JP2005023540A - 鋼製縁石兼排水溝ユニット - Google Patents
鋼製縁石兼排水溝ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005023540A JP2005023540A JP2003187349A JP2003187349A JP2005023540A JP 2005023540 A JP2005023540 A JP 2005023540A JP 2003187349 A JP2003187349 A JP 2003187349A JP 2003187349 A JP2003187349 A JP 2003187349A JP 2005023540 A JP2005023540 A JP 2005023540A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curb
- steel
- guard post
- plate
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Images
Landscapes
- Sewage (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
【解決手段】タイヤ支承面と集水面を有する縁石部としての蓋部と排水溝としての流水部を有する鋼製縁石兼排水溝ユニットを、蓋部の上面板内面と流水部の後面板内面に沿う形状のガードポスト固定部を流水部の後面板に固定するとともにガードポスト固定部が沿う蓋部の上面板の一部を切り欠いてなる構成とし、この切り欠きにより露出している固定部にガードポストを設置することで解決する。
【選択図】 図13
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路の路肩や中央分離帯等に設置して自動車が道路から外れないようにガードするとともに道路の排水も行うことのできる鋼製の縁石兼排水溝ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車が道路から外れないようにしたり、路面の雨水等を排水する方法として、路肩や中央分離帯に設置するとともに側溝を形成し、縁石により自動車が道路から外れることを防止し、路面の雨水等を側溝に流す方法や、路肩や中央分離帯に上方をタイヤ支承部とする縁石と内方を排水溝とする水路部とにより形成し、全体として鋼製中空体としてなる縁石兼排水溝ユニットを設置し、縁石部により自動車が道路から外れないようにし、雨水等を水路部に導く方法とがよく知られている。
【0003】
前者の方法は古くから行われているが、後者の方法は実公昭48−45443号、実公昭50−30106号、実公昭50−30184号、実公昭51−41385号、実公昭53−8437号、実公昭64−465号、特公昭57−8922号公報、特許第3361505号公報、特許第3361506号公報等で、本願発明者等が提案して以来行われているものである。
【0004】
後者の方法によれば、鋼製縁石兼排水溝ユニットを用いて容易にガード列を作ることができ、上方を縁石とするとともに水路部により内部を雨水等の排水路として利用することができ、コンクリート縁石のように縁石の設置と排水溝の設置作業を別個に分けて行う必要はない。そのため普及にめざましいものがある。
【0005】
これらの提案において、鋼製縁石兼排水溝ユニットは、通常、縁石部としての蓋部と流水部とは蓋部の開閉のため分離可能に製作され、例えば図14に示すように蓋部2と流水部3とからなり、蓋部2は、タイヤ支承面2aと集水面2bと上面側2cとから形成されてなり、流水部3は、前面板3a、底面板3b、後面板3cとから形成されてなる。タイヤ支承面2aが斜面に形成されている場合は、上面板2cをそのまま兼ねているものもある。
【0006】
この例では、蓋部2と流水部3とは、流水部3の後面板3cの内面に取り付けられた受け部5に蓋部2の上面板2cの端部を、流水部3の前面板3aの内面に取り付けられた受け部6に蓋部2の集水面2bを載置してある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このようにしてなる鋼製縁石兼排水溝ユニットは、道路橋の路肩や一般道路の車道や歩道の境界に設置されてガード列を形成する。車道と歩道とからなる道路にあっては、鋼製縁石兼排水溝ユニットを車道側に、ガードポストを歩道側に設置する。ガードポストを歩道側に設置すると歩道の有効幅員を減少させるという課題を有する。
【0008】
そこで、ガードポストの設置を歩道や車道の路面ではなく、この鋼製縁石兼排水溝ユニット上に設置することができれば、道路幅員の有効幅を減少させなくても済み、非常に有効的である。
【0009】
しかしながら、この鋼製縁石兼排水溝ユニットの上にガードポストを設置すると縁石部である蓋部の開閉ができなくなり、また、蓋部に自動車が衝突して破損したとき、蓋部の交換を不可能にしてしまう。
【0010】
本発明は、このような課題を以下述べるところにより解決しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するため、タイヤ支承面と集水面を有する縁石部としての蓋部と排水溝としての流水部を有する鋼製縁石兼排水溝ユニットにおいて、蓋部の上面板内面と流水部の後面板内面に沿う形状のガードポスト固定部を流水部の後面板に固定するとともにガードポスト固定部が沿う蓋部の上面板の一部を切り欠いてなることを特徴とする鋼製縁石兼排水溝ユニットを提供する。
【0012】
そして、ガードポストとの関係においては、この切り欠き部により生じた露出部ガードポスト固定部に直接又は間接にガードポストを固定することを特徴とする鋼製縁石兼排水溝ユニットを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図1乃至図13に基き説明する。
【0014】
鋼製縁石兼排水溝ユニット1は、蓋部2、流水部3、ガードポスト固定部4とからなっている。
【0015】
蓋部2は、図4乃至図6に示すように、タイヤ支承面2aを路面にほぼ面一な平面の集水面2bから立ち上げ、集水面と反対方向に延伸する上面板2cとからなり、上面板2cには、後述するガードポスト固定部が沿う一部を切り欠き2dして、ガードポスト固定部の一部が露出するようにしてある。図において、2cは路面からの水を集水する集水孔、7は補強板、8はピン挿入環である。
【0016】
流水部3は、図7乃至図9に示すように、流水路を形成する前面板3a、底面板3b、後面板3cとからなり、前面板の上方内面に蓋部2の集水面を載置する受け部6、後面板3cの上方内面に蓋部2の上面板2cの端部を載置する受け部5がL型鋼により取り付けられている。図において、9はピン挿入環、10は後述するガードポスト固定部を一体にするボルト挿通孔である。
【0017】
ガードポスト固定部4は、図10乃至図12に示すように、上述した蓋部2の上面板2cの内面と流水部3の後面板3cの内面に沿うよう上面側4a、後面側4bのL形に形成されてなり、上面側4aの央部に固定板4cが固着されている。この固定板4cは、上述した蓋部2の上面板2cの切り欠き2dに嵌合して上面板2cと面一になる。この固定板4cは、蓋部2の上面板2cと面一を保つ役目と補強の役目をするものであるからなくてもよい。図において、11は補強板、12は前述した流水部3の後面板3cを一体にするボルト挿通孔、13は後述するガードポストを一体にするボルト挿通孔である。
【0018】
このようにしてなる各部は、図1乃至図3に示すようにして全体として鋼製縁石兼排水溝ユニットを形成する。
【0019】
流水部3とガードポスト固定部4とをガードポスト固定部4の後面側4bを流水部3の後面板3cの内側に沿わせボルト14、ナット15で結合する。この図では後述する歩道側に埋設の便宜のためアンカーボルトを用いた。
【0020】
蓋部2と流水部3とは、流水部3の後面板3cの内面に取り付けられた受け部5に蓋部2の上面板2cの端部を載置するとともに流水部3の前面板3aの内面に取り付けられた受け部6に蓋部2の集水面2bの端部を載置する。蓋部2と流水部3とがずれないようにするためには、それぞれに取り付けたピン挿入環8、9にピンを挿通する。このとき、ガードポスト固定部4、図1ではガードポスト固定部に固着した固定板4cが蓋部2の切り欠き2dから露出している。
【0021】
本発明に係る鋼製縁石兼排水溝ユニットは、上述のようにしてなるので、この鋼製縁石兼排水溝ユニットの上にガードポストを設置することが可能である。
【0022】
図13は、本発明に係る鋼製縁石兼排水溝ユニットを車道と歩道との境界に設置した状態を示す。
【0023】
この図において、鋼製縁石兼排水溝ユニット1を車道側に蓋部2の集水面が面一になるようにして歩道側に流水部3の後面板3c側からアンカーボルト14を埋設して固定する。その後、図1に示した蓋部2の切り欠き2dに露出したガードポスト固定部4の固定板4cにガードポスト20を設置する。蓋部2とガードポスト固定部4とは分離可能に独立しており、かつ、蓋部2に切り欠き2dが形成されているので、蓋部2の開閉、取り外しが可能となる。アンカーボルト14を用いて歩道側に固定するので、ガードポスト20を設置しても安定を保てる。図示してないが、一定間隔毎にガードポスト20を設置した鋼製縁石兼排水溝ユニットを複数設置することによりガード柵が形成される。ここで、固定板4cは上述したように蓋部2の上面板2cと面一を保つ役目と補強の役目をなすものであるから、場合によりなくてもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、上述のようにしてなるので、すなわち、蓋部を開閉可能のまま鋼製縁石兼排水溝ユニット上にガードポストを設置することができるので、路面上にガードポストを設置しなくても済むから、道路幅員を有効に利用することができる。また、蓋部が破損したときの蓋部の交換、流水部の清掃もこれまでどおり行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼製縁石兼排水溝ユニットの実施の形態の一例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る鋼製縁石兼排水溝ユニットの実施の形態の一例を示す正面図である。
【図3】本発明に係る鋼製縁石兼排水溝ユニットの実施の形態の一例を示す図2のA−A断面図である。
【図4】鋼製縁石兼排水溝ユニットの蓋部の平面図である。
【図5】鋼製縁石兼排水溝ユニットの蓋部の正面図である。
【図6】鋼製縁石兼排水溝ユニットの蓋部の側面図である。
【図7】鋼製縁石兼排水溝ユニットの流水部の平面図である。
【図8】鋼製縁石兼排水溝ユニットの流水部の正面図である。
【図9】鋼製縁石兼排水溝ユニットの流水部の側面図である。
【図10】鋼製縁石兼排水溝ユニットのガードポスト固定部の平面図である。
【図11】鋼製縁石兼排水溝ユニットのガードポスト固定部の正面図である。
【図12】鋼製縁石兼排水溝ユニットのガードポスト固定部の側面図である。
【図13】鋼製縁石兼排水溝ユニット上にガードポストを設置した状態を示す側面図である。
【図14】従来の鋼製縁石兼排水溝ユニットの一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 鋼製縁石兼排水溝ユニット
2 蓋部
2a タイヤ支承面 2b 集水面 2c 上面板
2d 切り欠き 2e 集水孔
3 流水部
3a 前面板 3b 底面板 3c 後面板
4 ガードポスト固定部
4a 上面側 4b 後面側 4c 固定板
5 受け部
6 受け部
7 補強板
8 ピン挿入環
9 ピン挿入環
10 ボルト挿通孔
11 補強板
12 ボルト挿通孔
13 ボルト挿通孔
14 ボルト
15 ナット
Claims (2)
- タイヤ支承面と集水面を有する縁石部としての蓋部と排水溝としての流水部を有する鋼製縁石兼排水溝ユニットにおいて、蓋部の上面板内面と流水部の後面板内面に沿う形状のガードポスト固定部を流水部の後面板に固定するとともにガードポスト固定部が沿う蓋部の上面板の一部を切り欠いてなることを特徴とする鋼製縁石兼排水溝ユニット。
- タイヤ支承面と集水面を有する縁石部としての蓋部と排水溝としての流水部を有する鋼製縁石兼排水溝ユニットにおいて、蓋部の上面板内面と流水部の後面板内面に沿う形状のガードポスト固定部を流水部の後面板に固定するとともにガードポスト固定部が沿う蓋部の上面板の一部を切り欠き、この切り欠き部により生じた露出部ガードポスト固定部にガードポストを固定することを特徴とする鋼製縁石兼排水溝ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003187349A JP2005023540A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 鋼製縁石兼排水溝ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003187349A JP2005023540A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 鋼製縁石兼排水溝ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005023540A true JP2005023540A (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=34186229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003187349A Ceased JP2005023540A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 鋼製縁石兼排水溝ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005023540A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100593258B1 (ko) | 2005-10-25 | 2006-06-28 | (주)종현엔지니어링건축사사무소 | 배수 및 충격 흡수가 가능한 보차도용 경계블록 시스템 |
KR100673386B1 (ko) | 2006-11-01 | 2007-01-24 | (주)에이프러스 씨엠 건축사사무소 | 공동주택 내부 도로의 침수방지용 경계석 설치구조 |
KR101141000B1 (ko) | 2011-07-08 | 2012-05-02 | 박지운 | 배수로 일체형 측구 |
ITUB20151775A1 (it) * | 2015-07-01 | 2017-01-01 | Alberto Emanuele Godone | Gruppo cordolo in acciaio per uso stradale |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003187349A patent/JP2005023540A/ja not_active Ceased
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100593258B1 (ko) | 2005-10-25 | 2006-06-28 | (주)종현엔지니어링건축사사무소 | 배수 및 충격 흡수가 가능한 보차도용 경계블록 시스템 |
KR100673386B1 (ko) | 2006-11-01 | 2007-01-24 | (주)에이프러스 씨엠 건축사사무소 | 공동주택 내부 도로의 침수방지용 경계석 설치구조 |
KR101141000B1 (ko) | 2011-07-08 | 2012-05-02 | 박지운 | 배수로 일체형 측구 |
ITUB20151775A1 (it) * | 2015-07-01 | 2017-01-01 | Alberto Emanuele Godone | Gruppo cordolo in acciaio per uso stradale |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006125185A (ja) | 側溝を備えた舗装路の構造及び側溝ブロック | |
JP4053076B2 (ja) | 集水桝とこれを用いた舗装道路の排水構造 | |
JP2005023540A (ja) | 鋼製縁石兼排水溝ユニット | |
JP3753715B2 (ja) | 鋼製縁石兼排水溝ユニット | |
KR100466889B1 (ko) | 도로용 보도블록 | |
JP3861082B2 (ja) | 鋼製縁石兼排水溝ユニット | |
JP3712403B2 (ja) | 鋼製縁石兼排水溝ユニット | |
KR100478606B1 (ko) | 도로면과 접하는 인도면에 시공한 청소 및 빗물 배수로의구조 | |
JP4528743B2 (ja) | 側溝用集水枡及び側溝の施工方法 | |
KR100951061B1 (ko) | 도심 시가지 도로 측구 배수 우수 받이 | |
KR200351164Y1 (ko) | 습지지역 도로의 빗물튀김 방지를 위한 안전시설 구조 | |
JP2005273154A (ja) | 離脱防止機構を有する着脱自在の函渠用グレーチングおよびそれを利用した函渠用ブロック | |
JP2002220870A (ja) | 排水性舗装用側溝ブロック及び路面構造 | |
JP2000045212A (ja) | 境界ブロック | |
JP4052934B2 (ja) | 集水桝とこれを用いた舗装道路の排水構造 | |
JP2001348808A (ja) | 鋼製縁石兼排水溝ユニット | |
JP2011089348A (ja) | L型側溝ブロック | |
JPH0647926Y2 (ja) | 鋼製排水溝兼オートガードユニット | |
JP2001173084A (ja) | 側溝蓋及びその側溝蓋が一体の側溝 | |
JP2006225945A (ja) | 排水路 | |
JP2006233429A (ja) | 排水用ブロック | |
KR200224557Y1 (ko) | 배수형 배수로 경계블럭 | |
JP2007063887A (ja) | 全延長に亘って排水機能を有する頂版蓋を載置してなる掃流性を高めた函渠型側溝 | |
JP3066226U (ja) | 排水溝ブロック | |
KR100464500B1 (ko) | 도로의 보도부 설치구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20051202 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20051205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060628 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060718 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060719 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070314 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070413 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20090428 |