JPS6383244A - 希土類磁石の製造方法 - Google Patents

希土類磁石の製造方法

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JPS6383244A
JPS6383244A JP61228021A JP22802186A JPS6383244A JP S6383244 A JPS6383244 A JP S6383244A JP 61228021 A JP61228021 A JP 61228021A JP 22802186 A JP22802186 A JP 22802186A JP S6383244 A JPS6383244 A JP S6383244A
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Tadakuni Sato
忠邦 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、 Nd −Fe −B系永久磁石を代表とす
る希土類金属(R)と遷移金属(T)とホウ素(、B)
を主成分としてなるR2T14B系金属間化合物磁石の
製造方法に関し、特に永久磁石を粉末冶金法によって製
造する場合の磁石特性の改善に関するものである。
〔従来の技術〕
R−Fe−B系磁石の製造方法については、二つの方法
に大別される。ひとつは溶解している合金を超急冷した
後、粉砕した磁石粉末を磁場中で配向して製造される高
分子複合型磁石である。一方は、溶解して得られた磁石
合金のインゴットを微粉砕し、磁場中で成形した後、焼
結して製造される焼結型磁石である。
R−Fe −B系磁石の粉末冶金法によって製造される
焼結型磁石に関する文献として、特開昭59−4600
8号公報(J、P、A、、 )や日本応用磁気学会第3
5回研究会資料rNd −Fe−B系列磁石」(昭和5
9年5月)があげられる。これらの文献には。
溶解して得たインゴットを粉砕、磁賜中成形後1Ar雰
囲気中で焼結し、1時間の短時間時効により1)(cの
向上を計シ、高性能の希土類磁石となる製°法について
記述しである。
一般に1本系磁石の粉末冶金法による製造工程は、原料
合金の溶解、粉砕、磁場中配向、圧縮成形、焼結1時効
の順に進められる。溶解は、アーク、高周波等の真空ま
たは不活性雰囲気中で通常行なわれ1合金原料インゴッ
トを得ている。粉砕は、粗粉砕と微粉砕にわけられ、粗
粉砕はショークラッシャー、ディスクミルやロールミル
等で行なわれる。磁場配向及び圧縮成形は金型を用いて
磁場中で同時に行なわれるのが通例である。焼結は10
00〜1150℃の範囲で、不活性ガス雰囲気中で行な
われる。時効は600℃近傍の温度で不活性ガス雰囲気
中に1時間程度保持される。
Nd−Fe−B系磁石で代表されるR2T、4B系磁石
は。
従来最高とされていたSm2Co 17系永久磁石材料
を。
大きく超える高い磁石特性を示す。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、R2T14B系永久磁石は、主成分とし
てNd 、 Feを多量に含有しており、焼結磁石は極
めて酸化しやすく、水分の付着によシ容易に錆を発生し
、磁石特性の不可逆劣化や1組立品の強度低化等の欠点
も有している。したがって、磁石特性の向上とともに、
耐酸化性の向上は、R2T14B系磁石合金に対し、工
業的には極めて重要な事項となっている。耐酸化を向上
させる手法としては。
現在、焼結体を時効処理した後、磁石表面を高分子樹脂
による被覆や、金属による蒸着等の処理をするのが一般
的であるが、高純度の不活性ガス雰囲気中の処理を行っ
たり、アルミイオンシレーティング装置を用いなければ
ならないため、工業上非常に高価なものとなっている。
そこで1本発明の目的は、上記欠点に鑑み。
IHCを向上させる焼結体の時効処理と、耐酸化性を向
上させる表面処理とを低い製造コストにて得る製造方法
を提供することである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明によれば、Nd、Fe、Bを主成分として含有す
るR2T14B系磁石(ここで、RばY及びCe 。
Pr * Nd 、 Gd 、 Tb 、 Dy + 
Ho等の希土類元素。
TはAl及びCr 、 Mn 、 Fe 、 Co 、
 Ni等の遷移金属をあらわす)を粉末冶金法によって
製造する方法において、 R2T14B系粉末の焼結体
を、融点が700℃以下のPb系合金溶湯に浸漬し、4
70℃から700℃の温度範囲で保持し1時効処理と磁
石の表面処理とを同時に行うことを特徴とする希土類磁
石の製造方法が得られる。
ここで1時効温度の範囲を470℃〜700℃の範囲に
限定したのは、470℃以下の温度で時効した場合IH
Cの向上には極めて長時間の保持が必要と々す、工業的
に不利益となるからである。
一方、700℃以下としたのは、700℃以上の温度で
は磁石の主成分であるNd、Feと溶湯中のSn等との
合金化反応等が顕著となり、磁石合金が溶湯へ溶出する
現象が見られるためである。
尚、上述した工程は、従来、不活性ガス雰囲気中で行な
われていたが1本発明によれば、斯かる雰囲気を形成す
る必要はなく9通常の大気中においても実施することが
でき、且つ、磁石特性の劣化、磁石材料の酸化を被るこ
とがない。
〔実施例〕
本発明に係る実施例について説明する。
(実施例1) 純度97チのNd (残部はCe、Prを主体とする他
の希土類元素)、フェロボロン(B純分約20wt%)
及び電解鉄を使用し、 Ndが30.5 Wt係。
Bが1. OWt % T残部Feとなるように、アル
ゴン雰囲気中で、高周波加熱により溶解し9合金インゴ
ットを得た。− 次にこのインゴットを粗粉砕した後、ぎ−ルミルを用い
て平均粒径約3μmに微粉砕した。この微粉末を20 
KOeの磁界中1 t o n 7cm 2の圧力で成
形した。この成形体を1090℃で真空中1時間保持し
た後、 Arガス中1時間保持し、50℃/min以上
の冷却速度で400℃以下まで急冷した。
この焼結体の皮膜を研磨して除去した後、 Pb9 Q
 wt%、 AA I Q wt%からなる合金の66
0℃湯浴中に1/3時間浸漬し1時効処理と磁石の表面
処理とを同時に行なった。
この焼結磁石の磁石特性はBr ]、 4.4 KG 
、 BHC8.5 KOc  t  (BH)max 
4 8.5 M−G−Oe  、IHC9,Q KOe
であった。
また1時効処理のみをArガス雰囲気炉中で処理した以
外は、同様の条件で製造した比較試料と。
上記実施例の試料とを、90多湿度中70℃で保持した
ところ、比較試料は約1時間で著しく錆が発生したが、
実施例の試料は100時間保持しても錆の発生等の異常
は認められなかった。
(実施例2) 純度97 %のNd 、純度95係のDy、フェロポロ
ン及び電解鉄を使用し、 (Ndq5・Dy5)が31
.5wt%、Bが]、0wt%、残部Feとなるように
、アルゴン雰囲気中で。
高周波加熱によシ溶解し1合金インゴットを得た。
次に実施例1と同様にして、粉砕、成形を行ない、10
70℃で焼結し、焼結合金を得た。
この焼結体の皮膜を研磨して除去した後、 Pb99 
wt%とCu 1. wt%からなる合金の610℃湯
浴中に1/2時間浸漬し1時効処理と磁石の表面処理と
を同時に行なった。
この焼結磁石の磁石特性はBr 1.4.0 KG 、
 BHCl 1 KOe (BH)max 47 M’
G・Oe 、 rHc 12 KOeであった。
壕だ9時効処理のみをArガス雰囲気炉中で処理した以
外は、同様の条件で製造した比較試料と。
上記実施例の試料とを、90チ湿度中70℃で保持した
ところ、比較試料は約1時間で著しく錆が発生したが、
実施例の試料は100時間保持しても、錆の発生等の異
常は認められなかった。
(実施例3) 5 wt%のCe 、 1.5 wt%のPr、残部N
d (ただし、他の残留元素はNdとして含めた。)か
らなるセリウムジ・シム、フェロボロン、電解鉄を使用
し。
R(希土類金属)が35.Qwt%、Bが1. Owt
% 。
残部Feとなるように、アルゴン雰囲気中で、高周波加
熱によシ溶解し1合金インゴットを得た。
次に実施例1と同様にして、粉砕、成形を行ない、10
60℃で焼結し、焼結合金を得た。
この焼結体の皮膜を研磨して除去した後、 Pb80w
t係とZn 2 Owt係からなる合金の500℃湯浴
中に2時間浸漬し9時効処理と磁石の表面処理とを同時
に行なった。
この焼結磁石の磁石特性は、 Br i 2,6 KG
 。
BHC11,5KOe + (BH)max 38 M
−G−Oe 、  zHc]、 2.5 KOeであっ
た。
また1時効処理めみをArガス雰囲気炉中で処理した以
外は、同様の条件で製造した比較試料と。
上記実施例の試料とを、90%湿度中70℃で保持した
ところ、比較試料は約1時間で著しく錆が発生したが、
実施例の試料は100時間保持しても、顕著な錆の発生
は認められなかった。
以上の実施例で示されたように、溶解しているPb系合
金中に、 R2・T+4・B系焼結体を浸漬することに
より9時効処理と表面処理とを同時に行なうことができ
る。ちなみに9本実施例における焼結終了時点での磁石
特性のうちIHCは、実施例1で約5 KOe 、実施
例2で約4 KOe 、実施例3で約6KOeと著しく
低い値を示してい゛る。したがって。
水系磁石の製造工程においては9時効処理は高性能化の
うえでは必要不可欠な工程であることが理解できる。
以上の実施例では、 Nd−Fe−B系、 Nd−Dy
−Fe−B系、Ce−Pr・Nd−FQ−B系に対する
Pb−Al系、Pb−Cu系、 Pb−Zn系合金に対
してのみ述べたが1本発明は焼結合金の時効処理と表面
処理とを同時に進行することを特徴とするものであるの
で、他の元素を含めたR2T14B系磁石についても適
用できることは明らかであり、′=!た1時効温度で溶
融状態にあるPb多元素合金であれば適用できることは
明白である。
また、溶融したPb系合金中に磁石焼結体を一時浸漬し
た後取り出し、別の炉中等で時効処理等を行なうことも
1本発明の範囲に含まれる手法であることは、容易に理
解できる。この時二段目の炉中時効処理がPb系合金の
融点以下の温度で行なわれるとしても1時効温度が47
0℃〜700℃の温度範囲にあれば9本発明の範囲とな
ることも。
容易に推察できる。
本実施例では、一定温度で保持している条件についての
み述べたが1時効処理と表面処理に関しての効果が、こ
の温度範囲にて実現されるものであれば、保持温度を多
段もしくは徐冷等で変化させたシ、昇温降温等を繰り返
したとしても本発明の範囲に入るものである。また、そ
の処理の一部分が本発明で限定した範囲にあれば1本発
明の範囲に含まれるものである。
〔発明の効果〕
以上の説明のとおシ9本発明に係るR2T14B系磁石
を粉末冶金法によって製造する方法において。
焼結体を融点が700℃以下のPb系合金溶湯に浸漬し
、470℃から700℃の温度範囲で保持することによ
シ、磁石の時効処理と表面処理とを同時に進行させるこ
とができ、 r)(cの向上による磁気特性の高性能化
と耐酸化性の向」二とが同時に達成できる。さらに本発
明法は時効における雰囲気を限定せず、従来用いられて
いた高価な装置を用いることなく少々い工程数で同様の
磁石特性を得ることが可能となり工業上非常に有益であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、Nd、Fe、Bを主成分として含有するR_2T_
    1_4B系磁石(ここで、RはY及びCe、Pr、Nd
    、Gd、Tb、Dy、Ho等の希土類元素、TはAl及
    びCr、Mn、Fe、Co、Ni等の遷移金属をあらわ
    す。)を粉末冶金法によって製造する方法において、R
    _2T_1_4B系粉末の焼結体を融点が700℃以下
    のPb系合金溶湯に浸漬し、470℃から700℃の温
    度範囲で保持し、時効処理と磁石の表面処理とを同時に
    行うことを特徴とする希土類磁石の製造方法。
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