JPS629363Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS629363Y2
JPS629363Y2 JP2021583U JP2021583U JPS629363Y2 JP S629363 Y2 JPS629363 Y2 JP S629363Y2 JP 2021583 U JP2021583 U JP 2021583U JP 2021583 U JP2021583 U JP 2021583U JP S629363 Y2 JPS629363 Y2 JP S629363Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical plate
vertical
road
row
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2021583U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59125510U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2021583U priority Critical patent/JPS59125510U/ja
Publication of JPS59125510U publication Critical patent/JPS59125510U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS629363Y2 publication Critical patent/JPS629363Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、橋梁、高架道路などの道路継目部の
構造に関する。
一般に道路継目部には鋼製あるいはゴム製のジ
ヨイント部材が取り付けられ、該ジヨイント部材
の背部にセメントコンクリート、樹脂コンクリー
トなど種々のコンクリートが打設されているが、
車両の走行に伴う轍ぼりなどによつてコンクリー
ト部の表面が摩耗し、ジヨイント部材とコンクリ
ート部との間に段差を生じることがある。この段
差のために、車輛の走行性が阻害されるととも
に、車輛が段差を通過する際の衝撃によつて騒音
および振動が発生するとともに、コンクリート部
のひび割れやジヨイント部材の早期破損を招くと
いう不具合が従来よりある。また、降雪地域では
車輛は車輪にチエーンを装着したり、スパイクタ
イヤを用いることが多く、さらに、除雪車が走行
することが多いが、上記段差を生じた場合、チエ
ーンやスパイクタイヤにより車輛通過時の衝撃が
大きくなるとともに、除雪車のスクレーパがジヨ
イント部材に当たり、該ジヨイント部材を破損す
るという問題がある。
これに対し、実開昭56−33303号公報に開示さ
れている如く、道路継目部のコンクリート部に平
板、つまり、横型の保護板を配設するという提案
はある。しかるに、この提案の場合、保護板剥離
防止のために、該保護板にアンカーを取り付ける
必要があり、また、保護板下面へのコンクリート
の充填が不十分となり易く、車輛の輪荷重によつ
て保護板が撓み、走行性を害するとともに、コン
クリート部のひび割れを生じるおそれもある。
本考案は、かかる点に鑑み、道路継目部のコン
クリート部に、多数のたて型保護強化板(以下、
単にたて板という。)、つまりたて板を道路巾方向
および道路長手方向に間隔をおいて配設し、各た
て板の上端を道路表面に略一致せしめてなる道路
継目部の構造を提供し、前記従来の問題点を解消
するものである。
以下、本考案の構成を実施例につき図面に基づ
いて説明する。
〈実施例 1〉 本例は第1図および第2図に示されている。1
は道路のジヨイント手段、2は床版、3は舗装、
4は道路継目部の遊間、5は該遊間4に臨む道路
端部に形成した切欠段部、6は該切欠段部5に打
設した後打コンクリート部であり、片側の後打コ
ンクリート部6には後述するたて板列7,8が設
けられている。
ジヨイント手段1において、11,11は鋼製
の平板状のジヨイント部材であつて、遊間4側に
波形面12が形成されている。両ジヨイント部材
11,11は波形のジヨイント遊間13を存して
噛合状態に対設されており、シール板14ととも
にアンカーボルト15で後打コンクリート部6に
固定されている。16はU字状のスターラツプ
筋、17は逆U字状の補強筋、18は通し筋であ
る。また、シール板14の中央のU字状伸縮部の
上にはシール材19が充填され、シール材19の
上は被覆材20で覆われている。
後打コンクリート部6において、前側たて板列
7および後側たて板列8は、それぞれ複数の前側
たて板21および後側たて板22を道路巾方向に
間隔Sをおいて配設して構成されており、たて板
列とは、換言すれば複数のたて板を、道路巾方向
に間隔をおいて並設してなるたて板群のことであ
る。前側たて板21は上端に水平部23が形成さ
れ、後側たて板22は上端に後方へ下降傾斜した
傾斜部24が形成されており、さらに、両たて板
21,22のいずれにも下方に開口した凹部2
5,26が形成されている。
前側たて板21とジヨイント部材11との間お
よび前側たて板21と後側たて板22との間には
微小間隙(例えば5〜20mm程度)S1,S2が設けら
れている。また、前側たて板21の上端の水平部
23は道路表面と略同じ高さに設定され、一方、
後側たて板22は傾斜部24の前端が前側たて板
21の水平部23と同じ高さになされている。さ
らに、本例の場合、前側たて板21と後側たて板
22とが道路長手方向に直線状に並んでいる。
各たて板21,22の道路巾方向の間隔Sは30
〜400mm程度であり、本実施例では一般車輛のタ
イヤ巾よりも狭く、例えば100mm程度に設定され
ている。
施工に際しては、床版2,2の端部に形成した
切欠段部5,5にアンカーボルト15,15をセ
ツターを用いて吊下げ、該アンカーボルト15、
スターラツプ筋16、補強筋17および通し筋1
8の各接点を溶接等により連結する。しかる後、
片側の切欠段部5に前側たて板21および後側た
て板22を配設し、両たて板21,22を前記各
鉄筋に溶接して保持する。そして、両切欠段部
5,5にコンクリートを打設して後打コンクリー
ト部6,6を形成し、アンカーボルト15,15
にジヨイント部材11,11およびシール板14
を固定する。
上記構造において、車輛は第2図に矢符Aで示
す如くたて板21,22を配設した一方の後打コ
ンクリート部6側から、ジヨイント手段1を越え
て他方の後打コンクリート部6側へと走行する。
この走行に際して、たて板21,22を設けた後
打コンクリート部6は、前側たて板21の水平部
23が道路表面に略一致しているため、タイヤが
該水平部23の上を通過し、轍ぼりによる摩耗が
少なくなる。
一方、後側たて板22の傾斜部24の上方にお
いては、後打コンクリート部6の摩耗を生じ、該
傾斜部24が露出することがあるが、車輛のタイ
ヤは傾斜部24の上を滑らかに移行し、車輛走行
性に悪影響を生じることがない。また、後側たて
板22、前側たて板21およびジヨイント部材1
1の各部材間に間隙S1,S2が設けられているた
め、後側たて板22が車輛走行に伴つて受ける衝
撃は前側たて板21およびジヨイント部材11に
伝わることがなく、前側たて板21およびジヨイ
ント部材11の破損を招くことがない。この点に
ついては、除雪車が通過する場合も同様で、除雪
車のスクレーパは後側たて板22の傾斜部24の
上を滑り、後側たて板22の破損を招くことが防
止されるとともに、前側たて板21およびジヨイ
ント部材11の破損も生じない。
また、後打コンクリート部6は、前側たて板列
7と後側たて板列8とが設けられていることによ
り、かかるたて板で補強され、車輛通過時の輪荷
重等によつてコンクリートのひび割れを招くこと
が防止される。
さらに、本例の場合、各たて板21,22の下
方へ開口した凹部25,26は通し筋18との連
結部となり、また、凹部25,26に介在するコ
ンクリートによつて各たて板21,22の道路長
手方向へのずれ動きが防止される。
なお、上記実施例では、片側の後打コンクリー
ト部6にのみたて板を配設したが、両側の後打コ
ンクリート部6,6にたて板を配設してもよい。
また、上記実施例ではジヨイント部材11、前
側たて板21および後側たて板22の間に間隙
S1,S2を設けたが、S1およびS2を実質的にゼロと
し、ジヨイント部材11、前側たて板21および
後側たて板22の三者を当接状態に設ける場合も
ある。かかる場合でも、仮りに前側たて板21あ
るいは後側たて板22が破損した場合、破損した
たて板のみを交換することができ、補修が容易で
ある。
〈実施例 2〉 本例は第3図に示し、たて板の配列方式が実施
例1と異なる例である。
すなわち、前側たて板列27においては、各た
て板21が実施例1と同様に道路巾方向に間隔S
をおいて且つジヨイント部材11との間に微小間
隙S1を存して配設され、一方、後側たて板列28
においては、各たて板22が各前側たて板21の
間に臨むように配設されている。換言すれば、前
側たて板21と後側たて板22とは道路巾方向に
おいて千鳥状に配設されている。前側たて板21
と後側たて板22とは実施例1と同じものであ
り、実施例1と同じ構成部材には実施例1と同じ
符号を用いている。この符号については以下に述
べる実施例3乃至5についても同様である。
〈実施例 3〉 本例は第4図および第5図に示し、先の実施例
とはたて板およびその配列方式が異なる例であ
る。
すなわち、本例は前側たて板列31と後側たて
板列32に同一のたて板33が使用されており、
該たて板33は上端前部に水平部34が形成さ
れ、該水平部34に続いて上端後部に後方へ下降
傾斜した傾斜部35が形成されている。また、た
て板33にはアンカー部材36,36が下方へ向
けて突設されている。
しかして、たて板33の配列方式は、前側たて
板列31の各たて板33の間に後側たて板列32
の各たて板33の前部が入つた状態、つまり、前
側たて板列31のたて板33の傾斜部35と後側
たて板列32のたて板33の水平部34とをオー
バーラツプさせた状態にしたものである。各たて
板33のアンカー部材36は、通し筋18などの
鉄筋に連結されている。
〈実施例 4〉 本例は第6図に示されており、たて板の配列方
式が先の実施例と異なる例である。
すなわち、前側たて板列41と後側たて板列4
2の各たて板21は道路長手方向に対して斜めに
配列されている。本例のたて板21は、前側たて
板列41および後側たて板列42のいずれも実施
例1の前側たて板と同じものを適用している。
本例の場合、車輛のタイヤはたて板21の上に
その側縁あるいは後縁から斜めに乗り上がること
になるため、各たて板21とその背部の後打コン
クリート部6との間に若干の段差が生じても車輛
走行性を悪くすることがない。
なお、たて板には第4図に示すたて板33を用
いてもよく、さらに、前側たて板列と後側たて板
列とを実施例3で示す如くオーバーラツプさせて
もよい。
〈実施例 5〉 本例は第7図に示されており、たて板の配列方
式が先の実施例とは異なる例である。
すなわち、本例の場合、ジヨイント部材11に
近い側から順に第1たて板列51、第2たて板列
52および第3たて板列53が後打コンクリート
部6に設けられている。各列のたて板21はいず
れも実施例1の前側たて板と同じものであり、か
つ、第1たて板列51と第3たて板列53はたて
板21が道路長手方向に対して同一方向に斜めに
配設され、第2たて板列52のたて板21は第1
たて板列51および第3たて板列53のたて板2
1とは逆方向に斜めになつている。
なお、たて板には第4図に示すたて板33を用
いてもよく、また、たて板列の数については、第
1たて板列51と第2たて板列52の2列にする
場合、あるいは第3たて板列53に続いて第4た
て板列を第2たて板列52と同様に配列する場合
もあり、その列数は適宜増減することができる。
同様に、実施例3および実施例4の配列方式に
おいても、そのたて板列を3列以上にする場合も
ある。
次に、たて板の変形例について第8図乃至第1
2図に基づいて説明する。
第8図に示すたて板60は、上端に水平部61
を有し、下部には下方へ開口した凹部62が形成
されたものであり、この凹部62はその下端開口
部62aの巾を狭くし、開口部62aの両側に通
し筋を支持して溶接することができる受部63,
63を形成している。上端には第1図に示す後側
たて板22のように傾斜部を形成する場合と第4
図に示すたて板33のように水平部と傾斜部を形
成する場合がある。
第9図に示すたて板65は、上端に水平部66
を有し、かつ、道路長手方向に延びる長孔67を
設けたものである。長孔67には通し筋18が挿
通される。なお、長孔67に代えて正円孔にして
もよい。上端は第8図のたて板60の場合と同様
に傾斜させてもよく、また、水平部と傾斜部とに
してもよい。
第10図に示すたて板70は、上端に水平部7
1を有し、かつ、前端部72を下方へ突出せしめ
てL字状にしたものである。上端は第8図のたて
板60の場合と同様に傾斜させてもよく、また、
水平部と傾斜部とにしてもよい。
第11図に示すたて板75は、上端に水平部7
6を有し、下端に後方へいくに従つて漸次高くな
つた傾斜部77を設けたものである。本例の場
合、鎖線に示す如くジヨイント部材78の背面よ
り突出せしめたアンカー部材79と前記傾斜部7
7との間に通し筋18を喰い込ませた状態に配筋
し、該通し筋18をたて板75とアンカー部材7
9とに溶接する。なお、たて板75の上端は第8
図のたて板60の場合と同様に傾斜させてもよ
く、また水平部と傾斜部とで構成してもよい。
第12図には、例えば実施例1のような配列方
式において採用する前側たて板80と後側たて板
81とが示されている。両たて板80,81はい
ずれもアンカー82,82が設けられており、前
側たて板80は上端に水平部83が形成され、後
側たて板81は水平部84と傾斜部85とが形成
されている。後側たて板81の水平部84は傾斜
部85よりも短く、後側たて板81から前側たて
板80へのタイヤや除雪車のスクレーパの移行を
円滑にする作用を呈する。また、このようなアン
カー配筋方式のたて板の場合、実施例1の凹部開
口方式のたて板に比べて板取りに際しての残材が
少なくなる。
なお、本考案において、たて板を配設するコン
クリート部の構成材料としては、通常のセメント
コンクリート以外に、アスフアルトコンクリー
ト、樹脂コンクリート、樹脂モルタル、合成樹脂
など打設して固化せしめることができる他の土木
材料を用いてもよい。
また、本考案は、鋼橋の他、RC桁橋、PC桁
橋、鋼床版橋、橋台などにも適用することができ
る。
以上のように、本考案によれば、道路端部のコ
ンクリート部に上端を道路表面に略一致せしめた
たて板の列を複数列設けたため、かかるたて板に
よつてコンクリート部表面の摩耗が防止されると
ともに、コンクリート部がたて板によつて補強さ
れ、車輛走行時の荷重などによるコンクリート部
のひび割れが防止されるという優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図は実
施例1の道路継目部の構造を示す断面図、第2図
は同平面図、第3図は実施例2の道路継目部の構
造の要部を示す平面図、第4図は実施例3のたて
板を示す側面図、第5図は同例における第3図と
同様の図、第6図および第7図はそれぞれ実施例
4および実施例5における第3図と同様の図、第
8図乃至第12図はそれぞれたて板の変形例を示
す側面図である。 1……ジヨイント手段、2……床版、3……舗
装、4……遊間、6……後打コンクリート部、
7,27,31,41……前側たて板列、8,2
8,32,42……後側たて板列、11,78…
…ジヨイント部材、21,22,33,60,6
5,70,75,80,81……たて板、51,
52,53……たて板列。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 道路継目部のコンクリート部に、複数のたて型
    保護強化板が道路巾方向に間隔をおいて配設され
    てたて板列が構成され、該たて板列が道路長手方
    向に複数列設けられ、各たて板の上端は道路表面
    に略一致していることを特徴とする道路継目部の
    構造。
JP2021583U 1983-02-14 1983-02-14 道路継目部の構造 Granted JPS59125510U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021583U JPS59125510U (ja) 1983-02-14 1983-02-14 道路継目部の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021583U JPS59125510U (ja) 1983-02-14 1983-02-14 道路継目部の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59125510U JPS59125510U (ja) 1984-08-23
JPS629363Y2 true JPS629363Y2 (ja) 1987-03-04

Family

ID=30151344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021583U Granted JPS59125510U (ja) 1983-02-14 1983-02-14 道路継目部の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59125510U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59125510U (ja) 1984-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007138467A (ja) 高架道路の荷重支持型伸縮装置とその施工法
JPS629363Y2 (ja)
JP3257985B2 (ja) 道路橋継目部の伸縮装置
JP2676923B2 (ja) 単純桁方式の多径間道路橋への修復方法
JPS625044Y2 (ja)
JPS63804Y2 (ja)
JPS63803Y2 (ja)
JPS625043Y2 (ja)
JP3782065B2 (ja) 架橋床構造体
JPS5929727B2 (ja) 道路のジョイント
JPS6033123Y2 (ja) 道路のジョイント
JPS6039801B2 (ja) 道路継目部用プレハブ舗装部材
JPH033604Y2 (ja)
JPH0141762Y2 (ja)
JPH0474482B2 (ja)
JPS6227526Y2 (ja)
JPS6253643B2 (ja)
JPS6028963B2 (ja) 道路のジョイント
JPS597365Y2 (ja) 道路継目部におけるコンクリ−ト床版の端部構造
JP2736005B2 (ja) 道路橋継目部のジョイント
JPH0216805B2 (ja)
JPH0718615A (ja) 道路橋継目部の道路構造
JPS6033124Y2 (ja) 道路継目伸縮装置
JPS6017881B2 (ja) 道路のジョイント
JPS5925923Y2 (ja) 道路継目伸縮装置