JPH07110559B2 - 立体磁気記録カード - Google Patents

立体磁気記録カード

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JPH07110559B2
JPH07110559B2 JP4150481A JP15048192A JPH07110559B2 JP H07110559 B2 JPH07110559 B2 JP H07110559B2 JP 4150481 A JP4150481 A JP 4150481A JP 15048192 A JP15048192 A JP 15048192A JP H07110559 B2 JPH07110559 B2 JP H07110559B2
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JP
Japan
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magnetic recording
card
magnetic
recording card
substrate
Prior art date
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JP4150481A
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JPH0692078A (ja
Inventor
太海 堀
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KATSUSERU KK
Original Assignee
KATSUSERU KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドに対して非接
触で垂直記録及び読取りが可能であり、特に遊戯場にお
ける子供向けのプリペイドカードとして最適な立体磁気
記録カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカードやプリペイドカ
ードには、一般に、塩化ビニル樹脂やポリエチレンテレ
フタレート(PET)等からなる厚さ0.2mm前後の
基板の上に磁気記録層を形成した磁気記録カードが使用
されている。この磁気記録層は、磁気記録媒体である磁
性粉をバインダーとともに基板上に全面的にあるいはス
トライプ状に薄く塗布することにより形成されている。
このような磁気記録カードは、磁気記録層の磁化の面内
成分に種々の情報を担わせるものであり、その情報は磁
気記録層を磁気ヘッドに接触させることにより読み取ら
れ、あるいは書き込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、駅の自
動改札機のように一日に莫大な数のカードが通過する装
置では、磁気ヘッドがカードの接触によって汚れたり、
傷付いたりするため、頻繁に磁気ヘッドのメンテナンス
を行う必要があり、そのメンテナンスには多大な時間と
費用がかけられている。また、従来のカードは、磁気記
録層が薄膜状に塗布され、その保磁力はせいぜい100
0エルステッド程度であるため、外部磁界の影響を受け
やすく、書き込まれた情報が消えたり変化しやすいう
え、その改ざんや偽造が容易であった。本発明はかかる
問題点に鑑みてなされたもので、保持力が高く、磁気ヘ
ッドに対して非接触で読み書きが可能であり、改ざんや
偽造が困難で安全な立体磁気記録カードを提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る立体磁気記録カードは、合成樹脂から
なる矩形板状の基板の中に約5000エルステッド程度
の保磁力を有し、かつ、肉厚が約1mmの板状の垂直磁
気記録媒体をインサート成形して全体厚さを10mm程
度にするとともに、基板の表面に文字、図形又は記号等
からなる標章を半立体的に表示したものである。
【0005】
【作用】前記構成からなる立体磁気記録カードは、板状
の垂直磁気記録媒体を有しているので、高い保磁力で高
密度の情報が記録される。また、保磁力が高いので、表
面に半立体的な標章が形成されていても、磁気ヘッドに
対して非接触で読み書きすることができる。さらに、こ
の磁気カードは従来の水平磁化方式の磁気ヘッドでは読
書きができないので、偽造や改ざんが困難である。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は遊戯場等でプリペイドカードとして用い
られる本発明の立体磁気記録カード1を示す。この磁気
記録カード1は、矩形の基板2の中に磁気記録媒体3を
インサート成形した構造になっている。基板2は、最大
厚さ約10mmの合成樹脂、例えば塩化ビニル樹脂やポ
リエチレンテレフタレートからなる板材から形成されて
いる。基板2の表面には、動物を象った図形や、文字又
は記号等からなる標章4が半立体的に形成されている。
垂直磁気記録媒体3は、厚さ約1.0mmで、5000
エルステッド程度の高保磁力を有する磁性体、例えばバ
リウムフェライト(Baフェライト)やガンマー酸化鉄
(γFe23)からなっている。
【0007】この磁気記録カード1は、予め製作された
型内に前記垂直磁気記録媒体3を底面に対し平行にイン
サートして射出樹脂成形することにより一体的に成形さ
れている。基板2の裏面には、図2に示すように、感熱
材をコーティングした感熱層5が形成されている。この
感熱層5には、後述するリーダライター7の印字,消去
ヘッド18,20により所要情報を印字又は消去するこ
とができるようになっている。なお、この感熱層5の代
わりに、図3に示すように、カードの種類や価格、注意
書き、遊戯場の名称等が予め印刷された印刷層6aと、
その上に保護層6bを形成してもよい。
【0008】図4は、前述のように形成された磁気記録
カード1の磁気記録媒体に記録された情報を読み書きす
るとともに、その基板2の感熱層5に所要情報を印字あ
るいは消去するためのリーダライター7の概略構成図で
ある。箱状の本体8の正面には、カード挿入口9が形成
され、該カード挿入口9より外方へ水平にカード挿入ガ
イド10が延設されている。本体8の内部には、カード
1のパスラインPに沿って第1〜第5ガイドロール1
1,…,15が列設され、第1ガイドロール11と第3
ガイドロール13の間にはカード1を搬送するベルト1
6が掛けられている。各ガイドロール11〜15には、
カード1の浮き上がりを防止する押さえロール11a,
…,15aが上方より圧接している。
【0009】第2ガイドロール12と第3ガイドロール
13の間には、一対の磁気ヘッド17a,17bが、パ
スラインPを介して対向し、かつ、パスラインPに沿っ
て搬送されるカード1と非接触となるように配置されて
いる。第3ガイドロール13と第4ガイドロール14と
の間のパスラインPの下方には感熱印字ヘッド18が配
設され上方には支持ロール19が配設されている。第4
ガイドロール14と第5ガイドロール15の間のパスラ
インPの下方には消去ヘッド20が配設され、上方には
押さえロール21が配設されている。また、第5ガイド
ロール15の後方には支持プレート22が設けられてい
る。なお、前記第3〜第5ガイドロール13,14,1
5及び支持ロール19,21は、図示しないベルト駆動
装置により、図3中実線及び破線で示す方向に正逆転可
能になっている。
【0010】カード1がカード挿入口9に挿入される
と、各ガイドロール11〜15及び支持ロール19,2
1が実線で示す方向に回転して、カード1は本体8の内
部に送り込まれる。そして、カード1が一番奥の第5ガ
イドロール15まで搬送されると、各ガイドロール11
〜15及び支持ロール19,21が破線で示す方向に逆
転して、カード1はカード挿入口9に向かって搬送さ
れ、そのカード挿入口9より送り出される。このように
カード1が本体8内を往復する間に、図5に示すよう
に、情報の処理が行われる。まず、往路においては、カ
ード1が一対の磁気ヘッド17a,17bを通過する間
に、図6に示すようにその垂直磁気記録媒体3の板厚方
向に垂直記録された情報、例えば遊戯場の名称、原価、
残高等が読み取られ、その情報は図示しない制御装置に
送られる。
【0011】また、復路においては、図示しない制御装
置からの指令に基づいて、消去ヘッド20により感熱層
5に印字された情報が消去された後、印字ヘッド18に
より必要な情報、例えば使用年月日、遊戯設備の名称、
残額等が感熱層5に印字される。続いて、カード1が磁
気ヘッド17a,17bを通過する間に、必要な情報が
垂直磁気記録方法によって書き込みあるいは消去される
ことにより、残額がマーキングされて決済される。な
お、前記実施例の感熱層5の代わりに印字層を設けて、
その印字層に熱転写印字により必要な情報を印字するよ
うにしてもよい。
【0012】図7に示す磁気記録カード1aは、厚さ約
1.0mmの垂直磁気記録媒体3aを基板2の両側の側
面に沿うようにインサートして射出樹脂成形し、垂直磁
気記録媒体3aの背後に磁場が形成され易いように空洞
2aを形成したものである。基板2には、前記実施例と
同様に、上面に半立体的な標章4が形成され、下面に感
熱層5が設けてある。この磁気記録カード1aは、前記
図4に示すリーダライター7の磁気ヘッド17a,17
bをパスラインPの両側に水平に配置して当該磁気記録
カード1aの側面と非接触になるようにしたリーダライ
ターによって、垂直磁気記媒体3aに垂直磁気記録され
た情報の読書き、及び感熱層5への印字消去が可能であ
る。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る立体磁気記録カードによれば、垂直磁気記録方式
により所定情報が記録される垂直磁気記録媒体を有して
いるので、高い保磁力で高密度の情報を記録することが
できる。また、保磁力が高く、磁気ヘッドに対して非接
触で読み書きすることができるので、磁気ヘッドの汚れ
や損傷が少なくなる。このため、磁気ヘッドの寿命が長
くなるうえ、そのメンテナンスが容易であり、メンテナ
ンスの周期も長くなる。さらに、本発明に係る磁気カー
ドは従来の水平磁化方式の磁気ヘッドでは読み書きがで
きないので、偽造や改ざんが行われる虞れが少なく、安
全である。さらにまた、本発明の立体磁気記録カード
は、表面に半立体的な標章が形成してあるので、遊戯場
等における子供向けのカードして大いに利用価値が高い
ものである。また、磁気記録媒体は基板内にインサート
してあるので、外傷を受けにくく、半永久的にリサイク
ル可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る立体磁気記録カードの斜視図で
ある。
【図2】 図1に示す磁気記録カードの部分破断拡大斜
視図である。
【図3】 図2に示す磁気記録カードの変形例を示す部
分破断拡大斜視図である。
【図4】 本発明に係る磁気記録カード用のリーダライ
ターの縦断面図である。
【図5】 図3に示すリーダライターによる情報処理の
過程を示すフロー図である。
【図6】 図3に示すリーダライターの磁気ヘッドによ
る非接触垂直読み取り、書き込み及び消去の状況を示す
拡大図である。
【図7】 本発明の他の実施例に係る立体磁気記録カー
ドの部分断面拡大斜視図である。
【符号の説明】
1…立体磁気記録カード、 2…基板、3…垂
直磁気記録媒体、 4…標章。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂からなる矩形板状の基板の中に
    約5000エルステッド程度の保磁力を有し、かつ、肉
    厚が約1mmの板状の垂直磁気記録媒体をインサート成
    形して全体厚さを10mm程度にするとともに、基板の
    表面に文字、図形又は記号等からなる標章を半立体的に
    表示したことを特徴とする立体磁気記録カード。
JP4150481A 1992-06-10 1992-06-10 立体磁気記録カード Expired - Lifetime JPH07110559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4150481A JPH07110559B2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 立体磁気記録カード

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JP4150481A JPH07110559B2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 立体磁気記録カード

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Publication Number Publication Date
JPH0692078A JPH0692078A (ja) 1994-04-05
JPH07110559B2 true JPH07110559B2 (ja) 1995-11-29

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ID=15497828

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JP4150481A Expired - Lifetime JPH07110559B2 (ja) 1992-06-10 1992-06-10 立体磁気記録カード

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JPH0692078A (ja) 1994-04-05

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