JPH04603B2 - - Google Patents

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JPH04603B2
JPH04603B2 JP19654086A JP19654086A JPH04603B2 JP H04603 B2 JPH04603 B2 JP H04603B2 JP 19654086 A JP19654086 A JP 19654086A JP 19654086 A JP19654086 A JP 19654086A JP H04603 B2 JPH04603 B2 JP H04603B2
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JP
Japan
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chain
strawberry
grass
straw
rush
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JP19654086A
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JPS6352812A (ja
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Nobuaki Watanabe
Kazuo Konishi
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Toyosha Co Ltd
Original Assignee
Toyosha Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyosha Co Ltd filed Critical Toyosha Co Ltd
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Publication of JPS6352812A publication Critical patent/JPS6352812A/ja
Publication of JPH04603B2 publication Critical patent/JPH04603B2/ja
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は藺草収穫機における屑藺の自動処理装
置に関する。
<従来の技術> 一般に、藺草収穫機ではその機体に装備したす
ぐり装置により、一定長さ(すぐり高さ)以上の
正規な藺草を選び出して収穫し、それ以下の短小
な藺草は所謂屑藺として、圃場へそのまま落下投
棄している通例であり、そのため藺草収穫後に引
続き行なわれる圃場の耕耘作業や、代掻き作業な
どに困難を伴なうこととなる。
つまり、例えば耕耘作業について言えば、屑藺
は比較的短小であると雖もに、未だ相当の長さ
(約50〜80cm)を有するので、その投棄状態のま
まで圃場を耕起しようとする、その屑藺が耕耘機
の回転軸や耕耘爪などに絡み付き、耕耘馬力のい
たづらな増大や作業能率の低下を招くと共に、小
馬力の小型機種では耕耘不能の事態を起す結果と
なる。又、仮令耕耘作業できたとしても、土中に
埋め込まれてしまつた藺草の茎稈は容易に腐蝕せ
ず、有害なガスを発生することもある。
そこで、実際上藺草の収穫後に別な機械器具を
用いて、その屑藺を蒐集し、圃場の外部へ放出し
たり、或いは圃場で燃やすことが行なわれている
けれども、そのような追加作業には多大の労力と
時間を要するため、何れにしても藺草収穫の作業
と一挙同時に、その屑藺を爾後の諸作業に対する
障害とならぬ短小な長さとして、確実に且つ自動
的に截断処理することが要請されるのである。そ
の要請に応える藺草収穫機としては、例えば特開
昭60−120915号が既に提案されている。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、上記公知発明ではすぐり装置からす
ぐり落された屑藺を、その下方位置のシリンダー
型カツターへ確実に掻込むために、一対の送込み
ロールやクランクフインガー、バー状の規制部材
などから成る特別な掻込み装置が不可欠であり、
又そのような掻込み装置や、固定刃と回転刃とか
ら成るシリンダー型カツターを運動作用させるべ
き駆動機構も、すぐり装置のそれと別個独立に設
置しなければならないので、その屑藺処理装置と
しての機構全体が著しく複雑且つ大型化し、保
守・点検・整備・清掃などに不便であるばかりで
なく、製品としてのコスト高も招来することにな
り、それにもまして小馬力の小型収穫機に装備し
難い問題がある。
<問題点を解決するための手段> 本発明はこのような問題点の改善を企図してお
り、そのための構成上機体の前後方向に沿い延在
する如く架設されて、刈取られた藺草の穂先部側
を受け入れ挾持し乍ら、その藺草を吊り下げ状態
のもとに後方へ搬送する挟持搬送機構と、 その挟持搬送機構の下方位置に臨みつつ、上方
から見た時に上記挟持搬送方向と交叉する機体の
横方向に沿う延在状態に設置されて、上記吊り下
げ挟持中の藺草を無端なすぐりチエンのすぐり爪
により自づと引掛け乍ら、その株元部側を横方向
へ持ち出し搬送して、その藺草の茎稈に屑藺Wの
すぐり出し作用を付与するすぐり機構とを備えた
藺草収穫機において、 そのすぐり出された屑藺を受け止めて細かくカ
ツトする屑藺截断機構を、上記すぐり機構のすぐ
りチエンを循環回走させるスプロケツトの回転軸
上へ、その回転軸からの取り出し変換動力により
往復運動されるバリカン形態として組付けたこと
を第1の特徴とし、 又、同様な藺草収穫機を前提として、そのすぐ
り出された屑藺を受け止めて細かくカツトする屑
藺截断機構を、上記すぐり機構のすぐりチエンを
循環回走させるスプロケツトの回転軸上へ、その
回転軸からの取り出し変換動力により往復運動さ
れるバリカン形態として組付けると共に、 そのすぐりチエンから屑藺が飛び出すことを規
制する搬送ガイドバーを、そのすぐりチエンの搬
送作用長さに沿う横方向への延在状態として付属
設置したことを第2の特徴とし、 又、同様な収穫機を前提として、そのすぐり出
された屑藺を受け止めて細かくカツトする屑藺截
断機構を、上記すぐり機構のすぐりチエンを循環
回走させるスプロケツトの回転軸上へ、その回転
軸からの取り出し変換動力により往復運動される
バリカン形態として組付けると共に、 その細かくカツトされて落下する屑藺や藺草に
付帯する夾雑物を掻き落すフラグ付きの無端ベル
トを、上記すぐり機構と連動しつつそのすぐりチ
エンの下方で、且つすぐりチエンと同一方向へ循
環回走されるように、該すぐりチエンの搬送作用
長さに沿う横方向への延在状態として付属設置し
たことを第3の特徴とし、 更に、同様な収穫機を前提として、そのすぐり
機構を機体の前方から見た時に、藺草の株元部側
をそのすぐり爪により自づと引掛けて、機体のほ
ぼ横水平方向へ持ち出し搬送する下段すぐりチエ
ンと、 同じく藺草の中間部を引掛け得る高さ位置に臨
みつつ、上記下段すぐりチエンのすぐり爪による
株元部側の持ち出し搬送に伴なつて、その株元部
側をすぐり爪により受け継ぎ状に引掛け乍ら、藺
草の横斜め上方へ持ち上げ搬送して、その藺草を
横倒し姿勢に変向させる上段すぐりチエンとの一
対として形作り、 上記すぐり機構によつてすぐり出された屑藺を
受け止めて細かくカツトする屑藺截断機構を、そ
の下段すぐりチエンを循環回走させるスプロケツ
トの回転軸へ、その回転軸からの取り出し変換動
力により、ほぼ水平な作用面に沿つて往復運動さ
れるバリカン形態として組付けると共に、 上記横倒し姿勢に変向された藺草の株元部側を
後方から受け止めて整然と揃え切る株元截断機構
を、上記回転軸と連動して回転する作業動力分配
軸や伝動ギヤ並びに伝動チエンを経て取り出され
た変換動力により、上記屑藺截断機構の運動作用
面と交叉するほぼ垂直な作用面に沿つて往復運動
されるバリカン形態として、機体の頂面に設置し
たことを第4の特徴とするものである。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的構
成を詳述すると、第1〜3図は乗用型藺草収穫機
の概略全体を表わしており、10はその収穫機の
機体(トラツクフレーム)であつて、その前部の
中央位置にはエンジン11が搭載されている。1
2は同じく機体10の後部中央個所に固定設置さ
れたトランスミツシヨン機構であり、中間軸13
並びに伝動ベルト14などを介して、エンジン1
1に連結されている。
15はそのエンジン11によつて回走駆動され
る左右一対の走行用クローラー、16は機体10
から前方へ派出された作業フレームであつて、そ
の後端部が左右一対の枢支横軸17により機体1
0へ連結されており、その前端部側から油圧シリ
ンダー18によつて昇降作動されるようになつて
いる。そのため、運搬車両に対する収穫機自身の
積み降しや、圃場における枕地の乗り越えなどを
支障なく行なうことができる。
エンジン11の上方位置は全体的は結束床19
として遮断されていると共に、そのエンジン11
の後部に位置するトランスミツシヨン機構12や
中間軸13などの上方が、結束床19との連続的
な藺草束用積載デツキ20として、好ましくは第
2図から示唆されるような側面視の凹溝形態に形
作られている。つまり、機体10における前部位
置の頂面が、一定高さの藺草結束床19として機
能するように定められていると共に、これに後続
する機体10の頂面が結束床19よりも低い積載
デツキ20として形成されており、以つて結束床
19上にて結束された藺草束Mを、そのまま自重
落下的に積載デツキ20へ蹴り出して、その一定
量を収容・自載し得るようになつているわけであ
る。
21はその積載デツキ20の直後位置に配列設
置された収穫機の運転台であり、これには図外の
日除け用天蓋が付属的に架構されることもある。
従つて、オペレーターが運転台21上から操作手
を延ばして、藺草束Mの積載状態を正しく安定に
手直しする如く、直視点検することもできる。但
し、図例のような運転台21を備えた乗用型のみ
に限らず、オペレーターが圃場を歩行し乍ら操縦
する型式の藺草収穫機に対しても、本発明を適用
できること勿論である。
22は上記作業フレーム16上に支承された作
業動力分配軸であつて、収穫機の左右横方向へほ
ぼ水平状態に延在しており、その左右何れか一方
へ偏椅した横端部位置において、上記中間軸13
とベルトや傘歯車機構などを介し伝動連結されて
いる。そして、その作業フレーム16上へ集中的
に配列設置された一連の作業機構へ、そのエンジ
ン11からの駆動力を分配するようになつてい
る。
その作業機構としては、藺草の分草機構Aや引
起し機構B、その穂先部側の挟持搬送機構C、株
元部側の刈取り機構D、茎稈のすぐり機構E、収
束搬送機構F並びに結束機構Gなどから成つてお
り、ほぼ記載順序に藺草へ一連の諸作用が与えら
れることとなる。
即ち、圃場における収穫機の前進走行に伴なつ
て、先づ藺草は分草機構Aにより、その茎稈群の
絡み付き状態が解きほぐし分草されると共に、引
越し機構Bによつて順次正しい起立姿勢に引起さ
れる。次いで、引起された藺草の穂先部側が挟持
搬送機構Cにより弾力的に挟持されたままで、後
方に向かつて吊り上げ搬送され、その挟持作用の
開始と同時か又はその直後において、その株元部
側が刈取り機構Dによりカツトされるのである。
その分草機構Aや引越し機構B、刈取り機構D
並びに挟持搬送機構Cが、第3,7図のような上
方から見た場合において、蒐和収穫機の左右何れ
か一方側(図例では前言方向に向かつて左側位
置)へ偏椅した横端部位置に配列されているこ
と、言うまてもない。23は分草機構Aの振動分
草杆であつて、側面視の後上り傾斜状態に設置さ
れており、固定分草杆24との結合下部前端位置
を支点とし乍、偏心カツプリング25によつてあ
たかも中張りの縄跳び振幅運動に似た回動(公
転)作用を営なむ。
26は引起し機構Bを形作る夢端な引起しチエ
ンであり、これには多数の引起し爪27が起伏自
在に枢着されていると共に、その上方へ回走する
往動時に引起しチエンケース28から突出する如
く起立して、藺草を引起し作用する。又、挟持搬
送機構Cは前後一対づつの複列型プーリー29,
30に緊張掛架された左右一対の無端なベルト組
31,32から成り、その向かい合う両ベルト組
31,32によつて藺草の茎稈を挟み持つ。刈取
り機構Dが所謂バリカン刃から具体化されている
こと、勿論である。
上記挟持搬送機構Cが引起し機構Bの直後に臨
みつつ、藺草の穂先部側を挟持し得る一定高さ位
置にあつて、且つ横方向から見て後上りの傾斜状
態に架設されていることも、第2,6図から明白
な通りであるが、その下方位置には上方から見た
状態において、その穂先部側の挟持搬送方向(収
穫機の後方向)とほぼ直角に交叉する左側又は右
側(図例の場合)の横方向(収穫機の幅員方向)
に沿つて延在するように、すぐり機構Eが配設さ
れているのである。
即ち、すぐり機構Eは図例の場合、藺草の中間
部を引掛けつつ横斜め上方に持ち上げ搬送する上
段すぐりチエン33と、同じく株元部側を引掛け
てほぼ横水平方向へ持ち出し搬送する下段すぐり
チエン34との一対から成り、その何れも第1〜
7図から示唆されるように、機体10における結
束床19の前面相当部(一定高さの前側)へ臨む
位置に設置されている。
その上下一対の無端なすぐりチエン33,34
は、何れもすぐりチエンケース35,36内へ
各々回転軸37,38により軸支された左右一対
のスプロケツト39,40へ張架されていると共
に、これには多数のすぐり爪41,42が起伏自
在に枢着されている。しかも、そのすぐり爪4
1,42は第4,5,7図の矢印で示すように、
すぐり搬送の作用始点a1,a2から作用終点b
1,b2に向かつて往動する時、すぐりチエンケ
ース35,36から各々突出するように起立作用
して、藺草の茎稈を引掛けつつ一方向へ搬送し、
逆方向へ復動する時には、すぐりチエンケース3
5,36内へ埋没伏倒するようになつている。
そして、両すぐりチエン33,34の作用始点
a1,a2は、第2,6図の側面図から明白なよ
うに、上記穂先部側の挟持搬送機構Cから言わば
垂れ下る起立姿勢の藺草へ臨む位置にあり、その
藺草の後方へ向かう吊り上げ搬送作用に際会し
て、その中間部や株元部側がやがて自動的に上下
一対のすぐりチエン33,34へ引掛かるように
対応されている。
又、第4,5図の前方から見た場合には、下段
すぐりチエン34が藺草の株元部側をほぼ横水平
方向へ持ち出す如く、実質上正しい水平設定状態
に延在されており、これに対して上段すぐりチエ
ン33は両図のように、その水平状態の下段すぐ
りチエン34と一定角度αに交叉する所謂横上り
の傾斜設置状態として、その作用終点b1へ行く
に連れて徐々に高くなるように延在されている。
この構成によつて、藺草の株元部側を最終的にほ
ぼ結束床19の高さ位置まで持ち上げ変向させる
趣旨である。
更に、第2,6図から示唆されるように、両す
ぐりチエン33,34は横方向から見た時、その
下段すぐりチエン34のすぐり爪42が前方を正
しく直視する指向状態にあり、他方上段すぐりチ
エン33のすぐり爪41は斜め前上方を指向する
状態にあつて、その両指向線が互いに一定角度β
を保つて交叉していると共に、下段すぐりチエン
34の作用始点a2が前方位置として、これより
も後方に上段すぐりチエン33の作用始点a1が
位置するように関係設定されている。
しかも、第3,7図の平面図から明白な通り、
上段すぐりチエン33はその作用終点b1へ行く
程、徐々に前方へ張り出す傾斜設置状態にあり、
これに対して下段すぐりチエン34は全体的な所
謂横一線の状態に延在し、これによつて両すぐり
チエン33,34が一定角度γをなして交叉して
いると共に、その両作用終点b1,b2が上下位
置関係に隔たりつつも、上方から見て相互のほぼ
同一位置に合致している。
すぐり機構Eは上記のように構成されているた
め、藺草がその穂先部側から挟持搬送機構Cによ
り吊り上げられて、後方へ挟持搬送される作用中
に、その藺草の株元部側と中間部は第5〜7図の
ように、順次下段すぐりチエン34のすぐり爪4
2と、上段すぐりチエン33のすぐり爪41に自
づと引掛かり、その挟持搬送方向とほぼ直角に交
叉する関係の横方向へ持ち出し搬送される過程に
おいて、その中間部から株元部側に向かつてすぐ
り爪41,42により流れることになると一挙同
時に、そのすぐり搬送作用に伴なつて、株元部側
が下段すぐりチエン34から上段すぐりチエン3
3へ順次受け継がれる如く、ほぼ結束床19の高
さ位置まで持ち上げられ、藺草はその引起し当初
と挟持搬送の起立姿勢から、最終的に伏倒姿勢へ
変向されることとなる。
つまり、藺草は挟持搬送機構Cによる穂先部側
の挟持位置を言わば可動支点として、その収穫機
の後方へ向かう搬送作用中に、株元部側がすぐり
機構Eにより第5,7図のようにあたかも扇の輪
郭軌跡L−Lを描きつつ円弧運動して、ほぼ結束
床19の高さ位置まで持ち上げられ、その茎稈に
対する流り作用を受け乍ら最終的な横倒し姿勢に
方向変換されるわけである。
その結果、藺草の絡み付きなどがすぐり爪4
1,42の通り抜けにより、整然と分別されるこ
とになると同時に、その中に浮遊混在している短
小な屑藺Wもすぐり出し選別されるのである。株
元部側の挟持搬送機構Cから不慮に抜け落ちる正
規長さの藺草があるとすれば、これを屑藺Wと同
様にすぐり落されることになる。
Jはそのすぐり出された屑藺Wを確実に受け止
めて、細かくカツトする屑藺截断機構の総称であ
り、第1,5図から示唆されるように、藺草の株
元部側が円弧運動する上記輪郭軌跡L−Lへ、そ
の外側位置から臨むよう、特に下段すぐりチエン
34のチエンケース36に次の通り組付けられて
いる。
即ち、その屑藺Wの截断機構Jを拡大抽出した
第8〜10図において、43は下段すぐりチエン
34の作用終点b2に位置しつつ、そのすぐりチ
エンケース36の上下両面へ、溶媒やリベツトな
どにより固定設置された上下一対の台枠であり、
横方向から見た場合内向きに張り出し屈曲するリ
ツプ付きのチヤンネル溝型を呈していると共に、
その上下一対の言わば背中同志が向かい合つてい
る。
他方、下段すぐりチエン34を循環回走させる
べきスプロケツト40の回転軸38は、その上下
一対の台枠43を貫通するように延長されてお
り、その中途部において両台枠43に保持された
ベアリング44により、回転自在に軸受けされて
いる。45はそのベアリング44のケースであ
り、台枠43の中空内部へ一体連続的に曲成され
ているか、又はその台枠43の取付座部へ別途に
固定設置されている。その場合、図例ではスプロ
ケツト40とその回転軸38とをキー46によ
り、相互一体に回転するよう結合しているが、そ
の一体回転可能である限り、例えばスプラインや
角軸による嵌合形態、その他の手段を採用しても
勿論良い。47はその回転軸38に套嵌されたデ
イスタンスカラー、48はベアリング44の止め
輪である。
又、50は上記回転軸38の両端部へ上下方向
から套嵌され、且つ串差しピン51により一体回
転し得るよう固定された一対のクランクアームで
あつて、その偏心位置から垂立する係合ピン52
が台枠43から外部へ導出されている。53はそ
の台枠43へ施蓋状態として、リベツト54など
により固定された上下一対の張り出し座板であ
り、これがすぐりチエンケース36から前方へ一
定の長さd分だけ張り出す前半部には、鋸歯型の
固定受刃55が連続一体的に刻設されている。5
6はその固定受刃55の背部段面と相俟つて、前
後方向に沿うスライドガイド凹溝57を区成する
ガイド板であり、上記座板53へ重合された状態
のもとで、可動刃58の押え金59と一緒に座板
53へ、リベツト60などにより固定されてい
る。
61はそのガイド凹溝57内を前後方向へ直線
的に往復運動するスライド板であり、その前部位
置には固定受刃55と摺れ合い作用して、所謂バ
リカンを形作る可動刃58が、やはりリベツト6
2などによつて固定一体化されていると共に、同
じくスライド板61の後部位置には上記クランク
アーム50の係合ピン52を受け入れるべき、左
右横方向に沿う細長い開口形状の係合長孔63が
貫通形成されている。
つまり、下段すぐりチエン34を循環回走させ
るスプロケツト40の回転と連帯して、その回転
軸38上のクランクアーム50がクランク連動
し、そのクランクアーム50の係合ピン52とス
ライド板61の受け入れ長孔63との係合作用を
介して、可動刃58が固定受刃55と摺れ合う往
復直線運動を行なうように構成されているわけで
ある。
この点につき、図例の場合下段すぐりチエン3
4は上記した通り、前方から見て実質上正しい水
平設置状態にあり、そのチエンケース36を直交
状に貫通する回転軸38の上下両端部に、これか
らの取り出し変換動力によつてスライド作用する
一対の屑藺截断機構Jが設置されているため、第
10図から明白なように上記すぐり出された屑藺
Wは、実質上その両可動刃58の上下間隔高さh
と相応する長さ寸法の短少なものとして、自動的
に細かくカツトされることになり、その2基によ
りカツト洩れも無くせることとなる。
但し、その両截断機構Jの何れか一方を省略し
て、残る他方の1基のみを設置してもさしつかえ
ない。要すれば、前方から見た場合において、下
段すぐりチエン34により言わば起立姿勢のもと
で、正規な藺草と一緒にほぼ横水平方向へ持ち出
し搬送される屑藺Wを、これと交叉する設置姿勢
にあるバリカンの可動刃58と固定受刃55によ
つて、横方向から確実に受け止めつつ、そのすぐ
りチエン34の回走に連れて往復運動する可動刃
58により、その固定受刃55と相互摺れ合い作
用のもとで、細かく挟み切ることができれば、同
一効果を達成し得るからである。
更に厳密なことを言えば、藺草の株元部側は第
5図の正面図に基き上記した通り、扇の輪郭軌跡
L−Lを描きつつ円弧運動するので、その持ち上
げ変向過程では藺草の姿勢が、或る程度傾くこと
になる。そのため、これに付随している屑藺Wを
正しく向かい入れて受け止めるべく、その姿勢と
ほぼ直交させる意味から、特に上記回転軸38の
上端部側に設置する屑藺截断機構Jの固定受刃5
5と可動刃58は、その摺れ合う刃先部を若干下
向きの傾斜設置姿勢に保つことが好適と言える。
又、図例ではその可動刃58がスプロケツト回
転軸38の1回転毎に、第8,9図の矢印Xで示
す如く1往復のスライド運動を行なうように関係
設定されており、そのすぐりチエン34による搬
送作用速度に比して、可動刃58が著しく速く小
刻みに運動するようになつているので、屑藺Wを
そのまま落下させてしまうような洩れなく、これ
を悉く確実に自動カツトできることとなる。
尚、64は上段すぐりチエン33のチエンケー
ス35と、下段すぐりチエン34のチエンケース
36との相互間に取付けられた上段フロントカバ
ー、65はその下段すぐりチエン34のチエンケ
ース36よりも下方位置に取付けられた下段フロ
ントカバーであり、その両カバー64,65には
上記バリカンを形作る固定受刃55と可動刃58
の導出窓66,67が各々開口されている。
更に、68は屑藺Wの前方に向かう飛び出しを
防止する上下一対の搬送ガイドバーであつて、第
1図かた明白なように下段すぐりチエン34のす
ぐり爪42を挟む如くそのチエンケース36に沿
うほぼ水平な延在状態に付属設置されている。穂
先部側の挟持搬送機構Cから不慮に抜け出す正規
長さの藺草があるとすれば、これを屑藺Wと同じ
くガイドレバー68によつて、その前方へ飛び出
し落下することなく、すぐり爪42へ確実に引掛
かりつつ横方向へ持ち出し搬送されるようになつ
ている。
69は上段すぐりチエン33のチエンケース3
5とほぼ平行して、その前面の直下位置にはやは
り左右横方向へ延在状態として支架された1本の
搬送規制バーであり、これは上記したように下段
すぐりチエン34から上段すぐりチエン33へ乗
り換える如く、藺草の変向作用が行なわれる時
に、その藺草の株元部側が前方へ勢り出し乱れる
ことを規制すべく機能する。
又、70は藺草に付帯する夾雑物の掻き出し用
無端ベルトであつて、多数のラグ71を備えてお
り、上記すぐり機構Eと連動して、その上段すぐ
りチエン33並びに下段すぐりチエン34と同一
方向へ循環回走されるようになつている。これも
エンジン11から分配さた動力により回走作用さ
れるが、その伝動系統は図示省略してある。
そして、この掻き出し用ベルト70にも、下段
すぐりチエン34の上記ガイドバー68と同様な
上下一対の搬送ガイドバー72が、やはりそのラ
グ71を挟む如左右横方向に沿い延在されている
ため、細かくカツトされた屑藺Wはその後落下す
るも、このベルト70のラグ71に自づと引掛か
り、確実に収穫機の横方向へ掻き出し放棄される
ことになる。その収穫機の走行に障害を与えるこ
とがないように、配慮されているわけである。
尚、上記ガイドバー68,72や規制バー69
は、すべてその基端部が引起し機構Bにおける引
起しチエンケース28の所定高さ位置へ、ボルト
やナツトなどによつて固定されており、残る先端
部は所謂自由端部として放任された状態にある。
上記すぐり機構Eにより屑藺Wのすぐり出され
た藺草は、その穂先部側が依然挟持搬送機構Cに
よる挟持中のもとにおいて、同じく株元部側が上
段すぐりチエン33の作用終点b1に到達するや
否や、そのすぐり爪41からはずれて後方へ向か
い振り廻される如く、結束床19上へ勢いよく蹴
り出されることになる。
そして、その結束床19上には第3,7図から
明白な通り、上記挟持搬送機構Cと左右位置関係
の対をなして向かい合う如く、図例の右側横端部
に集束搬送機構Fと、その直後に結束機構Qとが
配列設置されているため、上記蹴り出された藺草
の株元部は集束搬送機構Fを形作るラグ73付き
の無端ベルト74に受け継がれて、結束機構Gに
向かい正しく送り込まれることとなる。そのベル
ト74を循環回走させるプーリー75は、機体1
0上に固定立設されたタイミングギヤケース76
へ、第11〜13図から明白な如く水平軸線廻り
に回転し得るよう軸支されており、上記した作動
動力分配軸22との相互間へ張架された伝動チエ
ン77や伝動ギヤ78などを介して、エンジン1
1により駆動されるようになつている。
結束機構Gもエンジン11からの分配動力によ
つて駆動されること勿論であり、藺草の一定量が
集束搬送機構Fから受け入れられるや否や、感知
ドアー79の作用によつて起動し、その一定量を
藺草束Mとして伏倒姿勢のもとに結束作用する。
その結束後の藺草束Mは放出アーム80によつ
て、その伏倒姿勢のままで結束床19に後続する
積載デツキ20へ、上記した通り自重落下的に蹴
り出し収容される。81はその結束機構Gを形作
るニードル、82はパツカーアーム、83はビル
ガード、84は結束機構Gのカバーである。
その場合、藺草の一定量に対する結束作用の完
了と、その挟持搬送機構Cによる挟持作用の解除
とは時間的なタイミングとして、相互のほぼ同時
に実行されるように関係設定されており、その株
元部の結束時にはその一定量の穂先部側も挟持状
態から解除され、その藺草束Mとして直ちに且つ
円滑に積載デツキ20へ移行されるようになつて
いる。
つまり、これを換言するば、藺草の穂先部側を
挟持搬送する挟持搬送機構Cの作用速度よりも、
株元部側を変向姿勢に搬送するすぐり機構Eの作
用速度の方が、かなり高速に回走駆動するように
定められているわけであり、従つてそのすぐりチ
エン33,34の高速な横送り勢力によつても、
屑藺Wは上記ガイドバー68とも相俟ち、圃場に
落下するまでの時間的な余裕なく、確実に截断機
構Jのバリカン刃に受け止められることになると
共に、そのすぐり選別された正規な藺草の株元部
側が、上記した扇の輪郭軌跡L−Lを描きつつ勢
いよく振り廻される如くに円弧運動し、結束床1
9上の集束搬送機構Fを経て、結束機構Gへ向か
わせられることとなる。
Kはその振り廻される如き指向搬送の過程にお
いて、藺草の株元部を整然と揃え切るための株元
截断機構であり、従いこれは上記挟持搬送機構C
による穂先部側の挟持位置と、刈取り機構Dによ
る株元部側のカツト位置との相互間隔長さをほぼ
半径寸法とする円弧運動の輪郭軌跡L−L上へ、
正しく臨む位置に配設されており、上記振り廻さ
れる藺草の株元部を後方から安定良く受け止め得
るようになつている。しかも、上記屑藺截断機構
Jとの関係では、その屑藺截断機構Jがほぼ水平
な平面に設置されているに対し、株元截断機構K
はこれとほぼ直角に交叉する垂直な平面に設置さ
れているのである。
その株元截断機構Kは第11〜13図から明白
なように、やはり固定受刃85と、これと摺れ合
い作用する可働刃86とから成るバリカン形態で
あり、その受刃85が上記タイミングギヤケース
76へ、ボルト87などにより固定されている。
可動刃86はそのL字型をなす中途部において、
上記ギヤケース76へ横軸88により揺動し得る
よう枢着されている。89はその可動刃86の端
部に開口されたピン受け入れ長孔、90はその長
孔89と係合するピン91を備えたクランクアー
ムであつて、枢支横軸88と平行な回転軸92上
に嵌め付け一体化されている。
そして、その回転軸92上のスプロケツト93
が、上記集束搬送機構Fのプーリー75を回転さ
せる伝動チエン77と咬み合わされており、その
ためやはりエンジン11から分配された駆動力に
よつて、可動刃86は第12,13図の矢印Yで
示す上下方向に往復運動し、固定受刃85との摺
れ合い作用により、藺草の株元部を正しく揃え切
ることができるのである。従つて、上記挟持搬送
機構Cによる穂先部側の挟持位置が万一ズレた
り、或いは抜け出してしまつたりしたような場合
に殊更効果的である。
特に、その穂先部側から抜け出した正規な長さ
の藺草は、もはや屑藺Wと化してしまう結果にな
る処、そのような藺草が万一屑藺截断機構Jの作
用を受けずに、そのまま株元部側から上記の通り
持ち上げ変向されることが起つても、その後結束
床19上の株元截断機構Kにより、必らずやカツ
トされることとなる。その意味において、この株
元部揃え用の截断機構Kも、屑藺Wを細かくカツ
トする機能を併有するものと言えるのであり、屑
藺截断機構Jと協働して、本発明の目的達成上有
機的に作用する。
<発明の効果> 以上のように、本発明では機体10の前後方向
に沿い延在する如く架設されて、刈取られた藺草
の穂積部側を受け入れ挾持し乍ら、その藺草を吊
り下げ状態のもとに後方へ搬送する挟持搬送手段
Cと、 その挟持搬送機構Cの下方位置に臨みつつ、上
方から見た時に上記挟持搬送方向と交叉する機体
10の横方向に沿う延在状態に設置されて、上記
吊り下げ挟持中の藺草を無端なすぐりチエン34
のすぐり爪42により自づと引掛け乍ら、その株
元部側を横方向へ持ち出し搬送して、その藺草の
茎稈に屑藺Wのすぐり出し作用を付与するすぐり
機構Eとを備えた藺草収穫機において、 そのすぐり出された屑藺Wを受け止めて細かく
カツトする屑藺裁断機構Jを、上記すぐり機構E
のすぐりチエン34を循環回走させるスプロケツ
ト40の回転軸38上へ、その回転軸38からの
取り出し変換動力により往復運動されるバリカン
形態として組付けてある構成のため、冒頭に述べ
た従来技術の諸問題を完全に解消できる効果があ
る。
つまり、本発明の屑藺截断機構Jは固定受刃5
5と可動刃58との摺れ合い作用するバリカン形
態として、上記したようにその可動刃58がすぐ
りチエン34の循環回走作用と連動しつつ、その
スプロケツト回転軸38から取り出された変換動
力により、自づと往復直線運動を行なうようにな
つているので、藺草の茎稈中に付属・混在の屑藺
Wはそのすぐりチエン34のすぐり爪42により
解きほぐしすぐり出された状態のもとに、順次連
続的に且つ確実にバリカン刃で受け止められて、
洩れなく自動的に細かくカツトされることとな
り、その処理効果と作業能率に著しく優れる。
しかも、すぐり機構Eのすぐりチエン34を活
用した屑藺Wを掻き込み式となつているため、特
別な掻き込み装置を設ける必要がなく、又そのバ
リカン刃の駆動機構としても、すぐり機構Eのそ
れと別個独立に設置する必要がない。その運動機
構の全体として著しく合理化できることになる。
バリカン形態として、その小型扁平な機構のもと
にすぐり機構Eへ容易に付設することができ、そ
の必要動力としつ小馬力で足りることも相俟つ
て、特に小型収穫機への適用実施上頗る有益と言
える。
更に、図示の実施例に基いて説明した通り、上
記屑藺截断機構Jの設置に加えて、次の関連構成
をも装備させるならば、屑藺Wの処理効果をます
ます向上させることが可能となる。
即ち、バリカン形態をなす屑藺截断機構Jの設
置に加えて、すぐりチエン34から屑藺Wが飛び
出すことを予防する搬送ガイドバー68も、その
すぐりチエン34の搬送作用長さに沿う横方向へ
の延在状態として、付属的に支架させるならば、
すぐり出された屑藺Wを屑藺截断機構Jのバリカ
ン刃へ、洩れなく確実に導入案内することができ
るので、そのカツト処理効果を一層昂め得ること
になる。
又、同じくすぐりチエン34の搬送作用長さに
沿う横方向への延在状態として、そのすぐりチエ
ン34の下方で、且つすぐりチエン34と同一方
向へ回走駆動されるラグ71付きの無端ベルト7
0をも付属設置するならば、藺草に付帯する侠雑
物やカツト後に落下する屑藺Wを捕捉しつつ、や
はり確実に機体10の横方向へ掻き出し放棄でき
ると共に、そのカツト前にあつて穂先部側から抜
け出すことにより、結果的に屑藺Wと化す長い茎
稈をも、すぐりチエン34と協働作用しつつバリ
カン形態の屑藺截断機構Jへ、導入案内的に搬送
して細かくカツトできるのであり、上記処理効果
の向上に役立つ。
更に、すぐり機構Eにより横倒し姿勢に持ち上
げ変向された藺草の株元部側を後方から受け止め
て、その株元部を整然と揃え切る株元截断機構K
をやはりバリカン形態として、上記屑藺截断機構
Jにおけるバリカン刃の運動作用面とほぼ直交す
る作用面に沿つて往復運動するように、機体10
の頂面に設置するならば、穂先部側から抜け出し
て結果的に屑藺Wと化す正規な長さの茎稈が、万
一上記屑藺截断機構Jの作用を受けることなく、
そのまま持ち上げ変向されることが起つても、こ
れを株元截断機構Kのバリカン刃により確実に細
かくカツトできるのであつて、その屑藺処理を洩
れなく完全に遂行できる効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る藺草収穫機の一部切欠き
斜面図、第2,3図は同じく全体概要の側面図と
平面図、第4図はすぐり機構を抽出して示す拡大
正面図、第5〜7図は作用を説明するために模式
化した正面図、側面図並びに平面図、第8図は屑
藺截断機構を抽出して示す拡大斜視図、第9図は
同じく拡大平面図、第10図は第9図の10−1
0線断面図、第11,12図は集束搬送機構と結
束機構並びに株元截断機構の配列関係状態を抽出
して示す拡大平面図と拡大側面図、第13図はそ
の株元截断機構の駆動系統を示す概略側面図であ
る。 A……分草機構、B……引起し機構、C……挟
持搬送機構、D……刈取り機構、E……すぐり機
構、F……集束搬送機構、G……結束機構、J…
…屑藺截断機構、K……株元截断機構、M……藺
草束、W……屑藺、10……機体、11……エン
ジン、33……上段すぐりチエン、34……下段
すぐりチエン、35,36……すぐりチエンケー
ス、37,38……回転軸、39,40……スプ
ロケツト、41,42……すぐり爪、43……台
枠、50,90……クランクアーム、55,85
……固定受刃、58,86……可動刃、68,7
2……ガイドバー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機体10の前後方向に沿い延在する如く架設
    されて、刈取られた藺草の穂積部側を受け入れ挾
    持し乍ら、その藺草を吊り下げ状態のもとに後方
    へ搬送する挟持搬送機構Cと、 その挟持搬送機構Cの下方位置に臨みつつ、上
    方から見た時に上記挟持搬送方向と交叉する機体
    10の横方向に沿う延在状態に設置されて、上記
    吊り下げ挟持中の藺草を無端なすぐりチエン34
    のすぐり爪42により自づと引掛け乍ら、その株
    元部側を横方向へ持ち出し搬送して、その藺草の
    茎稈に屑藺Wのすぐり出し作用を付与するすぐり
    機構Eとを備えた藺草収穫機において、 そのすぐり出された屑藺Wを受け止めて細かく
    カツトする屑藺截断機構Jを、上記すぐり機構E
    のすぐりチエン34を循環回走させるスプロケツ
    ト40の回転軸38上へ、その回転軸38からの
    取り出し変換動力により往復運動されるバリカン
    形態として組付けたことを特徴とする藺草収穫機
    における屑藺の自動処理装置。 2 スプロケツト40の回転軸38をすぐりチエ
    ン34のチエンケース36へ、その上下貫通状態
    に支持させると共に、そのチエンケース36から
    導出する上下両端部に、一対の屑藺截断機構Jを
    組付けたことを特徴とする特許請求の範囲・第1
    項記載の藺草収穫機における屑藺の自動処理装
    置。 3 すぐり機構Eを機体10の前方から見た時
    に、藺草の株元部側をそのすぐり爪42により自
    づと引掛けて、機体10のほぼ横水平方向へ持ち
    出し搬送する下段すぐりチエン34と、 同じく藺草の中間部を引掛け得る高さ位置に臨
    みつつ、上記下段すぐりチエン34のすぐり爪4
    2による株元部側の持ち出し搬送に伴なつて、そ
    の株元部側をすぐり爪41により受け継ぎ状に引
    掛け乍ら、藺草の横斜め上方へ持ち上げ搬送し
    て、その藺草を横倒し姿勢に変向させる上段すぐ
    りチエン33との一対として形作ると共に、 その下段すぐりチエン34を循環回走させるス
    プロケツト40の回転軸38上へ、その回転軸3
    8からの取り出し変換動力により、ほぼ水平な作
    用面に沿つて往復運動されるバリカン形態の屑藺
    截断機構Jを組付けたことを特徴とする特許請求
    の範囲・第1項記載の藺草収穫における屑藺の自
    動処理装置。 4 機体10の前後方向に沿い延在する如く架設
    されて、刈取られた藺草の穂先部側を受け入れ挾
    持し乍ら、その藺草を吊り下げ状態のもとに後方
    へ搬送する挟持搬送機構Cと、 その挟持搬送機構Cの下方位置に臨みつつ、上
    方から見た時に上記挟持搬送方向と交叉する機体
    10の横方向に沿う延在状態に設置されて、上記
    吊り下げ挟持中の藺草を無端なすぐりチエン34
    のすぐり爪42により自づと引掛け乍ら、その株
    元部側を横方向へ持ち出し搬送して、その藺草の
    茎稈に屑藺Wのすぐり出し作用を付与するすぐり
    機構Eとを備えた藺草収穫機において、 そのすぐり出された屑藺Wを受け止めて細かく
    カツトする屑藺藺截断機構Jを、上記すぐり機構
    Eのすぐりチエン34を循環回走させるスプロケ
    ツト40の回転軸38上へ、その回転軸38から
    の取り出し変換動力により往復運動されるバリカ
    ン形態として組付けると共に、 そのすぐりチエン34から屑藺Wが飛び出すこ
    とを規制する搬送ガイドバー68を、そのすぐり
    チエン34の搬送作用長さに沿う横方向への延在
    状態として付属設置したことを特徴とする藺草収
    穫機における屑藺の自動処理装置。 5 機体10の前後方向に沿い延在する如く架設
    されて、刈取られた藺草の穂先部側を受け入れ挾
    持し乍ら、その藺草を吊り下げ状態のもとに後方
    へ搬送する挟持搬送機構Cと、 その挟持搬送機構Cの下方位置に臨みつつ、上
    方から見た時に上記挟持搬送方向と交叉する機体
    10の横方向に沿う延在状態に設置されて、上記
    吊り下げ挟持中の藺草を無端なすぐりチエン34
    のすぐり爪42により自づと引掛け乍ら、その株
    元部側を横方向へ持ち出し搬送して、その藺草の
    茎稈に屑藺Wのすぐり出し作用を付与するすぐり
    機構Eとを備えた藺草収穫機において、 そのすぐり出された屑藺Wを受け止めて細かく
    カツトする屑藺截断機構Jを、上記すぐり機構E
    のすぐりチエン34を循環回走させるスプロケツ
    ト40の回転軸38上へ、その回転軸38からの
    取り出し変換動力により往復運動されるバリカン
    形態として組付けると共に、 その細かくカツトされて落下する屑藺Wや藺草
    に付帯する夾雑物を掻き落すラグ71付きの無端
    ベルト70を、上記すぐり機構Eと連動しつつそ
    のすぐりチエン34の下方で、且つすぐりチエン
    34と同一方向へ循環回走されるように、該すぐ
    りチエン34の搬送作用長さに沿う横方向への延
    在状態として付属設置したことを特徴とする藺草
    収穫機における屑藺の自動処理装置。 6 機体10の前後方向に沿い延在する如く架設
    されて、刈取られた藺草の穂先部側を受け入れ挾
    持し乍ら、その藺草を吊り下げ状態のもとに後方
    へ搬送する挟持搬送機構Cと、 その挟持搬送機構Cの下方位置に臨みつつ、上
    方から見た時に上記挟持搬送方向と交叉する機体
    10の横方向に沿う延在状態に設置されて、上記
    吊り下げ挟持中の藺草を無端なすぐりチエン34
    のすぐり爪42により自づと引掛け乍ら、その株
    元部側を横方向へ持ち出し搬送して、その藺草の
    茎稈に屑藺Wのすぐり出し作用を付与するすぐり
    機構Eとを備えた藺草収穫機において、 そのすぐり機構Eを機体10の前方から見た時
    に、藺草の株元部側をそのすぐり爪42により自
    づと引掛けて、機体10のほぼ横水平方向へ持ち
    出し搬送する下段すぐりチエン34と、 同じく藺草の中間部を引掛け得る高さ位置に臨
    みつつ、上記下段すぐりチエン34のすぐり爪4
    2による株元部側の持ち出し搬送に伴なつて、そ
    の株元部側をすぐり爪41により受け継ぎ状に引
    掛け乍ら、藺草の横斜め上方へ持ち上げ搬送し
    て、その藺草を横倒し姿勢に変向させる上段すぐ
    りチエン33との一対として形作り、 上記すぐり機構Eによつてすぐり出された屑藺
    Wを受け止めて細かくカツトする屑藺裁断機構J
    を、その下段すぐりチエン34を循環回走させる
    スプロケツト40の回転軸38上へ、その回転軸
    38からの取り出し変換動力により、ほぼ水平な
    作用面に沿つて往復運動されるバリカン形態とし
    て組付けると共に、 上記横倒し姿勢に変向された藺草の株元部側を
    後方から受け止めて整然と揃え切る株元截断機構
    Kを、上記回転軸38と連動して回転する作業動
    力分配軸22や伝動ギヤ78並びに伝動チエン7
    7を経て取り出された変換動力により、上記屑藺
    截断機構Jの運動作用面と交叉するほぼ垂直な作
    用面に沿つて往復運動されるバリカン形態とし
    て、機体10の頂面に設置したことを特徴とする
    藺草収穫機における屑藺の自動処理装置。
JP19654086A 1986-08-21 1986-08-21 藺草収穫機における屑藺の自動処理装置 Granted JPS6352812A (ja)

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JPH0712254B2 (ja) * 1988-02-03 1995-02-15 株式会社クボタ 藺草ハーベスタ
JPH088587Y2 (ja) * 1989-05-12 1996-03-13 株式会社クボタ 藺草ハーベスタ
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