JPH0460891A - 駐車カード並びに駐車場管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車輌の入庫時に入庫時刻情報を記録して発行
される駐車カードを、出庫口の料金精算機に差込んで料
金精算した後に、上記の入庫時刻情報を消去して繰返し
使用できるように工夫した駐車カードと、この駐車カー
トを使用して車輌の入出庫を管理する駐車場管理装置に
関する。

〔従来の技術〕

車輌の入庫時に発行される駐車カード（駐車界）には、
紙カートと磁気カード、並びに、例えば特公昭６３−５
１３１２号公報に見られるようなＩＣカードが存在し、
紙カードの場合は、入庫時刻読取用として例えば特公昭
６１−５５７１．８号公報に見られような入庫時刻パン
チ孔、又は、実開昭６３−１５１０７２号公報に見られ
るような入庫時刻バーコードが入庫時刻印字と一緒にカ
ード上にパンチ処理或は印字処理され、また、磁気カー
ドの場合は、例えば特願昭６３−３１３０９９号に見ら
れるように磁気ストライプに入庫時刻情報が書込まれ、
これに合わせて目視確認用としてドツトプリンタ等を用
いて入庫時刻がカード面に印字処理され、更に、ＩＣカ
ードの場合は、入庫時刻情報をメモリに記憶すると同時
に、表示器にこれ等の情報を表示するように構成されて
いる。

そして、上述した紙カードと磁気カード類の各駐車カー
ドは、出庫口で料金精算機に差込んで入庫時刻情報の読
取りと精算を終えると、そのまま回収されて廃棄処分さ
れ、また、ＩＣカードの場合は、料金精算後再び利用者
に送り戻して再使用させる仕組に成っている。

しかし、上述した廃棄処分される駐車カードのうち、磁
気カード類の駐車カードに付いては、磁気ストライプを
設ける点で紙製のカードよりも単価が高くてランニング
コストが掛ると共に、資源の無駄使いともなって甚だ不
経済であるから、磁、気ストライプに書込まれている入
庫時刻情報を消！ 去して再使用することが考えられた。

〔発明が解決しようとする課題〕

所が、磁気カード類の駐車カードには、前述の如く磁気
書込みに加えて目視確認用としてドツトプリンタ等によ
る入庫時刻の印字が成され、また、この印字を確実に消
去するための具体的な手段が存在しない以上、磁気カー
ド類の駐車カードの再使用は不可能であった。

尚、上記の入庫時刻をカード面に印字しなければ磁気カ
ード製駐車カードの再使用は可能であるが、この場合は
利用者が入庫時刻を直接目視確認できず、利用者に駐車
時間に付いての不安感が生じる問題があった。

従って本発明の技術的課題は、発行時に目視確認用とし
て駐車カードに印字した入庫時刻情報を消去自在に構成
して、１枚の駐車カードを繰返し使用できるようにした
駐車カードと、この駐車カードを繰返し使用可能とする
駐車場管理装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段
は以下の如くである。

（１）入庫時刻情報を記録するための磁気ストライプを
備えたカードに、第１の特定温度で透明化し、第２の特
定温度で白濁化する可逆性感熱記録材層を用いて構成し
た入庫時刻情報用印字部を設けること。

（２）駐車カードの磁気ストライプに入庫時刻情報を書
込んで発行する機能を備えた駐車カード発行機に、可逆
性感熱記録材層を用いて構成した駐車カードの入庫時刻
情報用印字部に対して、可逆性感熱記録材層を第１の特
定温度又は第２の特定温度で選択的に透明化或は白濁化
して上記の入庫時刻情報を印字する感熱印字手段を設け
ること。

（３）上記駐車カードの磁気ストライプに書込まれてい
る入庫時刻情報を読取って、駐車時間と駐車料金を算出
し、且つ、表示する機能を備えた駐車料金精算機には、
上記駐車カードの印字部に印字されている入庫時刻情報
を、第２の特定温度又は第１の特定温度で白濁化或は透
明化して消去する感熱消去手段と、上記磁気ストライプ
に書込まれている入庫時刻情報を消去する磁気消去手段
を設けること。

但しここに於いて可逆性感熱記録材層とは、例えば特開
平２−５０８９７号公報に於いて、プリペイドカードの
表面又は裏面に形成されている印字部と同じ構成の印字
層であって、その詳細な構成は以下に述べる実施例の項
で説明する。

〔作用〕

上記の手段は以下の如く作用する。

■上記（１）の要素は、入庫時刻情報を磁気書込用ヘッ
ドを用いて磁気ストライプに書込むことができる一方、
この入庫時刻情報を、可逆性感熱記録材層で造った印字
部に、感熱ヘッドとかプリンタ等を用いて該印字部を選
択的に透明化又は白濁化して印字表示して、利用者に入
庫時刻等を直接目視確認可能とする一方、また、上記の
印字部をヒートローラ等を用いて加熱することにより、
印字面を選択的に白濁化又は透明化して印字を消去し、
以って、駐車カードの再使用を可能にする。

■上記（２）の要素は、利用客に対して駐車カー１くを
発行するに当って、駐車カート発行機に設けた感熱印字
手段が、可逆性感熱記録材層で造った印字部を選択的に
透明化又は白濁化して入庫時刻情報を印字表示するため
、利用者はこの印字を見ることによって入庫時刻を常に
正確に把握、確認することを可能にする。

■上記（３）の要素は、駐車カードを料金精算機に差込
んで料金の精算を終えると、感熱消去手段が上記の印字
部を選択的に白濁化又は透明化して印字を消去する一方
、磁気消去手段が磁気ス１へライブに書込まれている磁
気情報を消去するから、この駐車カードを回収して再び
駐車カート発行機より再発行（再使用）することを可能
にする。

以上の如くであるから、上記の手段によって子連した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。

〔実施例〕

以下に、上述した本発明に係る駐車カー１−並びに駐車
場管理装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に
説明する。

第１図は本発明で使用する駐車カード発行機の一例を示
した斜視図であって、図中、１はその発行機を、２は駐
車カートＴの発行口を示し、この発行機１は駐車場の入
庫口に設置される。

また、第４図と第５図は上記駐車カードＴの表面図と裏
面図であって、駐車場名等を印刷したカード表面には、
第４図の如く印字面を第１の特定温度で透明化し、第２
の特定温度で白濁化する可逆性感熱記録材層を用い構成
した入庫時刻情報用印字部ＴＰが設けられ、この印字部
ＴＰには例えば駐車券の通し番号Ｐ１とか、駐車スペー
ス番号Ｐ２に加えて、入庫当日の日付と入庫時刻とから
成る入庫時刻情報Ｐ３が印字される仕組に成っている。

上述した可逆性感熱記録材層の構成は、特開平１−５０
８９７号公報で開示されている［プリペイドカー１−へ
の情報記録方法」て用いられているものと同一であって
、第６図はその一部を拡大して示した断面図である。

即ち、第６図に於いてＩ”　］は例えばポリエチレン・
テレフタレート等から成るベースフィルム層であって、
Ｔ２は磁性層、Ｔ３は平滑層、Ｔ４は光反射層を示し、
更に、Ｔ５はベヘン酸、ラウリン酸、ステアリン酸等の
高級脂肪酸を、塩ビ・酢ビ共重号体とか塩化ビニリデン
等の高分子７１へリックス材中に分散し、更に、界面活
性剤等を少量添加して構成した書換表示層であって、Ｔ
６はシリコン樹脂等を用いたオーバーコート層を示す。

以上の如く構成された可逆性感熱記録材層は、例えばヒ
ートローラを用いて全面を例えば８０℃前後の第２の特
定温度に加熱すると、全面が白濁化されて全ての印字を
消去する一方、サーマルヘッド等を用いてこの白濁化さ
れた可逆性感熱記録材層の面を選択的に例えば６０℃前
後の第１の特定温度で加熱すると、この加熱を受けた面
が部分的に透明化されて、第４図に示した如き各情報Ｐ
１、Ｐ２．Ｐ３が印字表示される仕組に成っている。

尚、上記駐車カードＴの裏面には第５図に示したような
磁気ストライプ１゛Ｓが形成され、−に連した入庫時刻
情報を含む各情報が磁気書込み自在に構成されているが
、この裏面の構造は従来の磁気カードと同一であるから
その詳細な説明は省略する。

次に、上記第１図に示した駐車カード発行機１の内部構
造と電気的構成を第２図と第３図の記載に基づいて説明
する。

第２図に於いて、符吟３で全体的に示したのは前述した
発行口２の内側に設けた駐車カート発行装置であって、
この発行装置３は、車輌検知器（図示せず）が車輌を検
出すると、ストックしておいた駐車カートＴを１枚ずつ
発行口２に向けて送り出すカードストッカ４と、送り出
される駐車カードＴの印字部ＴＰを第１の特定温度で加
熱透明化して、第４図に示した情報ＰＬ、Ｐ２と入庫時
刻情報Ｐ３を印字表示するための感熱書込みヘッド（サ
ーマルヘッド）５を備えている。尚、上記のヘッド５と
しては、例えば６　ｄｏｔｓ／　ｍｍ又は８　ｄｏｔｓ
／　ｍｍ、印加電力＝０．４３Ｗ又はＩＷ、パルス＋ｌ
］　＝　１　、７　ｍ５ｅｃ又は０　、３　ｍ５ｅｃの
サーマルヘッドが使用される。

また、７は上記印字部ＴＰに印字したものと同じ情報を
駐車カードＴの磁気ストライプＴＳに書込むための磁気
書込みヘッドで、６と８は各ヘッド５，７用のプラテン
ローラを示す。

更に第２図に於いて、９は搬送用モータ９Ｍによって送
り回転されるカード送りローラ、１０はテンションロー
ラであって、表裏の印字部ＴＰと磁気ストライプＴＳに
入庫時刻情報等を印字及び磁気書込みされた駐車カード
Ｔは、これ等ローラ９．１０の送りを受けて発行口２か
ら発行され、利用客がこの駐車カードＴを発行口２から
引取ると、センサが働いて入口ゲートが開き、車輌の入
庫を可能にする仕組に成っている。

尚、第３図は上記駐車カード発行機１の電気的構成を説
明したブロック図であって、図中、１１は制御部の中心
を成すＣＰＵで、１２，１３．１４はこのＣＰＵＩＩに
接続したデータメモリとプログラムメモリと時計回路を
示す。更に、１５は上記のＣＰＵＩＩに接続した入出力
インターフェイス回路であって、これには前述した感熱
書込みヘッド５と磁気書込みヘッド７とカード搬送用モ
ータ９Ｍが接続され、加えて、車輌を検知するとこの発
行機１を作動して駐車カードＴを発行させる車輌検出器
１６が接続されていて、夫々がｃｐＵｌｌの監視の基に
プログラムメモリ１３に格納されているシステムプログ
ラムに従って制御される仕組に成っている。

第７図は駐車場の出庫口に設置される料金精算機の一例
を示した斜視図であって、図中、２０はその料金精算機
を、また、２１は駐車カードＴの差込口、２２は駐車料
金の表示器、２０ａと２０ｂは硬貨と紙幣の挿入口、２
ｏＣはつり銭と領収書の発行口を示す。

また、第８図は上記料金精算機２０の内部構造を示した
ものであって、図中２０Ｘはカード差込口２１の内側に
設けた料金精算装置で、この装置２０Ｘは差込口２１に
差込まれた駐車カードＴを内部に引込むためのローラ２
３，２４と、これ等両ローラ２３，２４を回転するため
のモータ２３Ｍと、駐車カードＴの磁気ストライプＴＳ
に書込まれている入庫時刻等の情報を読取る磁気データ
読取りヘッド２５と、この磁気データを消去するための
消去部２７（消去ヘッド）と、上記印字部ＴＰに印字さ
れている各情報ＰＩ、Ｐ２’、Ｐ３を、印字面を第２の
特定温度に加熱白濁化して消去するための感熱データ消
去部２８（ヒートローラ）とによって構成されていて、
磁気データと印字データが消去された駐車カードＴは、
回収制御部２９Ｔ（回収用マグネット押圧板）によって
順次回収ボックス２９に回収されて再使用される仕組に
成っている。更に、図中２６はプラテンローラを示す。

また、第１０図は印字部ＴＰの印字が全て消去されて再
使用可能となった駐車カードＴの表面図を示す。

尚、上述したヒートローラとしては例えば７５〜８０℃
の加熱温度を備え、６０ｃｎ＋／ｍｊｎで回転するもの
が使用される。

次に、第９図は上述した料金精算機２０の電気的構成を
示したブロック図で、制御部の中心を成すＣＰＵ３０に
は、データメモリ３１とプログラムメモリ３２と時計回
路３３と入出力インターフェイス回路３４が接続され、
更にこのインターフェイス回路３４には、前述した料金
表示２２と、カード搬送用モータ２３Ｍと、磁気データ
読取りヘッド２５と、磁気データ消去部２７と、感熱デ
ータ消去部２８に加えて、硬貨と紙幣の各読取部２０８
．２０Ｔと、領収証発行部２５Ｐと、駐車券回収制御部
２９Ｔとか、更には、つり銭発行機（図示せず）が接続
されていて、夫々がＣＰＵ３０の監視下でプログラムメ
モリ３２に格納されたシステムプログラムに従って制御
され、入庫時刻の読取りと、読取った入庫時刻と現在時
刻から駐車時間と駐車料金を算出し、この料金を表示器
２２に表示する一方、料金の支払いを受けると駐車カー
１−Ｔの印字データと磁気データを消去して再使用可能
と成し、且つ、この駐車カー１−Ｔを回収制御部２９Ｔ
が回収ボックス２９に回収し、更に、出１」ケートを開
いて車輌の出庫を可能にする一連した動作を行う仕組に
成っている。

本発明は以上述へた如き構成であるから、入庫時には入
庫時刻等を印字部１”　Ｉ−’に印字し、磁気スＩ−ラ
イブＴＳに同しく入庫時刻等の情報を記録した駐車カー
１：　ｒが発行機１から発行され、出庫時には、この駐
車カードＴを料金精算機２０に差込むことで、磁気ス１
ヘライブ′ｒＳより入庫時刻等か読取られて駐車時間と
料金が算出、表示され、料金の精算を済ませると印字部
ＴＰの印字情報と磁気ストライプＴＳの磁気情報が全て
消去され、再使用可能な駐車カートＴとして回収ボック
ス２９に回収される。

尚、」二連した実施例では、感熱書込みヘッド５（サー
マルヘッド）を第１の特定温度（６０’Ｃ前後）に加熱
することにより印字部ＴＰの印字面を選択的に透明化し
て印字を行い、また、この印字髪感熱データ消去部２８
（ヒーＩ−ローラ）を第２の特定温度（８０℃前後）に
加熱して印字面に白濁化して消去するようにしているが
、これを、上記感熱書込みヘッド５による印字を第２の
特定温度で選択的に白濁化して行い、感熱データ消去部
２８を第１の特定温度で加熱して、印字面を透明化して
印字を消去するようにしてもよい。

〔効果〕

本発明に係る駐車カート並びに駐車場管理装置は以」−
述へた如くであって、可逆性感熱記録材層の使用により
、駐車カード面に印字した入庫時刻情報を消去すること
ができるため、この印字情報と磁気情報を料金精算機で
料金精算後に消去することにより、駐車カー１（を繰返
し使用することを可能にするものであって、従って、ラ
ンニングコストを安くして駐車場を経済的に管理できる
利点を発揮できるものであって、特に、駐車カー１−の
使用枚数が多い大型駐車場で利用して狗に好適なもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明で使用する駐車カード発行機の一例を示
した斜視図で、第２図はその内部構造を示した構成図、
第３図は発行機の電気的構成を説明したブロック図、第
４図と第５図は本発明に係る駐車カートの表面図と裏面
図で、第６図は印字部を構成する可逆性感熱記録材層の
部分を拡大して示した断面図、第７図は本発明で使用す
る料金精算機の一例を示した斜視図で、第８図はその内
部構造を示した構成図、第９図は料金精算機の電気的構
成を示したブロック図で、第１０図は印字が消去された
再使用可能な配車カー１・の表面図である。 １は駐車カート発行機、５は感熱書込みヘット（サーマ
ルヘッド）、７は磁気書込みヘッド、′ｒは駐車カー１
へ、ＴＰは可逆性感熱記録材層を用いて構成した印字部
、ＴＳは磁気ストライプ、２０は料金精算機、２５は磁
気データ読取りヘッド、２７は磁気データ消去部（消去
用ヘラＦ）、２８は感熱データ消去部（ヒートローラ）
、２９は回収ボックス。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）入庫時刻情報を記録するための磁気ストライプを
   備えたカードに、第１の特定温度で透明化し、第２の特
   定温度で白濁化する可逆性感熱記録材層を用いて構成し
   た入庫時刻情報用印字部を設けたことを特徴とする駐車
   カード。
2. （２）駐車カードの磁気ストライプに入庫時刻情報を書
   込んで発行する機能を備えた駐車カード発行機に、可逆
   性感熱記録材層を用いて構成した駐車カードの入庫時刻
   情報用印字部に対して、可逆性感熱記録材層を第１の特
   定温度又は第２の特定温度で選択的に透明化或は白濁化
   して上記の入庫時刻情報を印字する感熱印字手段を設け
   る一方、上記駐車カードの磁気ストライプに書込まれて
   いる入庫時刻情報を読取って、駐車時間と駐車料金を算
   出し、且つ、表示する機能を備えた駐車料金精算機には
   、上記駐車カードの印字部に印字されている入庫時刻情
   報を、第２の特定温度又は第１の特定温度で白濁化或は
   透明化して消去する感熱消去手段と、上記磁気ストライ
   プに書込まれている入庫時刻情報を消去する磁気消去手
   段を設けたことを特徴とする駐車場管理装置。