JPH0466364B2 - - Google Patents

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JPH0466364B2
JPH0466364B2 JP61198266A JP19826686A JPH0466364B2 JP H0466364 B2 JPH0466364 B2 JP H0466364B2 JP 61198266 A JP61198266 A JP 61198266A JP 19826686 A JP19826686 A JP 19826686A JP H0466364 B2 JPH0466364 B2 JP H0466364B2
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magnet
alloy
rare earth
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molten
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Tadakuni Sato
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Tokin Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/0253Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets
    • H01F41/026Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets protecting methods against environmental influences, e.g. oxygen, by surface treatment

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、Nd、Fe、B系永久磁石を代表とす
る希土類金属(R)と遷移金属(T)とホウ素(B)を主成分
としてなるR2T14B系金属間化合物磁石の製造方
法に関し、特に永久磁石を粉末冶金法によつて製
造する場合の磁石の性状の改善に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、R、Fe、B系磁石の製造方法について
は、以下の二つの方法に大別される。ひとつは、
溶解している合金を超急冷した後、粉砕した磁石
粉末を磁場中で配向して製造される高分子複合型
磁石である。一方は、溶解して得られた磁石合金
のインゴツトを微粉砕し、磁場中で成形した後、
焼結して製造される焼結型磁石である。本発明
は、後者の焼結型磁石に関係している。
R、Fe、B系磁石の粉末冶金法によつて製造
される焼結型磁石に関する文献として、特開昭59
−46008号公報、日本応用磁気学会第35回研究会
資料「Nd、Fe、B系新磁石」(昭和59年5月)
があげられる。これらの文献には、溶解して得た
インゴツトを粉砕、磁場中成形後、Ar雰囲気中
で焼結し、1時間の短時間時効によりIHCの向上
を計り、高性能の希土類磁石となる製造について
記述してある。
一般に、焼結型磁石の粉末冶金法による製造工
程は、原料合金の溶解工程、粉砕工程、磁場中配
向工程、圧縮成形工程、焼結工程、時効工程の順
に進められる。
まず、溶解工程は、アーク、高周波等の真空ま
たは不活性雰囲気中で通常行なわれ、合金原料イ
ンゴツトを得ている。粉砕工程は、粗粉砕と微粉
砕にわけられ、粗粉砕はジヨークラツシヤー、デ
イスクミルやロールミル等で行なわれる。磁場配
向工程及び圧縮成形工程は金型を用いて磁場中で
同時に行なわれるのが通例である。焼結工程は
1000〜1150℃の範囲で、不活性雰囲気中で行なわ
れる。時効工程は600℃近傍の温度で1時間程度
保持される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
Nd、Fe、B系磁石で代表されるR2T14B系磁
石は、従来最高とされていたSm2Co17系永久磁石
材料を、大きく超える高い磁石特性を示す。しか
しながら、R2T14B系永久磁石は、主成分として
Nd、Feを多量に含有しているため、その焼結磁
石は極めて酸化しやすく、水分の付着により容易
に錆を発生し、磁石特性の不可逆劣化や、組立品
の強度低化等の欠点も有している。耐酸化性のみ
を向上させる手法としては、現在、焼結体を時効
処理した後、磁石表面を高分子樹脂により被覆し
たり、金属による蒸着等の処理を施す手法がある
が、工業上非常に高価なものとなつてしまう欠点
がある。
したがつて、磁石特性及び耐酸化性の両特性の
向上は、R2T14B系磁石合金において工業的に、
極めて重要な事項となつている。
そこで、本発明の目的は、上記欠点に鑑み磁気
特性の向上と、磁石の耐酸化性の向上が、より低
い製造コストにて実現することができる希土類磁
石の製造方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、Nd、Fe、Bを主成分とする
R2T14B系磁石(ここで、RはYを含む希土類元
素、TはAlを含む遷移元素を示す。)を粉末冶金
法により製造する方法において、該R2T14B系磁
石の焼結体を、Al合金溶湯に浸漬して、表面処
理する表面処理工程と、該表面処理を施した焼結
体を時効処理する時効処理工程とを有することを
特徴とする希土類磁石の製造方法が得られる。
また、本発明によれば、Nd、Fe、Bを主成分
とするR2T14B系磁石(ここで、RはYを含む希
土類元素、TはAlを含む遷移元素を示す。)を粉
末冶金法により製造する方法において、該
R2T14B系磁石の焼結体を、Al合金溶湯に浸漬し
続け該合金溶湯を所定の温度範囲に保持すること
により、表面処理と時効処理とを同時に行う表面
処理時効処理同時工程を有することを特徴とする
希土類磁石の製造方法が得られる。
また、本発明によれば、上記希土類磁石の製造
方法において、上記合金溶湯の温度範囲は実質的
に470〜700℃であることを特徴とする希土類磁石
の製造方法が得られる。
〔発明の原理〕
本発明は、極めて酸化し易いR2T14B系磁石の
焼結体を、合金溶湯に浸漬して、表面処理を施す
ことにより、耐酸化性を向上させることができ
る。
さらに、本発明は、焼結体を、合金溶湯に浸漬
し続け、合金溶湯の温度範囲を470〜700℃にし
て、表面処理だけでなく、同時に時効処理をも施
すことにより、耐酸化性だけでなく、磁気特性を
も向上させることができる。
このため、従来の時効処理工程においては、高
真空雰囲気等を形成するための大規模な設備が必
要であつたが、本発明によれば、斯かる設備は不
要であるばかりでなく、完全に酸化を被ることな
く焼結型磁石を得ることができる。
ここで、合金溶湯の温度範囲を470℃〜700℃の
範囲に限定したのは、470℃以下の温度で時効し
た場合、IHCの向上には極めて長時間の保持が必
要となり、工業的に不利益となるからである。一
方、700℃以下としたのは、700℃を超える温度で
は、磁石の主成分であるFe、Ndと溶湯中のAl等
との合金化反応が顕著となり、磁石合金が溶湯へ
溶出する現象が生じるからである。
〔実施例〕
本発明に依る実施例について、以下に説明す
る。
(第1の実施例) 純度97%のNd(残部はCe、Prを主体とする他
の希土類元素)、フエロボロン(B純度分約20wt
%)及び電解鉄Feを使用し、Ndが31.0wt%、B
が1.0wt%、残部Feとなるように、アルゴン雰囲
気中で、高周波加熱により溶解し、合金インゴツ
トを得た。
次にこのインゴツトを粗粉砕した後、ボールミ
ルを用いて平均粒径約3μmに微粉砕した。この
粉末を20KOeの磁界中1ton/cm2の圧力で成形し
た。この成形体を1080℃で真空中1時間保持した
後、Ar中1時間保持し、50℃/min以上の冷却
速度で400℃以下まで急冷した。
この焼結体の皮膜を研磨して除去した後、
Al67wt%とCu33wt%からなる合金の570℃湯浴
中に3時間浸漬し、時効と磁石の表面処理とを同
時に行なつた。
この焼結磁石の磁石特性はBr14.3KG、BHC
9.0KOe、(BH)nax49M・G・Oe、IHC9.5KOeであ
つた。
また、時効のみをAr雰囲気炉中で処理した以
外は、同様の条件で製造した試料と、上記第1の
実施例の試料を、90%湿度中70℃で保持したとこ
ろ、前者は約1時間で著しく錆が発生したが、後
者の第1の実施例では100時間保持しても錆の発
生等の異常は認められなかつた。
(第2の実施例) 純度97%のNd、純度95%のDy、フエロボロン
及び電解鉄を使用し、(Nd95・Dy5)が31.5wt%、
Bが0.9wt%、残部Feとなるように、アルゴン雰
囲気中で、高周波加熱により溶解し、合金インゴ
ツトを得た。
次に実施例1と同様にして、粉砕、成形を行な
い、1070℃で焼結し、焼結合金を得た。
この焼結体の皮膜を研磨して除去した後、
87wt%Alと13%Siからなる合金の590℃湯浴中に
2時間浸漬し、時効と磁石の表面処理とを同時に
行なつた。
この焼結磁石の磁石特性はBr14.0KG、BHC
11KOe(BH)nax47M・G・Oe、IHC12KOeであつ
た。
また、時効のみをAr雰囲気炉中で処理した以
外は、同様の条件で製造した試料と、上記第2の
実施例の試料を、90%湿度中70℃で保持したとこ
ろ、後者は約1時間で著しく錆が発生したが、後
者の第2の実施例では100時間保持しても錆の発
生等の異常は認められなかつた。
(第3の実施例) 5wt%のCe、15wt%のPr、残部Nd(ただし、
他の残留元素はNdとして含めた。)からなるセリ
ウムジジム、フエロボロン、電解鉄を使用し、R
(希土類金属)が34wt%、Bが1.0wt%、残部Fe
となるように、アルゴン雰囲気中で、高周波加熱
により溶解し、合金インゴツトを得た。
次に実施例1と同様にして、粉砕、成形を行な
い、1060℃で焼結し、焼結合金を得た。
この焼結体の皮膜を研磨して除去した後、
10wt%Alと90wt%Snからなる合金の530℃湯浴
中に2時間浸漬し、時効と磁石の表面処理と同時
に行なつた。
この焼結磁石の磁石特性は、Br13.0KGBHC
11KOe、(BH)nax40M・G・Oe、IHC12KOeであ
つた。
また、時効のみをAr雰囲気中で処理した以外
は、同様の条件で製造した試料と、上記実施例の
試料を90%湿度中70℃で保持したところ、前者は
約1時間で著しく錆が発生したが、後者の第3の
実施例では100時間保持しても、顕著な錆の発生
は認められなかつた。
以上の第1〜第3の実施例で示されたように、
溶解しているAl系合金中に、R2、T14B系焼結体
を浸漬することにより、時効処理と表面処理とを
同時に行なうことができる。ちなみに、本実施例
における焼結終了時点での磁石特性のうちIHC
は、実施例1で約5KOe、実施例2で約4KOe、
実施例3で約6KOeと著しく低い値を示してい
る。したがつて、本系磁石の製造工程において
は、時効処理は高性能化のうえでは必要不可欠な
工程であることが理解できる。
尚、第1〜第3の実施例では、Nd、Fe、B
系、Nd、Dy、Fe、B系、Ce、Pr、Nd、Fe、B
系に対するAl−Cu系、Al−Si系、Al−Sn系合金
に対してのみ述べているが、本発明は焼結合金の
時効と表面処理とを同時に進行することを特徴と
するものであるので、他の元素を含めたR2T14B
系磁石についても適用できることは明らかであ
り、また、時効温度で溶融状態にあるAl多元系
合金であれば適用できることは明白である。
また、溶融したAl系合金中に磁石焼結体を一
時浸漬した後取り出し、別の炉中等で時効処理等
を行なうことも、本発明の範囲に含まれる手法で
あることは容易に理解できる。このとき、二段目
の炉中時効処理がAl系合金の融点以下の温度で
行なわれるとしても、時効温度が470℃〜700℃の
温度範囲にあれば、本発明の範囲となることも容
易に推察できる。第1〜第3の実施例では、一定
温度で保持している条件についてのみ述べたが、
時効処理と表面処理に関しての効果が、470℃〜
700℃の温度範囲にて実現されるものであれば、
保持温度を多段もしくは徐冷等で変化させたり、
昇温降温等を繰り返したとしても、本発明の範囲
に入るものである。また、その処理の一部分が本
発明で限定した範囲にあれば、本発明の範囲に含
まれるものである。
〔発明の効果〕 本発明について、以上詳しく説明したが、
R2T14B系磁石を粉末冶金法によつて製造する方
法において、焼結体を融点が660℃以下のAl系合
金溶湯浸漬し、470℃から700℃の温度範囲で保持
することにより、磁石の時効処理と表面処理を同
時に進行させることにより、磁気特性の高性能化
と耐酸化性の向上とが同時に達成できるから、本
発明は工業上非常に有益である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Nd、Fe、Bを主成分とするR2T14B系磁石
    (ここで、RはYを含む希土類元素、TはAlを含
    む遷移元素を示す。)を粉末冶金法により製造す
    る方法において、 該R2T14B系磁石の焼結体を、Al合金溶湯に浸
    漬して、表面処理する表面処理工程と、該表面処
    理を施した焼結体を時効処理する時効処理工程と
    を有することを特徴とする希土類磁石の製造方
    法。 2 Nd、Fe、Bを主成分とするR2T14B系磁石
    (ここで、RはYを含む希土類元素、TはAlを含
    む遷移元素を示す。)を粉末冶金法により製造す
    る方法において、 該R2T14B系磁石の焼結体を、Al合金溶湯に浸
    漬し続け該合金溶湯を所定の温度範囲に保持する
    ことにより、表面処理と時効処理とを同時に行う
    表面処理時効処理同時工程を有することを特徴と
    する希土類磁石の製造方法。 3 特許請求の範囲第2項記載の希土類磁石の製
    造方法において、上記合金溶湯の温度範囲は実質
    的に470〜700℃であることを特徴とする希土類磁
    石の製造方法。
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