JPH0460635A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0460635A
JPH0460635A JP17330790A JP17330790A JPH0460635A JP H0460635 A JPH0460635 A JP H0460635A JP 17330790 A JP17330790 A JP 17330790A JP 17330790 A JP17330790 A JP 17330790A JP H0460635 A JPH0460635 A JP H0460635A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀感光材料に関し、特にハロゲン化
銀カラー写真感光材料に関する。
〔従来技術〕
近年、大量のプリントを短納期で仕上げるためカラー印
画紙用感光材料には迅速処理性が望まれている。
その一つの方法として使用するハロゲン化銀乳剤として
、塩化銀乳剤、または塩化銀含有率の高い塩臭化銀乳剤
を用いることにより発色現像の迅速化を図ることが知ら
れている。例えば、米国特許4.183.756号、同
4.225.666号、特開昭55−26589号、同
58−91444号、同58−95339号、同58−
94340号、同58−95736号、同58−106
538号、同58−107531号、同58−1075
32号、同58−107533号、同58−10853
3号、同58−125612号などに上記技術に関する
記載かある。
他の方法として、感光材料のバインダ量、特にゼラチン
量を減量することにより処理後の乾燥速度を迅速化する
試みも行われている。
一方、塩化銀乳剤又は塩化銀含有率の高い塩臭化銀乳剤
は、上記迅速処理の利点があるものの、かぶりか高い、
低感度である、露光照度による感度、階調の変化(相反
則不軌特性)か大きい、さらに、露光時の湿度による感
度の変化(湿度依存性)か大きい等の欠点を存する。
上記問題点を解決するため、塩化銀乳剤又は高塩化銀含
有率乳剤に、金属化合物を含有させる試みかなされてい
る。特開平2−20852号には、ニトロシル又はチオ
ニトロシル配位子を有する周期律表第■〜X族の遷移金
属を含有させることにより相反則不軌特性か改良される
ことか記載されている。特開平2−20853号には、
少なくとも4個のシアノ配位子を有するレニウム、ルテ
ニウム又はオスミウムの六配位錯体を含有させることに
より、高感度で硬調なハロゲン化銀乳剤か得られること
が記載されている。しかし、上記公報記載の乳剤は、相
反則不軌特性において未だ不充分である。
また、処理の迅速化に加えて、乾燥の迅速化を行なうた
め、セラチン量を減量した感光材料に上記乳剤を適用し
たところ、ドライ状態での引っかきに対して、未露光部
でかぶりか発生するという欠点かあることかわかった。
未露光部(白地)におけるかぶりの発生は、商品価値を
著しく低下させるため大きな問題である。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、 迅速処理性、迅速乾燥性に優れ、高感度で相反則不軌特
性に優れ、露光時の感度の湿度依存性か小さくかつ引っ
かきに対するかぶりの発生か少ないハロゲン化銀カラー
写真感光材料を提供することである。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的は、反射支持体上に、青感光性ハロゲン化銀乳
剤層、緑感光性ハロゲン化銀乳剤層、赤感光性ハロゲン
化銀乳剤層及び非感光性層を含む写真構成層を有するハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料において、前記ハロゲン
化銀乳剤層中に各ハロゲン化銀粒子を構成する全ハロゲ
ン化銀の90モル%以上か塩化銀てあり、しかも実質的
に沃化銀を含まない塩臭化銀であって、かっ、前記粒子
かイリジウム含有化合物及び周期律表第■族に属するイ
リジウム以外の金属含有化合物の少なくとも一種とを含
有し、かつ前記写真構成層に含まれるバインダ量が7.
8g/rrf以下であることを特徴とするハロゲン化銀
カラー写真感光材料によって達成される。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料において、ハ
ロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層に含まれるハロゲン
化銀粒子は塩化銀含有率が90モル%以上の実質的に沃
化銀を含まない塩化銀又は塩臭化銀である。
本発明の効果を挙げるに好ましい塩化銀含有率は95モ
ル%以上、特に好ましくは98モル%以上99.9モル
%以下の範囲にあり、本発明の効果及び迅速処理性を同
時に満足するものである。また、実質的に沃化銀を含ま
ないとは、沃化銀含有率か0.5モル%以下の塩沃臭化
銀であり、沃化銀を含まない塩臭化銀か好ましい。即ち
本発明においては臭化銀含有率が0.1〜2モル%の塩
臭化銀が好ましく用いられる。
本発明に係るハロケン化銀乳剤は、単一組成の粒子から
なっていてもよいし、或は組成の異なるハロゲン化銀粒
子の混合であってもよい。また本発明の効果か損なわれ
ない範囲内で塩化銀含有率が90モル%以下のハロゲン
化銀粒子と混合して用いてもよい。
また本発明の90モル%以上の塩化銀含有率を有するハ
ロゲン化銀粒子か含有されるハロゲン化銀乳剤層におい
ては、該乳剤層に含有される全ハロゲン化銀粒子に占め
る塩化銀含有率90モル%以上のハロゲン化銀粒子の割
合は60wt%以上、好ましくは80wt%以上である
本発明のハロゲン化銀粒子の組成は、臭化銀含有率の異
なる相か局在していてもよいし、また粒子の内部から外
表に至るまで均一なものでもよい。
臭化銀局在相を有しないとは、ハロゲン化銀粒子内でハ
ロゲン銀組成差か臭化銀含有率として20モル%を越え
ないことである。
臭化銀か非局在の場合には、X線回折測定においてハロ
ゲン銀について1個の回折ピークを与える。
本発明のハロゲン化銀粒子には、イリジウム含有化合物
及び周期律表第■族に属するイリジウム以外の金属含有
化合物の少なくとも一種とか含有される。
前記イリジウム以外の周期律表第■族に属する金属含有
化合物は、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジ
ウム、パラジウム、オスミウム及び白金夫々を含む化合
物であって、代表的化合物としては、赤血塩、黄血塩、
チオシアン酸第1鉄、チオシアン酸第2鉄、塩化第1鉄
、塩化第2鉄、塩化コバルト、硝酸コバルト、ルーチオ
塩、塩化ニッケル、硫酸ニッケル、塩化ルテニウム、水
酸化ルテニウム、塩化ロジウム、ヘキサクロロロジウム
酸アンモニウム、塩化パラジウム、硝酸パラジウム、ヘ
キサクロロパラジウム酸カリウム、塩化オスミウム、ヘ
キサクロロ白金酸アンモニウム、ヘキサクロロ白金酸カ
リウムなどを挙げることができる。また特開平2−20
852号記載のニトロシル又はチオニトロシル配位子を
含む錯塩も好ましく用いられる。
これらが併用されるイリジウム含有化合物としては、3
価又は4価の塩又は錯塩である。代表的な化合物として
は、塩化第1イリジウム、臭化第1イリジウム、塩化第
2イリジウム、ヘキサクロロイリジウム(I)酸カリウ
ム、ヘキサクロロイリジウム(rV)酸カリウム、ヘキ
サアンミンイリジウム(III)塩、ヘキサンアミンイ
リジウム(■)塩、トリオキザラトイリジウム(I)塩
、トリオキザラトイリジウム(IV)塩か挙げられる。
イリジウム含有化合物の使用量は、銀1モル当りlXl
0−”〜5 X 10−’モル、好ましくは1×10−
′〜5X10−’モルである。
周期律表第■族の金属含有化合物の使用量は、lXl0
−’〜lXl0−3モルか適当であり、更にlXl0−
1〜lXl0−’モルが、本発明の効果か大きく好まし
い。
本発明において、イリジウム化合物及び第■族金属含有
化合物を粒子中に含有させるためには、上記化合物をハ
ロゲン化銀粒子形成時に存在させればよく、ラッシュ添
加、連続添加又は分割添加でもよい。
尚イリジウム化合物及び第■族金属含有化合物がハロゲ
ン化銀粒子形成時に同時に存在していることか好ましい
次に本発明に係る写真構成層のバインダとしてはゼラチ
ン、カゼインなどの蛋白質;カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース化合物
;寒天、アルギン酸ナトリウム、澱粉誘導体等の糖誘導
体;合成親水性コロイド、例えばポリビニルアルコール
、ポリ−Nビニルピロリドン、ポリアクリル酸共重合体
又はこれらの誘導体及び部分加水分解物等を併用するこ
ともできる。前記ゼラチンには、いわゆる石灰処理ゼラ
チン、酸処理ゼラチン及び酵素処理ゼラチンがある。
ハロゲン化銀写真感光材料の写真構成層中のバインダ塗
設量は1d当たり7.8g以下である。好ましい態様と
してはバインダとしてゼラチンを用い、■r!!当たり
3.0g以上7.6g以下、より好ましくは4゜0g以
上7.4g以下、更に好ましくは4,02以上7.0g
以下、特に好ましくは4,02以上6.8g以下である
本発明のハロゲン化銀乳剤は、還元性物質を用いる還元
増感法、貴金属化合物を用いる貴金属増感法などを併せ
て用いることかできる。
本発明においては、カルコケン増感剤を用いることかで
きる。カルコゲン増感剤とは硫黄増感剤、セレン増感剤
、テルル増感剤の総称であるか、硫黄増感剤、セレン増
感剤か好ましい。特に硫黄増感剤か好ましい。
硫黄増感剤としては、例えばチオ硫酸塩、アリルチオカ
ルバミドチオ尿素、アリルイソチアシアネート、シスチ
ン、p−トルエンチオスルホン酸塩、ローダニンなどが
挙げられる。その他米国特許1.574.944号、同
3.656.955号、ドイツ特許1422、869号
、特公昭56−24937号、特開昭55−4501’
6号等に記載されている硫黄増感剤も用いることができ
る。硫黄増感剤の添加量は、乳剤の感度を効果筒に増大
させるに十分な量でよい。この量は、pH1温度、Ag
X粒子の大きさなど種々の条件の下て相当の範囲にわた
って変動するか、目安としては、AgX 1モル当り1
0−’〜10−1モルか好ましい。
本発明においては、硫黄増感剤と併用して金増感剤を用
いることが好ましい。
前記の金増感剤(金含有化合物)としては、金の酸化数
が+1価でも+3価でもよく、金増感剤として通常用い
られる金化合物を用いることができる。代表的な例とし
ては塩化金酸塩、カリウムクロロオーレート、オーリッ
クトリクロライド、カリウムオーリックチオシアネート
、カリウムヨードオーレート、テトラシアノオーリック
アシド、アンモニウムオーロチオシアネート、ピリジル
トリクロロゴールドなどが挙げられる。
金増感剤の添加量についても種々の条件により異なるが
、金化合物の添加量は、ハロゲン化銀1モル当り5X1
0−’〜5X10−3モルが好ましく、2X 10−’
〜lXl0−’かより好ましく、2.6X10=〜4X
10−5モルがさらに好ましい。
本発明の調製方法において、化学熟成の温度は所期の増
感が達成されれば任意であるが、90℃〜20℃である
ことか好ましく、より好ましくは80℃〜30℃であり
、特に好ましくは70℃〜35℃である。
本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の粒子径は特に制
限はないか、迅速処理性及び感度等、他の写真性能等を
考慮すると、好ましくは0.2〜1゜6μm1更に好ま
しくは0.25〜1.2μmの範囲である。
ハロゲン化銀粒子の粒子径の分布は、多分散であっても
よいし、単分散であってもよい。好ましくはハロゲン化
銀粒子の粒径分布において、その変動係数か0.22以
下、更に好ましくは0.15以下の単分散ハロゲン化銀
粒子である。
尚変動係数は、標準偏差(σ)と平均粒子サイズ(7)
との比(σ/7′)である。
本発明において、乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は
酸性法、中性法、アンモニア法のいずれで得られたもの
でもよい。該粒子は一時に成長させてもよいし、種粒子
をつくった後、成長させてもよい。
本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の形状は任意のも
のを用いることかできる。好ましい1つの例は、+10
01面を結晶表面として有する立方体てあ。また8面体
、14面体、12面体等の形状を有する粒子を用いるこ
ともできる。更に、双晶面を有する粒子を用いてもよい
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、増感色素を用
いて、所望の波長域に光学的に増感できる。本発明に用
いられるハロゲン化銀写真感光材料は、720nm以下
、好ましくは400nm以上700nm以下の波長域に
分光感度の極大値を有するハロゲン化銀粒子を含有する
ハロゲン化銀乳剤層を少な(とも1層有する。増感色素
は単独で、又は、2種以上を組合せて用いてもよい。増
感色素とともにそれ自身分光増感作用を持たない色素、
或いは可視光を実質的に吸収しない化合物であって、増
感色素の増感作用を強める強色増感剤を乳剤中に含有さ
せてもよい。
更に、これらの増感色素は、その本来の分光増感作用の
目的以外に階調調整及び現像調整等の目的に使用するこ
ともできる。
増感色素としては、シアニン色素、メロシアニン色素、
複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポーラ
シアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素及びヘ
ミオキサノール色素等を用いることかできる。
以下に本発明に好ましく用いられる増感色素の具体例を
示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
CBS−1) CB5−2) CBS−3) CBS−4) (BS−5) CBS 10〕 CB5−11) CBS−12) CBS−13) 〔B5−63 CBS−7) CBS 8〕 CB5−9〕 CB5−14) CBS−15) (GS 1〕 (GS 2〕 (GS CGS−4) 〔GS (G S −6) (R3 [R3 (R8 [R3−1) [R3−2) (R3−3) (R8 4〕 (CH2)2bυ3H″へ(u2t15)3本発明のハ
ロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造工程、保存中、或
いは写真処理中のかぶりの防止、又は写真性能を安定に
保つ事を目的として化学熟成中、化学熟成の終了時、及
び/又は化学熟成の終了後ハロゲン化銀乳剤を塗布する
までに、かぶり防止剤又は安定剤を加えることができる
本発明に用いられるハロゲン化銀写真感光材料のバイン
ダとしては、ゼラチンを用いることか有利であるが、必
要に応じてゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子のグ
ラフトポリマー、それ以外の蛋白質、糖誘導体、セルロ
ース誘導体、単一或いは共重合体の如き合成親水性高分
子物質等の親水性コロイドも用いることかできる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料にはイエローカ
プラー、マゼンタカプラー、シアンカプラー等の色素形
成カプラーが用いられる。
本発明において、イエローカプラーとしては、アシルア
セトアニリド系カプラーを好ましく用いることができる
。これらのうち、ベンゾイルアセトアニリド系及びピバ
ロイルアセトアニリド系化合物は有利であり、特に特開
昭63−85631号に記載されている例示化合物Y−
1〜Y −146、特開昭63−97951号に記載さ
れている例示化合物Y−1〜Y−98及び特開平1−1
56748号(67〜78頁)に記載されている例示化
合物Y−1〜Y−24等か好ましく用いられる。
本発明に好ましく用いられるマゼンタカプラーとしては
、下記一般式CM−I)及びCM−X工〕で表されるマ
ゼンタカプラーか挙げられる。
一般式CM−I) 式中、Zは含窒素複素環を形成するに必要な非金属原子
群を表し、該Zにより形成される環は置換基を有しても
よい。
Xは水素原子又は発色現像主薬の酸化体との反応により
離脱しつる基を表す。
又、Rは水素原子又は置換基を表す。
Rの表す置換基としては特に制限はないか、代表的には
、アルキル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、スル
ホンアミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケニル
、シクロアルキル等の6基が挙ケられるが、この他にハ
ロゲン原子及びシクロアルケニル、アルキニル、複素環
、スルホニル、スルフィニル、ホスホニル、アシル、カ
ルバモイル、スルファモイル、シアン、アルコキン、ア
リールオキシ、複素環オキシ、シロキシ、アシルオキシ
、カルバモイルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、イミ
ド、ウレイド、スルファモイルアミノ、アルコキシカル
ボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アル
コキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、複素環
チオの6基、ならびにスピロ化合物残基、有橋炭化水素
化合物残基等も挙げられる。
一般式CM−I)で表されるものは更に具体的には例え
ば下記一般式〔M−II)〜〔M−■〕に一般式CM−
II) 一般式CM−VI) 一般式CM−III) 一般式〔M−■〕 一般式〔M −IV、] 前記一般式CM−I[)〜〔M−■〕においてR1−R
8及びXは前記R及びXと同義である。
又、一般式CM−I)の中でも好ましいのは、下記一般
式〔M−■〕で表されるものである。
一般式CM−V) 一般式〔M−■〕 式中R1,X及びZ、は一般式CM−I)におけるR、
X及びZと同義である。
前記一般式CM−II)〜〔M−■〕で表されるマゼン
タカプラーの中で特に好ましいものは一般式CM−II
)で表されるマゼンタカプラーである。
前記複素環上の置換基R及びR+とじて最も好ましいの
は、下記一般式CM−IX)により表されるものである
一般式CM−IX) Rho   C− 式中、Re、RIo及びR1□はそれぞれ前記Rと同義
である。
又、前記R9,RIG及びRIIの中の二つ例えばR8
とRIoは結合して飽和又は不飽和の環(例えばシクロ
アルカン、シクロアルケン、複素環)を形成してもよく
、更に該環にRIIか結合して有橋炭化水素化合物残基
を構成してもよい。
一般式CM−IX)の中でも好ましいのは、(i)Re
〜RIIの中の少なくとも二つかアルキル基の場合、(
ii) Re −Ruの中の一つ例えばRIIか水素原
子であって、他の二つR8とR1゜が結合して根元炭素
原子と共にシクロアルキルを形成する場合、である。
更に(i)の中でも好ましいのは、R0〜R11の中の
二つがアルキル基であって、他の一つが水素原子又はア
ルキル基の場合である。
又、一般式CM−I)におけるZにより形成される環及
び一般式〔M−■〕におけるZlにより形成される環が
有してもよい置換基、並びに一般式CM−It3〜CM
−VI)におけるR2−R6としては下記一般式CM−
X’lで表されるものか好ましい。
一般式CM−X) R’  SO2R2 式中R+はアルキレン基を、R2はアルキル基、シクロ
アルキル基又はアリール基を表す。
R1で示されるアルキレン基は好ましくは直鎖部分の炭
素数か2以上、より好ましくは3ないし6であり、直鎖
、分岐を問わない。
R2で示されるシクロアルキル基としては5〜6員のも
のか好ましい。
一般式CM−I)で表される化合物の具体例としては特
開昭63−167360号の第5頁右下欄〜第9頁左下
欄に記載のM−1〜M−61ならびに特開昭62716
6339号の第18頁右上欄〜第32頁右上欄に記載さ
れている化合物の中で、Nα1〜4,6゜8〜17.1
9〜24.26〜4345〜59.61〜104.10
6〜121. 123〜162. 164〜223で示
される化合物等を挙げることができる。
式中、Arはアリール基、Xはハロゲン原子、アルコキ
シ基又はアルキル基、Rはヘンゼン環に置換可能な基を
表す。nは1又は2を表す。nか2の時はRは同じ基で
あっても異なった基でもよい。
Yは芳香族第1級アミン系発色現像主薬の酸化体とのカ
ップリング反応により離脱しつる基を表す。
一般式1:M−XIIにおいて、Yで表される芳香族第
1級アミン系発色現像主薬の酸化体とのカップリング反
応により離脱し得る基としては、例えばハロゲン原子、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、ア
リールチオ基、アルキルチオ基、−N   ICZは窒
素原子と共に炭素一般式CM−XI) 原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子の中から選ばれる
原子と5〜6員環を形成するに要する原子群を表す。)
等が挙げられる。ここでYは水素原子を表すことはない
以下にYで表される基の具体例を挙げる。
ハロゲン原子:塩素、臭素、弗素等の原子、アルコキシ
基:エトキシ基、ベンジルオキシ基、メトキシエチルカ
ルバモイルメトキシ基、テトラデシルカルバモイルメト
キシ基等、 アリールオキシ基:フェノキシ基、4−メトキシフェノ
キシ基、4−ニトロフェノキシ基等アシルオキシ基:ア
セトキシ基、ミリストイルオキシ基、ベンゾイルオキシ
基等 アリールチオ基;フェニルチオ基、2−ブトキシ−5−
オクチルフェニルチオ基、2,5−シヘキシルオキシフ
ェニルチオ基等 アルキルチオ基:メチルチオ基、オクチルチオ基、ヘキ
サデシルチオ基、ベンジルチオ基、2(ジエチルアミノ
)エチルチオ基、エトキシカルボニルメチルチオ基、エ
トキシジエチルチオ基、フェノキシエチルチオ基等 、NZ:ピラゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル
基、テトラゾリル基等 一般式CM−XI)で表されるカプラーとしては、例え
ば特開昭63−52138号に記載の例示化合物Nα2
18〜Nα244等を挙げることかでき、更に米国特許
2.600.788号、同3.061.432号、同3
.062.653号、同3.127.269号、同3.
311,476号、同3,152、896号、同3.4
19.391号、同3.519.429号、同3、55
5.318号、同3.684.514号、同3.888
.680号、同3.907.571号、同3.928.
044号、同3.930.861号、同3.930.8
66号、同3.933.500号、特開昭492963
9号、同49−111631号、同49−129538
号、同50−13041号、同52−58922号、同
55−62454号、同55−118034号、同56
−38043号、同57−35858号、同60−29
53号、同60−23855号、同60−60644号
、英国特許1.247.493号、ベルギー特許789
.116号、同792、525号、西独特許2.156
.111号、特公昭46−60479号、同57−36
577号等に記載されている。
本発明に好ましく用いられるシアンカプラーとしては、
下記一般式1:C−I)及び[C−II]で一般式CC
−I) H 式中、R1は炭素原子数2〜6のアルキル基を表す。
R2はバラスト基を表す。Zは水素原子又は発色現像主
薬の酸化体との反応により離脱可能な原子もしくは基を
表す。
R1で表されるアルキル基は直鎖でも分岐でもよく、置
換基を有するものも包含する。
R2で表されるバラスト基は、カプラーか適用される層
からカプラーを実質的に他層へ拡散できないようにする
のに十分な嵩ばりをカプラー分子に与えるところの大き
さと形状を有する有機基である。
該バラスト基として好ましいものは下記一般式%式% R3は炭素原子数1〜12のアルキル基を表し、Arは
、フェニル基等のアリール基を表し、このアリール基は
置換基を有するものを包含する。
一般式[C−I)で表されるシアンカプラーの具体例と
しては、特開平1−156748号第116頁〜119
頁に記載されている例示化合物PC−1〜PC−19、
特開昭62−249151号に記載されている例示化合
物C−1〜C−28の他、特公昭49−11572号、
特開昭613142号、同61−9652号、同61−
9653号、同61−39045号、同61−5013
6号、同61−99141号、同61−105545号
などに記載されているシアンカプラーを挙げることかで
きるか、これらに限定されるものではない。
一般式EC−I[:1 H 式中、R1はアルキル基又はアリール基を表す。
R2はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は
複素環基を表す。R3は水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基又はアルコキシ基を表す。又、R3はR1と共同
して環を形成してもよい。2は水素原子又は芳香族第1
級アミン系発色現像主薬の酸化体との反応により離脱可
能な基を表す。
前記一般式で(C−I[)で表されるシアンカプラーに
おいて、R1て表されるアルキル基としては、炭素数1
〜32のものか好ましく、これらは直鎖ても分岐でもよ
く、置換基を有するものも含む。
R1で表されるアリール基としてはフェニル基か好まし
く、置換基を有するものも含む。
R2て表されるアルキル基としては炭素数1〜32のも
のか好ましく、これらのアルキル基は直鎖ても分岐でも
よく、又置換基を有するものも含む。
R2で表されるシクロアルキル基としては炭素数3〜1
2のものか好ましく、これらのシクロアルキル基は置換
基を有するものも含む。
R2て表されるアリール基としてはフェニル基が好まし
く、置換基を有するものも含む。
R2で表される複素環基としては5〜7員のものか好ま
しく、置換基を有するものを含み、又縮合していてもよ
い。
R3は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコ
キシ基を表し、該アルキル基及び該アルコキシ基は置換
基を有するものを含むか、R3は好ましくは水素原子で
ある。
又、R1とRjが共同して形成する環としては5〜6員
環が好ましく、その例としては、一般式(C−n)にお
いてZで表される発色現像主薬の酸化体との反応により
離脱可能な基としては、ハロゲン原子、アルコキシ基、
アリールオキシ基、アシルオキシ基、スルホニルオキシ
基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、アルコキシ
カルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ
基及びイミド基など(それぞれ置換基を有するものを含
む)が挙げられるか、好ましくは、ハロゲン原子、アリ
ールオキシ基、アルコキシ基である。
上述のシアンカプラーのうち特に好ましいものは、下記
一般式(C−n−A)で示されるものである。
一般式(C−n−A) H XA 式中、RA+は少なくとも1個のハロゲン原子で置換さ
れたフェニル基を表し、これらのフェニル基は更にハロ
ゲン原子以外の置換基を有するものを含む。RA2は前
記一般式[C−II]のR1と同義である。XAはハロ
ゲン原子、アリールオキシ基又はアルコキシ基を表し、
置換基を有するものを含む。
一般式〔C−[〕で表されるシアンカプラーの代表的具
体例としては、特開昭63−96656号に記載されて
いる例示化合物C−1〜C−25、特開平1−1567
48号第124頁〜127頁に記載されている例示化合
物PC−n−1〜PC−I[−31の他、特開昭62−
178962号第7頁右下の欄〜9頁左下の欄、特開昭
60−225155号第7頁左下の欄〜10頁右下の欄
、特開昭60−222853号第6頁左上の欄〜8頁右
下の欄及び特開昭59−185335号第6頁左下の欄
〜9頁左上の欄の記載された25−ジアシルアミノ系シ
アンカプラー等が挙げられる。
上記の色素形成カプラー等の疎水性化合物は、通常、沸
点約150°C以上の高沸点有機溶媒や水不溶性高分子
化合物に必要に応して低沸点、及び又は水溶性有機溶媒
を併用して溶解し、ゼラチン水溶液などの親水性バイン
ダ中に界面活性剤を用いて撹拌器、ホモジナイザ、コロ
イドミル、フロージェットミキサ、超音波装置等の分散
手段を用いて、乳化分散した後、目的とする親水性コロ
イド層中に添加すればよい。
本発明においては、高沸点有機溶媒として誘電率6.0
未満のものか好ましく用いられる。
下限については、特に限定はしないか誘電率か1.9以
上が好ましい。例えば誘電率6.0未満のフタル酸エス
テル、燐酸エステル等のエステル類、有機酸アミド類、
ケトン類、炭化水素化合物等である。
高沸点有機溶媒の具体例としては、特開昭62−166
331号第41頁記載の例示有機溶媒1〜22等を挙げ
ることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料には、水溶性染
料、色かぶり防止剤、画像安定剤、硬膜剤)可塑剤、ポ
リマーラテックス、紫外線吸収剤、ホルマリンスカベン
ジャ、媒染剤、現像促進剤、現像遅延剤、蛍光増白剤、
マット剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤等を任意に用
いることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の写真構成層は
バライタ紙またはα−オレフィンポリマー等をラミネー
トした紙及び紙支持体とα−オレフィン層が容易に剥離
できる紙支持体、合成紙等の可撓性反射支持体、酢酸セ
ルロース、硝酸セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネイト
、ポリアミド等の半合成または合成高分子からなるフィ
ルムに白色顔料を含有、あるいは塗布した反射支持体や
金属、セラミックなどの剛体等に塗布できる。又、12
0〜160μmの薄手型反射支持体を用いる事もできる
白色顔料としては、無機及び/又は有機の白色顔料を用
いることかでき、好ましくは無機の白色顔料であり、例
えば、硫酸バリウム等のアルカリ土金属の硫酸塩、炭酸
カルシウム等のアルカリ土金属の炭酸塩、微粉珪酸、合
成珪酸塩のシリカ類、珪酸カルシウム、アルミナ、アル
ミナ水和物、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、クレイ等
が挙げられる。白色顔料は好ましくは硫酸バリウム、酸
化チタンである。
本発明に係るハロゲン化銀感光材料は、必要に応じて支
持体表面にコロナ放電、紫外線照射、火焔処理等を施し
た後、直接又は下塗層(支持体表面の接着性、帯電防止
性、寸度安定性、耐摩擦性、硬さ、ハレーション防止性
、摩擦特性及び/又はその他の特性を向上するための1
または2以上の下塗層)を介して塗布されてもよい。
本発明に係るハロゲン化銀乳剤の塗布に際して、塗布性
を向上させる為に増粘剤を用いても良い。
塗布法としては2種以上の層を同時に塗布する事の出来
るエクストルージョンコーティング及びカーテンコーテ
ィングか特に有用である。
本発明においてハロゲン化銀写真感光材料の現像処理に
は、種々のカラー写真プロセスにおいて広範囲に使用さ
れている公知のものか包含される。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらに限定
されない。
実施例−1 40”Ci戸保温した2%ゼラチン水溶液1000m 
!!中に下記(A液)及び(B液)をpAg= 6.5
、pH=3.0に制御しつつ30分かけて同時添加し、
更に下記(C液)及び(D液)をpAg= 7.3、p
H= 5.5に制御しつつ120分かけて同時添加した
このとき、pAgの制御は特開昭59−45437号記
載の方法により行い、pHの制御は硫酸又は水酸化ナト
リウムの水溶液を用いて行った。
(A液) 塩化ナトリウム          3.42g臭化カ
リウム           0.03g水を加えて 
         200m l(B液) 硝酸銀               10g水を加え
て          200m l(C液) 塩化ナトリウム         102.7g臭化カ
リウム           1.0g水を加えて  
        600m l(D液) 硝酸銀             300g水を加えて
          600m l添加終了後、花王ア
トラス社製デモールNの5%水溶液と硫酸マグネシウム
の20%水溶液を用いて脱塩を行った後、ゼラチン水溶
液と混合して平均粒径0.75μm1変動係数(σ/下
)=0.07、塩化銀含有率99.5モル%の単分散立
方体乳剤EMP−1を得た。
EMP−1に対して、下記化合物を用いて65℃で最適
増感を行ない、青感性ハロゲン化銀乳剤(Em−1)を
得た。
チオ硫酸ナトリウム   1.0■1モルAgX塩化金
酸        0.8■1モルAgX安定剤5B−
56xlO−’モル1モルAgX増感色素B S −3
4Xl0−’モル1モルAgX乳剤E、−1とは、溶液
(C液)に、Ksl、(CN)。を25ggを追加した
ことのみが異なる乳(註’)SB−5。
乳剤E、、−1とは、溶液(C液)に、ヘキサシアノ鉄
(I[)酸カリウム三水塩5■を追加したことのみが異
なる乳剤を調製し、これをE、、、−3とした。
乳剤E、−1とは、溶液(C液)に、K3I。
(CN)、を7.04gg及びヘキサシアノ鉄(II)
酸カリウム・三水塩3■を追加したことのみ異なる乳剤
を調製し、これをE、−4とした。
次いで、特開平1−183647号を参考にして、粒子
表面に臭化銀局在相を有する乳剤を調製した。
50℃に保温した3%ゼラチン水溶液に塩化ナトリウム
6gを加え、硝酸銀10g含む溶液と塩化ナトリウム3
.44g含む溶液とを激しく撹拌しながら添加し、次い
で硝酸銀292g含む溶液と塩化ナトリウム100.5
g含む溶液とを激しく撹拌しながら添加した。次いで増
感色素B5−3を4 X 10−’モル1モルAgX加
えて15分間撹拌後、硝酸銀8gを含む水溶液と塩化ナ
トリウム0.55 g 、臭化カリウム4.5gとを含
む溶液とを激しく撹拌しながら40℃で添加、混合した
。E、−1と同様に脱塩、水洗、再分散を行ない、平均
粒径0,75μm1変動係数0.07の乳剤を得た。X
線回折測定したところ主ピークが塩化銀100%であり
、副ピークとして塩化銀が60〜90モル%の存在か認
められ、臭化銀相が局在した粒子ができていることがわ
かった。
次いでこの乳剤にチオ硫酸ナトリウム、塩化金酸ナトリ
ウム及び5B−5により最適に化学増感を施した。こう
して得られた乳剤をEl−5とした。
EMP−1の調製において(A液)と(B液)の添加時
間及び(C液)と(D液)の添加時間を変更して、平均
粒径0.52μm1変動係数(σ/r)=0.07、塩
化銀含有率99.5mo I!%の単分散立方体乳剤を
作成した。この乳剤に対して、チオ硫酸ナトリウム1.
5■1モルAgx、塩化金酸1.Qng1モルAgX 
SS B −5; 6 x 10−’モル1モルAgX
及び増感色素G S −6; 3 xlO−’モル1モ
ルAgXを用いて65℃で最適に化学増感した。得られ
た乳剤をE、−6とする。
Eイー6の調製において、溶液(C液)に、KzIr(
CN)acI! 2 、K4Fe(CN)g  ・3H
zOを各々7.04 μg13■を加えたことのみ異な
る乳剤を調製し、これを各々Eニー7、Eヨー8とした
Eゆ−6の調製において、(C液)に各々に31r(C
N)4CI!2及びに3Fe(CN)a  ・3HzO
を各々7.04gg。
3■を加えたことのみ異なる乳剤を調製し、これをE、
−9とした。
60℃に保温した3%ゼラチン水溶液に、塩化ナトリウ
ム6gを加え、硝酸銀10gを含む水溶液と塩化ナトリ
ウム3.44gを含む水溶液とを激しく撹拌しながら添
加した。次いで硝酸銀292g含む溶液と塩化ナトリウ
ム100.5g、 K31r(CN)aニア、04gg
1及びKaFe(CN)a  ・3HzO; 3 ■含
む溶液とを激しく撹拌しながら添加した。
次いで増感色素G5−6を3X10−’モル1モルAg
Xを加えて15分間撹拌後、溶液を40°Cに保温し硝
酸銀8g含む溶液と塩化ナトリウム0.55g、臭化カ
リウム4.5gとを含む溶液とを激しく撹拌しながら添
加、混合した。
EMP−1と同様に脱塩、水洗、再分散を行ない、平均
粒径0.52μm1変動係数(σ/r)=0.08、塩
化銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤を作成し
た。この乳剤に対して、チオ硫酸ナトリウム1.5 m
g/ モルAgX、塩化金酸1. Omg / %ルA
gX。
及び5B−5,6X10−’モル1モルAgXを用いて
65°Cで最適に増感した。
得られた乳剤をEイー10とする。
EMP−1の調製において、(A液)と(B液)の添加
時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変更して、平
均粒径0.45μm、変動係数(σ/ r ) =0.
07、塩化銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤
を作成した。この乳剤に対してチオ硫酸ナトリウム1.
8mg1モル1モルA化金酸0.3■/モ/l、AgX
、 S B −5; 7 X 10−’ (−ル/モ/
l、AgX及び増感色素RS −7、7X 10−’モ
ル/モ/l、AgXJいて67℃で最適に増感した。
得られた乳剤をEイー11とする。
E、−11の調整において、(C液)に各々Kg Ir
(SCN)s、 KsFe(CN)sを各々50.5μ
g、 7 mgを加えたことのみ異なる乳剤を調製し、
これを各々E。
12、  E、 −13とした。
E、−11の調製において、(C液)に各々に、Ir(
SCN)s、 KsFe(CN)gを各々50.5μg
、 7 [を加えたことのみ異なる乳剤を調製し、これ
を各々E。
−14とした。
65℃に保温した3%ゼンチン水溶液に、塩化ナトリウ
ム8gを加え硝酸銀Logを含む水溶液と塩化ナトリウ
ム3.44g含む溶液とを激しく撹拌しながら添加した
。次いで硝酸銀292g含む溶液と塩化ナトリウム10
0.5g、 KalrCf g;50.5μg 、 K
4Fe(CN)・3H20;7■を含む溶液とを激しく
撹拌しなから添加した。
次いで増感色素R5−7; 7X10−’モル1モルA
gX加えて15分間撹拌後溶液を40°Cに保温し、硝
酸銀8g含む溶液と塩化ナトリウム0.55g 、臭化
カリウム4.5gとを含む溶液とを激しく撹拌しなから
添加、混合した。EMP−1と同様に、脱塩、水洗、再
分散を行ない平均粒径0.45μm1変動係数(σ/ 
r ) =0.08、塩化銀含有率99.5モル%の単
分散立方体乳剤を作成した。この乳剤に対して、チオ硫
酸ナトリウム1.8■1モルAgX 、塩化金酸0、3
mg / モルAgX 及び5B−5; 7XIO−’
モル1モルAgXを用いて67℃で最適に増感した。
表−1 次に紙支持体の片面にポリエチレンを、別の面(写真構
成層を塗設する側の面)に酸化チタンを含有するポリエ
チレンをラミネートした支持体上に以下に示す構成の各
層を塗設し、 多層ハロゲン 化銀カラー写真感光材料試料101を作成した。
T−1 T−2 T H3 しl′+3 T Q I υH V−1 I I−1 V 0■ I−2 OP ジオクチルフタレート NP ジノニルフタレート IDP ジイソデシルフタレート VP ポリビニルピロリ ドン B5−1 I 尚、 硬膜剤として下記のH−1を使用した。
試料101に使用の乳剤及びゼラチン付量を表−2に示
すように代える他は同様にして試料を作こうして得られ
た試料を用いて、以下の評価をおこなった。
(11センシトメトリ 白色光にて0.05秒でウェッジ露光し、以下の処理工
程に従って発色現像処理した後、光学濃度計(コニカ製
PDA−65型)を用いて青、緑及び赤色フィルタを通
し濃度測定し、かぶり濃度より0゜8高い濃度を得るの
に必要な露光量の逆数の対数で感度を表した。
(2)相反則不軌特性 上記センシトメトリと同じ露光量となるように10秒で
ウェッジ露光を行ない上記と同様にしてセンシトメトリ
を行なった。0.05秒で露光したときの感度を100
としたときの10秒露光の試料の相対感度で表した。値
か100に近い捏和反則不軌特性がよいことを示す。
(3ン 露光時の湿度依存性 上記センシトメトリにおいて、露光を相対湿度30%と
80%(温度は25℃一定)の雰囲気下で行ない、相対
湿度30%のときの感度を100としたときの相対湿度
80%のときの試料の相対感度で表した。
得られた値が100近いほど湿度依存性か少いことを示
す。
(4)ドライスクラッチ耐性 直径1 mmの鉄釘を用いて20g、 30g、 40
g、 50g、 60gの加重をかけて引っかき試験を
行ない、その後下記処理工程で処理した。
かぶり発生が認められる最低重量を示し、かぶり発生の
重量が小さい程ドライスクラッチ耐性が悪いことを意味
する。
これらの結果を表−3に示す。
処理条件は下記の通りである。
処理工程   温   度   時 開発色現像  3
50±03℃  45秒漂白定着  35.0±05°
0  45秒安定化  30〜34℃  90秒 乾   燥     60〜80℃    60秒発色
現像液 純     水                  
800m lトリエタノールアミン        1
0gN、N−ジエチルヒドロキシルアミン   5g臭
化カリウム           0102g塩化カリ
ウム            2g亜硫酸カリウム  
        0.3g1−ヒドロキシエチリデン−
1,l− ジホスホン酸          1.0gエチレンジ
アミン四酢酸      1.0gカテコール−3,5
−ジホスホン酸 ニナトリウム          1.0gN−エチル
−N−β−メタンスルホン アミドエチル−3−メチル−4− アミンアニリン硫酸塩      4.5g蛍光増白剤
(4,4’−ジアミノスチルベンズスルホン酸誘導体)
     1.0g炭酸カリウム          
  27g水を加えて全量をiI!とじ、pH= 10
.10に調整漂白定着液 エチレンジアミン四酢酸第二鉄 アンモニウム2水塩        60gエチレンジ
アミン四酢酸       3gチオ硫酸アンモニウム (70%水溶液)          100m l亜
硫酸アンモニウム (40%水溶液)          27.5mf水
を加えて全量をlI!とじ、炭酸カリウム又は氷酢酸で
pH= 5.7に調整する。
安定化液 5−クロル−2−メチル−4 イソチアゾリン−3−オン     1,0gエチレン
グリコール         1.0g1−ヒドロキシ
エチリデン 1.1−ジホスホン酸         2.0gエチ
レンシアミン四酢酸       1.0g水酸化アン
モニウム (20%水溶液)          3.0g蛍光増
白剤(4,4’−ジアミノスチルベンズスルホン酸誘導
体)      1.5g水を加えて全量11とし、硫
酸又は水酸化カリ表−3 3の続き 次に試料101〜105を用いて、乾燥性のテストを行
なった。
コニカ製NFS−5型を用いて上記処理工程の乾燥時間
を30秒にする他は同様の条件でランニング処理した。
試料101〜105は、乾燥後充分に乾いておらず、し
ばしばジャムトラブルを起こしたか、試料106〜11
0は、30秒の乾燥で充分に乾燥していることがわかっ
た。これらの結果より全ゼラチン付量を7、4g/mす
ることにより、迅速処理性が得られることがわかった。
一方、上記表−3の結果より、本発明の著しい効果がわ
かる。
金属錯塩を含まない乳剤、イリジウム錯塩のみを含む乳
剤及び鉄錯塩のみを含む乳剤を用いた試料は、ゼラチン
付量が減少するとかぶりを発生しやすい。しかし、本発
明のイリジウム錯塩及び鉄錯塩を含む乳剤は、かぶりが
発生しにくいことがわかる。この効果は、各々単純な組
合せからは、予想できない効果である。
また、露光時の湿度に対する感度の変動は、本発明の金
属錯塩及び全ゼラチン付量を組合せたとき著しく減少す
ることがわかった。
この効果も又、各々単独の効果からは予想できないもの
であった。
一方、感度及び相反則不軌特性は、イリジウム及び鉄錯
塩を含む乳剤を用いた試料は、顕著な改良効果が得られ
ることがわかる。
よって本発明の試料は、乾燥の迅速処理性、感度、相反
則不軌特性、露光時の湿度依存性、ドライスクラッチ耐
性のすべてにおいて改良がみとめられたることがわかっ
た。
実施例−2 実施例1の試料104のゼラチンを表−4のように代え
る他は、同様にして試料201〜207を作成し、試料
102のゼラチンを下記のように代える他得られた試料
を用いて、実施例1と同様にして、露光時の湿度依存性
及びドライスクラッチ耐性のテストを行なった。
得られた結果の赤感性層について表−5に示す。
表−5 表5の結果から本発明の顕著な効果かわかる。
すなわち、イリジウム錯塩及び鉄錯塩を含む乳剤を用い
た試料では、感光材料の全ゼラチン付量が7.8g/r
rr以下になると湿度依存性が著しく改良されるが、本
発明外のイリジウム錯塩のみを含む乳剤では、このよう
な効果は認められない。
また、本発明外の乳剤では、セラチン付量が減少すると
、スクラッチかぶりが発生するが、本発明に係る乳剤を
用いた試料ではスクラッチかぶりの発生は認められない
。このような効果は、従来の経験からは予想できないも
のであった。
なお、試料の乾燥性については実施例1と同様のテスト
を行なったところ実施例1と同様の結果か得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)反射支持体上に、青感光性ハロゲン化銀乳剤層、
    緑感光性ハロゲン化銀乳剤層、赤感光性ハロゲン化銀乳
    剤層及び非感光性層を含む写真構成層を有するハロゲン
    化銀カラー写真感光材料において、前記ハロゲン化銀乳
    剤層中に各ハロゲン化銀粒子を構成する全ハロゲン化銀
    の90モル%以上が塩化銀であり、しかも実質的に沃化
    銀を含まない塩臭化銀であって、かつ、前記粒子がイリ
    ジウム含有化合物及び周期律表第VIII族に属するイリジ
    ウム以外の金属含有化合物の少なくとも一種とを含有し
    、かつ前記写真構成層に含まれるバインダ量が7.8g
    /m^2以下であることを特徴とするハロゲン化銀カラ
    ー写真感光材料。
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JP2000233335A (ja) * 1998-12-28 2000-08-29 Deckel Maho Gmbh 工作機械

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JP2000233335A (ja) * 1998-12-28 2000-08-29 Deckel Maho Gmbh 工作機械

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