JP2554078B2 - 磁気記録媒体およびその再生方法 - Google Patents
磁気記録媒体およびその再生方法Info
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- JP2554078B2 JP2554078B2 JP62114413A JP11441387A JP2554078B2 JP 2554078 B2 JP2554078 B2 JP 2554078B2 JP 62114413 A JP62114413 A JP 62114413A JP 11441387 A JP11441387 A JP 11441387A JP 2554078 B2 JP2554078 B2 JP 2554078B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製造が簡単で、セキュリティの高い磁気記
録媒体およびその再生方法に関する。
録媒体およびその再生方法に関する。
本発明は、たとえばキャッシュカード、プリペイドカ
ード、クレジットカード等の磁気カードおよびそのリー
ダ・ライタ等に適用される。
ード、クレジットカード等の磁気カードおよびそのリー
ダ・ライタ等に適用される。
[従来技術] 従来、磁性膜以外の磁気カード面内に、非磁性膜中に
複数個の異性粒子を無作為に散在分布させた偽造防止膜
を有する磁気カードか提案されている(特開昭56−1053
38号公報)。
複数個の異性粒子を無作為に散在分布させた偽造防止膜
を有する磁気カードか提案されている(特開昭56−1053
38号公報)。
この磁気カードは、異性粒子が無作為に散在した偽造
防止膜を有するために、偽造が困難となりセキュリティ
が向上するというものである。
防止膜を有するために、偽造が困難となりセキュリティ
が向上するというものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の磁気カードでは、磁気記録
領域と偽造防止のための確認領域とが別個に形成されて
いるために、両者を別々に作製し、基材に接着させると
いう製造工程が必要となり、コスト的にも、また生産性
の点でも十分ではなかった。
領域と偽造防止のための確認領域とが別個に形成されて
いるために、両者を別々に作製し、基材に接着させると
いう製造工程が必要となり、コスト的にも、また生産性
の点でも十分ではなかった。
さらに、従来の磁気カードの再生には、磁気記録領域
と確認領域とを再生するために、2個の磁気ヘッドが、
又は1個の磁気ヘッドで2回の走査が必要であった。こ
のためにシステムが複雑化し、また処理速度が低下する
という問題点も有していた。
と確認領域とを再生するために、2個の磁気ヘッドが、
又は1個の磁気ヘッドで2回の走査が必要であった。こ
のためにシステムが複雑化し、また処理速度が低下する
という問題点も有していた。
[問題点を解決するための手段] 本発明による磁気記録媒体は、 磁気記録領域内の所望部分に磁性粉が散在する確認領
域を有することを特徴とする。
域を有することを特徴とする。
また、本発明による上記磁気記録媒体の再生方法は、 前記確認領域をバイアス状態の磁気ヘッドで読み、そ
の他の磁気記録領域を無バイアスの磁気ヘッドで読むこ
とを特徴とする。
の他の磁気記録領域を無バイアスの磁気ヘッドで読むこ
とを特徴とする。
[作用] このように、上記確認領域が磁気記録領域内に形成さ
れるために、構造が簡単となり、また磁気記録領域の形
成工程によって同時に確認領域が形成でき、製造も容易
となる。
れるために、構造が簡単となり、また磁気記録領域の形
成工程によって同時に確認領域が形成でき、製造も容易
となる。
また、再生する場合にも、1個の磁気ヘッドのバイア
ス状態を変化させるだけで、1回の走査で確認領域およ
びそれ以外の磁気記録領域の再生が可能となり、記録再
生のシステムが簡略化され、高速処理が可能となる。
ス状態を変化させるだけで、1回の走査で確認領域およ
びそれ以外の磁気記録領域の再生が可能となり、記録再
生のシステムが簡略化され、高速処理が可能となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
明する。
第1図(A)は、本発明による磁気記録媒体の一実施
例の模式的平面図、第1図(B)は、そのI−I線断面
図である。
例の模式的平面図、第1図(B)は、そのI−I線断面
図である。
同図において、基材1の材料は、ポリ塩化ビニール
(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等であ
る。
(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等であ
る。
磁気層2は、磁性粉(Hc=650〜3000[Oe])を含有
する磁気塗料に、ソフト磁性粉3(Hc=100[Oe]以
下)を少量分散させた磁気塗料を基材1上に塗布したも
のである。ソフト磁性粉3としては、粒径10〜20μm程
度のFe、マンガンジンクフェライト、センダスト等があ
る。
する磁気塗料に、ソフト磁性粉3(Hc=100[Oe]以
下)を少量分散させた磁気塗料を基材1上に塗布したも
のである。ソフト磁性粉3としては、粒径10〜20μm程
度のFe、マンガンジンクフェライト、センダスト等があ
る。
また、磁気カード全体は保護層4で覆われている。
磁気層2のデータエンコード部は、ソフト磁性粉3の
位置を検出するための確認部a、確認部aの検出データ
を記録した確認データ部bおよびデータ記録領域cとに
分割されている。
位置を検出するための確認部a、確認部aの検出データ
を記録した確認データ部bおよびデータ記録領域cとに
分割されている。
次に、上記磁気カードの記録再生方法について説明す
る。
る。
第2図は、本発明による再生方法の一実施例の説明図
である。
である。
まず、カード発行プロセスについて説明する。
カードを発行する際、磁気ヘッド5にバイアス電流
(ここでは20mA)を流し、確認部aのソフト磁性粉3の
位置を読み取る(同図のバイアス出力)。
(ここでは20mA)を流し、確認部aのソフト磁性粉3の
位置を読み取る(同図のバイアス出力)。
そして、その出力をコード化し、確認データとして確
認データ部bに記録する。その後、一般データをデータ
記録領域cに記録する。ただし、書き込み時の磁気ヘッ
ド5の電流は100mAである。
認データ部bに記録する。その後、一般データをデータ
記録領域cに記録する。ただし、書き込み時の磁気ヘッ
ド5の電流は100mAである。
このような磁気カードを所持者がリーダ・ライタに挿
入すると、次のような処理が行われる。
入すると、次のような処理が行われる。
まずカードが挿入されると、リーダ・ライタは磁気ヘ
ッド5にバイアス電流(20mA)を流し、確認部aを走査
してソフト磁性粉3の位置を検出する(バイアス出
力)。
ッド5にバイアス電流(20mA)を流し、確認部aを走査
してソフト磁性粉3の位置を検出する(バイアス出
力)。
続いて、磁気ヘッド5を無バイアス状態にして、確認
データ部bの確認データおよびデータ記録領域cの一般
データを読み取る(第2図の無バイアス出力)。
データ部bの確認データおよびデータ記録領域cの一般
データを読み取る(第2図の無バイアス出力)。
このようにバイアス状態の磁気ヘッド5で読み取りを
行うことにより、保磁力が小さく磁化を保持できないソ
フト磁性粉の位置を効果的に検出し、つぎに無バイアス
状態で通常の磁気記録(ここでは確認データと一般デー
タ)を読み取る。
行うことにより、保磁力が小さく磁化を保持できないソ
フト磁性粉の位置を効果的に検出し、つぎに無バイアス
状態で通常の磁気記録(ここでは確認データと一般デー
タ)を読み取る。
そして、前記検出データと確認データとを比較し、一
致すれば正当性が確認され、一般データを利用した通常
の処理が行われる。
致すれば正当性が確認され、一般データを利用した通常
の処理が行われる。
そして処理が終了すると、データ記録領域cののデー
タを更新する。
タを更新する。
また前記検出データと確認データとご一致しない場合
はカード無効処理が行われ、磁気層2のエンコード部の
表面に物理的な損傷を付け、再使用あるいは悪用を防止
する。なお、このカード無効処理はカードデータを全て
使い切った時にも行われる。
はカード無効処理が行われ、磁気層2のエンコード部の
表面に物理的な損傷を付け、再使用あるいは悪用を防止
する。なお、このカード無効処理はカードデータを全て
使い切った時にも行われる。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明による磁気記録媒
体およびその再生方法は、磁性粉が散在する確認領域が
磁気記録領域内に存在するために、構造が簡単となり、
また磁気記録領域の形成工程によって同時に確認領域が
形成でき、製造も容易となる。しかも、磁性粉の散在状
態によって正当性を確認するために、偽造・改ざんが極
めて困難となり、システムのセキュリティが向上する。
体およびその再生方法は、磁性粉が散在する確認領域が
磁気記録領域内に存在するために、構造が簡単となり、
また磁気記録領域の形成工程によって同時に確認領域が
形成でき、製造も容易となる。しかも、磁性粉の散在状
態によって正当性を確認するために、偽造・改ざんが極
めて困難となり、システムのセキュリティが向上する。
また、再生する場合に、1個の磁気ヘッドのバイアス
状態を変化させるだけで、1回の走査で確認領域および
それ以外の磁気記録領域の再生が可能となり、記録再生
のシステムが簡略化され、高速処理が可能となる。
状態を変化させるだけで、1回の走査で確認領域および
それ以外の磁気記録領域の再生が可能となり、記録再生
のシステムが簡略化され、高速処理が可能となる。
第1図(A)は、本発明による磁気記録媒体の一実施例
の模式的平面図、第1図(B)は、そのI−I線断面
図、 第2図は、本発明による再生方法の一実施例の説明図で
ある。 1……基材 2……磁気層 3……ソフト磁性粉 4……保護膜 5……磁気ヘッド
の模式的平面図、第1図(B)は、そのI−I線断面
図、 第2図は、本発明による再生方法の一実施例の説明図で
ある。 1……基材 2……磁気層 3……ソフト磁性粉 4……保護膜 5……磁気ヘッド
Claims (3)
- 【請求項1】磁気記録領域内の所望部分の磁気層内に、
磁気塗料にソフト磁性粉を少量分散させた材料を塗布す
ることにより形成された確認領域を設けたことを特徴と
する磁気記録媒体。 - 【請求項2】上記磁性粉の分散状態を表すデータが上記
磁気記録領域に記録されていることを特徴とする請求項
1に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】磁気記録領域内の所望部分の磁気層内に、
磁気塗料にソフト磁性粉を少量分散させた材料を塗布す
ることにより形成された確認領域を設けた磁気記録媒体
の再生方法において、 前記確認領域をバイアス状態の磁気ヘッドで読み、その
他の磁気記録領域を無バイアスの磁気ヘッドで読むこと
を特徴とする磁気記録媒体の再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62114413A JP2554078B2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 磁気記録媒体およびその再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62114413A JP2554078B2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 磁気記録媒体およびその再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63281224A JPS63281224A (ja) | 1988-11-17 |
JP2554078B2 true JP2554078B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=14637068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62114413A Expired - Fee Related JP2554078B2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 磁気記録媒体およびその再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554078B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0167898A3 (de) * | 1984-07-05 | 1988-09-21 | Ascom Autelca Ag | Datenträger mit einer Datenspur für sequentielle Daten und Verfahren zu dessen Herstellung |
-
1987
- 1987-05-13 JP JP62114413A patent/JP2554078B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63281224A (ja) | 1988-11-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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