、歩行者は従来技術
における段差に落ち込むことがないから、安心し
て歩くことができる。
そして、本実施例によれば車両等の通行によつ
て次第に摩耗するアスフアルト舗装路面Bと同一
素材のアスフアルト層16を上蓋13上に形成
し、かつ、アスフアルト舗装道路Aとマンホール
の上蓋13との間の縁切りに必要な外リング12
と内リング14及び水抜き穴13Bに挿嵌するパ
イプ15を摩耗性のある合成樹脂で成形したか
ら、アスフアルト舗装路面Bの摩耗量とマンホー
ル上面の摩耗量を実質的に同じくすることができ
る。従って、舗装路面Bの摩耗に伴ってマンホー
ルが路面Bから次第に突出したり、或は舗装路面
Bの摩耗量を見込んで厚目に舗装することにより
マンホールとの間に段差が形成されるのを確実に
防止できるし、除雪車の排雪板がマンホールの上
方をすれすれに通過した場合でも、引掛って上蓋
14を持ち上げるといつた事態を解消することが
でき、除雪作業の作業性向上にも役立つ。
なお、本実施例では、道路のアスフアルト舗装
施工と同時にマンホールのアスフアルト層16の
形成を行なうものとして述べたが、上蓋13にア
スフアルト層16を形成する工程を工場内で行な
つてもよく、こうすることによつて道路上での作
業時間を短縮できるし、工事による交通の障害も
最小限にできる。また、本実施例では、環状突条
13Aが一体形成されている上蓋13を用いるも
のとして述べたが、例えば環状突条を形成した鉄
板等を用いることにより、従来技術のマンホール
にも本考案を適用することができる。
(考案の効果) 本考案は以上詳述した如くであつて、マンホー
ルの上方はアスフアルト舗装路面と同一面に形成
でき、しかも両者は同程度に摩耗するから、車両
や歩行者が段差による衝撃を受けて不快感を持つ
ことやハンドルを取られるという危険性を防止で
きる。また、段差による騒音の発生も殆ど解消で
きるし、除雪作業の能率も向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例に係り、
第1図はアスフアルト舗装道路用マンホールの正
面図、第2図は第1図中の−矢示方向断面
図、第3図は第1図に示す外リング、内リング、
パイプの外観斜視図、第4図はパイプを挿着した
上蓋の外観斜視図、第5図はマンホール枠体、上
蓋、外リング及び内リングの分解斜視図、第6図
ないし第9図は従来技術に係り、第6図はアスフ
アルト舗装路面の摩耗によるマンホールの突出状
態を示す断面図、第7図はマンホールの周囲にア
スフアルトの突提を形成した従来技術を示す断面
図、第8図はアスフアルト舗装路面に対してマン
ホールを陥没させて配設した他の従来技術を示す
断面図、第9図はマンホール上蓋上にプレートを
取着した他の従来技術を示す断面図である。 11……マンホール枠体、11A……上端面、
11B……上蓋嵌合凹部、12……外リング、1
3……上蓋、13B……水抜き穴、14……内リ
ング、15……パイプ、16……アスフアルト
層、B……アスフアルト舗装路面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状上端面の内側に上蓋嵌合凹部が形成された
    筒体からなり、アスファルト舗装路面に対して凹
    陥した状態で埋設されるマンホール枠体と、厚さ
    方向に開口する水抜き穴を有する鋳鋼製の板体か
    らなり、前記マンホール枠体の上蓋嵌合凹部に嵌
    脱可能に嵌合される上蓋とからなるアスフアルト
    舗装道路用マンホールにおいて、前記マンホール
    枠体の上端面上には前記アスフアルト舗装路面に
    嵌合状態となる合成樹脂製外リングを載置し、該
    外リングと嵌脱可能な合成樹脂製内リングを前記
    上蓋の上面外周側に係止すると共に、該上蓋の水
    抜き穴には該内リングの上端面と同一面を形成す
    るように合成樹脂製パイプを挿着し、かつ、該上
    蓋の上面には該パイプ、内リング及び外リングの
    上端面と同一面を形成するようにアスフアルト層
    を設ける構成としたことを特徴とするアスファル
    ト舗装道路用マンホール。
JP8205884U 1984-06-02 1984-06-02 アスファルト舗装道路用マンホール Granted JPS60195343U (ja)

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JPS60195343U JPS60195343U (ja) 1985-12-26
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