JP2676923B2 - 単純桁方式の多径間道路橋への修復方法 - Google Patents

単純桁方式の多径間道路橋への修復方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は単純桁方式の多径間道路橋への修復方法に関
するものである。
[従来の技術] 第5図から第7図は従来より架橋されている単純桁方
式の多径間道路橋の一例であり、複数の橋脚1を所定の
間隔で立設し、各橋脚1間に配設した桁2の一端を橋脚
1に水平方向の移動を拘束して固定支承26aするととも
に、他端を橋脚1に水平方向に移動できるように可動支
承26bし、前記各桁2の上面にコンクリート床版4をそ
れぞれ載置固着している。
各桁2の端部間には間隙3が形成されていて、温度差
や振動によって伸縮する桁2の長さの変化を吸収できる
ようになっており、また間隙3の上方に位置するコンク
リート床版4の各端部には鉄製の伸縮ジョイント5a,5b
が設けられている。
伸縮ジョイント5a,5bは水平方向に摺動可能且つ間隙
7を形成するように嵌合していて、前記間隙3と同様に
温度差や振動によって伸縮するコンクリート床版4の長
さの変化を吸収できるようになっており、前記間隙3に
道路橋を通行する車輌の車輪が落ち込まないようにして
いる。
なお、図中6はコンクリート床版4の車輌走行面に施
したアスファルト舗装であり、該アスファルト舗装6の
上面には、通常伸縮ジョイント5a,5bの上面と同一平面
をなすように形成されている。
ところが、伸縮ジョイント5a,5bの上面のレベルがわ
ずかながらとはいえ食い違って段差があると、伸縮ジョ
イント5a,5b上を通過する車輌には、その車輌の速度に
比例して衝撃力が作用し、車輪の乗りごこちを著しく阻
害する。
そこで、従来、伸縮ジョイント5a,5bのレベルに段差
がある場合には、単純桁方式の道路橋を通行する車輌の
乗りごこちを向上させるために、第5図及び第6図に二
点鎖線で示すレベルまで伸縮ジョイント5a,5bの上面を
も含めてアスファルト舗装6で覆い、簡易的に道路橋の
車輌走行面を連続化することが行われている。
また、架橋後の経年変化により、第5図から第7図に
示すコンクリート床版4が老朽化した道路橋では、コン
クリート床版4に替えて第8図に示すように単純桁方式
の桁2の上面に一体的に連続化した橋の延長方向に延び
るコンクリート床版8を載置固着して伸縮ジョイント5
a,5bを廃し、車輌走行面を連続化する手法が提案されて
いる。
なお第8図中、第5図と同一の符号を付した部分は同
一物を表わしている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、第5図から第7図に示す道路橋においては、
二点鎖線に示すレベルまでのアスファルト舗装6を施し
たとしても、鉄製である伸縮ジョイント5a,5bはコンク
リート部分に比べてアスファルトが剥れやすいため、伸
縮ジョイント5a,5b部分でアスファルト舗装6の剥離に
より段差が生じて車輌の乗りごこちを悪化させる場合が
ある。
また、第8図に示す道路橋では桁2が単純桁方式のま
まであるため、桁2の長さの変化や道路橋を通行する車
輌の荷重によって間隙3の上方に位置するコンクリート
床版8の部分に割れが生じるという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決するもので、単独桁方式
の多径間道路橋を連続桁化して、車輌走行面の連続化を
図ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は複数の橋脚を所定の間隔で立設し、各橋脚間
に配設した桁の一端を橋脚に固定支承するとともに、他
端を橋脚に可動支承し、前記各桁の上面にコンクリート
床版を載置するようにした単純桁方式の多径間道路橋へ
の修復方法において、隣接する桁同士を連結部材にて一
体的に結合し、既存のコンクリート床版を撤去すること
を行うとともに、桁の上面に道路橋の延長方向に一体的
に延びる鋼床版を載置固着して連続桁化するものであ
る。
[作用] 隣接する桁同士を連結部材にて一体的に結合すること
と、既存のコンクリート床版を撤去することを行うとと
もに、桁の上面に道路橋の長手方向に一体的に延びる鋼
床版を載置固着することにより、車輌走行面を連続化
し、且つ前記鋼床版を介して隣接する桁同士を更に強固
に結合し、道路橋を連続桁化する。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面に参照しつつ説明する。
第1図及び第2図は本発明の修復方法により連続桁化
した多径間道路橋の一実施例であり、図中第5図から第
7図と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
桁2のウエブ10と平行に延びるアーム9を、隣接する
桁2間に形成される間隙3をまたぐように配設し、前記
アーム9の各端部をウエブ10にそれぞれピン11にて連結
して隣接する桁2同士を一体的に結合する。
第5図から第7図に示す既存のコンクリート床版4を
撤去し、桁2の上面に道路橋の長手方向に一体的に延び
る鋼床版12を載置し、該鋼床版12の下面に設けられた主
縦通部材13のフランジ14を桁2の上部フランジ15に固着
する。
上述した単純桁方式の多径間道路橋への修復方法によ
れば、第5図から第7図に示す既存のコンクリート床版
4を撤去する前に隣接する桁2同士を結合し、桁2を鋼
構造の連続桁にしてからコンクリート床版4を鋼床版12
に取り替えるので、道路橋を通行止めとする期間が短く
てすむ。
また、桁2の上面に道路橋の長手方向に一体的に延び
る鋼床版12を載置固着することにより、車輌走行面の連
続化を行うことができるとともに、更に鋼床版12を介し
て隣接する桁2同士をより強固に結合することができる
ので、道路橋の剛性をきわめて高くすることができる。
第3図は、第1図及び第2図に示すアーム9に替え
て、テンションボルト16にて隣接する桁2同士を結合し
た実施例であり、図中、第1図及び第2図と同一符号を
付した部分は同一物を表わしている。
桁2の長手方向端部に位置する端部リブ17に間隙3へ
向って延びる補強材18を固着するとともに、該補強材18
をウエブ10に固着して端部リブ17を補強する。
テンションボルト16を、間隙3をまたいで且つ隣接す
る桁2の各端部リブ17を貫通するように配設し、前記テ
ンションボルト16の一端に設けた雄ねじ部にナット19を
螺着して隣接する桁2同士を一体的に結合する。
アーム9に替えてテンションボルト16にて隣接する桁
2同士を結合しても、前述した第1図及び第2図に示す
実施例と同様な作用効果を奏し得る。
第4図は、第1図及び第2図に示すアーム9に替え
て、ワイヤロープ20にて隣接する桁2同士を結合した実
施例であり、図中、第1図及び第2図と同一符号を付し
た部分は同一物を表わしている。
垂直に延びるブラケット21を、桁2の端部近傍に位置
するようにウエブ10に固着し、前記ブラケット21の間隙
3側の面にアイプレート22を固着する。
所定の長さのワイヤロープ20の一端にフック23aを、
また他端にターンバックル24を介してフック23bを固着
し、前記フック23a,23bを隣接する桁2にそれぞれ設け
たアイプレート22に係合するとともに、ターンバックル
24を締め込んで隣接する桁2同士を一体的に結合する。
なお、第4図中、25はウエブ10及びブラケット21の双
方に固着されている補強材である。
アーム9に替えてワイヤロープ20にて隣接する桁2同
士を結合しても、前述した第1図及び第2図に示す実施
例と同様な作用効果を奏し得る。
なお、本発明の単純方式の多径間道路橋への修復方法
は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、既存
のコンクリート床版を撤去した後、隣接する桁同士を結
合するようにしてもよく、本発明の用紙を逸脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の単純桁方式の多径間道
路橋への修復方法によれば、下記の如き種々の優れた効
果を奏し得る。
(1) 桁の上面に道路橋の長手方向に一体的に延びる
鋼床版を載置固着することにより、車輌走行面の連続化
を行うことができる。
(2) 鋼床版を介して隣接する桁同士をより強固に結
合することができるので道路橋の剛性を極めて高くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の修復方法により連続桁化した多径間道
路橋の一実施例の側面図、第2図は第1図のII−II拡大
矢視図、第3図は第1図に示すアームに替えてテンショ
ンボルトにて隣接する桁同士を結合した実施例を示す桁
の結合部分の側面図、第4図は第1図に示すアームに替
えてワイヤロープにて隣接する桁同士を結合した実施例
を示す結合部分の側面図、第5図は従来より架橋されて
いる単純桁方式の多径間道路橋の側面図、第6図は第5
図のVI−VI矢視図、第7図は第5図のVII−VII矢視図、
第8図は従来より提案されているコンクリート床版のみ
を連続化した単純桁方式の多径間道路橋の側面図であ
る。 図中、1は橋脚、2は桁、4,8はコンクリート床版、9
はアーム(連結部材)、10はウエブ、11はピン、12は鋼
床版、16はテンションボルト(連結部材)、17は端部リ
ブ、20はワイヤロープ(連結部材)、21はブラケット、
22はアイプレート、23a,23bはフック、24はターンバッ
クル、26aは固定支承、26bは可動支承を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の橋脚を所定の間隔で立設し、各橋脚
    間に配設した桁の一端を橋脚に固定支承するとともに、
    他端を橋脚に可動支承し、前記各桁の上面にコンクリー
    ト床版を載置するようにした単純桁方式の多径間道路橋
    への修復方法において、隣接する桁同士を連結部材にて
    一体的に結合し、既存のコンクリート床版を撤去するこ
    とを行うとともに、桁の上面に道路橋の延長方向に一体
    的に延びる鋼床版を載置固着して連続桁化することを特
    徴とする単純桁方式の多径間道路橋への修復方法。
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